JP2008187625A - コンベックス型の超音波探触子 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性を良好にして、圧電素子へのクラック発生や断線を防止したコンベックス探触子を提供する。
【解決手段】多数の圧電素子1が長軸方向に配列されたバッキング材2を円弧状とした基台3の表面に固着し、前記複数の圧電素子1の下面側となる前記バッキング材2に面した駆動電極と少なくとも短軸方向の一端側で電気的に接続した複数のフレキシブル基板5を前記基台3の主面に沿って導出し、前記複数のフレキシブル基板5を束ねて一本化してなるコンベックス型の超音波探触子において、前記基台3の主面には位置決め用の突起を有し、前記複数のフレキシブル基板5には前記突起に挿入する貫通孔を有して、前記突起に前記貫通孔を挿入して前記フレキシブル基板5を束ねて一本化した構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】多数の圧電素子1が長軸方向に配列されたバッキング材2を円弧状とした基台3の表面に固着し、前記複数の圧電素子1の下面側となる前記バッキング材2に面した駆動電極と少なくとも短軸方向の一端側で電気的に接続した複数のフレキシブル基板5を前記基台3の主面に沿って導出し、前記複数のフレキシブル基板5を束ねて一本化してなるコンベックス型の超音波探触子において、前記基台3の主面には位置決め用の突起を有し、前記複数のフレキシブル基板5には前記突起に挿入する貫通孔を有して、前記突起に前記貫通孔を挿入して前記フレキシブル基板5を束ねて一本化した構成とする。
【選択図】図1
Description
本発明はコンベックス型の超音波探触子(以下、コンベックス探触子とする)を技術分野とし、特にフレキシブル基板5によって駆動電極を導出したコンベックス探触子に関する。
(発明の背景)
コンベックス探触子は例えば医用における超音波診断装置の超音波の送受波部として使用され、経口等に挿入されて診断部の情報を得る。このようなものでは、一般には、フレキシブル基板によって圧電素子の駆動電極を導出して探触子本体がケースに収容され、フレキシブル基板は超音波診断装置からのケーブルに接続する。
コンベックス探触子は例えば医用における超音波診断装置の超音波の送受波部として使用され、経口等に挿入されて診断部の情報を得る。このようなものでは、一般には、フレキシブル基板によって圧電素子の駆動電極を導出して探触子本体がケースに収容され、フレキシブル基板は超音波診断装置からのケーブルに接続する。
(従来技術の一例)
第3図は一従来例を説明するコンベックス探触子の図で、同図(a)は長軸方向の一主面の一部断面図、同図(b)は他主面の同一部断面図、同図(c)短軸方向の断面図である。
第3図は一従来例を説明するコンベックス探触子の図で、同図(a)は長軸方向の一主面の一部断面図、同図(b)は他主面の同一部断面図、同図(c)短軸方向の断面図である。
コンベックス探触子は、多数の圧電素子1が長軸方向(圧電素子の幅方向)に配列されたバッキング材2を、円弧状ここでは半円状とした基台3の表面に固着してなる。円弧状基台3は例えばエポキシ材からなる。複数の圧電素子1は両主面に図示しない駆動電極を有し、例えば二層とした音響整合層4を超音波の送受波面となる上面の駆動電極(上面電極とする)上に有する。
そして、圧電素子1の下面となる駆動電極(下面電極とする)は、複数個の圧電素子1毎に、バッキング材2との間に介在してそれぞれが独立した複数のフレキシブル基板5によって導出される。各フレキシブル基板5は線路5aを有して圧電素子1の複数個ずつと電気的に接続し、短軸方向(圧電素子1の長さ方向)の両端側から交互にいわゆる千鳥状に導出される。例えば短軸方向の両端側からフレキシブル基板5が千鳥状に導出される。この例では、短軸方向の一端側では3枚とし、他端側では2枚とする。
これらは、先ず、フレキシブル基板5を図示しない圧電板の短軸方向の両端側に接続する。次に、フレキシブル基板5を有する圧電板をバッキング材2上に固着した後、音響整合層4を形成する。次に、音響整合層4の表面上からバッキング材2に到達する図示しない分割溝を設け、フレキシブル基板5の線路5aがそれぞれ接続した複数の圧電素子1に分割して一体的に形成する。通常では、分割溝には充填材が埋設される。
最後に、フレキシブル基板5は円弧状基台3の両主面に沿って折曲し、円弧状基台3の中央部で厚み方向に束ねられて一本化(一体化)し、円弧状基台3の下方に延出する。この場合、円弧状基台3における一主面の3枚のうちの中央のフレキシブル基板5は、長軸方向を二等分する中心線上に一致させて直線状に延出する。円弧状基台3の両主面における中心線に対して両側のフレキシブル基板5は圧電素子1との接続端から内側に向かう傾斜部と中央のフレキシブル基板5に重なり合う直線部からなる。
これらは、円弧状基台3の両主面側に各フレキシブル基板5を折曲する際、中央のフレキシブル基板5に重なるように、両側のフレキシブル基板5は直線部の長さや傾斜角度が予め設定される。そして、図示しない接着剤によって円弧状基台3の両主面に固着して仮止めした後、例えば樹脂のコーティングによって被覆されて固定される。
その後、一般には、音響整合層4上には短軸方向に曲率を有する音響レンズが被着され「第3図(c)」、これらを探触子本体とする。探触子本体は超音波の送受波面となる音響レンズを露出して、図示しないケースに収容される。ケースの後端部からはフレキシブル基板5と電気的に接続した図示しないケーブルが導出して診断装置本体に接続する。
特開平7−274295号公報
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成のコンベックス探触子では、短軸方向から交互に(千鳥状に)導出したフレキシブル基板5を、基台3の両主面側で折り曲げた後、作業者の手作業によって重ね合わせて一本化する。このため、作業に手間が掛かるとともに、位置合わせのために折り曲げが連続すると、例えばフレキシブル基板5の導出元である圧電素子1にクラックを生じさせる。あるいは、断線させる問題があった。この場合、超音波特性を劣化させたり、コンベックス探触子を不良品にしたりする。
しかしながら、上記構成のコンベックス探触子では、短軸方向から交互に(千鳥状に)導出したフレキシブル基板5を、基台3の両主面側で折り曲げた後、作業者の手作業によって重ね合わせて一本化する。このため、作業に手間が掛かるとともに、位置合わせのために折り曲げが連続すると、例えばフレキシブル基板5の導出元である圧電素子1にクラックを生じさせる。あるいは、断線させる問題があった。この場合、超音波特性を劣化させたり、コンベックス探触子を不良品にしたりする。
(発明の目的)
本発明は作業性を良好にして、圧電素子へのクラック発生や断線を防止したコンベックス探触子を提供することを目的とする。
本発明は作業性を良好にして、圧電素子へのクラック発生や断線を防止したコンベックス探触子を提供することを目的とする。
本発明は、特許請求の範囲(請求項1)に示したように、多数の圧電素子が長軸方向に配列されたバッキング材を円弧状とした基台の表面に固着し、前記複数の圧電素子の下面側となる前記バッキング材に面した駆動電極と少なくとも短軸方向の一端側で電気的に接続した複数のフレキシブル基板を前記基台の主面に沿って導出し、前記複数のフレキシブル基板5を束ねて一本化してなるコンベックス型の超音波探触子において、前記基台の主面には位置決め用の突起を有し、前記複数のフレキシブル基板には前記突起に挿入する貫通孔を有して、前記突起に前記貫通孔を挿入して前記フレキシブル基板を束ねて一本化した構成とする。
このような構成であれば、円弧状基台の両主面に設けた位置決用の突起にフレキシブル基板の貫通孔を挿入することによって、円弧状基台の両主面側で複数のフレキシブル基板を容易に束ねられて一本化できる。なお、必要に応じて、各主面側で一本化し、両主面間ではずれがあってもよい。
(実施態様項)
本発明の請求項2では、請求項1において、前記複数のフレキシブル基板のうちの中央のフレキシブル基板は、前記長軸方向を二等分する中心線上に一致させて直線状に延出し、前記中心線に対して両側のフレキシブル基板は圧電素子との接続端から内側に向かう傾斜部と前記中央のフレキシブル基板に重なり合う直線部からなる。これにより、フレキシブル基板を円弧状基台の主面に折曲した際、両側のフレキシブル基板の直線部を中央部のフレキシブル基板に束ねられる(重ね合わせられる)。
本発明の請求項2では、請求項1において、前記複数のフレキシブル基板のうちの中央のフレキシブル基板は、前記長軸方向を二等分する中心線上に一致させて直線状に延出し、前記中心線に対して両側のフレキシブル基板は圧電素子との接続端から内側に向かう傾斜部と前記中央のフレキシブル基板に重なり合う直線部からなる。これにより、フレキシブル基板を円弧状基台の主面に折曲した際、両側のフレキシブル基板の直線部を中央部のフレキシブル基板に束ねられる(重ね合わせられる)。
同請求項3では、前記フレキシブル基板は前記短軸方向の両端側で前記圧電素子の複数と交互に接続して導出される。これにより、多数の圧電素子からの駆動電極の導出を容易にする。
第1図は本発明の一実施形態を説明するコンベックス探触子の図で、同図(a)は長軸方向の一主面の一部断面図、同図(b)は他主面の同一部断面図、同図(c)短軸方向の断面図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
コンベックス探触子は、前述したように、多数の圧電素子1が配列されたバッキング材2を円弧状基台3の表面に固着し、圧電素子1の複数個の下面電極と電気的に接続した複数のフレキシブル基板5を短軸方向の両端側から交互(千鳥状)に接続する。そして、円弧状基台3の両主面に沿って折曲される。円弧状基台3一主面における中央部のフレキシブル基板5は直線状として、両主面における中心線に対して両側のフレキシブル基板5は傾斜部と直線部ととからなる。
ここでは、円弧状基台3における両主面の中央部には位置決め用の突起8を有する。突起8は円弧状基台3(エポキシ材)の形成時に一体的に形成される。そして、各フレキシブル基板5には貫通孔9が形成される。貫通孔9は各フレキシブル基板5の折曲時に重なり合う位置例えば両側のフレキシブル基板5の折曲部からの直線部の延出始端部に設けられる。中央部のフレキシブル基板5の貫通孔9はこれに対応する位置に設けられる。
このようなものでは、円弧状基台3の突起8に各フレキシブル基板5の貫通孔9を挿入すれば、長軸方向を2等分する中心線に対して両主面側での両側のフレキシブル基板5の傾斜部が必然的に中央部の直線状のフレキシブル基板5に重なり合って束ねられる。したがって、複数ここでは計5枚のフレキシブル基板5が一本化して、基台3の円弧状基台3の下方に延出される。
このことから、従来のように、フレキシブル基板5を数度にわたって折り曲げることなく、容易に一本化できる。したがって、例えばフレキシブル基板5の応力によって導出元である圧電素子1にクラックを発生することや断線を防止し、超音波特性を良好に維持できる。そして、フレキシブル基板5の一本化の作業性を良好にする。
(他の事項)
上記実施形態では位置決め用の突起8は円弧状基台3の中央部に形成したが、例えば第2図に示したように突起8を例えば中央領域の両側に設ける。そして、各フレキシブル基板5の両側に設けられた半円状の切り欠きとした貫通孔9を突起8に挿入(嵌入)してもよい。このように、位置決め用の突起8及びフレキシブル基板5の貫通孔9は、必要に応じて任意に形成できる。
上記実施形態では位置決め用の突起8は円弧状基台3の中央部に形成したが、例えば第2図に示したように突起8を例えば中央領域の両側に設ける。そして、各フレキシブル基板5の両側に設けられた半円状の切り欠きとした貫通孔9を突起8に挿入(嵌入)してもよい。このように、位置決め用の突起8及びフレキシブル基板5の貫通孔9は、必要に応じて任意に形成できる。
また、フレキシブル基板5は圧電素子1の短軸方向の両端側から交互に導出したが、一端側からのみ導出した場合でも同様に適用できる。この場合でも、複数のフレキシブル基板5が複数の圧電素子1ごとに接続する。
1 圧電素子、2 バッキング材、3 基台、4 音響整合層、5 フレキシブル基板、6 線路、7 音響レンズ、8 突起、9 貫通孔。
Claims (3)
- 多数の圧電素子が長軸方向に配列されたバッキング材を円弧状とした基台の表面に固着し、前記複数の圧電素子の下面側となる前記バッキング材に面した駆動電極と少なくとも短軸方向の一端側で電気的に接続した複数のフレキシブル基板を前記基台の主面に沿って導出し、前記複数のフレキシブル基板を束ねて一本化してなるコンベックス型の超音波探触子において、前記基台の主面には位置決め用の突起を有し、前記複数のフレキシブル基板には前記突起に挿入する貫通孔を有して、前記突起に前記貫通孔を挿入して前記フレキシブル基板を束ねて一本化したことを特徴とするコンベックス型の超音波探触子。
- 請求項1において、前記複数のフレキシブル基板のうちの中央のフレキシブル基板は、前記長軸方向を二等分する中心線上に一致させて直線状に延出し、前記中心線に対して両側のフレキシブル基板は圧電素子との接続端から内側に向かう傾斜部と前記中央のフレキシブル基板に重なり合う直線部からなるコンベックス型の超音波探触子。
- 前記フレキシブル基板は前記短軸方向の両端側で前記圧電素子の複数と交互に接続して導出された請求項1のコンベックス型の超音波探触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007021209A JP2008187625A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | コンベックス型の超音波探触子 |
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JP2007021209A Pending JP2008187625A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | コンベックス型の超音波探触子 |
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- 2007-01-31 JP JP2007021209A patent/JP2008187625A/ja active Pending
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