JP2008191891A - 電磁解析装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】現実の複雑な形状を反映した電磁解析を行うことができるとともに、計算モデルの形状を変更してシミュレーションが容易に行えるようにする。
【解決手段】表示装置の画面2に表示されている電子画面100上の点を指示し、形状設定手段14で、指示された点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定する。物質特性設定手段16で、設定された形状の境界で区切られた各領域に該領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定した計算モデルを電磁解析手段20で電磁解析する。
【選択図】図1

Description

本発明は、解析対象の電磁波の空間、時間分布を解析する電磁解析装置およびそのプログラムに関するものである。
従来、光や電波などの電磁場と物質との相互作用を数値解析する手法として有限要素法など各種の解析手法が採用されているが、近年、時間領域差分法(FDTD;Finite Difference Time Domain)と呼ばれる解析手法が注目されている。FDTD法は、空間をメッシュ状に離散化し、離散点上の時間変化をマクスウェルの方程式に基づいて、電場・磁場などを解析するものである。
FDTD法では解析対象のモデリングの自由度は高いが、正確な解析結果を得るためには解析対象となる物体モデルをなるべく現物に近づけて解析する必要がある。解析対象のモデリング、すなわち、解析空間内に計算を実行するために必要なパラメータを配置する方法としては、平面、直方体、球面、円柱、円錐などを基本とする単純な幾何学的要素を組み合わせて配置して、計算モデルの形状を定義する方法がとられている。実際には、CADを用いて形状を定義し、定義された形状と、屈折率、誘電率などの物質パラメータとを対応付ける手法が用いられていた。
しかし、上述のような手法を用いて現実の形状を計算モデルとして入力するためには、電子写真などを観察しながら形状を入力し、電子写真上のスケールと、シミュレーションの解析空間の座標系との変換などを行なうなど煩雑な入力作業が必要となり、計算モデルの設定に多大な労力を要する。そこで、電子顕微鏡や光学顕微鏡から得られた電子画像を直接入力して、電子画像の各画素ごとの濃淡情報に応じて物質パラメータを設定してFDTD法で解析する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。この手法では、予め用意された幾何学要素に制限されることなく、現物の形状を忠実に反映でき、モデル設定作業の工数も低減できる。
特開2004−279292公報
しかしながら、このように電子画像の各画素ごとの濃淡情報に応じて物質パラメータを設定する手法は幾何学形状が与えられていないため、膜厚、レンズの曲率など、計算モデルを変化させた条件で再計算を行なうことができない。
そこで、本発明では現実の複雑な形状を反映した解析を行うことができるとともに計算モデルの変更を容易に行うことができる電磁解析装置およびそのプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の電磁解析装置は、電子画像を記憶する電子画像記憶手段と、
前記電子画像を画面上に表示する表示手段と、
前記画面上に表示された前記電子画像の点を指示し、該指示された点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定する形状設定手段と、
該形状設定手段により設定された形状の境界で区切られた各領域に該領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定する物質特性設定手段と、
複数の前記設定された形状と、該複数の形状の境界で区切られた各領域に設定された前記特性値とを対応させた計算モデルを記憶した計算モデル記憶手段と、
前記領域に対して前記計算モデルに設定された前記特性値に従って電磁解析する電磁解析手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、
電子画像記憶手段に記憶された電子画像を画面上に表示する表示手段と、
前記画面上に表示された前記電子画像の点を指示し、該指示された点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定する形状設定手段と、
該形状設定手段により設定された形状の境界で区切られた各領域に該領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定する物質特性設定手段と、
複数の前記設定された形状と、該複数の形状の境界で区切られた各領域に設定された前記特性値とを対応させた計算モデルを記憶した計算モデル記憶手段と、
前記領域に対して前記計算モデルに設定された前記特性値に従って電磁解析する電磁解析手段として機能させることを特徴とするものである。
「複数種類の形状」とは、直方体、球、円柱、円錐、その他の幾何学的な形状をいう。また、「複数種類の形状」は、例えば、複数のソフトウェアで使用する汎用性のある関数やデータの集まりであるライブラリとして提供される。
また、上記電磁解析装置が、前記計算モデルに設定されている形状を前記画面上に表示する確認表示手段と、
該確認表示手段により表示された形状の位置および大きさを変える形状変更手段と、
該形状変更手段により変更された形状に伴って前記計算モデルの物質の特性値が設定されている領域を変更する物質特性設定領域変更手段とをさらに備えたものが望ましい。
また、前記確認表示手段が、前記計算モデルに設定されている形状を前記電子画像上に重ねて表示するものが望ましい。
あるいは、前記物質の特性値が屈折率もしくは誘電率であってもよい。
本発明によれば、電子画面を表示して、操作者が電子画像上で指示した点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定し、設定された形状の境界で区切られた各領域に該領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定した計算モデルを作成して電磁解析を行うことにより、現実の形状に近いモデル作成することができ、正確な解析結果を得ることが出来る。
また、計算モデルに設定されている形状を画面上に表示して、表示された形状の位置および大きさを変え、変更された形状に伴って前記計算モデルの物質の特性値が設定されている領域を変更するようにすれば、現実の形状を変えたときにどのような変化が表れるかをシミュレーションすることができる。
さらに、計算モデルに設定されている形状を電子画像上に重ねて表示することにより、現実の形状と一致しているか、どの程度違いがあるかを視認により把握することができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の電磁解析装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の電磁解析装置の概略構成図である。なお、図1のような電磁解析装置1の構成は、補助記憶装置に読み込まれた電磁解析処理プログラムをコンピュータ(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で実行することにより実現される。このとき、この電磁解析処理プログラムは、CD−ROM等の情報記憶媒体に記憶され、もしくはインターネット等のネットワークを介して配布され、コンピュータにインストールされることになる。
電磁解析装置1は、電子画像100を記憶する電子画像記憶手段10と、電子画像100を表示装置の画面2上に表示する表示手段12と、電子画面100上の点を指示し、この指示された点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定する形状設定手段14と、設定された形状の境界で区切られた各領域にその領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定する物質特性設定手段16と、複数の設定された形状と、この複数の形状の境界で区切られた各領域に設定された物質の特性値とを対応させた計算モデル200を記憶した計算モデル記憶手段18と、計算モデル200の各領域に設定されている物質の特性値に従って電磁解析する電磁解析手段20と、電磁解析手段20により計算された結果を表示する計算結果表示手段22と、計算モデル200に設定されている形状を画面2上に表示する確認表示手段24と、計算モデル200に設定された形状の位置および大きさを変える形状変更手段26と、変更された形状に伴って計算モデル200の物質の特性値が設定されている領域を変更する物質特性設定領域変更手段28とを備える。
電子画像100は、電子顕微鏡あるいは光学顕微鏡によって得られた解析対象となる対象物の電子画像である。図2は、空気101、薄膜103、シリンドリカルレンズアレー102、ガラス基板104の積層構造の断面の電子画像100の一例である。
形状設定手段14は、直方体、球、円柱、円錐などの幾何学的な形状要素を予め用意しておき、これら幾何学形状の集合で解析対象物の構造の形状を設定する。具体的には、いくつかの基本的な形状要素のライブラリを予め用意しておき、表示画面上に表示されている電子画像100上の解析となる対象物を構成する構造の境上に存在する特徴的な点をマウスなどのポインティングデバイスを用いて指示し、指示された点の座標値を用いながら形状を設定する。例えば、図4に示すように、2つの点P1,P2を連続して指示することにより、2点の座標値から2点間の距離を用いてレンズの高さや幅などのデータを取得して、このデータを用いて円を設定する。
あるいは、各ライブラリに対応したアイコンを表示して、操作者が電子画像100上の対象物の構造に合った形状をアイコンから選択し、選択した形状を電子画像100上に重ねて表示し、その形状の大きさや位置を電子画像100上の構造に合わせて変えるようにしてもよい。
物質特性設定手段16は、形状設定手段14で設定された各形状を境とし、複数の形状の間に存在する領域を指定して、その領域内の材料に応じた物質の特性値を設定する。物質の特性値には、物質の屈折率、誘電率などがある。
計算モデル記憶手段18には計算モデル200が記憶される。
計算モデル200には、離散点における物質の特性値の空間分布が与えられる。具体的には、形状設定手段14で設定された複数の設定された形状と、物質特性設定手段16で複数の形状の境界で区切られた各領域に設定された特性値とを対応させて計算モデル200として計算モデル記憶手段18に記憶させる。
電磁解析手段20は、計算モデル200を用いて電磁界の物理現象を解析して電磁界の時間的、空間的変化を求める。具体的には、Maxwell方程式に基づいて、電磁界の時間的、空間的変化を数値的に解くFDTD法計算プログラムを用いることができる。FDTD法では、図3に示すように、解析空間201内の物質特性の分布n(ε)をメッシュ状の微小直方体(Yeeセル)202に離散化し、離散点上の電磁場の時間変化をMaxwell方程式に基いて計算する。
FDTD法の他に、有限要素法、境界要素法、その他一般的に知られている電磁界計算手法を用いることもできる。これにより、電磁界の時間、空間分布に基き、反射率、透過率、吸収率、遠方放射分布など、解析目的に応じた物理量を計算する。また、解析する際には、操作者によって設定された解析領域の設定(計算範囲、空間離散化方法、境界条件など)や、入力電磁波の設定(空間分布、時間分布、偏光条件など)などに応じて解析が行なわれる。
計算結果表示手段22は、電磁解析手段20により得られた計算結果を、画面2上にグラフィック表示する機能などを備える。
確認表示手段24は、操作者が確認できるように、計算モデル200に設定されている形状を画面2上に表示を行う。例えば、電子画像100と重ねて形状を表示して、現実の形状と一致しているかを確認できるようにする。
形状変更手段26は、画面2上に表示されている計算モデル200の形状を操作者の入力に従って変更する。
物質特性設定領域変更手段28は、形状変更手段26によって変更された形状に応じて計算モデル200の物質特性が設定されている領域を変更する。
ここで、本発明の電磁解析装置1を用いて、図2に示すような電子画像100に現れたガラス基板104、薄膜103、シリンドリカルレンズアレー102の積層構造を解析する場合を例に、電磁解析装置1の動作について図4〜図10と、図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。また、ここでは、物質の特性値が屈折率である場合について説明する。
まず、収束イオンビームで断面を切り出し、断面を電子顕微鏡で撮影した電子画像100を電磁解析装置1の電子画像記憶手段10に記憶する(S100)。この電子画像100を表示手段12で表示装置の画面2上に表示し(S101)、必要に応じて、画像の回転、反転、拡大、縮小、部分切り出し、明暗補正、コントラスト補正、フィルター処理などを行う。
形状設定手段14で、電子画面100上の点を指示しながら、この指示された点の座標値を用いて図4に示すような断面の、ガラス基板104、薄膜103、シリンドリカルレンズアレー102などからなる積層構造の各形状を指定するとともに、その形状の位置と大きさを設定する。
まず、操作者は、図4に示すように、マウスなどのポインティングデバイスで、画像上の2点P1,P2を指示し、夫々の点の画像上の座標値(m1,n1),(m2,n2)を得る。画像上の座標値は、例えば、画像左上を原点とし、そこからの右方向、下方向の位置をピクセル単位で表したもので与える。次に、操作者に、2点間のシミュレーション空間上の長さLを数値入力させる。このときの、2点は、例えば、電子画像100に表示されたレンズの幅など、予め長さが分かっている点を選び、この長さを基準にして全体のスケールを決定する(S102)。
次に、操作者は、図5に示すように、マウスなどのポインティングデバイスを使用し、画像上の1点 P0を指示させ、その点の画像上の座標値(m0,n0)を得る。続いて、指示した点のシミュレーション空間上の座標 (x0,y0)を数値入力させて、原点を決定する(S103)。指示する点は、解析空間の原点に定めたい点や、レンズの端部、薄膜界面などの特徴的な位置を選ぶことができる。
以上の操作により、電子画像100上の点(m,n)と、解析空間上の座標(x,y)は、次の変換式(1)で相互に対応付けることができる。
x = x0 + L*(m-m0)/sqrt((m2-m1)2+(n2-n1)2)
y = y0 + L*(n-n0)/sqrt((m2-m1)2+(n2-n1)2) (1)
m=m0+ sqrt((m2-m1)2+(n2-n1)2) *(x-x0)/L
n=n0+ sqrt((m2-m1)2+(n2-n1)2) *(y-y0)/L
操作者が、図6に示すように、画像上で、座標を知りたい点Pをポインティングデバイスで指示すると、前述の座標変換を行ない、解析空間上の座標に変換表示することができる。このような操作により、操作者は、例えば、薄膜界面の座標などを直ちに得ることができる。あるいは、図4に示すように、2つの点P1,P2を連続して指示することにより、2点間の距離を表示して、レンズの高さ、幅などの情報が得られる。
例えば、図7に示すように、画像2上のレンズの空気界面で、任意に3点を選択させ、3点を通る円を計算することにより、レンズの曲面形状を円で関数で近似した形状を設定する。また、その中心座標、半径を計算して表示するような動作を行なうようなことも可能である。このようにして複数の形状要素を組み合わせて、積層構造を表す(S104)。
次ぎに、実際に計算を行なう領域を画像上で指示する。図8に示すように、ポインティングデバイスで、電子画像100上の2点Q1,Q2を指示し、2点を対角とするような、矩形領域を解析の対照とする解析空間201の範囲として指定する(S105)。
さらに、物質特性設定手段16で、設定した形状を境とする各領域を指定して、その領域を占める材料となった物質の屈折率を設定する。例えば、図7の形状1の円の上の領域を「空気」、形状1の円の下で形状2の矩形の上の領域を「シリンドリカルレンズ」、形状2の上面と下面の間の領域を「薄膜」、形状2の下の領域を「ガラス」と設定すると、それぞれの材料に応じた屈折率が設定される。このように、平面ならびに、円形の形状要素の境界B(一点鎖線)などを用いて、屈折率を設定する(S106)。
このようにして設定された複数の形状と、この複数の形状を境界で区切られた各領域に設定された屈折率とを対応させて計算モデル200として計算モデル記憶手段18に記憶する(S107)。
この計算モデル200を使って電磁解析手段20で解析を行う。さらに、計算結果表示手段22で計算結果を画面2上に表示する(S108)。計算モデル200の構築中もしくは、構築後に、計算モデル200に設定されている形状を確認表示手段24で、電子画像100上に重ねて表示する(S109)。操作者の指示により、計算モデル200の形状の境界(つまり、屈折率の境界)の座標を計算し、電子画像上の座標への変換を行い、電子画像100上の対応する画素の色を変えるようにしてもよい。図9では、レンズ界面、薄膜界面などがわかるような表示をした例である。また、枠などで解析空間201の領域を表示することもできる。また、境界だけではなく、屈折率の大小に応じた濃淡図を、半透明の状態でオーバーラップさせるような表示をしてもよい。このような表示を行なって、計算モデル200と電子写真100の対応関係を、直接目で見て確認できるようにすることで、計算モデル200の設定ミスを認識することができる。
また、計算モデル200と画像にずれがある場合には(S110)、形状変更手段26により、即座に計算モデルの座標の設定を微調整して、形状を変更する(S111)。例えば、画面2上に表示されている形状をマウスなどを用いて大きさを変えたり、一部の形状の位置を変えて調整する。
さらに、この変更に伴って、物質特性設定領域変更手段28で、計算モデル200の屈折率が設定されている領域を変更された形状を境界とする領域に変更して、再度計算モデル記憶手段18に記憶する(S112)。再度、確認表示手段24で、変更された計算モデル200に設定されている形状の確認を繰返すことで、画像に合わせた計算モデル200を作り上げることが可能になる。このような調整を繰り返して、画像に合った形状になったところで、電磁解析手段20で解析を行う(S108)。
あるいは、図10に示すように、レンズを大きくしたときのシミュレーションを行うために(S110)、形状変更手段26でレンズの形状を大きくし(S111)、物質特性設定領域変更手段28で、屈折率が設定されている領域を変更した計算モデル200を計算モデル記憶手段18に記憶して(S112)、電磁解析手段20で解析を行うようにしてもよい(S108)。
以上詳細に説明したように、本発明の電磁解析装置では、電子画像から得られる情報を用いて、解析空間内の物質の特性値の分布を設定することにより、現物になるべく近い状態で解析を行うことができる。さらに、部分的に構造物の大きさや位置を変えられるようにしたことで、構造を変えたときのシミュレーションを電磁解析で行うことができる。
電磁解析装置の概略構成図 電子画像の一例を表す図 FDTD法を説明するための図 電子画像のスケールを与える方法を説明するための図 電子画像の原点を指定する方法を説明するための図 解析空間上の座標値を取得した一例を示す図 形状の設定を説明するための図 解析空間の範囲を指定する方法を説明するための図 各形状の界面がわかるように電子画像に重ねて表示した一例を示す図 計算モデルに設定された形状を変更した様子を示す図 電磁解析装置の動作を説明するためのフローチャート
符号の説明
1 電磁解析装置
2 表示装置の画面
10 電子画像記憶手段
12 表示手段
14 形状設定手段
16 物質特性設定手段
18 計算モデル記憶手段
20 電磁解析手段
22 計算結果表示手段
24 確認表示手段
26 形状変更手段
28 物質特性設定領域変更手段
100 電子画像
101 空気
102 シリンドリカルレンズアレー
103 薄膜
104 ガラス基板
200 計算モデル
201 解析空間
202 Yeeセル

Claims (5)

  1. 電子画像を記憶する電子画像記憶手段と、
    前記電子画像を画面上に表示する表示手段と、
    前記画面上に表示された前記電子画像の点を指示し、該指示された点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定する形状設定手段と、
    該形状設定手段により設定された形状の境界で区切られた各領域に該領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定する物質特性設定手段と、
    複数の前記設定された形状と、該複数の形状の境界で区切られた各領域に設定された前記特性値とを対応させた計算モデルを記憶した計算モデル記憶手段と、
    前記領域に対して前記計算モデルに設定された前記特性値に従って電磁解析する電磁解析手段とを備えたことを特徴とする電磁解析装置。
  2. 前記計算モデルに設定されている形状を前記画面上に表示する確認表示手段と、
    該確認表示手段により表示された形状の位置および大きさを変える形状変更手段と、
    該形状変更手段により変更された形状に伴って前記計算モデルの物質の特性値が設定されている領域を変更する物質特性設定領域変更手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁解析装置。
  3. 前記確認表示手段が、前記計算モデルに設定されている形状を前記電子画像上に重ねて表示することを特徴とする請求項2記載の電磁解析装置。
  4. 前記物質の特性値が屈折率もしくは誘電率であることを特徴とする請求項1から3いずれか記載の電磁解析装置。
  5. コンピュータを、
    電子画像記憶手段に記憶された電子画像を画面上に表示する表示手段と、
    前記画面上に表示された前記電子画像の点を指示し、該指示された点の座標値を用いて予め用意された複数種類の形状の中のいずれかの形状の位置および大きさを設定する形状設定手段と、
    該形状設定手段により設定された形状の境界で区切られた各領域に該領域内を占める物質の特性値をそれぞれ設定する物質特性設定手段と、
    複数の前記設定された形状と、該複数の形状の境界で区切られた各領域に設定された前記特性値とを対応させた計算モデルを記憶した計算モデル記憶手段と、
    前記領域に対して前記計算モデルに設定された前記特性値に従って電磁解析する電磁解析手段として機能させるプログラム。
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