JP2008185969A - 表示媒体用粒子及びこれを用いた情報表示用パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な被膜を有する表示媒体用粒子を提供し、さらに、これを表示媒体を構成する粒子として用いることで、良好な耐久性を有し長寿命化が可能な情報表示用パネルを提供する。
【解決手段】本発明の表示媒体用粒子は、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおける表示媒体を構成する表示媒体用粒子31であって、中心から外側に向かって複数の層構造を持ち、さらに最外層34の内側に最外層とは逆極性の内層33が形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおける表示媒体を構成する表示媒体用粒子及びこれを用いた情報表示用パネルに関するものである。
従来、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおける表示媒体を構成する表示媒体用粒子として、表面に被覆層を有する表示媒体用粒子が知られている。粒子表面に被覆層を形成するために、例えば、溶媒中に懸濁された粒子表面に、溶媒中に溶解している分子を吸着させる例や、溶媒中に懸濁された粒子表面に、溶媒中に析出させた微粒子を吸着させる例が知られている。また、金属アルコキシドを使用して、ゾル−ゲル法により金属酸化物の被覆層を形成する例や、シリカ微粒子を使用して、ゾル−ゲル法によりシリカ微粒子の被覆層を形成する例が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−106596号公報
上述した従来の表示媒体用粒子では、粒子と微粒子との帯電極性が同じ状態であっても、表面に対する微粒子・分子の吸着により被膜形成を行っていた。ここで、例えば、負帯電性の粒子表面には、電気的な付着性の問題から、正帯電性の微粒子により良好な被膜形成は可能であるが、負帯電性の微粒子では良好な被膜形成は困難である。そのため、粒子と微粒子、分子との極性が同じ場合、良好な被膜が得られない問題が発生し、従来の表示媒体用粒子から構成される表示媒体を用いた情報表示用パネルでは、依然として耐久性の低下が問題となっていた。
本発明の目的は上述した問題点を解消して、良好な被膜を有する表示媒体用粒子を提供し、さらに、これを表示媒体を構成する粒子として用いることで、良好な耐久性を有し長寿命化が可能な情報表示用パネルを提供しようとするものである。
本発明の表示媒体用粒子は、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおける表示媒体を構成する表示媒体用粒子であって、中心から外側に向かって複数の層構造を持ち、さらに最外層の内側に最外層とは逆極性の内層が形成されていることを特徴とするものである。
なお、本発明の表示媒体用粒子の好適例としては、最外層が、帯電が負極性の酸化ケイ素からなること、最外層が、帯電が正極性のメラミン樹脂からなること、最外層が、帯電が正極性の尿素樹脂からなること、内層が、帯電が正極性のポリビニルアルコールからなること、がある。
また、本発明の情報表示用パネルは、少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおいて、上述した構成の表示媒体用粒子から表示媒体を構成したことを特徴とするものである。
本発明の表示媒体用粒子によれば、中心から外側に向かって複数の層構造を持ち、さらに最外層の内側に最外層とは逆極性の内層が形成されていることで、良好な被膜を有する表示媒体用粒子を得ることができ、さらに、これを表示媒体を構成する粒子として用いることで、良好な耐久性を有し長寿命化が可能な情報表示用パネルを得ることができる。
まず、本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルの基本的な構成について説明する。本発明の情報表示用パネルでは、対向する2枚の基板間の空間に封入した表示媒体に電界が付与される。付与された電界方向にそって、帯電した表示媒体が電界による力やクーロン力などによって引き寄せられ、表示媒体が電界方向の変化によって移動することにより、画像等の情報表示がなされる。従って、表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し表示を書き換える時あるいは表示情報を継続して表示する時の安定性を維持できるように、情報表示用パネルを設計する必要がある。ここで、表示媒体を構成する粒子にかかる力は、粒子同士のクーロン力により引き付けあう力の他に、電極や基板との電気鏡像力、分子間力、液架橋力、重力などが考えられる。
本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルの例を、図1(a)、(b)〜図5(a)、(b)に基づき説明する。
図1(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wと黒色表示媒体用粒子3Baの粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5(個別電極)と基板2に設けた電極6(個別電極)との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図1(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図1(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図1(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図2(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wと黒色表示媒体用粒子3Baの粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5(ライン電極)と基板2に設けた電極6(ライン電極)との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図2(a)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図2(b)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図2(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。
図3(a)、(b)に示す例では、少なくとも1種以上の粒子から構成される少なくとも光学的反射率と帯電性を有する表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1に設けた電極5と電極6との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と平行方向に移動させる。そして、図3(a)に示すように、白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図3(b)に示すように、黒色板7の色を観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図3(a)、(b)に示す例では、手前にある隔壁は省略している。
図4(a)〜(d)に示す例では、まず、図4(a)、(c)に示すように、少なくとも1種以上の粒子から構成される光学的反射率および帯電特性の異なる少なくとも2種以上の表示媒体3(ここでは白色表示媒体用粒子3Waの粒子群からなる白色表示媒体3Wと黒色表示媒体用粒子3Baの粒子群からなる黒色表示媒体3Bを示す)を、隔壁4で形成された各セルにおいて、基板1の外側に設けた外部電界形成手段11と基板2の外側に設けた外部電界形成手段12との間に電圧を印加することにより発生する電界に応じて、基板1、2と垂直に移動させる。そして、図4(b)に示すように白色表示媒体3Wを観察者に視認させて白色の表示を行うか、あるいは、図2(d)に示すように黒色表示媒体3Bを観察者に視認させて黒色の表示を行っている。なお、図4(a)〜(d)において、手前にある隔壁は省略している。また、基板1の内側には導電部材13を設けるとともに、基板2の内側には導電部材14を設けている。この導電部材は設けなくてもよい。
図5(a)、(b)に示す例では、三個のセルで表示単位を構成するカラー表示の例を示している。図5(a)、(b)に示す例では、表示媒体としてはすべてのセル21−1〜21−3に白色表示媒体3Wと黒色表示媒体3Bとを充填し、第1のセル21−1の観察者側に赤色カラーフィルター22Rを設け、第2のセル21−2の観察者側に緑色カラーフィルター22Gを設け、第3のセル21−3の観察者側に青色カラーフィルター22BLを設け、第1のセル21−1、第2のセル21−2および第3のセル21−3の三個のセルで表示単位を構成している。本例では、図5(a)に示すように、観察者側に、すべての第1セル21−1〜第3のセル21−3において白色表示媒体3Wを移動することで、観察者に対し白色表示を行うか、あるいは、図5(b)に示すように、観察者側に、すべての第1セル21−1〜第3のセル21−3において黒色表示媒体3Bを移動することで、観察者に対し黒色表示を行っている。なお、図5(a)、(b)において、手前にある隔壁は省略している。各セルの表示媒体の移動のさせ方で多色カラー表示を行える。
図6は上述した構成の情報表示用パネルで用いる本発明の表示媒体用粒子の一例を示す図である。図6に示す例において、本発明の表示媒体用粒子31は、中心から外側に向かって複数の層構造を持ち、さらに最外層の内側に最外層とは逆極性の内層を形成して構成されている。すなわち、図6の例では、コア粒子32と、その外側の内層33と、内層33の外側の最外層34と、からなる複数の層構造を持ち、さらに、最外層34と内層33とが逆極性となるよう構成されている。また、コア粒子32と内層33とは、同一の物質で一体のコア粒子であっても良い。
本発明の表示媒体用粒子において被膜を形成するためには、まず、コア粒子32が負帯電性粒子である場合、負帯電性粒子(アニオン性粒子)の表面に対し、負帯電性(アニオン性)被膜34をコートする際には、粒子表面に正帯電性(カチオン性)材料をベースコート(内層33となる)として製膜した後に、アニオン性被膜34を形成する。一方、コア粒子32が正帯電性粒子である場合、正帯電性粒子32(カチオン性粒子)の表面に対し、カチオン性被膜34をコートする際には、粒子表面にアニオン性材料をベースコート(内層33)となる)として製膜した後に、カチオン性被膜34を形成する。
本発明の表示媒体用粒子として、最外層34としては、帯電が負極性の酸化ケイ素、帯電が正極性のメラミン樹脂、帯電が正極性の尿素樹脂等を用いることが好ましい。また、最外層34として帯電が負極性の酸化ケイ素を用いる場合は、内層33として帯電が正極性のポリビニルアルコールを用いることが好ましい。
以下、本発明の表示媒体用粒子を用いる情報表示用パネルを構成する各部材について説明する。
基板については、少なくとも一方の基板は情報表示用パネル外側から表示媒体の色が確認できる透明な基板2であり、可視光の透過率が高くかつ耐熱性の良い材料が好適である。基板1は透明でも不透明でもかまわない。基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリルなどのポリマーシートや、金属シートのように可とう性のあるもの、および、ガラス、石英などの可とう性のない無機シートが挙げられる。基板の厚みは、2〜5000μmが好ましく、さらに5〜2000μmが好適であり、薄すぎると、強度、基板間の間隔均一性を保ちにくくなり、5000μmより厚いと、薄型情報表示用パネルとする場合に不都合がある。
必要に応じて情報表示用パネルに電極や導電部材を設ける場合の形成材料としては、アルミニウム、銀、ニッケル、銅、金等の金属類や酸化インジウム錫(ITO)、亜鉛ドープ酸化インジウム(IZO)、酸化インジウム、アンチモン錫酸化物(ATO)、導電性酸化錫、導電性酸化亜鉛等の導電金属酸化物類、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェンなどの導電性高分子類が例示され適宜選択して用いられる。形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。視認側であり透明である必要のある表示面側基板2に設ける電極は透明である必要があるが、背面側基板1に設ける電極は透明である必要はない。いずれの場合もパターン形成可能で導電性である上記材料を好適に用いることができる。なお、厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、3〜1000nm、好ましくは5〜400nmが好適である。背面側基板1に設ける場合の材質や厚みなどは上述した表示面側基板に設ける場合と同様であるが、透明である必要はない。なお、この場合の外部電圧入力は、直流あるいは交流を重畳しても良い。
必要に応じて基板に設ける隔壁4については、その形状は表示にかかわる表示媒体の種類や、配置する電極の形状、配置により適宜最適設定され、一概には限定されないが、隔壁の幅は2〜100μm、好ましくは3〜50μmに、隔壁の高さは10〜100μm、好ましくは10〜50μmに調整される。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1、2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
これらのリブからなる隔壁により形成されるセルは、図7に示すごとく、基板平面方向からみて四角状、三角状、ライン状、円形状、六角状が例示され、配置としては格子状やハニカム状や網目状が例示される。表示面側から見える隔壁断面部分に相当する部分(セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明の情報表示用パネルに好適に用いることができるが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
次に、本発明の表示媒体用粒子(以下、粒子ともいう)について説明する。表示媒体用粒子は、図6に示すように、コア粒子32と、その外側の内層33と、内層33の外側の最外層34と、からなる複数の層構造を持ち、さらに、最外層34と内層33とが逆極性となるよう構成されている。もちろん層の数はこれ以上の複数層でもかまわない。
コア粒子32は、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことができる。以下に、コア粒子32を構成する樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
樹脂の例としては、ウレタン樹脂、ウレア樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルウレタンシリコーン樹脂、アクリルウレタンフッ素樹脂、アクリルフッ素樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ブチラール樹脂、塩化ビニリデン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルフォン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、2種以上混合することもできる。特に、基板との付着力を制御する観点から、スチレンアクリル樹脂、アクリル樹脂、アクリルフッ素樹脂、ポリスチレン樹脂が好適である。
正帯電性の荷電制御剤としては、ポリアミン樹脂、3級アミノ基含有共重合体、及び4級アンモニウム塩基含有共重合体等の荷電制御樹脂、イミダゾール化合物、ニグロシン染料、4級アンモニウム塩、並びにトリアミノトリフェニルメタン化合物等を用いることができる。
負帯電性の荷電制御剤としては、スルホン酸基含有共重合体、スルホン酸塩基含有共重合体、カルボン酸基含有共重合体、及びカルボン酸塩基含有共重合体等の荷電制御樹脂、並びにCr、Co、Al、及びFe等の金属を含有するアゾ染料、サリチル酸金属化合物、並びにアルキルサルチル酸金属酸化物等がある。
上記の荷電制御剤の中でも、荷電制御樹脂を用いることが好ましいし、荷電制御樹脂は、帯電性を付与する官能基の含有量が0.5〜15重量%であることが好ましく、1〜10重量%であることがさらに好ましい。
着色剤としては、以下に例示するような、有機または無機の各種、各色の顔料、染料が使用可能である。
黒色着色剤としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭等がある。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
黄色着色剤としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファーストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイト等がある。また、塩基性、酸性、分散、直接染料等の各種染料として、ニグロシン、メチレンブルー、ローズベンガル、キノリンイエロー、ウルトラマリンブルー等がある。
無機系添加剤の例としては、酸化チタン、亜鉛華、硫化亜鉛、酸化アンチモン、炭酸カルシウム、鉛白、タルク、シリカ、ケイ酸カルシウム、アルミナホワイト、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、チタンイエロー、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトグリーン、コバルトバイオレット、酸化鉄、カーボンブラック、マンガンフェライトブラック、コバルトフェライトブラック、銅粉、アルミニウム粉などが挙げられる。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
上記着色剤を配合して、所望の色の表示媒体用粒子を作製できる。
また、本発明の表示媒体用粒子(以下、粒子ともいう)は平均粒子径d(0.5)が、1〜20μmの範囲であり、均一で揃っていることが好ましい。平均粒子径d(0.5)がこの範囲より大きいと表示上の鮮明さに欠け、この範囲より小さいと粒子同士の凝集力が大きくなりすぎるために表示媒体としての移動に支障をきたすようになる。
更に本発明では、各粒子の粒子径分布に関して、下記式に示される粒子径分布Spanを5未満、好ましくは3未満とする。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な表示媒体としての移動が可能となる。
さらにまた、各粒子の相関について、使用した粒子の内、最大径を有する粒子のd(0.5)に対する最小径を有する粒子のd(0.5)の比を50以下、好ましくは10以下とすることが肝要である。たとえ粒子径分布Spanを小さくしたとしても、互いに帯電特性の異なる粒子が互いに反対方向に動くので、互いの粒子サイズが近く、互いの粒子が当量ずつ反対方向に容易に移動できるようにするのが好適であり、それがこの範囲となる。
なお、上記の粒子径分布および粒子径は、レーザー回折/散乱法などから求めることができる。測定対象となる粒子にレーザー光を照射すると空間的に回折/散乱光の光強度分布パターンが生じ、この光強度パターンは粒子径と対応関係があることから、粒子径および粒子径分布が測定できる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
表示媒体用粒子の帯電量は当然その測定条件に依存するが、情報表示用パネルにおける表示媒体用粒子の帯電量はほぼ、初期帯電量、隔壁との接触、基板との接触、経過時間に伴う電荷減衰に依存し、特に表示媒体用粒子の帯電挙動の飽和値が支配因子となっているということが分かった。
本発明者らは鋭意検討の結果、ブローオフ法において同一のキャリア粒子を用いて、表示媒体に用いる粒子の帯電量測定を行うことにより、表示媒体用粒子の適正な帯電特性値の範囲を評価できることを見出した。
更に、表示媒体用粒子で構成する表示媒体を気体中空間で駆動させる乾式の情報表示用パネルに適用する場合には、基板間の表示媒体を取り巻く空隙部分の気体の管理が重要であり、表示安定性向上に寄与する。具体的には、空隙部分の気体の湿度について、25℃における相対湿度を60%RH以下、好ましくは50%RH以下とすることが重要である。
この空隙部分とは、例えば図1(a)、(b)〜図3(a)、(b)において、対向する基板1、基板2に挟まれる部分から、電極5、6(電極を基板の内側に設けた場合)、表示媒体3の占有部分、隔壁4の占有部分(隔壁を設けた場合)、情報表示用パネルのシール部分を除いた、いわゆる表示媒体が接する気体部分を指すものとする。
空隙部分の気体は、先に述べた湿度領域であれば、その種類は問わないが、乾燥空気、乾燥窒素、乾燥アルゴン、乾燥ヘリウム、乾燥二酸化炭素、乾燥メタンなどが好適である。この気体は、その湿度が保持されるように情報表示用パネルに封入することが必要であり、例えば、表示媒体の充填、情報表示用パネルの組み立てなどを所定湿度環境下にて行い、さらに、外からの湿度侵入を防ぐシール材、シール方法を施すことが肝要である。
本発明の情報表示用パネルにおける基板と基板との間隔は、表示媒体が移動できて、コントラストを維持できればよいが、通常10〜500μm、好ましくは10〜200μmに調整される。
対向する基板間の気体中空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
<実施例1>
負帯電コア粒子としてスチレンモノマー(関東化学試薬)75重量部、及び、ジビニルベンゼン(和光純薬試薬)25重量部に、負帯電の荷電制御剤としてフェノール系縮合物(ボントロンE89:オリエント化学)5重量部と、白色着色剤として、酸化チタン(タイペークCR−50:石原産業製)80重量部をサンドミルにより分散させた後、さらに重合の開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル(V−60:和光純薬製)2重量部を溶解させた液を、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(ラテムルE−118B:花王製)を0.5wt%添加した精製水に懸濁、重合させ、濾過、洗浄、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニューマチック工業)を用いて平均粒子径9.3μmの白色負帯電粒子1aを得た。
次に、粒子1a 5gを10%ポリビニルアルコール(ポバールC−506:クラレ製)水溶液15gに分散させ、4時間吸着させた後、精製水50gで希釈し、遠心沈降により分離し、沈降した粒子を乾燥させてポリビニルアルコールでベースコートされた白色負帯電性粒子1bを得た。
さらに、粒子1b 5gをメタノール150gに分散させた後、アンモニア水(関東化学試薬)25mlとテトラエトキシシラン(関東化学試薬)12.5mlを添加させ、2時間かけてシリカ粒子を析出、吸着させた後、精製水50gで希釈し、遠心分離により分離し、沈降した粒子を乾燥させて最外層にハードコートとしての酸化ケイ素が被覆された白色負帯電粒子1cを得た。
黒色正帯電粒子としてメチルメタクリレートモノマー(関東化学試薬)75重量部、及び、エチレングリコールジメタクリレート(和光純薬試薬)25重量部に、正帯電の荷電制御剤としてニグロシン化合物(ボントロンN07:オリエント化学製)3重量部と、黒色着色剤として、カーボンブラック(MA100:三菱化学製)5重量部をサンドミルにより分散させた後、重合の開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル(V−60:和光純薬製)2重量部を溶解させた液を、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム(ラテムルE−118B:花王製)を0.5wt%添加した精製水に懸濁、重合させ、濾過、洗浄、乾燥させた後、分級機(MDS−2:日本ニューマチック工業)を用いて平均粒子径9.7μmの黒色正帯電粒子2aを得た。
上記2種類の粒子を、50μmのスペーサーを介して配置された、一方が内側ITO処理され電源に接続されたガラス基板と、もう一方が銅基板であるセル中に体積占有率30%になる様に同比率で充填し、情報表示用パネルを得た。
ITOガラス基板、銅基板それぞれに電源を接続し、ITOガラス基板を低電位に、銅基板を高電位となる様に150Vの直流電圧を印加したところ、ITOガラスの表示側は黒色に表示され、次に、印加する電圧を逆にすると、表示側は白色に表示された。この時の黒表示と白表示の光学濃度差(ΔOD)は0.90で良好な表示が得られた。上記した黒白の表示を1kHzの速さで50万回交互に表示させた後のΔODは0.89でほとんど変化がなく、表示媒体用粒子として、十分使用可能な耐久性を有している事が証明された。ただし、さらに500万回まで表示試験を行うと、ΔODは0.64で多少の耐久劣化が生じた。
<実施例2>
正帯電コア粒子として上記黒色正帯電粒子2aを使用し、粒子2a 5gをメタノール150gに分散させた後、アンモニア水(関東化学試薬)25mlとテトラエトキシシラン(関東化学試薬)12.5mlを添加させ、2時間かけてシリカ粒子を析出、吸着させた後、精製水50gで希釈し、遠心沈降により分離し、沈降した粒子を乾燥させてハードコートとしての酸化ケイ素が被覆された黒色正帯電粒子2bを得た。
さらに、粒子2b 5gを、酢酸0.45gを加えたメラミンプレポリマー(スミテックスレジンM3:住友化学製)の2%水溶液50mlに分散させ、60℃で2時間反応させた後、精製水50gで希釈し、遠心沈降により分離し、沈降した粒子を120℃で2時間乾燥・硬化処理を行い、最外層に帯電制御層としてのメラミン樹脂が被覆された黒色正帯電粒子2cを得た。
白色負帯電粒子としては、上記1aを使用した。
上記2種類の粒子を、50μmのスペーサーを介して配置された、一方が内側ITO処理され電源に接続されたガラス基板と、もう一方が銅基板であるセル中に体積占有率30%になる様に同比率で充填し、情報表示用パネルを得た。
ITOガラス基板、銅基板それぞれに電源を接続し、ITOガラス基板を低電位に、銅基板を高電位となる様に150Vの直流電圧を印加したところ、ITOガラスの表示側は黒色に表示され、次に、印加する電圧を逆にすると、表示側は白色に表示された。この時の黒表示と白表示の光学濃度差(ΔOD)は0.92で良好な表示が得られた。上記した黒白の表示を1kHzの速さで50万回交互に表示させた後のΔODは0.90でほとんど変化がなく、表示媒体用粒子として、十分使用可能な耐久性を有している事が証明された。ただし、さらに500万回まで表示試験を行うと、ΔODは0.60で多少の耐久劣化が生じた。
<実施例3>
黒色正帯電粒子として、ハードコートとしての酸化ケイ素が被覆された黒色正帯電粒子2bを使用し、この粒子2b 5gを、尿素1.75g、37%ホルムアルデヒド水溶液4.4gを添加した20gの精製水に分散させ、70℃で2時間反応させた後、精製水50gで希釈し、遠心沈降により分離し、沈降した粒子を120℃で2時間乾燥・硬化処理を行い、最外層に帯電制御層としての尿素樹脂が被覆された黒色正帯電粒子2dを得た。
白色負帯電粒子としては、上記1aを使用した。
上記2種類の粒子を、50μmのスペーサーを介して配置された、一方が内側ITO処理され電源に接続されたガラス基板と、もう一方が銅基板であるセル中に体積占有率30%になる様に同比率で充填し、情報表示用パネルを得た。
ITOガラス基板、銅基板それぞれに電源を接続し、ITOガラス基板を低電位に、銅基板を高電位となる様に150Vの直流電圧を印加したところ、ITOガラスの表示側は黒色に表示され、次に、印加する電圧を逆にすると、表示側は白色に表示された。この時の黒表示と白表示の光学濃度差(ΔOD)は0.90で良好な表示が得られた。上記した黒白の表示を1kHzの速さで50万回交互に表示させた後のΔODは0.88でほとんど変化がなく、表示媒体用粒子として、十分使用可能な耐久性を有している事が証明された。ただし、さらに500万回まで表示試験を行うと、ΔODは0.55で多少の耐久劣化が生じた。
<実施例4>
白色負帯電粒子として、上記1cを使用し、黒色正帯電粒子として、上記2cを使用し、これら2種類の粒子を、50μmのスペーサーを介して配置された、一方が内側ITO処理され電源に接続されたガラス基板と、もう一方が銅基板であるセル中に体積占有率30%になる様に同比率で充填し、情報表示用パネルを得た。
ITOガラス基板、銅基板それぞれに電源を接続し、ITOガラス基板を低電位に、銅基板を高電位となる様に150Vの直流電圧を印加したところ、ITOガラスの表示側は黒色に表示され、次に、印加する電圧を逆にすると、表示側は白色に表示された。この時の黒表示と白表示の光学濃度差(ΔOD)は0.95で良好な表示が得られた。上記した黒白の表示を1kHzの速さで50万回交互に表示させた後のΔODは0.93でほとんど変化がなく、表示媒体用粒子として、十分使用可能な耐久性を有している事が証明された。さらに500万回まで表示試験を行うと、ΔODは0.92でほとんど変化がなく、良好な耐久性を示した。
<比較例1>
白色負帯電粒子として、上記1aを使用し、黒色正帯電粒子として、上記2aを使用し、これら2種類の粒子を、50μmのスペーサーを介して配置された、一方が内側ITO処理され電源に接続されたガラス基板と、もう一方が銅基板であるセル中に体積占有率30%になる様に同比率で充填し、情報表示用パネルを得た。
ITOガラス基板、銅基板それぞれに電源を接続し、ITOガラス基板を低電位に、銅基板を高電位となる様に150Vの直流電圧を印加したところ、ITOガラスの表示側は黒色に表示され、次に、印加する電圧を逆にすると、表示側は白色に表示された。この時の黒表示と白表示の光学濃度差(ΔOD)は0.89で良好な表示が得られた。上記した黒白の表示を1kHzの速さで50万回交互に表示させた後のΔODは0.45で耐久性劣化が観られ、さらに表示試験を行うと100万回時に、完全に表示が不可能となった。
本発明の表示媒体用粒子からなる表示媒体を使用する情報表示用パネルは、ノートパソコン、電子手帳、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器、携帯電話、ハンディターミナル等のモバイル機器の表示部、電子書籍、電子新聞、電子マニュアル(取扱説明書)等の電子ペーパー、看板、ポスター、黒板(ホワイトボード)等の掲示板、電子卓上計算機、家電製品、自動車用品等の表示部、ポイントカード、ICカード等のカード表示部、電子広告、情報ボード、電子POP(Point Of Presence, Point Of Purchase advertising)、電子値札、電子棚札、電子楽譜、RF−ID機器の表示部のほか、POS端末、カーナビゲーション装置、時計など様々な電子機器の表示部に好適に用いられる。他に、リライタブルペーパー(外部電界形成手段を用いて書換えできる)としても好適に用いられる。
なお、本発明の表示媒体用粒子からなる表示媒体を使用する情報表示用パネルの駆動方式については、パネル自体にスイッチング素子を用いない単純マトリックス駆動方式やスタティック駆動方式、また、薄膜トランジスタ(TFT)で代表される三端子スイッチング素子あるいは薄膜ダイオード(TFD)で代表される二端子スイッチング素子を用いたアクティブマトリックス駆動方式や、外部電界を用いた外部電界駆動方式など、種々のタイプの駆動方式を適用できる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルの一例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルの他の例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルのさらに他の例を示す図である。 情報表示用パネルで表示媒体を構成する粒子として用いる本発明の表示媒体用粒子の一例を示す図である。 本発明の表示媒体用粒子を表示媒体として用いる情報表示用パネルにおける隔壁の形状の一例を示す図である。
符号の説明
1、2 基板
3 表示媒体
3W 白色表示媒体
3Wa 白色表示媒体用粒子
3B 黒色表示媒体
3Ba 黒色表示媒体用粒子
4 隔壁
5、6 電極
7 黒色板
11、12 外部電界形成手段
13、14 導電部材
21−1 第1のセル
21−2 第2のセル
21−3 第3のセル
22R 赤色カラーフィルター
22G 緑色カラーフィルター
22BL 青色カラーフィルター
31 表示媒体用粒子
32 コア粒子
33 内層
34 最外層

Claims (6)

  1. 少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおける表示媒体を構成する表示媒体用粒子であって、中心から外側に向かって複数の層構造を持ち、さらに最外層の内側に最外層とは逆極性の内層が形成されていることを特徴とする表示媒体用粒子。
  2. 前記最外層が、帯電が負極性の酸化ケイ素からなることを特徴とする請求項1に記載の表示媒体用粒子。
  3. 前記最外層が、帯電が正極性のメラミン樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の表示媒体用粒子。
  4. 前記最外層が、帯電が正極性の尿素樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の表示媒体用粒子。
  5. 前記内層が、帯電が正極性のポリビニルアルコールからなることを特徴とする請求項1または2に記載の表示媒体用粒子。
  6. 少なくとも一方が透明な2枚の基板間の空間に少なくとも1種類以上の粒子からなる光学的反射率および帯電性を有する表示媒体を少なくとも1種類以上封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルにおいて、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示媒体用粒子から表示媒体を構成したことを特徴とする情報表示用パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010128075A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像表示装置用表示粒子および画像表示装置
JP2017090530A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 日立化成株式会社 電磁波調整用分散体及び電磁波調整素子

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