JP2008189529A - 半導体単結晶の製造方法 - Google Patents

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Kuraichi Shimomura
庫一 下村
Toshiro Kotooka
敏朗 琴岡
Ryota Suewaka
良太 末若
Toshiaki Saishoji
俊昭 最勝寺
Takashi Yokoyama
隆 横山
Kazuyuki Sakatani
和幸 酒谷
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Abstract

【課題】結晶の大口径化に伴い発生する問題を解決しつつ、生産性高く、COPの無い半導体単結晶を引き上げ成長させる方法を提供する。
【解決手段】I‐リッチ領域(格子間型点欠陥優勢領域)に入る条件で半導体単結晶を引上げ成長させるに際して、融液から引き上げられる半導体単結晶の周囲にクーラを配置して、クーラによって半導体単結晶を冷却しつつ、かつ融液に磁場を印加して、半導体単結晶の引上げ速度を0.4mm/min以上とする条件で、半導体単結晶を引き上げる。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体単結晶の製造方法に関し、特にCZ法により半導体単結晶を引き上げ
成長させて半導体単結晶を製造する半導体単結晶の製造方法に関する。
シリコン単結晶はCZ(チョクラルスキー法)によって引上げ成長されることによって
製造される。引上げ成長されたシリコン単結晶のインゴットはシリコンウェーハにスライ
スされる。半導体デバイスはシリコンウェーハの表面にデバイス層を形成するデバイス工
程を経て作成される。
しかし、シリコン単結晶の成長の過程でグローイン(Grown-in)欠陥(結晶成長時導入
欠陥)と呼ばれる結晶欠陥が発生する。
近年、半導体回路の高集積化、微細化の進展に伴い、シリコンウェーハのうちデバイス
が作成される表層近くには、こうしたグローイン欠陥が存在することが許されなくなって
きている。このため無欠陥結晶の製造の可能性が検討されている。
一般にシリコン単結晶に含まれデバイスの特性を劣化させる結晶欠陥は、以下の3種類
の欠陥である。
a) COP(Crystal Originated Particle)などと呼ばれる、空孔が凝集して生じるボ
イド ( 空洞 )欠陥。
b)OSF ( 酸化誘起積層欠陥, Oxidation Induced Stacking Fault )
c) 格子間シリコンが凝集して生じる転位ループクラスタ(格子間シリコン型転位欠陥、
I-defect)。
無欠陥のシリコン単結晶とは、上記3種の欠陥のいずれも含まないか、実質的に含まな
い結晶として認識ないしは定義されている。
上記3種の欠陥の発生挙動は成長条件によって以下のように変化することが知られてい
る。図1を併せ参照して説明する。図1において横軸は、成長条件V/G1(V:成長速度、
G1:シリコン単結晶10の融点近傍(融点〜1350℃)での軸方向温度勾配)であり、
G1を固定とすれば成長速度Vの関数と考えられる。図1の縦軸は、点欠陥濃度|(Cv−
Cv,eq)−(Ci−Ci,eq)|である。ただし、Cvはシリコン単結晶10中の空孔濃度
で、Cv,eqはシリコン単結晶10中の空孔の熱平衡濃度である。空孔が過剰に取り込まれ
た場合、温度の低下に伴い空孔の過飽和度(Cv/Cv,eq)が増加し、臨界値に達したとこ
ろでボイド欠陥が形成される。Ciはシリコン単結晶10中の格子間シリコンの濃度で、
Ci,eqはシリコン単結晶10中の格子間シリコンの熱平衡濃度である。
図1からわかるように、成長速度に応じて点欠陥の分布が変化する。すなわち、
i)成長速度Vが速い場合には、シリコン単結晶10は空孔型点欠陥が過剰となり、ボイ
ド欠陥のみが発生する。
ii)成長速度Vを減じると、シリコン単結晶10の外周付近にリング状にOSF(R−
OSF)が発生し、R−OSF部の内側にボイド欠陥が存在する構造となる。
iii)成長速度Vを更に減じると、リング状のOSF(R−OSF)の半径は減少し、
リング状OSF部の外側に欠陥が存在しない領域が生じ、R−OSF部の内側にボイド欠
陥が存在する構造となる。
iV)さらに成長速度Vを減じると、R−OSFが閉じ、シリコン単結晶10全体に転位
ループクラスタが存在する構造となる。
図1において、ボイド欠陥が高密度に存在する領域を、V−リッチ領域(空孔型点欠陥
優勢領域)といい、転位ループクラスタが存在する領域をI−リッチ領域(格子間型点欠
陥優勢領域)というものとする。
上記3種の欠陥のうち特にa)のボイド欠陥は、微細化したデバイスで素子分離不良な
どの原因となるため、その低減が特に必要とされている。
ボイド欠陥は、結晶成長時にシリコン融液から取り込まれた原子空孔(点欠陥)が、結
晶冷却中に臨界過飽和度に達することによって凝集して生じるものであり、その欠陥検出
方法によってLPD(レーザ パーティクル ディフェクト)、COP(クリスタル オリ
ジネイティド パーティクル)、FPD(フロー パターン ディフェクト)、LSTD(レ
ーザ スキャッタリング トモグラフィ ディフェクト)などと呼ばれる。
図1に示されるように、V−リッチ領域となる条件で、シリコン単結晶10を引上げ成
長すると、このシリコン単結晶10から取得されたシリコンウェーハ100では、表面に
ボイド欠陥が顕在化したCOP等が存在することとなり、酸化膜耐圧特性の劣化を招き、
デバイスの特性を劣化させる。例えば、微細化したデバイスで素子分離不良を招く。この
ため、上記3種の欠陥のうち特にa)のボイド欠陥は、その低減が特に必要とされている。
特にデバイス線幅がCOPサイズ近くまで微細化が進んだ現在では、COPの低減が必要
になっている。
もちろん、欠陥が存在しないシリコン単結晶10を製造すればよいが、そのためのシリ
コン単結晶製造には非常に精密な引上げ制御が必要であり、また生産性も劣るという欠点
がある。
一方、格子間型点欠陥がシリコンウェーハ全面に存在するようなI−リッチ領域となる
条件で、シリコン単結晶10を引上げ成長させた場合には、COPが殆どないため、酸化
膜耐圧特性が良好で、デバイスの特性を劣化させることは殆どないと、考えられている。
このようにI-リッチ領域となる条件で引き上げた、COPの殆どないシリコン単結晶1
0は、パーティクルモニタ用の結晶として有用である。
すなわち、半導体デバイスに使用されるシリコンウェーハ上にパーティクルが付着する
と、半導体デバイス製造時にパターン切れ等の品質低下を引き起こしてしまう。したがっ
て、シリコンウェーハ上に付着するパーティクルは、極力減少させる必要がある。このた
め、デバイス製造工程では、パーティクルモニタ用シリコンウェーハを用意し、パーティ
クルカウンタを使用して、パーティクルモニタ用シリコンウェーハ上のパーティクル数を
測定し、製造ラインの管理、改善を行なうようにしている。
パーティクルカウンタによるパーティクル測定方法は、例えばシリコンウェーハにレー
ザ光を照射し、ウェーハ表面上のパーティクルによる微弱な散乱光を分析し、パーティク
ルとしてカウントするというものである。
しかし、結晶成長中に導入されるCOPは、消滅しないでウェーハ中に残存している。
こうしたウェーハをパーティクル除去のために行なわれるSC-1洗浄により洗浄すると、
結晶欠陥部と他の部分とのエッチングレートの差により結晶欠陥部がウェーハ表面でピッ
トとして形成されてしまう。そこで、パーティクルカウンタによる測定を行なうと、ピッ
トが真のパーティクルとともに測定されてしまい、真のパーティクル数を正確に求めるこ
とができなくなる。よってパーティクルモニタ用の結晶は、I-リッチ領域となる条件で引
き上げた、結晶内部にCOPの殆どないシリコン単結晶10であることが望ましい。
CZ法において、シリコン単結晶10に導入されるCOPを減少させるためには、上記
iV)で述べたごとく、R-OSFが閉じる臨界成長速度Vcriまで、結晶の成長速度Vを
低下させればよいことが、一般的に知られている。
しかし、R-OSFが閉じる臨界成長速度Vcriまで結晶成長速度Vを低下させると、プ
ロセス時間が増大してシリコン単結晶10の生産性が低くなる。また、成長時間が長くな
ることで結晶が有転位化するなどの問題が発生する。
結晶面内において全面が転位ループクラスタが存在する領域となる成長条件は、
Vcri/G1=一定 …(1)
というものである。したがって、COPが殆どないシリコン単結晶10を生産性高く製造
するには、成長速度Vを上げて臨界成長速度Vcriを高めつつも、温度勾配G1も同じ程
度に上げる必要がある。
このため従来より、CZ炉内に熱遮蔽板を設け、熱遮蔽板と融液との距離を小さくする
ことで温度勾配G1を大きくしつつ、成長速度Vを臨界成長速度Vcriまで低下させてC
OPを無くすという手法がとられていた。
つぎに本願発明に関連する従来技術であって、特許文献に示された従来技術について説
明する。
(特許文献にみられる従来技術1)
特許文献1(特許第3285111号公報)には、直径6インチ(直径150mm)の
シリコン単結晶を引上げ成長させるに際して、シリコン単結晶の周囲に断熱材を配置する
とともに、シリコン単結晶の高温域(シリコン融点〜1200℃)における成長速度と低
温域(1200℃〜1000℃)における成長速度を調整することにより、生産性を高め
つつもCOPを低減させようとする発明が記載されている。
特許第3285111号公報
上述したように従来技術1にあっては、比較的小口径(150mm)のシリコン単結晶
を対象としている。
しかし、本発明者が、大口径(300mm)のシリコン単結晶を対象として実験を行っ
たところ、様々な解決しなければならない問題点が明確となった。
すなわち、シリコン単結晶10の大口径化に伴い、結晶の熱容量が飛躍的に増大するに
至り、温度勾配G1が飛躍的に減少するに至った。このため従来のCZ炉の炉内構造では
上記(1)式に示すごとく温度勾配G1を大きくできないため臨界成長速度Vcriを高め
ることができず、結果として生産効率の低下が起きるおそれが生じた。
また、従来のように熱遮蔽板と融液との距離を小さくすることで温度勾配G1を大きく
する手法をとった場合には、ネッキング後の拡径工程において、熱応力によりスリップが
発生するという問題が発生するに至った。
このため、熱遮蔽板と融液との距離を小さくすることに代えてクーラ(冷却筒)を設置
して温度勾配G1を大きくして成長速度Vを臨界成長速度Vcriまで低下させたところ、
転位ループクラスタを起点にして有転位化してしまい、単結晶化率が悪化するという問題
が発生するに至った。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、結晶の大口径化に伴い発生する上
述の問題を解決しつつ、生産性高く、COPの無い半導体単結晶を引き上げ成長させるこ
とができるようにすることを解決課題とするものである。
第1発明は、
CZ法により半導体単結晶を引上げ成長させて半導体単結晶を製造する半導体単結晶の
製造方法において、
I‐リッチ領域(格子間型点欠陥優勢領域)に入る条件で半導体単結晶を引上げ成長さ
せるに際して、
融液から引き上げられる半導体単結晶の周囲にクーラを配置して、クーラによって半導
体単結晶を冷却しつつ、かつ融液に磁場を印加して、
半導体単結晶の引上げ速度を0.4mm/min以上とする条件で、半導体単結晶を引
き上げること
を特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
融液に印加される磁場の強度は、2000Gauss以上であること
を特徴とする。
第3発明は、第1発明または第2発明において、
半導体単結晶の融点近傍(融点〜1350℃)の温度領域の滞在時間を50min以下
とする成長速度で半導体単結晶を引き上げ成長させること
を特徴とする。
第4発明は、第1発明または第2発明において、
半導体単結晶の直胴部の直径は、300mm以上であること
を特徴とする。
本発明では、I‐リッチ領域(格子間型点欠陥優勢領域)に入る条件でシリコン単結晶
10を引上げ成長させるようにしている。これにより、シリコン単結晶10に導入され
るCOPを減少させることができ、パーティクルモニタ用のシリコン単結晶10を製造
することが可能となる。
本発明では、融液5から引き上げられるシリコン単結晶10の周囲にクーラ20を配置
して、クーラ20によってシリコン単結晶10を冷却してシリコン単結晶10を引上げ成
長させるようにしている。
これにより、成長速度Vを上げて臨界成長速度Vcriを高めつつも、温度勾配G1も同
じ程度に上げることができ、COPが殆どないシリコン単結晶10を生産性高く製造する
ことが可能となる。
しかも、熱容量の大きい大口径(300mm以上)のシリコン単結晶10であったとし
ても(第4発明)、温度勾配G1を大きくすることができる。また、熱遮蔽板8と融液5と
の距離Dを小さくすることで温度勾配G1を大きくする手法をとった場合には、ネッキン
グ後の拡径工程において、熱応力によりスリップが発生するという問題が発生していたが、
クーラ20(冷却筒)を設置して温度勾配G1を大きくして成長速度Vを臨界成長速度V
criまで低下させているため、そのような問題点は解決した。
また本発明では、融液5に磁場を印加して、シリコン単結晶10を引上げ成長させるよ
うにしている。これにより、 図3(b)に示すごとく、固液界面の形状が上に凸の形状
となり、成長速度Vを臨界成長速度Vcriまで低下させた場合に温度勾配G1が実質的に
小さくなることを抑制でき、従来よりも高速の臨界成長速度VcriでI-リッチ領域に入る
条件のシリコン単結晶10を製造することが可能になった。
図4からわかるように、融液5に印加される磁場の強度は、2000Gauss以上であれ
ば、融液5の対流抑制効果があらわれ固液界面の形状を上に凸の形状とすることができる
(第2発明)。
また、本発明では、シリコン単結晶10の引上げ速度を0.4mm/min以上とする
条件で、シリコン単結晶10を引き上げるようにしている。すなわち、図5に示すように
クーラ20を設置し磁場を印加した上で、成長速度Vを高めて臨界成長速度Vcriを0.
4mm/min以上に高めると、単結晶化率が悪化するNG領域を回避でき単結晶化率が
良好になる。この速度は、シリコン単結晶10の融点近傍(融点〜1350℃)の温度領
域の滞在時間で50min以下に相当する(第3発明)。
以上のように本発明によれば、結晶の大口径化に伴い発生する問題を解決しつつ、生産
性高く、COPの無い半導体単結晶を引き上げ成長させることができるようになる。
以下、図面を参照して本発明に係る半導体単結晶の製造方法の実施の形態について説明
する。
図2は、実施形態に用いられるシリコン単結晶製造装置の構成の一例を側面からみた図
である。
同図2に示すように、実施形態の単結晶引上げ装置1は、単結晶引上げ用容器としての
CZ炉(チャンバ)2を備えている。
CZ炉2内には、多結晶シリコンの原料を溶融して融液5として収容する石英るつぼ3
が設けられている。石英るつぼ3は、その外側が黒鉛るつぼ11によって覆われている。
石英るつぼ3の周囲には、石英るつぼ3内の多結晶シリコン原料を加熱して溶融するヒー
タ9が設けられている。ヒータ9は円筒状に形成されている。ヒータ9は、その出力(パ
ワー;kW)が制御されて、融液5に対する加熱量が調整される。たとえば、融液5の温
度が検出され、検出温度をフィードバック量とし融液5の温度が目標温度になるように、
ヒータ9の出力が制御される。
石英るつぼ3の上方には引上げ機構4が設けられている。引上げ機構4は、引上げ軸4
aと引上げ軸4aの先端のシードチャック4cを含む。シードチャック4cによって種結
晶14が把持される。
石英るつぼ3内で多結晶シリコン(Si)が加熱され溶融される。融液5の温度が安定化
すると、引上げ機構4が動作し融液5からシリコン単結晶10(シリコン単結晶)が引き
上げられる。すなわち引上げ軸4aが降下され引上げ軸4aの先端のシードチャック4c
に把持された種結晶14が融液5に着液される。種結晶14を融液5になじませた後引上
げ軸4aが上昇する。シードチャック4cに把持された種結晶14が上昇するに応じてシ
リコン単結晶10が成長する。
引上げの際、石英るつぼ3は回転軸15によって回転する。また引上げ機構4の引上げ
軸4aは回転軸15と逆方向にあるいは同方向に回転する。
回転軸15は鉛直方向に駆動することができ、石英るつぼ3を上下動させ任意のるつぼ
位置に移動させることができる。
CZ炉2内と外気を遮断することで炉2内は真空(たとえば数十Torr程度)に維持され
る。すなわちCZ炉2には不活性ガスとしてのアルゴンガス7が供給され、CZ炉2の排
気口からポンプによって排気される。これにより炉2内は所定の圧力に減圧される。
単結晶引上げのプロセス(1バッチ)の間で、CZ炉2内には種々の蒸発物が発生する。
そこでCZ炉2にアルゴンガス7を供給してCZ炉2外に蒸発物とともに排気してCZ炉
2内から蒸発物を除去しクリーンにしている。アルゴンガス7の供給流量は1バッチ中の
各工程ごとに設定する。
シリコン単結晶10の引上げに伴い融液5が減少する。融液5の減少に伴い融液5と石
英るつぼ3との接触面積が変化し石英るつぼ3からの酸素溶解量が変化する。この変化が、
引き上げられるシリコン単結晶10中の酸素濃度分布に影響を与える。
石英るつぼ3の上方にあって、シリコン単結晶10の周囲には、熱遮蔽板8(ガス整流
筒)が設けられている。熱遮蔽板8は、CZ炉2内に上方より供給されるキャリアガスと
してのアルゴンガス7を、融液表面5aの中央に導き、さらに融液表面5aを通過させて
融液表面5aの周縁部に導く。そして、アルゴンガス7は、融液5から蒸発したガスとと
もに、CZ炉2の下部に設けた排気口から排出される。このため液面上のガス流速を安定
化することができ、融液5から蒸発する酸素を安定な状態に保つことができる。
また熱遮蔽板8は、種結晶14および種結晶14により成長されるシリコン単結晶10
を、石英るつぼ3、融液5、ヒータ9などの高温部で発生する輻射熱から、断熱、遮蔽す
る。また熱遮蔽板8は、シリコン単結晶10に、炉内で発生した不純物(たとえばシリコ
ン酸化物)等が付着して、単結晶育成を阻害することを防止する。熱遮蔽板8の下端と融
液表面5aとの距離Dの大きさは、回転軸15を上昇下降させ、石英るつぼ3の上下方向
位置を変化させることで調整することができる。また熱遮蔽板8を昇降装置により上下方
向に移動させて距離Dを調整してもよい。
融液5から引き上げられるシリコン単結晶10の周囲には、クーラ(冷却筒)20が配
置されている。クーラ20は、熱遮蔽板8の内側に配置されている。本実施例では、クー
ラ20は、シリコン単結晶10の融点近傍(融点〜1350℃)での軸方向温度勾配G1
を大きくするために設けられている。
本実施例では、水冷型のクーラ20がCZ炉2内に配置される場合を想定する。
クーラ20は、シリコン単結晶10を冷却し、シリコン単結晶10が固化する際に凝固
潜熱を吸熱するように作用する。このためクーラ10の設置により、シリコン単結晶10
の冷却速度CR(℃/min)を高めシリコン単結晶10が成長する時間を大幅に短縮す
ることができる。また、シリコン単結晶10の成長時間の短縮は、シリコン融液5からの
蒸発物による炉内環境の悪化や、石英るつぼ3の劣化による単結晶崩れを抑制できる。こ
のためシリコン単結晶10の成長速度Vの高速化を図ることによって、シリコン単結晶1
0の生産性を向上させることができる。
本実施例では、磁場印加引上げ法(MCZ法)によってシリコン単結晶10が引き上げ
られる場合を想定する。なお、MCZ法は、CZ法の一形態である。
すなわち、MCZ法では、たとえばCZ炉2の周囲に、磁石30が配置される。本実施
例では、磁石30は、シリコン単結晶10と融液5との固液界面の形状を上に凸の形状に
するために設けられている。
磁石30がCZ炉2の周囲に配置されることにより石英るつぼ3内の融液5に対して、
水平磁場(横磁場)が印加される。融液5に水平磁場が印加されると、石英るつぼ3内で
の融液5の対流が抑制され、シリコン単結晶10と融液5との間の固液界面の形状が所望
する凸形に安定化されて、冷却速度CRを安定して高めることができ、成長速度Vを高め
ることができる。なお、水平磁場の代わりにカスプ磁場を印加してもよい。
つぎに、本実施例の製造条件について説明する。
・I‐リッチ領域(格子間型点欠陥優勢領域)に入る条件でシリコン単結晶10を引上げ
成長させること
前述したように、CZ法において、シリコン単結晶10に導入されるCOPを減少させ
るためには、上記iV)で述べたごとく、R-OSFが閉じる臨界成長速度Vcriまで、結
晶の成長速度Vを低下させればよい。
・ 融液5から引き上げられるシリコン単結晶10の周囲にクーラ20を配置して、クー
ラ20によってシリコン単結晶10を冷却してシリコン単結晶10を引上げ成長させるこ

上述したように、R-OSFが閉じる臨界成長速度Vcriまで結晶成長速度Vを低下させ
ると、プロセス時間が増大してシリコン単結晶10の生産性が低くなる。また、成長時間
が長くなることで結晶が有転位化するなどの問題が発生する。
結晶面内において全面が転位ループクラスタが存在する領域となる成長条件は、上記
(1)式(Vcri/G1=一定)で表され、COPが殆どないシリコン単結晶10を生産性
高く製造するには、成長速度Vを上げて臨界成長速度Vcriを高めつつも、温度勾配G1
も同じ程度に上げる必要がある。
ここで、熱遮蔽板8と融液5との距離Dを小さくすることで温度勾配G1を大きくしつ
つ、成長速度Vを臨界成長速度Vcriまで低下させてCOPを無くすという手法がとった
場合には、つぎのような問題点が明確となった。
すなわち、大口径(300mm)のシリコン単結晶10にあっては、結晶の熱容量が飛
躍的に増大するため、温度勾配G1が飛躍的に減少する。このため従来のCZ炉2の炉内
構造では上記(1)式に示すごとく温度勾配G1を大きくできないため臨界成長速度Vcri
を高めることができず、結果として生産効率の低下が起きるおそれが生じた。
また、熱遮蔽板8と融液5との距離Dを小さくすることで温度勾配G1を大きくする手
法をとった場合には、ネッキング後の拡径工程において、熱応力によりスリップが発生す
るという問題が発生するに至った。
このため、熱遮蔽板8と融液5との距離Dを小さくすることに代えてクーラ20(冷却
筒)を設置して温度勾配G1を大きくして成長速度Vを臨界成長速度Vcriまで低下させ
たところ、上述の問題点は解決した。
・融液5に磁場を印加して、シリコン単結晶10を引上げ成長させること
ところが、クーラ20を設置した上で成長速度Vを臨界成長速度Vcriまで低下させて
シリコン単結晶10を引上げ成長させると、温度勾配G1を大きくすることができず、結
果として臨界成長速度Vcriを高めることができないという問題が発生するに至った。そ
の問題の原因を突き止めるために実験を行なったところ、シリコン単結晶10の軸方向の
温度勾配G1は、シリコン単結晶10と融液5との間の固液界面の形状の影響を大きく受
けるということを見出すに至った。すなわち、成長速度Vが低下すると、図3(a)に示
すごとく、固液界面の形状が下に凸の形状となり、温度勾配G1が実質的に小さくなって
しまう。
そこで、本実施例では、融液5に磁場を印加して、シリコン単結晶10を引上げ成長さ
せた。これにより図3(b)に示すごとく、固液界面の形状が上に凸の形状となり、温度
勾配G1を大きくすることができた。これにより成長速度Vを低下させた場合に温度勾配
G1が実質的に小さくなることを抑制でき、従来よりも高速の臨界成長速度VcriでI-リ
ッチ領域に入る条件のシリコン単結晶10を製造することが可能になった。
図4は、固液界面の形状の磁場強度依存性を示した図で、横軸はシリコン単結晶10の
中心から端面までの半径方向位置(mm)を示し、縦軸はシリコン単結晶10と融液5と
の間の固液界面の高さ(mm)を示している。磁場の強度は、0Gauss(磁場無し)、20
00Gauss、3000Gaussと変化させた。
同図4からわかるように、融液5に印加される磁場の強度は、2000Gauss以上であ
れば、融液5の対流抑制効果があらわれ固液界面の形状を上に凸の形状とすることができ
る。更に2000Gaussの場合より3000Gaussの場合の方がより上に凸の度合いが大き
くなっている。よって、融液5に印加される磁場の強度は、2000Gauss以上であるこ
とが好ましく、望ましくは3000Gaussであればよい。
・シリコン単結晶10の引上げ速度を0.4mm/min以上とする条件で、シリコン
単結晶10を引き上げること
また、クーラ20を設置した上で成長速度Vを低下させてシリコン単結晶10を引上げ
成長させると、転位ループクラスタが形成される1000℃近傍における熱応力が高くな
り、転位ループクラスタを起点にして転位が伝播し有転位化してしまい、単結晶化率が悪
化するという問題が発生するに至った。
そこで、本発明者らが磁場強度と成長速度Vを変化させて実験を行なったところ、成長
速度Vを上げて、R-OSFが閉じる臨界成長速度Vcri近傍まで成長速度Vを高めて結晶
を成長させると、有転位化を回避できることがわかった。
図5は、磁場強度と臨界成長速度Vcriによって単結晶化の良否が定まることを示した
図で、横軸は磁場強度(Gauss)を示し、縦軸は臨界成長速度Vcri(mm/min)を示
している。図5は、シリコン単結晶10の直胴部の直径が、300mmである場合の実験
結果である。この実験結果は、同直径が300mmを超える口径である場合にも同様に適
用されると考えられる。
図5では、クーラ20が有りの場合と無しの場合のそれぞれの実験結果を示している。
図5において、斜線を付した「NG領域」が、単結晶化率が悪いと評価される領域であり、
それ以外は、単結晶化率が良好と評価される領域である。
同図5からわかるように、クーラ20が設置されていない場合には、磁場強度を400
0Gaussまで高めたとしても、臨界成長速度Vcriは、高々0.3m/min程度であり、
生産性を高めることができないのがわかる。これに対して、クーラ20が設置された場合
には、磁場強度が2000Gauss程度であったとしても、臨界成長速度Vcriを、0.4m
/min以上にすることができ、生産性が高められていることがわかる。ただし、磁場を
印加しないで、成長速度Vを低くして臨界成長速度Vcriを0.4m/min未満とした
ときには、クーラ20の有無にかかわらずNG領域に入るという結果が得られた。たとえ
ば磁場を印加しないで臨界成長速度Vcriを0.3mm/minとしたときには、クーラ
20の有無にかかわらず単結晶化率は50%となり、単結晶化率が良くないという評価と
なった。
これに対して磁場を印加し磁場強度を2000Gaus以上にすると、クーラ20の有無に
かかわらず、NG領域を回避でき単結晶化率が良いという評価となった。たとえば、クー
ラ20がない場合には、磁場強度が4000Gaussのときに単結晶化率は90%となった。
しかし、クーラ20が設置されていないときには磁場強度を4000Gaussまで高めても
臨界成長速度Vcriは、高々0.3m/min程度であり、生産性を高めることはできな
い。これに対して、クーラ20を設置した場合には、磁場強度が4000Gaussのときに
単結晶化率は90%となった。しかも、クーラ20が設置したときには、磁場強度を40
00Gaussとしたときに臨界成長速度Vcriを0.45mm/minにすることができ、生
産性を高めることができる。すなわち、クーラ20を設置し磁場を印加した場合には、ク
ーラ20を設置しない場合と比較して、成長速度Vが約50%以上大きくなり、生産性を
高めることができる。
以上のように、クーラ20を設置し磁場を印加した上で、成長速度Vを高めて臨界成長
速度Vcriを0.4mm/min以上に高めると、NG領域を回避でき単結晶化率が良好
になることがわかる。
よって、シリコン単結晶10の引上げ速度を0.4mm/min以上とする条件で、シ
リコン単結晶10を引き上げればよい。この速度は、シリコン単結晶10の融点近傍(融
点〜1350℃)の温度領域の滞在時間で50min以下に相当する。
なお、実施例では、水冷型のクーラを想定して説明したが、クーラに用いる冷却媒体は
任意であり、シリコン単結晶10から放熱された熱を吸熱してシリコン単結晶10を冷却
することができる熱交換器であればよい。
なお、実施例では、半導体単結晶としてシリコン単結晶を製造する場合を想定して説
明したが、本発明は、ガリウム砒素などの化合物半導体を製造する場合にも同様にして適
用することができる。
図1は、シリコン単結晶の欠陥種と点欠陥の濃度の関係を示した図である。 図2は、実施形態の単結晶引上げ装置の構成を概略的に示す図である。 図3(a)、(b)は、磁場を融液に印加しない場合に固液界面の形状が下に凸の形状となっている状態と、磁場を融液に印加して固液界面が上に凸になる場合とを対比させた図である。 図4は、固液界面の形状の磁場強度依存性を示した図である。 図5は、磁場強度と臨界成長速度によって単結晶化の良否が定まることを示した図である。
符号の説明
1 シリコン単結晶製造装置、 2 CZ炉、10 シリコン単結晶、20 クーラ 3
0 磁石

Claims (4)

  1. CZ法により半導体単結晶を引上げ成長させて半導体単結晶を製造する半
    導体単結晶の製造方法において、
    I‐リッチ領域(格子間型点欠陥優勢領域)に入る条件で半導体単結晶を引上げ成長さ
    せるに際して、
    融液から引き上げられる半導体単結晶の周囲にクーラを配置して、クーラによって半導
    体単結晶を冷却しつつ、かつ融液に磁場を印加して、
    半導体単結晶の引上げ速度を0.4mm/min以上とする条件で、半導体単結晶を引
    き上げること
    を特徴とする半導体単結晶の製造方法。
  2. 融液に印加される磁場の強度は、2000Gauss以上であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体単結晶の製造方法。
  3. 半導体単結晶の融点近傍(融点〜1350℃)の温度領域の滞在時間を5
    0min以下とする成長速度で半導体単結晶を引き上げ成長させること
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体単結晶の製造方法。
  4. 半導体単結晶の直胴部の直径は、300mm以上であること
    を特徴とする請求項1または2記載の半導体単結晶の製造方法。
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