JP2008182435A - 位置検出システム - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で低消費電力な位置検出システムを提供する。
【解決手段】移動局3は赤外線発信機1から送信される固有識別信号を受信可能なエリアへの進入と受信可能エリアからの離脱時に,進入・離脱イベント情報と固有識別信号をまとめて内部メモリに保存する。移動局3は,一定周期カウンタを有しており,1周期に受信した位置情報をまとめて基地局4に無線送信する。また,移動局3は,イベント発生時から無線送信するまでの時刻偏差と自己の識別符号を位置情報に付加し無線送信する。基地局4は受信した位置情報に受信時の絶対時刻のタイムスタンプを付加しサーバー5に出力する。サーバーは受信した位置情報から,移動局3の移動軌跡と軌跡の通過時間を復元する。
【選択図】図1
【解決手段】移動局3は赤外線発信機1から送信される固有識別信号を受信可能なエリアへの進入と受信可能エリアからの離脱時に,進入・離脱イベント情報と固有識別信号をまとめて内部メモリに保存する。移動局3は,一定周期カウンタを有しており,1周期に受信した位置情報をまとめて基地局4に無線送信する。また,移動局3は,イベント発生時から無線送信するまでの時刻偏差と自己の識別符号を位置情報に付加し無線送信する。基地局4は受信した位置情報に受信時の絶対時刻のタイムスタンプを付加しサーバー5に出力する。サーバーは受信した位置情報から,移動局3の移動軌跡と軌跡の通過時間を復元する。
【選択図】図1
Description
本発明は,位置検出システム,特に人や自動車等の移動体に対する位置検出システムに関する。
図10は従来のこの種の位置検出システムを示すブロック図である。図10において,赤外線発信機15−1〜15−n(以下15)は建物の天井等に複数設置されており,固有識別信号(ID)を赤外線送信する機能を有している。赤外線受信機16を携帯した人が赤外線発信機15の下を通過すると,赤外線受信機16がIDを受信し,赤外線受信機16に接続されているPHS移動局17に送信する。PHS移動局17は赤外線受信機16から受信したIDに自己の識別情報と受信時刻(絶対時間)を付加して内部に蓄積する。
PHS移動局17はPHS基地局18−1〜18−n(以下18)から送信されるエリア識別信号を受信するための待ち受け受信機能を有しており,PHS基地局18からエリア識別信号を受信した際,PHS基地局18に対して送信要求を出力し,リンクチャネルの確立を行う。リンクチャネル確立後,PHS移動局17はPHS基地局18にIDと自己識別情報と受信時刻情報を含んだ位置情報を出力する。また,PHS移動局17は受信したIDが前回と異なる場合も,PHS基地局18に送信要求を出力し,リンクチャネル確立後位置情報を出力する。
PHS基地局18は受信した位置情報をPHS交換機19に送信する。位置情報処理装置20はPHS交換機19で受信した位置情報に基づき,IDに対応した赤外線発信機15の近傍にPHS移動局17(人)がいたことを検出する。なお,PHS交換機19はPHS基地局18を介してPHS移動局17に時刻同期信号を送信し,PHS移動局17は受信した時刻同期信号に基づき内部の時刻をRTC(Real Time Clock)に設定する。
しかしながら,上述した従来の位置検出システムでは,PHSシステムを利用しているので小型・省電力化が困難であるという第1の問題点がある。その理由は,PHSシステムは通信プロトコルが複雑なため,回路規模が大きくなり,回路規模が大きいため消費電力も大きくなるからである。そして,PHSをプロトコル等の制約のない簡易な無線通信に置き換えたとしても以下の問題がある。
また,位置情報に受信時刻(絶対時刻)を使用しているので,PHS移動局17の小型化・省電力化が困難であるという第2の問題点がある。その理由は,PHS移動局17は,RTC(Real Time Clock)機能を搭載する必要があり,更に,時刻補正のための仕組みが必要になり回路規模が大きくなるからである。また,時刻補正のためにPHS基地局18から時刻同期信号を受信するする必要があるため待機中も受信可能状態で動作する必要があり消費電力が大きくなるからである。
また,赤外線発信機15を設置する場合,隣接する赤外線発信機15と赤外線放射エリアが重ならないようにする必要があるので,設置に多大な時間を要するという第3の問題点がある。その理由は,PHS移動局17は前回受信したIDと異なるIDを受信すると位置情報をPHS基地局18に送信するため,赤外線放射エリアが重なっていると,PHS移動局17が同じ位置に留まっているにもかかわらず複数の赤外線発信機15から信号を順番に受信した場合,IDを受信する毎にPHS基地局18にイベント情報を送信することになり,PHS移動局17が移動していると判断されるからである。
また,PHS移動局17が赤外線発信機15付近を通過し,次の赤外線発信機15の付近に行く前に,再度直前に通過した赤外線発信機15付近に戻った場合のPHS移動局17の移動を検出でず,詳細な位置検出ができないという第4の問題点がある。その理由は,PHS移動局17は赤外線発信機15の放射エリアに進入時のみ位置情報をPHS基地局18に送信し,放射エリアから離脱した情報を基地局18に送信していないからである。
また,移動局17から基地局18への無線伝送効率が悪いという第5の問題点がある。その理由は,位置情報に絶対時刻を使用しているためにデータ量が多くなってしまうからである。更に,PHS移動局17は前回受信したIDと異なるIDを受信する毎に,PHS基地局18へ位置情報を送信するため,移動体の移動量が多くなると送信回数が増え,無線通信のオーバーヘッド(同期信号等)が大きくなるからでもある。
そこで,本発明の目的は,簡易・小型・低消費電力で赤外線発信機の設置が簡便であり、かつ無線伝送の効率を向上させた位置検システムを提供することにある。
本発明の位置検出システムは,赤外線放射エリアが移動体の移動範囲を含むように設置され,それぞれが固有識別信号(ID)を定周期で赤外線送信する複数の赤外線発信機(図1の1)と,移動体によって携帯され,赤外線発信機から送信される赤外線を受光し,赤外線に含まれるデータを出力する赤外線受信機(図1の2)と,移動体によって携帯され,赤外線受信機から入力されたデータにより,赤外線発信機の赤外線放射エリアに対する進入イベント・離脱イベントを検出し,検出したイベントのイベント情報を定周期で送信する移動局(図1の3)と,移動局からのイベント情報を受信し,タイムスタンプを付加して出力する基地局(図1の4)と,基地局から送信されたイベント情報内の時刻偏差とタイムスタンプと進入イベント情報・離脱イベント情報により,移動局の各赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻を復元し,また基地局に時刻データを送信するサーバー(図1の5)とで構成されることを特徴とする。
より具体的には,サーバー(図1の5)は,記赤外線発信機の配置図を記録しており,受信したイベント情報と復元した各赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻と赤外線発信機の配置図から移動局の移動軌跡と移動局の各赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻を表示することを特徴とする。
また,移動局(図1の3)は,赤外線受信機から出力されたデータからID情報を抽出して出力する受信部(図2の6)と,0から最大カウント値までカウントアップし,カウンタ値が最大カウント値の時に割込み信号を出力してデータの送信タイミングを通知する定周期タイマ(図2の9)と,受信部から出力されるID情報から進入イベント・離脱イベントを検出し,検出したイベントの情報とイベント検出時の定周期タイマのカウント値を時刻偏差として出力するイベント検出部(図2の8)と,イベント検出部から出力されるイベント情報(IDと進入イベント・離脱イベントと定周期タイマのタイマ値)を保存するメモリ(図2の7)と,メモリに保存されているイベント情報に当該移動局の識別IDと送信時の定周期タイマのカウンタ値を加えたデータを生成して基地局へ送信する送信部(図2の11)と,割込み信号により送信部に送信命令を行い,また送信時の定周期タイマのカウンタ値を送信部へ出力する制御部(図2の10)とで構成される。
更に,イベント検出部は,IDを記憶するためのID格納メモリ(図3の13)と,受信部から出力されるID情報により,移動体が赤外線放射エリアに進入したことを検出すると,その検出結果を検出時の定周期タイマのカウント値とIDを付加した進入イベント情報としてメモリへ出力すると共にIDをID格納メモリへ出力する進入イベント検出部(図3の12)と,ID格納メモリに保存されているIDを対象に受信部から出力されるIDにより,移動体が赤外線放射エリアから離脱したことを検出すると,その検出結果を検出時の定周期タイマのカウント値とIDを付加した離脱イベント情報としてメモリへ出力すると共に離脱イベントとして検出したIDはID格納メモリから削除する少なくとも1つの離脱イベント検出部(図3の114)とで構成されることを特徴とする。
本発明の第1の効果は,回路・装置構成の簡易化および小型化することが可能であるということである。その理由は,移動局は絶対時刻を使用しないため,RTC機能を実装する必要がないからである。また,時刻補正機能も実装する必要が無いためである。更に,無線機能をプロトコルの制約がない簡易な無線機で実現するためである。
本発明の第2の効果は,移動局を低消費電力化することができるということである。その理由は,移動局は絶対時刻を使用しないため,RTC機能と時刻補正機能を実装する必要が無いためである。更に,時刻補正のため時刻同期信号を受信するする必要がないため,待機中は省電力状態で動作することが可能ためである。
本発明の第3の効果は,移動局から基地局への無線伝送の効率を向上できるということである。その理由は,一定時間内に発生したイベント情報をまとめて送信することで送信回数を減少することが可能となるからである。
本発明の第4の効果は,赤外線発信機の設置を簡便に行うことができるということである。その理由は,移動局は複数の赤外線発信機からのIDを受信した場合でも,受信ID毎に進入・離脱を検出し,イベント情報として基地局送信することが可能なため,赤外線発信機を設置する際,隣接する赤外線発信機との間隔を考慮することなく行うことが可能だからである。
次に,本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図1は,本発明の位置検出システムの一例を示すブロック図である。この位置検出システムは,図1に示すように,n個の赤外線発信機1−1〜1−nと,赤外線受信機2と,移動局3と基地局4と,サーバー5とで構成されている。赤外線受信機2と移動局3は接続されており,移動体によって携帯される。
図1は,本発明の位置検出システムの一例を示すブロック図である。この位置検出システムは,図1に示すように,n個の赤外線発信機1−1〜1−nと,赤外線受信機2と,移動局3と基地局4と,サーバー5とで構成されている。赤外線受信機2と移動局3は接続されており,移動体によって携帯される。
赤外線発信機1は屋内の天井や壁等に設置され固有識別信号(ID)を定周期(可変可能)で赤外線送信する機能を有する。赤外線受信機2は赤外線発信機1から送信される赤外線を受光し,赤外線に含まれるデータを有線で接続されている移動局3に出力する機能を有する。
移動局3は赤外線受信機2から入力されたデータにより,赤外線発信機1の赤外線放射エリアに対する進入イベント・離脱イベントを検出し,検出したイベントのイベント情報を定周期で基地局4に無線送信する機能を有する。
基地局4は移動局3からのイベント情報を無線受信する機能と,受信したイベント情報にタイムスタンプを付加しサーバー5へ有線出力する機能を有する。また,基地局4はサーバー5から送信される時刻データを記憶する機能を有する。
サーバー5は赤外線発信機1の配置図を記録している。また,サーバー5は基地局4から送信されたイベント情報内の時刻偏差とタイムスタンプと進入イベント情報・離脱イベント情報により,移動局4が各赤外線発信機1赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻を復元する機能を有する。また,受信したイベント情報と復元した時刻情報と赤外線発信機1の配置図から移動局3の移動軌跡と赤外線発信機1付近を通過した時刻を表示する機能を有する。また,サーバー5は基地局4に時刻データを送信する機能を有する。
図2は図1における移動局3の構成の一例を示すブロック図である。移動局3は,図2に示すように,受信部6,メモリ7,イベント検出部8,定周期タイマ9,制御部10および送信部11で構成されている。
受信部6は赤外線受信機2から出力されたデータからID情報を抽出し,イベント検出部8に出力する機能を有する。イベント検出部8は,受信部6から出力されるID情報から,赤外線放射エリアへの進入イベント・離脱イベントを検出する機能と,検出したイベント情報とイベント検出時の定周期タイマ9のカウント値をまとめてメモリ7に出力する機能を有する。メモリ7はイベント検出部8から出力されるイベント情報(IDと進入イベント・離脱イベントと定周期タイマ9のタイマ(時刻偏差)値)を保存する機能を有する。また,送信部11からの命令により自身に保存されているイベント情報を出力する機能を有する。
定周期タイマ9は,0から最大カウント値(一定時間T2)までカウントアップするリングカウンタ機能と,カウンタ値がT2の時に制御部10に割込みを出力し,データの送信タイミングを通知する機能を有している。また,イベント検出部8にカウンタ値を常時出力する機能を有する。
制御部10は,送信部11に送信命令を行う機能と送信時の定周期タイマ9のカウンタ値を出力する機能を有する。送信部11は制御部10からの命令に従いメモリ7に保存されているイベント情報に移動局3の識別IDと送信時の定周期タイマ8のカウンタ値(T2)を加えたデータを生成し無線送信する機能を有する。また,無線送信タイミングが他の無線通信と重なった場合,ランダム時間後に,制御部10から出力された送信時のタイマカウント値にランダム時間を加算した値に変更し,再送信する機能を有している。送信部11の無線機能はプロトコルの制約がない簡易な無線機を用いる。
図3は図2におけるイベント検出部8の構成図の一例を示すブロック図である。このイベント検出部8は,図3に示すように,2種類までのIDを同時に受信可能であり,進入イベント検出部12とID格納メモリ13と2つの離脱イベント検出部14−1,14−2とで構成されている。M種類までのIDを同時に受信可能とする場合は離脱イベント検出部14をM個(14−1〜14−M)設ければよい。
進入イベント検出部12は受信部6から出力されるIDにより,移動体がID受信可能なエリアに進入したことを検出し,その検出結果を検出時の定周期タイマ9のカウント値とIDを付加した進入イベント情報としてメモリ7に出力する機能を有する。また,進入イベントとして検出したIDをID格納メモリ13に出力する機能を有する。
離脱イベント検出部14−1〜14−2は,ID格納メモリ13に保存されているIDを対象に受信部6から出力されるIDにより,移動体が赤外線放射エリアから離脱したことを検出し,その検出結果を検出時の定周期タイマ9のカウント値とIDを付加した離脱イベント情報としてメモリ7に出力する機能を有する。また,離脱イベントとして検出したIDはID格納メモリ13から削除する機能を有する。
ID格納メモリ13は,進入イベント検出部12から出力されるIDを保存する機能と,離脱イベント検出部14からの削除命令により保存されているIDを削除する機能を有する。
[動作の説明]
次に,以上のように構成された本位置検出システムの動作について,図4〜図7を参照して説明する。図4は移動局3が赤外線発信機1−1付近を通過した時の移動軌跡例を示し,図5は移動局3が図4に示す軌跡のように移動した時赤外線受信機2と移動局3と基地局4の動作タイミングを示す。図5では定周期タイマ8の周期T2を60sとしている。
次に,以上のように構成された本位置検出システムの動作について,図4〜図7を参照して説明する。図4は移動局3が赤外線発信機1−1付近を通過した時の移動軌跡例を示し,図5は移動局3が図4に示す軌跡のように移動した時赤外線受信機2と移動局3と基地局4の動作タイミングを示す。図5では定周期タイマ8の周期T2を60sとしている。
図4の移動軌跡例では,移動体はa地点で赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアに進入した後,b地点で離脱し,その後にUターンしてc地点で赤外線発信機1−1の赤外送信エリアに再び進入した後,再度Uターンしてd地点で離脱している。
赤外線発信機1は屋内の天井や壁等に設置され固有識別信号(ID)を定周期で赤外線送信している。図4では,赤外線発信機1−1が「01」というIDを定周期で赤外線送信している。移動局3がa地点に到達すると赤外線受信機2は赤外線を受光し始めb地点まで定周期で受光が継続する。同様に,受信部6は(a-b)間でID(01)をイベント検出部8に出力する。
進入イベント検出部12はa地点で受信したIDを基に赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアに進入したことを検出し,進入イベント(IN)とID(01)と定周期タイマ9のカウンタ値(0s)をセットとしたイベントAとしてメモリ7に保存する。また,同時にID(01)をID格納メモリ13に登録番号「1」を付加して保存する。進入イベント検出12における処理については後で詳述する。離脱イベント検出部14−1は,ID格納メモリ13に登録番号1のIDが保存されたことを検出すると,受信部6が登録番号1のID(01)を受信しているか定期的に監視することを開始する。
移動局3がb地点を通過してからT1時間後に,離脱イベント検出部14−1は移動局3が赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアから離脱したと判断し,離脱イベント(OUT)とID(01)と定周期タイマ9のカウンタ値(38s)を1つとしたイベントBとしてメモリ7に保存する。また,同時にID格納メモリ13に保存されている登録番号1のデータを削除する。離脱イベント検出部14における処理については後で詳述する。
移動局3がb地点を通過した後に,c地点を通過した場合にはa地点通過時と同様な処理が,またd地点を通過した場合にはb地点通過時と同様な処理が,それぞれ移動局3では行なわれ,イベントC,イベントDがメモリ7に保存される。
定周期タイマ9はカウント値が最大値T2(60s)になると,制御部10に対して割込みを発生する。制御部10は,定周期タイマ9からの割込み信号を受けると,送信部11に対して無線送信命令と定周期タイマ9のカウンタ最大値T2(60s)を出力する。
送信部11は,制御部10からの無線送信命令を受信すると,メモリ7に保存されているイベント情報(イベントA〜イベントC)と移動局3の移動局IDと送信部11から出力されたカウンタ値(60s)を基地局4に無線送信する。
基地局4は移動局3から送信されたイベント情報を受信すると,受信したイベント情報に受信時刻(タイムスタンプ)を付加しサーバー5へ出力する。
サーバー5は,基地局4から送信されたイベント情報内の時刻偏差データとタイムスタンプとにより,移動局4が赤外線発信機1付近を通過した時刻(イベント発生時刻)を復元する。イベント発生時刻は次式で与えられる。
イベント発生時刻=タイムスタンプ−(T2−時刻偏差値)
T2:移動局3内定周期タイマ9のカウント最大値
サーバー5は,受信したIDと進入・離脱イベントと移動局3の識別IDと赤外線発信機の配置図と復元した通過時間から移動局3の移動軌跡および通過時間を復元することが可能となる。
T2:移動局3内定周期タイマ9のカウント最大値
サーバー5は,受信したIDと進入・離脱イベントと移動局3の識別IDと赤外線発信機の配置図と復元した通過時間から移動局3の移動軌跡および通過時間を復元することが可能となる。
図6は移動局3が赤外線発信機1−1と赤外線1−2付近を通過した時の移動軌跡例を示し,図7は移動局3が図6に示す軌跡のように移動した時赤外線受信機2と移動局3と基地局4の動作タイミングを示す。図7でも定周期タイマ8の周期T2を60sとしている。
図6の移動軌跡例では,移動体はe地点で赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアに進入した後,更にf地点で赤外線発信機1−2の赤外送信エリアに進入し,その後にg地点で赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアを離脱し,更にh地点で赤外線発信機1−2の赤外線放射エリアを離脱している。すなわち,移動体は,(f-g)間では赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアと赤外線発信機1−2の赤外線放射エリアに重複して位置することになる。
図7では,赤外線発信機1−1が「01」というIDを,赤外線発信機1−2が「02」というIDを定周期で赤外線送信している。移動局がe地点に到達すると,赤外線受信機2は赤外線発信機1−1からの赤外線を受光し始めg地点まで定周期で受光が継続する。同様に受信部6は(e-g)間でID(01)をイベント検出部8に出力する。また,移動局がf地点に到達すると,赤外線受信機2は赤外線発信機1−2から赤外線を受光し始めh地点まで定周期で受光が継続する。同様に受信部6は(f-h)間でID(02)をイベント検出部8に出力する。
進入イベント検出部12はe地点で受信したIDを基に赤外線発信機1−1の赤外線放射エリアに進入したことを検出し,進入イベント(IN)とID(01)と定周期タイマ9のカウンタ値(0s)を1つとしたイベントEとしてメモリ7に保存する。また,同時にID(01)をID格納メモリ13に登録番号(1)を付加し保存する。
更に,進入イベント検出部12はf地点で受信したIDを基に赤外線発信機1−2の赤外線放射エリアに進入したことを検出し,進入イベント(IN)とID(02)と定周期タイマ9のカウンタ値(20s)を1つとしたイベントFとしてメモリ7に保存する。また,同時にID(02)をID格納メモリ13に登録番号(2)を付加し保存する。
離脱イベント検出部14−1は,ID格納メモリ13に登録番号1のIDが保存されたことを検出すると,登録番号1のID(01)を定期的に受信しているか監視を開始する。移動局がg地点を通過してからT1時間後に,離脱イベント検出14−1は移動局3が赤外線発信機1−1の赤外線放射エリア1−1から離脱したと判断し,離脱イベント(OUT)とID(01)と定周期タイマ9のカウンタ値(38s)を1つとしたイベントGとしてメモリ7に保存する。また,同時にID格納メモリ13に保存されている登録番号1のデータを削除する。
離脱イベント検出部14−2は,ID格納メモリ13に登録番号2のIDが保存されたことを検出すると,登録番号2のID(02)を定期的に受信しているか監視を開始する。移動局がh地点を通過してからT1時間後に,離脱イベント検出14−2は移動局3が赤外線発信機1−2の赤外線放射エリアから離脱したと判断し,離脱イベント(OUT)とID(02)と定周期タイマ9のカウンタ値(58s)を1つとしたイベントHとしてメモリ7に保存する。また,同時にID格納メモリ13に保存されている登録番号2のデータを削除する。
この後の定周期タイマ9,制御部10,送信部11,基地局4およびサーバー5における処理は,上述の図4および図5を参照した説明におけるのと同様である。
図8は,進入イベント検出部12における進入イベント検出動作を示すフローチャートである。先ず,受信機6からID受信されたか判断し(図8のステップA1),受信されていない場合は初期ステップに戻り,受信されている場合は受信したIDがID格納メモリ13に格納されているIDと一致しているかを判断する(ステップA2)。
その結果,一致している場合は初期ステップに戻り,一致していない場合はID格納メモリ13に格納されているID数を比較し,同時に受信可能なID数を超えていないか判断する(ステップA3)。その結果,超えている場合は初期ステップに戻り,超えていない場合はメモリ7に進入(IN)イベントと定周期タイマ9のカウント値とIDをまとめて保存し(ステップA4),ID格納メモリ13にIDと登録番号をまとめて保存し(ステップA5),初期ステップに戻る。
図9は,離脱イベント検出部14−1における離脱イベント検出動作を示すフローチャートである。なお,離脱イベント検出部14−2の動作はステップB1,B4,B7での登録番号の対象を2としていることとステップB2,B3,B5のカウンタがカウンタ2であること以外は離脱イベント検出部14−1と同様である。
先ず,ID格納メモリ13に登録番号1のデータが保存されているかを判断し(図9のステップB1),保存されていない場合は初期ステップに戻り,保存されている場合は離脱イベント検出部14−1内のカウンタ1をリセットし(ステップB2),カウンタ1のカウントを開始する(ステップB3)。そして,受信部6から登録番号1のIDと同じIDが出力されているかを判断し(ステップB4),出力されている場合はステップB2に戻り,出力されていない場合はステップB5に進む。
ステップB5では,カウンタ1のカウンタ値がT1時間を超えているかを判断し,超えていない場合はステップB4に戻り,超えている場合はメモリ7に離脱(OUT)イベントと定周期タイマ9のカウント値とIDをまとめて保存し(ステップB6),またID格納メモリ13に保存されている登録番号1のデータを削除し(ステップB7),初期ステップに戻る。
1 赤外線発信機
2 赤外線受信機
3 移動局
4 基地局
5 サーバー
6 受信部
7 メモリ
8 イベント検出部
9 定周期タイマ
10 制御部
11 送信部
12 進入イベント検出部
13 ID格納メモリ
14 離脱イベント検出部
2 赤外線受信機
3 移動局
4 基地局
5 サーバー
6 受信部
7 メモリ
8 イベント検出部
9 定周期タイマ
10 制御部
11 送信部
12 進入イベント検出部
13 ID格納メモリ
14 離脱イベント検出部
Claims (4)
- 赤外線放射エリアが移動体の移動範囲を含むように設置され,それぞれが固有識別信号(ID)を定周期で赤外線送信する複数の赤外線発信機と,
前記移動体によって携帯され,前記赤外線発信機から送信される赤外線を受光し,赤外線に含まれるデータを出力する赤外線受信機と,
前記移動体によって携帯され,前記赤外線受信機から入力されたデータにより,前記赤外線発信機の前記赤外線放射エリアに対する進入イベント・離脱イベントを検出し,検出したイベントのイベント情報を定周期で送信する移動局と,
前記移動局からのイベント情報を受信し,タイムスタンプを付加して出力する基地局と,
前記基地局から送信されたイベント情報内の時刻偏差と前記タイムスタンプと進入イベント情報・離脱イベント情報により,前記移動局の前記各赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻を復元し,また前記基地局に時刻データを送信するサーバーとで構成されることを特徴とする位置検出システム。 - 前記サーバーは,前記赤外線発信機の配置図を記録しており,
受信した前記イベント情報と復元した前記各赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻と前記赤外線発信機の配置図から前記移動局の移動軌跡と前記移動局の前記各赤外線放射エリアへの進入・離脱時刻を表示することを特徴とする請求項1記載の位置検出システム。 - 前記移動局は,
赤外線受信機から出力されたデータからID情報を抽出して出力する受信部と,
0から最大カウント値までカウントアップし,カウンタ値が前記最大カウント値の時に割込み信号を出力してデータの送信タイミングを通知する定周期タイマと,
前記受信部から出力されるID情報から前記進入イベント・離脱イベントを検出し,検出したイベントの情報とイベント検出時の前記定周期タイマのカウント値を前記時刻偏差として出力するイベント検出部と,
イベント検出部から出力されるイベント情報(IDと進入イベント・離脱イベントと定周期タイマのタイマ値)を保存するメモリと,
前記メモリに保存されているイベント情報に当該移動局の識別IDと送信時の前記定周期タイマのカウンタ値を加えたデータを生成して前記基地局へ送信する送信部と,
前記割込み信号により前記送信部に送信命令を行い,また送信時の前記定周期タイマのカウンタ値を前記送信部へ出力する制御部とで構成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の位置検出システム。 - 前記イベント検出部は,
前記IDを記憶するためのID格納メモリと,
前記受信部から出力されるID情報により,前記移動体が前記赤外線放射エリアに進入したことを検出すると,その検出結果を検出時の前記定周期タイマのカウント値と前記IDを付加した進入イベント情報として前記メモリへ出力すると共に前記IDを前記ID格納メモリへ出力する進入イベント検出部と,
前記ID格納メモリに保存されているIDを対象に前記受信部から出力されるIDにより,移動体が前記赤外線放射エリアから離脱したことを検出すると,その検出結果を検出時の前記定周期タイマのカウント値とIDを付加した離脱イベント情報として前記メモリへ出力すると共に離脱イベントとして検出したIDは前記ID格納メモリから削除する少なくとも1つの離脱イベント検出部とで構成されることを特徴とする請求項3記載の位置検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007013781A JP2008182435A (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 位置検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2008182435A true JP2008182435A (ja) | 2008-08-07 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110024534A (ko) * | 2009-09-02 | 2011-03-09 | 에스케이 텔레콤주식회사 | 근거리 무선망 기반의 정보 수집을 통한 라이프 로그 서비스 제공 시스템 및 방법, 그리고 이에 적용되는 장치 |
WO2012098802A1 (ja) * | 2011-01-20 | 2012-07-26 | 株式会社ビーマップ | ローカル情報配信システム |
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-
2007
- 2007-01-24 JP JP2007013781A patent/JP2008182435A/ja active Pending
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