JP2007304870A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】リーダライタによるバッテリの消耗を防ぐことができるようにする。
【解決手段】操作信号検出部91は、ユーザによる機能の動作の指示を検出し、カードリーダライタ電源制御部92は、操作が検出された場合、カードリーダライタ71に、バッテリ82から出力される電力が供給されるようにして駆動させる。NFCカード認証部93は、NFCカードと近接通信が可能となる場合、そのNFCカードを認証し、カムコーダ制御部94は、NFCカードが正当であると認証された場合、検出された操作に対応する機能の動作を制御することで、リーダライタによるバッテリの消耗を防ぐことができる。本発明は、カムコーダに適用できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、リーダライタによるバッテリの消耗を防ぐことができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、IC(Integrated Circuit)チップを内蔵したICカードおよびICカードと近接通信を行うリーダライタからなるシステムが普及している。また、近接通信を行うための通信規格としては、例えば、NFC(Near Field Communication)がある。このNFCによる近接通信を利用したシステムとしては、図1に示すように、ユーザ認証、データ保管、データ交換を目的とする利用方法が拡大しており、カムコーダ1などのモバイル機器でのNFCカード2の利用も考えられるようになってきた。
NFCによる近接通信においては、図2に示すように、カードリーダライタ11は、電磁波を出力して磁界を形成し、NFCにより近接通信を行うNFCカード2がカードリーダライタ11に近づけられると、NFCカード2は、電磁誘導によって電力の供給を受ける。そして、NFCカード2は、駆動に必要な電力が供給されると、カードリーダライタ11と通信可能となる。これにより、NFCカード2とカードリーダライタ11との通信路が開通し、カードリーダライタ11は、ホストコントローラ12の制御に基づいて、NFCカード2に記憶されている各種の情報を読み出したり、書き込んだりすることが可能となる。
また、本出願人は、RFID(Radio Frequency Identification)部が非接触型ICカード回路と、リーダライタ回路を備えている携帯型情報処理端末装置を先に提案している(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−217946号公報
しかしながら、バッテリにより駆動される機器に内蔵されたリーダライタは、待ち受け状態でいるだけでバッテリを消耗してしまい、本来、その機器が有している機能を使用できなくなることがあるという問題があった。
具体的には、上述した、NFCカード2は、メモリカードと比べると記憶容量は小さいものの、記憶させるデータの安全性において優位性があり、特に、秘密情報を取り扱う種々のアプリケーションプログラムでの運用モデルでの実績がある。しかし、現実には、カムコーダ1などのモバイル機器にカードリーダライタ11を搭載しようとする場合、バッテリ駆動時におけるカードリーダライタ11の消費電流が問題となる。そして、その問題の主原因は、カードリーダライタ11の待ち受け電流にある。
ここで、カードリーダライタ11が駆動するためには、そのカードリーダライタ11に対して電源の供給が必要となるが、カードリーダライタ11に対してNFCカード2が翳されていない期間の待ち受け電流は、一般的なカードリーダライタの場合、例えば、250mW(5V,50mA)乃至1.32W(12V,110mA)程度である。これに対し、バッテリ駆動の民生用のカムコーダの消費電力は、例えば、4.1Wである。したがって、カムコーダ1などのモバイル機器にカードリーダライタ11を組み込んだ場合、長時間待ち受け状態にいるだけでバッテリを消耗してしまい、そのカムコーダ1が本来有している、記録や再生動作などの主機能を使用できる時間が短くなってしまうという問題が発生してしまう。
例えば、特開2005−217946号公報で提案されている携帯型情報処理端末装置においては、非接触型ICカード回路とリーダライタ回路の両方が設けられているが、リーダライタ回路は、待ち受け状態でいるだけでバッテリを消費している。
また、図3では、携帯電話機21は、NFCによる近接通信を行うためのNFCチップ26と、通信用のアンテナ(図示せず)を内蔵している。その携帯電話機21と近接通信を行うカードリーダライタ31は、携帯電話機21の外部に設けられる機器であるので、カードリーダライタ31の動作によって携帯電話機21のバッテリが消耗することはない(すなわち、このとき、NFCチップ26は、電磁誘導により電力の供給を受ける)。しかし、この場合、携帯電話機21は、リーダライタ機能を有していないので、NFCカード2との直接通信を行うことができないため、使用できるアプリケーションプログラムが限定されてしまうという問題がある。
さらにまた、ノートパソコン41は、カードリーダライタ11と同様の機能を有するカードリーダライタ46を内蔵している。バッテリ駆動しているノートパソコン41では、カードリーダライタ46の待ち受け電流によるバッテリ消耗の問題が発生する。この問題の対応として、例えば、カードリーダライタ46への電源供給そのものを停止することはできないものの、ソフトウェアにより消費電力の設定を行うことで、ある程度の消費電力を抑える方法も提案されている。しかし、この提案では、消費電力をゼロにできるものではなく、さらにその副作用としてNFCカード2をカードリーダライタ46のより近くに翳す必要があるという新たな課題もでてくる。
以上のように、モバイル機器において、NFCカードのアプリケーションプログラムを拡大させるためには、カードリーダライタの待ち受け電流によるバッテリの消耗を防ぐことと同時に、その際のモバイル機器の使い勝手をよくすることを両立できる解決策が求められていると言える。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、リーダライタによるバッテリの消耗を防ぐとともに、その際の機器の操作性を向上させることができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置において、ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出手段と、前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御手段と、前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証手段と、前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御手段とを備え、前記第1の制御手段は、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する。
前記第2の制御手段には、前記ユーザの操作によって、自分の主電源をオンさせるための動作の指示がされた場合、前記バッテリからの電力が自分の各部に供給されるように前記バッテリの動作を制御させることができる。
前記第2の制御手段には、前記ユーザの操作によって、撮像された被写体の画像に対応した画像データを記録する動作を有効にさせるための動作の指示がされた場合、その記録する動作を行うことができるように自分の各部の動作を制御させることができる。
前記第2の制御手段には、前記ユーザの操作によって、暗号化または復号化の鍵を設定させるための動作の指示がされた場合、前記近接通信により、前記電子機器から前記鍵を取得させ、取得された前記鍵が記録または再生の動作を行う各部で設定されるように、自分の各部の動作を制御させることができる。
前記第2の制御手段には、前記ユーザの操作によって、前記電子機器により記憶されている、自分が有している各種の機能を示す情報を含んでいる機能情報を取得するための動作の指示がされた場合、近接通信により、前記電子機器から前記機能情報を取得させ、取得された前記機能情報に含まれる情報に対応する機能の動作を制御させることができる。
前記機能情報には、自分の主電源をオンさせる動作を指示するための文字列、撮像された被写体の画像に対応した画像データを記録する動作を有効にさせる動作を指示するための文字列、または暗号化若しくは復号化の鍵を設定させるための動作を指示するための文字列であるようにさせることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置の情報処理方法において、ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出ステップと、前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御ステップと、前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証ステップと、前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御ステップとを含み、前記第1の制御ステップは、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する。
本発明の一側面のプログラムは、バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出ステップと、前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御ステップと、前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証ステップと、前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御ステップとを含み、前記第1の制御ステップは、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する。
本発明の一側面の情報処理装置においては、ユーザの操作による機能の動作の指示が検出され、操作が検出された場合、バッテリから出力される電力がリーダライタに供給されるようにして、リーダライタが駆動するように制御され、バッテリで駆動するリーダライタによって、電子機器との近接通信が可能となる場合、電子機器が認証され、電子機器が正当であると認証された場合、検出された操作に対応する機能の動作が制御され、ユーザによる操作が終了した場合、電力のリーダライタへの供給を停止して、リーダライタの駆動が停止するように制御される。
以上のように、本発明の一側面によれば、リーダライタによるバッテリの消耗を防ぐことができる。特に、本発明の一側面によれば、リーダライタ機能を有するカムコーダのバッテリの消耗を防ぐとともに、そのカムコーダの操作性を向上させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置は、バッテリ(例えば、図6のバッテリ82)により駆動される情報処理装置(例えば、図6のカムコーダ61)であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器(例えば、図5のNFCカード62)と近接通信を行うリーダライタ(例えば、図6のカードリーダライタ71)を備える情報処理装置において、ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出手段(例えば、図6の操作信号検出部91)と、前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御手段(例えば、図6のカードリーダライタ電源制御部92)と、前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証手段(例えば、図6のNFCカード認証部93)と、前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御手段(例えば、図6のカムコーダ制御部)とを備え、前記第1の制御手段は、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する。
前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、自分の主電源をオンさせるための動作の指示がされた場合、前記バッテリからの電力が自分の各部に供給されるように前記バッテリの動作を制御する(例えば、図6の主電源制御部94aによる、図9のステップS16の処理)ことができる。
前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、撮像された被写体の画像に対応した画像データを記録する動作を有効にさせるための動作の指示がされた場合、その記録する動作を行うことができるように自分の各部の動作を制御する(例えば、図6の記録動作制御部94bによる、図10のステップS36の処理)ことができる。
前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、暗号化または復号化の鍵を設定させるための動作の指示がされた場合、前記近接通信により、前記電子機器から前記鍵を取得させ、取得された前記鍵が記録または再生の動作を行う各部で設定されるように、自分の各部の動作を制御する(例えば、図6の暗号鍵取得制御部94cによる、図11のステップS56の処理)ことができる。
前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、前記電子機器により記憶されている、自分が有している各種の機能を示す情報を含んでいる機能情報を取得するための動作の指示がされた場合、近接通信により、前記電子機器から前記機能情報を取得させ(例えば、図15のファイル取得制御部131aによる、図16のステップS76の処理)、取得された前記機能情報に含まれる情報に対応する機能の動作を制御する(例えば、図15のカムコーダ動作制御部131bによる、図16のステップS77の処理)ことができる。
前記機能情報は、自分の主電源をオンさせる動作を指示するための文字列(例えば、図14の“power”である文字列)、撮像された被写体の画像に対応した画像データを記録する動作を有効にさせる動作を指示するための文字列(例えば、図14の“rec_enable”である文字列)、または暗号化若しくは復号化の鍵を設定させるための動作を指示するための文字列(例えば、図14の“key”である文字列)であるようにすることができる。
本発明の一側面の情報処理方法またはプログラムは、バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置の情報処理方法、またはバッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出ステップ(例えば、図9のステップS11の処理)と、前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御ステップ(例えば、図9のステップS12の処理)と、前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証ステップ(例えば、図9のステップS14の処理)と、前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御ステップ(例えば、図9のステップS16の処理)とを含み、前記第1の制御ステップは、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する(例えば、図9のステップS18の処理)。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図5は、本発明を適用したカムコーダ61と、NFCカード62からなるシステム(以下、NFCカードシステム51と称する)の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
NFCカードシステム51においては、リーダライタ機能を有しているカムコーダ61と、NFCカード62とは、例えば、13.56MHzなどの所定の周波数の電波を利用して無線により通信を行う。なお、このとき、カムコーダ61とNFCカード62による近接通信を行うための通信規格としては、例えば、NFCが利用される。
カムコーダ61は、カメラ一体型のビデオレコーダであって、バッテリにより駆動されるとともに、NFCカード62と近接通信を行うためのリーダライタ機能を有している情報処理装置の一例である。カムコーダ61は、リーダライタ機能を有し、無線により通信を行うNFCチップなどの無線ICタグを内蔵したNFCカード62との間で、所定の周波数の搬送波を使用した、電磁誘導による近接通信を行う。
カムコーダ61には、NFCカード62と近接通信するための、図6を参照して後述するカードリーダライタ71が内蔵されており、そのアンテナであるカードリーダライタアンテナ部71Aは、例えば、液晶パネルなどの表示ディスプレイからなる表示部の部位に設けられる。これにより、カムコーダ61は、例えば、ユーザにより、NFCカード62が翳された場合、そのNFCカード62と近接通信を行うことになる。
また、カムコーダ61には、カムコーダ61の電源を投入するための電源スイッチS1、カムコーダ61における記録動作のイネーブル(enable(有効))とディスエーブル(disable(無効))とを切り替えるための記録イネーブルスイッチS2、およびカムコーダ61の記録動作時の暗号化や再生動作時の復号化の鍵を設定するための暗号化鍵設定スイッチS3が設けられている。
NFCカード62は、例えば、NFCチップやアンテナなどを内蔵し、リーダライタ機能を有しているカムコーダ61との間で、近接通信を行う。すなわち、ユーザがNFCカード62をカムコーダ61に翳すことにより、NFCカード62では、カードリーダライタアンテナ部71Aから放射される電磁波が電源供給の役割を果たして、NFCカード62の内部回路が起動され、カムコーダ61とNFCカード62との通信路が開通するので、カムコーダ61は、NFCカード62内の情報の読み出しや書き込みを行うことが可能となる。
図6は、カムコーダ61の詳細な構成の例を示すブロック図である。
カムコーダ61は、電源スイッチS1、記録イネーブルスイッチS2、暗号化鍵設定スイッチS3、カードリーダライタ71、カムコーダ機能ブロック81、バッテリ82、およびカードリーダライタ電源継電部83を含むようにして構成される。また、カードリーダライタ71は、カードリーダライタアンテナ部71Aと、カードリーダライタコントローラ部71Bからなり、カードリーダライタ電源継電部83は、カードリーダライタ電源スイッチS4からなる。
電源スイッチS1は、ユーザにより押し下げられた場合、自分が押し下げられていることを示す信号(以下、操作信号と称する)をカムコーダ機能ブロック81に供給する。同様に、記録イネーブルスイッチS2は、ユーザにより押し下げられた場合、操作信号をカムコーダ機能ブロック81に供給し、暗号化鍵設定スイッチS3は、ユーザにより押し下げられた場合、操作信号をカムコーダ機能ブロック81に供給する。
カムコーダ機能ブロック81は、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3からの操作信号に基づいて、カードリーダライタ71、バッテリ82、またはカードリーダライタ電源継電部83を制御することにより、カードリーダライタ71への電源の供給を制御する。また、カムコーダ機能ブロック81は、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3からの操作信号に応じた、カムコーダ61の各種の動作を制御する。
カムコーダ機能ブロック81は、操作信号検出部91、カードリーダライタ電源制御部92、NFCカード認証部93、およびカムコーダ制御部94を含むようにして構成される。
操作信号検出部91は、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3から供給される操作信号に基づいて、ユーザによるカムコーダ61の操作を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3が押し下げられたか、または押し下げられていた電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたかを検出し、その検出の結果をカードリーダライタ電源制御部92またはNFCカード認証部93に供給する。
カードリーダライタ電源制御部92は、操作信号検出部91から供給される各種のスイッチの検出の結果に基づいて、カードリーダライタ電源スイッチS4のスイッチング動作を制御するための制御信号Scをカードリーダライタ電源継電部83に供給する。これにより、カードリーダライタ電源継電部83では、カードリーダライタ電源スイッチS4は、スイッチング動作をして、カードリーダライタ71への電源の供給を制御することになる。
NFCカード認証部93は、カードリーダライタ71と近接通信を行っているNFCカード62が正当なNFCカードであるかを認証する。NFCカード認証部93は、NFCカード62が正当なNFCカードである場合、操作信号検出部91からの、操作信号の検出結果をカムコーダ制御部94に供給する。具体的には、NFCカード認証部93は、NFCカード62にあらかじめ記憶されている認証情報と、カムコーダ61にあらかじめ記憶されているNFCカード62の認証情報とを比較することにより、認証の認証の処理を行う。
ここで、認証の処理では、例えば、カムコーダ機能ブロック81の内部に備えるメモリ(図示せず)には、NFCカード62の製造IDなどの認証情報があらかじめ登録されており、それらの認証情報に対応する製造IDなどの認証情報がNFCカード62から送信されてくるので、NFCカード認証部93は、それらの製造IDなどの認証情報を比較して、認証の対象となっているNFCカード62、すなわち、ユーザは登録されているかを認証する。
なお、NFCカード62を認証するための認証情報は、製造IDの他に、例えば、NFCカード62に設けられているNFCチップのIDなどの、NFCカード62が正当であることを認証することができる情報であればよい。また、この認証の処理をカードリータライタコントローラ部71Bが行うことにより、NFCカード認証部93は、シリアル通信路84を介して、カードリータライタコントローラ部71Bから認証の結果を取得するようにしてもよい。
カムコーダ制御部94は、NFCカード認証部93から供給される操作信号の検出結果に応じて、カムコーダ61の各種の動作を制御する。カムコーダ制御部94は、主電源制御部94a、記録動作制御部94b、および暗号鍵取得制御部94cを含むように構成される。
主電源制御部94aは、カムコーダ61の主電源をオンする。具体的には、主電源制御部94aは、NFCカード認証部93からの電源スイッチS1が押し下げられたことを示す操作信号に基づいて、バッテリ82からカムコーダ61の各部(例えば、カムコーダ機能ブロック81の記録や再生の動作を行うブロック(図示せず)など)への電源の供給を開始させる制御を行う。これにより、カムコーダ61は、ユーザによる操作に基づいて、記録や再生動作などを行うことが可能となる。
なお、説明を簡易にするために、図6の例では、バッテリ82からの電源がカムコーダ機能ブロック81に供給されるように表現しているが、より正確には、例えば、カムコーダ61の主電源がオフされている状態でも、バッテリ82は、待機電力をカムコーダ機能ブロック81に供給している。すなわち、カムコーダ機能ブロック81は、カムコーダ61の主電源がオフしていても、バッテリ82からの待機電力により動作することが可能となる。
記録動作制御部94bは、カムコーダ61の記録動作のイネーブルとディスエーブルとを交互に切り替える。具体的には、記録動作制御部94bは、NFCカード認証部93からの記録イネーブルスイッチS2が押し下げられたことを示す操作信号に基づいて、カムコーダ61の記録動作のイネーブルとディスエーブルとを切り替える制御を行う。すなわち、このとき、記録動作制御部94bは、カムコーダ61の各部を制御して、カムコーダ61が記録動作を行うことができるようにする。これにより、カムコーダ61は、ユーザによる操作に基づいて、各種の記録動作を行うことが可能となる。
暗号鍵取得制御部94cは、NFCカード62から暗号化または復号化の鍵を取得する。具体的には、暗号鍵取得制御部94cは、シリアル通信路84を介してカードリーダライタ71を制御して、近接通信によりNFCカード62から鍵を受信させることで、暗号化または復号化の鍵を取得する。暗号鍵取得制御部94cは、取得した鍵を、例えば、カムコーダ61の記録や再生動作を行う各部に供給する。これにより、カムコーダ61では、この暗号化または復号化の鍵によって、例えば、NFCカード62の持ち主の操作により記録された記録媒体は、そのNFCカード62の持ち主だけが再生させることができる。
カードリーダライタ71と、カムコーダ機能ブロック81とは、シリアル通信路84を介して接続される。カードリータライタ71は、シリアル通信路84を介してカムコーダ機能ブロック81の制御に基づいて、NFCカード62と近接通信を行う。また、カードリータライタ71は、バッテリ82から供給される電源により駆動する。
カードリーダライタ71においては、カードリーダライタアンテナ部71Aは、NFCカード62から送信される変調波を電波として受信し、受信した変調波をカードリーダライタコントローラ部71Bに供給する。そして、カードリーダライタコントローラ部71Bは、カードリーダライタアンテナ部71Aからの変調波を復調し、その復調されたデータの符号化方式に対応する方式により復号化し、その復号化したデータをシリアル通信路84を介して、カムコーダ機能ブロック81に供給する。
また、カードリーダライタコントローラ部71Bは、例えば、シリアル通信路84を介してカムコーダ機能ブロック81から供給されるデータを所定の方式により符号化し、さらに、その符号化されたデータを所定の方式により変調してカードリーダライタアンテナ部71Aに供給する。そして、カードリーダライタアンテナ部71Aは、カードリーダライタコントローラ部71Bから供給される変調波を伝送するための電波を放射する。これにより、NFCカード62は、近接通信により、カードリータライタ71から送信されるデータを受信することになる。
バッテリ82は、例えば、リチウムイオンや鉛などのバッテリ(蓄電池)である蓄電素子から構成される。バッテリ82は、カムコーダ61の各部の他に、カードリーダライタ71とカムコーダ機能ブロック81に電源を供給する。なお、バッテリ82は、例えば、ニッカド電池やニッケル水素電池などの2次電池の他の種類を用いることはもちろん、例えば、マンガン乾電池やアルカリ乾電池などの1次電池などを用いることも可能である。
カードリーダライタ電源継電部83は、カードリーダライタ電源制御部92から供給される制御信号Scに基づいて、バッテリ82からの電源をカードリーダライタ71に供給したり、その電源の供給を停止したりして、カードリーダライタ71への電源の供給を切り替える動作を行う。
具体的には、カードリーダライタ電源継電部83においては、カードリーダライタ電源スイッチS4は、カードリーダライタ電源制御部92から供給される制御信号Scに基づいて、スイッチング動作を行って、カードリーダライタ71への電源の供給を切り替える。
換言すれば、カードリーダライタ電源制御部92は、制御信号Scをカードリーダライタ電源スイッチS4に出力して、カードリーダライタ71に電源を供給する場合、カードリーダライタ電源スイッチS4をオンにし、カードリーダライタ71への電源の供給を停止する場合、カードリーダライタ電源スイッチS4をオフにするように制御しているとも言える。すなわち、カードリーダライタ電源制御部92は、制御信号Scをカードリーダライタ電源継電部83に供給することにより、カードリーダライタ71に供給する電源を制御する。
なお、説明を簡易にするために図示はしていないが、もちろん、カムコーダ61は、例えば、記録や再生などの動作を行うことができるので、例えば、撮像部や画像処理部などのそれらの動作を実現するために必要となる各種のブロックも有している。
図7は、カードリーダライタ71の詳細な構成の例を説明するブロック図である。
カードリーダライタ71は、上述したように、カードリーダライタアンテナ部71Aおよびカードリーダライタコントローラ部71Bから構成され、カードリーダライタコントローラ部71Bは、制御部71a、通信部71b、SPU(Signal Processing Unit)71c、変調部71d、発振回路71e、および復調部71fを含むようにして構成される。また、図6と対応する部分については、同一の符号を付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
制御部71aは、カードリーダライタコントローラ部71Bの各部の動作を制御する。
通信部71bは、シリアル通信路84と接続するための所定のインターフェースとして構成され、制御部71aの制御に基づいて、シリアル通信路84を介してカムコーダ機能ブロック81とデータの授受を行う。
SPU71cは、制御部71aから供給される通信部71bに入力されたデータを、所定の方式により符号化し、符号化されたデータを変調部71dに供給する。変調部71dは、発振回路71eから供給された所定の周波数のクロック信号に基づいて、搬送波を生成する。変調部71dは、例えば、13.56MHzの周波数のクロック信号を搬送波として、SPU71cから供給される符号化されたデータを所定の方式により変調することにより、変調されたデータを生成し、そのデータ(変調波)をカードリーダライタアンテナ部71Aに供給する。
そして、カードリーダライタアンテナ部71Aは、変調部71dから供給される変調波を伝送するための電波を輻射(放射)する。これにより、NFCカード62は、近接通信により、カードリーダライタ71からのデータを受信することになる。
また、カードリーダライタアンテナ部71Aは、近接通信により、NFCカード62から送信される変調波を電波として受信し、受信した変調波を復調部71fに供給する。
復調部71fは、カードリーダライタアンテナ部71Aから供給される変調波を、図8を参照して後述するNFCカード62の変調部62Iの変調方式に対応する復調方式により復調し、復調されたデータをSPU71cに供給する。SPU71cは、復調部71fから供給される復調されたデータを、データの符号化方式に対応する方式により復号化し、その復号化されたデータを制御部71aに供給する。
制御部71aは、SPU71cから供給される復号化されたデータを通信部71bに供給し、通信部71bは、そのデータを、シリアル通信路84を介して、カムコーダ機能ブロック81に出力する。
図8は、NFCカード62の詳細な構成の例を説明するブロック図である。
NFCカード62は、制御部62A、アンテナ62B、復調部62C、SPU62D、ROM(Read Only Memory)62E、RAM(Random Access Memory)62F、記憶部62G、発振回路62H、変調部62I、および電力発生部62Jを含むようにして構成される。
制御部62Aは、NFCカード62の各部の動作を制御する。
アンテナ62Bは、カムコーダ61のカードリーダライタ71から送信される変調波を電波として受信し、受信した変調波を復調部62Cに供給する。復調部62Cは、アンテナ62Bから供給された変調波を、図7の変調部71dの変調方式に対応する復調方式により復調し、復調されたデータをSPU62Dに供給する。
SPU62Dは、復調部62Cから供給される復調されたデータを所定の方式により復号化し、その復号化されたデータを制御部62Aに供給する。制御部62Aは、SPU62Dから供給される復号化されたデータに応じて、各種の処理を実行する。
また、制御部62Aは、必要に応じて、ROM62Eに記録されているプログラムを読み込み、読み込んだプログラムを実行する。制御部62Aは、必要に応じて、データをRAM62Fに供給する。また、制御部62Aは、必要に応じて、RAM62Fが一時的に記憶しているデータを取得する。
ROM62Eは、制御部62Aが各種の処理を行うためのプログラム、その他のデータなどを記録している。ROM62Eは、記録しているプログラム、その他のデータなどを制御部62Aに供給する。RAM62Fは、制御部62Aが各種の処理を行うとき、その処理の途中のデータなどを一時的に記憶する。RAM62Fは、記憶しているデータを制御部62Aに供給する。
記憶部62Gは、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory(磁気抵抗メモリ))、またはFeRAM(強誘電体メモリ)などの不揮発性メモリなどにより構成され、カードリーダライタ71に送信される、データなどの各種データを記憶している。
さらに、制御部62Aは、記憶部62Gに記憶されているデータを取得し、取得したデータをSPU62Dに供給する。SPU62Dは、制御部62Aから供給されたデータを所定の符号化方式により符号化し、符号化されたデータを変調部62Iに供給する。
発振回路62Hは、アンテナ62Bが受信するデータの周波数と同じ周波数のクロック信号を生成し、生成したクロック信号を変調部62Iに供給する。変調部62Iは、発振回路62Hから供給される所定の周波数のクロック信号に基づいて、搬送波を生成する。変調部62Iは、生成した搬送波に基づいて、SPU62Dから供給される符号化されたデータを、所定の方式によって変調することにより、変調されたデータを生成し、その生成したデータ(変調波)をアンテナ62Bに供給する。
そして、アンテナ62Bは、変調部62Iから供給される変調波を伝送するための電波を放射することで、近接通信により、その変調波をカードリーダライタ71に送信する。
なお、アンテナ62Bにおいては、カードリーダライタ71から放射される所定の周波数の電波により、共振が生じることで起電力が発生する。そして、電力発生部62Jは、アンテナ62Bに生じた交流の起電力に基づいて、直流電力を発生させ、発生させた直流電力をNFCカード62の各部に供給する。これにより、NFCカード62は、その直流電力を利用して、各種の動作を行うことになる。
次に、図9乃至図11のフローチャートを参照して、ユーザにより、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3が操作された場合における、図5のカムコーダ61の動作について説明する。
まず、図9のフローチャートを参照して、図5のカムコーダ61による、電源スイッチS1押し下げ時の処理について説明する。
カムコーダ機能ブロック81は、例えば、ユーザがカムコーダ61に対して所定の操作をしたとき、図9のフローチャートに示されている処理を各部に実行させる。
ステップS11において、操作信号検出部91は、電源スイッチS1からの、ユーザにより電源スイッチS1が押し下げられたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより電源スイッチS1が押し下げられたかを判定する。
ステップS11において、電源スイッチS1からの操作信号が検出されずに、ユーザにより電源スイッチS1が押し下げられていないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザが電源スイッチS1を押し下げることにより、操作信号検出部91は、電源スイッチS1からの操作信号を検出し、ステップS11において、電源スイッチS1が押し下げられたと判定されるまで、ステップS11の処理が繰り返される。
一方、ステップS11において、電源スイッチS1が押し下げられたと判定された場合、ステップS12において、カードリーダライタ電源制御部92は、カードリーダライタ71の電源をオンする。具体的には、カードリーダライタ電源制御部92は、操作信号検出部91からの操作信号に応じて、制御信号Scをカードリーダライタ電源継電部83に出力する。そして、カードリーダライタ電源継電部83では、制御信号Scに応じて、カードリーダライタ電源スイッチS4がオンされることで、バッテリ82からの電力がカードリーダライタ71に供給される。これより、バッテリ82から電力が供給されたカードリーダライタ71は、駆動を開始することになる。
ステップS13において、カムコーダ機能ブロック81は、シリアル通信路84を介してカードリーダライタ71を制御する、すなわち、カードリーダライタコントローラ部71Bを制御して、カードリーダライタアンテナ部71Aの状態を監視することにより、NFCカード62との近接通信が可能であるかを判定する。
ステップS13において、NFCカード62との近接通信が可能であると判定された場合、ステップS14において、NFCカード認証部93は、近接通信を行うNFCカード62を認証する。具体的には、NFCカード認証部93は、NFCカード62にあらかじめ記憶されている製造IDなどの認証情報を取得し、その認証情報と、カムコーダ61にあらかじめ記憶されているNFCカード62の製造IDなどの認証情報とを比較して認証を行う。
ステップS15において、NFCカード認証部93は、認証の結果に基づいて、認証されたNFCカード62が正当なNFCカードであるかを判定する。
ステップS15において、正当なNFCカードであると判定された場合、ステップS16において、主電源制御部94aは、カムコーダ61の主電源をオンする。具体的には、主電源制御部94aは、例えば、バッテリ82からの電力がカムコーダ61の各部に供給されるように、カムコーダ61の各部を制御する。
ステップS17において、操作信号検出部91は、電源スイッチS1からの、ユーザにより電源スイッチS1が解除されたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより電源スイッチS1が解除されたかを判定する。
ステップS17において、電源スイッチS1からの、ユーザにより電源スイッチS1が解除されたことを示す操作信号が検出されずに、ユーザにより電源スイッチS1が解除されていないと判定された場合、ステップS17に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザが電源スイッチS1を解除することにより、操作信号検出部91は、電源スイッチS1からの操作信号を検出し、ステップS17において、電源スイッチS1が解除されたと判定されるまで、ステップS17の処理が繰り返される。
一方、ステップS17において、電源スイッチS1が解除されたと判定された場合、ステップS18において、カードリーダライタ電源制御部92は、カードリーダライタ71の電源をオフして、図5のカムコーダ61による、電源スイッチS1押し下げ時の処理は終了する。具体的には、カードリーダライタ電源制御部92は、操作信号検出部91からの操作信号に応じて、制御信号Scをカードリーダライタ電源継電部83に出力する。そして、カードリーダライタ電源継電部83では、制御信号Scに応じて、カードリーダライタ電源スイッチS4がオフされることで、バッテリ82からカードリーダライタ71に供給されていた電力が停止される。これにより、バッテリ82からの電力が停止されたカードリーダライタ71は、その駆動を停止することになる。
これにより、カードリーダライタ71を使用するときだけ、カードリーダライタ71に電力が供給されるので、カードリーダライタ71によるバッテリ82の消耗を防ぐことができる。
また、ステップS13において、NFCカード62と近接通信を行うことができないと判定された場合、ステップS14乃至ステップS17の処理をスキップして、ステップS18において、カードリーダライタ電源制御部92は、カードリーダライタ71の電源をオフする。すなわち、カムコーダ61は、例えば、NFCカード62との位置関係などにより、近接通信を行うことができないので、カードリーダライタ71の電源をオフして、カードリーダライタ71に電源が供給されないようにする。
同様に、ステップS15において、正当なNFCカードではないと判定された場合、ステップS16およびステップS17の処理をスキップして、ステップS18において、カードリーダライタ電源制御部92は、カードリーダライタ71の電源をオフする。すなわち、不正なNFCカードが使用された場合、そのNFCカードではカムコーダ61を利用できないようにするので、カムコーダ61は、ステップS16において、主電源をオンする処理をスキップして、自分を使用できないようにするとともに(すなわち、カムコーダ61の主電源はオフのままである)、ステップS18において、電力が供給されて駆動しているカードリーダライタ71への電力の供給を停止し、カードリーダライタ71の電源をオフする。
以上のように、カムコーダ61は、ユーザの操作によって、電源スイッチS1が押し下げられたとき、カードリーダライタ71の電源をオンし、電源スイッチS1が解除されたとき、その電源をオフする。そして、カムコーダ61は、カードリーダライタ71が駆動している間に、正当なNFCカード62が翳されたとき、自分の主電源をオンして、ユーザに対して、各種の機能を使用できるようにする。
換言すれば、ユーザは、カムコーダ61の電源スイッチS1を押し下げたまま、NFCカード62をカードリーダライタアンテナ部71Aに翳すことで、はじめてカムコーダの主電源を投入することができる。これにより、特定のNFCカード62を持ったユーザだけがカムコーダ61を使用することができるようになる。
次に、図10のフローチャートを参照して、図5のカムコーダ61による、記録イネーブルスイッチS2押し下げ時の処理について説明する。
ステップS31において、操作信号検出部91は、記録イネーブルスイッチS2からの、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が押し下げられたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が押し下げられたかを判定する。
ステップS31において、記録イネーブルスイッチS2からの操作信号が検出されずに、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が押し下げられていないと判定された場合、ステップS31に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザが記録イネーブルスイッチS2を押し下げることにより、操作信号検出部91は、記録イネーブルスイッチS2からの操作信号を検出し、ステップS31において、記録イネーブルスイッチS2が押し下げられたと判定されるまで、ステップS31の処理が繰り返される。
ステップS32乃至ステップS35において、図9のステップS12乃至ステップS15における場合と同様に、カードリーダライタ電源制御部92によるカードリーダライタ71の電源をオンにする処理と、NFCカード認証部93によるNFCカード62の認証の処理が行われる。
ステップS36において、記録動作制御部94bは、カムコーダ61の記録動作のイネーブルとディスエーブルとを切り替える。具体的には、記録動作制御部94bは、例えば、カムコーダ61が記録の動作を行うことができるように、カムコーダ61の記録の動作を行う各部を制御する。
ステップS37において、操作信号検出部91は、記録イネーブルスイッチS2からの、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が解除されたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が解除されたかを判定する。
ステップS37において、記録イネーブルスイッチS2からの、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が解除されたことを示す操作信号が検出されずに、ユーザにより記録イネーブルスイッチS2が解除されていないと判定された場合、ステップS37に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザが記録イネーブルスイッチS2を解除することにより、操作信号検出部91は、記録イネーブルスイッチS2からの操作信号を検出し、ステップS37において、記録イネーブルスイッチS2が解除されたと判定されるまで、ステップS37の処理が繰り返される。
一方、ステップS37において、記録イネーブルスイッチS2が解除されたと判定された場合、処理は、ステップS38に進む。ステップS38において、図9のステップS18における場合と同様に、カードリーダライタ電源制御部92によるカードリーダライタ71の電源をオフにする処理が行われる。
これにより、カードリーダライタ71を使用するときだけ、カードリーダライタ71に電力が供給されるので、カードリーダライタ71によるバッテリ82の消耗を防ぐことができる。
以上のように、カムコーダ61は、ユーザの操作によって、記録イネーブルスイッチS2が押し下げられたとき、カードリーダライタ71の電源をオンし、記録イネーブルスイッチS2が解除されたとき、電源をオフする。そして、カムコーダ61は、カードリーダライタ71が駆動している間に、ユーザにより正当なNFCカード62が翳されたとき、記録の動作を行う各部を制御して、ユーザが記録の操作を行うことができるようにする。
換言すれば、ユーザは、カムコーダ61の記録イネーブルスイッチS2を押し下げたまま、NFCカード62をカードリーダライタアンテナ部71Aに翳すことで、カムコーダ61の記録動作のイネーブルとディスエーブルとを切り替えることができる。これにより、ユーザは、例えば、カムコーダ61の記録動作をイネーブルからディスエーブルに切り替えることにより、記録済みの記録媒体に誤って上書きをしてしまうことを防ぐことができる。
次に、図11のフローチャートを参照して、図5のカムコーダ61による、暗号化鍵設定スイッチS3押し下げ時の処理について説明する。
ステップS51において、操作信号検出部91は、暗号化鍵設定スイッチS3からの、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が押し下げられたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が押し下げられたかを判定する。
ステップS51において、暗号化鍵設定スイッチS3からの操作信号が検出されずに、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が押し下げられていないと判定された場合、ステップS51に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザが暗号化鍵設定スイッチS3を押し下げることにより、操作信号検出部91は、暗号化鍵設定スイッチS3からの操作信号を検出し、ステップS51において、暗号化鍵設定スイッチS3が押し下げられたと判定されるまで、ステップS51の処理が繰り返される。
ステップS52乃至ステップS55において、図9のステップS12乃至ステップS15における場合と同様に、カードリーダライタ電源制御部92によるカードリーダライタ71の電源をオンにする処理と、NFCカード認証部93によるNFCカード62の認証の処理が行われる。
ステップS56において、暗号鍵取得制御部94cは、NFCカード62から暗号化または復号化の鍵を取得する。具体的には、暗号鍵取得制御部94cは、例えば、シリアル通信路84を介してカードリーダライタ71を制御して、カードリーダライタ71とNFCカード62とが近接通信を行うことにより、NFCカード62から鍵を取得する。暗号鍵取得制御部94cは、取得した鍵を、例えば、カムコーダ61の記録や再生の動作を行う各部に供給する。
ステップS57において、操作信号検出部91は、暗号化鍵設定スイッチS3からの、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたかを判定する。
ステップS57において、暗号化鍵設定スイッチS3からの、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたことを示す操作信号が検出されずに、ユーザにより暗号化鍵設定スイッチS3が解除されていないと判定された場合、ステップS57に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザが暗号化鍵設定スイッチS3を解除することにより、操作信号検出部91は、暗号化鍵設定スイッチS3からの操作信号を検出し、ステップS57において、暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたと判定されるまで、ステップS57の処理が繰り返される。
一方、ステップS57において、暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたと判定された場合、処理は、ステップS58に進む。ステップS58において、図9のステップS18における場合と同様に、カードリーダライタ電源制御部92によるカードリーダライタ71の電源をオフにする処理が行われる。
これにより、カードリーダライタ71を使用するときだけ、カードリーダライタ71に電力が供給されるので、カードリーダライタ71によるバッテリ82の消耗を防ぐことができる。
以上のように、カムコーダ61は、ユーザの操作によって、暗号化鍵設定スイッチS3が押し下げられたとき、カードリーダライタ71の電源をオンし、暗号化鍵設定スイッチS3が解除されたとき、電源をオフする。そして、カムコーダ61は、カードリーダライタ71が駆動している間に、正当なNFCカード62が翳されたとき、カードリーダライタ71を制御して、NFCカード62に記憶されている暗号化または復号化の鍵を取得する。
換言すれば、ユーザがカムコーダ61の暗号化鍵設定スイッチS3を押し下げたまま、NFCカード62をカードリーダライタアンテナ部71Aに翳すことで、カムコーダ61では、NFCカード62内に書き込まれている鍵の値が読み込まれ、その読み込まれた鍵は、記録動作時の暗号化や、再生動作時の復号化の鍵として用いられる。これにより、NFCカード62の持ち主により記録された記録媒体は、そのNFCカード62の持ち主だけが再生させることができるようになる。
すなわち、以上の方法により、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3の押下状態と、カードリーダライタ71の電源状態とを連動させることにより、カードリーダライタ71への電源供給時間を短縮できるので、バッテリ82の消耗を抑えることができる。
ところで、上述した例においては、3つのスイッチに、NFCカード62との連携が必要な機能をそれぞれ割り当てておくことで、ユーザによるスイッチ操作により機能の選択を行えると同時に、カードリーダライタ71の電源供給を開始する例について説明したが、スイッチの数は、1つ、2つ、または4つ以上などであってもよく、各スイッチに対して各種の機能を割り当て、その割り当てた機能と、カードリーダライタ71の電源状態とを連動させればよい。また、カムコーダ61は、NFCカード62により指定される各種の機能にしたがって、その機能に対応した動作するようにしてもよい。
したがって、以下、図12乃至16を参照して、スイッチが1つ設けられたカムコーダ111と、そのカムコーダ111と近接通信を行うNFCカード112とからなるNFCカードシステム101について説明する。なお、このNFCカード112は、カムコーダ111の各種の機能を示す情報を記憶している。
図12は、本発明を適用したカムコーダ111と、NFCカード112からなるNFCカードシステム101の実施の形態を示すブロック図である。なお、図5と対応する部分については、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
すなわち、NFCカードシステム101では、図5のNFCカードシステム51と比較して、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3が設けられたカムコーダ61の代わりに、カードスイッチS5が設けられたカムコーダ111、NFCカード62の代わりに、カムコーダ111に対して各種の機能に対応した動作を行わせるためのファイル(以下、カムコーダ機能ファイルと称する)を記憶しているNFCカード112が設けられている。
NFCカードシステム101においては、リーダライタ機能を有しているカムコーダ111と、NFCカード112とは、例えば、13.56MHzなどの所定の周波数の電波を使用した、電磁誘導による近接通信を行う。
カムコーダ111には、カムコーダ61と同様に、カードリーダライタ71が内蔵されており、そのアンテナであるカードリーダライタアンテナ部71Aも同様に表示部の部位に設けられる。また、カムコーダ111には、NFCカード112に記憶されているカムコーダ機能ファイルの内容に基づいた動作を実行させるためのカードスイッチS5が設けられている。
カムコーダ111は、近接通信により、NFCカード112から受信したカムコーダ機能ファイルに基づいて、各種の機能に対応した動作を行う。なお、カムコーダ111の詳細な構成は、図15を参照して後述する。
NFCカード112は、例えば、NFCチップなどを内蔵し、リーダライタ機能を有しているカムコーダ61との間で、近接通信を行う。また、NFCカード112は、カムコーダ機能ファイルを記憶しており、近接通信により、そのカムコーダ機能ファイルをカムコーダ111に送信する。なお、NFCカード112は、図5のNFCカード62と同様の機能を有するので、その詳細な構成は、図8を参照して説明した、NFCカード62の詳細な構成の例と同様となるため、その説明は繰り返しになるので省略する。すなわち、カムコーダ機能ファイルは、記憶部62Gに記憶されている。
ここで、図13および図14を参照して、カムコーダ機能ファイルの詳細について説明する。
まず、図13を参照して、NFCカード112の記憶部62Gに記憶されているカムコーダ機能ファイルのファイル構造について説明する。
カムコーダ機能ファイルにおいては、図13の例に示すように、MF(Master File)13は、マスターファイルであって、カムコーダ機能ファイルのルートとなるファイルである。また、DF(Dedicated File)14は、MF13に従属しているサブディレクトリであり、EF(Elementary File)15は、DF14に従属しているファイルである。すなわち、EFおよびDFは、MFまたはDFに従属することができる。
また、MF,DF,EFのそれぞれには、例えば、16進数4桁の名前が付されており、例えば、MF13には“1000”、DF14には“2000”、EF15とEF16には“0001”である名前が付されている。図13の例では、これらの名前を用いることにより、例えば、MF13を起点としたツリー構造としてみると、例えば、EF15は“1000/2000/0001”、EF16は“1000/0001”といった具合に、これらの名前によって、ツリー構造を構成する特定のカムコーダ機能ファイルを指定することができる。
すなわち、NFCカード112は、近接通信により、例えば、EF16であるカムコーダ機能ファイル、すなわち、“1000/0001”であるカムコーダ機能ファイル(以下、1000/0001ファイルと称する)をカムコーダ111に送信し、カムコーダ111は、そのカムコーダ機能ファイルの内容によって、各種の機能に対応した動作を行う。
ここで、1000/0001ファイルには、図14の例で示すように、例えば、“power”,“rec_enable”,“key”などの文字列が書かれていることになる。具体的には、1000/0001ファイルには、図14の例の3つの文字列のうちの1つ、例えば、“power”が書かれており、ユーザによってNFCカード112を翳されて、1000/0001ファイルを取得したカムコーダ111は、1000/0001ファイルに書かれている“power”である文字列にしたがって、自分の主電源をオンする。
また、同様に、“rec_enable”である文字列が1000/0001ファイルに書かれている場合、カムコーダ111は、図14の表の例で示すように、ユーザによってNFCカード112を翳されたとき、自分の記録動作のイネーブルとディスエーブルとを切り替える。同様に、“key”である文字列が1000/0001ファイルに書かれている場合、カムコーダ111は、図14の表の例で示すように、ユーザによってNFCカード112を翳されたとき、NFCカード112から暗号化または復号化の鍵を取得し、例えば、その鍵を自分の記録や再生を行う各部に設定する。なお、取得する鍵は、例えば、EF15であるカムコーダ機能ファイル、すなわち、“1000/2000/0001”であるカムコーダ機能ファイル(以下、1000/2000/0001ファイルと称する)に記載される。これにより、カムコーダ111は、NFCカード112に記憶された1000/2000/0001ファイルを読み出して、そこから鍵を取得することになる。
なお、カムコーダ機能ファイルに文字列を書き込む方法であるが、例えば、1000/0001ファイルに文字列を書き込む場合、カムコーダ111に設けられている表示ディスプレイからなる表示部に設定用の画面を表示することで、その画面を確認したユーザは、所定のスイッチを操作して、“rec_enable”,“key”などの文字列を選択または入力する。そして、カムコーダ111は、ユーザによる文字列の選択に応じて、近接通信により、その文字列をNFCカード112の記憶部62Gに記憶させることにより、カムコーダ機能ファイルに文字列を書き込む。
また、例えば、それらの文字列を設定する方法は、パーソナルコンピュータを用いるようにしてもよい。この場合、例えば、パーソナルコンピュータとカードリーダライタ(例えば、カードリーダライタ71を備えるカムコーダ111)とを接続させることにより、ユーザは、パーソナルコンピュータの画面上を確認しながら、マウスやキーボードなどの入力装置を使用して、文字列を選択または入力する。そして、パーソナルコンピュータは、ユーザによる文字列の選択に応じて、カードリーダライタによる近接通信により、その文字列をNFCカード112の記憶部62Gに記憶させることにより、カムコーダ機能ファイルに文字列を書き込む。
また、上述した、ユーザの操作により、その操作に応じた文字列をNFCカード112に書き込む他に、もちろん、それらの文字列をあらかじめNFCカード112に記憶させておくことも可能である。これにより、例えば、ユーザは、あらかじめ特別な機能を示している文字列を記憶しているNFCカード112を購入して、カムコーダ111に翳すことによって、NFCカード112が翳されたカムコーダ111を操作して、その特別な機能を利用することができる。
図15は、カムコーダ111の詳細な構成の例を説明するブロック図である。なお、図6と対応する部分については、同一の符号が付してあり、処理が同じ部分に関しては、その説明は繰り返しになるので省略する。
カムコーダ111は、カードスイッチS5、カードリーダライタ71、バッテリ82、カードリーダライタ電源継電部83、およびカムコーダ機能ブロック121を含むようにして構成される。すなわち、カムコーダ111では、図6のカムコーダ61と比較して、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3の代わりに、カードスイッチS5が設けられ、カムコーダ機能ブロック81の代わりに、カムコーダ機能ブロック121が設けられている。
カードスイッチS5は、ユーザにより押し下げられた場合、自分が押し下げられていることを示す操作信号をカムコーダ機能ブロック121に供給する。
カムコーダ機能ブロック121は、カードスイッチS5からの操作信号に基づいて、カードリーダライタ71、バッテリ82、またはカードリーダライタ電源継電部83を制御することにより、カードリーダライタ71への電源の供給を制御する。また、カムコーダ機能ブロック121は、カードスイッチS5からの操作信号に応じた、カムコーダ111の各種の動作を制御する。
カムコーダ機能ブロック121は、操作信号検出部91、カードリーダライタ電源制御部92、NFCカード認証部93、およびカムコーダ制御部131を含むようにして構成される。すなわち、カムコーダ機能ブロック121は、図6のカムコーダ機能ブロック81と比較して、カムコーダ制御部94の代わりに、カムコーダ制御部131が設けられている。
カムコーダ制御部131は、ファイル取得制御部131aおよびカムコーダ動作制御部131bを含むようにして構成される。
ファイル取得制御部131aは、NFCカード112からカムコーダ機能ファイルを取得する。ファイル取得制御部131aは、取得したカムコーダ機能ファイルをカムコーダ動作制御部131bに供給する。具体的には、ファイル取得制御部131aは、シリアル通信路84を介してカードリーダライタ71を制御して、近接通信によりNFCカード112の記憶部62Gから1000/0001ファイルを受信させることで、1000/0001ファイルを取得し、その1000/0001ファイルをカムコーダ動作制御部131bに供給する。
カムコーダ動作制御部131bは、ファイル取得制御部131aから供給されるカムコーダ機能ファイルに書かれた文字列の機能に対応する各種の動作を制御する。具体的には、カムコーダ動作制御部131bは、ファイル取得制御部131aからの1000/0001ファイルに書かれた“power”である文字列にしたがって、カムコーダ111の主電源をオンする。
次に、図16のフローチャートを参照して、図12のカムコーダ111による、カードスイッチS5押し下げの処理について説明する。
ステップS71において、操作信号検出部91は、カードスイッチS5からの、ユーザによりカードスイッチS5が押し下げられたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザによりカードスイッチS5が押し下げられたかを判定する。
ステップS71において、カードスイッチS5からの操作信号が検出されずに、ユーザによりカードスイッチS5が押し下げられていないと判定された場合、ステップS71に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザがカードスイッチS5を押し下げることにより、操作信号検出部91は、カードスイッチS5からの操作信号を検出し、ステップS71において、カードスイッチS5が押し下げられたと判定されるまで、ステップS71の処理が繰り返される。
ステップS72乃至ステップS75において、図9のステップS12乃至ステップS15における場合と同様に、カードリーダライタ電源制御部92によるカードリーダライタ71の電源をオンにする処理と、NFCカード認証部93によるNFCカード112の認証の処理が行われる。
ステップS76において、ファイル取得制御部131aは、NFCカード112からカムコーダ機能ファイルを取得する。具体的には、ファイル取得制御部131aは、シリアル通信路84を介してカードリーダライタ71を制御して、近接通信によりNFCカード112の記憶部62Gから1000/0001ファイルを受信させることで、1000/0001ファイルを取得する。
ステップS77において、カムコーダ動作制御部131bは、カムコーダ機能ファイルに書かれた文字列の機能に対応するカムコーダ111の動作を制御する。具体的には、カムコーダ動作制御部131bは、ファイル取得制御部131aからの1000/0001ファイルに書かれた“power”である文字列にしたがって、カムコーダ111の主電源をオンする。
ステップS78において、操作信号検出部91は、カードスイッチS5からの、ユーザによりカードスイッチS5が解除されたことを示す操作信号を検出する。操作信号検出部91は、検出の結果に基づいて、ユーザによりカードスイッチS5が解除されたかを判定する。
ステップS78において、カードスイッチS5からの、ユーザによりカードスイッチS5が解除されたことを示す操作信号が検出されずに、ユーザによりカードスイッチS5が解除されていないと判定された場合、ステップS78に戻り、上述した処理が繰り返される。すなわち、ユーザがカードスイッチS5を解除することにより、操作信号検出部91は、カードスイッチS5からの操作信号を検出し、ステップS78において、カードスイッチS5が解除されたと判定されるまで、ステップS78の処理が繰り返される。
一方、ステップS78において、カードスイッチS5が解除されたと判定された場合、処理は、ステップS79に進む。ステップS79において、図9のステップS18における場合と同様に、カードリーダライタ電源制御部92によるカードリーダライタ71の電源をオフにする処理が行われる。
以上のように、カムコーダ111は、ユーザの操作によって、カードスイッチS5が押し下げられたとき、カードリーダライタ71の電源をオンし、カードスイッチS5が解除されたとき、電源をオフする。そして、カムコーダ111は、カードリーダライタ71が駆動している間に、ユーザにより正当なNFCカード112が翳されたとき、そのNFCカード112からカムコーダ機能ファイルを取得し、取得したカムコーダ機能ファイルに含まれる文字列に対応する各種の動作を行う。
これにより、カードリーダライタ71を使用するときだけ、カードリーダライタ71に電力が供給されるので、カードリーダライタ71によるバッテリ82の消耗を防ぐことができる。
このようにすることで、リーダライタによるバッテリの消耗を防ぐとともに、その際の機器の使い勝手をよくすることができる。
また、カムコーダ61とNFCカード62とを組み合わせて使用することにより、機器を使用するユーザを限定したり、記録媒体への記録操作を制限したり、記録媒体への記録データを暗号化したりすることができる。これにより、カムコーダ61は、カードリータライタ71を内蔵したバッテリ使用のモバイル機器であるにもかかわらず、従来とほとんど変わらない消費電力を実現することができるので、例えば、撮影時間を短くすることなくNFCカード62の使用を可能にしている。また、カードリーダライタ71への電源供給時間を最短にできるので、従来と比べて、機器のバッテリ消耗をおさえることができるので、その機器の使用時間を延ばすことができる。
さらに、例えば、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3、またはカードスイッチS5などの機能選択スイッチと、カードリーダライタ71への電源供給がカムコーダ61またはカムコーダ111の内部で連動しているので、ユーザの使い勝手を変えることなくカムコーダ61またはカムコーダ111の使用時間を延ばすことができる。また、カードリーダライタ71の動作時、カードリーダライタ71に対する電源供給が絞られることがないので、例えば、従来のノートパソコンなどで行われている節電のケースとは異なり、NFCカード62またはNFCカード112をカードリーダライタ71のより近くに翳さなければならないといった不便は生じない。
なお、カムコーダ61またはカムコーダ111は、リーダライタ機能を有している、すなわち、リーダ機能とライタ機能の両方を有しているが、もちろん、リーダ機能だけを有しているカムコーダであってもよい。また、本実施の形態では、情報処理装置の一例として、カムコーダ61またはカムコーダ111を用いる例を示したが、例えば、デジタルスチルカメラ、携帯電話機、ノートパソコン、携帯情報端末(Personal Digital Assistants)、リモートコントローラ、ゲーム機器、マルチメディア端末、携帯用オーディオ機器などの、バッテリにより駆動されるとともに、NFCカード62またはNFCカード112と近接通信を行うためのリーダライタ機能を有している装置を用いるようにすることもできる。
また、カムコーダ61またはカムコーダ111と非接触の近接通信を行う機器は、NFCカードに限らず、例えば、RFタグなどであってもよい。
さらにまた、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3、およびカードスイッチS5の各スイッチの機能を固定せずに、例えば、ユーザにより動的に割り当てられるようにしてもよい。また、電源スイッチS1乃至暗号化鍵設定スイッチS3、およびカードスイッチS5は、機械的な押しボタンスイッチに限らず、例えば、スライドスイッチや回転スイッチ、キーボードなどの機械的なスイッチであったり、タッチスイッチなどの電子的なスイッチであったり、LCD(Liquid Crystal Display)の画面上に透過するように設けられたタッチパネルなどであってもよい。
また、カムコーダ61またはカムコーダ111の記録媒体は、リムーバブルメディア(例えば、テープや光ディスク、メモリカードなど)の他に、例えば、内蔵された装置(例えば、ハードディスクやメモリなど)であってもよい。また、カムコーダ61またはカムコーダ111のカードリーダライタアンテナ部71Aと近接通信可能となる位置にカードフォルダを設けることにより、そのカードフォルダにNFCカード62またはNFCカード112を入れて、一時的に固定するようにしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図17は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)211は、ROM212、または記録部218に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)213には、CPU211が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU211、ROM212、およびRAM213は、バス214により相互に接続されている。
CPU211にはまた、バス214を介して入出力インターフェース215が接続されている。入出力インターフェース215には、マイクロホンなどよりなる入力部216、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部217が接続されている。CPU211は、入力部216から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU211は、処理の結果を出力部217に出力する。
入出力インターフェース215に接続されている記録部218は、例えばハードディスクからなり、CPU211が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部219は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部219を介してプログラムを取得し、記録部218に記録してもよい。
入出力インターフェース215に接続されているドライブ220は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア221が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部218に転送され、記録される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図17に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア221、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM212や、記録部218を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部219を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来のモバイル機器とNFCカードによる近接通信について説明する図である。 従来のモバイル機器とNFCカードによる近接通信について説明する図である。 従来のカードリーダライタとNFCチップを内蔵した携帯電話機による近接通信について説明する図である。 従来のカードリーダライタを内蔵したノートパソコンとNFCカードによる近接通信について説明する図である。 本発明を適用したカムコーダと、NFCカードからなるNFCカードシステムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図5のカムコーダの詳細な構成の例を示すブロック図である。 図6のカードリーダライタの詳細な構成の例を説明するブロック図である。 図5のNFCカードの詳細な構成の例を説明するブロック図である。 図5のカムコーダによる、電源スイッチ押し下げ時の処理について説明するフローチャートである。 図5のカムコーダによる、記録イネーブルスイッチ押し下げ時の処理について説明するフローチャートである。 図5のカムコーダによる、暗号化鍵設定スイッチ押し下げ時の処理について説明するフローチャートである。 本発明を適用したカムコーダと、NFCカードからなるNFCカードシステムの他の実施の形態を示すブロック図である。 カムコーダ機能ファイルの詳細について説明する図である。 カムコーダ機能ファイルの詳細について説明する図である。 図12のカムコーダの詳細な構成の例を説明するブロック図である。 図12のカムコーダによる、カードスイッチ押し下げの処理について説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
51 NFCカードシステム, 61 カムコーダ, 62 NFCカード, 71 カードリーダライタ, 71A カードリーダライタアンテナ部, 71B カードリーダライタコントローラ部, 81 カムコーダ機能ブロック, 82 バッテリ, 83 カードリーダライタ電源継電部, 91 操作信号検出部, 92 カードリーダライタ電源制御部, 93 NFCカード認証部, 94 カムコーダ制御部, 94a 主電源制御部, 94b 記録動作制御部, 94c 暗号鍵取得制御部, 101 NFCカードシステム, 111 カムコーダ, 112 NFCカード, 121 カムコーダ機能ブロック, 131 カムコーダ制御部, 131a ファイル取得制御部, 131b カムコーダ動作制御部, S1 電源スイッチ, S2 記録イネーブルスイッチ, S3 暗号化鍵設定スイッチ, S4 カードリーダライタ電源スイッチ, S5 カードスイッチ

Claims (8)

  1. バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置において、
    ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出手段と、
    前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御手段と、
    前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証手段と、
    前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御手段と
    を備え、
    前記第1の制御手段は、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する
    情報処理装置。
  2. 前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、自分の主電源をオンさせるための動作の指示がされた場合、前記バッテリからの電力が自分の各部に供給されるように前記バッテリの動作を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、撮像された被写体の画像に対応した画像データを記録する動作を有効にさせるための動作の指示がされた場合、その記録する動作を行うことができるように自分の各部の動作を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、暗号化または復号化の鍵を設定させるための動作の指示がされた場合、前記近接通信により、前記電子機器から前記鍵を取得させ、取得された前記鍵が記録または再生の動作を行う各部で設定されるように、自分の各部の動作を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の制御手段は、前記ユーザの操作によって、前記電子機器により記憶されている、自分が有している各種の機能を示す情報を含んでいる機能情報を取得するための動作の指示がされた場合、近接通信により、前記電子機器から前記機能情報を取得させ、取得された前記機能情報に含まれる情報に対応する機能の動作を制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記機能情報は、自分の主電源をオンさせる動作を指示するための文字列、撮像された被写体の画像に対応した画像データを記録する動作を有効にさせる動作を指示するための文字列、または暗号化若しくは復号化の鍵を設定させるための動作を指示するための文字列である
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置の情報処理方法において、
    ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出ステップと、
    前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御ステップと、
    前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証ステップと、
    前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御ステップと
    を含み、
    前記第1の制御ステップは、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する
    情報処理方法。
  8. バッテリにより駆動される情報処理装置であって、自分と近接通信をすることが可能な電子機器と近接通信を行うリーダライタを備える情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    ユーザの操作による機能の動作の指示を検出する検出ステップと、
    前記操作が検出された場合、前記バッテリから出力される電力が前記リーダライタに供給されるようにして、前記リーダライタを駆動するように制御する第1の制御ステップと、
    前記バッテリで駆動する前記リーダライタによって、前記電子機器との近接通信が可能となる場合、前記電子機器を認証する認証ステップと、
    前記電子機器が正当であると認証された場合、検出された前記操作に対応する機能の動作を制御する第2の制御ステップと
    を含み、
    前記第1の制御ステップは、前記ユーザによる操作が終了した場合、前記電力の前記リーダライタへの供給を停止して、前記リーダライタの駆動を停止するように制御する
    プログラム。
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