JP2008199145A - 電子機器 - Google Patents

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Koichi Toyama
光市 戸山
Nobuyuki Kato
伸之 加藤
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Abstract

【課題】 電子カメラなどの電子機器において、電子機器の姿勢の判定を、ユーザーの意図に即して行うことのできる手段を提供することを目的とする。
【解決手段】 前面部と背面部とを有する筐体と、前記背面部に設置されたモニタと、前記背面部の周辺に位置する指の位置を検出する指センサと、前記指センサの出力に基づいて、前記筐体の保持されている姿勢を判定する制御部と、を備えることを特徴とする電子機器。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像等を表示するモニタを有する電子機器に関する。
従来から、モニタなどに表示する画像の向きを電子機器の姿勢に応じて自動的に変更する電子機器が公知である。
なお、特許文献1には、液体スイッチなどからなるカメラ姿勢検出用センサを設け、このセンサからの出力を、撮像した画像の向きを指定する情報として画像のデータとともに記録する電子カメラが開示されている。
特公平4−12673号公報
ところで、撮像される被写体の姿勢やユーザーの電子カメラの構え方によっては、重力方向を基準とする電子カメラの姿勢と、撮像した画像を表示するときの好ましい向きとが常に一致するとは限らない。そのため、従来のカメラ姿勢検出用センサによると、撮像した画像などが好ましい向きで必ずしも表示されないことがある点で改善の余地があった。
そこで、本発明では、電子カメラなどの電子機器において、電子機器の姿勢の判定を、ユーザーの意図に即して行うことのできる手段を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電子機器は、前面部と背面部とを有する筐体と、前記背面部に設置されたモニタと、前記背面部の周辺に位置する指の位置を検出する指センサと、前記指センサの出力に基づいて、前記筐体の保持されている姿勢を判定する制御部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の電子機器は、請求項1に記載の電子機器において、前記指センサは、前記モニタ上に配置されたタッチパネルであることを特徴とする。
請求項3に記載の電子機器は、請求項1または2に記載の電子機器において、前記電子機器は、被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子をさらに備える撮像装置であって、前記制御部は、撮像時における前記姿勢の情報を前記画像のデータに対応付けして記録することを特徴とする。
請求項4に記載の電子機器は、請求項1または2に記載の電子機器において、前記電子機器は、被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子をさらに備える撮像装置であって、前記制御部は、前記姿勢の状態に基づいて、前記モニタ上に表示された画像および情報表示の少なくとも一方の向きを変更することを特徴とする。
請求項5に記載の電子機器は、請求項4に記載の電子機器において、前記制御部は、撮像時または前記画像の再生時に、前記姿勢の状態に基づいて前記モニタ上に表示された画像の向きを変更することを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、電子機器の背面周辺に接触している指の位置に基づいて、電子機器の姿勢を判定することが可能となる。
図1は、本実施形態の電子カメラの外観を背面側から示す斜視図である。この電子カメラの筐体20の背面部22には、モニタ5と、モニタ5の表面全体に積層されたタッチパネル4とが配置されている。なお、図1には示されないが筐体20の前面部21には撮像レンズ1が配置されている。また筐体20の天面には、レリーズ釦9が配置されている。
図2は、本実施形態の電子カメラの内部構成を示すブロック図である。
電子カメラは、撮像レンズ1と、撮像素子2と、A/D変換部3と、タッチパネル4と、モニタ5と、制御部6と、画像処理部7と、バッファメモリ8と、記録I/F10と、記録媒体11と、バス12とを備える。なお、A/D変換部3と、モニタ5と、制御部6と、画像処理部7と、バッファメモリ8と、記録I/F10とは、それぞれバス12を介して接続されている。
撮像レンズ1は、撮像素子2の撮像面に被写体像を結像させる。
撮像素子2は、撮像レンズ1を通過した光束による被写体像を光電変換し、アナログ画像信号を生成する。撮像素子2の出力はA/D変換部3に接続されている。ここで、被写体を撮影するための撮影モードにおいて撮像素子2は、レリーズ時に記録用画像(本画像)を撮像する。また、撮像素子2は、撮影モードの撮影待機時(非レリーズ時)にも所定間隔毎にスルー画像を撮像する。上記のスルー画像のデータは撮像素子2から間引き読み出しされて、制御部6による各種の演算処理やモニタ5の表示などに使用される。
A/D変換部3は、撮像素子2の出力信号のA/D変換を行う。
タッチパネル4は、パネル上での指(またはスタイラスなど)の接触位置を検出する。タッチパネル4の出力は制御部6に接続されている。
なお、タッチパネル4は、モニタ5の表面全体に積層して配置するため、モニタ5と同等の大きさを有する透明なパネルで構成されている。また、本実施形態の例では、タッチパネル4は、静電気による電気信号を感知する静電容量式のパネルで構成されている。なお、静電容量式に限らず、圧力による電圧の変化を検知する抵抗膜式のパネルなどを用いてもよい。
ここで、図3(a)は、本実施形態の電子カメラの背面図である。また、図3(b)は、タッチパネル4の概略図である。本実施形態の例では、タッチパネル4は、筐体20の背面の長手方向に横長となるように設置されている。ここで、タッチパネル4は、図3(b)に示すように、正方形のセル状のエリア単位で指などの接触の有無を検出する。なお、簡単のため、図3(b)では、パネルの横方向をX軸、縦方向をY軸とし、また、タッチパネル4を77個のエリアに分割した例を示している。
例えば、電子カメラの天面が上を向いている状態で横向きに電子カメラを構えるとき(正位置の姿勢)、パネル上に接触する指の範囲は、図3(a)の斜線で囲まれた楕円の領域となる。このとき、タッチパネル4は、図3(b)の塗りつぶされたエリアを指の位置として検出する。
モニタ5は、制御部6の指示する画面を表示する。本実施形態の例では、モニタ5は液晶モニタで構成されている。このモニタ5には、撮影待機時にスルー画像が表示される。また、モニタ5には、GUI(Graphical User Interface)形式の入力が可能なメニュー画面なども表示することができる。上記のメニュー画面では、タッチパネル4の入力に応じて、各種項目の入力を実行する。例えば、上記のメニュー画面では、レリーズ手段の選択を制御部6に対してユーザーが入力できる。具体的には、ユーザーは、GUI形式のレリーズ釦30での撮影の可否をメニュー画面で変更できる。さらに、上記のメニュー画面では、レリーズ釦9で撮影を行うときに、電子カメラの姿勢の指定(例えば、正位置と後述の逆位置との入力による指定)を制御部6に入力できる。
なお、図4では、GUI形式のレリーズ釦30で撮影を可能とする場合の表示画像を示している。この場合には、モニタ5上にスルー画像とともにレリーズ釦30が表示される。このレリーズ釦30への入力はタッチパネル4で行われる。
制御部6は、所定のシークエンスプログラムにしたがって、電子カメラの総括的な制御を行うプロセッサである。なお、制御部6は、撮影待機時、レリーズ時、本画像の再生時において、タッチパネル4からの位置情報に基づいて、電子カメラの姿勢を判定する。
画像処理部7は、A/D変換部3から出力されたデジタル信号に各種の画像処理(色補間、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整、圧縮伸長処理など)を施して本画像のデータを生成する。また、画像処理部7は、本画像の再生時やスルー画像の表示において、制御部6の指示に基づいて、モニタ5に表示するための表示画像を生成する。また、画像処理部7は、上記の表示画像の解像度変換や回転を行う。
バッファメモリ8は、画像処理部7による画像処理の前工程や後工程で本画像のデータを一時的に記録する。
レリーズ釦9は、レリーズタイミングの入力指示をユーザーから受け付ける。レリーズ釦9の出力は制御部6に接続されている。
記録I/F10は、記録媒体11を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F10は、コネクタに接続された記録媒体11に対してデータの書き込み/読み込みを実行する。
以下、本実施形態の電子カメラの姿勢の判定方法について説明する。なお、以下の場合では、タッチパネル4によるレリーズ釦30で撮像を行う場合や、本画像の再生表示をモニタ5で鑑賞する場合を前提として説明を行う。
タッチパネル4は、パネル上に接触した指の位置を検出して、指の位置情報を制御部6に出力する。制御部6は、この位置情報に基づいて、図4に示す(1)正位置、(2)逆位置、(3)右側を上にした縦位置、(4)左側を上にした縦位置、の4つの電子カメラの姿勢のうち、いずれの姿勢であるかを以下の要領で判定する。なお、本実施例では、(1)正位置(電子カメラの天面が上を向いている状態で横向きに電子カメラを構える位置)を電子カメラの基準の姿勢とする。そして、(2)〜(4)の各姿勢は、(1)の正位置の姿勢の電子カメラをそれぞれ順に、180度回転させた姿勢((2)の逆位置)、反時計回りに90度回転させた姿勢((3)の縦位置)、時計回りに90度回転させた姿勢((4)の縦位置)である。
まず、制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置に基づいて、電子カメラが横向きか否かを次のように判定する。例えば、ユーザーが通常両手で電子カメラを横向きに構えているときには、パネルの左右両側に指が接触する。一方、ユーザーが通常両手で電子カメラを縦向きに構えているときには、正位置のパネルの向きを基準にすると、パネルの上下両側に指が接触する。
したがって、制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置がパネルの左右両側に分布している場合は、電子カメラが横向き((1)の正位置または(2)の逆位置)であると判定する。一方、制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置がパネルの上下両側に分布している場合は、電子カメラが縦向き((3)の縦位置または(4)の縦位置)であると判定する。
なお、片手で電子カメラを構えているときにも、タッチパネル4は上下左右いずれか片側に指の位置を検出できるので、制御部6は、上記の場合に準じて、電子カメラが横向きか否かを判定可能である。
次に、制御部6は、電子カメラが(1)の正位置または(2)の逆位置のいずれであるか、および(3)の縦位置または(4)の縦位置のいずれであるかを判定する。
まず、制御部6は、電子カメラの姿勢が(1)の正位置または(2)の逆位置のいずれであるかを次のように判定する。
制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置を、タッチパネル4の横方向をX軸、縦方向をY軸とする座標系に変換する。ここで、ユーザーが(1)の正位置で電子カメラを構えているときには、一般的に指の先がパネルの上側に接触する。したがって、図3(b)に示すようにパネルの左下側を座標の原点とすると、Y軸方向の値が大きくなる領域に指の接触位置が分布することとなる。
そのため、制御部6は、指の接触位置がY軸方向の値の大きな領域に分布する場合には、電子カメラの姿勢が(1)の正位置であると判定する。一方、指の接触位置がY軸方向の値の小さな領域に分布する場合には、パネルの下側に指があり、電子カメラを逆位置の姿勢で構えていると推定できる。そのため、制御部6は、電子カメラの姿勢が(2)の逆位置であると判定する。
また、制御部6は、電子カメラが(3)の縦位置または(4)の縦位置のいずれであるかを次のように判定する。
制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置を上記と同じ要領で座標系に変換する。ここで、ユーザーが(3)の縦位置で電子カメラを構えているときには、正位置のパネルの向きを基準にすると、一般的に指の先がパネルの右側に接触する。したがって、図3(b)に示すようにパネルの左下側を座標の原点とすると、X軸方向の値が大きくなる領域に指の接触位置が分布することとなる。
そのため、制御部6は、指の接触位置がX軸方向の値の大きな領域に分布する場合には、電子カメラの姿勢が(3)の縦位置であると判定する。一方、指の接触位置がX軸方向の値の小さな領域に分布する場合には、パネルの左側に指があり、電子カメラを(4)の縦位置の姿勢で構えていると推定できる。そのため、制御部6は、電子カメラの姿勢が(4)の縦位置であると判定する。
以下、本実施形態の電子カメラの動作を説明する。
まず、撮像時における電子カメラの動作の概略を説明する。
制御部6は、電子カメラの姿勢を判定して、図4に示すように、(1)〜(4)の電子カメラの姿勢にそれぞれ対応して、モニタ5に表示されたレリーズ釦30、メニュー画面の項目、スルー画像を表示しているときのオンスクリーン表示(残フレーム数や撮像条件の表示など)の向きを変更する(なお、図4では、スルー画像のオンスクリーン表示などは省略する)。
また、制御部6は、レリーズ釦9が全押し(またはモニタ5上のレリーズ釦30が押圧)されると、撮像時における電子カメラの姿勢の情報を本画像のデータに対応付けして記録媒体11に記録する。例えば、画像のファイルがExif規格に準拠する場合には、電子カメラの姿勢のデータは画像ファイルのヘッダ部分に記録される。
次に、再生時における電子カメラの動作の概略を説明する。図6は、本画像のデータと表示画像のデータの一例を示す図である。なお、この場合の電子カメラの動作は、ユーザーがメニュー画面の設定操作により再生したい本画像を選択したときに、制御部6によって自動的に行われる。
まず、制御部6は、再生時における現在の電子カメラの姿勢を判定する。そして、制御部6は再生時の電子カメラの姿勢の情報を画像処理部7に出力する。
そして、制御部6は、本画像のデータと、撮像時の電子カメラの姿勢の情報とを記録媒体11から読み出して、画像処理部7に出力する。画像処理部7は、電子カメラの姿勢を撮像時と再生時とで比較する。両者の姿勢が一致する場合には、画像処理部7は、本画像の向きは変えずに解像度をモニタ5にあわせた表示画像を生成する。例えば、正位置で撮像された本画像を正位置に保持した電子カメラで再生表示する場合、図6のように、画像処理部7は本画像aと同じ向きの表示画像cをモニタ5に表示する。
一方、撮像時および再生時の電子カメラの姿勢が一致しない場合には、再生時の電子カメラの姿勢に応じて、以下のように表示画像を生成してモニタ5に表示する。
具体的には、画像処理部7は、まず、撮像時と再生時とで電子カメラの縦横の向きが同じか否かを判定する。本実施例において、横向きに撮像した画像と縦向きに撮像した画像とでは、画像の縦と横の長さが異なる。したがって、撮像時と再生時とで電子カメラの縦横の向きが異なる場合には、再生時の電子カメラの姿勢に応じて、画像を回転させるとともに、撮像した画像を縮小する必要があるためである。
画像処理部7は、撮像時と再生時とで電子カメラの縦横の向きが同じである場合(例えば、(3)の縦位置で撮像された本画像を(4)の縦位置に保持した電子カメラで再生表示する場合)には、本画像を180度回転させた状態で、モニタ5の解像度に合わせた表示画像を生成する。
一方、画像処理部7は、撮像時と再生時とで電子カメラの縦横の向きが異なる場合には、再生時の電子カメラの姿勢に応じて、本画像を回転させるとともに、縮小された表示画像を生成して、モニタ5に表示する。具体的には、画像処理部7は、再生時の電子カメラの姿勢に応じて、本画像を時計回りに90度または反時計回りに90度回転させる。そして、画像処理部7は、この回転させた本画像をアスペクト比を保持しつつ、モニタ5に表示できる大きさに縮小した表示画像を生成する。例えば、(1)の正位置で撮像された本画像を(3)の縦位置に保持した電子カメラで再生表示する場合、画像処理部7は、図6の本画像aに基づいて表示画像bを生成する。また、(3)の縦位置で撮像された本画像を(1)の正位置に保持した電子カメラで再生表示する場合、画像処理部7は、本画像dに基づいて表示画像fを生成する。
なお、画像処理部7は、撮像時や再生時において、電子カメラの姿勢が変化したときは、表示画像などの表示状態を変更することができる。例えば、制御部6が電子カメラの姿勢の変化を検出したときには、表示画像bと表示画像cとが相互に切り替わり、また、表示画像eと表示画像fとが相互に切り替わる。
以下、本実施形態の作用効果を説明する。
上記の実施形態の電子カメラでは、制御部6がタッチパネル4の検出する指の接触位置に基づいて、電子カメラの姿勢を判定している。したがって、ユーザーの姿勢や電子カメラの構え方に拘わらず、電子カメラの姿勢を適切に判定することができる。さらに、再生時の電子カメラの姿勢に応じて、表示画像の向きを変更するので、よりユーザーにとって使い勝手のよい電子カメラとなり得る。
また、本実施形態の電子カメラではタッチパネル4の他に別途姿勢検出センサを内蔵させる必要がないので、電子カメラの構成におけるレイアウトの自由度が向上する。
(実施形態の補足)
(a)上記実施例で電子カメラの縦横の向きの判定において、制御部6は、図5に例示するように、予め電子カメラが横向きと縦向きになるパターンの分布図を不図示のメモリに記録しておき、この記録したパターンと比較して、電子カメラの姿勢を判定してもよい。なお、電子カメラの構え方には個人差があると考えられるため、図5において、濃く塗りつぶされたエリアのみで電子カメラの姿勢の判定を行ってもよい。
(b)また、レリーズ釦9を用いて撮像する場合には、ユーザーはレリーズ釦9の位置に応じて、上述の再生時とは異なる指の向きで電子カメラを構えている可能性がある。したがって、制御部6は、レリーズ釦9を押しやすい状態に電子カメラを構えた指の位置に基づいて、電子カメラの姿勢の判定を行ってもよい。例えば、ユーザーが(3)の縦位置に電子カメラを構えているときは、レリーズ釦9の位置に応じて、パネルの上側と右側に指が接触する可能性がある。したがって、制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置がパネルの上側と右側に分布している場合には、電子カメラの姿勢が(3)の縦位置であると判定してもよい。
また、ユーザーが(4)の縦位置に電子カメラを構えているときは、レリーズ釦9の位置に応じて、パネルの下側と右側に指が接触する可能性がある。したがって、制御部6は、タッチパネル4の検出する指の接触位置がパネルの下側と右側に分布している場合には、電子カメラの姿勢が(4)の縦位置であると判定してもよい。なお、(1)の正位置で電子カメラを構えているときは、制御部6は、上述の場合と同様に判定を行う。(なお、(2)の逆位置であるか否かは予めユーザーの入力によって対応することができる。)
(c)本発明の姿勢判定の構成は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、タッチパネル4に指紋センサーの機能を追加して、ユーザーの指紋を予め電子カメラに記録させておく。そして、制御部6は、この記録した指紋の向きと指紋センサーに接触する指の向きとに基づいて、電子カメラの姿勢を判定するようにしてもよい。
また、他の例として、電子カメラの上面と下面と両側側面に接触位置を検出するタッチセンサー等を設置する。そして、このタッチセンサーが感知するユーザーの指の向きに応じて、制御部6が電子カメラの姿勢を判定するようにしてもよい。
(d)また、本実施形態の電子機器は電子カメラに限定されず、例えば、画像再生装置(ビューアー)やPDAなどであってもよい。
本実施形態の電子カメラの外観を背面側から示す斜視図 本実施形態の電子カメラの内部構成を示すブロック図 (a)電子カメラの背面図、(b)タッチパネル4の概略図 電子カメラの姿勢を示す図 電子カメラが横向きと横向きになるパターンの一例を示す図 本画像のデータと表示画像のデータの一例を示す図
符号の説明
2:撮像素子、4:タッチパネル、5:モニタ、6:制御部、20:筐体、21:前面部、22:背面部

Claims (5)

  1. 前面部と背面部とを有する筐体と、
    前記背面部に設置されたモニタと、
    前記背面部の周辺に位置する指の位置を検出する指センサと、
    前記指センサの出力に基づいて、前記筐体の保持されている姿勢を判定する制御部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記指センサは、前記モニタ上に配置されたタッチパネルであることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子をさらに備える撮像装置であって、
    前記制御部は、撮像時における前記姿勢の情報を前記画像のデータに対応付けして記録することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記電子機器は、被写体を撮像して画像のデータを生成する撮像素子をさらに備える撮像装置であって、
    前記制御部は、前記姿勢の状態に基づいて、前記モニタ上に表示された画像および情報表示の少なくとも一方の向きを変更することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    前記制御部は、撮像時または前記画像の再生時に、前記姿勢の状態に基づいて前記モニタ上に表示された画像の向きを変更することを特徴とする電子機器。
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