JP2008193324A - ネットワーク中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自装置と送信元装置とを含めたシステム全体での遅延やフレームロスを削減することのできるネットワーク中継装置を得る。
【解決手段】IPパケットの輻輳が発生した場合、フロー制御部105は、ポーズフレーム20を生成する。ポーズフレーム廃棄制御部107は、ポーズフレーム20を上り送信制御部106を介して受け取る。ポーズフレーム廃棄制御部107では、ポーズフレーム20を廃棄すると共に、優先受信制御部101に対して、低優先フレームを全て廃棄するよう指示する非優先フレーム廃棄信号30を送出する。優先受信制御部101は、受信したIPパケットの優先度の情報と非優先フレーム廃棄信号30とに基づいて低優先フレームを廃棄する。
【選択図】図1

Description

この発明は、IPルータやレイヤ3スイッチあるいはパーソナルコンピュータといったイーサネット(登録商標)フレーム上でIPパケットの処理を行うネットワーク中継装置に関するものである。
従来のIPルータ等のIPパケットを転送する装置において、自装置の転送処理部の処理性能を超過するトラヒックを受信した場合、隣接する送信元装置に対し、フロー制御部からポーズ(Pause)フレームにより指定した一定時間送信を停止する要求を送出することにより、受信制御部での廃棄の発生を防ぐと共に、送信制御部での優先送信制御により自装置内での高プライオリティフレームの遅延や廃棄を防いでいた。
また、IPルータ等において、ネットワークの輻輳を検出した場合は、パケットの転送優先度に応じてパケットの廃棄を行い、パケットの廃棄が発生したことをSource Quenchパケットを用いて送信元装置に通知するようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−205461号公報
しかしながら、上記ポーズフレームによるフロー制御は物理ポート単位の制御であるため、高プライオリティフレームについても隣接装置からの送信が停止され、システムとして遅延や廃棄が発生していた。また、このようなポーズフレームによるフロー制御を無効にすると、自装置の転送処理部の処理性能を超過するトラヒックを受信した場合、受信制御部でプライオリティに関係なく廃棄されてしまう問題があった。
一方、Source Quenchパケットを用いてパケットの廃棄の発生を送信元装置に通知するようにしたものでは、パケットの廃棄が頻繁に行われた場合は、それに応じてSource Quenchパケットも送信されることから、輻輳が頻繁に発生する場合は、送信元装置とIPルータとの間のトラヒックが増加してしまうという問題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、自装置と送信元装置とを含めたシステム全体での遅延やフレームロスを削減することのできるネットワーク中継装置を得ることを目的とする。
この発明に係るネットワーク中継装置は、IPパケットの輻輳が発生した場合、送信元装置からのデータ送信を一時停止させるためのポーズフレームを生成するフロー制御部と、ポーズフレームを廃棄すると共に、非優先フレーム廃棄信号を送出するポーズフレーム廃棄処理部と、送信元装置から送信されたIPパケットを受信した場合、そのIPパケットに含まれる優先度の情報と非優先フレーム廃棄信号とに基づいて、優先度の低いIPパケットを廃棄する優先受信制御部とを備えたものである。
この発明のネットワーク中継装置は、送信元装置に送信するポーズフレームを廃棄し、送信元装置から受信したIPパケットのうち、優先度の低いIPパケットを廃棄するようにしたので、自装置と送信元装置とを含めたシステム全体での遅延やフレームロスを削減することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置を示す構成図である。
ネットワーク中継装置100は、送信元装置200からのIPパケットを終端し、ネットワーク300に送出する装置であり、優先受信制御部101、受信制御部102、転送制御部103、下り送信制御部104、フロー制御部105、上り送信制御部106、ポーズフレーム廃棄制御部107を備えている。
優先受信制御部101は、ポーズフレーム廃棄制御部107の非優先フレーム廃棄信号に基づき、送信元装置200からのIPパケットに含まれる優先度に従って優先度の低いIPパケットの廃棄を行う制御部である。受信制御部102は、優先受信制御部101から送信されたIPパケットの受信を行う制御部である。転送制御部103は、受信バッファ108を備え、受信制御部102にて受信されたIPパケットを終端処理して下り送信制御部104への出力制御を行う制御部である。下り送信制御部104は、転送制御部103からのIPパケットのネットワーク300への送出制御を行う制御部である。
フロー制御部105は、転送制御部103から出力された受信制御輻輳情報に基づいて、送信元装置200からのデータ送信を一時停止させるためのポーズ(Pause)フレームを生成する制御部である。上り送信制御部106は、フロー制御部105から出力されたポーズフレームを送信元装置200に送信するための送信制御を行う制御部である。ポーズフレーム廃棄制御部107は、上り送信制御部106からポーズフレームが送出された場合、そのポーズフレームを廃棄すると共に、優先受信制御部101に対して非優先フレーム廃棄信号を送出する制御部である。
また、送信元装置200は、IPパケットを生成し、ネットワーク中継装置100への送信を行う装置、ネットワーク300は、IPネットワークである。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
通常時は、送信元装置200からの受信フレームは優先受信制御部101、受信制御部102を経由して転送制御部103に送られ、IPヘッダの宛先アドレス等により送信先の判定、ヘッダの付替処理等を実施する。その後、下り送信制御部104へ送られ、VLAN−TAG内のPriorityビットやIPヘッダ内のToS(Type of Service)フィールド等の優先フラグにより優先制御を行う。
送信元装置200からの受信フレームのレートが転送制御部103の処理性能を超過すると、転送制御部103の受信バッファ108に受信フレームが蓄積され、設定された閾値を越えると受信バッファ108のオーバラン発生を回避するため、転送制御部103は、フロー制御部105へ受信制御輻輳情報10を送る。この受信制御輻輳情報10を受けてフロー制御部105は、送信元装置200の送信を指定した期間停止させるポーズフレーム20を生成する。このポーズフレーム20は、上り送信制御部106を介してポーズフレーム廃棄制御部107に送信される。ポーズフレーム廃棄制御部107は、ポーズフレーム20を受け取ると、これを廃棄すると共に、ポーズフレーム20で指定された期間、非優先フレーム廃棄信号30を優先受信制御部101へ送出する。その結果、送信元装置200にはポーズフレームは送出されず、送信元装置200の送信は継続される。
優先受信制御部101は、ポーズフレーム廃棄制御部107の非優先フレーム廃棄信号30がアサートされている期間は、送信元装置200からの受信データのうち、VLAN−TAG内のPriorityビットやIPヘッダ内のToSフィールド等の優先フラグにより高優先に指定されたフレームのみ受信し、低優先フレームは全て廃棄する。
このような制御により、ネットワーク中継装置100内での優先フレームの遅延・廃棄を回避すると共に、送信元装置200での優先フレームの遅延・廃棄も回避し、例えば、放送型の映像配信等で使用されるポーズフレームによるフロー制御を使用できないブロードバンドルータ等にも利用することができる。
以上のように、実施の形態1のネットワーク中継装置によれば、送信元装置からネットワークへのIPパケットを中継するネットワーク中継装置において、IPパケットの輻輳が発生した場合、送信元装置からのデータ送信を一時停止させるためのポーズフレームを生成するフロー制御部と、ポーズフレームを廃棄すると共に、非優先フレーム廃棄信号を送出するポーズフレーム廃棄処理部と、送信元装置から送信されたIPパケットを受信した場合、IPパケットに含まれる優先度の情報と非優先フレーム廃棄信号とに基づいて、優先度の低いIPパケットを廃棄する優先受信制御部とを備えたので、自装置と送信元装置とを含めたシステム全体での遅延やフレームロスを削減することができる。
実施の形態2.
図2は、実施の形態2によるネットワーク中継装置の構成図である。
図において、ネットワーク中継装置100aの基本的な構成は実施の形態1のネットワーク中継装置100と同様であるが、ポーズフレーム廃棄制御部107aの構成が異なっている。ポーズフレーム廃棄制御部107aは、上り送信制御部106からのポーズフレームを受け取った場合、実施の形態1のポーズフレーム廃棄制御部107と同様に、このポーズフレームを廃棄し、かつ、優先受信制御部101に対して非優先フレーム廃棄信号30を送出するが、この処理を実施しているにもかかわらず輻輳が継続し、かつ、優先フレームの属性が低フレームロスである場合は、ポーズフレーム40を送出するよう構成されている。即ち、実施の形態1のポーズフレーム廃棄制御部107の処理を行った後も、転送制御部103から受信制御輻輳情報10が送出され、フロー制御部105で生成されるポーズフレーム20が上り送信制御部106を介してポーズフレーム廃棄制御部107aに入力される場合はポーズフレーム40を送出するよう構成されている。その他のネットワーク中継装置100a内の構成及び送信元装置200、ネットワーク300は実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態2のネットワーク中継装置の動作について説明する。
先ず、通常時の動作及び受信バッファ108の蓄積量が設定された閾値を越えた場合の最初の動作は実施の形態1と同様である。即ち、転送制御部103から受信制御輻輳情報10が送出されるとフロー制御部105はポーズフレーム20を生成し、これが上り送信制御部106を介してポーズフレーム廃棄制御部107aに入力される。これにより、ポーズフレーム廃棄制御部107aは、実施の形態1と同様に、優先受信制御部101に対して非優先フレーム廃棄信号30を送出すると共にポーズフレーム20を廃棄する。その後、優先受信制御部101により非優先フレームの廃棄を実施しているにもかかわらず、転送制御部103の受信バッファ108に受信フレームが蓄積され、設定された閾値を越えている場合、転送制御部103は、フロー制御部105へ受信制御輻輳情報10を送る。これにより、フロー制御部105は、ポーズフレーム20を生成して上り送信制御部106に送信し、上り送信制御部106は、これをポーズフレーム廃棄制御部107aに出力する。
ポーズフレーム廃棄制御部107aは、実施の形態1と同様のポーズフレーム20の廃棄処理を行った後、上り送信制御部106より一定時間内にポーズフレーム20を受け取った場合、IPヘッダのToSフィールド等により、隣接送信元装置200からの受信した優先フレームのアプリケーションからの要求を判定し、低フレームロス優先時は、非優先フレーム廃棄信号30は継続して送出すると共に、ポーズフレーム40を送信元装置200に対して送出する。これにより、指定された期間は送信元装置200からネットワーク中継装置100aへの送信は停止され、送信元装置200の図示しないバッファにより、優先フレームロス抑制が行われる。尚、ポーズフレーム廃棄制御部107aにおける優先フレームのアプリケーションからの要求の判定は、転送制御部103との図示しない通信に基づいて行われる。
以上のように、実施の形態2のネットワーク中継装置によれば、ポーズフレーム廃棄処理部は、優先受信制御部が優先度の低いIPパケットを廃棄した後、IPパケットの輻輳が継続し、かつ、受信した優先フレームの属性が低フレームロスの場合は、ポーズフレームの廃棄を停止するようにしたので、輻輳状態が重度の場合にも対応することができる。
実施の形態3.
図3は、実施の形態3のネットワーク中継装置を示す構成図である。
図において、ネットワーク中継装置100bの基本的な構成は実施の形態1のネットワーク中継装置100と同様であるが、ポーズフレーム廃棄制御部107bの構成が異なっている。ポーズフレーム廃棄制御部107bは、上り送信制御部106からのポーズフレームを受け取った場合、実施の形態1のポーズフレーム廃棄制御部107と同様に、このポーズフレームを廃棄し、かつ、優先受信制御部101に対して非優先フレーム廃棄信号30を送出するが、この処理を実施しているにもかかわらず、輻輳が発生し、かつ、優先フレームの属性が低フレームロスの場合は、優先TCPパケットを所定のパケット数だけバースト的に連続して廃棄するよう非優先フレーム廃棄信号30を優先受信制御部101宛に送信するよう構成されている。また、優先受信制御部101は、このような非優先フレーム廃棄信号30を受け取った場合は、TCPパケットをバースト的に廃棄するよう構成されている。その他のネットワーク中継装置100b内の構成及び送信元装置200、ネットワーク300は実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態3の動作について説明する。
先ず、通常時の動作及び受信バッファ108の蓄積量が設定された閾値を越えた場合の最初の動作は実施の形態1,2と同様である。次に、優先受信制御部101により、非優先フレームの廃棄を実施しているにもかかわらず、転送制御部103から受信制御輻輳情報10が送出され、フロー制御部105からポーズフレームが一定時間内に継続して送出される場合、ポーズフレーム廃棄制御部107bは、IPヘッダのToSフィールド等により、送信元装置200からの受信した優先フレームのアプリケーションからの要求を判定し、低フレームロス優先時は、ポーズフレームを送信元装置200へ転送する代わりに優先フレームのうちTCPパケットを優先して廃棄するよう判定し、この情報を含む非優先フレーム廃棄信号30を優先受信制御部101に送信する。
即ち、ポーズフレームの廃棄は継続し、送信元装置200から受信したフレームのうち、優先受信制御部101において、TCPパケットを設定されたフレーム数だけバースト的に連続して廃棄し、再送を行ってアプリケーションレベルでのフレームロスを抑制する。尚、TCPパケットの再送はネットワーク中継装置100b内における図示しない再送制御手段で行われる。
このような処理を行った後も、転送制御部103から受信制御輻輳情報10が継続して送出されるようであれば、ポーズフレーム廃棄制御部107bは、バースト期間を延ばしていくよう非優先フレーム廃棄信号30を送出する。これにより、再送によるトラヒック増を抑制する。
以上のように、実施の形態3のネットワーク中継装置によれば、ポーズフレーム廃棄処理部は、優先受信制御部が優先度の低いフレームを廃棄した後、IPパケットの輻輳が継続し、かつ、受信した優先フレームの属性が低フレームロスの場合は、所定のパケット数だけバースト的に連続してTCPパケットを廃棄するよう優先受信制御部に指示するようにしたので、輻輳状態が進んだ場合でもアプリケーションレベルでの廃棄を抑制することができる。
また、実施の形態3のネットワーク中継装置によれば、優先受信制御部がTCPパケットを所定のフレーム数だけ廃棄してもIPパケットの輻輳が継続する場合は、バースト期間を延ばしていくようにしたので、更に輻輳状態が進んだ場合でも対処することができる。
実施の形態4.
図4は、実施の形態4のネットワーク中継装置を示す構成図である。
図において、ネットワーク中継装置100cの基本的な構成は実施の形態1のネットワーク中継装置100と同様であるが、ポーズフレーム廃棄制御部107cの構成が異なっている。ポーズフレーム廃棄制御部107cは、上り送信制御部106からのポーズフレームを受け取った場合、実施の形態1のポーズフレーム廃棄制御部107と同様に、このポーズフレームを廃棄し、かつ、優先受信制御部101に対して非優先フレーム廃棄信号30を送出するが、この処理を実施しているにもかかわらず輻輳が発生し、かつ、優先フレームの属性が低遅延の場合は、UDPパケットを一定間隔で一つずつ廃棄するよう非優先フレーム廃棄信号30を優先受信制御部101宛に送信するよう構成されている。また、優先受信制御部101は、このような非優先フレーム廃棄信号30を受け取った場合は、UDPパケットを一定間隔で一つずつ廃棄するよう構成されている。その他のネットワーク中継装置100c内の構成及び送信元装置200、ネットワーク300は実施の形態1と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態4の動作について説明する。
先ず、通常時の動作及び受信バッファ108の蓄積量が設定された閾値を越えた場合の最初の動作は実施の形態1〜3と同様である。次に、優先受信制御部101により、非優先フレームの廃棄を実施しているにもかかわらず、転送制御部103から受信制御輻輳情報10が送出され、フロー制御部105からポーズフレームが一定時間内に継続して送出される場合、ポーズフレーム廃棄制御部107cは、IPヘッダのToSフィールド等により、送信元装置200からの受信した優先フレームのアプリケーションからの要求を判定し、低遅延優先時は、ポーズフレームを送信元装置200へ転送する代わりに、優先フレームの廃棄も実施するが、UDPパケットのバースト的なパケットロスを発生させないよう、一定間隔で1パケットずつ廃棄を実施するよう判定し、この情報を含む非優先フレーム廃棄信号30を優先受信制御部101に送信する。
即ち、優先受信制御部101は、送信元装置200から受信したフレームのうち、低優先フレームの全てと、優先UDPパケットを一定間隔で1フレームずつ廃棄する。また、その後も転送制御部103から受信制御輻輳情報10が継続して送出されるようであれば、ポーズフレーム廃棄制御部107cは、廃棄間隔を狭めていくよう非優先フレーム廃棄信号30を送出する。これにより、優先フレームによる音声や映像アプリケーションの品質劣化を最小限に抑制する。
以上のように、実施の形態4のネットワーク中継装置によれば、ポーズフレーム廃棄処理部は、優先受信制御部が優先度の低いフレームを廃棄した後、IPパケットの輻輳が発生し、かつ、受信した優先フレームの属性が低遅延の場合は、UDPパケットを一定間隔で一つずつ廃棄するよう優先受信制御部に指示するようにしたので、輻輳状態が進んだ場合でも、優先フレームによる音声や映像アプリケーション等の品質劣化を最小限に抑制することができる。
また、実施の形態4のネットワーク中継装置によれば、優先受信制御部がUDPパケットを一定間隔で一つずつ廃棄してもIPパケットの輻輳が継続する場合は、廃棄する間隔を小さくしていくようにしたので、更に輻輳が進んだ場合でも優先フレームの品質劣化を最小限に抑えながら対応することができる。
実施の形態5.
図5は、実施の形態5のネットワーク中継装置を示す構成図である。
図において、ネットワーク中継装置100dの基本的な構成は実施の形態4のネットワーク中継装置100cと同様であるが、ポーズフレーム廃棄制御部107dの構成が異なっている。ポーズフレーム廃棄制御部107dは、上り送信制御部106からのポーズフレームを受け取った場合、実施の形態4のポーズフレーム廃棄制御部107cと同様に、このポーズフレームを廃棄し、かつ、優先受信制御部101に対して非優先フレーム廃棄信号30を送出するが、この処理を実施しているにもかかわらず、輻輳が発生する場合は、1回の転送で送信できるデータの最大値を示すMTU(Maximum Transmission Unit)サイズを小さくするようICMP(Internet Control Message Protocol)フレームを生成し、送信元装置200に送信するよう構成されている。その他のネットワーク中継装置100d内の構成及び送信元装置200とネットワーク300は実施の形態4と同様であるため、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、実施の形態5の動作について説明する。
実施の形態4において、優先フレームの廃棄を低遅延優先で実施する場合、ポーズフレーム廃棄制御部107dで、MTUサイズを短縮指示するICMPフレームを生成し、送信元装置200へ送出する。これにより、送信元装置200からの受信フレームのフレーム長が短くなり、優先UDPパケット廃棄による音声や映像アプリケーションの品質劣化を更に低減可能とする。
優先フレーム廃棄により、転送制御部103の輻輳状態が回復した場合は、ポーズフレーム廃棄制御部107dにおいて、MTUサイズを元のサイズに戻すよう指示するICMPフレームを生成し、送信元装置200へ送出する。このように、送信元装置200からの受信フレームのフレーム長を元に戻すことにより、転送効率の向上を図る。
また、MTUサイズの設定値についてはトラヒックや条件等に応じて固定値としてもよいが、輻輳の発生に応じてMTUサイズを小さくするよう設定してもよい。即ち、MTUサイズの短縮指示を行うICMPフレームを送信元装置200に送っても転送制御部103の輻輳状態が改善されない場合は更にMTUサイズを小さくするようICMPフレームを送信する。尚、ここで、MTUサイズを小さくし過ぎると、かえって転送制御部103の処理能力不足となってしまうため、一定期間に廃棄される優先フレームの数が所定の閾値を越えない場合は、このようなMTUサイズの短縮指示を行い、閾値を越えた場合は元のMTUサイズに戻すといった処理を行う。
以上のように、実施の形態5のネットワーク中継装置によれば、ポーズフレーム廃棄処理部は、MTUサイズを短縮指示するICMPフレームを生成して送信元装置に送信するようにしたので、優先UDPパケット廃棄による音声や映像アプリケーション等の品質劣化を更に低減することができる。
実施の形態6.
実施の形態6は、実施の形態3〜5のいずれかにおいて、転送制御部103フロー制御部105へ送る受信制御輻輳情報10の生成閾値を低く設定した上で、実施の形態3〜5の優先フレームの廃棄制御を、低優先フレームの廃棄制御に適用したものである。即ち、実施の形態3〜5においては、低優先フレームは全て廃棄するようにしたが、実施の形態6においては、低優先フレームは全て廃棄するのではなく、優先フレームの廃棄制御を低優先フレームに対して適用する。
例えば、実施の形態3に適用した場合は、優先TCPパケットの廃棄制御を低優先フレームの廃棄制御に適用する。即ち、転送制御部103より受信制御輻輳情報10を出力する閾値を低く設定すると共に、ポーズフレーム廃棄制御部107bは、優先受信制御部101に対して、低優先フレームを所定のフレーム数だけバースト的に連続して廃棄を行い、更に輻輳が発生する場合は、そのバースト期間を延ばしていくよう非優先フレーム廃棄信号30を送出する。
また、実施の形態4または5に適用した場合は、優先UDPパケットの廃棄制御を低優先フレームに適用する。即ち、転送制御部103より受信制御輻輳情報10を出力する閾値を低く設定すると共に、ポーズフレーム廃棄制御部107c(107d)は、優先受信制御部101に対して、低優先フレームを一定間隔で1フレームずつ廃棄を行い、更に輻輳が発生する場合は、廃棄間隔を小さくしていくよう非優先フレーム廃棄信号30を送出する。
このような動作以外は、実施の形態3〜5のいずれかと同様である。
以上のように、実施の形態6のネットワーク中継装置によれば、輻輳が発生したか否かを判定する閾値を低くし、低優先フレームに対して、所定のフレーム数だけバースト的に連続して廃棄を行い、輻輳が継続する場合はバースト期間を延ばしていくようにしたので、軽度の輻輳時における低優先フレームの廃棄を影響を最小限に抑えることができる。
また、実施の形態6のネットワーク中継装置によれば、輻輳が発生したか否かを判定する閾値を低くし、低優先フレームに対して、一定間隔で1フレームずつ廃棄を行い、その後も輻輳が継続して発生する場合は、廃棄する間隔を小さくしていくようにしたので、軽度の輻輳時における低優先フレームの廃棄を影響を最小限に抑えることができる。
この発明の実施の形態1によるネットワーク中継装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2によるネットワーク中継装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるネットワーク中継装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるネットワーク中継装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるネットワーク中継装置を示す構成図である。
符号の説明
10 受信制御輻輳情報、20,40 ポーズフレーム、30 非優先フレーム廃棄信号、100,100a,100b,100c,100d ネットワーク中継装置、101 優先受信制御部、103 転送制御部、105 フロー制御部、107,107a,107b,107c,107d ポーズフレーム廃棄制御部、200 送信元装置、300 ネットワーク。

Claims (9)

  1. 送信元装置からネットワークへのIPパケットを中継するネットワーク中継装置において、
    前記IPパケットの輻輳が発生した場合、前記送信元装置からのデータ送信を一時停止させるためのポーズフレームを生成するフロー制御部と、
    前記ポーズフレームを廃棄すると共に、非優先フレーム廃棄信号を送出するポーズフレーム廃棄処理部と、
    前記送信元装置から送信されたIPパケットを受信した場合、当該IPパケットに含まれる優先度の情報と前記非優先フレーム廃棄信号とに基づいて、優先度の低いIPパケットを廃棄する優先受信制御部とを備えたネットワーク中継装置。
  2. ポーズフレーム廃棄処理部は、優先受信制御部が優先度の低いIPパケットを廃棄した後、IPパケットの輻輳が継続し、かつ、受信した優先フレームの属性が低フレームロスの場合は、ポーズフレームの廃棄を停止することを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  3. ポーズフレーム廃棄処理部は、優先受信制御部が優先度の低いフレームを廃棄した後、IPパケットの輻輳が継続し、かつ、受信した優先フレームの属性が低フレームロスの場合は、所定のパケット数だけバースト的に連続してTCPパケットを廃棄するよう前記優先受信制御部に指示することを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  4. 優先受信制御部がTCPパケットを所定のフレーム数だけ廃棄してもIPパケットの輻輳が継続する場合は、バースト期間を延ばしていくことを特徴とする請求項3記載のネットワーク中継装置。
  5. ポーズフレーム廃棄処理部は、優先受信制御部が優先度の低いフレームを廃棄した後、IPパケットの輻輳が発生し、かつ、受信した優先フレームの属性が低遅延の場合は、UDPパケットを一定間隔で一つずつ廃棄するよう前記優先受信制御部に指示することを特徴とする請求項1記載のネットワーク中継装置。
  6. 優先受信制御部がUDPパケットを一定間隔で一つずつ廃棄してもIPパケットの輻輳が継続する場合は、廃棄する間隔を小さくしていくことを特徴とする請求項5記載のネットワーク中継装置。
  7. ポーズフレーム廃棄処理部は、MTUサイズを短縮指示するICMPフレームを生成して送信元装置に送信することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のネットワーク中継装置。
  8. 輻輳が発生したか否かを判定する閾値を低くし、低優先フレームに対して、所定のフレーム数だけバースト的に連続して廃棄を行い、輻輳が継続する場合はバースト期間を延ばしていくことを特徴とする請求項3または請求項4記載のネットワーク中継装置。
  9. 輻輳が発生したか否かを判定する閾値を低くし、低優先フレームに対して、一定間隔で1フレームずつ廃棄を行い、その後も輻輳が継続して発生する場合は、廃棄する間隔を小さくしていくことを特徴とする請求項5または請求項6記載のネットワーク中継装置。
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