JP2008196740A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】専用のデータ収集装置や高度な専門知識を有したオペレータを必要とせず、簡単な処理で、制御を中断することなく、即座にシステム内の異常を判定する。
【解決手段】例えば、空調制御システムにおける流量制御用のバルブを操作手段とし、このバルブが発揮する調節能力(開度)を、そのバルブが有する最大能力(100%)未満の所定の能力範囲(例えば、0〜90%)を通常の制御範囲として、空調制御エリアの空調負荷状態に応じて制御する。通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値として判断能力PX(例えば、95%)を定め、バルブが発揮する調節能力(開度)が判断能力PX以上となった時間(継続時間、積算時間、積算時間の稼働時間に対する割合など)に基づいて空調制御システム内の異常を判定する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、通過する流体の流量を操作量として調節するバルブやダンパなどの操作手段を備えた制御システムに関するものである。
従来より、セントラル空調方式における空調設備運用改善の手法として、室内温湿度、外気温湿度、消費エネルギーといった計測値や設定値を専用のデータ収集用装置に収集しておき、後日問題のあった系統に関してオペレータが対象期間の全データを理想状態と比較して問題点を発見する、という方法が一般的に採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−284821号公報 特開2005−133980号公報
しかしながら、上述した方法では、専用のデータ収集用装置を必要とし、高度な専門知識を有したオペレータによる解析作業が必要となる。このため、上述した方法が採用されるのは一部の物件に留まり、空調制御システムでの運用問題は設定ミスや機器の劣化といった対策が明解な原因に起因することが多いにも拘わらず、原因が発見されずに運用に問題がある状況で放置され、快適性や省エネルギーを犠牲にしている場合が多かった。
なお、特許文献2では、空気調和運転を実施するために必要な制御を行う制御手段と、制御に必要な各部の温度・圧力を検出するセンサ手段とを備えた空調制御システムにおいて、所定の運転パターンを実施する試運転手段を設け、試運転中にセンサ手段の検出値およびこのセンサ手段の検出値を元に制御演算された内部パラメータと予め記憶された設定値との比較により、システム内の異常(例えば、冷媒漏れ、冷媒系閉塞、冷媒過充満など)をマイクロコンピュータによって判定するようにしている。この空調制御システムでは、専用のデータ収集装置を必要とせず、高度な専門知識を有したオペレータも必要としない。
しかしながら、この特許文献2に示された空調制御システムでは、システム内の異常を判定するために、実際の空調制御(本運転)を中止して、試運転を行わなければならない。すなわち、この空調制御システムでは、本運転中(空調制御中)にシステム内の異常を判定することができず、システム内の異常発生に対して即座に対応することができない。また、センサ手段の検出値や制御演算された内部パラメータと設定値とを比較しなければならず、処理が複雑となり、マイクロコンピュータにかかる負荷が大きい。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、専用のデータ収集装置や高度な専門知識を有したオペレータを必要とせず、簡単な処理で、制御を中断することなく、即座にシステム内の異常を判定することができる制御システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、通過する流体の流量を操作量として調節する操作手段を備えた制御システムにおいて、操作手段が発揮する操作量に対する調節能力を、操作手段が有する最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲として、制御対象の状態に応じて制御する制御手段と、通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値として定められる所定の能力を判断能力とし、操作手段が発揮した調節能力が判断能力以上となった時間に基づいてシステム内の異常を判定する異常判定手段とを設けたものである。
この発明において、例えば、操作手段を流量制御用のバルブとした場合、このバルブの開度θが操作量に対する調節能力として制御される。ここで、操作手段が有する最大能力を100%開度、通常の制御範囲を0〜90%開度とすると、正常時には制御対象の状態に応じて0≦θ≦90%の範囲内でバルブの開度θが制御される。この場合、90%<θ≦100%の範囲内にバルブの開度θが位置すれば、システム内に何らかの異常が発生していることが分かる。
本発明は、この点に着目し、通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値として定められる所定の能力を判断能力とし、操作手段が発揮した調節能力が判断能力以上となった時間に基づいてシステム内の異常を判定する。例えば、90%<θ≦100%の範囲内の所定の能力として95%を判断能力とすると、バルブの開度θが95%以上となった時間に基づいてシステム内の異常が判定される。
この場合の異常判定方法として、バルブの開度θが95%以上となってからの継続時間を測定し、この継続時間が所定値を超えた場合に異常と判定したり、バルブの開度θが95%以上となった時間を積算し、この積算した時間が所定値を超えた場合に異常と判定したりすることが考えられる。また、バルブの開度θが95%以上となった時間を積算し、この積算した時間をバルブの稼働時間で除した値が所定値を超えた場合に異常と判定したりしてもよく、バルブの開度θが95%以上となった時点で直ちに異常と判定するようにしてもよい。なお、100%を判断能力とすると、バルブの開度θが100%以上となった時間、すなわちバルブが全開状態となった時間に基づいて、システム内の異常が判定される。
本発明は、空調制御システムへの適用を想定しているが、空調制御システム以外への適用も可能である。空調制御システムへ適用する場合、空調設備(空調機や熱源機等)への熱媒体の流量を操作量として調節する操作手段を用い、空調設備が発揮する空調能力を、操作手段が有する最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲として、空調制御エリアの状態に応じて制御する。また、通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値として定められる所定の能力を判断能力とし、操作手段が発揮した調節能力が判断能力以上となった時間に基づいてシステム内の異常を判定する。空調制御システムでは、例えば、温度・湿度などの設定ミスにより負荷が設計能力以上となったり、機器劣化により能力が設計能力以下となっていることがある。本発明を空調制御システムへ適用することにより、このような状態をシステム内の異常として、空調制御を中断することなく、間接的に知ることができる。
本発明によれば、操作手段が発揮する調節能力を最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲として制御対象の状態に応じて制御する一方、通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値として判断能力を定め、操作手段が発揮した調節能力が判断能力以上となった時間に基づいてシステム内の異常を判定するようにしたので、専用のデータ収集装置や高度な専門知識を有したオペレータを必要とせず、簡単な処理で、制御を中断することなく、即座にシステム内の異常を判定することができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る制御システムの一実施の形態の要部を示す図である。
同図において、1は空調機、2は空調機1に付設された制御装置、3は空調機1からの調和空気が供給される空調制御エリア、4は空調制御エリア3内の空調制御に貢献した調和空気を排出する排風機である。
空調機1には、送風機1−1、温水コイル1−2、冷水コイル1−3、加湿器1−4が設けられている。また、温水コイル1−2への温水HWの供給通路には温水バルブ5−1が、冷水コイル1−3への冷水CWの供給通路には冷水バルブ5−2が、加湿器1−4へのスチームSTの供給通路にはスチームバルブ5−3が設けられている。
空調制御エリア3には温度センサ6や湿度センサ7が設けられており、空調機1への外気OAの供給通路には外気ダンパ8が設けられ、空調制御エリア3からの外気への排気EXの排出通路には排気ダンパ9が設けられている。また、排気EXの一部が還気RAとして空調機1へ戻されるようになっており、空調機1への還気RAの還流通路には還気ダンパ10が設けられている。なお、11は空調機1からの空調制御エリア3への給気SAの温度を検出する給気温度センサ、12は空調機1への還気RAの温度を検出する還気温度センサである。
制御装置2は、温度センサ6および湿度センサ7からの空調制御エリア3における検出温度tpvおよび検出湿度RHpvを入力とし、検出温度tpvおよび検出湿度RHpvが設定温度tspおよび設定湿度RHspに合致するように、温水バルブ5−1,冷水バルブ5−2およびスチームバルブ5−3への制御信号を生成する。
図2にバルブ5(5−1,5−2,5−3)のハードウェア構成の概略を示す。同図において、5AはCPU、5BはRAM、5CはROM、5Dは表示部、5E〜5Gはインタフェース、5Hは不揮発性のメモリである。CPU5Aは、RAM5Bや不揮発性のメモリ5Hにアクセスしながら、ROM5Cに格納されたプログラムに従って動作し、制御装置2からの制御信号に応じて自己のバルブ5の開度θを制御する。ROM5Cには、本実施の形態特有のプログラムとして、バルブ5の開度θからこのバルブ5が設けられたシステム(空調制御システム)内の異常を診断する異常診断プログラムが格納されている。
なお、この実施の形態において、制御装置2における温度制御や湿度制御は、温度偏差や湿度偏差のPID演算によりバルブ5の開度θを調節するフィードバック制御を採用しており、制御に用いるバルブ5のサイズは空調機1の設計設備最大能力時に100%未満の開度となるように選定されている。これにより、本実施の形態において、制御装置2は、バルブ5が発揮する操作量(通過する流体の流量)に対する調節能力を、バルブ5が有する最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲として、空調制御エリア3の温湿度の状態に応じて制御する。この例では、図3に示すように、最大能力を100%開度(全開)、通常の制御範囲を0〜90%開度とし、通常の制御範囲0〜90%内でバルブ5の開度θが制御されるものとする。
〔最大能力未満の能力範囲を通常の制御範囲とする理由〕
例えば、空調機1に想定した圧力がかかり過ぎている状態で(特にポンプに近い空調機)、居住者が目いっぱい設定温度tspを下げて、PIDの偏差通り、冷水バルブ5−2が100%開度となったとする。この場合、当然、冷水コイル1−3の設計交換熱量以上の熱量を要求しているわけだが、例えば7℃→12℃の温度差、10CMH(流量/h)の設計で、瞬時熱量は5℃×10CMH×k(熱量換算係数)→50kW/hとすると、冷水バルブ5−2が冷水を流し過ぎて20CMHとなっても冷水コイル1−3は50kW/hしか熱量を出せないから、還りの温度は9.5℃となる。この結果、20CMH流し過ぎているポンプの電力は上がり、還り温度が9.5℃となっているチラーの効率は下がり、消費エネルギーが増大する。このような問題を最大能力未満の能力範囲を通常の制御範囲とすることにより解決することが可能となる。
〔実施の形態1〕
以下、バルブ5における異常診断プログラムに従う異常診断処理動作の第1例について、図4に示したフローチャートを参照して説明する。なお、この異常診断プログラムでは、通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値として、すなわち90%を超え100%以下の値として、例えば95%が判断能力PXとして定められているものとする。この判断能力PXは、不揮発性のメモリ5Hに格納し、必要に応じて変更できるようにしてもよい。
CPU5Aは、バルブ5の開度θを定期的にチェックし(ステップ101)、判断能力PXと比較する(ステップ102)。開度θが判断能力PX以上となれば(ステップ102のYES)、タイマ時間TCの計時を開始する(ステップ103)。
このタイマ時間TCの計時中、予め定められている時間TSに達する前に開度θが判断能力PXを下回れば(ステップ104のYES)、タイマ時間TCをリセットして0とし(ステップ105)、ステップ101に戻り、同様動作を繰り返す。
これに対し、タイマ時間TCが予め定められている時間TSを超えれば(ステップ106のYES)、すなわち開度θが判断能力PX以上となってからの継続時間を測定し、この継続時間が所定値(TS)を超えれば、CPU5Aはシステム内に何らかの異常が発生したものと判断し、表示部5Dにおいてランプを点滅させるなどして異常を知らせたり、制御装置2へ異常が生じた旨の知らせを送ったりする(ステップ107)。
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、開度θが判断能力PX以上となってからの継続時間を測定し、この継続時間が所定値を超えた場合に異常と判定するようにした。これに対し、実施の形態2では、開度θが判断能力PX以上となった時間を積算し、この積載した時間が所定値を超えた場合に異常と判定する。図5にこの場合のフローチャートを示す。
CPU5Aは、バルブ5の開度θを定期的にチェックし(ステップ201)、判断能力PXと比較する(ステップ202)。開度θが判断能力PX以上となれば(ステップ202のYES)、不揮発性のメモリ5Hに格納されている前回までの開度θが判断能力PX以上となった積算時間TADold を読み込むと同時に(ステップ203)、タイマ時間TCの計時を開始し(ステップ204)、前回までの積算時間TADold とタイマ時間TCとを加算して現在の積算時間TADnew とする(ステップ205)。なお、初期状態において、不揮発性のメモリ5H内の積算時間TADold は0とされている。
このタイマ時間TCの計時中、予め定められている時間TSに達する前に開度θが判断能力PXを下回れば(ステップ206のYES)、タイマ時間TCをリセットして0とし(ステップ207)、また現在の積算時間TADnew を前回までの積算時間TADold として不揮発性のメモリ5Hに上書きし(ステップ208)、ステップ201に戻り、同様動作を繰り返す。
これに対し、現在の積算時間TADnew が予め定められている時間TSを超えれば(ステップ209のYES)、すなわち開度θが判断能力PX以上となった時間を積算し、この積算した時間が所定値(TS)を超えれば、CPU5Aはシステム内に何らかの異常が発生したものと判断し、表示部5Dにおいてランプを点滅させるなどして異常を知らせたり、制御装置2へ異常が生じた旨の知らせを送ったりする(ステップ210)。
〔実施の形態3〕
実施の形態2では、開度θが判断能力PX以上となった時間を積算し、この積載した時間が所定値を超えた場合に異常と判定するようにした。これに対し、実施の形態3では、開度θが判断能力PX以上となった時間を積算し、この積算した時間をバルブ5の稼働時間で除した値が所定値を超えた場合に異常と判定する。図6にこの場合のフローチャートを示す。
なお、この実施の形態3において、CPU5Aは、図6に示したフローチャートとは別に、バルブ5の稼働時間TMを計測し、不揮発性のメモリ5Hに逐次書き込む処理を行うものとする。
CPU5Aは、バルブ5の開度θを定期的にチェックし(ステップ301)、判断能力PXと比較する(ステップ302)。開度θが判断能力PX以上となれば(ステップ302のYES)、不揮発性のメモリ5Hに格納されている前回までの開度θが判断能力PX以上となった積算時間TADold を読み込むと共に(ステップ303)、タイマ時間TCの計時を開始し(ステップ304)、前回までの積算時間TADold とタイマ時間TCとを加算して現在の積算時間TADnew とする(ステップ305)。
このタイマ時間TCの計時中、CPU5Aは、積算時間TADnew が得られる毎に、その積算時間TADnew を不揮発性のメモリ5Hに格納されているバルブ5の稼働時間TMで除して、稼働時間TMに占める現在の異常運転状態の割合α(α=TADnew /TM)を求める(ステップ309)。
CPU5Aは、現在の異常運転状態の割合αが予め定められている閾値αthに達する前に開度θが判断能力PXを下回れば(ステップ306のYES)、タイマ時間TCをリセットして0とし(ステップ307)、また現在の積算時間TADnew を前回までの積算時間TADold として不揮発性のメモリ5Hに上書きし(ステップ308)、ステップ301に戻り、同様動作を繰り返す。
これに対し、現在の異常運転状態の割合αが予め定められている閾値αthを超えれば(ステップ310のYES)、すなわち開度θが判断能力PX以上となった時間を積算し、この積算した時間をバルブ5の稼働時間で除した値が所定値(αth)を超えれば、CPU5Aはシステム内に何らかの異常が発生したものと判断し、表示部5Dにおいてランプを点滅させるなどして異常を知らせたり、制御装置2へ異常が生じた旨の知らせを送ったりする(ステップ311)。
空調制御システムでは、例えば、設定温度・湿度などの設定ミスにより負荷が設計能力以上となったり、機器劣化により能力が設計能力以下となっていることがある。上述した実施の形態1〜3では、このような状態を空調制御システム内の異常として、空調制御を中断することなく、間接的に知ることができる。
なお、上述した実施の形態1では、開度θが判断能力PX以上となった継続時間を測定し、この継続時間が所定値を超えた時に異常と判定するようにしたが、開度θが判断能力PX以上となった時点で直ちに異常と判定するようにしてもよい。この場合、開度θが判断能力PX以上となると瞬時に異常と判定されるが、これは継続時間がほゞ0である場合に相当する。
また、上述した実施の形態1〜3では、開度θと比較する判断能力PXを95%としたが、判断能力PXは通常の制御範囲の上限を超え最大能力までの間の所定値であればよく、最大能力である100%を判断能力PXとしてもよい。実際には、最大能力である100%を判断能力PXとすることが多い。100%を判断能力PXとすると、バルブ5の開度θが100%以上となった時間、すなわちバルブ5が全開状態となった時間に基づいて、システム内の異常が判定される。
また、上述した実施の形態1〜3では、バルブ5内でシステム内の異常を判定するようにしたが、バルブ5における開度情報を制御装置2へ送り、制御装置2内で同様にしてシステム内の異常を判定するようにしてもよい。また、バルブ5における開度情報を制御装置2から上位の診断装置へネットワークを介して送り、上位の診断装置において同様にしてシステム内の異常を判定するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3では、流量制御用のバルブを操作手段とした例について説明したが、風量制御用のダンパなどを操作手段としてもよい。
また、例えば、図7に示すように、1台ではなく、2台のバルブ5を操作手段とするようにしてもよい。この場合、バルブ5,5が発揮し得る調節能力の合計値200%が最大能力となり、この最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲(例えば、0〜190%)として、異常を判定するための判断能力PXを定めるようにする。
また、上述した実施の形態1〜3では、空調制御システムを例にとって説明したが、空調制御システムに限られるものではない。例えば、工業システムにおいて、プロセスの量を制御するバルブを操作手段として、本発明を適用することも可能である。
本発明に係る制御システムの一実施の形態の要部を示す図である。 この制御システム(空調制御システム)において操作手段として用いるバルブのハードウェア構成の概略を示す図である。 このバルブが発揮する操作量に対する最大能力、通常の制御範囲および判断能力の関係を示す図である。 このバルブにおける異常診断プログラムに従う異常診断処理動作の第1例(実施の形態1)を示すフローチャートである。 このバルブにおける異常診断プログラムに従う異常診断処理動作の第2例(実施の形態2)を示すフローチャートである。 このバルブにおける異常診断プログラムに従う異常診断処理動作の第3例(実施の形態3)を示すフローチャートである。 2台のバルブを操作手段とする例を説明する図である。
符号の説明
1…空調機、1−1…送風機、1−2…温水コイル、1−3…冷水コイル、1−4…加湿器、2…制御装置、3…空調制御エリア、4…排風機、5−1…冷水バルブ、5−2…温水バルブ、5−3…スチームバルブ、5…バルブ、5A…CPU、5B…RAM、5C…ROM、5D…表示部、5E〜5G…インタフェース、5H…不揮発性のメモリ、6…温度センサ、7…湿度センサ、8…外気ダンパ、9…排気ダンパ、10…還気ダンパ、11…給気温度センサ、12…還気温度センサ。

Claims (5)

  1. 通過する流体の流量を操作量として調節する操作手段を備えた制御システムにおいて、
    前記操作手段が発揮する操作量に対する調節能力を、前記操作手段が有する最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲として、制御対象の状態に応じて制御する制御手段と、
    前記通常の制御範囲の上限を超え前記最大能力までの間の所定値として定められる所定の能力を判断能力とし、前記操作手段が発揮した調節能力が前記判断能力以上となった時間に基づいてシステム内の異常を判定する異常判定手段と
    を備えることを特徴とする制御システム。
  2. 請求項1に記載された制御システムにおいて、
    前記異常判定手段は、
    前記操作手段が発揮した調節能力が前記判断能力以上となってからの継続時間を計測し、この継続時間に基づいてシステム内の異常を判定する
    ことを特徴とする制御システム。
  3. 請求項1に記載された制御システムにおいて、
    前記異常判定手段は、
    前記操作手段が発揮した調節能力が前記判断能力以上となった時間を積算し、この積算した時間に基づいてシステム内の異常を判定する
    ことを特徴とする制御システム。
  4. 請求項1に記載された制御システムにおいて、
    前記異常判定手段は、
    前記操作手段が発揮した調節能力が前記判断能力以上となった時間を積算し、この積算した時間を前記操作手段の稼働時間で除した値に基づいてシステム内の異常を判定する
    ことを特徴とする制御システム。
  5. 空調設備への熱媒体の流量を操作量として調節する操作手段を備えた制御システムにおいて、
    前記空調設備が発揮する空調能力を、前記操作手段が有する最大能力未満の所定の能力範囲を通常の制御範囲として、空調制御エリアの空調負荷状態に応じて制御する制御手段と、
    前記通常の制御範囲の上限を超え前記最大能力までの間の所定値として定められる所定の能力を判断能力とし、前記操作手段が発揮した調節能力が前記判断能力以上となった時間に基づいてシステム内の異常を判定する異常判定手段と
    を備えることを特徴とする制御システム。
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