JP2008195131A - アオリ - Google Patents

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哲 黒崎
Hirotoshi Shimano
裕年 島野
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Abstract

【課題】アオリ構成材の中空部に浸入した水を排出可能な構造を具備する貨物輸送車用のアオリであって、開扉した状態にあるときでも、アオリ構成材の中空部に雨水等が浸入し難いアオリを提供することを課題とする。
【解決手段】中空部V1,V2を有する平板状のアオリ構成材10と、このアオリ構成材10の側端部が挿入される断面溝形の挿入部21を有するエンドポスト20と、を備える貨物輸送車用のアオリであって、アオリ構成材10の側端部の側面と挿入部21との間に、下端が開口した水抜き空間Mが形成されており、アオリ構成材10の側端部の外皮に、中空部V1、V2と水抜き空間Mとに開口する水抜き孔11a,11bが形成されており、水抜き孔11a,11bと水抜き空間Mとを介して、アオリ構成材10の中空部V1,V2に浸入した水が排水されることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、貨物輸送車の荷台に設置されるアオリに関する。
中空部を有する平板状のアオリ構成材と、このアオリ構成材の側端部が挿入される断面溝形の挿入部を有するエンドポストと、を備える貨物輸送車用のアオリが知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許文献1および特許文献2のアオリのように、アオリ構成材の開口端をエンドポストで塞いでしまうと、アオリ構成材に設けたボルト孔などから浸入した雨水がアオリ構成材の内部に長期間残留する虞があるので、特許文献2のアオリでは、エンドポストの挿入部の内面に水抜き用の溝条(以下、「水抜き溝」という。)を設けている。
特開2002−96765号公報 特開平10−218039号公報
特許文献2のアオリにおいては、これが立設した状態(閉扉した状態)にあるときに、水抜き溝の下端の開口端から雨水等が排水されることになるが、アオリを開扉すると、その上下が反対になり、水抜き溝の前記した開口端が上向きに開口することになるので、雨水等を排水できなくなるだけでなく、雨水等が浸入し易い状態になる。
ところで、特許文献2の水抜き溝は、アオリ構成材の開口端に面している。したがって、アオリが開扉した状態にあるときに水抜き溝の開口端から雨水等が浸入すると、水抜き溝を伝ってアオリ構成材の中空部にまで流れ込む虞がある。
このような観点から、本発明は、アオリ構成材の中空部に浸入した水を排出可能な構造を具備する貨物輸送車用のアオリであって、開扉した状態にあるときでも、アオリ構成材の中空部に雨水等が浸入し難いアオリを提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、中空部を有する平板状のアオリ構成材と、前記アオリ構成材の側端部が挿入される断面溝形の挿入部を有するエンドポストと、を備える貨物輸送車用のアオリであって、前記アオリ構成材の側端部の側面と前記挿入部との間に、下端が開口した水抜き空間が形成されており、前記アオリ構成材の側端部の外皮に、前記中空部と前記水抜き空間とに開口する水抜き孔が形成されており、前記水抜き孔と前記水抜き空間とを介して、前記アオリ構成材の前記中空部に浸入した水が排水されることを特徴とする。
なお、本発明における「上下」は、特に断らない限り、アオリを閉扉した状態(アオリを荷台に立ち上げた状態)を基準とする。
本発明に係るアオリにおいても、開扉したときに上下が逆になるので、水抜き空間が上向きに開口することになるが、アオリ構成材の開口端に面さない水抜き空間を具備しているので、開扉した状態にあるときに水抜き空間に浸入した雨水等がアオリ構成材の中空部の内部に達する可能性が小さくなる。
なお、アオリ構成材の側端部の庫内側の側面と挿入部との間に水抜き空間を形成してもよいが、好ましくは、前記アオリ構成材の側端部の庫外側の側面と前記挿入部との間に形成し、前記アオリ構成材の前記中空部に浸入した水が、前記アオリ構成材の下端面に設けたガスケットよりも庫外側に排水されるようにすることが望ましい。このようにすると、水抜き空間から排水された雨水等が、庫内に浸入することを防止することが可能となる。
水抜き空間を形成するには、例えば、前記アオリ構成材の側端部の側面および前記挿入部の内面の少なくとも一方に凹部を形成しておけばよいが、前記アオリ構成材の側端部と前記挿入部との間に、スペーサを介設する場合には、前記スペーサに切り込みを形成しておき、当該切り込みを利用して前記水抜き空間を形成するとよい。つまり、アオリ構成材の側端部の厚みがエンドポストの挿入部の溝幅より小さい場合には、切り込みが形成されたスペーサをアオリ構成材の側端部と挿入部との間に挟みこみ、スペーサの切り込みを利用して水抜き空間を形成するとよい。スペーサの切り込みを利用すれば、中空部から排水された水を確実にアオリの下端側へ導くことが可能となるので、中空部から排水された水がアオリ構成材の側面側に漏出して美観を損ねることを防止することが可能となる。
本発明に係るアオリによると、アオリ構成材の開口端に面さない水抜き空間を具備しているので、開扉した状態にあるときでも、アオリ構成材の中空部に雨水等が浸入し難くなる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のアオリの使用状態を示した図で、(a)はトラックの荷台後部の側面図、(b)はアオリを立ち上げるときの斜視図である。図2は、本実施形態のアオリの側端部の下部における分解斜視図である。図3は、本実施形態のアオリの下部を示す図であって(a)は側面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(b)の下部を拡大した図である。
なお、図1の(a)に示すアオリAは、荷台T1の側壁及び屋根を構成する左右のウイングWが、上下に開閉するウイングタイプのトラック(貨物輸送車)に設けられているが、本発明の適用範囲を限定する趣旨ではない。
(アオリの構成)
アオリAは、図1の(a)に示すように、トラックTの荷台T1の側縁部に立ち上げられる板状の部材であり、庫外側に向けて傾倒自在となっている(図1の(b)参照)。
このアオリAは、図1の(b)に示すように、車両前後方向に幅広な長方形のアオリ構成材10と、このアオリ構成材10の両側端部にそれぞれ接合されている二本のエンドポスト20,20と、アオリ構成材10とエンドポスト20との間に介設されるスペーサ30と、アオリ止め金具50に掛止される掛け金具40とを備えて構成されている。なお、アオリ止め金具50は、荷台T1(図1の(a)参照)に立設された支柱等に固定されていて、アオリAを立ち上げた状態で掛け金具40を保持することができる。
(アオリ構成材の構成)
アオリ構成材10は、複数のアルミニウム合金製の押出形材を上下方向に接合することによって構成された平板状の部材である。
アオリ構成材10の上部は、基準外面10aよりもウイングW(図1の(a)参照)の厚さ分だけ庫内側にオフセットされており、上下に開閉するウイングWの下端部が庫外側から重なったときに、基準外面10aとウイングWの庫外側の外面とが略面一となるように構成されている。
この構成では、基準外面10aが荷台T1(図1の(a)参照)の規定車幅に達する位置まで、アオリAを庫外側に張り出すことができるため、荷台T1の内容量を大きくすることができる。
図2に示すように、アオリ構成材10を構成する押出形材は、アオリ構成材10の外皮を構成する外側プレート11と、この外側プレート11よりも車幅方向内側に所定間隔を離して配置された内皮を構成する内側プレート12と、外側プレート11および内側プレート12の間に設けられた下部プレート13および複数の中間プレート14,14,…とを備えて構成されており、かつ、各プレート11,12,13,14によって形成された複数の中空部V1,V2,…を具備している。各プレート11,12,13,14は、押出成形により一体に成形されており、中空部V1,V2,…は、押出方向に連続している。
アオリ構成材10の下部の庫外側の側面(本実施形態では外面)10bは、基準外面10aよりも庫内側(内側プレート12側)にオフセットされている。また、アオリ構成材10の外皮(外側プレート11)には、複数の中空部V1,V2,…のうちの最下段に位置する中空部V1に通じる水抜き孔11aと、中空部V1よりも一つ上の中空部V2に通じる水抜き孔11bとが上下に並んで形成されている。
下側の水抜き孔11aは、図3の(b)および(d)に示すように、外側プレート11の外面と内面とに開口しており、その孔壁の下部は、下部プレート13の上面と略同じ高さに位置している。同様に、上側の水抜き孔11bは、外側プレート11の外面と内面とに開口しており、その孔壁の下部は、中間プレート14の上面と略同じ高さに位置している。なお、水抜き孔11a,11bの位置に特に制限はない。図示は省略するが、中空部V3,V4に連通するような水抜き孔を設けても差し支えない。
アオリ構成材10の下端面には、その長手方向(図3の(b)および(d)において紙面垂直方向)に沿って二条の溝部が形成されており、各溝部には、円筒状のゴム材であるガスケット15,16が嵌め込まれている。ガスケット15,16は、アオリAを立ち上げた際に、アオリAと荷台T1(図1参照)との間を止水するものであり、本実施形態では、異なる方向から荷台T1に当接する。
アオリ構成材10の庫外側の側面には、アオリA(図1参照)を傾倒させるための図示せぬ蝶番が取り付けられる。この蝶番は、図示せぬ固着具によってアオリ構成材10に固着される。なお、アオリ構成材10の外皮には、前記した固着具を螺入する際に、打ち抜き孔11c(図2参照)が形成される。
(エンドポストの構成)
図2に示すように、エンドポスト20は、アオリ構成材10の側端部に沿って、上下方向に延びているアルミニウム合金製の押出形材であり、アオリ構成材10の側端部に挿入される断面溝形の挿入部21が上下方向の全長に亘って形成されている。挿入部21の側端面22(図2の左側の側面)には、板状の受け部23が垂直に立ち上げられている。受け部23は、挿入部21の側端面22に沿って上下方向に延びている。また、受け部23の先端部(図2の左側の端部)は、庫内側に向けて垂直に折り曲げられており、受け部23の庫内側には、上下方向の全長に亘って溝部が形成されている。この溝部には、円筒状のゴム材であるガスケット25が嵌め込まれている。
挿入部21は、車幅方向に間隔を離して配置された挟持板211,212と、この挟持板211,212の側端部を繋ぐ端板213とを備えて構成されている。外側の挟持板211は、アオリ構成材10の外皮(外側プレート11)の側端部を覆い隠し、内側の挟持板212は、内皮(内側プレート12)の側端部を覆い隠す。なお、挟持板211に形成された透孔21aには、エンドポスト20をアオリ構成材10に固定するための固着具b1(図3の(a)および(b)参照)が挿入される。
挟持板211,212は、アオリ構成材10の最大厚さ寸法(基準外面10aを備える部位の厚さ寸法)と等しい離隔距離(溝幅)をあけて対向しており、挿入部21にアオリ構成材10の側端部を挿入すると、図3の(b)および(c)に示すように、その最大厚さ寸法よりも厚さ寸法の小さいアオリ構成材10の下部において、外側の挟持板211の内面とアオリ構成材10の外皮との間に隙間が形成される。
(スペーサの構成)
スペーサ30は、前記した隙間に挿入されるものであり、図2に示すように、切り込み30aを備えた矩形板状を呈している。スペーサ30は、図3の(a)に示すように、外側の挟持板211の裏側に丁度収まるような寸法・形状を具備しており、図3の(b)に示すように、アオリ構成材10の側端部の側面と挟持板211とに挟持された状態で、固着具b1によって固定される。なお、スペーサ30の材質等に特に制限はないが、本実施形態では、ポリプロピレンなどの合成樹脂製としている。
図2に示す切り込み30aは、アオリ構成材10の側端部の側面10bとエンドポスト20の挿入部21との間に水抜き空間M(図3の(d)参照)を確保するためのものであり、本実施形態では、スペーサ30の下端縁の幅方向の中央部から上方に向かって形成されている。切り込み30aは、水抜き孔11a,11bを水抜き空間Mに開口させることができるような寸法・形状を具備している。すなわち、切り込み30aは、図3の(a)に示すように、水抜き孔11a,11bの孔径よりも大きな溝幅を備えており、かつ、二つの水抜き孔11a,11bの離隔距離よりも大きな切り込み長さを備えている。
図3の(d)に示す水抜き空間Mは、スペーサ30の切り込み30a(図3の(a)参照)を利用して形成される空間であり、スペーサ30の切り込み30aの形状に対応して下端が開口している。水抜き空間Mは、アオリ構成材10の側端部の側面10bとエンドポスト20の挿入部21との間にスペーサ30を配置することで形成される。なお、水抜き空間Mは、アオリ構成材10の外皮側に配置されたスペーサ30を利用して形成されるので、ガスケット15,16よりも庫外側に位置することになる。
(作用)
以上のように構成されたアオリによると、アオリ構成材10の最下段の中空部V1が水抜き孔11aと水抜き空間Mとを介して外部と連通することになるので、前記した打ち抜き孔10c(図2参照)などを介して中空部V1に浸入した水が排水されることになる。同様に、中空部V2も水抜き孔11bと水抜き空間Mとを介して外部と連通することになるので、中空部V2に浸入した水が排水されることになる(図3の(c)参照)。
(効果)
以上、本実施形態に係るアオリによると、水抜き空間Mがアオリ構成材10の開口端(図2の側端)に面していないので、アオリを開扉した際に上向きに開口した水抜き空間Mから雨水等が浸入しても、水抜き空間Mに浸入した雨水等が中空部V1,V2の内部に達する可能性が小さくなる。
また、本実施形態では、図3の(d)に示すように、アオリ構成材10の庫外側の側面10bと挿入部21の外側の挟持板211との間に水抜き空間Mを形成したので、中空部V1,V2に浸入した水が、ガスケット15,16よりも庫外側に排水されることになる。このようにすると、水抜き空間Mから排水された雨水等が、庫内に浸入することを防止することが可能となる。
加えて、本実施形態では、図3の(a)に示すように、外側の挟持板211の裏側に隠れるような位置に水抜き孔11a,11bを形成したので、アオリの外観を損ねる心配がなく、さらに、スペーサ30の切り込み30a(図2参照)を利用して水抜き空間Mを形成しているので、中空部V1,V2から排水された水を確実にアオリ構成材10の下端側へ導くことが可能となり、ひいては、中空部V1,V2から排水された水がアオリ構成材10の側面側に漏出して美観を損ねることを防止することが可能となる。
(変形例)
なお、本実施形態では、スペーサ30を利用して水抜き空間Mを形成した場合を例示したが、スペーサ30を省略し、アオリ構成材10とエンドポスト20とによって水抜き空間を形成してもよい。この場合には、例えば図4に示すアオリ構成材10のように、エンドポスト20の挿入部21の内面に形成した凹部21bを利用して水抜き空間を形成するとよい。なお、図4は、本実施形態の変形例に係るアオリの側端部の下部における分解斜視図である。また、図5は、本実施形態の変形例に係るアオリの下部を示す図であって(a)は側面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(b)の下部を拡大した図、(e)は(c)の拡大図である。
図4に示すアオリ構成材10は、その外皮(外側プレート11)の下部の外面が庫内側にオフセットされておらず、基準外面10aと面一になっている点が図2に示すものと異なるが、その他の構成は同様である。また、図4に示すエンドポスト20は、外側の挟持板211の内面に凹部21bが形成されている点が図2に示すものと異なるが、その他の構成は同様である。なお、図示の凹部21bは、エンドポスト20を押出成形する際に形成される溝条であり、上下方向に連続している。
凹部21bは、アオリ構成材10の側端部の側面とエンドポスト20の挿入部21との間に水抜き空間M(図5の(d)参照)を確保するためのものであり、挿入部21にアオリ構成材10の側端部を挿入したときに水抜き孔11a,11bを水抜き空間Mに開口させることができるような寸法・形状を具備している。すなわち、凹部21bは、図5の(a)に示すように、水抜き孔11a,11bの孔径よりも大きな溝幅を備えており、かつ、水抜き孔11a,11bと重なるような位置に形成されている。
図5の(d)に示すように、凹部21bによって形成される水抜き空間Mは、その下端が開口しており、かつ、ガスケット15,16よりも庫外側に位置している。
変形例に係るアオリにおいても、アオリ構成材10の最下段の中空部V1が水抜き孔11aと水抜き空間Mとを介して外部と連通することになるので、中空部V1に浸入した水が排水されることになる。同様に、中空部V2も水抜き孔11bと水抜き空間Mとを介して外部と連通することになるので、中空部V2に浸入した水が排水されることになる(図5の(c)および(e)参照)。
変形例に係るアオリにおいても、水抜き空間Mがアオリ構成材10の開口端(図4の側端)に面していないので、アオリを開扉した際に上向きに開口した水抜き空間Mから雨水等が浸入しても、水抜き空間Mに浸入した雨水等が中空部V1,V2の内部に達する可能性が小さくなる。
また、アオリ構成材10の庫外側に水抜き空間Mが形成されるので、中空部V1,V2に浸入した水が、ガスケット15,16よりも庫外側に排水されることになり、したがって、水抜き空間Mから排水された雨水等が庫内に浸入することを防止することが可能となる。
変形例に係るアオリにおいても、上下方向に延びる凹部21bを利用して水抜き空間Mを形成しているので、中空部V1,V2から排水された水を確実にアオリの下端側へ導くことが可能となり、したがって、中空部V1,V2から排水された水がアオリ構成材10の側面側に漏出して美観を損ねることを防止することが可能となる。
加えて、変形例に係るアオリにおいては、図2に示すスペーサ30を省略しているので、部品点数が削減され、したがって、組付けに要する手間と時間とを削減することが可能となる。
なお、図4および図5に示した変形例では、スペーサ30を省略し、凹部21bのみを利用して水抜き空間Mを形成した場合を例示したが、これに限定されることはなく、図示は省略するが、凹部21bとスペーサ30とを併用して水抜き空間を形成してもよい。
本実施形態のアオリの使用状態を示した図であって、(a)はトラックの荷台後部の側面図、(b)はアオリを立ち上げるときの斜視図である。 本実施形態のアオリの側端部の下部における分解斜視図である。 本実施形態のアオリの側端部の下部を示す図であって(a)は側面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(b)の下部を拡大した図である。 本実施形態の変形例に係るアオリの側端部の下部における分解斜視図である。 本実施形態の変形例に係るアオリの側端部の下部を示す図であって(a)は側面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は(a)のC−C断面図、(d)は(b)の下部を拡大した図、(e)は(c)の拡大図である。
符号の説明
A アオリ
10 アオリ構成材
10b 側面
11 外側プレート(外皮)
11a,11b 水抜き孔
20 エンドポスト
21 挿入部
21b 凹部
30 スペーサ
30a 切り込み
V1,V2 中空部
M 水抜き空間

Claims (4)

  1. 中空部を有する平板状のアオリ構成材と、
    前記アオリ構成材の側端部が挿入される断面溝形の挿入部を有するエンドポストと、を備える貨物輸送車用のアオリであって、
    前記アオリ構成材の側端部の側面と前記挿入部との間に、下端が開口した水抜き空間が形成されており、
    前記アオリ構成材の側端部の外皮に、前記中空部と前記水抜き空間とに開口する水抜き孔が形成されており、
    前記水抜き孔と前記水抜き空間とを介して、前記アオリ構成材の前記中空部に浸入した水が排水されることを特徴とするアオリ。
  2. 前記水抜き空間が、前記アオリ構成材の側端部の庫外側の側面と前記挿入部との間に形成されており、
    前記アオリ構成材の前記中空部に浸入した水が、前記アオリ構成材の下端面に設けたガスケットよりも庫外側に排水されることを特徴とする請求項1に記載のアオリ。
  3. 前記アオリ構成材の側端部と前記挿入部との間に、スペーサが介設されており、
    前記スペーサに形成された切り込みを利用して、前記水抜き空間が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアオリ。
  4. 前記挿入部の内面に凹部が形成されており、
    前記凹部を利用して、前記水抜き空間が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアオリ。
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