JP2008190455A - 車両用風力発電装置及び風力発電装置付き車両 - Google Patents

車両用風力発電装置及び風力発電装置付き車両 Download PDF

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Abstract


【課題】 車両搭載を前提とした小形の風車20を採用しつつも、発電効率が極めて良好な車両用風力発電装置を提供する。
【解決手段】 車両の走行風IAを受けるための風車翼22を、前方翼面26を上記高速気流通過面及び低速気流通過面が形成された特有形態の湾曲流線型状とすることで、前方翼面26側から見て向かい風形態で風を受ける位相では、高速気流通過面と低速気流通過面との相対気流の流速差に基づく揚力トルクを、受風による直接的な回転トルクに重畳することができ、また、後方翼面28を凹状湾曲面とすることで、追い風形態で風を受ける位相にて効率よく風を受けることができる。その結果、風力の風車20回転力への変換効率を大幅に高めることができ、低風速時の風車20の始動性も劇的に向上する。
【選択図】 図4

Description

この発明は、車両用風力発電装置及び風力発電装置付き車両に関する。
特開平10−215502号公報 特開平11−155203号公報 特開2000−13906号公報 特開2003−299207号公報 特開2006−522276号公報
乗用車やバスあるいは列車が走行すれば、その車体は車速に応じた走行風を受ける。この走行風を動力源として風車を回し発電を行なう技術が、多数の文献に開示されている(例えば、特許文献1〜5)。
しかし、上記のような従来の車両用風力発電装置は、現実に量産・実用化された事例は皆無といってよい。その理由は、風車のエネルギー変換効率が悪く、発電機性能とも相俟って搭載コストに見合った発電出力が期待できないためである。例えば、特許文献1〜4にて使用されている風車は、全て翼合計面積の小さいプロペラ型風車であり、回転トルクが低いため、車両搭載可能な小形の風力発電装置には効率が非常に悪い欠点がある。また、特許文献5では垂直軸風車を倒立配置して使用している。垂直軸風車は、原理上、垂直軸風車は風車の片側で受ける風のみを利用できず、特許文献5で使用されているパドル型の風車では風力の回転トルクへの変換効率が非常に悪く、これも高出力は全く期待できない。特に、特許文献5のごとく、内外のロータ、対応する風車により互いに逆回転させるタイプの発電機は、ロータ間の相対速度が倍増するために非常に大きな回転トルクが必要であり(特に始動時)、上記のごとき従来の風車では風力のトルク変換効率が低いため、始動特性と発電効率がいずれも十分でない問題がある。
本発明の課題は、車両搭載を前提とした小形の風車を採用しつつも、発電効率が極めて良好な車両用風力発電装置と、それを搭載した車両とを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用風力発電装置は、
走行風を受風可能な位置にて車両上に取り付けられた風車と、当該風車の回転エネルギーを電力変換する発電機とを備え、
風車は、各々回転軸線と直交する向きに受風する風車翼が該回転軸線周りに複数配置されるとともに、回転軸線と直交する断面において各風車翼は、後方翼面が基準回転方向前方側に引っ込む凹湾曲面とされ、前方翼面が基準回転方向前方側に突出するとともに後方翼面よりも湾曲深さが大きい凸湾曲面とされ、さらに、前方翼面は、湾曲ノーズ部において曲率が極大となり、該湾曲ノーズ部から翼内縁側及び翼外縁側に向けてそれぞれ曲率が減少し、該湾曲ノーズ部から翼外縁に至る第一面の面長が同じく翼内縁に至る第二面の面長よりも大きい流線形状をなし、前方翼面にて基準回転方向前方側から相対気流を受けた場合に、第一面と第二面とは、湾曲ノーズ部から翼外縁に向けて当該第一面に沿って生ずる相対気流の速度が、同じく翼内縁に向けて第二面に沿って生ずる相対気流の速度よりも大きくなるよう、それぞれ高速気流通過面及び低速気流通過面として機能するものとされ、
各風車翼にて生ずる、高速気流通過面と低速気流通過面との相対気流の流速差に基づく揚力トルクを、後方翼面側にて風車翼を基準回転方向に回転させる向きに生じさせるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の車両は、上記本発明の車両用風力発電装置を、風車が走行風を受風可能となる位置に取り付けたことを特徴とする。
上記の構成によると、車両の走行風を受けるための風車翼を、前方翼面を上記高速気流通過面及び低速気流通過面が形成された特有形態の湾曲流線型状とすることで、前方翼面側から見て向かい風形態で風を受ける位相では、高速気流通過面と低速気流通過面との相対気流の流速差に基づく揚力トルクを、受風による直接的な回転トルクに重畳することができ、また、後方翼面を凹状湾曲面とすることで、追い風形態で風を受ける位相にて効率よく風を受けることができる。その結果、風力の風車回転力への変換効率を大幅に高めることができ、低風速時の風車の始動性も劇的に向上する。すなわち、車両搭載を前提とした小形の風車を採用しつつも、発電効率が極めて良好な車両用風力発電装置が実現する。また、従来の風車(特に、抗力型のもの)では回転トルクが大きいため、高速走行する車両が受ける風速の大きい走行風に対し、十分な回転追従性を実現できず、発電効率を高めることは非常に困難であった。しかし、本発明が採用する風車の構成によれば、回転トルクが低減されることにより高速走行時にも良好な回転追従性が得られ、出力の大きい発電が可能である。
上記の効果を高めるには、高速気流通過面の受風断面積を低速気流通過面よりも大きくすることが有効である。このためには、高速気流通過面の平均曲率を低速気流通過面の平均曲率よりも大きく設定しておくとよい。また、回転軸線と直交する断面において、該回転軸線と翼内縁とを繋ぐ直線を第一直線として、回転軸線を通って前方翼面に外接する第二直線と第一直線とのなす第一角度が、回転軸線を通って翼外縁を通る第三直線と第一直線とのなす第二角度よりも小さく設定することも有効である。
この場合、上記流速差を揚力に効率的に寄与させるには、低速気流通過面を通過した気流が後方翼面側で渦流を形成しにくくさせることが重要であり、この観点から、回転軸線と直交する断面において、各風車翼は、後方翼面の平均曲率を前方翼面の平均曲率よりも小さく設定しておくこと、つまり、後方翼面の湾曲深さを大きくしすぎないことが望ましい。また、渦流(あるいは乱流)抑制の観点から、風車翼は、翼内縁と翼外縁とが、各々湾曲形態の前方翼面と後方翼面との交線をなす稜線部として形成しておくとよい。
翼支持体は、回転軸線の周りに配列する各風車翼の翼内縁を含む円筒状の空間に対し、隣接する風車翼の間に気流出入り口を有する風洞部が形成されるように、風車翼を一体回転可能に支持するものとして構成するとよい。風洞部の形成により、受風方向に対して風車回転軸線の後方に位置する風車翼に風を当てることができ、風力の風車回転力への変換効率をさらに高めることができる。この効果をより顕著に達成するには、風車翼は回転軸線周りに3枚以上の等角度間隔で複数配置され、2枚の風車翼の間に形成される気流出入り口から風洞部を経て2枚の風車翼とは別の風車翼が後方翼面にて受風可能とする構造を採用するとよい。この場合、後方翼面が上記のような凹湾曲形態となっていることで、後方翼面に当たった風は回転軸線方向に巻き込まれるように方向変換され、風洞を通過した風が、上記別の風車翼に効果的に導かれる。例えば、上記別の風車翼回転軸線と直交する断面において、曲率一定の部分円筒面状に形成し、後方翼面を包含する仮想円筒面上に回転軸線を位置させると、該効果を高める上で有利である。
上記のような風洞部を有効形成するには、風洞部形成位置に余分な障害物が生じないよう、翼支持体は、各風車翼を回転軸線方向の端面にて支持するものとして形成することが望ましい。翼支持体は、具体的には、風洞部の軸線方向端部を形成するとともに風車の回転支持部を形成する本体プレートと、該本体プレートの外周縁から半径方向外向きに放射状に延びるとともに各々風車翼の端面に取り付けられる支持アームプレートとを備えるものとして構成できる。支持アームプレートは風車翼の端面に対し翼内縁に沿って取り付けることができる。
本発明の適用対象となる車両は、例えば自動車であるが、鉄道にも適用可能である。自動車の場合、内燃機関エンジンと走行駆動モータとの双方を走行動力源とするハイブリッド車に適用することが、燃費向上の観点において特に有効である。この場合、内燃機関エンジンから動力分割される駆動力により回転する走行動力発電機の発電出力と、風力発電装置の発電出力との双方により、走行駆動モータの電源となるバッテリーを充電することになる。ハイブリッド車のバッテリーは大容量であるが、本発明の風力発電装置の搭載により、その充電効率を大幅に高めることができる。
ハイブリッド車に適用する場合、走行動力発電機の発電出力を直流化する第一のAC−DCコンバータと、風力発電装置の発電出力を直流化する第二のAC−DCコンバータとを個別に設けることが望ましい。これにより、風力発電装置の発電周波数及び位相を走行動力発電機と同期させる必要がなくなる。この場合、それら第一のAC−DCコンバータ及び第二のAC−DCコンバータの各出力電圧がバッテリーの充電電圧として使用される。該バッテリーの直流出力は、インバータにより走行駆動モータの走行駆動交流電圧に変換される。
風車は、車両の走行方向前方に受風口を開口する受風ダクト内に回転軸線が受風方向と直交する位置関係にて配置することができる。そして、受風風上側から見て回転軸線にて二分される風車部分のうち、風車回転接線方向が受風方向を向く側を第一部分、同じく風車回転接線方向が受風方向とは逆向きとなる側を第二部分として、上記の受風ダクトは、風車よりも風上側に位置する部分の内側に、受風口から受ける走行風を第一部分側に偏らせつつダクト通風断面積を縮小させる絞り機構を設けることができる。これにより、受風口から受ける走行風を絞り機構により第一部分側に集中させて流速を高めることができ、同じ走行速度であっても風車をより高速にて回転させることができる。
この場合、受風ダクトの内部空間を、受風方向と回転軸線との双方と直交する向きに測定したときの寸法をダクト高さと定義したとき、絞り機構は、該ダクト高さ方向の両側を形成する導風壁の少なくとも一方が、ダクト通風断面積を該ダクト高さ方向に縮小させる傾斜壁とすることができる。傾斜壁の出口側に風車翼の前方翼面の第一面が臨む回転位相となったとき、傾斜壁に導かれた走行風が当該第一面に沿う向きに方向変換され、ささらに該第一面から湾曲ノーズ部を経て、当該風車翼の回転先行側に位置する風車翼の後方翼面に対し、直接風の受風方向に重なる形で合流するので、走行風の集中効率を大幅に高めることができる。この効果は、傾斜壁を風下側端縁に向けて曲率を増加させる凹湾曲面形態に形成した場合に特に著しい。また、風車の受風方向前端縁を含む断面を基準面として、傾斜壁は、受風口から基準面に近づくにつれ、風車の第二部分の外周縁側から回転軸線の該基準面への投影位置に向かうよう、第二部分を隠蔽する形態で設けることができる。風車の順方向回転に対して走行風が抗力として作用する第二部分を隠蔽するように傾斜壁を設けることで、風車の回転効率をより向上させることができる。
風車は、基準軸線上の第一位置に回転軸線を一致させる形で配置され、走行風を受けて第一方向に回転する第一風車と、基準軸線上の第一位置とは異なる第二位置に配置されるとともに、走行風を受けて前第一風車とは逆方向に回転する第二風車とを有するものとして構成できる。この場合、発電機は、界磁用マグネットが設けられ第一風車と一体回転する第一ロータと、該第一ロータと逆方向に第二風車と一体回転するとともに界磁用マグネットにより励磁される発電用コイルが設けられた第二ロータとを有するものとして構成できる。
上記の構成によると、界磁用マグネットを設けた第一ロータと、発電用コイルを設けたロータとを、同一方向からの風を受けた場合に互いに逆方向に回転する風車にそれぞれ接続することで、界磁用マグネットと発電用コイルとの相対回転速度を、風車回転速度に対して倍速化し、発電効率を高めることができる。また、比較的重量の大きい界磁用マグネットと発電用コイルとが、それぞれ第一ロータ及び第二ロータの形で風車回転軸線周りに集中する結果、一種のフライホイール効果が生じ、風速が一定しない場合でも回転の安定化を図ることができる。さらに、第一ロータ及び第二ロータが上下の風車とともに互いに逆方向に回転するので、風車回転軸への回転ねじれ負荷荷重をキャンセルでき、構造強度上も有利である。そして、前述の通り、この種の発電機は回転トルクがかなり大きいが、上記のごとく風力のトルク変換効率が非常に高い風車構造を採用しているので、高速で安定的に発電機を回転させることができ、発電効率が高い。
上記態様の風力発電装置を自動車に搭載する場合、基準軸線が自動車の車幅方向と一致するように、第一の風車、第二の風車及び発電機が取り付けることが、走行風をより効率的に受風する観点において望ましい。この場合、第一の風車、発電機及び第二の風車が車幅方向にこの順序で配列したユニットを自動車の車体内部に収容し、当該車体の表面に開口する受風口から走行風を受風するように構成すれば、余計な風抵抗を受ける突出部分がユニットにより車体上に形成されず、特に効率のよい受風が可能である。また、ユニットの搭載に伴う車体(ボデー)の形状や意匠に生ずる設計変更が少なくて済み、既存の車両に追加搭載する設計態様にも容易に対応できる利点もある。
特に、該ユニットは車体前端部に取り付けることが、正面からの最も強い走行風を受けることができ、高発電効率を期待できる。この場合、車体前部に形成されたエンジンルームの下方がスペースを特に確保しやすいのでより有利である。より具体的には、ユニットを車体前部に対し、第一の風車及び第二の風車の各受風口を車体前端面にてラジエータグリルの下方に開口する形で取り付ければ、自動車前部の美観が損なわれ難く、受風口を車両前部の意匠構成要素の一つとして活用することも可能である。
次に、上記の発電機は、発電用コイルと界磁用マグネットとが回転軸線方向にエアギャップを形成する形で対向するよう、第二ロータにおいて、空芯扁平に構成された複数の発電用コイルが回転軸線周りに各々軸線方向が回転軸線方向と一致する形で配列し、第一ロータにおいて、回転軸線周りに複数の界磁用マグネットが各々回転軸線方向に着磁された形で配列したアキシャルギャップ型発電機として構成することができる。発電機が上記のごとくアキシャルギャップ型発電機として構成されていることから、次のような効果を達成することができる。
(1)界磁用マグネットと発電用コイルとがアキシャル方向に対向するため、界磁用マグネットが設けられる第一ロータと発電用コイルが設けられる第二ロータとは、ほぼ同じ半径位置に界磁用マグネットと発電用コイルの各重量が集中し、回転軸線周りの慣性モーメントに差が生じにくい。その結果、上下の回転入力部(例えば風車)の回転慣性力にアンバランスを生じにくく、低速回転時の発電特性が安定しやすい。また、回転軸への回転ねじれ負荷荷重のキャンセル効果も大幅に高められ、構造強度的にも有利に作用する。
(2)発電用コイルと界磁用マグネットとをいずれも薄型に構成でき、かつ、発電用コイルが空芯型なので、発電装置全体の軽量化に大きく寄与する。また、発電用コイルと界磁用マグネットとの荷重がアキシャル方向に比較的集中するので、フライホイール効果が大幅に高められる。その結果、強風時等における回転軸ぶれも効果的に抑制できる。
(3)コイルとマグネットとの界磁反発力がアキシャル方向に発生するので、回転軸ぶれやコギングを生じにくい。
(4)発電用コイルが空芯型なので、渦電流損失が小さく発電効率も良好である。また、発電機の発熱も抑制される。
この場合、第二ロータと第二回転入力部とを結合する第二回転軸上に、複数の発電用コイルに各々つながるスリップリングを設け、第二回転軸上にて該スリップリング上を摺動するブラシを介し、発電用コイルからの発電出力を取り出すよう構成できる。これにより、第一ロータと第二ロータとが双方ともに回転する発電機構造において、その発電出力を問題なく取り出すことができる。
また、第一ロータは、第二ロータの発電用コイルとの対向面に界磁用マグネットが取り付けられる円板状のロータ本体を有し、第二回転軸と分離形成された第一回転軸が該ロータ本体に一体回転可能に結合されている構造とすることができる。円板状のロータ本体に界磁用マグネットを取り付けることで第一ロータの扁平化を図ることができ、フライホイール効果の更なる向上に寄与する。界磁用マグネットは厚さ方向に着磁された扁平永久磁石にて構成するとよい。特に、扁平型磁石でも強磁界を発生できる希土類磁石(例えば、希土類(Nd,Dy,Pr)−Fe−B系磁石、あるいは希土類(Sm)−Co系磁石など)を採用することが、小形で高出力の発電機を実現する上で有効である。なお、扁平磁石とは、主表面(着磁面)断面積の平方根をsとし、厚さ方向寸法をtとして、t/sが1未満(特に、0.5未満)の磁石のことをいう。
また、第一ロータは、第二ロータの発電用コイルに対し、アキシャル方向にてロータ本体と反対側から対向する形で円板状の補助ロータ本体を有し、該補助ロータ本体の発電用コイルとの対向面において、ロータ本体側の界磁用マグネットに対応する位置に、該界磁用マグネットとは逆極性の補助界磁用マグネットが取り付けられた構成とすることができる。この場合、ロータ本体と補助ロータ本体とが外周縁にて第二ロータを周方向に取り囲む周壁部により一体回転可能に連結されてなり、それらロータ本体、周壁部及び補助ロータ本体が軟磁性金属材料からなる界磁ヨークを構成するものとできる。上記のように構成すると、界磁用マグネットと補助界磁用マグネットとの間でアキシャル方向により強力で集中した磁界を発生でき、かつ、ロータ本体、補助ロータ本体及び周壁部が、軟磁性金属材料(例えばパーマロイなど)からなる界磁ヨークを構成することで、漏洩磁界が大幅に減じられ、発電効率を一層高めることができる。
この場合、より具体的には次のように構成できる。すなわち、ロータ本体の第二ロータに面しているのと反対側の主表面において回転軸線を取り囲む形で筒状の第一軸受スリーブが突出形成され、第二回転軸と分離形成された第一回転軸が第一軸受スリーブの先端を塞ぐ軸結合遮蔽部に一体回転可能に結合される。また、補助ロータ本体の第二ロータに面しているのと反対側の主表面において筒状の第二軸受スリーブが突出形成される。そして、第二回転軸が第二回転入力部側から第二軸受スリーブ及び第二ロータを貫通して先端部が第一軸受スリーブ内に入り込み、アキシャル方向における第二ロータの両側にて、それら第一軸受スリーブ及び第二軸受スリーブと第二回転軸との間に、第一ロータを第二ロータに対し、両者の相対回転摺動を許容した形で支持させる主軸受が配置される。この構造により、第一ロータは、前述の界磁ヨーク部分、第一軸受スリーブ及び第二軸受スリーブにより第二ロータ、ひいては発電機能部をなす界磁用マグネット及び発電用コイルを包み込む形状となり、回転摺動部分が主軸受により封止されるので、外部から水滴や異物等が発電機能部に侵入することを抑制できる。特に、界磁用マグネットが、酸化劣化しやすい希土類(Nd,Dy,Pr)−Fe−B系磁石にて構成されている場合は、有効な構造であるといえる。
上記構造においては、第一ロータを外側から覆う形で非回転の発電機ケースが設けるとさらによい。この場合、第二回転軸と第一回転軸とが該発電機ケースの内部から各々該発電機ケースの壁部に形成された対応する軸貫通穴にてアキシャル方向外向きに延出するとともに、第二回転軸及び第一回転軸と対応する各貫通穴との間に補助軸受を配置した構造とすることができる。このようにすると、第一ロータの外側がさらに発電機ケースで保護されるとともに、発電機ケースと第二回転軸及び第一回転軸との間が補助軸受で封止されるので、外部からの水滴や異物は補助軸受と主軸受との双方を突破しなければ発電機能部に侵入できず、保護効果が一層高められる。
この場合、発電機ケースの壁部外面からアキシャル方向に突出する筒状の補助軸受スリーブの内周面に軸貫通穴を形成し、該補助軸受スリーブ内に補助軸受が配置することができる。この場合、補助軸受スリーブの外周面と発電機ケースの壁部外面とを繋ぐ形で補強用及び放熱促進用の複数のフィンを放射状に設けることができる。このようにすると、回転軸に加わるラジアル方向荷重を、補助軸受を介して受け止める補助軸受スリーブの折損強度を高めることができるとともに、大出力発電中においても発電機の放熱を効率良く行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の風力発電装置付き自動車(車両)の一例を示す正面外観図であり、図2は同じく側面外観図である。該自動車1は、車体1100と車輪1104を有し、車体1100の前端部はエンジンルームを形成するボンネットとされ、該ボンネットの前端面左右に1対の前照灯1102,1102が配置されるとともに、それら前照灯1102,1102の間にはラジエータグリル1103が配置されている。そして、ラジエータグリル1103(エンジンルーム)の下方には、本発明の風力発電装置2の受風口1201が開口している。
図3に示すように、風力発電装置2は、基準軸線SL上の第一位置PPに回転軸線RAを一致させる形で配置され、走行風IAを受けて第一方向に回転する第一風車20と、基準軸線SL上の第一位置PPとは異なる第二位置SPに配置されるとともに、走行風IAを受けて前第一風車20とは逆方向に回転する第二風車30とを有する。図6に示すように、発電機40は、界磁用マグネット101が設けられ第一風車20と一体回転する第一ロータ41と、該第一ロータ41と逆方向に第二風車20と一体回転するとともに界磁用マグネット101により励磁される発電用コイル102が設けられた第二ロータ42とを有する。
そして、風力発電装置2は、上記の第一の風車20、発電機40及び第二の風車20が車幅方向にこの順序で配列したユニットとして構成され、図1に示すように、該ユニット(風力発電装置2)が、第一の風車20及び第二の風車20の各受風口1202を車体前端面にてラジエータグリル1103の下方に開口する形で取り付けられている。なお、受風口1202には、異物除けのガラリ1202がはめ込まれている。つまり、上記のユニットは自動車の車体内部に収容され、当該車体の表面に受風口1202を開口しているので、ユニットによる余計な風抵抗を受ける突出部分が車体上に形成されず、特に効率のよい受風が可能となっている。また、ユニットの搭載に伴う車体(ボデー)の形状や意匠に生ずる設計変更も少なくて済む。
図3に示すように、自動車は、内燃機関エンジン1109と走行駆動モータ1107との双方を走行動力源とするハイブリッド車として構成されている。内燃機関エンジン1109からの駆動力は、周知の動力分割装置1108により分割され、その一方が走行動力発電機40側に、他方が動力軸1110側にそれぞれ動力出力される。また、走行駆動モータ1107の出力も動力軸1110に入力され、その回転出力がギア機構1106を介して車軸1105に伝達される。
走行駆動モータ1107の電源となるバッテリー1034は、走行動力発電機40の発電出力と、風力発電装置2の発電出力との双方により充電される。具体的には、走行動力発電機40の発電出力を直流化する第一のAC−DCコンバータ1031と、風力発電装置2の発電出力を直流化する第二のAC−DCコンバータ1032とが個別に設けられ、それら第一のAC−DCコンバータ1031及び第二のAC−DCコンバータ1032の各出力電圧がバッテリー1034の充電電圧として使用される。バッテリー1034の直流出力は、インバータ1033によりスイッチングされ、走行駆動モータ1107の走行駆動交流電圧に変換される。
図4に示すように、各風車20,30は、車両の走行方向前方に受風口1202を開口する受風ダクト301内に、回転軸線RAが受風方向と直交する位置関係にて配置される。そして、各々、受風風上側から見て回転軸線RAにて二分される風車部分のうち、風車回転接線方向が受風方向を向く側を第一部分PF、同じく風車回転接線方向が受風方向とは逆向きとなる側を第二部分SFとして、上記の受風ダクト301内には、風車20よりも風上側に位置する部分の内側に、受風口1202から受ける走行風IAを第一部分PF側に偏らせつつダクト通風断面積を縮小させる絞り機構1210が設けされている。
受風ダクト302は、上壁部302、下部壁部303、左右の側壁部312,312及び、隔壁部310,310を有し、発電機40は前後に分かたれた隔壁部310,310間に形成される切欠き空間内に配置されている。また、側壁部312,312及び、隔壁部310,310の受風側側面が、流通断面積を縮小するための絞り傾斜面320とされ、同じく風排出側の側面が、流通断面積を拡張するための拡張傾斜面321とされている。
そして、受風ダクト301の内部空間にて、受風方向と回転軸線RAとの双方と直交する向きに測定したときの寸法をダクト高さと定義したとき、絞り機構1210は、該ダクト高さ方向の両側を形成する導風壁の少なくとも一方が、ダクト通風断面積を該ダクト高さ方向に縮小させる傾斜壁304とされている。この実施形態では、傾斜壁304は、風下側端縁に向けて曲率を増加させる凹湾曲面形態に形成されている。そして、風車20の受風方向前端縁を含む断面を基準面JPとして、傾斜壁304は、受風口1202から基準面JPに近づくにつれ、風車20の第二部分SFの外周縁側から回転軸線RAの該基準面への投影位置に向かうよう、第二部分SFを隠蔽する形態で設けられている。なお、傾斜壁304と下壁部との間は空洞部305となっている。
次に、図5に示すように、第一風車20及び第二風車30は、各々回転軸線Mと直交する向きに受風する風車翼22を該回転軸線M周りに複数配置してなる垂直軸型風車として構成されている(ただし、風車回転軸線RAは水平(倒立)となるように配置されている)。第一風車20は、3枚の風車翼22及び2枚の翼支持体24を備えている。第二風車30は、第一風車20を仮想鉛直面に関して鏡像反転した立体形状を有している点を除き、第一風車20とほぼ同様に構成されているので、共通する構成要素には、第一風車20の対応する構成要素と一位以下の数字ないし文字を共通させ、十位の数字を「2」から「3」に変えた符号を付与している。そして、この点を除き、同種の部材であって取り付け位置の異なる部材には原則として同一の符号を付与するが、同種の複数部材を互いに区別する場合は、説明の便宜上、必要に応じて、その符号の末尾にアルファベット(A,B,C)を付与した符号を用いる。
以下、風車構造の要部を第一風車20側で代表させて説明する。まず、図6(平面図)に示すように、各風車翼22の回転軸線M周りに、第一風車20及び第二風車30とで互いに逆に基準回転方向X(風力を受けたときの、各風車20,30の実際の回転方向となる)を定める。この基準回転方向Xにおいて、前方側に位置する翼面を前方翼面26とし、同じく後方側に位置する翼面を後方翼面28とし、また、各風車翼22の回転軸線Mに近い側の端縁を翼内縁ELとし、同じく遠い側の端縁を翼外縁EHと定義する。回転軸線Mの周りにおいて複数の風車翼22は、翼内縁ELが該回転軸線Mから半径方向に一定距離だけ離れて位置するよう翼支持体24により一体回転可能に支持される。また、回転軸線Mと直交する断面において、各風車翼22は、後方翼面28が基準回転方向X前方側に引っ込む凹湾曲面とされ、前方翼面26が基準回転方向X前方側に突出するとともに後方翼面28よりも湾曲深さが大きい凸湾曲面とされる。
前方翼面26は、湾曲ノーズ部263において曲率が極大となり、該湾曲ノーズ部263から翼内縁EL側及び翼外縁EH側に向けてそれぞれ曲率が減少するとともに、該湾曲ノーズ部263から翼外縁EHに至る第一面の面長が同じく翼内縁ELに至る第二面の面長よりも大きい流線形状をなす。前方翼面26にて基準回転方向X前方側から相対気流を受けた場合に、第一面と第二面とは、湾曲ノーズ部263から翼外縁EHに向けて当該第一面に沿って生ずる相対気流の速度が、同じく翼内縁ELに向けて第二面に沿って生ずる相対気流の速度よりも大きくなるよう、それぞれ高速気流通過面261及び低速気流通過面262として機能する。
図7に示すように、それら高速気流通過面261と低速気流通過面262との相対気流の流速差に基づく揚力トルクが、後方翼面28側にて風車翼22を基準回転方向Xに回転させる向きに生じる。つまり、回転に伴う相対風の向きをAK、走行風をASとすると、風車翼22には揚力Fが作用して、回転軸線Mの周りを基準回転方向Xに回転する。なお、風車翼22の回転位相によっては、高速気流通過面261を流れる走行風IAと、低速気流通過面262を流れる走行風IAとの向きが互いに逆になることもあるが、高速気流通過面261と低速気流通過面262とに作用する気圧差、すなわち揚力Fは、各面に沿った流速差によって一義的に定まり、高速気流通過面261面側が低圧側となるように、その気流の向きとは無関係に生ずる点に留意が必要である。
なお、風車翼22は、鉛直方向からみた断面は、どの水平断面位置でも同様の形状とされている。前方翼面26及び後方翼面28はいずれも湾曲形状に加工されたアルミニウム合金板(ここではジュラルミン板)からなる翼プレートにより形成され、中空形状となっている。風車翼22の上端面及び下端面は、図5に示すように、蓋プレート27で構成され、空間Rを閉鎖している。蓋プレートの継ぎ目は、溶接又はリベット止めにより縫合されている。
図6に示すように、高速気流通過面261の平均曲率は低速気流通過面262の平均曲率よりも大きく設定され、高速気流通過面261の受風断面積は低速気流通過面262よりも大きくなっている。また、回転軸線Mと直交する断面において、該回転軸線Mと翼内縁ELとを繋ぐ直線を第一直線C1として、回転軸線Mを通って前方翼面26に外接する第二直線C2と第一直線C1とのなす第一角度θ1が、回転軸線Mを通って翼外縁EHを通る第三直線C3と第一直線C1とのなす第二角度θ2よりも小さく設定されている。このような取り付け角度にすることにより、後述する第一風洞20Fへ入った気流を、風下側に配置された風車翼22の後方翼面28に効率よく当てることができ、風車翼22を効率よく回転させることができる。
高速気流通過面261は、回転軸線Mから遠い側に配置されており、湾曲ノーズ部263から進行方向の後ろ側に向かって連続形成されている。高速気流通過面261は、鉛直方向からみて、図7に示すように、翼型WIの翼弦WGを考えた場合、低速気流通過面262よりも翼弦WGから離れる方向に大きく膨らむ曲面形状とされている。また、高速気流通過面261の長さは、低速気流通過面262よりも進行方向後側に延びている。高速気流通過面261の進行方向後端部EHは、風車翼22のなかで最も回転軸線Mから遠い位置に配置され、低速気流通過面262の翼内縁ELよりも進行方向の後側に配置されている。
また、回転軸線Mと直交する断面において、各風車翼22は、後方翼面28の平均曲率を前方翼面26の平均曲率よりも小さく設定され、低速気流通過面262を通過した気流が後方翼面28側で渦流を形成しにくくしてある。また、風車翼22は、翼内縁ELと翼外縁EHとが、各々湾曲形態の前方翼面26と後方翼面28との交線をなす稜線部として形成されている。
図5に示すように、翼支持体24は、回転軸線Mの周りに配列する各風車翼22の翼内縁ELを含む円筒状の空間に対し、隣接する風車翼22の間に気流出入り口を有する風洞部20Fが形成されるように、風車翼22を一体回転可能に支持するものとして構成されている。風車翼22は回転軸線M周りに3枚以上(ここでは、3枚:図16に示すように、4枚でもよい)の等角度間隔で複数配置され、2枚の風車翼22の間に形成される気流出入り口から風洞部20Fを経て2枚の風車翼22とは別の風車翼22が後方翼面28にて受風可能となっている。後方翼面28が上記のような凹湾曲形態となっていることで、後方翼面28に当たった風は回転軸線M方向に巻き込まれるように方向変換され、風洞を通過した風が、上記別の風車翼22に効果的に導かれる。本実施形態では、後方翼面28は、回転軸線Mと直交する断面において、曲率一定の部分円筒面状に形成し、後方翼面28を包含する仮想円筒面上に回転軸線Mが位置している。
翼支持体24は、各風車翼22を回転軸線M方向の端面にて支持するものとして形成されている。具体的には、図8に示すように、風洞部の軸線方向端部を形成するとともに風車の回転支持部を形成する本体プレート241と、該本体プレート241の外周縁から半径方向外向きに放射状に延びるとともに各々風車翼22の端面に取り付けられる支持アームプレート242とを備える。支持アームプレート242は風車翼22の端面に対し翼内縁ELに沿って取り付けられている。支持アームプレート242の前端縁部には、弧状に沿って取り付け孔243が複数(本実施形態では4個)形成されている。この前端縁部と風車翼22の蓋プレー卜27の後端縁が重ねられ、取り付け孔243からビス(不図示)を差し込んで蓋プレート27に固定することにより、風車翼22が支持アームプレート242に取り付けられている。3枚の風車翼22A、22B、22Cは、同様にして他の支持アームプレート242に取り付けられ、風車翼22の上面及び下面に翼支持体24A、24Bが各々配置される。
次に、図5にも示すように、翼支持体24A、24Bの間の、風車翼22に囲まれた中間部分には、回転軸が配置されない空洞部である第一風洞20Fが構成されている。
図8に示すように、支持アームプレート242の前端縁部には、弧状に沿って取り付け孔243が複数形成されている。この前端縁部と風車翼22の蓋プレー卜27後端縁が重ねられ、取り付け孔243からビス(不図示)を差し込んで蓋プレート27に固定することにより、風車翼22が支持アームプレート242に取り付けられている。3枚の風車翼22A、22B、22Cは、同様にして他の支持アームプレート242に取り付けられ、風車翼22の上面及び下面に翼支持体24A、24Bが各々配置される。
図5に示すように、翼支持体24A,24Bの間の、風車翼22に囲まれた中間部分には、回転軸が配置されず、空洞部である第一風洞20Fが構成されている。翼支持体24Aの中央部上側には、図7に示すように、回転軸線Mに沿って配置された補助第一回転軸51が固定され、翼支持体24Bの中央部下側には、回転軸線Mに沿って配置された第一回転軸50が固定されている。
次に、図5に示すように、第二風車30は、3枚の風車翼32A,32B,32C及び2枚の翼支持体34A,34Bを備えている。翼支持体34A,34Bは、第一風車20の翼支持体24A,24Bと同一形状とされている。風車翼32A,32B、32Cは、第一風車20の風車翼22A,22B,22Cとほぼ同様の形状とされており、前方翼面36、後方翼面38をなす翼プレートと蓋プレート37とを備えている。本実施形態では、風車翼32は鉛直方向の長さのみ風車翼22と異なっており、風車翼32の鉛直方向の長さは、風車翼22の同方向の長さよりも長く構成されている。風車翼32の翼支持体34への取り付けも第一風車20と同様にされており、翼支持体34A,34Bの間の風車翼32に囲まれた空間が第二風洞30Fとされている。そして、該第二風車30は、第一風車20とは逆方向に回転するように、前述のごとく、回転軸線を含む平面に対し第一風車20を鏡像反転したものに相当するよう、構成されている。
次に、図9は、発電機40の内部を拡大して示すもので、界磁用マグネット101が設けられた第一ロータ41と、該第一ロータ41と逆方向に第二回転入力部30と一体回転するとともに界磁用マグネット101により励磁される発電用コイル102が設けられた第二ロータ42とを備える。そして、発電用コイル102と界磁用マグネット101とが回転軸線M方向にエアギャップを形成する形で対向するよう、第二ロータ42において、空芯扁平に構成された複数の発電用コイル102が回転軸線M周りに各々軸線方向が回転軸線M方向と一致する形で配列し、第一ロータ41において、回転軸線M周りに複数の界磁用マグネット101が各々回転軸線M方向に着磁された形で配列したアキシャルギャップ型発電機40として構成されている。
第二ロータ42と第二回転入力部30とを結合する第二回転軸52上には、複数の発電用コイル102に各々つながるスリップリング136が設けられており、第二回転軸52上にて該スリップリング136上を摺動するブラシ135を介し、発電用コイル102からの発電出力を取り出すよう構成されている。
第一ロータ41は、第二ロータ42の発電用コイル102との対向面に界磁用マグネット101が取り付けられる円板状のロータ本体103を有し、第二回転軸52と分離形成された第一回転軸50が該ロータ本体103に接着により一体回転可能に結合されている。界磁用マグネット101は厚さ方向に着磁された扁平永久磁石、具体的には、希土類(Nd,Dy,Pr)−Fe−B系磁石にて構成されており、図10に示すように、回転周方向に隣接するもの同士の着磁極性が交互に反転してなる。また、図11に示すように、第二ロータ42は第二回転軸52が一体回転可能に固着されたコイル支持枠106を有し、該コイル支持枠106の周方向に複数形成されたコイル装着窓130に、前述の空芯扁平の発電用コイル102が、コイル軸線方向(キャビティ開口方向)が、アキシャル方向を向くように、かつ隣接するコイルの巻線方向が互いに逆となるように組み付けられている。
図9に戻り、第一ロータ41は、第二ロータ42の発電用コイル102に対し、アキシャル方向にてロータ本体103と反対側から対向する形で円板状の補助ロータ本体104を有する。該補助ロータ本体104の発電用コイル102との対向面において、ロータ本体103側の界磁用マグネット101に対応する位置に、該界磁用マグネット101とは逆方向に着磁された複数の補助界磁用マグネット105が取り付けられている(取り付け形態は、図2に示す界磁用マグネット102と同じであるが、界磁用マグネット102の発電用コイル102に面する着磁面がN(S)であれば、対応する補助界磁用マグネット105の着磁面はS(N)となる。
ロータ本体103と補助ロータ本体104とは、外周縁にて第二ロータ42を周方向に取り囲む周壁部106により一体回転可能に連結されている。そして、それらロータ本体103、周壁部106及び補助ロータ本体104が軟磁性金属材料(本実施形態では、パーマロイ)からなる界磁ヨークを構成する。ロータ本体103の第二ロータ42に面しているのと反対側の主表面において回転軸線Mを取り囲む形で筒状の第一軸受スリーブ122が突出形成され、第二回転軸52と分離形成された第一回転軸50が第一軸受スリーブ122の先端を塞ぐ軸結合遮蔽部108に一体回転可能に結合される。また、補助ロータ本体104の第二ロータ42に面しているのと反対側の主表面において筒状の第二軸受スリーブ109が突出形成される。そして、第二回転軸52が第二回転入力部30側から第二軸受スリーブ109及び第二ロータ42を貫通して先端部が第一軸受スリーブ122内に入り込んでいる。アキシャル方向における第二ロータ42の両側にて、それら第一軸受スリーブ122及び第二軸受スリーブ109と第二回転軸52との間に、第一ロータ41を第二ロータ42に対し、両者の相対回転摺動を許容した形で支持させる主軸受110が配置される。第一ロータ41は、前述の界磁ヨーク部分、第一軸受スリーブ122及び第二軸受スリーブ109により第二ロータ42、ひいては発電機40能部をなす界磁用マグネット101及び発電用コイル102を包み込む形状となっており、回転摺動部分が主軸受110により封止されるので、外部から水滴や異物等が発電機40能部に侵入することが抑制されている。
また、第一ロータ41を外側から覆う形で非回転の発電機ケース120が設けられている。第二回転軸52と第一回転軸50とが該発電機ケース120の内部から各々該発電機ケース120の壁部に形成された対応する軸貫通穴にてアキシャル方向外向きに延出するとともに、第二回転軸52及び第一回転軸50と対応する各貫通穴との間に補助軸受124が配置されている。なお、本実施形態では、発電機ケース120の壁部外面からアキシャル方向に突出する筒状の補助軸受124スリーブの内周面に軸貫通穴が形成され、該補助軸受124スリーブ内に補助軸受124が配置されている。
また、図9及び図10に示すように、補助軸受124スリーブの外周面と発電機ケース120の壁部外面とを繋ぐ形で、補強用及び放熱促進用の複数のフィン125が放射状に設けられている。フィン125の組は、発電機ケース120の上面側と下面側との双方に設けられている。
次に、本実施形態の車両用風力発電装置2の作用について説明する(第一風車20側にて代表させた図示とする)。図14の状態1は、傾斜壁304の出口側に風車翼22の前方翼面26の第一面261が臨む回転位相となった状態を示すものである。傾斜壁304に導かれた走行風IAが当該第一面261に沿う向きに方向変換され、ささらに該第一面261から湾曲ノーズ部263を経て、当該風車翼22Aの回転先行側に位置する風車翼22Bの後方翼面28に対し、直接風の受風方向に重なる形で合流するので、走行風IAの集中効率を大幅に高めることができる。回転が進むと状態2となり、風車翼22Aの湾曲ノーズ部263が上壁部302に近づく分だけ、その上方に確保される、風車翼22Bの後方翼面28に向かう流通路の断面積は縮小することになる。しかし、湾曲ノーズ部263を回り込んで風洞20F側に抜ける分流比率(破線)も増大する。この状態では、風車翼22Aの高速気流面と低速気流面とをそれぞれ流れる気流の向きは互いに逆であるが、両者には十分な流速差が生じており、その浮力により風車翼22Aに生ずる回転トルクの寄与が増大するので、トータルの回転トルクは状態1からそれほど減少せずに済むことになる。
さらに回転が進むと、図15の状態3となり、風車翼22Aの後方縁が傾斜壁304の出口側縁から離脱して、層孔部AIは、風車翼22Aの前方翼面26A側と後方翼面28A側とに分岐して流れる。そして、後方翼面28A側の分岐流は風洞部20Fを経由して前方翼面26A側の分気流と合流し、先行する風車翼22Bの後方翼面28Bに当たる。回転が進むと、状態4及び状態5のごとく、上記の分岐流の配分は変化するが、後方翼面28Aでの受風量も増大し、安定した回転が保たれる。そして、さらに回転が進むと、傾斜壁304の出口側に次の風車翼22Cの湾曲ノーズ263が接近し、これを回り込む分流(破線)が生じる。ここでも、前述と同様の浮力により風車翼22Cへの回転トルクの寄与が生ずる。
こうして、上記の構造の風車は、どの角度位相においても走行風力を風車の回転トルクに非常に効率的に変換できるので、発電機の回転トルクがかなり大きいにも拘わらず、高速で安定的にこれを回転させることができ、極めて良好な発電効率を達成することができる。
なお、風車は、図16に示すごとく、風車翼を4枚(22A〜22D)とすることも可能である(この場合のユニットの斜視図を図18に示す)。また、図17に示すように、風力発電装置2を、自動車1の天井部105に取り付けることも可能である。さらに、図1と図17を組合せ、風力発電装置2をエンジンルーム下部と天井との双方に取り付けることも可能である。
本発明の車両用発電装置を搭載した自動車の一例を示す外観正面図。 図1の側面図。 ハイブリッド車に本発明を適用した場合の機構ブロック図。 図1の車両用風力発電装置の詳細構造を示す説明図。 図4の要部を抜き出して示す分解斜視図。 風車の横断面図。 風車翼の作用説明図。 翼支持体の取り付け態様の一例を示す平面図。 本発明の車両用風力発電装置に適用可能な発電機の一例を示す縦断面図。 図1の第一ロータにおける界磁用マグネットの配置例を示す図。 図2の第二ロータにおける発電用コイルの配置例を示す図。 図1の発電機の正面図。 同じく平面図。 風車の第一作用説明図。 風車の第二作用説明図。 風車翼を4枚用いた風車の例を示す説明図。 風力発電装置を天井部に設けた自動車の例を示す側面図。 図16のユニットの斜視図。
符号の説明
1 自動車(風力発電装置付き車両)
2 風力発電装置
20 第一風車(第一回転入力部)
30 第二風車(第二回転入力部)
20F,30F 風洞部
22 風車翼
261 高速気流通過面
262 低速気流通過面
263 湾曲ノーズ部
26 前方翼面(第一風車)
28 後方翼面(第一風車)
32 風車翼(第二風車)
36 前方翼面(第二風車)
38 後方翼面(第二風車)
40 発電機
41 第一ロータ
42 第二ロータ
101 界磁用マグネット
102 発電用コイル
301 受風ダクト
304 傾斜壁
1202 受風口
1210 絞り機構

Claims (16)

  1. 走行風を受風可能な位置にて車両上に取り付けられた風車と、当該風車の回転エネルギーを電力変換する発電機とを備え、
    前記風車は、各々回転軸線と直交する向きに受風する風車翼が該回転軸線周りに複数配置されるとともに、前記回転軸線と直交する断面において各前記風車翼は、前記後方翼面が前記基準回転方向前方側に引っ込む凹湾曲面とされ、前記前方翼面が前記基準回転方向前方側に突出するとともに前記後方翼面よりも湾曲深さが大きい凸湾曲面とされ、さらに、前記前方翼面は、湾曲ノーズ部において曲率が極大となり、該湾曲ノーズ部から前記翼内縁側及び前記翼外縁側に向けてそれぞれ曲率が減少し、該湾曲ノーズ部から前記翼外縁に至る第一面の面長が同じく翼内縁に至る第二面の面長よりも大きい流線形状をなし、前記前方翼面にて前記基準回転方向前方側から相対気流を受けた場合に、前記第一面と前記第二面とは、前記湾曲ノーズ部から前記翼外縁に向けて当該第一面に沿って生ずる相対気流の速度が、同じく前記翼内縁に向けて前記第二面に沿って生ずる相対気流の速度よりも大きくなるよう、それぞれ高速気流通過面及び低速気流通過面として機能するものとされ、
    各風車翼にて生ずる、前記高速気流通過面と前記低速気流通過面との前記相対気流の流速差に基づく揚力トルクを、前記後方翼面側にて前記風車翼を前記基準回転方向に回転させる向きに生じさせるように構成したことを特徴とする車両用風力発電装置。
  2. 前記風車は、前記車両の走行方向前方に受風口を開口する受風ダクト内に前記回転軸線が受風方向と直交する位置関係にて配置されるとともに、受風風上側から見て前記回転軸線にて二分される風車部分のうち、風車回転接線方向が受風方向を向く側を第一部分、同じく風車回転接線方向が受風方向とは逆向きとなる側を第二部分として、前記受風ダクトは、前記風車よりも風上側に位置する部分の内側に、前記受風口から受ける走行風を前記第一部分側に偏らせつつダクト通風断面積を縮小させる絞り機構が設けられてなる請求項1記載の車両用風力発電装置。
  3. 前記受風ダクトの内部空間を、受風方向と前記回転軸線との双方と直交する向きに測定したときの寸法をダクト高さと定義したとき、前記絞り機構は、該ダクト高さ方向の両側を形成する導風壁の少なくとも一方が、前記ダクト通風断面積を該ダクト高さ方向に縮小させる傾斜壁とされてなる請求項2記載の車両用風力発電装置。
  4. 前記風車の受風方向前端縁を含む断面を基準面として、前記傾斜壁は、前記受風口から前記基準面に近づくにつれ、前記風車の前記第二部分の外周縁側から前記回転軸線の該基準面への投影位置に向うよう、前記第二部分を隠蔽する形態で設けられている請求項3記載の車両用風力発電装置。
  5. 前記傾斜壁は風下側端縁に向けて曲率を増加させる凹湾曲面形態に形成されてなる請求項4記載の車両用風力発電装置。
  6. 前記風車は、基準軸線上の第一位置に回転軸線を一致させる形で配置され、前記走行風を受けて第一方向に回転する第一風車と、前記基準軸線上の前記第一位置とは異なる第二位置に配置されるとともに、前記走行風を受けて前第一風車とは逆方向に回転する第二風車とを有し、
    前記発電機は、界磁用マグネットが設けられ前記第一風車と一体回転する第一ロータと、該第一ロータと逆方向に前記第二風車と一体回転するとともに前記界磁用マグネットにより励磁される発電用コイルが設けられた第二ロータとを有する請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用風力発電装置。
  7. 前記発電機は、前記発電用コイルと前記界磁用マグネットとが前記回転軸線方向にエアギャップを形成する形で対向するよう、前記第二ロータにおいて、空芯扁平に構成された複数の前記発電用コイルが前記回転軸線周りに各々前記軸線方向が前記回転軸線方向と一致する形で配列し、前記第一ロータにおいて、前記回転軸線周りに複数の前記界磁用マグネットが各々前記回転軸線方向に着磁された形で配列したアキシャルギャップ型発電機として構成されてなる請求項6記載の車両用風力発電装置。
  8. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用風力発電装置を、前記風車が前記走行風を受風可能となる位置に取り付けたことを特徴とする風力発電装置付き車両。
  9. 前記車両が自動車である請求項8記載の風力発電装置付き車両。
  10. 前記自動車は、内燃機関エンジンと走行駆動モータとの双方を走行動力源とするハイブリッド車であり、前記内燃機関エンジンから動力分割される駆動力により回転する走行動力発電機の発電出力と、前記風力発電装置の発電出力との双方により、前記走行駆動モータの電源となるバッテリーが充電される請求項9記載の風力発電装置付き車両。
  11. 前記走行動力発電機の発電出力を直流化する第一のAC−DCコンバータと、前記風力発電装置の発電出力を直流化する第二のAC−DCコンバータとを備え、それら第一のAC−DCコンバータ及び第二のAC−DCコンバータの各出力電圧が前記バッテリーの充電電圧として使用されるとともに、該バッテリーの直流出力を前記走行駆動モータの走行駆動交流電圧に変換するインバータが設けられてなる請求項10記載の風力発電装置付き車両。
  12. 請求項6記載の風力発電装置が搭載されるとともに、前記基準軸線が前記自動車の車幅方向と一致するように、前記第一の風車、前記第二の風車及び前記発電機が取り付けられている請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の風力発電装置付き車両。
  13. 前記第一の風車、前記発電機及び前記第二の風車が前記車幅方向にこの順序で配列したユニットが前記自動車の車体内部に収容され、当該車体の表面に開口する受風口から前記走行風を受風する請求項12記載の風力発電装置付き車両。
  14. 前記ユニットが前記自動車の車体前端に取り付けられてなる請求項13記載の風力発電装置付き車両。
  15. 前記ユニットが前記車体前部に形成されたエンジンルームの下方に取り付けられている請求項14記載の風力発電装置付き車両。
  16. 前記ユニットが前記車体前部に対し、前記第一の風車及び前記第二の風車の各前記受風口を前記車体前端面にてラジエータグリルの下方に開口する形で取り付けられている請求項15に記載の風力発電装置付き車両。
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