JP2008198430A - バックライト装置、及びこれを用いた表示装置 - Google Patents

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Shinji Sadamitsu
慎司 貞光
Toshiya Aoki
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Abstract

【課題】PWM調光を用いて、発光ダイオードの駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生を防ぐことができるバックライト装置、及びこれを用いた表示装置を提供する。
【解決手段】所定の配列方向に沿って並べられた複数の発光ダイオード41、42、及びPWM調光を用いて、複数の発光ダイオード41、42の駆動制御を行うLED駆動制御部11aを設ける。さらに、LED駆動制御部11aは、配列方向で隣接する2つの発光ダイオード41、42に対し、PWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、当該隣接する2つの発光ダイオード41、42を点灯駆動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、バックライト装置、特に光源としての発光ダイオードを有するバックライト装置、及びこれを用いた表示装置に関する。
近年、例えば液晶表示装置は、在来のブラウン管に比べて薄型、軽量などの特長を有するフラットパネルディスプレイとして、液晶テレビ、モニター、携帯電話などに幅広く利用されている。このような液晶表示装置には、光を発光するバックライト装置と、バックライト装置に設けられた光源からの光に対しシャッターの役割を果たすことで所望画像を表示する液晶パネルとが含まれている。
また、上記バックライト装置には、冷陰極管や熱陰極管からなる線状光源を液晶パネルの側方または下方に配置したエッジライト型または直下型のものが提供されている。しかるに、上記のような冷陰極管等には水銀が含まれており、廃棄する冷陰極管のリサイクル等を行い難かった。そこで、水銀を使用していない発光ダイオード(LED)を光源に用いたバックライト装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
また、上記のような従来のバックライト装置では、電流調光またはPWM調光を用いて、発光ダイオードを駆動制御することが知られているが、高性能なバックライト装置では、通常、PWM調光が採用されている。すなわち、PWM調光を用いた場合、周知のように、電流調光を用いた場合に比べて、消費電力及び発熱等を抑えて発光ダイオードを点灯駆動させることができるので、発光ダイオードの設置数を増加させ易く、高輝度なバックライト装置を容易に構成することができるからである。また、PWM調光は、電流調光に比べ発光ダイオードの調整可能な光量範囲(調光範囲)を容易に広くすることができ、出射光の調整可能な輝度範囲が広いバックライト装置を容易に構成することができるからである。
特開2005−250020号公報
しかしながら、上記のような従来のバックライト装置では、PWM調光による発光ダイオードの点滅動作に起因して、輝度ムラやフリッカが発生することがあった。
具体的にいえば、上記液晶パネルは特定の周波数で点滅するデバイスであり、例えば一般的なVGAサイズの液晶パネルの場合、ドットの駆動周波数は25MHz程度である。それ故、上記VGAサイズの液晶パネルの場合、1水平ラインの駆動時間(点滅時間)は35マイクロ秒(約26KHz)程度である。一方、バックライト装置では、PWM調光でのPWM周波数(発光ダイオードの駆動周波数)は数十KHz〜1MHz程度である。
上記のように、液晶パネルの点滅動作とPWM調光による発光ダイオードの点滅動作とは、各々単独であれば人間の感知速度よりも十分に早いため、それぞれが点滅動作していることを人間が感知することは無い。しかしながら、発光ダイオードの点滅周期がパネル点滅周期の整数倍あるいはその近くの値になると、発光ダイオードの点滅動作と液晶パネルの点滅動作との間で干渉が生じて、人間の目には液晶パネルが点滅動作をしているように視認されることがある。つまり、従来のバックライト装置では、PWM調光による発光ダイオードのオン/オフ動作(点滅動作)と、液晶パネルでの表示動作(点滅動作)とが相互に干渉して、液晶パネル上での輝度ムラやフリッカが発生するという問題点を生じることがあった。
上記の課題に鑑み、本発明は、PWM調光を用いて、発光ダイオードの駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生を防ぐことができるバックライト装置、及びこれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるバックライト装置は、所定の配列方向に沿って並べられた複数の発光ダイオード、及びPWM調光を用いて、前記複数の発光ダイオードの駆動制御を行うLED駆動制御部を備えたバックライト装置であって、
前記LED駆動制御部は、前記配列方向で隣接する2つの発光ダイオードに対し、前記PWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、当該隣接する2つの発光ダイオードを点灯駆動させることを特徴とするものである。
上記のように構成されたバックライト装置では、上記配列方向で隣接する2つの発光ダイオードに対し、LED駆動制御部がPWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、当該隣接する2つの発光ダイオードを点灯駆動させている。これにより、上記従来例と異なり、PWM調光を用いて、発光ダイオードの駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生を防ぐことができる。
また、上記バックライト装置において、直列に接続されたM個(Mは1以上の整数)の発光ダイオードを各々具備する、Nチャネル(Nは2以上の整数)の発光ダイオード群が、前記複数の発光ダイオードによって構成され、
前記LED駆動制御部は、前記発光ダイオード群単位に、前記PWM調光のオン/オフの位相を変更することが好ましい。
この場合、発光ダイオードの設置数を増加させたときでも、回路規模が大きくなるのを抑制することができるとともに、発光ダイオードの駆動制御が複雑化するのを防止することができる。
また、上記バックライト装置において、前記LED駆動制御部は、入力された調光指示信号に従って、前記PWM調光のオン/オフデューティ比を決定してもよい。
この場合、LED駆動制御部は、入力された調光指示信号に応じて、上記複数の各発光ダイオードからの光量を増減させることができ、バックライト装置から照射される光の輝度を適切に変更することができる。
また、上記バックライト装置において、前記発光ダイオードでは、発光面が被照射物に対して直線上に配置されてもよい。
この場合、輝度ムラ及びフリッカの発生が防がれた直下型のバックライト装置を構成することができ、高輝度化されたバックライト装置を容易に得ることができる。
また、上記バックライト装置において、前記発光ダイオードからの光が導入される導光板を備えていることが好ましい。
この場合、輝度ムラ及びフリッカの発生が防がれたエッジライト型のバックライト装置を構成することができ、薄型化されたバックライト装置を容易に得ることができる。
また、上記バックライト装置において、前記LED駆動制御部は、前記隣接する2つの発光ダイオードに対し、前記PWM調光のオン/オフの位相を180度互いに異ならせた状態で、当該隣接する2つの発光ダイオードを点灯駆動させることが好ましい。
この場合、輝度ムラ及びフリッカの発生をより確実に防ぐことができる。
また、本発明の表示装置は、表示部を備えた表示装置であって、
前記表示部には、上記いずれかのバックライト装置からの光が照射されることを特徴とするものである。
上記のように構成された表示装置では、PWM調光を用いて、発光ダイオードの駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生が防止可能なバックライト装置からの光が表示部に照射されるので、優れた表示性能をもつ表示装置を容易に構成することができる。
本発明によれば、PWM調光を用いて、発光ダイオードの駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生を防ぐことができるバックライト装置、及びこれを用いた表示装置を提供することが可能となる。
以下、本発明のバックライト装置、及び表示装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、以下の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合を例示して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態にかかるバックライト装置及び液晶表示装置を説明する図であり、図2は上記バックライト装置の要部構成を示す平面図である。図1及び図2において、本実施形態では、本発明のバックライト装置2と、バックライト装置2からの光が照射される表示部としての液晶パネル3とが設けられており、これらバックライト装置2と液晶パネル3とが透過型の液晶表示装置1として一体化されている。
バックライト装置2は、光源としての複数の発光ダイオード4と、複数の発光ダイオード4を収容した有底状の筐体5と、筐体5の開口部を塞ぐように当該筐体5に設置されるとともに、発光ダイオード4からの光を拡散する拡散板6とを備えており、拡散板6から液晶パネル3側に平面状の照明光を照射するようになっている。また、バックライト装置2では、複数の各発光ダイオード4の発光面が被照射物としての液晶パネル3に対し直線上に配置されており、直下型のバックライト装置2が構成されている。また、複数の各発光ダイオード4には、白色光を発光する白色の発光ダイオードが使用されている。
また、液晶表示装置1では、液晶パネル3と拡散板6との間に、例えば偏光シート7及びプリズム(集光)シート8が設置されており、これらの光学シートによって、バックライト装置2からの上記照明光の輝度上昇等が適宜行われて、液晶パネル3の表示性能を向上させるようになっている。
また、液晶表示装置1では、液晶パネル3に含まれた液晶層(図示せず)がFPC(Flexible Printed Circuit)9を介在させて駆動制御回路10に接続されており、当該駆動制御回路10が上記液晶層を画素単位に駆動可能に構成されている。また、駆動制御回路10の近傍には、複数の発光ダイオード4を点灯駆動する点灯駆動回路11が設置されている。
また、複数の発光ダイオード4は、図2にハッチングなし及びハッチングにてそれぞれ示した発光ダイオード41、42毎に、点灯駆動回路11に設けられたLED駆動制御部11aにより、PWM調光にて点灯駆動されるようになっている。具体的にいえば、バックライト装置2では、2チャネルの第1及び第2の発光ダイオード群L1、L2が3組ずつ設けられて、筐体5の内部に収容されている。第1の各発光ダイオード群L1は、直列に接続された3個の発光ダイオード41にて構成されている。また、第2の各発光ダイオード群L2は、直列に接続された3個の発光ダイオード42にて構成されている。
また、発光ダイオード41、42は、図2に示すように、所定の配列方向としての同図の横方向で交互に、かつ、直線上となるように筐体5内に設置されている。また、上記横方向は液晶パネル3の表示面での横方向と平行な方向であり、当該表示面の縦方向に沿って、3組の第1及び第2の発光ダイオード群L1、L2が順次設けられている。
また、3組の第1の発光ダイオード群L1は、互いに並列に接続されており、LED駆動制御部11a内に設けられた第1のPWM回路11a1から電力供給されるようになっている。同様に、3組の第2の発光ダイオード群L2は、互いに並列に接続されており、LED駆動制御部11a内に設けられた第2のPWM回路11a2から電力供給されるようになっている。また、これら第1及び第2のPWM回路11a1、11a2では、後に詳述するように、PWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、発光ダイオード41、42を点灯駆動させるように構成されており、上記表示面に輝度ムラ及びフリッカが発生するのを防止できるようになっている。
また、LED駆動制御部11aには、上記照明光の輝度の変更を指示する調光指示信号が液晶表示装置1に設けられたコントローラ等から入力されるようになっている。そして、LED駆動制御部11aでは、入力された調光指示信号に従って、PWM調光のオン/オフデューティ比が決定され、第1及び第2のPWM回路11a1、11a2は、決定されたオン/オフデューティ比に基づき発光ダイオード41、42に電流を供給するように構成されている。
ここで、図3も参照して、LED駆動制御部11aによる発光ダイオード41、42の駆動制御について具体的に説明する。
図3(a)及び図3(b)は、それぞれ図2に示した第1及び第2の各発光ダイオード群への駆動信号の出力波形の一例を示すグラフである。なお、以下の説明では、オン/オフデューティ比が50%に定められている場合を例示して説明する(後掲の図6においても同様。)。すなわち、図3において、TcycはPWM調光の1周期の時間を示している。また、Ton及びToffはそれぞれ発光ダイオード4が点灯状態及び消灯状態である時間を示しており、図3ではTon及びToffは同じ時間に設定されている。それ故、Ton/Tcyc×100(%)によって求められるオン/オフデューティ比は、50%である。
バックライト装置2では、第1及び第2の発光ダイオード群L1、L2の発光ダイオード41、42は、図3(a)及び(b)にそれぞれ示すように、PWM調光のオン/オフ周期の位相がずらされた状態で、点灯駆動が行われるようになっている。
詳細にいえば、LED駆動制御部11aは、上記所定の配列方向(図2の横方向)で、隣接する2つの発光ダイオード41、42に対し、PWM調光のオン/オフの位相を180度互いにずらした状態で、電力供給を行って点灯させている。つまり、発光ダイオード41、42では、図3に“Tdly”にて示した位相差が、180度(=(Ton+Toff)/2=Tcyc/2)とされた状態で点灯駆動されている。これにより、発光ダイオード41、42では、PWM調光の周波数を2倍に高められて点灯駆動された場合と同等となる。
この結果、上記従来例と異なり、ユーザがバックライト装置2の発光面(拡散板6の液晶パネル3側の表面)上で発光ダイオード41、42の各点滅動作を視認できなくすることが可能となる。すなわち、ユーザが発光面の全面において、全ての発光ダイオード41、42が常に点灯動作を行っていると視認させることができる。
また、発光ダイオード41からの光と発光ダイオード42からの光との混合光には、同じ位相で点灯駆動させた場合に比べて、より複雑な時間スペクトルを含ませることができる。この結果、液晶パネル3との干渉によって生じる輝度ムラをより複雑化させて、ユーザに輝度ムラが視認されるのを防ぐことができる。
以上のように構成された本実施形態では、LED駆動制御部11aが上記配列方向で隣接する2つの発光ダイオード41、42に対し、PWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、当該隣接する2つの発光ダイオード41、42を点灯駆動させている。これにより、本実施形態では、上記従来例と異なり、PWM調光による発光ダイオード4のオン/オフ動作(点滅動作)と、液晶パネル3での表示動作(点滅動作)とが相互に干渉するのを防止することができる。この結果、本実施形態では、PWM調光を用いて、発光ダイオード4の駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生を防ぐことができる。
また、本実施形態では、輝度ムラ及びフリッカの発生が防がれた直下型のバックライト装置2が構成されているので、PWM調光を用いて発光ダイオード4を点灯駆動させている点とも相まって、バックライト装置2の高輝度化を容易に図ることができ、優れた表示性能をもつ液晶表示装置1を容易に構成することができる。
また、本実施形態では、LED駆動制御部11aが入力された上記調光指示信号に従って、PWM調光のオン/オフデューティ比を決定して、複数の各発光ダイオード4を点灯駆動しているので、LED駆動制御部11aは、調光指示信号に応じて、各発光ダイオード4からの光量を増減させることができる。これにより、本実施形態では、外部からの要求(ユーザの要求)に応じて、上記照明光の輝度、ひいては上記表示面での輝度を適切に変更することが可能となる。
また、本実施形態では、LED駆動制御部11aが隣接する2つの発光ダイオード41、42に対し、PWM調光のオン/オフの位相を180度互いに異ならせた状態で、当該隣接する2つの発光ダイオード41、42を点灯駆動させているので、180度以外の位相差で点灯駆動させる場合に比べて、輝度ムラ及びフリッカの発生をより確実に防ぐことができる。
[第2の実施形態]
図4は本発明の第2の実施形態にかかるバックライト装置及び液晶表示装置を説明する図であり、図5は図4に示したバックライト装置の要部構成を示す平面図である。図において、本実施形態と上記第1の実施形態との主な相違点は、導光板を備えたエッジライト型のバックライト装置を構成した点である。なお、上記第1の実施形態と共通する要素については、同じ符号を付して、その重複した説明を省略する。
つまり、図4に示すように、本実施形態のバックライト装置2では、発光ダイオード4の発光面が導光板12に対向配置されており、導光板12から拡散シート13、プリズムシート8、及び偏光シート7を順次介して液晶パネル3に平面状の照明光が照射されるようになっている。
また、本実施形態では、図5に例示するように、導光板12の上側側面側及び下側側面側に3チャネルの第1、第2、第3の発光ダイオード群L1、L2、L3が設けられている。また、第1の発光ダイオード群L1は、直列に接続された4個の発光ダイオード41(図にハッチングなしにて図示)により構成されている。また、第2の各発光ダイオード群L2は、直列に接続された4個の発光ダイオード42(図にハッチングにて図示)により構成されている。また、第3の各発光ダイオード群L3は、直列に接続された4個の発光ダイオード43(図にクロスハッチングにて図示)により構成されている。
また、発光ダイオード41〜43は、図5に示すように、所定の配列方向としての同図の横方向で交互に、かつ、直線上となるように設置されている。また、上記横方向は液晶パネル3の表示面での横方向と平行な方向であり、同図の縦方向は当該表示面の縦方向と平行な方向である。
また、2組の第1の発光ダイオード群L1は、互いに並列に接続されており、LED駆動制御部11a内に設けられた第1のPWM回路11a1から電力供給されるようになっている。同様に、2組の第2の発光ダイオード群L2は、互いに並列に接続されており、LED駆動制御部11a内に設けられた第2のPWM回路11a2から電力供給されるようになっている。同様に、2組の第3の発光ダイオード群L3は、互いに並列に接続されており、LED駆動制御部11a内に設けられた第3のPWM回路11a3から電力供給されるようになっている。
また、これら第1〜第3のPWM回路11a1〜11a3では、PWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、発光ダイオード41〜43を点灯駆動させるように構成されており、上記表示面に輝度ムラ及びフリッカが発生するのを防止できるようになっている。
ここで、図6も参照して、LED駆動制御部11aによる発光ダイオード41〜43の駆動制御について具体的に説明する。
図6(a)〜図6(c)はそれぞれ図5に示した第1〜第3の発光ダイオード群への駆動信号の出力波形の一例を示すグラフであり、図6(d)は第nの発光ダイオード群を設けた場合での当該第nの発光ダイオード群への駆動信号の出力波形の一例を示すグラフである。
バックライト装置2では、第1〜第3の発光ダイオード群L1〜L3の発光ダイオード41〜43は、図6(a)〜図6(c)にそれぞれ示すように、PWM調光のオン/オフ周期の位相がずらされた状態で、点灯駆動が行われるようになっている。
詳細にいえば、LED駆動制御部11aは、上記所定の配列方向(図5の横方向)で、隣接する2つの発光ダイオード41と42、42と43、及び43と41に対し、PWM調光のオン/オフの位相を120度互いにずらした状態で、電力供給を行って点灯させている。すなわち、発光ダイオード41〜43では、図6に“Tdly”にて示した位相差が、120度(=(Ton+Toff)/3=Tcyc/3)とされた状態で点灯駆動されている。これにより、本実施形態では、第1の実施形態と同様に、ユーザが発光面の全面において、全ての発光ダイオード41〜43が常に点灯動作を行っていると視認させることができる。
尚、図6(d)に示すように、第nの発光ダイオード群(nは2以上の整数)を設けた場合には、当該第nの発光ダイオード群の発光ダイオードと、第1の発光ダイオード群の発光ダイオードとの位相差は、(n−1)Tdlyで示される。但し、このTdlyは、(Ton+Toff)/n=Tcyc/nで求められたものである。
以上の構成により、本実施形態では、第1の実施形態のものと同様な作用・効果を奏することができる。すなわち、本実施形態では、輝度ムラ及びフリッカの発生が防がれたエッジライト型のバックライト装置2を構成することができ、薄型化されたバックライト装置2を容易に得ることができる。
尚、上記の各実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本発明のバックライト装置はこれに限定されるものではなく、光源の光を利用して、画像、文字などの情報を表示する非発光型の表示部を備えた各種表示装置に適用することができる。具体的には、半透過型の液晶表示装置、あるいはリアプロジェクション等の投写型表示装置に本発明のバックライト装置を好適に用いることができる。
また、上記の説明では、白色光を発光する白色の発光ダイオードを用いた場合について説明したが、本発明は白色光に混色可能な少なくとも二色の発光ダイオードを用いたものであればよい。例えば黄色と青色の各発光ダイオードを使用したり、赤色、緑色、及び青色の発光ダイオードを用いたりすることができる。
また、上記第1の実施形態の説明では、直列に接続された3個の発光ダイオードを各々具備した第1及び第2の発光ダイオード群を、3組ずつ設けた場合について説明し、また上記第2の実施形態の説明では、直列に接続された4個の発光ダイオードを各々具備した第1〜第3の発光ダイオード群を、2組ずつ設けた場合について説明した。
しかしながら、本発明の発光ダイオードの設置数や群構成などは上記のものに限定されるものではなく、直列に接続されたM個(Mは1以上の整数)の発光ダイオードを各々具備する、Nチャネル(Nは2以上の整数)の発光ダイオード群を設置したものであればよい。そして、上記の各実施形態のように、LED駆動制御部が、隣接する2つの発光ダイオードが互いにPWM調光のオン/オフの位相がずらされた状態となるよう、発光ダイオード群単位に、PWM調光のオン/オフの位相を変更すればよい。このように構成することにより、発光ダイオードの設置数を増加させたときでも、回路規模が大きくなるのを抑制することができるとともに、発光ダイオードの駆動制御が複雑化するのを防止することができる点で好ましい。
また、上記第2の実施形態の説明では、図6(a)〜図6(c)に示したように、第1〜第3の発光ダイオード群の各発光ダイオードにおいて、PWM調光のオン/オフの位相を互いに120度ずつ異ならせた場合について説明したが、第1の実施形態のものと同様に、隣接する2つの発光ダイオードが互いに180度ずつ位相を異ならせた状態で、第1〜第3の発光ダイオード群の各発光ダイオードを点灯駆動させることもできる。
具体的にいえば、例えば第1及び第3の発光ダイオード群の各発光ダイオードに対して、第2の発光ダイオード群の発光ダイオードだけを隣接させる。さらには、LED駆動制御部が、第1及び第3の発光ダイオード群の各発光ダイオードと、第2の発光ダイオード群の発光ダイオードとの上記位相を180度ずつ互いに異ならせて点灯駆動させればよい。これにより、第1の実施形態と同様に、輝度ムラ及びフリッカの発生をより確実に防ぐことが可能となる。
また、上記の説明では、液晶パネルで使用される映像信号に関わりなく、発光ダイオードを点灯駆動させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば映像信号に含まれた垂直同期信号等の信号を発光ダイオードの点灯駆動に反映させて、いわゆるバックライトスキャン駆動を行わせることもできる。
但し、上記各実施形態のように、映像信号に関わりなく、発光ダイオードを点灯駆動させる場合の方がバックライト装置のLED駆動制御部での駆動制御が複雑化するのを容易に防いで、当該LED駆動制御部の大幅なコストアップを防止できる点で好ましい。
本発明にかかるバックライト装置、及びこれを用いた表示装置は、PWM調光を用いて、発光ダイオードの駆動制御を行うときでも、輝度ムラ及びフリッカの発生を防ぐことができるので、高輝度で、調光可能な範囲が広く、優れた発光品位を有するバックライト装置、及び高性能な表示装置に対して有効である。
本発明の第1の実施形態にかかるバックライト装置及び液晶表示装置を説明する図である。 上記バックライト装置の要部構成を示す平面図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図2に示した第1及び第2の各発光ダイオード群への駆動信号の出力波形の一例を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態にかかるバックライト装置及び液晶表示装置を説明する図である。 図4に示したバックライト装置の要部構成を示す平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ図5に示した第1〜第3の発光ダイオード群への駆動信号の出力波形の一例を示すグラフであり、(d)は第nの発光ダイオード群を設けた場合での当該第nの発光ダイオード群への駆動信号の出力波形の一例を示すグラフである。
符号の説明
1 液晶表示装置
2 バックライト装置
3 液晶パネル(表示部)
4、41、42、43 発光ダイオード
L1、L2、L3 発光ダイオード群
11a LED駆動制御部
12 導光板

Claims (7)

  1. 所定の配列方向に沿って並べられた複数の発光ダイオード、及びPWM調光を用いて、前記複数の発光ダイオードの駆動制御を行うLED駆動制御部を備えたバックライト装置であって、
    前記LED駆動制御部は、前記配列方向で隣接する2つの発光ダイオードに対し、前記PWM調光のオン/オフの位相を互いにずらした状態で、当該隣接する2つの発光ダイオードを点灯駆動させる、
    ことを特徴とするバックライト装置。
  2. 直列に接続されたM個(Mは1以上の整数)の発光ダイオードを各々具備する、Nチャネル(Nは2以上の整数)の発光ダイオード群が、前記複数の発光ダイオードによって構成され、
    前記LED駆動制御部は、前記発光ダイオード群単位に、前記PWM調光のオン/オフの位相を変更することを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記LED駆動制御部は、入力された調光指示信号に従って、前記PWM調光のオン/オフデューティ比を決定する請求項1または2に記載のバックライト装置。
  4. 前記発光ダイオードでは、発光面が被照射物に対して直線上に配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  5. 前記発光ダイオードからの光が導入される導光板を備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  6. 前記LED駆動制御部は、前記隣接する2つの発光ダイオードに対し、前記PWM調光のオン/オフの位相を180度互いに異ならせた状態で、当該隣接する2つの発光ダイオードを点灯駆動させる請求項1〜5のいずれか1項に記載のバックライト装置。
  7. 表示部を備えた表示装置であって、
    前記表示部には、請求項1〜6のいずれか1項に記載のバックライト装置からの光が照射されることを特徴とする表示装置。
JP2007030887A 2007-02-09 2007-02-09 バックライト装置、及びこれを用いた表示装置 Withdrawn JP2008198430A (ja)

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