JP2008194562A - 抗菌水生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】銀イオン抗菌効果を利用し、より高い抗菌作用をより低い消費電力にて発揮させることができる、新規な抗菌水生成装置を提供する。
【解決手段】マイクロバブルを発生し、マイクロバブル含有水を製造するマイクロバブル発生部と、電気分解によって銀イオンを生成する銀イオン生成部と、マイクロバブル含有水と銀イオンとを含むマイクロバブル含有銀イオン水に光照射する光照射部とを備える抗菌水生成装置に関する。該抗菌水生成装置は、マイクロバブル含有水を銀イオン生成部に導く接続部を1つ以上備えることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、銀イオンによる抗菌効果を利用した抗菌水生成装置に関する。
抗菌という言葉は、広義には「滅菌」(全ての微生物を殺滅)、「殺菌」(微生物を一部でも殺せば殺菌)、「消毒」、「除菌」、「制菌」(微生物の増殖防止)、「静菌」(微生物の増殖抑制)、「防かび」、「防腐」という言葉を全て含む。抗菌・防黴剤は、無機系(銀、銅、亜鉛系、酸化チタン系)と有機系(合成系、天然系)とに大別される。
これら抗菌性化合物の利用は、産業分野では、紙・パルプ用スライムコントロール剤、木材防腐分野の他、水処理、分離の分野にも広がっている。生活分野では、冷蔵庫、洗濯機、浄水器、加湿器、掃除用ごみフィルターなど、あらゆる家電製品に広がっている。また、便器、バス、化粧室などの水周り生活用品に、まな板などの水周り台所用品に、生理用ナプキン、歯ブラシなどトイレタリー用品、鉛筆、定規などの文房具用品、タンス、机、カーペット、カーテンなどの家具・装飾品など非常に広い範囲で利用されている。医療分野では、白衣、カーテンなどの繊維製品、また壁材などの建材、プラスチック類をはじめとする医療用器具などへ利用されている。
かつては抗菌性化合物といえば、農薬や医薬品の流れを汲む有機系化合物が用いられてきた。しかし、(1)選択性の高い抗菌スペクトル、(2)有機系化合物は即効性の面では優れるものの人や環境に対する安全性が懸念されること、などの観点から、近年では銀(Ag)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)といった抗菌性を有する金属を含んだものや、酸化チタンに代表される光触媒などの無機系抗菌性化合物が、その優れた耐熱性とあいまって主流となってきている。これら無機系抗菌性化合物において、細菌の増殖抑制の能力に着目すると、特に銀(より詳しくは銀イオン)の活性が高く、亜鉛イオン、銅イオン、カドミウムイオンがこれに続く。より具体的には銀の抗菌活性は、銅の抗菌活性の200倍、亜鉛の抗菌活性の1,000倍となっており、無機系抗菌性化合物は銀を用いるものが殆どである。
特に銀はこの抗菌活性の高さ故、爆発的に上述したような様々な用途で利用されてきているが、未だ十分な抗菌効果が得られているとは限らない。先行技術として、銀イオンを利用した殺菌水製造装置、加湿器などの応用製品は既に知られているが、依然として十分な抗菌作用を発揮しつつ、銀イオン抗菌技術の持つ人体への安全性の高さを兼ね備えた技術の創出は見あたらない。
例えば、特許文献1には、銀イオンを電気分解で生成し殺菌水を製造する装置が開示されている。しかしながら、特許文献1に記載された装置を実際に水道水に繋いだ場合、水道水中のClイオンに対する検討も必要となり、2.0ppmの銀含有殺菌水を得る場合には、電解タンク中に塩化銀からなる沈殿を生じ、必要としている銀イオン濃度と実際に得られる銀イオン濃度とは整合しない。また300mAもの高い消費電力を要することになれば、経済的にも負担を強いられる。またこの装置で製造された殺菌水は、原核生物への応用に関する効果については定かではない。
また例えば、特許文献2には、銀イオン以外の抗菌効果として、マイクロバブル(10〜20ミクロン単位の超微細な気泡)を用いて、静菌効果を狙った技術が開示されている。しかし、この特許文献2に開示された技術は、洗濯機として、汚れ分解能力を高めた洗浄効果を狙って、マイクロバブルを利用していることに主眼を置いており、マイクロバブルを積極的に利用した抗菌効果については言及していない。
特開2001−62458号公報 特開2004−313296号公報
上述した従来技術では、効果的な銀イオン抗菌効果が確認されておらず、オゾン、塩素系洗剤のような人体にとっても有害な溶液で抗菌作用を発揮するものが殆どであった。したがって、銀イオン抗菌効果を利用したより高い抗菌作用を発揮し得る応用技術の開発が求められている。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、銀イオン抗菌効果を利用し、より高い抗菌作用をより低い消費電力にて発揮させることができる、新規な抗菌水生成装置を提供することである。
本発明は、マイクロバブルを発生し、マイクロバブル含有水を製造するマイクロバブル発生部と、電気分解によって銀イオンを生成する銀イオン生成部と、マイクロバブル含有水と銀イオンとを含むマイクロバブル含有銀イオン水に光照射する光照射部とを備える抗菌水生成装置に関する。
また、本発明において、抗菌水生成装置は、マイクロバブル含有水を銀イオン生成部に導く接続部を1つ以上備えることが好ましい。
また、本発明において、抗菌水生成装置は、マイクロバブル発生部と銀イオン生成部とが開口穴を介して直接接続されていることが好ましい。
また、本発明において、銀イオン生成部は、銀プレートと電源と水槽とを含むことが好ましい。
また、本発明において、接続部が、マイクロバブル含有水の流路を銀プレートに向かって導くことが好ましい。
また、本発明において、接続部の長手方向と、銀プレートを通る鉛直方向との成す角は、1〜70°であることが好ましい。
また、本発明において、水槽に、マイクロバブル含有銀イオン水を攪拌する攪拌部を設置することが好ましい。
また、本発明において、水槽に、光照射部を設置することが好ましい。
また、本発明において、マイクロバブル含有水は、マイクロバブルを含有しない水よりも溶存酸素濃度が高いことが好ましい。
従来の抗菌水生成装置の消費電力よりも低い消費電力によって、従来よりも高い銀イオン抗菌効果を発揮し得る抗菌水生成装置を提供することができる。
<抗菌水生成装置>
図1は、本発明の好ましい一形態の抗菌水生成装置1を模式的に示す図である。本発明の抗菌水生成装置1は、電気分解によって銀イオンを生成する銀イオン生成部2と、マイクロバブルを発生し、マイクロバブル含有水を製造するマイクロバブル発生部3と、該マイクロバブル含有水と該銀イオンとを含むマイクロバブル含有銀イオン水に光照射する光照射部13とを備える。該マイクロバブル含有銀イオン水は、本発明における「抗菌水」にあたる。そして、本発明の抗菌水生成装置1は、マイクロバブル発生部3から発生するマイクロバブル含有水を銀イオン生成部2に導くための接続部4を少なくとも1つ以上備えることが好ましい。
本発明の抗菌水生成装置1における銀イオン生成部2は、水槽5と、銀プレート6と、水槽5の外において銀プレート6に電気的に接続された電源7とを基本的に備える。そして、水槽5内にマイクロバブル含有銀イオン水を攪拌する攪拌部14を設置することが好ましい。また、水槽5に光照射部13を設置してもよい。また、水槽5には、生成されたマイクロバブル含有銀イオン水を取り出すための取り出し口10が形成されている。
図1に示す例において、マイクロバブル発生部3には、蛇口取り付け口8を介して水道蛇口9から水が流入されるよう構成されるとともに、ポンプ11からの圧縮空気が多孔質フィルター12を介して流入されるように構成されている。これらは、例えば、マイクロバブル発生部3に、それぞれ水道蛇口9、ポンプ11と接続された三方弁を用いることで実現できる。
本発明の抗菌水生成装置1においては、水道蛇口9からの水が、マイクロバブル発生部3でマイクロバブル含有水となり、該マイクロバブル含有水が接続部4を通過し、水槽5に流入されるよう構成される。この際、マイクロバブル発生部3にはポンプ11および多孔質フィルター12を介して圧縮空気が送り込まれる。多孔質フィルター12を通すことで、空気は分断された状態で小さな空気流を発生してマイクロバブル発生部3に流入する。このような空気がマイクロバブル発生部3内で、流水と混合することによって、マイクロバブルが発生する。マイクロバブル含有水は、接続部4を介して銀イオン水生成部2の水槽5に送り込まれる。接続部4は、例えば、銀イオン生成部2とマイクロバブル発生部3との間を実質的に気密かつ液密の状態で連絡し得るような管状物で実現される。このようにして、銀イオン生成部2に送り込まれたマイクロバブル含有水中で、銀プレート6の電気分解を行なうことにより、水槽5内で、マイクロバブル含有銀イオン水が生成される。生成されたマイクロバブル含有銀イオン水は、光照射部13で光照射される。
本発明の抗菌水生成装置で抗菌される「水」は、不純物として、塩素、金属イオンなどを含んだものであってもよく、水道水の他、工業用水などに応用することが可能である。
本発明の抗菌水生成装置1では、銀イオンが有する抗菌効果を最大限に利用するため、銀イオンを生成するための銀イオン生成部2を備え、マイクロバブル発生部3で発生したマイクロバブル含有水を、接続部4を介して銀イオン生成部2に導く構成を採用する。本発明の抗菌水生成装置1において、マイクロバブル発生部3から発生するマイクロバブル含有水は、含有するマイクロバブルによって溶存酸素濃度が高いとの効果を併せ持つため、マイクロバブル含有水に銀イオンを導入することで、溶存酸素の濃度の高いマイクロバブル含有銀イオン水を生成することができる。銀イオンは触媒効果を有するため、本発明で得られたマイクロバブル含有銀イオン水では、溶存酸素から酸素ラジカルを発生させ、その酸素ラジカルが細菌やカビなどに抗菌作用を示す。これにより、銀イオン、マイクロバブルの各々単独では殺菌できない微生物に対しても双方を組合わせることによって高い殺菌能力を発揮し得る。
本発明における抗菌水生成装置1において、銀イオンの抗菌効果が、上述のようにその媒体(例えば水)に含まれる溶存酸素濃度の高さに比例することを利用したものである。さらに、本発明の抗菌水生成装置1においては、光照射部13を備えることによる抗菌効果の向上が見られる。この抗菌効果の向上は、最近の本発明者らによる実験結果からの知見に基づくものである。該実験結果は、具体的には、大腸菌をモデルとして、銀イオンの抗菌効果における溶存酸素濃度依存性および光照射有無を確認した結果である。該実験結果の詳細は実験例として後述する。この銀イオンの抗菌効果が溶存酸素濃度依存性および光照射有無を示すメカニズムについて詳細は不明であるが、金属イオンの抗菌作用が、金属イオンの触媒作用で生じる極微量の活性酸素の発生や光反応により溶存酸素が抗菌作用の高いオゾンに変化している可能性がある。つまり、銀イオンと菌体とが接触することで銀イオンが菌体に取り込まれて起こる抗菌作用と、さらに上述のマイクロバブル含有銀イオン水中の銀により活性酸素種が生成し、溶存酸素がオゾンに変化し、抗菌作用を捕捉する可能性が考えられる。
ここで、本発明においてマイクロバブル含有水とは、マイクロバブルの発生頻度が、好ましくは0.1〜0.5%(マイクロバブル径10〜100μm)、より好ましくは0.3〜0.4%(マイクロバブル径20〜50μm)である溶液のことを示す。マイクロバブルの発生頻度は、高速CCDカメラを用いて観察したマイクロバブルの体積比から換算することによって求められる数値である。なお、マイクロバブル径、バブル数は、ガラスを水面と平行に設置しバブルを吸着させ、デジタルマイクロスコープで観察することで測定できる。また、マイクロバブル含有水は、マイクロバブルを含有しない溶液よりも溶存酸素濃度が高い。
また、本発明において、マイクロバブル含有銀イオン水とは、その銀濃度が、好ましくは1〜2000ppb、より好ましくは10〜200ppbであり、マイクロバブルを0.1〜0.5体積%、より好ましくは0.3〜0.4体積%含む溶液のことを示す。銀濃度が1ppb未満である場合には、抗菌効果が得られない傾向にあり、また、銀濃度が2000ppbを超える場合には、銀イオンが水道水中の塩化物イオンと反応し、抗菌効果を下げる傾向にある。マイクロバブル含有銀イオン水中の銀イオン濃度は、例えば日立製原子吸光度Z−5010を用いて測定することができる。
<マイクロバブル発生部>
本発明の抗菌水生成装置1に用いられるマイクロバブル発生部3としては、特に制限されるものではなく、従来公知の適宜のものを用いることができる。特許文献2にも記載されているように、直径がマイクロメートルオーダーであるマイクロバブルに関しては広く研究がなされている。例えば、キャビテーションによって直径が10μm程度の気泡を発生させて、このマイクロバブルの気泡溶解および浮上分離などの機能性を利用して、また油の汚濁水の浄化機能、電荷の発生などを利用した、環境浄化での利用、あるいは養殖などでの成長促進効果などに利用する技術が公知である。例えば、洗浄効果を目指す場合、微細な大量の気泡は繊維の奥深くまで浸透し易くなるため、汚れ落ち効果が得られ、さらに大量のマイクロバブルは繊維および洗浄水との表面接触が多く、洗濯物とマイクロバブルとが衝突して気泡が破裂する際の微小振動によって洗浄効果が得られるようにしている。本発明の抗菌水生成装置1においては、このうち、マイクロバブルが有する帯電効果を利用することで、従来の銀の電気分解と比較して、低電圧での銀の電気分解を可能とし、ひいては低消費電力の銀イオンの生成を実現するものである。
マイクロバブル発生部3においてマイクロバブル含有水が生成されるが、マイクロバブルを発生するためにはポンプ11および多孔質フィルター12が備えられ、抗菌される媒体、例えば水道水を供給するための水道蛇口9が備えられる。
本発明の抗菌水生成装置1において、水道蛇口9から送り出される水の流速は特に制限されるものではないが、0.1L/min〜100L/minの範囲内であるのが好ましく、0.5L/min〜10L/minの範囲内であるのがより好ましい。水の流速が0.1L/min未満である場合には、マイクロバブル発生量が少なくなる傾向にあり、また100L/minを超える場合には、大型のポンプ11が必要となり、抗菌水生成装置1の動作時に発生するコスト的な問題、またはスペース的な問題から生じる使用環境制限が出てくる傾向にあるためである。
ポンプ11により多孔質フィルター12を介してマイクロバブル発生部3に送り込まれる空気の圧力は特に制限されるものではないが、ポンプ11により送り込まれる空気の流速は、マイクロバブル径の大きさを制御する観点から、8ml/min以下であることが好ましく、0.1ml/min〜3ml/minであることがより好ましい。空気の流速が8ml/minを超える場合には、マイクロバブル径が大きくなり過ぎ、マイクロバブルを作製できないという傾向にある。
多孔質フィルター12としては特に制限されるものではないが、例えばコーディエライト(2MgO・2AlO3・5SiO2)などの材質で形成されたフィルターを用いることができる。多孔質フィルター12のセルサイズは、一辺が0.7mm〜10mmの範囲内であることが好ましく、0.9mm〜1.2mmの範囲内であることがより好ましい。このような多孔質フィルター12としては、具体的には、ハニセラム(日本ガイシ製)などを挙げることができる。
<銀イオン生成部>
銀イオン生成部2には、銀プレート6と電源7と水槽5とが含まれる。銀イオン生成部2は、水槽5内に供給された溶液の中で、電源7より銀プレート6に電気を供給し、電気分解することによって銀イオンを生成する。該溶液は、マイクロバブル含有水であることが好ましい。電気分解の条件は特に制限されるものではなく、従来公知の適宜の条件にて行なうことができる。例えば、銀イオンを1.2mg/分程度溶出させ、水1Lに10秒間通電することで、200ppb(=200μg/L)となる銀イオン含有溶液を得るには、純銀の二枚の銀プレート6間に10〜50mAの電流がかかるように電圧(〜50V程度)を制御することが好ましく、20〜30mAの電流がかかるように電圧を50Vに制御することがより好ましい。
マイクロバブルの表面は帯電していて、マイクロバブル含有水は導電性がよいため、マイクロバブル含有水中にある銀プレートでは高電圧をかけなくても、低電圧で電流をとることができ、消費電力を抑えた銀の電気分解を行なうことができる。
<光照射部>
本発明の抗菌水生成装置1に用いられる光照射部13としては、特に制限されるものではなく、従来公知の適宜ものを用いることができ、具体的には、LEDなどの固体照明や蛍光灯、電球、ブラックライトのような管球などを挙げることができる。光照射部13から照射される光は、254〜600nmの波長のものが好ましく、254〜400nmの波長のものが特に好ましい。600nmを越える波長では、殺菌効果の低下が起こる虞があるためである。
また、照射の強度は1〜10mWであることが好ましく、1〜5mWであることが特に好ましい。1mW未満の強度では、光照射部としての効果を生じない虞があり、10mWを越える強度では、消費電力の観点から好ましくない。
<接続部>
本発明の抗菌水生成装置1において、接続部4は、マイクロバブル含有水の流路を銀プレートに向かって導く働きを有する。接続部4の位置については特に制限されるものではないが、動作中の抗菌水生成装置1において、接続部4は、銀イオン生成部2の上側に配置されるよう実現されることが好ましい。図1には、銀イオン生成部2の水槽5の上側に、マイクロバブル発生部3および接続部4が配置されるように構成された例を示している。このように接続部4が銀イオン生成部2の上側に配置されることで、導電性のよいマイクロバブル水が銀プレートに接触するので低電圧でも電気分解が起こり、消費電力を抑えられる利点があるためである。
また、接続部4の位置は、図1に示されるように、銀プレート6が水槽5の壁近くに設置されるとき、銀イオン生成部2、つまり水槽5の上側の中心より銀イオン生成部2の銀プレート6側に配置されるのが、特に好ましい。接続部4がこのように配置されることで、銀プレートへのマイクロバブル水への接触量をさらに多くでき、消費電力をさらに低減できるためである。
また図1には、マイクロバブル発生部3が銀イオン生成部2の上側の中心より銀イオン生成部2の銀プレート6側に配置され、接続部4が、銀イオン生成部2の上側に、その長手方向が鉛直方向に概ね沿うようにして配置されている例を示している。本発明の抗菌水生成装置1においては、マイクロバブル発生部3が銀イオン生成部2の上側の中心より銀イオン生成部2の銀プレート6側に配置されていない場合には、接続部4が銀イオン生成部2に含まれる銀プレート6側に傾斜するようにして設けられていてもよい。このように接続部4が傾斜するように設けられることによって、装置設計上、マイクロバブル発生部3を銀イオン生成部2の上側の中心より銀イオン生成部2の銀プレート6側に配置できなくとも、接続部4を傾斜させることで、マイクロバブル含有水を銀プレート6近傍に導き、上述した消費電力の低下という利点を得ることができる。
接続部4が銀イオン生成部2に含まれる銀プレート5側に傾斜するようにして設けられる場合、接続部4の長手方向と銀プレート6を通る鉛直方向との成す角度は特に制限されるものではなく、銀プレートとマイクロバブル発生部の取り付け位置との相対的な関係により適宜決定されるが、1〜70°であるのが好ましく、10〜45°であるのがより好ましい。角度が1°未満である場合には、傾斜させる意味がなくなってしまう虞があるためであり、また角度が70°を超える場合には、銀プレートへのバブル水の接触が減少する虞があるためである。
なお、マイクロバブル発生部3が銀イオン生成部2の上側の中心より銀イオン生成部2の銀プレート6側に配置されていない場合には、接続部4は、その水槽5側の端部が銀イオン生成部2の上側の中心より銀イオン生成部2の銀プレート6側に配置されるように、中途で湾曲または屈曲した管状物で形成されていて勿論よい。
本発明の抗菌水生成装置1において、接続部4は、図1に示す例のように1個のみであってもよく、また、複数個(好ましくは2個または3個)存在していてもよい。接続部4が複数個存在するよう実現される場合には、銀プレート6へのマイクロバブル含有水の接触量が多くなり、消費電力が低減できるというような利点がある。
<開口穴>
また本発明は、電気分解で銀イオンを生成する銀イオン生成部と、マイクロバブルを発生するマイクロバブル発生部とを備え、マイクロバブル発生部と銀イオン生成部とが開口穴を介して直接接続されていてもよい。図1に示して上述したような接続部4を介さず、マイクロバブル発生部と銀イオン生成部とが開口穴を介して直接接続されるように構成されることで、バブルの消失が少ないマイクロバブル含有水が銀プレート5へ接触し、消費電力が低減できるというような利点がある。
マイクロバブル発生部と銀イオン生成部とが開口穴を介して直接接続される場合、開口穴は、1個のみ存在していてもよいし、また複数個存在していてもよい。開口穴の開口面積は、銀イオン生成部を含む大きさが最大で、マイクロバブル発生部のバブル発生口のサイズが最小となる。
<攪拌部>
本発明の抗菌水生成装置1において、銀イオン生成部3が攪拌部14をさらに備えることが好ましい。攪拌部14により水槽5内のマイクロバブル含有銀イオン水を攪拌することで、銀イオンの沈殿を防ぎ、マイクロバブル含有銀イオン水の銀イオンの濃度が一定になるという利点がある。攪拌部14は、従来公知の適宜の手段にて実現することができ、具体的には、攪拌羽根のついた攪拌機などを挙げることができる。
以下、実施例、比較例および実験例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例]
<実施例1>
図1に示した本発明の抗菌水生成装置1を用いて、光照射したマイクロバブル含有銀イオン水を製造した。本実施例において、抗菌水生成装置1は、三方弁を取り付けたアスピレーターを備える。該アスピレーターは、マイクロバブル発生部3に該当する。
まず、光照射部13にナイトライドセミコンダクター社製365nmのLEDを照射強度50mWにして照射し、マイクロバブル発生部3に三方弁を取り付け、一方から水道水を5L/minの流速で流し込み、他方からポンプ11より0.1MPaの圧縮空気を、多孔質フィルター12(ハニセラム、日本ガイシ製;1cm口の細孔が1インチ当たり600個形成)を介して1mL/minの速度で流し込んだ。
このような構成により、マイクロバブル発生部3内で、水と空気とが混合され、溶存酸素濃度の高いマイクロバブル含有水が生成された。該マイクロバブル含有水を、接続部4を介して銀イオン生成部2を構成する水槽5内に流入させ、その約5分後、マイクロバブル含有水が水槽5内の銀プレート6を覆うくらいに供給された。その後、フローセンサにより銀プレート6の電気分解のスイッチが入った。
電極間には50Vの電界をかけ20mAの電流を得ることで、銀プレートの電気分解を2分間行ない、マイクロバブル含有銀イオン水を生成した。このようにして得られたマイクロバブル含有銀イオン水について、日立製原子吸光度Z−5010を用いて測定された銀濃度は250ppbであった。また、デジタルマイクロスコープを用いた観察により測定されたマイクロバブルの発生頻度は0.3〜0.4%であり、マイクロバブル径は20〜50μmであった。
<比較例1>
マイクロバブルを発生させなかった以外は実施例1と同様にして、銀プレートの電気分解を行ない、マイクロバブルを含まない銀イオン水(銀濃度:200ppb)を生成した。
<比較例2>
120℃、15分、1気圧の高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)処理を行なった水道水を用いて、N2雰囲気の中、抗菌水生成装置1を起動させた。そして、抗菌水生成装置において、マイクロバブルを発生させなかった以外は実施例1と同様にして、銀プレートの電気分解を行ない、嫌気性環境におけるマイクロバブルを含まない銀イオン水を生成した。
<実験例1>
光照射した銀イオン効果における溶存酸素濃度の依存性を確認する目的で、実施例1によるマイクロバブル含有銀イオン水、比較例1によるマイクロバブルを含まない銀イオン水、および、比較例2による嫌気性環境におけるマイクロバブルを含まない銀イオン水について、銀イオンによる抗菌効果の溶存酸素濃度依存性を確認した。
実施例1、比較例1、2でそれぞれ得られた水について、溶存酸素濃度をウインクラー(アジ化ナトリウム)法にて測定した。この方法は、試料水に硫酸マンガン溶液と水酸化ナトリウム溶液とを加え、水酸化マンガン(II)の沈殿を生成させ、その沈殿のマンガンが、水中の溶存酸素と反応して溶存酸素に対応する量だけ酸化される。
溶存酸素と反応しない場合:Mn2++2OH-→Mn(OH)2(白色沈殿)
溶存酸素と反応する場合:Mn(OH)2+1/2O2→MnO(OH)2(褐色沈殿)
この沈殿をヨウ素イオンの存在下で酸を加えて溶解すると、溶存酸素量に対応してヨウ素を遊離するので、遊離したヨウ素をチオ硫酸ナトリウムで滴定し、定量することで溶存酸素濃度を求めた。
ヨウ素の遊離:MnO(OH)2+2I-+4H+→Mn2++I2+3H2
滴定:I2+2S23 2-→2I-+S46 2-
結果、実施例1のマイクロバブル含有銀イオン水の溶存酸素濃度は10.0mg/Lであり、これを高好気性環境銀イオン水とした。また、比較例1のマイクロバブルを含有しない銀イオン水の溶存酸素濃度は6.68mg/Lであり、これを好気性環境銀イオン水とした。また、比較例2による嫌気性環境におけるマイクロバブルを含まない銀イオン水の溶存酸素濃度は1.96mg/Lであり、嫌気性環境銀イオン水とした。なお、比較例2の嫌気性環境銀イオン水は、参照用の嫌気性環境とするため、水面に流動パラフィンを10mm敷き詰め、外気遮断後、再度オートクレーブ処理を行ない、直ちに急冷し、そのままCO2でパージした容器の中に移動させた後に、溶存酸素濃度を測定するようにした。
図2は、銀イオンの抗菌効果の溶存酸素濃度依存性を示すグラフである。横軸は、銀イオン水を作用させた処理時間(分)を示し、縦軸は、菌数(CFU/ml)を示す。
まず、培養した大腸菌に、実施例1、比較例1、2で得られたそれぞれの銀イオン水を接触することで、各銀イオン水を大腸菌に作用させた。その後、平板寒天培地で該大腸菌を37℃にて24時間インキュベートし、平板寒天培地上に形成されるコロニー数から大腸菌の生存の様子を観察することで、抗菌作用を評価した。結果を図2に示す。図2に示すように、光照射した銀イオン水は、溶存酸素濃度の高さに比例して、高い抗菌効果を示すことが分かる。
<比較例3>
マイクロバブルを発生させなかった以外は実施例1と同様にして、銀プレートの電気分解を行ない、光照射したマイクロバブルを含まない銀イオン水(銀濃度:200ppb)を生成した。
<比較例4>
マイクロバブル含有銀イオン水に、光照射しない他は実施例1と同様にした。
<比較例5>
光照射せず、マイクロバブルを発生させなかった以外は実施例1と同様にして、銀プレートの電気分解を行ない、マイクロバブルを含まない銀イオン水(銀濃度:200ppb)を生成した。
<実験例2>
実施例1、比較例3〜5で得られた各水を用いて、抗菌作用試験を行なった。まず、菌として、培養したクロカワカビに、それぞれ10分、1時間、24時間、実施例1、比較例3〜5で得られた各水を接触することで、クロカワカビに作用させた。その後、平板寒天培地で該クロカワカビを培養する平板寒天培地法で菌数の測定をした。結果を表1に示す。
Figure 2008194562
表1に示されるように、抗菌効果の高かったものは光照射したマイクロバブル含有銀イオン水(実施例1)、光照射していないマイクロバブル含有銀イオン水(比較例4)の順となり、光照射した銀イオン水(比較例3)、銀イオン水(比較例5)は同程度の結果となった。
今回開示された実施の形態、実施例および比較例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明により、人体にとって安全性の高い銀イオンを応用した抗菌技術が開発され、さらに、マイクロバブルを水中で発生することで、溶存酸素の濃度の高いマイクロバブル含有銀イオン水が作製され、銀イオン、マイクロバブルのみでは殺菌できない微生物への殺菌性能を高めることができる。また、マイクロバブルの持つ帯電効果を利用して、従来に比べ、低電圧での銀の電気分解が可能となり、ひいては低消費電力の銀イオン水が作製される。そして、光照射をもおこなうことで溶存酸素の一部がオゾンに変化し、抗菌効果の高いマイクロバブル含有銀イオン水となる。これらの技術を応用して、銀イオン水とマイクロバブル供給装置と光照射部とを備えた銀イオン水抗菌水生成装置が開発される。
本発明の好ましい一例の抗菌水生成装置を模式的に示す図である。 銀イオンの抗菌効果の溶存酸素濃度依存性を示すグラフである。
符号の説明
1 抗菌水生成装置、2 銀イオン生成部、3 マイクロバブル発生部、4 接続部、5 水槽、6 銀プレート、7 電源、8 蛇口取り付け口、9 水道蛇口、10 取り出し口、11 ポンプ、12 多孔質フィルター、13 光照射部、14 攪拌部。

Claims (9)

  1. マイクロバブルを発生し、マイクロバブル含有水を製造するマイクロバブル発生部と、
    電気分解によって銀イオンを生成する銀イオン生成部と、
    前記マイクロバブル含有水と前記銀イオンとを含むマイクロバブル含有銀イオン水に光照射する光照射部と、
    を備える抗菌水生成装置。
  2. 前記マイクロバブル含有水を前記銀イオン生成部に導く接続部を1つ以上備える請求項1に記載の抗菌水生成装置。
  3. 前記マイクロバブル発生部と前記銀イオン生成部とが開口穴を介して直接接続されている請求項1に記載の抗菌水生成装置。
  4. 前記銀イオン生成部は、銀プレートと電源と水槽とを含む請求項1〜3のいずれかに記載の抗菌水生成装置。
  5. 前記接続部が、前記マイクロバブル含有水の流路を前記銀プレートに向かって導く請求項4に記載の抗菌水生成装置。
  6. 前記接続部の長手方向と、前記銀プレートを通る鉛直方向との成す角は、1〜70°である請求項4に記載の抗菌水生成装置。
  7. 前記水槽に、前記マイクロバブル含有銀イオン水を攪拌する攪拌部を設置した請求項4に記載の抗菌水生成装置。
  8. 前記水槽に、前記光照射部を設置した請求項4に記載の抗菌水生成装置。
  9. 前記マイクロバブル含有水は、前記マイクロバブルを含有しない水よりも溶存酸素濃度が高い請求項1〜8のいずれかに記載の抗菌水生成装置。
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