JP2008192374A - 燃料電池排熱利用システム - Google Patents

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靖明 堀川
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Abstract

【課題】燃料電池から排出される熱を、効率的に利用することが可能な燃料電池排熱利用システムを提供する。
【解決手段】発電に伴って熱を排出する燃料電池111と、燃料電池111から排出された排熱を回収する排熱回収手段120と、排熱回収手段120により回収された排熱を家屋200に供給する熱利用端末130と、熱利用端末130および家屋200の少なくともいずれか一方の熱力学的状態量を検出する検出部140と、検出部140が検出した熱力学的状態量に基づいて燃料電池111の出力を制御する制御部150と、を備えたことを特徴とした燃料電池排熱利用システム100。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池から排出される熱を回収し熱源として利用する燃料電池排熱利用システムに関する。
燃料電池から排出される熱を回収し、家屋内における給湯等の熱源として利用する燃料電池排熱利用システムが知られている。
従来の燃料電池排熱利用システムは、例えば、燃料電池と、貯湯槽と、燃料電池と貯湯槽との間で水を循環させる循環配管と、を備え、燃料電池から排出される熱を回収して高温となり貯湯槽に貯められた水である湯を、家屋に供給するものである。
このような燃料電池排熱利用システムとして、特許文献1には、燃料電池本体の排熱のみならず、燃料電池本体に併設された改質器の排熱をも回収することで、燃料電池全体から排熱を効果的に回収するシステムが開示されている。
特開2002−289242号公報
しかし、特許文献1に記載のような従来の燃料電池排熱利用システムは、燃料電池から排出される熱を、主に家屋への給湯に利用していたため、例えば、以下のような問題があった。
すなわち、家屋において給湯は常時必要とされるものではないため、燃料電池排熱利用システムが回収した熱が有効に利用されない場合がある。
給湯は、例えば、調理や入浴等に際して必要となり、この時、貯湯槽に貯められた湯が、必要量だけ家屋に供給される。しかし、家人が就寝する深夜や、家人が外出した日中などには全く利用されない場合がある。つまり、給湯は、家人の必要に応じて間欠的に利用される場合が多い。給湯が利用されないということは、燃料電池排熱利用システムが回収した熱が利用されないことと同義である。
一方、冬場の家屋、特に寒冷地等では、給湯以外にも暖房等の目的で多量の熱が必要とされる。しかし、従来の燃料電池排熱利用システムは、家屋への給湯を主目的とした構成になっていたため、仮に給湯が利用されていない場合であっても、暖房等に供給する熱を増大させることができない非効率なものであった。
本発明の目的は、燃料電池から排出される熱を、効率的に利用することが可能な燃料電池排熱利用システムを提供することである。
本発明の燃料電池排熱利用システムは、発電に伴って熱を排出する燃料電池と、前記燃料電池から排出された排熱を回収する排熱回収手段と、前記排熱回収手段により回収された前記排熱を家屋に供給する熱利用端末と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、燃料電池が発電に伴って熱を排出し、排熱回収手段が燃料電池から排出された排熱を回収し、熱利用端末が排熱回収手段により回収された排熱を家屋に供給するので、従来の燃料電池排熱利用システムのように、燃料電池の排熱の利用が給湯に限定されることがなく、燃料電池から排出される熱を、効率的に利用することが可能となる。
例えば、燃料電池から排出される熱を、家屋の室温調整や、家屋の屋根に設けられる融雪パネル等の様々な用途に利用することができる。このような用途における熱の利用は、給湯よりも利用頻度が高いため、主に給湯のみに燃料電池の排熱を用いる場合に比べ、燃料電池から排出される熱を効率的に利用することが可能となる。特に、寒冷地等では、このような用途に利用するための熱が多量に必要とされるので、燃料電池から排出される熱を、より効率的に利用することが可能となる。
本発明において、燃料電池排熱利用システムは、前記熱利用端末および前記家屋の少なくともいずれか一方の熱力学的状態量を検出する検出部と、前記検出部が検出した熱力学的状態量に基づいて前記燃料電池の出力を制御する制御部と、を備えることが好ましい。
このような構成によれば、燃料電池排熱利用システムが、熱利用端末および家屋の少なくともいずれか一方の熱力学的状態量を検出する検出部を備えるので、検出部が検出した熱力学的状態量により、家屋における熱の利用状況や需要等を推定することができる。また、制御部が、検出部の検出した熱力学的状態量に基づいて燃料電池の出力を制御するので、燃料電池から排出される熱量と家屋で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池を駆動させることができる。
本発明において、前記熱利用端末は、前記排熱を用いて前記家屋の室温を調整する室温調整部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、熱利用端末が、排熱を用いて家屋の室温を調整する室温調整部を備えるので、燃料電池から排出される熱を、家屋において利用頻度の高い室温調整に利用することができる。したがって、燃料電池から排出される熱を、効率的に利用することが可能となる。特に、寒冷地等では、暖房等に利用するための熱が多量に必要とされるので、燃料電池から排出される熱を、より効率的に利用することが可能となる。
本発明において、前記熱利用端末は、前記排熱を用いて前記家屋の室温を調整する室温調整部を備え、前記検出部は、前記家屋の室温を検出する室温検出手段を備え、前記制御部は、前記室温検出手段が検出した前記家屋の室温を認識し、前記家屋の室温に基づいて前記燃料電池の出力を制御する室温対応部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、検出部が、家屋の室温を検出する室温検出手段を備え、制御部が、室温検出手段が検出した家屋の室温を認識し、家屋の室温に基づいて燃料電池の出力を制御する室温対応部を備えるので、室温対応部が、室温検出手段が検出した家屋の室温に基づいて燃料電池の出力を制御し、燃料電池から排出される熱量と家屋で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池を駆動させることができる。
本発明において、前記室温調整部は、前記家屋の床下に設けられ床面を暖める床下放熱機であることが好ましい。
このような構成によれば、熱利用端末として、一般的な床下放熱機を用いるので、燃料電池排熱利用システムを容易かつ安価に構築することができる。また、床下放熱機は、家屋全体を暖めるため放熱量が大きく、燃料電池から排出される熱を効率よく放熱させることができる。
本発明において、前記検出部は、前記熱利用端末が前記家屋に供給した熱量に対応する放熱量を検出する放熱量検出手段を備え、前記制御部は、前記放熱量検出手段が検出した前記放熱量を認識し、前記放熱量に基づいて前記燃料電池の出力を制御する放熱量対応部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、検出部が、熱利用端末が家屋に供給した熱量に対応する放熱量を検出する放熱量検出手段を備え、制御部が、放熱量検出手段が検出した放熱量を認識し、放熱量に基づいて燃料電池の出力を制御する放熱量対応部を備えるので、放熱量対応部が、放熱量検出手段が検出した放熱量に基づいて燃料電池の出力を制御し、燃料電池から排出される熱量と家屋で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池を駆動させることができる。
本発明において、前記熱利用端末は、前記排熱回収手段により回収された前記排熱を前記熱利用端末に伝達する熱媒と、前記排熱回収手段および前記熱利用端末に接続されて前記熱媒を循環させる熱媒循環配管と、を備え、前記検出部は、前記熱媒が前記熱媒循環配管内を流れる流量を検出する流量検出手段を備え、前記制御部は、前記流量検出手段が検出した前記熱媒の流量を認識し、前記熱媒の流量に基づいて前記燃料電池の出力を制御する流量対応部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、検出部が、熱媒が熱媒循環配管内を流れる流量を検出する流量検出手段を備え、制御部が、流量検出手段が検出した熱媒の流量を認識し、熱媒の流量に基づいて燃料電池の出力を制御する流量対応部を備えるので、流量対応部が、流量検出手段が検出した熱媒の流量に基づいて燃料電池の出力を制御し、燃料電池から排出される熱量と家屋で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池を駆動させることができる。
本発明において、前記熱利用端末は、前記排熱回収手段により回収された前記排熱を前記熱利用端末に伝達する熱媒と、前記排熱回収手段および前記熱利用端末に接続されて前記熱媒を循環させる熱媒循環配管と、を備え、前記検出部は、前記熱媒の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御部は、前記温度検出手段が検出した前記熱媒の温度を認識し、前記熱媒の温度に基づいて前記燃料電池の出力を制御する温度対応部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、検出部が、熱媒の温度を検出する温度検出手段を備え、制御部が、温度検出手段が検出した熱媒の温度を認識し、熱媒の温度に基づいて燃料電池の出力を制御する温度対応部を備えるので、温度対応部が、温度検出手段が検出した熱媒の温度に基づいて燃料電池の出力を制御し、燃料電池から排出される熱量と家屋で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池を駆動させることができる。
本発明において、前記排熱回収手段は、水を貯める貯湯槽と、前記燃料電池および前記貯湯槽に接続されて水を循環させる循環配管と、前記循環配管の一部に設けられた熱交換器と、を備え、前記熱利用端末は、前記排熱回収手段により回収された前記排熱を前記熱利用端末に伝達する熱媒と、前記熱交換器に接続されて前記熱媒を循環させる熱媒循環配管と、を備え、前記循環配管内を循環する水は、前記燃料電池から排出された前記排熱を回収し、前記熱交換器は、前記循環配管内を循環する水が前記燃料電池から回収した前記排熱を前記熱媒循環配管内を循環する前記熱媒に伝達し、前記貯湯槽は、前記貯湯槽に貯められた水を前記家屋に供給する給湯配管を備えることが好ましい。
このような構成によれば、排熱回収手段が、水を貯める貯湯槽と、燃料電池および貯湯槽に接続されて水を循環させる循環配管と、を備え、貯湯槽が、貯湯槽に貯められた水を前記家屋に供給する給湯配管を備えるので、従来の燃料電池排熱利用システムと同様に、家屋に給湯することができる。
また、排熱回収手段が、循環配管の一部に設けられた熱交換器を備え、熱利用端末が、排熱回収手段により回収された排熱を熱利用端末に伝達する熱媒と、熱交換器に接続されて熱媒を循環させる熱媒循環配管と、を備え、循環配管内を循環する水は、燃料電池から排出された排熱を回収し、熱交換器は、循環配管内を循環する水が燃料電池から回収した排熱を熱媒循環配管内を循環する熱媒に伝達するので、給湯とは別の用途にも燃料電池から排出される熱を利用することができる。
したがって、本発明の燃料電池排熱利用システムは、燃料電池から排出される熱を、従来の給湯に加え、家屋の室温調整や、家屋の屋根に設けられる融雪パネル等の様々な用途に利用することができ、燃料電池から排出される熱を、非常に効率的に利用することが可能となる。
本発明において、燃料電池排熱利用システムは、前記燃料電池が発電した電気を含む電力により運転される換気排熱ヒートポンプと、前記換気排熱ヒートポンプの排熱を用いて前記家屋の室温を調整する室温調整手段と、を備えることが好ましい。
このような構成によれば、燃料電池排熱利用システムが、燃料電池が発電した電気を含む電力により運転される換気排熱ヒートポンプと、換気排熱ヒートポンプの排熱を用いて家屋の室温を調整する室温調整手段と、を備えるので、燃料電池が発電した電気および燃料電池から排出される熱の双方を用いて、家屋の室温調整等をすることができ、燃料電池から排出されるエネルギーを効率的に利用することができる。
また、換気排熱ヒートポンプは電気から熱への変換効率が高いので、燃料電池排熱利用システム全体の効率をより一層高いものとすることができる。
本発明において、前記室温調整手段は、パネルヒータであることが好ましい。
このような構成によれば、室温調整手段として、一般的なパネルヒータを用いるので、燃料電池排熱利用システムを容易かつ安価に構築することができる。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
[燃料電池排熱利用システムの構成]
図1は、本実施形態の燃料電池排熱利用システムの構成を示す概略図である。図2は、燃料電池排熱利用システムを構成する検出部および制御部の構成を示す概略図である。
本実施形態の燃料電池排熱利用システム100は、図1に示すように、発電に伴って熱を排出する燃料電池111を有する発電ユニット110と、燃料電池111から排出された排熱を回収する排熱回収手段120と、排熱回収手段120により回収された排熱を家屋200に供給する熱利用端末130と、を備える。
発電ユニット110は、燃料電池111、および、この燃料電池111の出力を制御する制御部150を内蔵している。燃料電池111には、燃料であるLPG(Liquefied petroleum gas:液化石油ガス)を供給するボンベ112が接続されている。
排熱回収手段120は、水を貯める貯湯槽121と、燃料電池111および貯湯槽121に接続されて水を循環させる循環配管122と、循環配管122の一部に設けられた熱交換器123およびラジエータ124と、を備える。
熱交換器123は、循環配管122のうち、水が燃料電池111から貯湯槽121に移動する部分である上り配管122Aに設けられている。ラジエータ124は、循環配管122のうち、水が貯湯槽121から燃料電池111に移動する部分である下り配管122Bに設けられている。貯湯槽121は、この貯湯槽121に貯められた水を家屋200に供給する給湯配管125を備える。
熱利用端末130は、排熱回収手段120により回収された排熱を用いて家屋200の室温を調整する室温調整部131と、排熱を室温調整部131に伝達する熱媒132と、室温調整部131および熱交換器123に接続されて熱媒132を循環させる熱媒循環配管133と、を備える。
熱媒132としては、例えば、水等の液体や、空気等の気体が挙げられる。
熱媒循環配管133は、熱媒132が熱交換器123から室温調整部131に移動する部分である上り配管133Aと、熱媒132が室温調整部131から熱交換器123に移動する部分である下り配管133Bと、を有する。
熱利用端末130の室温調整部131は、家屋200の床下に設けられ熱媒132により伝達された排熱を用いて床面を暖める床下放熱機131Aである。
また、燃料電池排熱利用システム100は、熱利用端末130および家屋200の熱力学的状態量を検出する検出部140と、検出部140が検出した熱力学的状態量に基づいて燃料電池111の出力を制御する制御部150と、を備える。
検出部140は、室温検出手段141と、放熱量検出手段142と、流量検出手段143と、温度検出手段144と、給湯温度検出手段145と、を備える。
室温検出手段141は、家屋200の室内に設けられ室温を検出する温度センサである。
放熱量検出手段142は、熱媒循環配管133に設けられ熱媒循環配管133の上り配管133A内の熱媒132の温度と下り配管133B内の熱媒132の温度との差から、熱利用端末130が家屋200に供給した熱量に対応する放熱量を検出する積算熱量計である。
流量検出手段143は、熱媒循環配管133の下り配管133Bに設けられ熱媒132が流れる流量を検出する流量計である。
温度検出手段144は、熱媒循環配管133の上り配管133Aに設けられ熱媒132の温度を検出する温度センサである。
給湯温度検出手段145は、給湯配管125に設けられ給湯配管125内の水の温度を検出する温度センサである。
制御部150は、図1に示すように、発電ユニット110内に設けられている。
制御部150は、図2に示すように、室温対応部151と、放熱量対応部152と、流量対応部153と、温度対応部154と、給湯温度対応部155と、を備える。
室温対応部151は、室温検出手段141が検出した家屋200の室温を認識し、家屋200の室温に基づいて燃料電池111の出力を制御する。具体的には、目標とする室温Aと室温検出手段141が検出した室温との差に基づいて、燃料電池111の出力を変更する。例えば、検出した室温が室温Aに近いか室温Aより高い場合には、燃料電池111の出力を下げ、検出した室温が室温Aよりも低い場合には、燃料電池111の出力を上げる。
放熱量対応部152は、放熱量検出手段142が検出した放熱量を認識し、放熱量に基づいて燃料電池111の出力を制御する。具体的には、目標とする放熱量Bと放熱量検出手段142が検出した放熱量との差に基づいて、燃料電池111の出力を変更する。例えば、検出した放熱量が放熱量Bよりも低い場合には、燃料電池111の出力を下げ、検出した放熱量が放熱量Bより高い場合には、燃料電池111の出力を上げる。
流量対応部153は、流量検出手段143が検出した熱媒132の流量を認識し、熱媒132の流量に基づいて燃料電池111の出力を制御する。具体的には、目標とする流量Cと流量検出手段143が検出した流量との差に基づいて、燃料電池111の出力を変更する。例えば、検出した流量が流量Cより低い場合には、燃料電池111の出力を下げ、検出した流量が流量Cよりも高い場合には、燃料電池111の出力を上げる。
温度対応部154は、温度検出手段144が検出した熱媒132の温度を認識し、熱媒132の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御する。具体的には、目標とする温度Dと温度検出手段144が検出した温度との差に基づいて、燃料電池111の出力を変更する。例えば、検出した温度が温度Dより高い場合には、燃料電池111の出力を下げ、検出した温度が温度Dよりも低い場合には、燃料電池111の出力を上げる。
給湯温度対応部155は、給湯温度検出手段145が検出した水の温度を認識し、水の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御する。具体的には、目標とする給湯温度Eと給湯温度検出手段145が検出した温度との差に基づいて、燃料電池111の出力を変更する。例えば、検出した温度が給湯温度Eより高い場合には、燃料電池111の出力を下げ、検出した温度が給湯温度Eよりも低い場合には、燃料電池111の出力を上げる。
さらに、燃料電池排熱利用システム100は、図1に示すように、燃料電池111が発電した電気を含む電力により運転される換気排熱ヒートポンプ160および電気ボイラ170と、換気排熱ヒートポンプ160の排熱を用いて家屋200の室温を調整する室温調整手段180と、を備える。
換気排熱ヒートポンプ160は、コンプレッサ161と、熱媒を循環させる熱媒循環配管162と、熱交換部163と、ファン164と、を備える。換気排熱ヒートポンプ160には、分電盤190を介して、燃料電池111が発電した電気と商用電力とを合わせて500Wの電力が供給されている。
室温調整手段180は、家屋200の室内に設けられるパネルヒータ181と、パネルヒータ181および換気排熱ヒートポンプ160の熱交換部163に接続されて熱媒を循環させる熱媒循環配管182と、を備える。熱媒循環配管182は、熱媒が熱交換部163からパネルヒータ181に移動する部分である上り配管182Aと、熱媒がパネルヒータ181から熱交換部163に移動する部分である下り配管182Bと、を有する。
電気ボイラ170は、熱媒循環配管182の上り配管182Aにおける熱媒の温度を検出する温度検出部171を備え、上り配管182A中の熱媒を加熱可能に配置されている。電気ボイラ170には、分電盤190を介して、燃料電池111が発電した電気と商用電力とを合わせて200Wの電力が供給されている。
分電盤190は、すでに述べたように、燃料電池111が発電した電気と商用電力とを合わせて、換気排熱ヒートポンプ160および電気ボイラ170に電力を供給するとともに、家屋200のその他の電気機器にも電力を供給する。
[燃料電池排熱利用システムの動作]
次に、燃料電池排熱利用システム100の動作について説明する。
まず、発電ユニット110を操作し、燃料電池111、排熱回収手段120および熱利用端末130、必要に応じて換気排熱ヒートポンプ160、室温調整手段180および電気ボイラ170、を駆動させる。なお、発電ユニット110の操作は、家屋200の室内に設けられた図示しない操作手段を用いて実施することができる。また、この操作手段を操作することにより、室温A、熱利用端末130の放熱量B、熱媒132の流量Cおよび温度D、給湯温度Eの目標値を設定することができる。
燃料電池111は、ボンベ112からLPGの供給を受け、これを燃料として発電をするとともに、熱を排出する。
燃料電池111が発電した電気は、分電盤190を介して商用電力とともに、換気排熱ヒートポンプ160、電気ボイラ170および家屋200のその他の電気機器に供給される。燃料電池111が排出した熱は、排熱回収手段120により回収される。
排熱回収手段120は、循環配管122内に水を循環させる。
循環配管122内を循環する水は、発電ユニット110において、燃料電池111から排出された排熱を回収し、熱交換器123において、回収した排熱の一部を熱媒循環配管133内を循環する熱媒132に伝達する。循環配管122内を循環する水は、その後、残りの排熱を有した状態、すなわち湯として貯湯槽121に貯められる。
貯湯槽121に貯められた水は、給湯配管125を介して家屋200に供給され、また、循環配管122の下り配管122Bを介し冷却水として発電ユニット110に供給される。ここで、発電ユニット110に供給される水は、循環配管122の下り配管122Bに設けられたラジエータ124により冷却される。
熱利用端末130は、熱媒循環配管133内に熱媒132を循環させる。
熱媒循環配管133内を循環する熱媒132は、熱交換器123において循環配管122内を循環する水から排熱の一部を吸収し、吸収した排熱の一部を室温調整部131に伝達する。
室温調整部131である床下放熱機131Aは、熱媒132により伝達された排熱を用いて家屋200の床面を暖める。
換気排熱ヒートポンプ160は、分電盤190から供給された電力によりコンプレッサ161およびファン164を駆動させる。熱媒循環配管162中を循環する熱媒は、ファン164により冷却され、コンプレッサ161により圧縮された後、熱交換部163において熱を排出する。
室温調整手段180は、熱媒循環配管182内に熱媒を循環させる。
熱媒循環配管182内を循環する熱媒は、熱交換部163において換気排熱ヒートポンプ160の排熱を吸収し、この吸収した排熱をパネルヒータ181に伝達する。パネルヒータ181は、熱媒により伝達された換気排熱ヒートポンプ160の排熱を用いて家屋200の室内の空気を暖める。
電気ボイラ170は、熱媒循環配管182内の熱媒の温度を検出する温度検出部171を備え、温度検出部171の検出した温度に基づいて、熱媒循環配管182内の熱媒を加熱する。電気ボイラ170は、例えば、熱媒循環配管182内の熱媒の温度が予め設定した温度より低い場合に、熱媒循環配管182内の熱媒を加熱する。
ここで、燃料電池111の出力は、制御部150によって、検出部140の検出した熱力学的状態量に基づいて制御される。
室温対応部151は、室温検出手段141が検出した家屋200の室温を認識し、家屋200の室温に基づいて燃料電池111の出力を制御する。
放熱量対応部152は、放熱量検出手段142が検出した放熱量を認識し、放熱量に基づいて燃料電池111の出力を制御する。
流量対応部153は、流量検出手段143が検出した熱媒132の流量を認識し、熱媒132の流量に基づいて燃料電池111の出力を制御する。
温度対応部154は、温度検出手段144が検出した熱媒132の温度を認識し、熱媒132の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御する。
給湯温度対応部155は、給湯温度検出手段145が検出した給湯配管125内の水の温度を認識し、水の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御する。
[実施形態の作用効果]
前記した実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
燃料電池111が発電に伴って熱を排出し、排熱回収手段120が燃料電池111から排出された排熱を回収し、熱利用端末130が排熱回収手段120により回収された排熱を家屋200に供給するので、従来の燃料電池排熱利用システムのように、燃料電池の排熱の利用が給湯に限定されることがなく、燃料電池111から排出される熱を、効率的に利用することが可能となる。
燃料電池排熱利用システム100が、熱利用端末130および家屋200の少なくともいずれか一方の熱力学的状態量を検出する検出部140を備えるので、検出部140の検出した熱力学的状態量により、家屋200における熱の利用状況や需要等を推定することができる。また、制御部150が、検出部140の検出した熱力学的状態量に基づいて燃料電池111の出力を制御するので、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
熱利用端末130が、排熱を用いて家屋200の室温を調整する室温調整部131を備えるので、燃料電池111から排出される熱を、家屋200において利用頻度の高い室温調整に利用することができる。したがって、燃料電池111から排出される熱を、効率的に利用することが可能となる。特に、寒冷地等では、暖房等に利用するための熱が多量に必要とされるため、燃料電池111から排出される熱を、より効率的に利用することが可能となる。
検出部140が、家屋200の室温を検出する室温検出手段141を備え、制御部150が、室温検出手段141が検出した家屋200の室温を認識し、家屋の室温に基づいて燃料電池111の出力を制御する室温対応部151を備えるので、室温対応部151が、室温検出手段141が検出した家屋200の室温に基づいて燃料電池111の出力を制御し、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
室温調整部131として、一般的な床下放熱機131Aを用いるので、燃料電池排熱利用システム100を容易かつ安価に構築することができる。
検出部140が、熱利用端末130が家屋200に供給した熱量に対応する放熱量を検出する放熱量検出手段142を備え、制御部150が、放熱量検出手段142が検出した放熱量を認識し、放熱量に基づいて燃料電池111の出力を制御する放熱量対応部152を備えるので、放熱量対応部152が、放熱量検出手段142が検出した放熱量に基づいて燃料電池111の出力を制御し、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
検出部140が、熱媒132が熱媒循環配管133内を流れる流量を検出する流量検出手段143を備え、制御部150が、流量検出手段143が検出した熱媒132の流量を認識し、熱媒132の流量に基づいて燃料電池111の出力を制御する流量対応部153を備えるので、流量対応部153が、流量検出手段143が検出した熱媒132の流量に基づいて燃料電池111の出力を制御し、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
検出部140が、熱媒132の温度を検出する温度検出手段144を備え、制御部150が、温度検出手段144が検出した熱媒132の温度を認識し、熱媒132の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御する温度対応部154を備えるので、温度対応部154が、温度検出手段144が検出した熱媒132の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御し、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
排熱回収手段120が、水を貯める貯湯槽121と、燃料電池111および貯湯槽121に接続されて水を循環させる循環配管122と、を備え、貯湯槽121が、貯湯槽121に貯められた水を家屋200に供給する給湯配管125を備えるので、従来の燃料電池排熱利用システム100と同様に、家屋200に給湯することができる。したがって、本実施形態の燃料電池排熱利用システム100は、燃料電池111から排出される熱を、家屋200の室温調整に利用することができるのみでなく、従来の給湯にも利用することができ、燃料電池111から排出される熱を、非常に効率的に利用することが可能となる。
燃料電池排熱利用システム100が、燃料電池111が発電した電気を含む電力により運転される換気排熱ヒートポンプ160と、換気排熱ヒートポンプ160の排熱を用いて家屋200の室温を調整する室温調整手段180と、を備えるので、燃料電池111が発電した電気および燃料電池111から排出される熱の双方を用いて、家屋200の室温を調整することができ、燃料電池111から排出されるエネルギーを効率的に利用することができる。
換気排熱ヒートポンプ160は電気から熱への変換効率が高いので、燃料電池排熱利用システム100全体の効率をより一層高いものとすることができる。
室温調整手段180として、一般的なパネルヒータ181を用いるので、燃料電池排熱利用システム100を容易かつ安価に構築することができる。
検出部140が給湯配管125内の水の温度を検出する給湯温度検出手段145を備え、制御部150が、給湯温度検出手段145が検出した水の温度を認識し、水の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御する給湯温度対応部155を備えるので、給湯温度対応部155が、給湯温度検出手段145が検出した水の温度に基づいて燃料電池111の出力を制御し、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
検出部140が、室温検出手段141と、放熱量検出手段142と、流量検出手段143と、温度検出手段144と、給湯温度検出手段145と、を備え、制御部150が、室温対応部151と、放熱量対応部152と、流量対応部153と、温度対応部154と、給湯温度対応部155と、を備えるので、家屋200の室温、熱利用端末130の放熱量、熱媒132の流量および温度、給湯温度を総合的に考慮して、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、より効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
燃料電池排熱利用システム100が、電気ボイラ170を備えるので、熱利用端末130および換気排熱ヒートポンプ160のみによっては十分な暖房効果が得られず、熱媒循環配管182内の熱媒の温度が予め設定した温度より低くなった場合に、熱媒循環配管182内の熱媒を加熱し、暖房効果を高めることができる。
室温調整部131が、家屋200の床下に設けられ熱媒132により伝達された排熱を用いて床面を暖める床下放熱機131Aであり、室温調整手段180が、家屋200の室内に設けられるパネルヒータ181を有するので、パネルヒータ181により直接室内の空気を暖めるとともに、床下放熱機131Aにより床面からも室内の空気を暖めることができ、総合的に暖房効果を高めることができる。また、床下放熱機131Aにより床面が暖められるので、体感的な暖房効果が飛躍的に向上する。
[実施形態の変形]
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は、本発明に含まれるものである。
検出部140および制御部150の構成は、上述の実施形態に示した構成に限定されない。
上述の実施形態において、検出部140が、五つの検出手段(室温検出手段141、放熱量検出手段142、流量検出手段143、温度検出手段144、給湯温度検出手段145)を備え、制御部150が、五つの対応部(室温対応部151、放熱量対応部152、流量対応部153、温度対応部154、給湯温度対応部155)を備える構成を例示したが、検出部140は、一つ以上の検出手段を有するものであればよく、制御部150は、検出部140の有する検出手段に対応する対応部を有するものであればよい。なお、検出部140が一つ以上備えるべき検出手段は、本実施形態において例示した五つの検出手段に限定されない。
例えば、検出部140は、放熱量検出手段142のみを有し、制御部150は、放熱量対応部152のみを有する構成としてもよい。このような場合でも、放熱量検出手段142の検出した放熱量に基づいて放熱量対応部152が燃料電池111の出力を制御し、燃料電池111から排出される熱量と家屋200で必要とされる熱量とのバランスがとれた、効率のよい条件で燃料電池111を駆動させることができる。
また、検出部140および制御部150は、設けなくてもよい。このような場合でも、従来の燃料電池排熱利用システムのように、燃料電池111の排熱の利用が給湯に限定されることがないので、燃料電池111から排出される熱を、効率的に利用することが可能となる。
上述の実施形態において、検出部140の流量検出手段143が熱媒循環配管133の下り配管133Bに設けられる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、流量検出手段143は、熱媒循環配管133の上り配管133Aに設けられてもよく、上り配管133Aと下り配管133Bの両方に設けられてもよい。このような場合でも、上述の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
上述の実施形態において、検出部140の温度検出手段144が熱媒循環配管133の上り配管133Aに設けられる構成を例示したが、これに限定されない。例えば、温度検出手段144は、熱媒循環配管133の下り配管133Bに設けられてもよく、上り配管133Aと下り配管133Bの両方に設けられてもよい。このような場合でも、上述の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
上述の実施形態において、燃料電池排熱利用システム100が、電気ボイラ170を備える構成を例示したが、これに限定されない。電気ボイラ170は、熱利用端末130および換気排熱ヒートポンプ160のみによっては十分な暖房効果が得られない場合に、補助的に利用されるものであるから、電気ボイラ170を省略しても、本発明の課題解決に支障はない。
上述の実施形態において、排熱回収手段120が、貯湯槽121を備える構成を例示したが、これに限定されない。貯湯槽121を省略すれば、家屋200への給湯は不可能になるが、燃料電池111から排出された熱を、熱利用端末130のみに使用することができる。この場合でも、上述の実施形態と同様に、燃料電池111から排出される熱を、効率的に利用することが可能である。
上述の実施形態において、燃料電池排熱利用システム100が、換気排熱ヒートポンプ160および電気ボイラ170と、室温調整手段180と、を備える構成を例示したがこれに限定されない。例えば、燃料電池排熱利用システム100が、これらを備えず、燃料電池111が発電した電気は、全て家屋200の電気機器に供給される構成としてもよい。この場合、燃料電池111が発電した電気を室内の暖房に利用することはできないが、燃料電池111が発電した電気は、家屋200の電気機器に供給され有効に利用される。よって、上述の実施形態と同様に、燃料電池111から排出される熱および電気を、効率的に利用することが可能である。
上述の実施形態において、燃料電池111が発電した電気は、分電盤190を介して商用電力とともに、換気排熱ヒートポンプ160、電気ボイラ170および家屋200のその他の電気機器に供給される構成を例示したが、これに限定されない。例えば、燃料電池111が発電した電気は、分電盤190を介さずに直接、換気排熱ヒートポンプ160、電気ボイラ170および家屋200のその他の電気機器に供給される構成としてもよい。このような場合でも本発明の課題解決に支障はない。
上述の実施形態において、熱利用端末130が家屋200の室温を調整する室温調整部131を有する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、熱利用端末130は、家屋200の屋根に設けられる融雪パネルを有し、熱媒132の循環により排熱回収手段120により回収された排熱を融雪パネルに伝達する構成としてもよい。また、室温調整部131と融雪パネルの双方に排熱を伝達する構成としてもよい。このような場合でも、上述の実施形態と同様に、燃料電池111から排出される熱を、効率的に利用することが可能である。
上述の実施形態において、室温調整部131が床下放熱機131Aであり、室温調整手段180がパネルヒータ181を有する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、室温調整部131はパネルヒータであってもよく、室温調整手段180は床下放熱機を有するものであってもよい。また、床下放熱機およびパネルヒータと異なる別の暖房機器等であってもよい。このような場合でも、上述の実施形態と同様に、燃料電池111から排出される熱を、効率的に利用することが可能である。
本発明は、燃料電池から排出される熱を回収し熱源として利用する燃料電池排熱利用システムとして使用できる。
本発明の実施形態に係る燃料電池排熱利用システムの構成を示す概略図。 本発明の実施形態に係る燃料電池排熱利用システムの検出部および制御部の構成を示す概略図。
符号の説明
100 燃料電池排熱利用システム
111 燃料電池
120 排熱回収手段
121 貯湯槽
122 循環配管
123 熱交換器
125 給湯配管
130 熱利用端末
131 室温調整部
131A 床下放熱機
132 熱媒
133 熱媒循環配管
140 検出部
141 室温検出手段
142 放熱量検出手段
143 流量検出手段
144 温度検出手段
145 給湯温度検出手段
150 制御部
151 室温対応部
152 放熱量対応部
153 流量対応部
154 温度対応部
155 給湯温度対応部
160 換気排熱ヒートポンプ
180 室温調整手段
181 パネルヒータ
200 家屋

Claims (11)

  1. 発電に伴って熱を排出する燃料電池と、
    前記燃料電池から排出された排熱を回収する排熱回収手段と、
    前記排熱回収手段により回収された前記排熱を家屋に供給する熱利用端末と、
    を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  2. 請求項1に記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記熱利用端末および前記家屋の少なくともいずれか一方の熱力学的状態量を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した熱力学的状態量に基づいて前記燃料電池の出力を制御する制御部と、
    を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記熱利用端末は、前記排熱を用いて前記家屋の室温を調整する室温調整部を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  4. 請求項2に記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記熱利用端末は、前記排熱を用いて前記家屋の室温を調整する室温調整部を備え、
    前記検出部は、前記家屋の室温を検出する室温検出手段を備え、
    前記制御部は、前記室温検出手段が検出した前記家屋の室温を認識し、前記家屋の室温に基づいて前記燃料電池の出力を制御する室温対応部を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記室温調整部は、前記家屋の床下に設けられ床面を暖める床下放熱機である
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  6. 請求項2または請求項4に記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記検出部は、前記熱利用端末が前記家屋に供給した熱量に対応する放熱量を検出する放熱量検出手段を備え、
    前記制御部は、前記放熱量検出手段が検出した前記放熱量を認識し、前記放熱量に基づいて前記燃料電池の出力を制御する放熱量対応部を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  7. 請求項2、請求項4、請求項6のいずれかに記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記熱利用端末は、
    前記排熱回収手段により回収された前記排熱を前記熱利用端末に伝達する熱媒と、
    前記排熱回収手段および前記熱利用端末に接続されて前記熱媒を循環させる熱媒循環配管と、
    を備え、
    前記検出部は、前記熱媒が前記熱媒循環配管内を流れる流量を検出する流量検出手段を備え、
    前記制御部は、前記流量検出手段が検出した前記熱媒の流量を認識し、前記熱媒の流量に基づいて前記燃料電池の出力を制御する流量対応部を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  8. 請求項2、請求項4、請求項6、請求項7のいずれかに記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記熱利用端末は、
    前記排熱回収手段により回収された前記排熱を前記熱利用端末に伝達する熱媒と、
    前記排熱回収手段および前記熱利用端末に接続されて前記熱媒を循環させる熱媒循環配管と、
    を備え、
    前記検出部は、前記熱媒の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御部は、前記温度検出手段が検出した前記熱媒の温度を認識し、前記熱媒の温度に基づいて前記燃料電池の出力を制御する温度対応部を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記排熱回収手段は、
    水を貯める貯湯槽と、
    前記燃料電池および前記貯湯槽に接続されて水を循環させる循環配管と、
    前記循環配管の一部に設けられた熱交換器と、
    を備え、
    前記熱利用端末は、
    前記排熱回収手段により回収された前記排熱を前記熱利用端末に伝達する熱媒と、
    前記熱交換器に接続されて前記熱媒を循環させる熱媒循環配管と、
    を備え、
    前記循環配管内を循環する水は、
    前記燃料電池から排出された前記排熱を回収し、
    前記熱交換器は、
    前記循環配管内を循環する水が前記燃料電池から回収した前記排熱を前記熱媒循環配管内を循環する前記熱媒に伝達し、
    前記貯湯槽は、
    前記貯湯槽に貯められた水を前記家屋に供給する給湯配管を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記燃料電池が発電した電気を含む電力により運転される換気排熱ヒートポンプと、
    前記換気排熱ヒートポンプの排熱を用いて前記家屋の室温を調整する室温調整手段と、
    を備えた
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
  11. 請求項10に記載の燃料電池排熱利用システムであって、
    前記室温調整手段は、パネルヒータである
    ことを特徴とした燃料電池排熱利用システム。
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