JP2008197355A - 液晶プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】投映画像の色ずれを防止する。
【解決手段】液晶プロジェクタの各透過型液晶素子7R,7G,7Bの出射側に、位相差を補償する光学補償板と出射側偏光板を配し、これらをそれぞれ保持枠40R,40G,40Bで保持する。これらの保持枠は、それぞれ対応する光軸に直交する面で回転調整可能にする。保持枠40Rの固定ネジ42R及び保持枠40Bの固定ネジ42Bの締付方向と、保持枠40Gの固定ネジ42Gの締付方向とを逆にする。
【選択図】図3
【解決手段】液晶プロジェクタの各透過型液晶素子7R,7G,7Bの出射側に、位相差を補償する光学補償板と出射側偏光板を配し、これらをそれぞれ保持枠40R,40G,40Bで保持する。これらの保持枠は、それぞれ対応する光軸に直交する面で回転調整可能にする。保持枠40Rの固定ネジ42R及び保持枠40Bの固定ネジ42Bの締付方向と、保持枠40Gの固定ネジ42Gの締付方向とを逆にする。
【選択図】図3
Description
本発明は、3枚の透過型液晶素子を用いた液晶プロジェクタに関し、さらに詳しくは、透過型液晶素子の出射側に回転可能な光学素子を配した液晶プロジェクタに関する。
光源からの白色光を赤色光(R光)、緑色光(G光)、青色光(B光)の3原色光に分離して、各色に対応した透過型液晶素子にそれぞれ入射させて各色の画像光とし、この各色の画像光をクロスダイクロイックプリズムで合成してから投写光学系に入射させてスクリーンに投写させる3板式の液晶プロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。透過型液晶素子の光の入射側及び出射側にはそれぞれ偏光板が配される。この入射側偏光板及び出射側偏光板は、光の偏光方向を精度良く制御することができるように、そのいずれか一方または双方が、画像光の光軸の直交する面(以下、光軸直交面と称する)で回転させて姿勢を調整できるよう構成されているものが多い。
偏光板の姿勢調整機構には種々のものがあるが、製造コストを抑えた簡易な構成のものとして、例えば、偏光板を保持する保持枠と、この保持枠を摺動させる湾曲面を有する支持部材と、保持枠に形成されたスリットを通して支持部材に形成されたネジ穴に締め付けられる固定ネジとからなる機構が知られている。保持枠を支持部材に摺動させて偏光板の姿勢を調整した上で、固定ネジを上方から締め付けることにより、保持枠が支持部材に固定され、偏光板の姿勢が固定される。
特開2005−114918号公報
上記構成の姿勢調整機構では、保持枠と他の部材との間のガタが製造上どうしても生じることから、固定ネジの締付時に、保持枠が光軸直交面に対して締付方向に僅かに傾いてしまう。この姿勢調整機構を入射側偏光板に適用した場合には、入射側偏光板が光軸直交面に対して傾いても、スクリーン上の投映画像にはほぼ影響は出ないが、一方、この姿勢調整機構を出射側偏光板に適用した場合には、出射側偏光板が光軸直交面に対して傾くと、この出射側偏光板を透過する光が画像情報を有することから、スクリーン上の投映画像が各色でずれて表示されるという問題が生じる。
図5を用いて、各色画像がずれて表示される場合を説明する。クロスダイクロイックプリズム100の3の側面には、3原色光にそれぞれ対応する透過型液晶素子101R,101G,101Bが配され、各透過型液晶素子の出射側にそれぞれ偏光板102R,102G,102Bが配されている。これらの偏光板102R,102G,102Bは、上方から固定ネジ(一般に締付方向は右回り)を締め付けるときに、それぞれ光軸直交面に対して締付方向に傾いてしまう。R画像光は目標よりも出射面103側にシフトし、G画像光は目標よりも入射面104R側にシフトし、B画像光は目標よりも入射面104G側にシフトする。クロスダイクロイックプリズム内での反射後、R画像光とB画像光とは重なり合うが、G画像光はR画像光及びB画像光とはずれてしまい、これが投映画像の色ずれの原因となる。
ところで、透過型液晶素子を透過するときに生じた位相差を補償する光学補償板が知られている。この光学補償板は、透過型液晶素子と、入射偏光板又は/及び出射側偏光板との間に配されるが、光学補償板は強い照明光に長い間照らされると品質が劣化してしまうことから、透過型液晶素子と出射側偏光板との間に配することが好適である。省スペースの観点や、光学補償板の交換作業の観点などから、光学補償板を出射側偏光板と同じ保持枠で保持することを考えた場合には、保持枠が光軸直交面に対して傾いたときに、各色画像光のシフト量がさらに大きくなり、投映画像の色ずれが目立ってしまう。
本発明は、透過型液晶素子の出射側に配した光学素子を姿勢調整可能に構成しながらも、投映画像の色ずれを防止することができる液晶プロジェクタを提供することを目的とする。
本発明は、3原色の照明光を各色に対応して設けられた透過型液晶素子にそれぞれ照射し、これらの透過型液晶素子を透過した各色の画像光をクロスダイクロイックプリズムに入射させて色合成した後、前記クロスダイクロイックプリズムの出射面から出射された合成画像光を投写光学系に入射させて投写する液晶プロジェクタに関し、前記透過型液晶素子の出射側に設けられ前記画像光の光学特性を変化させる板状の光学素子と、前記光学素子を保持する保持部材と、前記光学素子が前記画像光の光軸と直交する面上で回転するように前記保持部材を摺動可能に支持する支持部材と、前記保持部材を前記支持部材に対して固定するために、前記クロスダイクロイックプリズムの上下方向に延びるようにして前記支持部材に形成されたネジ穴に、前記保持部材に形成された挿通孔を介して締め付けられる固定ネジとを備え、前記クロスダイクロイックプリズムを挟んで対向する前記保持部材の前記固定ネジの締付方向と、前記クロスダイクロイックプリズムの出射面とは反対側の面に対向する前記保持部材の前記固定ネジの締付方向とを、互いに逆にしたことを特徴とする。
前記光学素子は偏光板であることが好ましい。前記保持部材は、前記偏光板に加えて、前記透過型液晶素子で生じた位相差を補償するための光学補償板を前記偏光板の入射側で保持することが好ましい。
前記保持部材は、前記画像光の光軸を中心として円弧状に形成される摺動面を有し、この摺動面を前記支持部材に摺動させることが好ましい。これにより、光学素子を、前記画像光の光軸を中心にして回転させることができる。
本発明の液晶プロジェクタによれば、透過型液晶素子の出射側に配した光学素子を姿勢調整可能に構成しながらも、投映画像の色ずれを防止することができる。
図1に示すように、液晶プロジェクタ2は、照明光学系3と、ダイクロイックミラー4,5と、3枚の透過型液晶素子(以下、液晶素子)7R,7G,7Bと、各液晶素子に対応する入射側偏光板6R,6G,6Bと、光学補償板8R,8G,8B、及び出射側偏光板9R,9G,9Bと、姿勢調整機構10R,10G,10Bと、クロスダイクロイックプリズム11と、投映レンズ12とを備えている。投映レンズ12を透過した画像光はスクリーン13上に投映画像として表示される。この液晶プロジェクタ2は、スクリーン13上の投映画像を投映面の反対側から観察するリア方式で用いてもよいし、スクリーン13上の投映画像を投映面と同じ側から観察するフロント方式で用いてもよい。
照明光学系3は、2つのランプ20,21と、合成ミラー22と、コリメータレンズ23と、第1及び第2レンズアレイ24,25と、偏光変換素子26と、重畳レンズ27とから構成される。ランプ20,21の光源は、特に限定されないが、例えばメタルハライドランプや超高圧水銀ランプなどを用いる。光源が発した白色の照明光はリフレクタで反射されて合成ミラー22に向かって進行する。合成ミラー22で反射した照明光は光路が重なり合うように合成されて、コリメータレンズ23で略平行光となる。コリメータレンズ23を出射した照明光は、第1及び第2レンズアレイ24,25、偏光変換素子26、並びに重畳レンズ27を透過して、空間的なエネルギー分布が均一化されるとともに偏光方向が揃えられて、反射ミラー28に向かう。
ダイクロイックミラー4は、白色の照明光に含まれる青色光(B光)を透過し、赤色光(R光)及び緑色光(G光)を反射することにより、B光を分離する。分離されたB光は、反射ミラー29で反射されて、入射側偏光板6Bに向かう。ダイクロイックミラー4に反射したR光及びG光は、ダイクロイックミラー5に照射される。ダイクロイックミラー5は、R光を透過し、G光を反射して、R光とG光とを分離する。R光は反射ミラー30,31で反射されて入射側偏光板6Rに向かい、G光は入射側偏光板6Gに向かう。
入射側偏光板6R,6G,6Bと出射側偏光板9R,9G,9Bとは、偏光軸が互いに直交した、いわゆる直交ニコルの関係になっている。液晶素子7R,7G,7Bは、TN(Twisted Nematic)型と呼ばれるものであり、液晶分子がねじれた状態で配列される液晶層を有する。光学補償板8R,8G,8Bは、液晶素子の液晶層で生じる光学的な位相差を補償するものである。
クロスダイクロイックプリズム11は、4つの直角プリズムを組み合わせて構成され、全体として正四角柱の形状をしている。クロスダイクロイックプリズム11は、R光を反射するR反射面11aと、B光を反射するB反射面11bとの2種類のダイクロイック面を有する。R反射面11aとB反射面11bとは互いに直交している。クロスダイクロイックプリズム11は、入射面(側面)13R,13G,13Bと、合成画像光が出射する出射面(側面)14とを有する。投映レンズ12は、合成画像光を拡大して投映画像としてスクリーン13上に投映する。
姿勢調整機構10Rは、光学補償板8R及び出射側偏光板9Rを、R光の光軸15Rに直交する面(以下、光軸の直交面と称する)上で回転させて、これらの板の姿勢を調整可能にする。姿勢調整機構10Gは、G光の光軸15Gの直交面上で光学補償板8G及び出射側偏光板9Gを回転させ、姿勢調整機構10Bは、B光の光軸15Bの直交面上で光学補償板8B及び出射側偏光板9Bを回転させる。各板の姿勢を調整することにより、投映画像の色ムラを抑え、コントラストを向上させることができる。
図2に示すように、姿勢調整機構10Rは、光学補償板8R及び出射側偏光板9Rを保持する保持枠(保持部材)40Rと、この保持枠40Rを支持する支持台(支持部材)41Rと、保持枠40Rを支持台41Rに固定する固定ネジ42Rとから構成される。
保持枠40Rは、光学補償板8R及び出射側偏光板9Rの外形に合わせて形成されたコ字状の枠部40aと、この枠部40aの上端部から突出する取付部40bとを有する。枠部40aに光学補償板8R及び出射側偏光板9Rを固定するときには、例えば、接着剤を介して各板8R,9Rの側端縁及び上端縁を枠部40aに固定する。このとき、出射側偏光板9Rの中心と光学補償板8Rの中心とが一致するように互いを位置合せするとともに、出射側偏光板9Rの偏光軸と光学補償板8Rの光学軸とが一致するように互いを位置合せする。なお、保持枠40Rが光学補償板8R及び出射側偏光板9Rを着脱自在に保持する構成にしてもよい。
保持枠40Rの取付部40bは湾曲形状である。保持枠40Rの取付部40bは支持台41Rに摺動可能であり、取付部40bの内面(摺動面)40cが支持台41Rの上面41aに摺動する。内面40c及び上面41aは、保持枠40及び支持台41Rを液晶プロジェクタ2に取り付けたときに、R光の光軸15Rを中心とする円弧形状となるよう形成されている。
保持枠40R及び支持台41Rを液晶プロジェクタ2に取り付けるときには、出射側偏光板9R及び光学補償板8Rの中心が、光軸15Rに一致するように取り付ける。保持枠40Rを支持台41Rに摺動させると、光学補償板8R及び出射側偏光板9Rが、光軸15Rを中心に回転する。
取付部40bには円弧に沿うスリット(挿通孔)40dが形成されている。このスリット40dの短尺方向の幅は、固定ネジ42Rの胴部42aの径とほぼ同じであり、頭部42bの径よりも小さくなっている。支持台41Rの頂部には上下方向にネジ穴41bが形成されている。
図3に示すように、支持台41Rは、クロスダイクロイックプリズム11の上面に接着される天板50の上面に例えば接着剤により固定する。なお、この支持台41Rは天板50と一体に形成してもよい。支持台41Rを天板50に固定したときに、ネジ穴41b(図2参照)はクロスダイクロイックプリズム11の上下方向に延びて位置する。保持枠40Rを支持台41Rに固定するときには、固定ネジ42Rを、保持枠40Rのスリット40dを通してネジ穴41bに右回りに締め付ける。このとき、保持枠40Rと他の部材との間に製造上ガタが生じてしまうことから、保持枠40Rは、二点鎖線で示す目的の位置に対して、固定ネジ42Rを中心にして僅かに右回りに回転して固定される。このため、光学補償板8R及び出射側偏光板9Rが、光軸15Rの直交面に対して右回りに傾いて固定される。
姿勢調整機構10G,10Bは、姿勢調整機構10Rと同様の構成である。ただし、姿勢調整機構10Rの固定ネジ42R及び姿勢調整機構10Bの固定ネジ42Bの締付方向が右回りであるのに対し、姿勢調整機構10Gの固定ネジ42Gの締付方向だけが左回りである点で異なり、この点が本発明の特徴である。
保持枠40Gは固定ネジ42Gを中心にして僅かに左回りに回転して固定され、このため、光学補償板8G及び出射側偏光板9Gが、光軸15Gの直交面に対して左回りに傾いて固定される。また、保持枠40Bは固定ネジ42Bを中心にして僅かに右回りに回転して固定され、このため、光学補償板8B及び出射側偏光板9Bが、光軸15Bの直交面に対して右回りに傾いて固定される。
以下、上記構成による作用について説明する。照明光学系3から照射された白色光は、R光,G光,B光に分離され、それぞれが入射側偏光板6R,6G,6Bに照射される。
入射側偏光板6Rを透過したR光は、入射側偏光板6Rの偏光軸と同一の振動方向の直線偏光となり、液晶素子7Rに入射する。液晶素子7Rの液晶層が通電状態のときには、R光は偏光方向を変えずに液晶素子7Rを出射し、光学補償板8Rを透過する。ここで、R光は液晶層の一部の液晶分子によって複屈折を受けるが、この複屈折を受けたR光は光学補償板8Rによって相殺され解消される。このため、光学補償板8Rを出射したR光は出射側偏光板9Rで確実に吸収され、黒レベルの表示が良好に行われる。
一方、液晶素子7Rの液晶層が非通電状態のときには、R光は偏光方向を90°回転させて液晶素子7Rを出射し、光学補償板8Rを透過する。光学補償板8Rを出射したR光は出射側偏光板9Rを透過して、白レベルの表示が行われる。R光が光学補償板8Rを透過するときには光学的な作用を受けるが、この光学的な作用が白レベルの表示に与える影響は小さいため問題とはならない。
このような液晶層の通電状態の制御は、液晶素子7Rの画素毎に行われる。このように、液晶素子7Rを透過したR光は、画像情報が付与されたR画像光として、光学補償板8R及び出射側偏光板9Rを透過する。R光と同様に、液晶素子7Gを透過したG光は、画像情報が付与されたG画像光として、光学補償板8G及び出射側偏光板9Gを透過する。液晶素子7Bを透過したB光は、画像情報が付与されたB画像光として、光学補償板8B及び出射側偏光板9Bを透過する。
図4に示すように、R画像光が光学補償板8R及び出射側偏光板9Rを透過するとき、これらの板8R,9Rが光軸15Rの直交面に対して右回りに傾いているため、R画像光が目的の位置よりもクロスダイクロイックプリズム11の出射面14側にシフトする。
また、G画像光は、光学補償板8G及び出射側偏光板9Gを透過するとき、目的の位置よりも入射面13B側にシフトする。B画像光は、光学補償板8B及び出射側偏光板9Bを透過するとき、目的の位置よりも入射面13G側にシフトする。
R画像光はR反射面11aで直角方向に反射し、G画像光はR反射面11a及びB反射面11bを通過して直進し、B画像光はB反射面11bで直角方向に反射する。各画像光のシフト量は同程度であり、R画像光,G画像光,及びB画像光はずれることなく重なり合う。これにより、スクリーン13に投写される投映画像には色ずれは生じない。
本発明の液晶プロジェクタ2によれば、光学補償板8R及び偏光板9R、光学補償板8G及び偏光板9G、光学補償板8B及び偏光板9Bをそれぞれ姿勢調整可能にしながらも、投映画像の色ずれを防止することができる。
なお、上記実施形態では、固定ネジ42R及び固定ネジ42Bの締付方向が右回りで、固定ネジ42Gの締付方向が左回りであったが、固定ネジ42R及び固定ネジ42Bの締付方向が左回りで、固定ネジ42Gの締付方向が右回りであってもよい。
上記実施形態では、保持枠が光学補償板及び出射側偏光板を保持する構成であったが、光学補償板のみを保持する構成、または出射側偏光板のみを保持する構成であってもよい。
上記実施形態では、保持枠が光学補償板及び出射側偏光板の両方を固定して保持する構成であったが、いずれか一方のみを固定して保持するとともに、他方を回転自在に保持する構成であってもよい。この場合、他方を回転自在にするために、保持枠に別の回転機構を取り付ければよい。
上記実施形態では、光学補償板と出射側偏光板を別体のものとして取り扱ったが、1枚の透明基板の入射側に光学補償フイルムを貼り付け、出射側に偏光フイルムを貼り付けて一体としたものを本発明に用いてもよい。本発明の光学素子としては、種々なものを採用することが可能であり、例えば、視野角補正板や色補正板なども採用することができる。
2 液晶プロジェクタ
7R,7G,7B 透過型液晶素子
8R,8G,8B 光学補償板
9R,9G,9B 出射側偏光板
40R,40G,40B 保持枠
41R,41G,41B 支持台
42R,42G,42B 固定ネジ
7R,7G,7B 透過型液晶素子
8R,8G,8B 光学補償板
9R,9G,9B 出射側偏光板
40R,40G,40B 保持枠
41R,41G,41B 支持台
42R,42G,42B 固定ネジ
Claims (4)
- 3原色の照明光を各色に対応して設けられた透過型液晶素子にそれぞれ照射し、これらの透過型液晶素子を透過した各色の画像光をクロスダイクロイックプリズムに入射させて色合成した後、前記クロスダイクロイックプリズムの出射面から出射された合成画像光を投写光学系に入射させて投写する液晶プロジェクタにおいて、
前記透過型液晶素子の出射側に設けられ前記画像光の光学特性を変化させる板状の光学素子と、
前記光学素子を保持する保持部材と、
前記光学素子が前記画像光の光軸と直交する面上で回転するように前記保持部材を摺動可能に支持する支持部材と、
前記保持部材を前記支持部材に対して固定するために、前記クロスダイクロイックプリズムの上下方向に延びるようにして前記支持部材に形成されたネジ穴に、前記保持部材に形成された挿通孔を介して締め付けられる固定ネジとを備え、
前記クロスダイクロイックプリズムを挟んで対向する前記保持部材の前記固定ネジの締付方向と、前記クロスダイクロイックプリズムの出射面とは反対側の面に対向する前記保持部材の前記固定ネジの締付方向とを、互いに逆にしたことを特徴とする液晶プロジェクタ。 - 前記光学素子は偏光板であることを特徴とする請求項1記載の液晶プロジェクタ。
- 前記保持部材は、前記偏光板に加えて、前記透過型液晶素子で生じた位相差を補償するための光学補償板を前記偏光板の入射側で保持することを特徴とする請求項2記載の液晶プロジェクタ。
- 前記保持部材は、前記画像光の光軸を中心として円弧状に形成される摺動面を有し、この摺動面を前記支持部材に摺動させることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一項記載の液晶プロジェクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007032138A JP2008197355A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 液晶プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007032138A JP2008197355A (ja) | 2007-02-13 | 2007-02-13 | 液晶プロジェクタ |
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Cited By (1)
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WO2016125220A1 (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-11 | ソニー株式会社 | プロジェクタ及び光学ユニット |
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2007
- 2007-02-13 JP JP2007032138A patent/JP2008197355A/ja active Pending
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WO2016125220A1 (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-11 | ソニー株式会社 | プロジェクタ及び光学ユニット |
JPWO2016125220A1 (ja) * | 2015-02-05 | 2017-11-09 | ソニー株式会社 | プロジェクタ及び光学ユニット |
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