JP2008196773A - 空気調和ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易な構成により、空気調和ユニットの運転を中断することなく、フィルタに付着した塵埃を自動的に除去することが可能な空気調和ユニットを提供する。
【解決手段】空気調和ユニットは、本体ケース10と、その内部に配設された熱交換器6と、送風ファン7と、塵埃を捕捉するフィルタ30と、フィルタ30を所定の第1角度位置と第2角度位置との間で揺動させるように構成されたフィルタ移動手段40とを具備し、フィルタ30は、第1面30aと該第1面の反対側の第2面30bとを有し、フィルタ30が第1角度位置に配置されたとき、フィルタ30の第1面30aが空気流の圧力を受け、フィルタ30が第2角度位置に配置されたとき、フィルタ30の第2面30bが空気流の圧力を受けてフィルタ30に付着していた塵埃が空気流により除去される。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和ユニットに関するものである。
通常、空気調和ユニットは、熱交換器及び送風ファンと共にフィルタを備えており、前記フィルタは空気調和ユニットケース内部を流通する空気に含まれる塵埃を除去するものである。このフィルタに対しては定期的な清掃が必要であるが、フィルタの脱着が困難または面倒などの理由で所定の周期で清掃されないことがしばしばある。例えば、バス用の空気調和ユニットの一つであるクーリングユニットでは、バスの天井面に設けられた吸い込み口に設置されたフィルタに保守担当者の手が届かないということから所定の清掃の不実施にいたることもある。フィルタの清掃が適正に実施されないと、周知の通り、空気の流通抵抗が増えて熱交換能力が低下して冷房又は暖房能力が低下するだけでなく、異臭の発生という問題も生じる。
このため、空気調和ユニットのフィルタの清掃を自動的に実施する提案がいくつかなされており、例えば特許文献1では、フィルタに付着した塵埃を吸引装置が吸引ノズルから吸引するフィルタ装置が記載されており、また特許文献2では、送風ファンを逆回転させることによりフィルタに付着していた塵埃を取り除くエアコン装置が記載されている。
特開2006−284045号公報 特開2000−291999号公報
ただし、特許文献1に記載されたフィルタ装置の場合、吸引ノズルと、吸引装置と、吸引ノズルと吸引装置を連結する屈曲自在な吸引ダクトと、吸引ノズル及びそれに接続された吸引ダクトをフィルタの横幅分だけ水平に移動させるための移動機構とを備える必要があることから構造が複雑になり、特に大量生産をされない大型バス用の空気調和ユニットには製造原価の条件から採用することが難しい。
一方、特許文献2に記載されたエアコン装置の場合、フィルタを清掃する際は送風ファンを逆回転させるので、その間は通常の冷房または暖房運転を中断しなければならないことが基本的な問題としてある。
本発明は、前述した従来技術の課題に鑑みてなされたもので、比較的簡易な構成により、空気調和ユニットの運転を中断することなく、フィルタに付着した塵埃を自動的に除去することが可能な空気調和ユニットを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載された本発明では、空気調和ユニットが、本体ケース(10)と、その内部に配設された熱交換器(6)と、送風ファン(7)と、送風ファン(7)によって生み出される空気流に含まれる塵埃を捕捉するフィルタ(30)と、フィルタ(30)を所定の第1角度位置と第2角度位置との間で揺動させるように構成されたフィルタ移動手段(40)とを具備し、フィルタ(30)は、第1面(30a)と該第1面の反対側の第2面(30b)とを有し、フィルタ(30)が第1角度位置に配置されたとき、フィルタ(30)の第1面(30a)が空気流の圧力を受け、フィルタ(30)が第2角度位置に配置されたとき、フィルタ(30)の第2面(30b)が空気流の圧力を受けて、フィルタ(30)に付着していた塵埃が空気流により除去されることを特徴としている。
これにより、フィルタ支持枠(41)に装着されたフィルタ(30)は、揺動運動によって上流側の第1角度位置と下流側の第2角度位置との間を移動するとき、移動に伴って空気流に対するフィルタの表裏の面(30a、30b)が反転されて、塵埃の捕捉とフィルタ(30)が捕捉した塵埃の除去をそれぞれの位置で行うことができる。また、フィルタ移動手段(40)は、揺動運動を利用するので、比較的簡易な構造でフィルタの移動を実現でき、また揺動の中心軸線を熱交換器(6)に対して適当な位置に設定すればスペース効率の高い配置が可能になる。さらに、フィルタ(30)が第2角度位置に配置されているとき及び移動中においても、クーリングユニットの運転を継続することができる。
請求項2に記載の発明では、前述の空気調和ユニットが、熱交換器(6)を覆うように本体ケース(10)内に配置された内部ダクト(20)を更に具備し、内部ダクト(20)は、熱交換器(6)の上流側に空気流入口(25)を、及び下流側に空気流出口(26)を備え、フィルタ(30)は、それが第1角度位置に配置されたとき空気流入口(25)を覆うことを特徴としている。
内部ダクト(20)を設けて、フィルタ(30)が内部ダクトの空気流入口(25)を覆うので、本体ケース(10)内を流れる空気のほとんど全てがフィルタ(30)を通過するように構成することが可能になる。
請求項3に記載の発明では、空気調和ユニットが、本体ケース(10)と、その内部に配設された熱交換器(6)と、送風ファン(7)と、送風ファン(7)によって生み出される空気流に含まれる塵埃を捕捉する第1及び第2フィルタ(30、31)と、第1及び第2フィルタ(30、31)を所定の第1角度位置と第2角度位置との間でそれぞれ独立に揺動させるように構成されたフィルタ移動手段(140)とを具備し、第1及び第2フィルタ(30、31)は、それぞれ第1面(30a、31a)と該第1面の反対側の第2面(30b、31b)とを有し、第1及び第2フィルタ(30、31)が第1角度位置に配置されたとき第1及び第2フィルタ(30、31)のそれぞれの第1面(30a、31a)が空気流の圧力を受け、第1及び第2フィルタ(30、31)が第2角度位置に配置されたとき、第1及び第2フィルタ(30、31)のそれぞれの第2面(30b、31b)が空気流の圧力を受けて、第1及び第2フィルタ(30、31)に付着していた塵埃が空気流により除去されることを特徴としている。
これにより、フィルタ(30、31)が二つ具備されて、それらを第1角度位置と第2角度位置に交互に配置することが可能になるので、第1角度位置にはどちらか一方のフィルタを必ず配置するように運用することができ、したがってフィルタ(30、31)による塵埃の捕捉を継続的に実行することが可能になる。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の空気調和ユニットにおいて、本体ケース(10)が、第2角度位置に配置された第1及び第2フィルタ(30、31)に対向する位置に形成された開閉可能な塵埃排出口(13)を備え、第1及び第2フィルタ(30、31)が第2角度位置に配置されたとき、塵埃排出口(13)を所定の時間だけ開放することを特徴としている。
これにより、第1及び第2フィルタ(30、31)が第2角度位置に配置されたとき、第1及び第2フィルタ(30、31)のそれぞれの第2面(30a、31a)が圧力を受けるので、第1及び第2フィルタ(30、31)に付着していた塵埃を空気流により除去して、塵埃排出口から本体ケース(10)の外側に排出することが可能になる。
請求項5に記載の発明では、請求項3又は4に記載の発明における空気調和ユニットが、熱交換器(6)を覆うように本体ケース(10)内に配置された内部ダクト(20)を更に具備し、内部ダクト(20)は、熱交換器(6)の上流側に空気流入口(25)を、及び下流側に空気流出口(26)を備え、第1及び第2フィルタ(30、31)は、それらが第1角度位置に配置されたとき空気流入口(25)を覆うことを特徴としている。
内部ダクトを設けて、フィルタ(30、31)が内部ダクトの空気流入口(25)を覆うので、本体ケース内を流れる空気のほとんど全てがフィルタ(30、31)を通過するように構成することが可能になる。
請求項6に記載の発明では、空気調和ユニットは、本体ケース(10)と、その内部に配設された熱交換器(6)と、送風ファン(7)と、送風ファン(7)によって生み出される空気流に含まれる塵埃を捕捉する無端帯状フィルタ(32)と、無端帯状フィルタ(32)を所定の軌道に沿って循環移動させるフィルタ移動手段(40)とを具備し、フィルタ移動手段(240)は、無端帯状フィルタ(32)が掛け回される複数のローラ(43、44、45)を具備して、無端帯状フィルタ(32)を熱交換器の上流側の第1位置と下流側の第2位置を通る軌道に沿って循環移動させるように構成されており、無端帯状フィルタ(32)の第1位置に配置された部分の外面(32a)が空気流の圧力を受け、第2位置に配置された部分の内面(32b)が空気流の圧力を受けて第2位置に配置された部分に付着していた塵埃が空気流により除去されることを特徴としている。
無端帯状フィルタ(32)とそれが掛け回される複数のローラ(43、44、45)を備える比較的簡易なフィルタ移動手段(240)を利用することにより、フィルタ(32)の移動とその表裏の反転を実現でき、また無端帯状フィルタ(32)の内部に熱交換器(6)を配置できるのでスペース効率の高い配置が可能になる。さらに、無端帯状フィルタ(32)の循環移動は空気調和ユニットの運転中に実施することが可能である。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施例)
本明細書では、大型バス等の屋根上に搭載されるクーリングユニットを本発明による空気調和ユニットの実施例として説明する。図1は、コンデンシングユニット2及びクーリングユニット1から構成される車両用空気調和装置3がバス4の屋根上に搭載された状態を示している。コンデンシングユニット2内には、外気と熱交換を行うために、高温側の熱交換器としてのコンデンサやコンデンサ冷却ファン等(いずれも図示せず)が収容されており、クーリングユニット1内には、室内空気と熱交換を行うために、低温側の熱交換器としてのエバポレータ、送風ファン、及びエアフィルタ等(いずれも図示せず)が収容されている。また、クーリングユニット1で冷却された空気を各座席の上部に供給するためのクーラーダクト5が車室内の天井に配設されている。
図2及び3は、本発明による第1の実施例のクーリングユニット1の内部を模式的に示す側面断面図である。この図に示されるように、クーリングユニット1は、空気吸入口11及び空気吹出口12を備えることにより空気流通路が内部に形成された本体ケース10と、エバポレータ6と、このエバポレータ6の下流に配置された送風ファン7と、エバポレータ6の上流側の第1角度位置(図2)又は下流側の第2角度位置(図3)に配置されたフィルタ30とを具備している。本体ケース10内には更に半円筒状の内部ダクト20が配設されており、エバポレータ6とフィルタ30は前記内部ダクト20の内側に配置されている。またフィルタ30は内部ダクト20の円筒の曲率より僅かに大きな曲率で湾曲している。
図4は、内部ダクト20と後述するフィルタ支持枠41とそれに装着されたフィルタ30とを示す斜視図であるが、内部ダクト20は、図4及び図2、3に示されるように、半円筒状の円周壁部21と、半円形状の一対の端壁部22と、端壁部22の内側に設けられた帯状のガイド部23とから形成されている。前記円筒の中心軸線AXはエバポレータ6を通過する空気流の方向に垂直の方向を有し、エバポレータ6の底部の中心に位置している。前記中心軸線AXに対応して、両端壁部22に軸受24が設けられており、この軸受24は後述するフィルタ支持枠41の枢軸41cを支持する。また、円周壁部21には、中に配置されるエバポレータ6の上流側に矩形の空気流入口25が、及び下流側に矩形の空気流出口26が形成されている。
本発明によるクーリングユニット1は、フィルタ移動手段40を更に具備しており、前記フィルタ移動手段40は、フィルタ30を装着するフィルタ支持枠41とこのフィルタ支持枠41を前記中心軸線AXを中心にして揺動させる駆動手段としての図示しないモータとを具備し、フィルタ支持枠41に装着したフィルタ30を、図2に示される第1角度位置と図3に示される第2角度位置との間で揺動させることができる。
フィルタ支持枠41は、図4に示されるように、中心角αが約40度の略扇形の一対の側板部分41aと、その一対の側板部分41aを連結すると共にフィルタ30を装着する枠部分41bとから形成されている。また、側板部分41aの扇形の中心に相当する側に、枢軸41cが設けられていて、この枢軸41cが、内部ダクト20の軸受24に支持されることにより、フィルタ支持枠41は前記中心軸線AXを中心にして内部ダクト20の内側で揺動可能にされる。また、一方の枢軸41cに前記モータ(不図示)が連結されている。
フィルタ30は、それが前記第1角度位置に配置されたとき、内部ダクト20の空気流入口25を内側より覆い、前記第2角度位置に配置されたとき、内部ダクト20の空気流出口26を内側より覆うことができる。
また、クーリングユニットの運転中において、フィルタ30が第1角度位置に配置されると、フィルタの外面32aが空気流の圧力を受け、第2角度位置に配置されると、フィルタの内面30bが空気流の圧力を受けることとなるので、第2角度位置に配置されたフィルタ30からはそれに付着していた塵埃が空気流の力によって除去される。
クーリングユニットの運転時間に応じて、フィルタ30を上流側の第1位置から下流側の第2位置に移動させて再び第1位置に戻すように揺動させることは、タイマーを含む適当な制御ユニット(不図示)によって前記モータ(不図示)を制御することにより容易に可能である。また、フィルタ30の揺動運動中及びそれが第2角度位置に配置されている間にクーリングユニットの運転を中断する必要はない。
この第1の実施例においては、通風方式は、送風ファン7がエバポレータ6の下流側に配置された所謂吸引方式であったが、送風ファン7がエバポレータ6の上流側に配置された所謂圧送方式による本発明の実施例も可能である。
(第2の実施例)
図5の(a)及び(b)は、第2の実施例のクーリングユニットのフィルタ及びフィルタ支持枠を模式的に示す平面図及び側面図である。第2の実施例のクーリングユニットは、フィルタとして第1及び第2フィルタ30、31を具備すると共に、フィルタ移動手段140が第1及び第2フィルタ30、31をそれぞれ装着するための第1及び第2フィルタ支持枠41、42を具備している。第1フィルタ支持枠41は第1の実施例におけるフィルタ支持枠41と同様のものであり、第2フィルタ支持枠42は、第1フィルタ支持枠に同様の構造を有しているが、横幅及び中心軸線AXから半径方向外端までの寸法が第1フィルタ支持枠より若干小さく作られている。
図5の(a)は、第1フィルタ支持枠41に装着された第1フィルタ30が上流側の第1角度位置に配置され、第2フィルタ支持枠42に装着された第2フィルタ31が下流側の第2角度位置に配置された状態を示し、また図5の(b)は、第2フィルタ31が第1角度位置に配置されて、第1フィルタ30が第2角度位置に配置された状態を示している。
図5の(a)及び(b)では、内部ダクト20等は図示されていないが、第1及び第2フィルタ支持枠41、42は第1の実施例の場合と同様に内部ダクト20の内側を回動するように、それらの枢軸41c、42cが内部ダクト20の軸受(不図示)に支持されて中心軸線AXを中心に揺動可能にされている。また、第1及び第2フィルタ支持枠41、42がそれぞれ独立に揺動可能であるように、駆動手段としてのそれぞれの第1及び第2モータ(不図示)が各枢軸に連結されている。なお、第2フィルタ支持枠42は、第1フィルタ支持枠41とのすれ違いが可能であるように、前述したとおり、第1フィルタ支持枠41より若干小さく作られている。
第2の実施例のクーリングユニットでは、第1角度位置に配置された各フィルタの外面30a、31aに空気流の圧力が作用し、第2角度位置に配置された各フィルタの内面30b、31bに空気流の圧力が作用する。これにより、例えば第1フィルタ30を第1角度位置に配置して塵埃を捕捉している間に第2フィルタ31を第2角度位置に配置してそれに付着していた塵埃を除去し、所定の運転時間が経過したら第1フィルタ支持枠41と第2フィルタ支持枠42の位置を自動的に互いに入れ替えることにより、今度は第2フィルタ31で塵埃を捕捉する間に第1フィルタ30に付着していた塵埃を除去するというような運用が可能になる。
(第3の実施例)
第3の実施例のクーリングユニットは、その概略の側面断面図である図6に示されるように、第2の実施例の場合と同様に2つの第1及び第2フィルタ30、31を具備し、フィルタ移動手段140は同様に第1及び第2フィルタ支持枠41、42を具備している。但し、第2角度位置が前述の実施例の場合のものと比べて第1角度位置側に近づいており、この第2角度位置に配置された第2フィルタ31に対向して本体ケース10が開閉可能な塵埃排出口13を有すること、及び送風ファン7がエバポレータ6の上流側に配置されていることが第2の実施例とは異なっており、また内部ダクト20の空気流出口26の円周方向の幅も拡大している。図6は、第1フィルタ30が第1角度位置に配置され第2フィルタ31が第2角度位置に配置された状態を代表的に示しているが、もちろん第1フィルタ30と第2フィルタ31の配置を入れ替えることができる。
本体ケース10の塵埃排出口13は、そこに枢着されて回動する蓋14によって開閉される。なお、蓋14は、図示しないモータ等の蓋駆動手段によって回動される。
本実施例における内部ダクト20の下流側には前記半円筒形の半径方向に延びる可動の遮蔽板27が設けられている。遮蔽板27は、通常はほぼ水平の位置にあるが、エバポレータ6の底面の下流側端部をほぼ中心にして上方へ回動することが可能であり、回動は、図示しない遮蔽板駆動手段によってなされる。本実施例の遮蔽板27には約20%の開口率となるように通風穴(不図示)が形成されており、このため遮蔽板27が図6に示される位置にあるときでも熱交換器6を通過した空気流の一部が本体ケースの空気噴出し口12へ流れることができる。なお、前記通風穴の開口率は、第2角度位置に配置されたフィルタの内面30b、31bに作用する圧力がフィルタに付着した塵埃を除去できるかぎりにおいて前記20%より増やしてもよい。
第3の実施例のクーリングユニットは、以上のように構成されているので、クーリングユニットの所定の運転時間が経過したとき、第1角度位置と第2角度位置に配置されていたフィルタを移動させて入れ替えることによりフィルタの清掃が可能になる。このとき、第1角度位置で塵埃を捕捉して汚れた第1及び第2フィルタ30、31が、第1角度位置から第2角度位置に配置されたとき、本体ケース10の塵埃排出口13の蓋14を開放し、同時に内部ダクト20の遮蔽板27を図6の位置まで上へ回動させるようにフィルタ移動手段140のモータ(不図示)及び蓋14の駆動手段(不図示)及び遮蔽板駆動手段(不図示)を制御すれば、フィルタの内面30b、31bに作用する空気流の圧力が上昇し、その結果フィルタに付着していた塵埃は空気流によって除去されて塵埃排出口13から外部へ放出される。比較的短い所定の運転時間が経過した後、遮蔽板27をほぼ水平位置になるまで下方へ回動させ、また塵埃排出口13の蓋14を閉じることにより空気流のほとんど全てが空気吹出口12からバス室内へ供給される通常の運転モードに戻すことができる。
(第4の実施例)
次に第4の実施例のクーリングユニットを、そのエバポレータ6及びフィルタ32の概略的な側面断面図である図7及び平面図である図8を参照しながら説明する。この実施例のクーリングユニットは、エバポレータ6、フィルタ32、フィルタ移動手段240、及び本体ケース10を具備し、さらに図7及び8には示されないが、第1の実施例のクーリングユニットと同様のエバポレータの下流側に配設された送風ファンも具備し、図の矢印AFで示される方向に空気が流れる。但し、本実施例のクーリングユニットは前述の内部ダクトを具備しない。
この実施例では、フィルタ32は無端帯状フィルタ32であり、フィルタ移動手段240が互いに平行な軸線を有する複数(本実施例では6本)のローラを具備している。前記6本のローラは、2本の大径ローラ43、44と4本の小径ローラ45とから構成されており、2本の大径ローラ43、44のうちの図8の上方の駆動ローラ43に図示しないモータが連結されている。
6本のローラ43、44、45は、エバポレータ6を取り囲むように配設され、それ等に掛け回された無端帯状フィルタ32が、エバポレータ6の上流側の第1位置と下流側の第2位置を含む軌道に沿って循環移動するように配設されている。また、モータが連結された駆動ローラ43が回転することによって無端帯状フィルタ32は駆動される。
このように構成されているので、クーリングユニットの所定の運転時間が経過したとき無端帯状フィルタ32が循環移動するようにモータを制御することにより、第1位置に配置されていた無端帯状フィルタ32の部分と第2位置に配置されていた無端帯状フィルタ32の部分を入れ替えることが可能である。第1位置に配置されたフィルタの部分はその外面32aに空気流の圧力が作用して塵埃を捕捉し、一方第2位置に配置されたフィルタの部分はその内面32bに空気流の圧力が作用するのでそこに付着していた塵埃は空気流によって除去される。
前述の実施例は、本発明がバス等に用いられるクーリングユニットに適用された場合のものであったが、本発明はバス等の空気調和ユニットに限定されるものではなく、他の車両、住宅、又はビル等の空気調和ユニットにも適用可能である。
本発明によるクーリングユニットを含む車両用空気調和装置とそれを搭載するバスを示す斜視図である。 第1の実施例のクーリングユニットの概略側面断面図であり、フィルタが上流の第1角度位置に配置された状態を示す図である。 図2と同様の図であるが、フィルタが下流の第2角度位置に配置された状態を示す図である。 第1の実施例における、フィルタの装着されたフィルタ支持枠と内部ダクトの分解斜視図である。 第2の実施例のクーリングユニットにおける、フィルタの装着された2つのフィルタ支持枠の平面図及び側面図であり、2つのフィルタ支持枠の配置される角度位置を入れ替えた状態を示す図である。 第3の実施例のクーリングユニットの概略側面断面図である。 第4の実施例のクーリングユニットの要部の概略側面図である。 第4の実施例のクーリングユニットの要部の概略平面図である。
符号の説明
6 熱交換器
7 送風ファン
10 本体ケース
11 空気吸入口
12 空気吹出口
20 内部ダクト
30 フィルタ
30a フィルタ外面
30b フィルタ内面
40 移動手段
41 フィルタ支持枠

Claims (6)

  1. 本体ケース(10)と、その内部に配設された熱交換器(6)と、送風ファン(7)と、前記送風ファン(7)によって生み出される空気流に含まれる塵埃を捕捉するフィルタ(30)と、前記フィルタ(30)を所定の第1角度位置と第2角度位置との間で揺動させるように構成されたフィルタ移動手段(40)とを具備する空気調和ユニットであって、
    前記フィルタ(30)は、第1面(30a)と該第1面の反対側の第2面(30b)とを有し、
    前記フィルタ(30)が前記第1角度位置に配置されたとき、前記フィルタ(30)の第1面(30a)が前記空気流の圧力を受け、
    前記フィルタ(30)が前記第2角度位置に配置されたとき、前記フィルタ(30)の第2面(30b)が前記空気流の圧力を受けて、前記フィルタ(30)に付着していた塵埃が前記空気流により除去されることを特徴とする空気調和ユニット。
  2. 前記熱交換器(6)を覆うように前記本体ケース(10)内に配置された内部ダクト(20)を更に具備し、
    前記内部ダクト(20)は、前記熱交換器(6)の上流側に空気流入口(25)を、及び下流側に空気流出口(26)を備え、
    前記フィルタ(30)は、それが前記第1角度位置に配置されたとき前記空気流入口(25)を覆うことを特徴とする、請求項1に記載の空気調和ユニット。
  3. 本体ケース(10)と、その内部に配設された熱交換器(6)と、送風ファン(7)と、前記送風ファン(7)によって生み出される空気流に含まれる塵埃を捕捉する第1及び第2フィルタ(30、31)と、前記第1及び第2フィルタ(30、31)を所定の第1角度位置と第2角度位置との間でそれぞれ独立に揺動させるように構成されたフィルタ移動手段(140)とを具備する空気調和ユニットであって、
    前記第1及び第2フィルタ(30、31)は、それぞれ第1面(30a、31a)と該第1面の反対側の第2面(30b、31b)とを有し、
    前記第1及び第2フィルタ(30、31)が前記第1角度位置に配置されたとき前記第1及び第2フィルタ(30、31)のそれぞれの第1面(30a、31a)が前記空気流の圧力を受け、
    前記第1及び第2フィルタ(30、31)が前記第2角度位置に配置されたとき、前記第1及び第2フィルタ(30、31)のそれぞれの第2面(30b、31b)が前記空気流の圧力を受けて、前記第1及び第2フィルタ(30、31)に付着していた塵埃が前記空気流により除去されることを特徴とする空気調和ユニット。
  4. 前記本体ケース(10)が、前記第2角度位置に配置された前記第1及び第2フィルタ(30、31)に対向する位置に形成された開閉可能な塵埃排出口(13)を備え、
    前記第1及び第2フィルタ(30、31)が前記第2角度位置に配置されたとき、前記塵埃排出口(13)を所定の時間だけ開放することを特徴とする、請求項3に記載の空気調和ユニット。
  5. 前記熱交換器(6)を覆うように前記本体ケース(10)内に配置された内部ダクト(20)を更に具備し、
    前記内部ダクト(20)は、前記熱交換器(6)の上流側に空気流入口(25)を、及び下流側に空気流出口(26)を備え、
    前記第1及び第2フィルタ(30、31)は、それらが前記第1角度位置に配置されたとき前記空気流入口(25)を覆うことを特徴とする、請求項3又は4に記載の空気調和ユニット。
  6. 本体ケース(10)と、その内部に配設された熱交換器(6)と、送風ファン(7)と、前記送風ファン(7)によって生み出される空気流に含まれる塵埃を捕捉する無端帯状フィルタ(32)と、前記無端帯状フィルタ(32)を所定の軌道に沿って循環移動させるフィルタ移動手段(40)とを具備する空気調和ユニットであって、
    前記フィルタ移動手段(240)は、前記無端帯状フィルタ(32)が掛け回される複数のローラ(43、44、45)を具備して、前記無端帯状フィルタ(32)を前記熱交換器の上流側の第1位置と下流側の第2位置を通る軌道に沿って循環移動させるように構成されており、
    前記無端帯状フィルタ(32)の前記第1位置に配置された部分の外面(32a)が前記空気流の圧力を受け、前記第2位置に配置された部分の内面(32b)が前記空気流の圧力を受けて前記第2位置に配置された部分に付着していた塵埃が前記空気流により除去されることを特徴とする、空気調和ユニット。
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