JP2008187469A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリを有効に利用しつつ、バッテリの残量が少ない場合における非接触ICチップの利用性を向上させることができるようにする。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機1においては、主制御部31は、情報処理装置の電源がOFFである場合に非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作を設定し、操作入力制御部33を介して、設定された特定操作を受け付け、特定操作が受け付けられたとき、電源回路部32の図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を開始するように制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は情報処理装置に係り、特に、非接触ICチップを用いて無線通信により情報の授受を行うことができるようにした情報処理装置に関する。
近年、携帯電話機には、単なる通話による通信機能だけでなく、アドレス帳機能、インターネットなどのネットワークを介したメール機能や、Webページなどを閲覧することが可能なブラウザ機能などの種々の機能が搭載されている。また、携帯電話機の所定の位置に内蔵された非接触ICチップ(例えばFelicaチップ(登録商標)など)を用いた電子マネーサービスや各種の認証機能なども搭載されている。特に、現在、この非接触ICチップを用いて、電車などの車両の乗り降りに伴う車券の購入および改札通過時の車券確認を行うサービスが実施さている。
現在、市場でユーザにより使用されている携帯電話機では、一般的に、携帯電話機本体から、携帯電話機に内蔵された非接触ICチップに電力が供給されている。
携帯電話機に内蔵された非接触ICチップと、ICリーダ/ライタとの間で情報の授受を行う場合、ICリーダ/ライタから輻射された電磁波によって電磁誘導が発生し、それにより生じた電流を用いて非接触ICチップが駆動されることから、理論上、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリからの電力供給は必要ない。しかし、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリが全くない状態でICリーダ/ライタとの間で情報の授受を行うと、セキュリティ面などに関して完全に保証することが困難であることから、一般的に、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリから非接触ICチップに電力を供給するようにしている。
そのため、携帯電話機に内蔵された非接触ICチップを用いて、電車などの車両の乗り降りに伴う車券の購入および改札通過時の車券確認を行うサービスを利用する場合、非接触ICチップに所要の電力を供給するために、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が十分に存在することが前提となっている。仮に携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が枯渇し始め、ローバッテリ状態となった場合には、携帯電話機の本体の電源をOFFにして本体を使う(操作する)ことができない状態にした上で、バッテリの残量のすべてを非接触ICチップに供給するようにしている。
なお、生体認証機能および非接触ICカード機能付の携帯電話機において、ICリーダ/ライタの電磁波の検出に応じて、生体認証機能の電源通電を制御する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−352538号公報
しかしながら、仮に携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が枯渇し始め、ローバッテリ状態となった場合には、携帯電話機の本体の電源をOFFにして本体を使う(操作する)ことができない状態にした上で、バッテリの残量のすべてを非接触ICチップに供給するようにしているが、例えばA駅の改札に入る際にはバッテリが残っていたとしても、その後、ユーザが電車に乗ってA駅からB駅に移動し、例えばB駅の改札から出る際には、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリが完全に枯渇してしまう場合も考えられる。
このような場合、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリから非接触ICチップに電力を供給することができなくなり、ユーザは、非接触ICチップを用いた、電車などの車両の乗り降りに伴う車券の購入および改札通過時の車券確認を行うサービスを利用することができず、B駅の改札から出ることができなくなってしまう。
そこで、ローバッテリ状態となってからも非接触ICチップをより長時間利用することができるように、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が枯渇し始めた後、携帯電話機の本体の電源をOFFにして本体を使う(操作する)ことができない状態にするタイミングを、換言すれば、バッテリアラームを表示するタイミングを早めに設定するようにする。
具体的には、通常、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が例えば5/100程度(閾値)に減ったときにローバッテリ状態であると判定し、バッテリアラームを表示するようにしていた場合には、ある程度の余裕を考慮して、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が例えば10/100程度(閾値)に減ったときにローバッテリ状態であると判定し、バッテリアラームを表示するようにする。
ところが、ローバッテリ状態であると判定してバッテリアラームを表示する閾値を予め高く設定してしまうと、携帯電話機の本体の電源をOFFにして本体を使う(操作する)ことができない状態にするタイミングが無駄に早くなってしまい、バッテリを有効に利用することができなくなってしまうという課題があった。
また、最近では携帯電話機の盗難や置き忘れなどを考慮して、セキュリティを高める目的で携帯電話機の操作ロック機能や非接触ICチップロック機能などを利用するユーザも増えてきており、携帯電話機の本体に内蔵されたバッテリの残量が枯渇してくると、これらのロック機能を解除することが困難となり、その結果、非接触ICチップを用いた車券の購入および改札通過時の車券確認を行うサービスを利用することができなくなってしまうという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、バッテリを有効に利用しつつ、バッテリの残量が少ない場合における非接触ICチップの利用性を向上させることができる情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、情報処理装置の電源がOFFである場合に非接触ICチップを利用する際に用いられる特定操作を設定する設定手段と、設定手段により設定された特定操作を受け付ける受付手段と、受付手段により特定操作が受け付けられたとき、非接触ICチップへの電力供給を開始するように制御する第1の制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の情報処理装置においては、情報処理装置の電源がOFFである場合に非接触ICチップを利用する際に用いられる特定操作が設定され、設定された特定操作が受け付けられ、特定操作が受け付けられたとき、非接触ICチップへの電力供給が開始するように制御される。
本発明によれば、バッテリを有効に利用しつつ、バッテリの残量が少ない場合における非接触ICチップの利用性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の外観の構成を表している。なお、図1[A]は、携帯電話機1を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、携帯電話機1を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
図1[A]および[B]に示されるように、携帯電話機1は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機1の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図3のアンテナ44)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局(図示せず)との間で電波を送受信する。
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられた液晶ディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じて液晶ディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。なお、十字キーと確定キーの左右隣に設けられた電子メールキーおよびブラウザキーは、液晶ディスプレイ17に表示される画面により例えば「Yes」や「No」などの種々の機能をもつことが可能であるため、それぞれ、soft1キーおよびsoft2キーと呼ばれる。
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機1の操作を行うサイドキー16が設けられている。
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
一方、第2の筐体13には、その正面に液晶ディスプレイ17(メインディスプレイ)が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図2のCCDカメラ21)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図3のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。
なお、液晶ディスプレイ17においては、携帯電話機1の起動時において非接触ICチップ48を使用できるか否かの状態が表示される。これにより、ユーザは、携帯電話機1の起動時において非接触ICチップ48を使用できるか否かの状態を把握することができる。
また、液晶ディスプレイ17の上部の所定の位置にはスピーカ18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の他の外観の構成を表している。図2の携帯電話機1の状態は、図1の携帯電話機1の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図2[A]は、携帯電話機1を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、携帯電話機1を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ21が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ21の下部には、サブディスプレイ22が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
図3は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機1の内部の構成を表している。
図3に示されるように、携帯電話機1は、第1の筐体12及び第2の筐体13の各部を統括的に制御する主制御部31に対して、発光素子20、電源回路部32、操作入力制御部33、画像エンコーダ34、カメラインタフェース部35、LCD(Liquid Crystal Display)制御部36、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、記憶部47、および非接触ICチップ48がメインバス41を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ34、画像デコーダ37、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、および記録再生部45が同期バス42を介して互いに接続されて構成される。
電源回路部32は、例えば図示せぬバッテリパックなどからなり、ユーザの操作により終話・電源キーがオン状態にされると、図示せぬバッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1を動作可能な状態に起動する。
主制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部47からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機1を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
なお、主制御部31には、現在の日付と時刻を正確に計測するタイマが内蔵されている。
携帯電話機1は、主制御部31の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン15で集音した音声信号を音声コーデック40によってディジタル音声信号に変換、圧縮し、これを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
また、携帯電話機1は、音声通話モード時にアンテナ44で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック40によって伸張し、アナログ音声信号に変換した後、変換されたアナログ音声信号をスピーカ18を介して出力する。
さらに、携帯電話機1は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー14の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部33を介して主制御部31に送出する。主制御部31は、テキストデータを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して基地局(図示せず)へ送信する。
これに対して携帯電話機1は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に電子メールとして表示する。
その後携帯電話機1は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部45を介してメモリカード46に記録することも可能である。
携帯電話機1は、画像信号を送信しない場合には、CCDカメラ21で撮像した画像信号をカメラインタフェース部35及びLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に直接表示する。
携帯電話機1は、データ通信モード時に画像信号を送信する場合、CCDカメラ21で撮像された画像信号をカメラインタフェース部35を介して画像エンコーダ34に供給する。
画像エンコーダ34は、CCDカメラ21から供給された画像信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像信号に変換し、変換された符号化画像信号を多重分離部38に送出する。このとき同時に携帯電話機1は、CCDカメラ21で撮像中にマイクロフォン15で集音した音声を音声コーデック40を介してディジタルの音声信号として多重分離部38に送出する。
多重分離部38は、画像エンコーダ34から供給された符号化画像信号と音声コーデック40から供給された音声信号とを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化信号を変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
これに対して、携帯電話機1では、データ通信モード時に、Webページのデータを受信することができる。
すなわち、携帯電話機1において、データ通信モードに、例えばWebページを要求するデータを送信すると、その要求に応じて、Webページのデータが基地局(図示せず)を介して送信される。このWebページのデータは、アンテナ44を介して送受信回路部43および変復調回路部39で受信される。送受信回路部43および変復調回路部39は、受信したWebページのデータを主制御部31に送出する。
主制御部31は、Webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。作成された画面は、主制御部31からLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給されて表示される。すなわち、主制御部31のROMまたは記憶部47には、少なくともWebブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされており、主制御部31のCPUは、RAM上でWebブラウザのアプリケーションプログラムを実行することで、Webブラウザとして機能し、Webページのデータの解釈などを行う。
また、携帯電話機1は、データ通信モード時に例えばWebページなどにリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ44を介して基地局(図示せず)から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化信号を多重分離部38に送出する。
多重分離部38は、多重化信号を分離することにより符号化画像信号と音声信号とに分け、同期バス42を介して符号化画像信号を画像デコーダ37に供給すると共に音声信号を音声コーデック40に供給する。画像デコーダ37は、符号化画像信号をMPEG4などの所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像信号を生成し、生成された再生動画像信号をLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給する。これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データが表示される。
このとき同時に音声コーデック40は、音声信号をアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ18に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まる音声信号が再生される。この場合も電子メールの場合と同様に携帯電話機1は、受信したWebページなどにリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部45を介してメモリカード46に記録することが可能である。
記憶部47は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、主制御部31のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。また、記憶部47は、必要に応じて、ユーザの操作に応じて受信した電子メールや、受信したWebページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データなどを記憶する。
非接触ICチップ48は、携帯電話機1がICリーダ/ライタ(図示せず)に近接され、そのICリーダ/ライタ(図示せず)から輻射される電磁波を受信したとき、それに応じて、各種の情報を用いてICリーダ/ライタ(図示せず)と無線通信を行う。
次に、図4のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理について説明する。この非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を開始するとの指示が受け付けられることで、開始される。
ステップS1において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を開始するとの指示が受け付けられたか否かを判定し、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定するまで待機する。
ステップS1においてユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を開始するとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS2で、LCD制御部36を制御し、非接触ICチップ48を利用するときに入力が受け付けられる特定操作を設定するための非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定画面を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、非接触ICチップ48を利用するときに入力が受け付けられる特定操作を設定するための非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定画面を表示する。
例えば非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定画面上には、例えば「非接触ICチップ48の利用開始・終了時に用いられる特定操作候補を入力してください。」というメッセージが表示される。
ステップS3において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定画面上において、非接触ICチップ利用開始・終了時に用いられる特定操作候補の入力を受け付ける。
例えば、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時に用いられる特定操作候補として、例えば操作キー14のうちの特定の操作キーの多重押し(例えば「1」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しなど)や、操作キー14のうちの特定の操作キーによる所定のシーケンスの連続押し(例えば「1」、「3」、および「5」の数字キーを「1」→「3」→「5」のシーケンスで連続して押す連続押しなど)の入力が受け付けられる。
勿論、これ以外にも、特定操作候補として、操作キー14のうちの特定の操作キーの所定の回数の連続押し(例えば「2」の数字キーを3回連続して押す連続押しなど)や、操作キー14のうちの特定の操作キーの所定のリズムの連続押し(例えば「2」の数字キーを所定のリズムで連続して押す連続押しなど)や、「1」と「3」の数字キーだけによる多重押しの入力などを受け付けるようにしてもよい。
ステップS4において、主制御部31は、入力が受け付けられた非接触ICチップ利用開始・終了時に用いられる特定操作候補に基づいて、非接触ICチップ利用開始・終了時に用いられる非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作を設定し、設定された非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作に関するデータである非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定データを記憶部47に供給する。
ステップS5において、主制御部31は、記憶部47に、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定データを記憶させる。記憶部47は、主制御部31の制御に従い、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定データを記憶する。
ステップS6において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を終了するとの指示が受け付けられたか否かを判定し、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を終了するとの指示が受け付けられたと判定するまで待機する。
ステップS6において非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を終了するとの指示が受け付けられたと判定された場合、非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理は終了される。
これにより、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作を、ユーザの好みに応じて予め設定することができる。
図5のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における電力供給制御処理について説明する。この電力供給制御処理は、携帯電話機1に内蔵された電源回路部32の図示せぬバッテリパックの残量にまだ余裕があり、その時点においてユーザが非接触ICチップ48を用いて例えばA駅の改札を通過した後、電源回路部32の図示せぬバッテリパックの残量が枯渇し始め、ローバッテリ状態となった場合に携帯電話機1の電源を自動的にOFFにし、その後、ユーザが例えばA駅からB駅(目的地)に電車などで移動してB駅の改札を通過しようとするときに、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、終話・電源キーが押下されることで、開始される。
勿論、電源回路部32の図示せぬバッテリパックの残量が枯渇し始め、すでにローバッテリ状態となった場合に、ユーザが非接触ICチップ48を用いて例えばA駅の改札を通過しようとするときに、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、終話・電源キーが押下されることで、この電力供給処理を開始するようにしてもよい。
ステップS11において、主制御部31は、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの終話・電源キーが長押しされたか否かを判定する。ここで、「短押し」とは、操作キー14のうちの1つの操作キーを予め設定された所定の時間(例えば1秒間など)継続して押下する操作を意味しており、「長押し」とは、「短押し」における時間よりも多く予め設定された所定の時間(例えば2、3秒間など)継続して押下する操作を意味する。
ステップS11においてユーザにより操作キー14のうちの終話・電源キーが長押しされたと判定された場合、主制御部31は、電源回路部32を制御し、図示せぬバッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1を動作可能な状態に起動(通常起動)する。
その後、電力供給制御処理は終了されるとともに、ユーザにより操作キー14が操作されることで、非接触ICチップ48を用いてICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などが実行される、これにより、ユーザは、例えば電車などの車両の乗り降りに伴う車券の購入および改札通過時の車券確認を行うサービスを利用することができる。
一方、ステップS11においてユーザにより操作キー14のうちの終話・電源キーが長押しされていないと判定された場合、主制御部31はステップS13で、操作入力制御部33を介して、ユーザにより操作キー14のうちの終話・電源キーが短押しされたか否かを判定する。
ステップS13においてユーザにより操作キー14のうちの終話・電源キーが短押しされていないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS13においてユーザにより操作キー14のうちの終話・電源キーが短押しされたと判定された場合、主制御部31はステップS14で、記憶部47に予め記憶されている非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定データを読み出す。
ステップS15において、主制御部31は、読み出された非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定データに基づいて、例えば操作キー14のうちの終話・電源キーが短押しされた後、予め設定された所定の時間(例えば15秒間など)内に、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたか否かを判定する。
例えば、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用開始・終了時に用いられる特定操作として、例えば操作キー14のうちの特定の操作キーの多重押し(例えば「1」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しなど)や、操作キー14のうちの特定の操作キーによる所定のシーケンスの連続押し(例えば「1」、「3」、および「5」の数字キーを「1」→「3」→「5」のシーケンスで連続して押す連続押しなど)が受け付けられたか否かが判定される。
但し、非接触ICチップ利用開始・終了時に用いられる特定操作として、予め、例えば操作キー14のうちの例えば「1」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しが設定されている場合に、ユーザにより操作キー14が操作され、操作キー14のうちの例えば「2」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しがされたとしても、予め設定された特定操作(非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作)とは異なることから、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられてはいないと判定される。
なお、本発明の実施形態においては、例えば操作キー14のうちの終話・電源キーが短押しされた後、予め設定された所定の時間(例えば15秒間など)内に、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたか否かを判定するようにしたが、このような場合に限られず、例えば操作キー14のうちの終話・電源キーが押下されながら、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたか否かを判定するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態においては、通常、携帯電話機1の電源がOFFとされた場合には、終話・電源キーの入力のみが受け付けられるようなバードウェア的制約が存在することから、電源がOFFになされた後に非接触ICチップ48の利用を開始する際、ユーザにより操作キー14が操作されることにより終話・電源キーが短押しされた後、あるいは、押下されながら、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたか否かを判定するようにしているが、このような場合に限られず、終話・電源キーの入力のみが受け付けられるようなバードウェア的制約を設けないようにし、終話・電源キー以外の操作キー14の入力も受け付けるようにしてもよいし、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作に予め終話・電源キーの操作も含めるようにしてもよい。
なお、本発明の実施形態においては、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作をトリガとして非接触ICチップ48への電力供給を開始するようにしているが、このような場合に限られず、ICリーダ/ライタ(図示せず)からの非接触ICチップ48への無線通信を介した要求信号を受信することで、非接触ICチップ48への電力供給を開始するようにしてもよい。
ステップS15において非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられていないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、ステップS11以降の処理が繰り返される。これにより、予め設定された非接触ICチップ48の利用開始・終了時に用いられる特定操作が受け付けられるまで、非接触ICチップ48への電力供給は開始されず、非接触ICチップ48とICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などは実行されない。
一方、ステップS15において非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS16で、受け付けられた特定操作は予めユーザにより設定された操作であり、セキュリティ上の保障があると認識し、すでに実行されている非接触ICチップ48の起動をロックする非接触ICチップ起動ロックを解除する。これにより、非接触ICチップ48を利用する場合におけるセキュリティを確保することができる。
なお、このとき、非接触ICチップ起動ロック以外にも、携帯電話機1の操作をロックする操作ロックの実行がすでに行われており、携帯電話機1の操作ロックが非接触ICチップの起動ロックと連動している場合、この操作ロックも非接触ICチップ起動ロックと同時に解除される。但し、この非接触ICチップ起動ロックが実行されていない場合には、非接触ICチップ起動ロック解除処理は実行されない。
なお、非接触ICチップ起動ロック以外にも、携帯電話機1の操作をロックする操作ロックの実行がすでに行われている場合であっても、この操作ロックを解除せずに、非接触ICチップ起動ロックのみを解除するようにしてもよい。
ステップS17において、主制御部31は、電源回路部32を制御し、図示せぬバッテリパックから非接触ICチップ48への電力の供給を開始する。これにより、非接触ICチップ48を起動させるための所要の電力が、携帯電話機1の図示せぬバッテリパックから供給される。
携帯電話機が起動している状態では、非接触ICチップ48の利用可否や使用したときの状態を液晶ディスプレイ17(サブディスプレイ22を含む)に表示することはできるが、本発明においては、携帯電話機が電源OFFの状態で使用するため、非接触ICチップ48の利用可否や使用したときの状態を液晶ディスプレイ17(サブディスプレイ22を含む)に表示することはできない。そこで、ステップS18において、主制御部31は、非接触ICチップ48への電力供給が開始され、無線通信を介したICリーダ/ライタ(図示せず)との情報の授受が可能であることを、発光素子20を所定の周期で発光させるなどの手段によりユーザに報知する。発光素子20は、主制御部31の制御に従い、所定の周期で発光する。勿論、これ以外の方法を用いてユーザにその旨を報知するようにしてもよい。
勿論、発光素子20による発光以外にも、携帯電話機1をバイブ(振動)させたり、図示せぬ報知音発生部から報知音を発生するなどにより、非接触ICチップ48への電力供給が開始され、無線通信を介したICリーダ/ライタ(図示せず)との情報の授受が可能であることをユーザに報知するようにしてもよい。
ステップS19において、非接触ICチップ48は、主制御部31の制御に従い、近接されたICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などを実行する。例えばユーザが例えばB駅を通過するために必要な課金処理や車券確認処理などが実行される。
これにより、ユーザは、携帯電話機1の電源回路部32の図示せぬバッテリパックの残量が枯渇し始め、ローバッテリ状態となった場合に携帯電話機1の電源が自動的にOFFになったとしても、例えばB駅の改札を通過しようとするときに、操作キー14を用いて特定の操作をすることにより、非接触ICチップ48を用いた、電車などの車両の乗り降りに伴う車券の購入および改札通過時の車券確認を行うサービスを利用することができる。その結果、ユーザは、例えばB駅の改札を通過することができる。
ステップS20において、主制御部31は、非接触ICチップ48とICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などが実行された後、読み出された非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定データに基づいて、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、再度、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたか否かを判定し、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたと判定するまで待機する。
例えば、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、非接触ICチップ利用終了時に用いられる特定操作として、例えば操作キー14のうちの特定の操作キーの多重押し(例えば「1」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しなど)や、操作キー14のうちの特定の操作キーによる所定のシーケンスの連続押し(例えば「1」、「3」、および「5」の数字キーを「1」→「3」→「5」のシーケンスで連続して押す連続押しなど)が受け付けられたか否かが判定される。
なお、本発明の実施形態においては、非接触ICチップ利用開始時と終了時において、同一の特定操作を用いるようにしたが、このような場合に限られず、同一ではない異なる特定操作を用いるようにしてもよい。
例えば、非接触ICチップ利用開始時においては、操作キー14のうちの「1」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しを用い、非接触ICチップ利用終了時においては、操作キー14のうちの「5」の数字キーを押しながら終話・電源キーを押下する多重押しを用いるようにしてもよい。
ステップS20において非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS21で、電源回路部32を制御し、図示せぬバッテリパックから非接触ICチップ48への電力の供給を停止する。これにより、非接触ICチップ48を起動させるための所要の電力が、携帯電話機1の図示せぬバッテリパックから供給されなくなる。
ステップS22において、主制御部31は、非接触ICチップ48の起動をロックする非接触ICチップ起動ロックを実行すると予め設定されている場合、この非接触ICチップ起動ロックを実行する。なお、このとき、非接触ICチップ起動ロック以外にも、携帯電話機1の操作をロックする操作ロックの実行が予め設定されている場合、この操作ロックも非接触ICチップ起動ロックと同時に実行される。但し、この非接触ICチップ起動ロックの実行が予め設定されていない場合には、非接触ICチップ起動ロック処理は実行されない。
ステップS23において、主制御部31は、非接触ICチップ48への電力供給が停止され、無線通信を介したICリーダ/ライタ(図示せず)との情報の授受が不可能であることをユーザに報知するために、発光素子20の発光を停止させる。発光素子20は、主制御部31の制御に従い、発光を停止する。
本発明の実施形態においては、携帯電話機1の電源回路部32の図示せぬバッテリパックの残量が枯渇し始め、ローバッテリ状態となった場合に携帯電話機1の電源をOFFにした後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、終話・電源キーが短押された後、あるいは、押下されながら、予め設定された特定操作(非接触ICチップの利用開始・終了時に用いられる特定操作)がなされたか否かを判定し、終話・電源キーが短押された後、あるいは、押下されながら、予め設定された特定操作(非接触ICチップの利用開始・終了時に用いられる特定操作)がなされたと判定された場合、非接触ICチップ48の起動をロックする非接触ICチップ起動ロックがすでに実行されているときには、この非接触ICチップ起動ロックを解除するとともに、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を開始し、近接されたICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などを実行することができる。
その後、再度、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、予め設定された特定操作(非接触ICチップの利用開始・終了時に用いられる特定操作)が受け付けられたか否かを判定し、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、終話・電源キーが短押された後、あるいは、押下されながら、予め設定された特定操作(非接触ICチップの利用開始・終了時に用いられる特定操作)が受け付けられたと判定された場合、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を停止するとともに、非接触ICチップ48の起動をロックする非接触ICチップ起動ロックの実行が設定されている場合には、この非接触ICチップ起動ロックを実行することができる。
また、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を開始したとき、非接触ICチップ48への電力供給が開始されて無線通信を介したICリーダ/ライタ(図示せず)との情報の授受が可能であることをユーザに報知するために、発光素子20を所定の周期で発光させることができる。これにより、ユーザは、非接触ICチップ48への電力供給が開始されて無線通信を介したICリーダ/ライタ(図示せず)との情報の授受が可能であることを知ることができる。
従って、携帯電話機1の電源回路部32の図示せぬバッテリパックの残量が枯渇し始め、ローバッテリ状態となった場合に携帯電話機1の電源をOFFにした場合であっても、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、予め設定された特定操作(非接触ICチップの利用開始・終了時に用いられる特定操作)が受け付けられる度に、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48のみへの電力供給を開始し、近接されたICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などを実行するとともに、その後、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を停止することができる。
その結果、非接触ICチップ48への電力供給が必要なときにのみ、図示せぬバッテリパックから電力を非接触ICチップ48に供給することができ、図示せぬバッテリパックの残量がローバッテリ状態となった場合であっても、その後、非接触ICチップ48をより長時間利用することができる。これにより、敢えて、ローバッテリ状態であるか否かのバッテリ残量の閾値を高く設定する必要がなくなり、ローバッテリ状態となるまでの間を長くし、ユーザにより非接触ICチップ48を用いないその他の処理(例えばメールの送受信や音楽の再生など)にバッテリを使用することができる。また、ユーザは、たとえ図示せぬバッテリパックの残量がローバッテリ状態となり、携帯電話機1の電源がOFFとなった場合であっても、安心して非接触ICチップ48を利用することができ、例えばA駅の改札を通過した後にB駅の改札を出るときに、非接触ICチップ48へ供給する電力がなくなってしまい、B駅の改札から出ることができなくなるという状況を回避することができる。
以上のように、バッテリ(バッテリパック)を有効に利用しつつ、バッテリ(バッテリパック)の残量が少ない場合における非接触ICチップ48の利用性を向上させることができる。
ところで、図5のフローチャートを参照して説明した電力制御処理においては、非接触ICチップ48とICリーダ/ライタ(図示せず)との間での無線通信を介した所定の課金処理などが実行された後、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、再度、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたか否かを判定し、再度、非接触ICチップ48を利用する際に用いられる特定操作が受け付けられたと判定された場合、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を停止するようにしたが、このような場合に限られず、例えば、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給が開始された後、予め設定された所定の時間(例えば30秒間など)経過したとき、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を停止するようにしてもよい。以下、この方法を用いた図3の電力供給制御処理について説明する。
図6のフローチャートを参照して、図3の携帯電話機1における他の電力供給制御処理について説明する。なお、図6のステップS31乃至S39、およびステップS41乃至S43の処理は、図5のステップS11乃至S19、およびステップS21乃至S23の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップS40において、主制御部31は、内蔵された図示せぬタイマを用いて、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を開始した後に、予め設定された所定の時間(例えば30秒間など)経過したか否かを判定し、図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を開始した後に、予め設定された所定の時間(例えば30秒間など)経過したと判定するまで待機する。
ステップS40において図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給を開始した後に、予め設定された所定の時間(例えば30秒間など)経過したと判定された場合、処理はステップS41に進み、ステップS41において図示せぬバッテリパックからの非接触ICチップ48への電力供給が停止される。
これにより、ユーザが再度操作キー14を操作して予め設定された特定操作を行う必要がなくなり、ユーザは、乗降客が多い改札を通過する前までに予め特定操作をしさえすれば、そのまま、非接触ICチップ48を利用して改札を通過することが可能となる。その結果、携帯電話機1の電源がOFFの場合における非接触ICチップ48の利便性を向上させるとともに、その際の操作性を向上させることができる。
なお、ユーザが非接触ICチップ48の利用を開始する際に操作する特定操作の最後の操作をそのまま継続し(例えば「5」の数字キーの入力操作をそのまま継続し、「5」の数字キーを押下し続け)、その操作の継続中だけ、非接触ICチップ48への電力供給を行うようにしてもよい。これにより、最後の操作が終了すると、非接触ICチップ48への電力供給は停止される。
なお、本発明は、携帯電話機1以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す外観図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す外観図。 本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。 図3の携帯電話機における非接触ICチップ利用開始・終了時特定操作設定処理を説明するフローチャート。 図3の携帯電話機における電力供給制御処理を説明するフローチャート。 図3の携帯電話機における他の電力供給制御処理を説明するフローチャート。
符号の説明
1…携帯電話機、11…ヒンジ、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…スピーカ、19a乃至19d…磁気センサ、20…発光素子、21…CCDカメラ、22…サブディスプレイ、31…主制御部、32…電源回路部、33…操作入力制御部、34…画像エンコーダ、35…カメラI/F部、36…LCD制御部、37…画像デコーダ、38…多重分離部、39…変復調回路部、40…音声コーデック、41…メインバス、42…同期バス、43…送受信回路部、44…アンテナ、45…記録再生部、46…メモリカード、47…記憶部、48…非接触ICチップ。

Claims (6)

  1. 情報処理装置の電源がOFFである場合に非接触ICチップを利用する際に用いられる特定操作を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された前記特定操作を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により前記特定操作が受け付けられたとき、前記非接触ICチップへの電力供給を開始するように制御する第1の制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の制御手段は、前記受付手段により前記特定操作が再度受け付けられたとき、前記非接触ICチップへの電力供給を停止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の制御手段により前記非接触ICチップへの電力供給を開始するように制御された後、予め設定された所定の時間経過したか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記判定手段により予め設定された前記所定の時間経過したと判定された場合、前記第1の制御手段は、前記非接触ICチップへの電力供給を停止するように制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記非接触ICチップの起動のロックの実行を制御する第2の制御手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、前記受付手段により前記特定操作が受け付けられたとき、前記非接触ICチップの起動のロックを解除するように制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の制御手段により前記非接触ICチップへの電源供給が開始され、非接触ICチップが利用可能になったときに、ユーザに報知する非接触ICチップ利用可能報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の制御手段により前記非接触ICチップへの電力供給が開始するように制御された後、前記非接触ICチップが無線通信を実行したか否かを検出する無線通信検出手段をさらに備え、
    前記無線通信検出手段により前記非接触ICチップが無線通信を実行したと検出されたとき、前記第1の制御手段は、前記非接触ICチップへの電力供給を停止することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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