JP2008196415A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮機において、潤滑油の漏れを防止する。
【解決手段】圧縮機において、可動スクロール17の旋回運動に伴って、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに間欠的に連通する。可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに非連通状態であるときには、可動ピン30の給油穴30aが可動基板部17aにより閉ざされる。このため、間隙Kaと、可動ピン30の給油穴30aとの間が閉じられる。したがって、可動ピン30の給油穴30aから潤滑油が間隙Ka内に流れることを防止できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、固定部に対する可動部の変位によって冷媒を圧縮する圧縮機に関する。
従来、この種の電動圧縮機では、コンプレッサハウジング内において可動スクロール部が固定スクロール部に対してスクロール運動して冷媒を圧縮する圧縮機構と、この圧縮機構により圧縮された冷媒から分離部により分離された潤滑油をコンプレッサハウジング内の駆動軸の軸受け部に導く潤滑油導入通路を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、潤滑油導入通路は、可動スクロール部および固定スクロール部を貫通してコンプレッサハウジング内の駆動軸の軸受け部に連通するように形成されている。分離部から潤滑油導入通路を介して流入される潤滑油が駆動軸および軸受け部の間に供給されて、駆動軸が円滑に回転されることになる。
特開2005−201173号公報
しかし、上述の電動圧縮機では、潤滑油導入通路は、可動スクロール部および固定スクロール部を貫通するように形成されている。このため、可動スクロール部の旋回運動に伴って、可動スクロール部側潤滑油導入通路と固定スクロール部側潤滑油導入通路とが間欠的に連通することになる。
ここで、可動スクロール部および固定スクロール部の間には焼き付け防止のために間隙が設けられている。可動スクロール部側潤滑油導入通路と固定スクロール部側潤滑油導入通路と非連通状態であるときには、可動スクロール部側潤滑油導入通路から当該間隙に潤滑油が漏れ、十分な量の潤滑油が軸受け部側に供給されなくなる。
本発明は、上記点に鑑み、潤滑油が漏れを抑制するようにした圧縮機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、冷媒吸入口(13)および冷媒吐出口(22)を備えるハウジング(1、1a、1c)と、ハウジング内に収納され、固定部(24)と、変位可能に支持される可動部(17)と、を有する圧縮機構(4)と、を備え、可動部の変位により、冷媒吸入口から低圧冷媒を吸入、圧縮し高圧冷媒を前記冷媒吐出口から吐出するものであり、ハウジング内に収納され、圧縮機構により圧縮された冷媒から潤滑油を分離する分離部(21b)と、固定部および可動部にそれぞれ設けられ、分離部からの潤滑油を低圧冷媒および高圧冷媒の圧力差に基づいてハウジング内の摺動部に導く導入路(31、32、50)と、を備え、
可動部が変位することにより、固定部側導入路と可動部側導入路とが間欠的に連通するように構成される圧縮機であって、可動部および固定部のうち一方の部材の導入路内にて他方の部材側に変位可能に収納され、かつ給油穴(30a)を有する給油通路部材(30)を備え、導入路のうち固定部側導入路(31、32)と可動部側導入路(50)とが連通状態であるときには、一方の導入路内の潤滑油が給油通路部材の給油穴を通して他方の導入路に供給され、
固定部側導入路と可動部側導入路とが非連通状態であるときには、給油通路部材は、他方の部材側に押圧されて給油穴が他方の部材により閉じられることを第1の特徴とする。
したがって、給油通路部材の給油穴から潤滑油が漏れることを抑制できるので、潤滑油の漏れを抑制できる。
ここで、「ハウジング内の摺動部」とは、互いに摺動するように配置された2つの部材の隙間であり、例えば、「駆動軸および軸受け部の隙間」である。
本発明では、給油通路部材は、軸線方向に貫通する給油穴を有し、かつ一方の部材の導入路内にて移動可能に収納される給油可動部材であり、さらに給油可動部材は、他方の部材側に押圧されて他方の部材側に移動して給油穴が他方の部材により閉じられることを第2の特徴とする。
この場合、給油可動部材が他方の部材側に移動して給油穴が他方の部材により閉じられるので、潤滑油の漏れを抑制できる。
本発明は、給油可動部材は、圧縮機構からの高圧冷媒と低圧冷媒との圧力差により他方の部材側に押圧されることを第3の特徴とする。
したがって、押圧するためのバネ等の弾性部材を用いることなく、給油可動部材を押圧することができる。
本発明では、給油可動部材を径方向から囲むように形成され、かつ給油可動部材の外周面と一方の部材の導入路の内周面との間を密閉するシール部材(400)が設けられていることを第4の特徴とする。
したがって、給油可動部材の外周面と一方の部材の導入路の内周面との間の隙間から潤滑油が漏れることを防止できる。
本発明では、給油通路部材は、弾性部材により形成され、かつ一方の部材の導入路内にて弾性変形可能に収納されており、さらに給油通路部材は、他方の部材側に押圧されて弾性変形して、給油穴が他方の部材により閉じられることを第5の特徴とする。
したがって、給油通路部材は、その弾性変形により、給油穴を他方の部材により閉鎖させることができる。
本発明では、可動部と固定部との間の間隙において給油通路部材を囲むように形成され、間隙を密閉する補助シール部材(400A)が設けられていることを第6の特徴とする。
これにより、給油通路部材から間隙内に潤滑油が漏れることがあっても、補助シール部材によりその潤滑油を補助シール部材の内側に止めることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体例との対応関係を示すものである。よって、当該符号により上記手段に記載された発明が後述する具体例に限定するものではない。
(第1実施形態)
図1に本発明の圧縮機を適用されてなるヒートポンプ式給湯機の第1実施形態を示す。
ヒートポンプ式給湯機は、冷媒を吸入して圧縮する圧縮機100と、この圧縮機100からの吐出冷媒と貯湯タンク内の給湯水との間で熱交換する水冷媒熱交換器110と、水冷媒熱交換器110から流出した冷媒を減圧する減圧器120と、外気から吸熱して減圧器120から流出する冷媒を蒸発させる蒸発器130と、蒸発器130からの冷媒を液相冷媒と気相冷媒に分離して気相冷媒を圧縮機100に供給する気液分離器140とを備える。冷媒としては、例えば、二酸化炭素が用いられている。
次に、本実施形態の圧縮機100の構造について図2〜図4を参照して説明する。
図2は圧縮機100の内部構造を示す断面図であり、図3は図2中A部分の拡大図である。
図2に示すように、圧縮機100は、略水平に配置される横置き型圧縮機であって、金属製の略円筒状のハウジング1を備える。ハウジング1の軸方向一端側開口部(図中左側開口部)には、蓋部1aが填め込まれ、ハウジング1の軸方向他端側開口部(図中右側開口部)には、蓋部1cが填め込まれている。
ハウジング1内には、モータ部3が配置されており、モータ部3は、ロータ9およびステータ11を備える。ロータ9は、磁石からなる円筒部材であり、ロータ9の中空部には、駆動軸10が圧入固定されている。ステータ11は、ハウジング1内に支持され、ステータコア(磁性体からなる)に対してステータコイル11aが回巻されて構成されている。ステータ11は、ロータ9に回転磁界を与えてロータ9を回転させる。
駆動軸10は、金属製からなるもので、水平方向に配置されている。駆動軸10の一端部(図中左側)は、軸受部材29aにより回転自在に支持される。軸受部材29aは、支持壁6を介してハウジング1の内壁により支持されている。軸受部材29aと支持壁6とはボルトBOにより締結されている。
支持壁6には、潤滑油を流す潤滑油通路(図示省略)が設けられている。駆動軸10の他端部(図中右側)は、軸受部材29bにより回転自在に支持される。軸受部材29bは、ハウジング1の内壁により支持されている。
駆動軸10には、その軸方向に延びるように形成されて軸方向両端部の間を貫通する給油穴10aと、給油穴10a側から軸受部材29a側に連通する油注入穴10cが形成されている。駆動軸10には、給油穴10a側から軸受部材29b側に連通する油注入穴10bが形成されている。軸受部材29aには、給油穴10aに連通して軸方向一端部に開口する油排出穴290が設けられている。
なお、油排出穴290を止め栓により閉塞させ、油注入孔10cを通る潤滑油を増やすようにしてもよい。
駆動軸10の他端部には、その一端部側に対して軸がずれて形成される偏心部10eが形成される。偏心部10eには可動スクロール17のボス部17cが嵌合されている。これにより、駆動軸10の回転に伴い、可動スクロール17が旋回運動することになる。
可動スクロール17は、固定スクロール24とともに、冷媒を圧縮する圧縮機構4を構成し、可動スクロール17は、ボス部17cとともに、可動基板部17aおよび旋回羽根部17bを備えている。可動基板部17aは、円盤状に形成されており、旋回羽根部17bは、可動基板部17aから駆動軸10に対して反対側に突出し、かつ渦巻き状に形成されている。
固定スクロール24は、固定基板部24aおよび固定羽根部24bを備えている。固定基板部24aは、円盤状に形成され、可動基板部17aに対向して配置されている。固定基板部24aおよび可動基板部17aの間には圧縮室18が形成される。
固定羽根部24bは、固定基板部24aから可動基板部17aに向けて突出し、かつ渦巻き状に形成されている。固定羽根部24bおよび旋回羽根部17bは、圧縮室18で、互いに噛み合うように配置されている。固定基板部24aは、軸受部材29bにより支持されている。固定基板部24aは、軸受部材29bに対してボルトBOにより締結されている。
固定基板部24aに対して外周側には吸入口13が設けられており、吸入口13は、ハウジング1に対して外側に開口して、かつ圧縮室18に連通するように設けられている。
固定基板部24aに対して駆動軸10の反対側には吐出室20aが設けられている。固定基板部24aには、吐出孔19が設けられており、吐出孔19は、吐出室20aおよび圧縮室18の間を連通している。吐出室20aには、逆止弁20が設けられている。逆止弁20は、圧縮室18から吐出孔19を介して吐出される高圧冷媒が逆流することを止める弁体である。
吐出室20aの下流側には、オイル分離機構21bが設けられており、オイル分離機構21bは、内筒と外筒とからなる周知の二重筒構造の旋回流体型油分離器である。オイル分離機構21bは、吐出室20aから冷媒供給通路21aを介して供給される冷媒から潤滑油を分離する。オイル分離機構21bに対して外周側には、ハウジング1に向けて開口する吐出口22が設けられている。吐出口22は、オイル分離機構21bで潤滑油を除かれた冷媒を水冷媒熱交換器110に向けて吐出するために設けられている。
オイル分離機構21bの下側には、高圧貯油室40が設けられており、高圧貯油室40は、オイル分離機構21bから給油通路21cを介して流下した潤滑油を貯める。固定基板部24aには、給油通路31が設けられており、給油通路31は一端が高圧貯油室40内部に開口している。
給油通路31のうち可動基板部17側には、図3に示すように、円柱形状空洞部である可動収納部32が設けられている。可動ピン30は、金属製の筒状の給油可動部材であって、その軸線方向が潤滑油流れ方向(図3中矢印Na)に一致するように配置されている。可動収納部32には、円筒状の可動ピン30が軸方向に移動可能に収納されている。
可動ピン30には、軸線方向に延びる給油穴30aが設けられている。給油穴30aは、給油通路31に連通している。可動ピン30のうち潤滑油流れ上流側端面には、給油通路31から流れる冷媒圧力を受ける受圧面30bが形成されている。
可動スクロール17の可動基板部17aには、給油穴50が設けられており、給油穴50は、可動スクロール17の旋回運動に伴って、図4に示すように、可動ピン30の給油穴30a(すなわち、可動収納部32)に間欠的に連通する。 なお、図4中1点鎖線200は、可動基板部17aの給油穴50の旋回軌跡を示す。
ここで、給油穴50の一端側は、固定基板部24a側に開口している。給油穴50は、図2に示すように、L字状に形成され、他端側が、貯油室51に連通している。貯油室51は、偏心部10eおよび可動基板部17aの間に形成され、駆動軸10の給油穴10aに繋がっている。
ここで、可動収納部32のうち潤滑油流れ方向に対する直交方向の断面積S3は、給油通路31のうち潤滑油流れ方向に対する直交方向の断面積S2に比べて、広くなっている(S3>S2)。給油穴30aのうち潤滑油流れ方向に直交する断面積S1は、給油通路31の断面積S2に比べて、狭くなっている(S2>S1)。可動収納部32のうち潤滑油流れ方向に対する直交方向の断面積S3は、給油穴30aのうち潤滑油流れ方向に直交する断面積S1よりも大きい(S3>S1)。給油穴50のうち潤滑油流れ方向に直交する断面積S4は、給油穴30aの断面積S1よりも大きくなっている(S4>S1)。
また、軸受部材29bには、後述するようにハウジング1の下側に溜まる潤滑油を圧縮機構4側に戻す油導入通路16が設けられている。
次に、本実施形態の作動について説明する。
まず、モータ部3の駆動軸10が可動スクロール17を駆動すると、可動スクロール17が旋回運動する。すると、固定羽根部24bおよび旋回羽根部17bの間の容積が変化する。これに伴い、低圧冷媒が吸入口13を介して圧縮室18に吸入され圧縮される。 このため、圧縮室18からの高圧冷媒が吐出孔19、吐出室20a、および冷媒供給通路21aを通してオイル分離機構21bに向かって流れる。
オイル分離機構21bでは、高圧冷媒が巻き起こす旋回流の遠心力により冷媒中の潤滑油が分離して、残る冷媒が吐出口22から吐出さる。このとき、潤滑油は、給油通路21cを介して高圧貯油室40に流れる。
その後、高圧貯油室40からの潤滑油が高圧冷媒(圧縮後の冷媒圧力)および低圧冷媒(圧縮前の冷媒圧力)の圧力差により軸受け部29a、29bに導かれる。
具体的には、潤滑油が、固定基板部24a内の給油通路31を通過して可動収納部32に向けて流れる。可動収納部32において、可動ピン30の受圧面30bに潤滑油が可動基板部17側に押圧する。
ここで、可動ピン30の受圧面30bが可動収納部32の潤滑油最上流部32aに位置するとき、可動ピン30の受圧面30bのうち給油通路31に対応する部分で潤滑油から圧力を受ける。
このとき、可動ピン30が潤滑油から受ける力Fは、次式(1)で表される。
F=(Pd−Ps)(S2−S1)…(1)
Pdは高圧冷媒の圧力であり、Psは低圧冷媒の圧力である。
可動ピン30の受圧面30bが、図3に示すように、可動収納部32の潤滑油最上流部32aから離れているとき(すなわち、可動収納部32の潤滑油最上流部32aおよび受圧面30bの間に空間ができるとき)、可動ピン30がその受圧面30b全体で潤滑油から圧力を受ける。
このとき、可動ピン30が潤滑油から受ける力Fは、次式(2)で表される。
F=(Pd−Ps)(S3−S1)…(2)
一方、可動基板部17aは、上述の如く、固定基板部24aに対して旋回運動している。このため、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに間欠的に連通する。
可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに非連通状態であるときには、図3に示すように、可動ピン30の給油穴30aが可動基板部17aにより閉ざされる。このため、固定基板部24aと可動基板部17aとの間の間隙Kaと、可動ピン30の給油穴30aとの間が閉じられる。
また、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに連通状態であるときには、潤滑油が可動ピン30の給油穴30aを通して可動基板部17aの給油穴50内に流れる。
次に、潤滑油は給油穴50から貯油室51を経て駆動軸10の給油穴10a内に流れる。潤滑油の一部は、油注入穴10cを経て、軸受部材29aおよび駆動軸10の間の隙間に流れる。また、潤滑油の一部は、油注入穴10bを経て、軸受部材29bおよび駆動軸10の間の隙間に流れる。
このように、潤滑油が軸受部材29a、29bおよび駆動軸10の間の隙間に流れるので、駆動軸10が円滑に回転することができる。なお、「軸受部材29a、29bおよび駆動軸10の間の隙間」は「ハウジング内の摺動部」に相当する。
一方、残りの潤滑油は、駆動軸10の給油穴10aを経て軸受部材29aの油排出穴290からハウジング1下部に流れ落ちる。その後、この潤滑油は潤滑油通路8および油導入通路16を経て圧縮機構4側に吸入される。
以上説明した本実施形態によれば、可動スクロール17の旋回運動に伴って、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに間欠的に連通する。ここで、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに非連通状態であるときには、可動ピン30の給油穴30aが可動基板部17aにより閉ざされる。このため、間隙Kaと、可動ピン30の給油穴30aとの間が閉じられる。したがって、可動ピン30の給油穴30aから潤滑油が間隙Ka内に流れることを防止できる。これに伴い、オイル分離機構21b側からの潤滑油の供給量を増やす必要が無くなる。
また、本実施形態では、軸受け部29a、29b側に供給される高温状態の潤滑油の総量を減らすことができる。このため、圧縮機構4から吐出される高圧冷媒のうち、潤滑油に含まれる熱エネルギとして奪われるエネルギを減らすことができる。したがって、圧縮機100から水冷媒熱交換器110に高圧冷媒として送られる熱エネルギを増やすことができる。したがって、水冷媒熱交換器110で効率的に熱交換を行うことができる。
本実施形態では、可動収納部32のうち可動ピン30に対して上流側には、潤滑油が流れる空間32kが設けられ、この空間32kに可動ピン30の受圧面30bが露出している。このため、可動ピン30に対して冷媒の圧力を確実に加えることができる。
本実施形態では、潤滑油の供給量は、高圧側の給油穴30aが低圧側の給油穴50と連通する開口面積、および開口率(開口している時間的割合)により決まる。この緒元は、高圧側の給油穴30a断面積S1、および低圧側の給油穴50の断面積S4の2つにより決定される。本実施形態ではS4はS1より大きく設定されている(S4>S1)。
これにより、高圧側の給油穴30a、低圧側の給油穴50が、例え、加工・組み付けのバラツキにより相対的にずれたとしても、給油穴30aが給油穴50に連通時にはみ出す率が軽減され、すなわち、開口面積が減り、ひいては潤滑油の供給量が減るという懸念が軽減される。
また、高圧側の給油穴30a断面積S1が小さいため、万が一可動ピン30の端部に一時的に隙間ができたとしても、潤滑油の漏れを少なく抑えることができる。
一般的に、冷媒としては二酸化炭素を用いた冷凍サイクル装置では、その運転時には冷媒圧力の高低圧差が大きくなる。冷媒圧力の高低圧差が大きくなると、潤滑油の洩れ量が増える可能性がある。
これに対し、本実施形態の構成では、可動ピン30を用いて潤滑油の洩れ量を減らすことができるので、二酸化炭素を用いた冷媒圧力の高低圧差の大きな冷凍サイクルに本発明を適用することが好適である。
本実施形態では、スクロール型の圧縮機100の圧縮機構を構成する可動スクロール17および固定スクロール24は、厳密な寸法公差で設計されることが必要である。
一方、潤滑油の洩れ量を減らすためには、設計上、可動基板部17aの給油穴50と可動ピン30の給油穴30aとの相対位置を厳密に設定することが必要である。このため、可動基板部17aの給油穴50と可動ピン30の給油穴30aとの相対位置を厳密に設定するにあたり、本発明をスクロール型の圧縮機に適用することが好適である。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、図5に示すように、上述の第1実施形態の可動ピン30にシール部材400を装着して、可動ピン30の外周面と可動収納部32の内壁面との間から潤滑油が漏れるのを抑制する。シール部材400は、可動ピン30を径方向から囲むようにリング状に形成されるOリングである。
この場合、細かい異物が可動ピン30の外周に噛み混んで可動ピン30の動きが阻害されることはない。
(第3実施形態)
本第3実施形態では、図6に示すように、上述の第1実施形態の可動スクロール17および固定スクロール24の間の間隙Kaに対して、補助シール部材400Aを追加して、可動収納部32および可動ピン30から潤滑油が間隙Ka内に洩れても広がらないようにする。
補助シール部材400Aは、可動ピン30を囲むようにリング状に形成されており、補助シール部材400Aは、固定スクロール24のリング状の溝部401内に填め込まれている。補助シール部材400Aは、可動スクロール17の旋回運動に伴い、可動スクロール17に対して摺動する。
本実施形態では、補助シール部材400Aおよび溝部401の間の隙間には、高圧冷媒の圧力が作用して、補助シール部材400Aを可動スクロール17側に押し付けている。
(第4実施形態)
上述の第1〜3実施形態において、給油通路部材として金属製の可動ピン30を用いた例について説明したが、これに代えて、本第4実施形態では、バネ鋼等の弾性部材からなる弾性シール部材を給油通路部材として用いた例について説明する。
本実施形態の圧縮機100の構造を図7に示す。
弾性シール部材30Aは、太筒部300の潤滑油下流側に細筒部310が接続されて構成され、細筒部310は、可動収納部32内から間隙Ka側に突出するように配置されている。
太筒部300および細筒部310の連結部320は、筒部300、310に比べて厚みが薄くなっている。このため、連結部320の強度が筒部300、310に比べて剛性が低くなっている。このことにより、連結部320の弾性変形により細筒部310が可動基板部17a側に変位可能に構成されることになる。
太筒部300の給油穴30bと細筒部310の給油穴30aとは、連通しており、細筒部310の潤滑油流れ上流側に受圧面340が形成される。
ここで、細筒部310が可動基板部17aに押し付けられた状態で、太筒部300は、可動収納部32内に圧入等で固定されている。
なお、細筒部310には高圧側から冷媒圧力を受けて、可動基板部17aに押し付けられる構成であれば太筒部300の圧入時に可動基板部17aに押し付けられていなくてもよい。
このように構成される本実施形態では、潤滑油が、固定基板部24a内の給油通路31から可動収納部32内を経て弾性シール部材30Aの太筒部300に流れると、細筒部310の受圧面340に対して潤滑油が可動基板部17側に押圧する。
このとき、細筒部310が潤滑油から受ける力Fは、次式(3)で表される。
F=(Pd−Ps)(S3−S1)+F0…(3)
S3は、太筒部300の給油穴30bうち潤滑油流れ方向に対する直交方向の断面積であり、S1は、細筒部310の給油穴30aのうち潤滑油流れ方向に対する直交方向の断面積である。F0は、細筒部310の受圧面340に対して潤滑油が押圧していない状態で、連結部320の弾性力で細筒部310を押し付ける力である。
ここで、可動基板部17aの旋回運動に伴って、可動基板部17aの給油穴50が、細筒部310の給油穴30aに間欠的に連通する。
可動基板部17aの給油穴50が、細筒部310の給油穴30aに連通状態であるときには、潤滑油が細筒部310の給油穴30aを通して可動基板部17aの給油穴50内に流れる。
一方、可動基板部17aの給油穴50が、細筒部310の給油穴30aに非連通状態であるときには、図7に示すように、細筒部310の給油穴30aが可動基板部17aにより閉鎖される。このため、固定基板部24aと可動基板部17aとの間の間隙Kaと、細筒部310の給油穴30aとの間が密閉される。
このように構成される本実施形態では、弾性シール部材30Aの細筒部310は、潤滑油からの押圧力{(Pd−Ps)(S3−S1)}と連結部320の弾性力(F0)とにより押し付けられる。このため、細筒部310の給油穴30aを可動基板部17aにより確実に閉じることができる。したがって、細筒部310の給油穴30aから潤滑油が漏れることを確実に防止できる。
また、本実施形態では、太筒部300は可動収納部32内に圧入等で固定されているので、太筒部300の外周面と可動収納部32の内周面との間から潤滑油が漏れることを防止できる。
(第5実施形態)
上述の第1実施形態では、可動ピンを固定スクロールの固定基板部側に配置した例について説明したが、これに代えて、図8に示すように、本第5実施形態では、軸受部材29bに可動ピン30を配置した例について説明する。図8中において、図2と同一符号は同一部材を示す。
以下、本実施形態について、上述の第1実施形態の構成との違いについて説明する。
図8に示すように、本実施形態では、可動収納部32が軸受部材29bに設けられている。すなわち、可動収納部32が可動基板部17aに対して固定基板部24aの反対側に配置される。
軸受部材29bには、給油通路500が設けられている。給油通路500は、高圧貯油室40から給油通路31を通して流れる潤滑油を可動収納部32に導く。したがって、可動ピン30が潤滑油により可動基板部17側に押圧される。
一方、可動スクロール17の旋回運動に伴って、上述の第1実施形態と同様、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに間欠的に連通する。
これに伴い、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに非連通状態であるときには、可動ピン30の給油穴30aが可動基板部17aにより閉ざされる。
また、可動基板部17aの給油穴50が、可動ピン30の給油穴30aに連通状態であるときには、潤滑油が可動ピン30の給油穴30aを通して可動基板部17aの給油穴50内に流れる。
(第6実施形態)
上述の第1の実施形態では、可動ピンを固定スクロールに配置した例について説明したが、これに代えて、図9に示すように、可動ピンを可動スクロールに配置してもよい。
この場合の構成を図9に示す。給油穴50の上流部側に可動収納部32を形成し、可動収納部32内に可動ピン30を収納する。この場合、可動ピン30および可動収納部32の潤滑油最下流部32bの間にバネ部材Baを配置し、可動ピン30は、その受圧面30bにバネ 部材Baからの弾性力を受け、固定基板部24a側に押し付けられる。
固定基板部24aの間隙Ka側には、給油通路31が開口している。可動スクロール17の旋回運動に伴って、可動ピン30の給油穴30aと給油通路31とが間欠的に連通する。このため、可動ピン30の給油穴30aと給油通路31とが連通状態であるときには、給油通路31からの潤滑油が、可動ピン30の給油穴30aを通して可動基板部17aの給油穴50に流れる。
一方、可動ピン30の給油穴30aと給油通路31とが非連通状態であるときには、可動ピン30の給油穴30aが固定基板部24aにより閉ざされる。このため、間隙Kaと可動ピン30の給油穴30aとの間が閉じられる。したがって、上述の第1実施形態と同様、可動ピン30の給油穴30aから潤滑油が間隙Ka内に流れることを防止できる。
(他の実施形態)
上述の各実施形態では、本発明の圧縮機として、可動スクロール17が固定スクロール24に対して旋回して冷媒を圧縮するスクロール型の圧縮機を用いた例について説明したが、これに限らず、本発明の圧縮機をレシプロ型の圧縮機、ロータリ型の圧縮機に適用してもよい。
上述の第1実施形態では、「ハウジング内の摺動部」として、「軸受部材29a、29bおよび駆動軸10の間の隙間」を用いた例について説明したが、これに代えて、「可動スクロール17および軸受部材29bの間の隙間」を「ハウジング内の摺動部」としてもよい。また、可動スクロール17の自転防止機構を設ける場合には、自転防止機構を「ハウジング内の摺動部」としてもよい。
本発明のヒートポンプ式給湯機の第1実施形態の構成を示す図である。 図1の圧縮機の構造を示す断面図である。 図2中の部分拡大図である。 図3の可動基板部の給油穴の旋回軌跡を示す図である。 本発明の圧縮機の第2実施形態を示す部分図である。 本発明の圧縮機の第3実施形態を示す部分図である。 本発明の圧縮機の第4実施形態を示す部分図である。 本発明の圧縮機の第5実施形態の圧縮機を示す断面図である。 本発明の圧縮機の第6実施形態を示す部分図である。
符号の説明
17…可動スクロール、17a…可動基板部、
50…給油穴、30…可動ピン、30a…給油穴
Ka…間隙。

Claims (18)

  1. 冷媒吸入口(13)および冷媒吐出口(22)を備えるハウジング(1、1a、1c)と、
    前記ハウジング内に収納され、固定部(24)と、変位可能に支持される可動部(17)と、を有する圧縮機構(4)と、を備え、
    前記可動部の変位により、前記冷媒吸入口から低圧冷媒を吸入、圧縮し高圧冷媒を前記冷媒吐出口から吐出するものであり、
    前記ハウジング内に収納され、前記圧縮機構により圧縮された冷媒から潤滑油を分離する分離部(21b)と、
    前記固定部および前記可動部にそれぞれ設けられ、前記分離部からの潤滑油を前記低圧冷媒および前記高圧冷媒の圧力差に基づいて前記ハウジング内の摺動部に導く導入路(31、32、50)と、を備え、
    前記可動部が変位することにより、前記導入路のうち固定部側導入路(31、32)と可動部側導入路(50)とが間欠的に連通するように構成される圧縮機であって、
    前記可動部および前記固定部のうち一方の部材の導入路内にて他方の部材側に変位可能に収納され、かつ給油穴(30a)を有する給油通路部材(30)を備え、
    前記固定部側導入路(31、32)と可動部側導入路(50)とが連通状態であるときには、前記一方の導入路内の潤滑油が前記給油通路部材(30)の給油穴を通して前記他方の導入路に供給され、
    前記固定部側導入路と前記可動部側導入路とが非連通状態であるときには、前記給油通路部材は、前記他方の部材側に押圧されて前記給油穴が前記他方の部材により閉じられることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記導入路(31、32、50)のうち高圧側(31、32)は、低圧側の導入路(50)に比べて潤滑油流れ方向に直交する断面積が小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記給油通路部材は、軸線方向に貫通する前記給油穴を有し、かつ前記一方の部材の導入路内にて移動可能に収納される給油可動部材(30)であり、
    さらに前記給油可動部材は、前記他方の部材側に押圧されて前記他方の部材側に移動して前記給油穴が前記他方の部材により間欠的に閉じられることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
  4. 前記給油可動部材は、前記圧縮機構からの高圧冷媒と前記低圧冷媒との圧力差により前記他方の部材側に押圧されることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  5. 前記給油通路部材のうち軸線方向に対して直交する断面積(S3)は、前記給油通路部材の給油穴(30a)のうち潤滑油流れ方向に直交する断面積(S1)よりも大きくなっていることを特徴とする請求項3または4に記載の圧縮機。
  6. 前記一方の部材の導入路内は、前記給油通路部材を収納する収納部(32)と、前記分離部からの潤滑油を前記収納部に導入する給油通路(31)とを有しており、
    前記給油通路のうち潤滑油流れ方向に直交する断面積(S2)は、前記給油通路部材の給油穴のうち潤滑油流れ方向に直交する断面積(S1)よりも、大きくなっており、
    前記給油可動部材のうち前記潤滑油流れ上流側端面には、前記給油通路から高圧冷媒の圧力を受ける受圧部(30b)が設けられており、
    前記給油可動部材は、前記受圧部により受けた高圧冷媒の圧力により、前記他方の部材側に押圧されることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の圧縮機。
  7. 前記給油可動部材を弾性力により前記他方の部材側に押圧する弾性部材(Ba)を備えることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の圧縮機。
  8. 前記給油可動部材を径方向から囲むように形成され、かつ前記給油可動部材の外周面と前記一方の部材の導入路の内周面との間を密閉するシール部材(400)が設けられていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1つに記載の圧縮機。
  9. 前記給油通路部材(30A)は、弾性部材により形成され、かつ前記一方の部材の導入路内にて弾性変形可能に収納されており、
    さらに前記給油通路部材は、前記他方の部材側に押圧されて弾性変形して、前記給油穴が前記他方の部材により閉じられることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の圧縮機。
  10. 前記給油通路部材(30A)は、前記圧縮機構からの高圧冷媒と前記低圧冷媒との圧力差により前記他方の部材側に押圧されることを特徴とする請求項9に記載の圧縮機。
  11. 前記給油通路部材(30A)は、それ自体の弾性力により前記他方の部材側に押圧されることを特徴とする請求項10または11に記載の圧縮機。
  12. 前記可動部と前記固定部との間の間隙において前記給油通路部材を囲むように形成され、前記間隙を密閉する補助シール部材(400A)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の圧縮機。
  13. 前記可動部は、可動基板部(17a)と、前記可動基板部から前記固定部側に突出して渦巻き状に形成される旋回羽根部(17b)とを備えており、
    前記固定部は、前記固定基板部(24a)と、前記固定基板部から前記可動部側に突出して前記旋回羽根部に噛み合うように形成される固定羽根部(24b)とを備えており、
    前記旋回羽根部が前記固定羽根部に対して旋回運動することにより、前記冷媒吸入口からの低圧冷媒を圧縮するものであることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の圧縮機。
  14. 前記固定部側導入路は、前記固定基板部(24a)に設けられ、
    前記可動部側導入路は、前記可動基板部(17a)に設けられていることを特徴とする13に記載の圧縮機。
  15. 前記可動部の駆動軸(10)を回転可能に支持する軸受部材(29b)を備え、
    前記摺動部は、前記駆動軸および前記軸受部材の間隙であり、
    前記固定部側導入路および前記可動部側導入路を通して供給される潤滑油を、前記軸受部材および前記駆動軸の間の隙間に流す軸受け流入路(10b)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1つに記載の圧縮機。
  16. 前記固定部は、前記可動部の駆動軸を回転可能に支持する軸受部材であり、
    前記固定部側導入路は、前記軸受部材(29b)に設けられ、
    前記可動部側導入路は、前記可動基板部(17a)に設けられていることを特徴とする15に記載の圧縮機。
  17. 前記冷媒は二酸化炭素であることを特徴とする1ないし16のうちいずれか1つに記載の圧縮機。
  18. 前記可動部を前記駆動軸を介して駆動する電動モータ部(9、11)が設けられていることを特徴とする1ないし17のうちいずれか1つに記載の圧縮機。
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