JP2008184192A - 容器の注出キャップ - Google Patents

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夏夫 篠崎
Keisuke Miyairi
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Abstract

【課題】 成形後の底壁の中央下面に肉溜まりが形成されるキャップにおいて、底壁に、内容液を細く安定して注出することができるとともに、注出方向を気にせずに注出できる注出口を形成したキャップを提供すること。
【解決手段】 外筒と、上壁と、上壁の内周に連設された注出筒と、注出筒の下端に連設された底壁とを具えたキャップ本体と、開閉蓋とからなる注出キャップであって、底壁には、下面から刻設された切断溝を介して除去部が形成され、除去部上面には、支柱を介して指かけリングが設けられ、除去部は、底壁中央部の小径の中央孔部と、中央孔部の両側から左右に細く延びる横方孔部と、中央孔部の後側から細く延びる細巾孔部と、細巾孔部に先端に連設され、上面に支柱を連設される支柱孔部とを具えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器の注出口、とくに切断溝を切断して内容液を極細に注出する注出口の形状に関するものである。
醤油などの食用液を収納する容器の口筒部に装着するキャップ本体と開閉蓋とからなる合成樹脂製のキャップであって、キャップ本体の注出筒の下部に設けた底壁に切断溝を介して除去部を設け、除去部を取り除くことで注出口を開口するキャップにおいて、注出口の横幅を細くするように除去部を形成し、切断溝を切断して、注出口から内容液を細くして注出するとともに、内容液の注出に際して容器を傾けすぎた場合でも、内容液の流出量が急激に増加することを防ぐようにしたキャップは、従来より知られている(例えば、特許文献1)。
また、キャップを合成樹脂で射出成形により製造する際、金型のゲートから射出される合成樹脂を金型内全体に注入し易くするため、キャップ本体の中心となる底壁上部にゲートが位置するようにするとともに、底壁下面を形成する金型のゲートに対応する位置に凹部を設け、合成樹脂が金型全体に広がり易くして成形することは一般的に行われている。
この場合には、成形後のキャップ本体の底壁の中央下面には、肉溜まりが形成される。
実開昭59−181056号公報
しかしながら、特許文献1のキャップでは、底壁の中央にゲートを設けると、底壁に設けた細幅の除去部の中心下面に肉溜まりが形成されるため、内容液を極細(横幅が2.5mm以下)に注出する注出口を形成する除去部を成形すると、肉溜まりが邪魔となり、注出口の横幅を極細のものにすることはできなかった。
また、極細の注出口を形成するため、注出口の縦方向には注出できるが、注出口の横方向に対しては、注出口の巾が狭すぎて注出しようとすると内容液と空気の置換がうまくいかず注出できないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決することを課題とし、成形後の底壁の中央下面に肉溜まりが形成されるキャップにおいて、底壁に、内容液を細く安定して注出することができるとともに、注出方向を気にせずに注出できる注出口を形成したキャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、注出キャップとして、外筒と、上壁と、上壁の内周に連設された注出筒と、注出筒の下端に連設された底壁とを具えたキャップ本体と、開閉蓋とからなる注出キャップであって、底壁には、下面から刻設された切断溝を介して除去部が形成され、除去部上面には、支柱を介して指かけリングが設けられ、除去部は、底壁中央部の小径の中央孔部と、中央孔部の両側から左右に細く延びる横方孔部と、中央孔部の後側から細く延びる細巾孔部と、細巾孔部に先端に連設され、上面に支柱を連設される支柱孔部とを具えていることを特徴とする構成を採用する。
注出孔の実施例として、キャップ本体の底壁から除去部を切り離して、底壁に、内容液を細巾に注出する中央注出口部と、横方注出口部と、細巾口部と、後口部とからなる注出孔が形成されることを特徴とする構成を採用する。
除去部の別実施例として、除去部の中央孔部の前側に、前方孔部を設けたことを特徴とする構成を採用する。
また、注出孔の別実施例として、キャップ本体の底壁から除去部を切り離して、底壁に、中央注出口部と、内容液を細巾に注出する前方注出口部と、横方注出口部と、細巾口部と、後口部とからなる注出孔が形成されることを特徴とする構成を採用する。
注出キャップにおいて、キャップ本体の底壁に、下面から刻設された切断溝を介して形成され、上面に支柱を介して指かけリングを設けた除去部に、小径の中央孔部を設け、キャップ成形時に、形成される肉溜まりを、除去部の中央孔部の下面に設けるようにすることことで、底壁から除去部を取り除いた後に、内容液を極細に注出する注出孔を形成することができる。
また、除去部に、中央孔部の他に横方孔部、支柱孔部、および前方孔部を設けたので、除去部を切り離した後に、容器を縦方向の他に横方向に傾けても、内容液を注出することができる。
中央孔部と支柱孔部との間に細巾孔部を設けたので、除去部を切り離した後に、注出孔の中央注出口部と後口部との間に細巾口部を形成することができ、内容液の注出に際して容器を傾けすぎた場合でも、内容液の流出量が急激に増加することを防ぐことができる。
次に、本発明のキャップについて、実施例をあげ、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器の口筒部に取着されるキャップである。
キャップAは、合成樹脂により射出成形され、キャップ本体A1と、キャップ本体A1の上端部にヒンジA2を介して連設され、閉蓋時にキャップA内を密閉する開閉蓋A3とからなっている。
キャップ本体A1は、容器の口筒部外周に嵌合する外筒1と、外筒1の上端に設けられたリング状の上壁2とを具えており、上壁2の内周には、上方に拡径した注出筒3が連設され、注出筒3の下端には、注出口が開口される底壁4が連設されている。
キャップAは、射出成形の際、金型のゲートから射出される合成樹脂を金型内全体に注入し易くするため、キャップ本体A1の中心となる底壁4上部にゲートを設けるようにするとともに、合成樹脂が広がり易くするため、底壁4下面を形成する金型のゲートに対応する位置に凹部が設けられ、成形後の底壁4の中央下面には、肉溜まり5が形成される。
底壁4には、図1、2に示すように、下面から刻設された切断溝6を介して除去部7が形成され、除去部7上面のヒンジA2側には、支柱8を介して指かけリング9が設けられている。
また、底壁4には、除去部7を切り離すことによって、内容液を注出する注出孔10が形成される。
除去部7には、中央に、下面に肉溜まり5が収まるように形成される中央孔部7aと、中央孔部7aの両側から左右に細く延びる横方孔部7bと、中央孔部7aのヒンジA2側から細く延びる細巾孔部7cと、細巾孔部7cのヒンジA2側端に連設され、上面に支柱8を連設するように支柱8の下端面の形状に形成される支柱孔部7dとを具えている。
除去部7の形状にともない、注出孔10には、図2(b)に示すように、中央注出口部10aと、左右の横方注出口部10bと、細巾口部10cと、後口部10dとが形成される。
次に、本実施例の容器の使用態様と作用効果について説明する。
容器の使用にあたっては、まず、キャップAの開閉蓋A3を開蓋し、キャップ本体A1の注出筒3内の指かけリング9に指をかけて上方に引張り上げ、底壁4より除去部7を切り離し、注出孔10を開口する。
内容液の注出にあたって、容器をヒンジA2側の反対方向に徐々に傾けると、一定の角度で、キャップ本体A1の注出孔10の中央注出口部10aの周縁の前側端部から注出筒3内周に内容液を注出させることができ、その流れは、注出筒3の尖端部に案内され、円滑に流れ出るようになっている。
その際、中央注出口部10a以外の注出孔10が空気孔として作用し、内容液を安定して注出することができる。
さらに、容器の傾きを大きくすることにより、内容液が中央注出口部10aの他に、両側の横方注出口部10bからも注出され、流出量を増やして注出することができる。
また、容器の傾きを大きくしすぎても、中央注出口部10aのヒンジA2側が細巾口部10cであるので、流れがしぼられ、流出量が大量に注出されることを防止することができる。
その際には、後口部10dが空気孔として作用し、内容液を安定して注出することができる。
内容液の注出にあたって、容器をヒンジA2側に対して横方向のいずれかに傾けると、一定の角度で、キャップ本体A1の注出孔10のいずれかの横方注出口部10bの先端部から注出筒3内周に内容液が注出され、円滑に流れ出るようになっている。
その際、いずれかの横方注出口部10b以外が空気孔として作用し、内容液を安定して注出することができる。
本発明のキャップは、内容液を注出するにあたり、従来の前方向の他に、横方向にも容器を傾けることで、内容液を、キャップの底壁の注出孔から安定して注出することができる。
また、キャップの成形の際、底壁4の中央下面に肉溜まり5が形成されるが、除去部7の中央孔部7aの下面に収められるので、肉溜まり5を配した中央孔部7aの形に関係なく、除去部7の横方孔部7bおよび細巾孔部7cを細巾で形成することができる。
横方孔部7bを中央孔部7aに比べ、細巾で形成することで、容器を前方側に傾けた時には、内容液を細巾で注出でき、容器を横方向に傾けた時には、内容液を極細巾で注出できるようにし、容器の傾け方向により、内容液の注出形状を適宜選択できる。
さらに、左右の横方孔部7bの互いの横巾を変えて形成することにより、容器を傾ける方向により、内容液の注出形状を適宜選択できる数を、前方側と、右方側と、左方側との三方向に増やすことができる。
次に、第1実施例のキャップAの底壁4を変形した実施例について説明する。
除去部7の横方孔部7bを、第1実施例では、中央孔部7aの両側に設けたが、本実施例では、図3(a)に示すように、中央孔部7aの両側より細巾孔部7c側にずらして形成する。
横方孔部7bをずらして形成したことで、除去部7を除去した後、容器を前方向に傾けて内容液を注出するにあたり、注出孔10の中央注出口部10aのみから注出できる角度を大きくすることができる。
さらに、変形別実施例として、図3(b)に示すように、除去部7の中央孔部7aの前側に前方孔部7eを形成して、除去部7を除去した後、中央注出口部10aの前側に前方注出口部10eを形成する。
前方注出口部10eにより、内容液を注出するにあたり、内容液の横巾を中央注出口部10aに比べ、より細くすることができ、また、内容液の粘度によっては、中央注出口部10aの周縁の前側端部に比べ、内容液を安定させて注出することができる。
その他の作用効果は、実施例1と同じである。
また、図3(c)に示すように、横方孔部7b、前方孔部7eの底壁中央からの長さをさらに長くすることもできる。
その場合には、容器を大きく傾けなくても、内容液の注出を最後まで容易にできる。
上記各実施例では、キャップの形態をヒンジキャップとしたが、本発明はキャップの注出部に関する発明であり、別にヒンジを使用せず、キャップ本体に別体の開閉蓋を直接装着するキャップや、キャップ本体の係合筒と開閉蓋の側壁に互いに螺合するねじを配し、ねじ式の開閉キャップなどのキャップ形態としてもよい。
キャップの開閉方法に関するキャップ自体の形状は、上記実施形態の形態に限定されない。
また、ヒンジキャップであれば、ヒンジが邪魔になり、容器を後ろ方向に傾けて注出するということはないが、その他のキャップの注出であれば、容器を後ろ方向に傾け、一定の角度でキャップ本体A1の注出孔10の後口部10dより内容液を注出させ、注出筒3の尖端部から円滑に流れ出るようにすることができる。
その際、後口部10d以外の注出孔10が空気孔として作用し、内容液を安定して注出することができる。
キャップ本体の底壁の除去部を切り離すことによって、容器を前方向にも横方向にも傾けて内容液を注出でき、また、注出する内容液の横巾も適宜選択できるキャップを、生産性よく成形することができる。
本容器は、醤油などの食用液を収納する容器だけでなく、医薬品や化粧料などの液体物の容器にも幅広く利用できる。
本発明の第1実施例のキャップの説明図で、(a)は上面図、(b)は断面立面図である。 キャップ本体の底壁の説明図で、(a)は下面図、(b)は除去部切り離し後の下面図である。 本発明の第2実施例のキャップ本体のいろいろな底壁の説明図で、(a)、(b)、(c)は下面図である。
符号の説明
A キャップ
A1 キャップ本体
A2 ヒンジ
A3 開閉蓋
1 外筒
2 上壁
3 注出筒
4 底壁
5 肉溜まり
6 切断溝
7 除去部
7a 中央孔部
7b 横方孔部
7c 細巾孔部
7d 支柱孔部
7e 前方孔部
8 支柱
9 指かけリング
10 注出孔
10a 中央注出口部
10b 横方注出口部
10c 細巾口部
10d 後口部
10e 前方注出口部

Claims (4)

  1. 外筒と、上壁と、上壁の内周に連設された注出筒と、注出筒の下端に連設された底壁とを具えたキャップ本体と、開閉蓋とからなる注出キャップであって、
    底壁には、下面から刻設された切断溝を介して除去部が形成され、除去部上面には、支柱を介して指かけリングが設けられ、
    除去部は、底壁中央部の小径の中央孔部と、中央孔部の両側から左右に細く延びる横方孔部と、中央孔部の後側から細く延びる細巾孔部と、細巾孔部に先端に連設され、上面に支柱を連設される支柱孔部とを具えていることを特徴とする注出キャップ。
  2. キャップ本体の底壁から除去部を切り離して、底壁に、内容液を細巾に注出する中央注出口部と、横方注出口部と、細巾口部と、後口部とからなる注出孔が形成されることを特徴とする請求項1記載の注出キャップ。
  3. 除去部の中央孔部の前側に、前方孔部を設けたことを特徴とする請求項1記載の注出キャップ。
  4. キャップ本体の底壁から除去部を切り離して、底壁に、中央注出口部と、内容液を細巾に注出する前方注出口部と、横方注出口部と、細巾口部と、後口部とからなる注出孔が形成されることを特徴とする請求項3記載の注出キャップ。
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