JP2008191082A - 光子検出器の位置情報算出方法及びそれを用いたポジトロンct装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光子検出器17に光子が入射すると、第1の光子検出素子35及び第2の光子検出素子37の種類が異なることから、散乱事象判別部は、光子検出器17の出力に基づいて異なる散乱事象のいずれの散乱事象であるかを判別する。そして、位置情報算出部は、発生散乱事象に応じた光子検出器17の出力に基づいて重心演算を行うので、散乱の影響を抑制することができる。したがって、位置情報を精度高く算出することにより、位置情報の劣化を低減して画質を改善できる。
【選択図】図2
Description
原子力百科事典「γ線と物質の相互作用」 http://sta-atm.jst.go.jp:8080/03060306_1.html
すなわち、従来の装置は、複数の検出素子から出力が発生するようなコンプトン散乱が検出器内で起こると検出素子の位置情報が劣化するという問題がある。
すなわち、請求項1に記載の発明は、種類の異なる光子検出素子を複数個組み合わせて構成された光子検出器の位置情報算出方法において、異なる散乱角の散乱事象のうち、光子検出素子内で生じた散乱事象を光子検出器からの出力に基づいて発生散乱事象として判別する過程と、前記発生散乱事象に応じた出力に基づき重心演算を行って光子が相互作用を起こした位置情報を求める過程と、を備えていることを特徴とするものである。
図1は、実施例に係るポジトロンCT装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、光子検出器の概略構成を示す縦断面図及び散乱事象の例を示す模式図である。
すなわち、光子検出器17は、種類が異なる複数の光子検出素子を組み合わせ、さらにそれらを積層して構成された、いわゆる2層DOI検出器である。具体的には、光子が放出されてくる方向から順に、第1の光子検出素子35及び第2の光子検出素子37を備えている。第2の光子検出素子37側にはライトガイド39が配設されており、さらにライドガイド39には複数個の光電子増倍管41が配設されている。光電子増倍管41は、いわゆるモノアノード型であることが好ましい。また、第1の光子検出素子35及び第2の光子検出素子37は、各々の検出素子が複数のブロックから構成されている。なお、第1の光子検出素子35は、例えば、LSO(ルチウム・シリコン・オキサイド)で構成され、例えば、第2の光子検出素子37は、GSO(ケイ酸・ガトリニウム)で構成されている。
Ee´=511−Eγ´ [keV]
P=E(T1,SE)/E(T2,SE)
となり、これは散乱角θに依存する。なお、上記の符号SEは、第1の散乱事象SE1または第2の散乱事象SE2を表す。
1 … ガントリ部
3 … データ収集システム
5 … データ処理部
17 … 光子検出器
19 … データ収集部
21 … 散乱事象判別部
23 … 位置情報算出部
25 … 再構成部
35 … 第1の光子検出素子
37 … 第2の光子検出素子
39 … ライトガイド
41 … 光電子増倍管
SE1 … 第1の散乱事象
SE2 … 第2の散乱事象
Claims (6)
- 種類の異なる光子検出素子を複数個組み合わせて構成された光子検出器の位置情報算出方法において、異なる散乱角の散乱事象のうち、光子検出素子内で生じた散乱事象を光子検出器からの出力に基づいて発生散乱事象として判別する過程と、前記発生散乱事象に応じた出力に基づき重心演算を行って光子が相互作用を起こした位置情報を求める過程と、を備えていることを特徴とする光子検出器の位置情報算出方法。
- 請求項1に記載の光子検出器の位置情報算出方法において、前記異なる散乱角の散乱事象は、散乱角θがθ1〜θ2(前方散乱)の範囲にある第1の散乱事象と、θ3〜θ4(後方散乱)の範囲にある第2の散乱事象であって、かつ、前記光子検出素子が、光子の放出方向から第1の光子検出素子と第2の光子検出素子の順で積層されている場合、発生散乱事象が第1の散乱事象である場合には、相互作用が発生した位置として第1の光子検出素子を特定し、発生散乱事象が第2の散乱事象である場合には、相互作用が発生した位置として第2の光子検出素子を特定することを特徴とする光子検出器の位置情報算出方法。
- 請求項1または2に記載の光子検出器の位置情報算出方法において、散乱事象を判別する際には、光子検出器の出力を少なくとも2つのタイムウインドウに分割し、各タイムウインドウにおける出力比に基づき特定することを特徴とする光子検出器の位置情報算出方法。
- 被検体からの光子を検出するポジトロンCT装置において、種類の異なる光子検出素子を複数個組み合わせて構成され、被検体に投与された放射性核種から放出される光子を検出する光子検出器と、異なる散乱角の散乱事象のうち、光子検出素子内で生じた散乱事象を前記光子検出器からの出力に基づき発生散乱事象として判別する散乱事象判別部と、光子が相互作用を起こした光子検出素子を特定するとともに、前記発生散乱事象に応じた出力に基づいて、重心演算を行って光子が相互作用を起こした位置情報を求める位置情報算出部と、を備えていることを特徴とするポジトロンCT装置。
- 請求項4に記載のポジトロンCT装置において、前記異なる散乱角の散乱事象は、散乱角θがθ1〜θ2(前方散乱)の範囲にある第1の散乱事象と、θ3〜θ4(後方散乱)の範囲にある第2の散乱事象であって、かつ、前記光子検出素子が、光子の放出方向から第1の光子検出素子と第2の光子検出素子の順で積層されている場合、前記位置情報算出部は、発生散乱事象が第1の散乱事象である場合には、相互作用が発生した位置として第1の光子検出素子を特定し、発生散乱事象が第2の散乱事象である場合には、相互作用が発生した位置として第2の光子検出素子を特定することを特徴とするポジトロンCT装置。
- 請求項4または5に記載のポジトロンCT装置において、前記散乱事象判別部が散乱事象を判別する際には、光子検出器の出力を少なくとも2つのタイムウインドウに分割し、各タイムウインドウにおける出力比に基づき特定することを特徴とするポジトロンCT装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0749386A (ja) * | 1993-08-04 | 1995-02-21 | Hamamatsu Photonics Kk | 放射線位置検出装置 |
JP2006214916A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Hitachi Ltd | 放射線検査装置および放射線検査方法 |
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