JP2008180993A - 画像形成装置及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真方式によって形成された画像において発生する単色のムラだけでなく多次色のムラも改善する。
【解決手段】画像形成装置1の画像処理部60は、単色テスト画像を表す単色テスト画像データと、多次色テスト画像を表す多次色テスト画像データとを記憶する。リトランスファの影響をうけるC及びMについては、これらのテスト画像が読み取られて生成された読み取り画像データに基づいて、単色目標階調値及び多次色目標階調値を設定し、設定した目標階調値と画像の階調特性に基づいて、単色補正テーブル及び多次色補正テーブルを生成する。そして、入力された画像データの内容に応じて補正テーブル640を選択し、選択した補正テーブル640に基づいて画像データを補正する。これにより、補正された画像データに応じて形成される画像の単色のムラ及び多次色のムラがどちらも改善される。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像処理装置に関する。
電子写真方式によって形成された画像は、例えばインクジェット記録方式による画像と比較すると、色の均一性が劣ることが知られている。つまり、電子写真方式によって形成された画像においては、同一の色で均一の濃度であるべきはずの領域に、色差や濃淡が発生しやすい。この現象を色ムラと呼ぶが、この色ムラには単色のムラと多次色のムラがある。単色とは、現像に用いるトナーそのものの色であり、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)である。この単色のムラは、感光体表面の摩耗などが原因で発生し、典型的には、副走査方向に向かって延びる細い筋状の濃淡画像として現れる。
これに対し、多次色とは、複数の単色によって表現される色であり、例えばシアンとイエローが重ねられて表現されるグリーンである。重ねられる色が2色である場合には2次色と呼ばれ、重ねられる色が3色である場合には3次色と呼ばれる。この多次色のムラが発生する原因としては、感光体から中間転写体に転写されたトナー像の上に、さらに別の色のトナー像が重ねられて転写される際に、先に転写されたトナー像が別の色のトナー像が乗った感光体表面に転移してしまうことや、転写ローラや中間転写ベルトの接触状態が均一でない場合に転写されるトナーの量に差が生じることなどが知られている。特に前者のように、トナーが感光体に戻ってしまうような現象は「リトランスファ」と呼ばれている。
単色のムラを解消する方法として、感光体の位置情報に基づいて帯電量や現像量を調整して補正する方法や(特許文献1参照)、露光量を主走査方向で変化させて補正する方法や(特許文献2参照)、画像の微少領域毎に画素値の変換テーブルを用意しておき、このテーブルを用いて画素値を変換する方法(特許文献3参照)などが提案されている。
特開平08−030145号公報 特開平09−197316号公報 特開平06−003911号公報
しかし、特許文献1〜3によって提案されている方法を用いて、上述したような多次色のムラを補正する効果はほとんどない。本発明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、単色だけでなく多次色のムラについても各々改善する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、複数の単色で構成される単色テスト画像を表す単色テスト画像データと、前記複数の単色のうち少なくとも2色で構成される多次色テスト画像を表す多次色テスト画像データとを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている単色テスト画像データに基づいて所定の媒体に形成された前記単色テスト画像、及び、前記記憶手段に記憶されている多次色テスト画像データに基づいて所定の媒体に形成された前記多次色テスト画像を読み取って、読み取り画像データを生成する読取手段と、前記読取手段が生成した読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する色分解手段と、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データに基づいて、多次色目標階調値を設定するとともに、前記記憶手段に記憶された単色テスト画像データに基づいて、単色目標階調値を設定する目標値設定手段と、前記記憶手段に記憶された前記単色テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記単色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す単色補正テーブルを生成する単色補正テーブル生成手段と、前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記多次色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す多次色補正テーブルを生成する多次色補正テーブル生成手段と、入力された画像データの内容に応じて、前記単色補正テーブル又は前記多次色補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて前記画像データを補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
また、本発明は、複数の単色の各々の画像に応じた光を感光体に照射して当該感光体に各々の単色に対応した静電潜像を形成し、当該静電潜像をそれぞれ前記単色に対応したトナーによって現像して複数のトナー像を形成し、形成された複数のトナー像を重ね合わせて記録媒体に転写する画像形成装置において、前記複数の単色の各々について、前記記録媒体の第1の方向に同一濃度で、かつ前記第1の方向と直交する第2の方向に濃度が異なる複数の領域から成るテストパターンを含む単色のテスト画像を表す単色のテスト画像データと、前記複数の単色のうち少なくとも2色で構成される多次色についての前記テストパターンを含む多次色のテスト画像を表す多次色のテスト画像データとを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている単色のテスト画像データ及び多次色のテスト画像データに基づいて、所定の媒体に前記単色のテスト画像及び多次色のテスト画像をそれぞれ形成するテスト画像形成手段と、前記所定の媒体に形成された前記単色のテスト画像及び多次色のテスト画像を読み取って、読み取り画像データを生成する読取手段と、前記読取手段が生成した読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する色分解手段と、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データに基づいて、多次色目標階調値を設定するとともに、前記記憶手段に記憶された単色テスト画像データに基づいて、単色目標階調値を設定する目標値設定手段と、前記記憶手段に記憶された前記単色テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、前記第1の方向を基準軸とした各位置における階調特性を算出し、算出した階調特性と前記単色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す単色補正テーブルを生成する単色補正テーブル生成手段と、前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、前記第1の方向を基準軸とした各位置における階調特性を算出し、算出した階調特性と前記多次色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す多次色補正テーブルを生成する多次色補正テーブル生成手段と、入力された画像データの内容に応じて、前記単色補正テーブル又は前記多次色補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて前記画像データを補正する補正手段と、前記補正手段によって補正された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明の好ましい態様においては、高周波除去する高周波除去手段を備え、前記色分解手段は、前記高周波除去手段による高周波除去を経た読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解してもよい。
前記目標設定手段は、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データの平均値に基づいて求められる平均目標階調値を設定し、前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記平均目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す平均補正テーブルを生成する平均補正テーブル生成手段を備え、前記補正手段は、前記単色補正テーブル、前記多次色補正テーブル及び前記平均補正テーブルのいずれか1つの補正テーブルを選択してもよい。
前記補正手段は、前記入力された画像データが表す画像の領域が所定の閾値以上の大きさであって、当該画像の色が、多次色のムラが発生しやすい色として予め特定されている色である場合には、当該画像データを前記多次色補正テーブルに基づいて補正してもよい。
前記補正手段は、前記入力された画像データに基づいて記録媒体に形成される画像に複数の同一且つ同色画像が含まれている場合であって、その同一画像の色が、多次色のムラが発生しやすい色として予め特定されている色である場合には、当該画像データを前記多次色補正テーブルに基づいて補正してもよい。
前記補正手段は、前記入力された画像データが示す画像毎に補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて当該画像を表す画像データを補正してもよい。
前記所定の媒体は、前記感光体、前記トナー像が転写される中間転写体又は前記記憶媒体のうちの少なくとも1つであってもよい。
また、本発明は、複数の単色で構成される単色テスト画像を表す単色テスト画像データと、前記複数の単色のうち少なくとも2色で構成される多次色テスト画像を表す多次色テスト画像データとを記憶した記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている単色テスト画像データ及び多次色テスト画像データに基づいて所定の媒体に形成されたテスト画像が読み取られて生成された読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する色分解手段と、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データに基づいて、多次色目標階調値を設定するとともに、前記記憶手段に記憶された単色テスト画像データに基づいて、単色目標階調値を設定する目標値設定手段と、前記記憶手段に記憶された前記単色テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記単色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す単色補正テーブルを生成する単色補正テーブル生成手段と、前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記多次色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す多次色補正テーブルを生成する多次色補正テーブル生成手段と、入力された画像データの内容に応じて、前記単色補正テーブル又は前記多次色補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて前記画像データを補正する補正手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置を提供する。
(1)実施形態の概要
各種の画像にて発生する単色ムラ及び多次色のムラの補正は、次のような問題点がある。まず、単色のムラを改善する単色補正テーブルに基づいて、多次色のムラが発生する特性を持つ画像データを補正しても、上述したリトランスファに起因する多次色のムラが改善されない。一方、多次色のムラを改善する多次色補正テーブルに基づいて、単色のムラが発生する特性を持つ画像データを補正すると、かえって色ムラが悪化してしまうことがある。単色補正テーブルと多次色補正テーブルとの平均値を用いた平均補正テーブルに基づいて、画像データの補正を行うことも考えられるが、画像の色差に対する要求が高い場合には、その要求を満たすだけの補正を行うことができない。そこで、本発明は、単色のムラを改善する単色補正テーブルと、多次色のムラを改善する多次色補正テーブルと、それらの平均値に基づいて求められる平均補正テーブルとを生成し、入力された画像データの内容に応じた補正テーブルに基づいて画像データを補正する。これにより、各種の画像にて発生する多次色のムラと単色のムラとがどちらも改善される。
なお、以下の説明において、主走査方向とは、画像形成時の露光光の走査方向に一致した方向であり、副走査方向は、画像形成に用いる感光体の回転方向(感光体表面の移動方向)に一致した方向である。これら主走査方向と副走査方向は互いに直交する関係にある。
(2)実施形態の詳細
(2−1)構成
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す図である。同図に示すように、この画像形成装置1は、制御部10、UI部20、通信部30、画像読取部40、画像形成部50及び画像処理部60を備える。画像処理部60は、画像形成装置1の筐体の内部に収容されているが、図では、画像処理部60の構成を分かりやすくするために、画像形成装置1の筐体の外に図示している。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを有し、CPUがメモリに記憶されている各種プログラムを実行することによって画像形成装置1の各部を制御する。UI部20は、タッチパネルと操作ボタンとを有し、制御部10から供給される画像信号に応じた画像を表示すると共に、ユーザからの指示の入力を受け付ける。通信部30は、ネットワークを介して接続された外部装置と情報のやり取りを行うためのインタフェースである。この通信部30は、画像データや画像形成に関する指示を外部装置から受信し、受信したこれらの情報を制御部10や画像処理部60に供給する。
画像読取部40は、いわゆるスキャナであり、セットされた用紙の画像を光学的に読み取り、読み取った画像を表す読み取り画像データを生成する。詳細に説明すると、画像読取部40は、光源から用紙に光を照射させ、反射ミラーを用いてその反射光を結像レンズに導く。そして、結像レンズに導かれた反射光は、CCDセンサに結像される。CCDセンサは、結像レンズによって光が結像されると、その光量に応じたR(赤)、G(緑)、B(青)の各色のアナログ信号を出力する。CCDセンサから出力されたアナログ信号は、A/D変換器によってデジタル信号に変換された後、各種信号処理が施される。このようにして、用紙の画像を表すR、G、B各色の読み取り画像データが生成される。
画像形成部50は、供給される画像データに基づいて、用紙に画像を形成する。この画像形成部50は、画像形成ユニット51、中間転写ベルト52、二次転写部53、給紙部54、用紙搬送ベルト55及び定着部56を有する。
画像形成ユニット51は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)毎に個別に設けられており、中間転写ベルト52の回転方向(図中の矢印B方向)に沿って上流側から画像形成ユニット51Y、51M、51C、51Kの順に配置されている。各画像形成ユニット51は、感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部及び一次転写部を有する。感光体ドラムは、図示せぬ駆動部によって図中の矢印A方向へ所定の速度で回転させられる。帯電部は、感光体ドラムの周面を一様に帯電する。露光部は、帯電部によって帯電された感光体ドラムの周面上に各色の画像データに応じたレーザ光を照射して、感光体ドラムの周面上に各色の画像データに対応する静電潜像を形成する。現像部は、露光部によって生成された静電潜像を各色のトナーによって現像して、各色のトナー像を形成する。一次転写部は、感光体ドラムの周面上に形成された各色のトナー像を重ね合わせて中間転写ベルト52上に転写する。中間転写ベルト52は、搬送ロールによって図中の矢印B方向へ回転させられる。
ここで、図2は、各色のトナー像が中間転写ベルト52上に転写される様子を示した図である。中間転写ベルト52には、Y、M、C、Kの順にトナーが転写される。すなわち、複数のトナー像が中間転写ベルト52上に転写される場合には、上流側の画像形成ユニット51によって形成されたトナー像の上に、下流側の画像形成ユニット51によって形成された別の色のトナー像がさらに重ねられることになる。例えば、網点面積率(以下、「Cin:Input Coverage」と記す)=60%のRのトナー像を形成する場合は、まず、Cin=60%のYのトナー像が中間転写ベルト52上に転写される。続いて、Cin=60%のMのトナー像がそのYのトナー像の上に重なるように転写される。このようにして、Cin=60%のRのトナー像が中間転写ベルト52上に形成される。このRのトナー像は、中間転写ベルト52に搬送されることによって、感光体ドラムMの下流側に設置されている感光体ドラムC、Kの周面に接触する。この時に、最後に重ねられたMのトナーが感光体ドラムC及びKの周面に転移するリトランスファが発生し、その接触状態が均一でない場合に多次色のムラが発生する。すなわち、このリトランスファは、最後に重ねられたトナー像が他の感光体ドラムに接触することに起因して発生する。
図3は、各色のトナー像を中間転写ベルト52上に形成させて、リトランスファの影響を調べた実験結果を示す図である。この実験では、Cin=60%のY,M,C,R,G,B,プロセスブラック(以下、「PB」と記す)のトナー像を中間転写ベルト52上に形成させて、各色の画像が形成された用紙を画像読取部で読み取り、その読み取り画像データが表す濃度特性のばらつきを調べた。なお、R,G,Bは、Y,M,Cのうち二色を同じ割合で重ねた色であり、PBは、Y,M,Cの三色を同じ割合で重ねた色である。図の横軸は、各テスト画像の主走査方向を基準軸とした原点からの各位置(mm)を示し、縦軸は、画像読取部によって読み取られた読み取り画像データの濃度値Cin(%)を示す。図3(a)中の折れ線Y0,YG,YR,YPは、それぞれY,G,R,PBの画像から得られるYの読み取り画像データが表す濃度特性を示す。同様にして、図3(b)中の折れ線M0,MR,MB,MPは、それぞれM,R,B,PBの画像から得られるRの読み取り画像データが表す濃度特性を示し、図3(c)中の折れ線C0,CB,CG,CPは、それぞれC,B,G,PBの画像から得られるCの読み取り画像データが表す濃度特性を示す。
図3(a)に示すように、折れ線Y0,YG,YR,YPは、何れも似通った傾向を示している。これは、Yのトナー像が中間転写ベルト52上に最初に転写されるため、上述したリトランスファの影響を受けにくいためである。これに対し、図3(b)に示す折れ線M0,MR,MB,MPは、折れ線MRのみが異なる傾向を示す。これは、Rのトナー像を形成するMのトナーにおいて、リトランスファが発生していることを表す。さらに、図3(c)に示す折れ線C0,CB,CG,CPは、折れ線CB,CG,CPが折れ線C0と異なる傾向を示す。これは、B,G,PBのトナー像を形成するCのトナーにおいて、リトランスファが発生していることを表す。なお、感光体ドラムKの下流側には感光体ドラムが設置されていないため、Kのトナーはリトランスファの影響を受けない。以上の実験結果により、Rのトナー像を形成するMのトナーと、G,G,PBのトナー像を形成するCのトナーにてリトランスファが発生することがわかる。
図1において、給紙部54は、記録媒体としての用紙を複数枚収容し、収容する用紙を一枚ずつ送り出す。用紙搬送ベルト55は、給紙部54から送り出された用紙を二次転写部53、定着部56を経由して排紙口へと搬送する。二次転写部53は、中間転写ベルト52によってトナー像が搬送されるのと同時に、用紙搬送ベルト55によって用紙が搬送されると、電位差を利用してトナー像を用紙に転写させる。定着部56は、トナー像が転写された用紙が搬送されると、熱と圧力とを加えてトナー像を用紙に定着させる。そして、定着部56によってトナー像が定着された用紙は、排紙口から排紙される。
画像処理部60は、画像読取部40から供給されるテスト画像の読み取り画像データに基づいて各種の補正テーブル640を生成するとともに、生成した補正テーブル640に基づいて入力される画像データを補正する。この画像処理部60は、テスト画像データ発生部61、選択器62、補正テーブル生成部63、画像データ変換部64及びインタープリタ部65を備える。このテスト画像データ発生部61、補正テーブル生成部63、画像データ変換部64及びインタープリタ部65は、図示せぬCPUやASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の演算手段や、各種メモリなどの記憶手段によって実現される。また、補正テーブル生成部63は、高周波除去部63a、色分解処理部63b、目標値設定部63c及び補正量演算部63dを備える。
次に、画像処理部60を構成する各部について説明する。
テスト画像データ発生部61には、単色テスト画像を表す単色テスト画像データ610aと、多次色テスト画像を表す多次色テスト画像データ610bとが予め記憶されている。ユーザがUI部20を操作してテストモードを指定すると、テスト画像データ発生部61は、記憶する単色テスト画像データ610a及び多次色テスト画像データ610bを順に選択器62に供給する。
ここで、テスト画像について説明する。図4(a)は単色テスト画像を示す図であり、図4(b)は多次色テスト画像を示す図である。本実施形態では、これらテスト画像の主走査方向(図中の矢印X方向)の画素数が7000、各色の階調値が採り得る範囲が0〜255、濃度値Cinが0(%)〜100(%)であるケースを想定して以下の説明を行う。なお、階調値と濃度値は、表現形式が異なるだけであって、実質的には同じものを意味している。
まず、単色テスト画像は、Y、M、C、Kの各々について、画像の主走査方向に同一濃度で、且つ主走査方向と直交する副走査方向(図中の矢印Y方向)に濃度が異なる複数の領域から成るテストパターンを含む。この単色テスト画像は、上から順にKのテストパターン、Cのテストパターン、Yのテストパターン及びMのテストパターンで構成されており、各テストパターンは、濃度が10%ずつ異なる合計10個の領域を有する。例えば、領域N1は、濃度(Cin)=10%の領域であり、領域N2は濃度(Cin)=20%の領域であり、領域N10は濃度(Cin)=100%の領域である。
一方、多次色テスト画像は、テストパターンの色を除いて、上述した単色テスト画像と同様のテストパターンで形成されている。多次色テスト画像は、上から順にPBのテストパターン、Rのテストパターン、Gのテストパターン及びBのテストパターンで構成されている。多次色テスト画像を構成する各色は、Y、M、Cのうち少なくとも2色を含む多次色である。例えば、上述したように、PBは、Y、M、Cの3色を同じ割合で重ねた色であり、Rは、YとMの2色を同じ割合で重ねた色である。また、Gは、YとCの2色を同じ割合で重ねた色であり、Bは、CとMの2色を同じ割合で重ねた色である。
図1における選択器62は、ユーザがUI部20を操作して通常動作モードを指定した場合、画像データ変換部64から供給される画像データを画像形成部50に供給する。一方、ユーザがUI部20を操作してテストモードを指定した場合、選択器62は、テスト画像データ発生部61から供給される単色テスト画像データ610a及び多次色テスト画像データ610bを画像形成部50に供給する。補正テーブル生成部63は、画像読取部40が単色テスト画像及び多次色テスト画像を読み取って生成した読み取り画像データに基づいて、各種の補正テーブル640を生成する。画像データ変換部64は、補正テーブル生成部63にて生成された各種の補正テーブル640を記憶するとともに、ユーザがUI部20を操作して通常動作モードを指定した場合、記憶する補正テーブル640に基づいて、インタープリタ部65から入力された画像データを補正する。インタープリタ部65は、通信部30から供給されるページ記述言語(以下、「PDL」と記す)を用いて記述されたPDLデータを解釈して、Y,M,C,Kの画像データに変換する。さらに、インタープリタ部65は、描画された画像の大きさ、色、濃度などの情報が含まれる画像情報をPDLデータから取得し、取得した画像情報に基づいて、画像データの内容に応じた補正テーブル640を選択する。そして、インタープリタ部65は、選択した補正テーブル640を表す補正テーブル選択情報を画像データ変換部64に供給する。
(2−2)テストモード時の動作
次に、テストモード時の画像形成装置1の動作について説明する。
ユーザがUI部20を操作してテストモードを指定すると、制御部10は動作モードをテストモードに切り替える。テストモードにおいて、テスト画像データ発生部61は、上述したように単色テスト画像データ610a及び多次色テスト画像データ610bを順に出力する。テスト画像データ発生部61によって出力されたテスト画像データは、選択器62によって画像形成部50に供給される。画像形成部50は、まず、供給された単色テスト画像データ610aに基づいて、用紙に単色テスト画像を形成し、単色テスト画像が形成された用紙を排紙する。続いて、画像形成部50は、供給された多次色テスト画像データ610bに基づいて、用紙に多次色テスト画像を形成し、多次色テスト画像が形成された用紙を排紙する。これらのテスト画像が形成された用紙が画像形成装置1から排紙されると、画像形成装置1のオペレータは、排紙された用紙をそれぞれ画像読取部40にセットし、UI部20から所定の操作を行うことによって画像の読み取りを指示する。UI部20に画像の読み取り指示が入力されると、画像読取部40は、セットされた用紙の単色テスト画像及び多次色テスト画像を読み取って、R,G,B各色の読み取り画像データを生成する。そして、生成された読み取り画像データは、補正テーブル生成部63の高周波除去部63aに供給される。
高周波除去部63aは、供給された読み取り画像データから、例えば20mm幅の平均化フィルタを用いて、所定の空間周波数よりも高い高周波成分を除去する。この高周波成分の除去処理によってノイズ成分を取り除くことができる。高周波除去部63aは、高周波成分の除去処理を経た読み取り画像データを色分解処理部63bに供給する。色分解処理部63bは、高周波除去部63aから供給されたR,G,B各色の読み取り画像データを、Y,M,C,K各色の画像データに変換して、色分解を行う。この色分解は、例えば、画像形成装置1の出荷前に定められた色分解規則に従って行われる。
図5は、色分解された読み取り画像データのうち、テスト画像の領域N6(Cin=60%)から得られた読み取り画像データが表す濃度特性の一例を示す図である。図の横軸は、各テスト画像の主走査方向を基準軸とした原点からの各位置(mm)を示し、縦軸は、各読み取り画像データの濃度値Cin(%)を示す。図に示すように、PBのテストパターンからは、それぞれC,Y,Mの読み取り画像データが得られる。例えば、図中の折れ線CPは、画像読取部40がテスト画像のテストパターンPBの領域N6を読み取ることによって得られた、Cの読み取り画像データが表す濃度特性を示す。また、Gのテストパターンからは、それぞれC,Yの読み取り画像データが得られる。例えば、図中の折れ線CGは、画像読取部40がテスト画像のテストパターンGの領域N6を読み取ることによって得られた、Cの読み取り画像データが表す濃度特性を示す。さらに、Bのテストパターンからは、それぞれC,Mの読み取り画像データが得られる。例えば、図中の折れ線CBは、画像読取部40がテスト画像のテストパターンBの領域N6を読み取ることによって得られた、Cの読み取り画像データが表す濃度特性を示す。図に示すように、折れ線CP,CG,CBによって表される各々の濃度値は、本来はCin=60%であるはずなのに、主走査方向の位置に応じて値がばらついている。これらの濃度値の変化は、色ムラの影響を受けていることを表す。
色分解処理部63bにて色分解された読み取り画像データは、目標設定部63c(図1参照)に供給される。目標設定部63cは、供給された読み取り画像データに基づいて、リトランスファの影響を受けやすいCとMについては、多次色目標階調値、単色目標階調値及び平均目標階調値を設定し、リトランスファの影響を受けにくいYとKについては、平均目標階調値のみを設定する。次に、これらの目標階調値の設定方法について説明する。
まず、図6(a)及び(b)を参照して、単色目標設定値の設定方法について説明する。図6(a)では、図5に示した折れ線C0,CB,CG,CPが表す濃度特性と、それら濃度特性の平均値の例が示されている。この平均値は、例えば、折れ線C0,CB,CG,CPにおける各位置の濃度値の平均値をそれぞれCA1〜CA4とした場合、(CA1+CA2+CA3+CA4)/4という計算式にて求めることができる。目標設定部63cは、図中の折れ線C0が表す濃度特性を、本来の濃度特性であるCin=60%に補正する。この本来の濃度特性は、テスト画像データ発生部61に記憶されている単色テスト画像データ610aから求められる。図6(b)は、この補正を行ったときの折れ線C0,CB,CG,CPが表す濃度特性を示す図である。同図に示すように、折れ線C0が表す濃度特性は、本来の濃度特性(Cin=60%)に補正されている。目標設定部63cは、同図に示す補正後の折れ線C0が表す濃度特性、すなわちテスト画像データ発生部61に記憶されている単色テスト画像データ610aに基づいて、Cの領域N6の濃度値(Cin=60%)における単色目標階調値を求める。目標設定部63cは、テスト画像データ発生部61に記憶されているテスト画像データが表す各濃度値(Cin=10%、Cin=20%・・・Cin=100%)についても、同様にして各濃度値における単色目標階調値を求める。このようにして、Cの単色目標階調値が設定される。
続いて、図6(a)及び(c)を参照して、多次色目標設定値の設定方法について説明する。目標設定部63cは、多次色のムラが発生しやすい特性を持つ所定の読み取り画像データが表す濃度特性を、本来の濃度特性であるCin=60%に補正する。この本来の濃度特性は、テスト画像データ発生部61に記憶されているテスト画像データから求められる。また、この所定の読み取り画像データは、例えば、上述した実験によってリトランスファが発生することが確認された色の読み取り画像データ、すなわちB,G,PBの画像から得られるCの読み取り画像データであるとよい。目標設定部63cは、図中の折れ線CGが表す濃度特性を本来の濃度特性であるCin=60%に補正する。これは、図に示すように、折れ線CB,CG,CPがそれぞれ表す濃度特性はあまり差異がないため、折れ線CB及びCPが表す濃度特性は、折れ線CGが表す濃度特性とともに本来の濃度特性に補正されるとみなすことができるからである。図6(c)は、この補正を行ったときの折れ線C0,CB,CG,CPが表す濃度特性を示す図である。同図に示すように、折れ線CB,CG,CPが表す濃度特性は、ほぼ本来の濃度特性(Cin=60%)に補正されている。目標設定部63cは、同図に示す補正後の折れ線C0の濃度特性に基づいて、Cの領域N6の濃度値(Cin=60%)における多次色目標階調値を求める。目標設定部63cは、テスト画像データ発生部61に記憶されているテスト画像データが表す各濃度値(Cin=10%、Cin=20%・・・Cin=100%)についても、同様にして各濃度値における多次色目標階調値を求める。このようにして、Cの多次色目標階調値が設定される。さらに、Mの読み取り画像データに基づいて上述と同様の処理が行われることにより、Mの単色目標階調値及びMの多次色目標階調値が設定される。
続いて、図6(a)及び(d)を参照して、平均目標設定値の設定方法について説明する。目標設定部63cは、図中の折れ線C0,CB,CG,CPが表す濃度特性の平均値を、本来の濃度特性であるCin=60%に補正する。この本来の濃度特性は、テスト画像データ発生部61に記憶されているテスト画像データから求められる。図6(d)は、この補正を行ったときの折れ線C0,CB,CG,CP及び平均値が表す濃度特性を示す図である。同図に示すように、折れ線平均値が表す濃度特性は、本来の濃度特性(Cin=60%)に補正されている。そして、目標設定部63cは、同図に示す補正後の折れ線C0が表す濃度特性に基づいて、Cの領域N6の濃度値(Cin=60%)における平均目標階調値を求める。目標設定部63cは、テスト画像データ発生部61に記憶されているテスト画像データが表す各濃度値(Cin=10%、Cin=20%・・・Cin=100%)についても、同様にして各濃度値における平均目標階調値を求める。このようにして、Cの平均目標階調値が設定される。さらに、Y,M,Kの読み取り画像データに基づいて上述と同様の処理が行われることにより、Y,M,Kの平均目標階調値が設定される。
目標設定部63cにて設定されたこれらの目標階調値は、補正量演算部63d(図1参照)に供給される。補正量演算部63dは、まず、Y,M,C,K各色の読み取り画像データが表す濃度特性に基づいて、画素位置毎の入力階調値と出力階調値との関係を示す階調特性を算出する。入力階調値とは、テスト画像データ発生部61に記憶されている単色テスト画像データ610a及び多次色テスト画像データ610bを構成する各画素位置の階調値である。出力階調値とは、画像読取部40が単色テスト画像及び多次色テスト画像を読み取ることによって得られた読み取り画像データを構成する各画素位置の階調値である。この入力階調値及び出力階調値はいずれも、0〜255の範囲の値を採る。補正量演算部63dは、算出した階調特性と、目標設定部63cにて設定された目標階調値とに基づいて、CとMについては、単色補正テーブル640a、多次色補正テーブル640b及び平均補正テーブル640cを生成し、YとKについては、平均補正テーブル640cのみを生成する。次に、これらの補正テーブル640の生成方法について説明する。
まず、図7を参照して、単色補正テーブル640aの生成方法について説明する。図7では、Cの読み取り画像データに基づいて求めた各画素位置の階調特性が例示されている。図において「pixel」は、主走査方向の画素位置を表している。例えば解像度が600dpi(dot per inch)の場合、主走査方向に連なる画素数は約7000個となる。この場合、pixel=0は、主走査方向の原点(例えば画像の左端部)の画素の位置を表し、pixel=6999は主走査方向の終点(例えば画像の右端部)の画素の位置を表している。図中の実線C0,C1,C2・・・C6999は、Cの読み取り画像データに基づいて求めた入力階調値と出力階調値との関係、つまり画素位置毎の階調特性を表している。また、図の破線Cは、Cの単色目標階調値に基づいて求めたCの単色目標階調特性を表している。破線Cと実線C0,C1,C2・・・C6999とを比較すると、各画素位置における出力階調値と入力階調値とは同じ値ではないことが多い。例えば、画素位置pixel=2の階調特性は、出力階調値が入力階調値よりも大きくなる傾向にある。このような各画素位置における階調特性の傾向を打ち消して、入力階調値と出力階調値がほぼ同じ値になるように調整することで、色ムラを補正する。そのため、補正量演算部63dは、入力階調値を補正階調値に変換するための階調変換特性を画素位置毎に求める。以下の数1は、補正階調値を求める式である。
DR=補正階調値
DI=入力階調値
DM=目標階調値
DO=出力階調値
例えば、DI=60、DM=60、DO=62の場合、上記数1で算出されるDR(補正階調値)は58となる。このようにして、画素位置毎に補正階調値を算出することにより、図の実線C0’,C1’,C2’・・・C6999’にて示す各画素位置の階調変換特性が求められる。
そして、補正量演算部63dは、上述にて算出した階調補正値に基づいて、各入力階調値とその入力階調値の階調補正値との対応関係を画素位置毎に表した、Cの単色補正テーブル640aを生成する。図8は、Cの単色補正テーブル640aの内容の一例を示す図である。図では、簡便のために値を間引いて記載しているが、この単色補正テーブル640aは、0〜255までの各入力階調値と、その入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係が、pixel=0〜6999までの画素位置毎に対応付けられている。例えば、pixel=438の画素位置において、入力階調値が「111」である場合、対応する補正階調値は「117」となる。
続いて、多次色補正テーブル640bの生成方法について説明する。この多次色補正テーブルの生成方法が上述した単色補正テーブルの生成方法と異なる点は、Cの多次色目標階調値に基づいてCの多次色目標階調特性を求め、Cの読み取り画像データに基づいて求めた階調特性がその多次色目標階調特性と同じ傾向を示すように、階調変換特性を算出する点である。補正量演算部63dは、上述と同様にして、Cの読み取り画像データに基づいて求めた階調特性とCの多次色目標階調値とに基づいて、画素位置毎に補正階調値を算出する。そして、補正量演算部63dは、算出した階調補正値に基づいて、各入力階調値とその入力階調値の階調補正値との対応関係を画素位置毎に表す。このようにして、Cの多次色補正テーブル640bが生成される。さらに、Mの読み取り画像データとMの単色目標階調特性、及び、Mの読み取り画像データとMの多次色目標階調特性とに基づいて、それぞれ上述と同様の処理が行われることにより、Mの単色補正テーブル640a及び多次色補正テーブル640bが生成される。
続いて、平均補正テーブル640cの生成方法について説明する。この平均補正テーブル640cの生成方法が上述した単色補正テーブル640aの生成方法と異なる点は、Cの平均目標階調値に基づいてCの平均目標階調特性を求め、Cの読み取り画像データに基づいて求めた階調特性がその平均目標階調特性と同じ傾向を示すように、階調変換特性を算出する点である。補正量演算部63dは、上述と同様にして、Cの読み取り画像データに基づいて求めた階調特性と、Cの平均目標階調値に基づいて、画素位置毎に補正階調値を算出する。そして、補正量演算部63dは、算出した階調補正値に基づいて、各入力階調値とその入力階調値の階調補正値との対応関係を画素位置毎に表す。このようにして、Cの平均補正テーブル640cが生成される。さらに、Y,M,Kの読み取り画像データと、Y,M,Kの平均目標階調特性とに基づいて、それぞれ上述と同様の処理が行われることにより、Y,M,Kの平均補正テーブル640cが生成される。このようにして生成された各種の補正テーブル640は、画像データ変換部64(図1参照)に記憶される。
(2−3)通常動作モード時の動作
次に、図9を参照して、通常動作モード時の画像形成装置1の動作の一例について説明する。
図9は、通信部30から入力された画像データを補正テーブル640に基づいて補正する処理を示すフロー図である。ユーザがUI部20を操作して通常動作モードを指定した状態で、通信部30にPDLデータが送られてくると、通信部30はそのPDLデータを受信し(ステップS100)、受信した受信したPDLデータをインタープリタ部65に供給する。インタープリタ部65は、供給されたPDLデータを解釈して、ページ毎に、Y,M,C,Kの画像データに変換するとともに、画像の大きさ、色、濃度などを表す画像情報を取得する(ステップS110)。
続いて、インタープリタ部65は、取得した画像情報が表す画像の領域が所定の閾値以上の大きさであるか否かを判断する(ステップS120)。例えば、ステップ110にて、図10(a)に示す画像を表す画像情報を取得した例を想定する。図中の画像Pの大きさは、1ページの主走査方向及び副走査方向の幅が100%よりも一回り小さい大きさであり、その色は同一濃度のCである。所定の閾値を主走査方向の幅が70%以上、かつ副走査方向の幅が20%以上とすると、インタープリタ部65は、取得した画像情報が表す画像の領域が所定の閾値以上の大きさであると判断することになる(図9におけるステップS120:YES)。さらに、インタープリタ部65は、その画像が、多次色のムラを発生しやすい色として予め特定されている色であるか否かを判断する(ステップS130)。例えば、インタープリタ部65は、対象となる色(C又はM)の濃度値に対して、対象となる色及びKを除いたその他の色の濃度値の和が60%以上の場合には、多次色のムラを発生しやすい色であると判断する。この例では、図10に示した画像Pの色がCであるため、Cの濃度値に対してその他の濃度値の和が60%未満である。そのため、インタープリタ部65は、画像が多次色のムラを発生しやすい色ではないと判断し(ステップS130:NO)、Cの単色補正テーブル640aを選択する(ステップS140)。
これに対し、例えば、ステップ110にて、図10(b)に示す画像を表す画像情報を取得した例を想定する。図中の画像Qの大きさは、1ページの主走査方向及び副走査方向の幅が100%よりも一回り小さい大きさであり、その色は同一濃度のGである。この例では、画像Qの色がYとCとを同じ割合で重ねた色であるため、Cの濃度値に対してその他の濃度値の和が60%以上となる。そのため、インタープリタ部65は、画像が多次色のムラを発生しやすい色であると判断し(図9におけるステップS130:YES)、Cの多次色補正テーブルを選択する(ステップS150)。
また、例えば、ステップ110にて、図10(c)に示す画像を表す画像情報を取得した例を想定する。図に示すように、図中の画像はいずれも、主走査方向の幅が70%かつ副走査方向の幅が20%の領域よりも小さい。そのため、インタープリタ部65は、画像の領域が所定の閾値以上の大きさではないと判断し(図9におけるステップS120:NO)、Cの平均補正テーブルを選択する(ステップS160)。
Mの補正テーブル640の選択方法についても、上述と同様である。また、YとKについては、平均補正テーブル640cのみが生成されているため、上述した補正テーブル640の選択は行われない。
インタープリタ部65は、このようにして、C及びMについて補正テーブル640を選択し、選択した補正テーブル640を表す補正テーブル選択情報と、変換したY,M,C,Kの画像データとを画像データ変換部64に供給する。図11は、画像データ変換部64の詳細を示すブロック部である。画像データ変換部64は、インタープリタ部65から補正テーブル選択情報が供給されると、供給された補正テーブル選択情報に従って、M及びCについて参照する補正テーブル640を特定する。なお、Y及びKについては、平均補正テーブル640cのみが記憶されているため、平均補正テーブル640cが特定される。さらに、画像データ変換部64は、供給されたY,M,C,Kの画像データから主走査方向における画素位置と各画素位置の階調値とを取得し、特定した補正テーブル640に基づいて、画像データの階調値を補正階調値に変換する。これにより、Y,M,C,K各色の画像データが補正テーブル640に基づいて補正される。補正された画像データは、画像データ変換部64から選択器62に供給され、画像形成部50に供給される。画像形成部50は、供給された画像データに基づいて、用紙に画像を形成する。
以上説明した実施形態によれば、画像データが表す画像の内容に対して最適な補正テーブルが選択され、選択された補正テーブルに基づいて画像データの補正がなされる。そのため、その画像データに基づいて形成された画像は、単色のムラ及び多次色のムラのどちらも改善されたものになる。
(3)変形例
上記実施形態に対して以下のような変形を適用することができる。
上記実施形態において、インタープリタ部65は、ステップS120にて、取得した画像情報が表す画像の領域が所定の閾値以上の大きさであるか否かを判断していた。これに対し、インタープリタ部65は、取得した画像情報に基づいて用紙に形成される画像において、複数の同一且つ同色画像が含まれているか否かを判断してもよい。例えば、ステップ110にて、図12(a)及び(b)に示す画像が用紙に形成されるような画像情報を取得したとすると、図中の画像R及びSは、それぞれ同一の形状・内容で同色の画像である。そのため、インタープリタ部65は、取得した画像情報に基づいて用紙に形成される画像に複数の同一且つ同色画像が含まれていると判断し、さらにその画像の色が、多次色のムラを発生しやすい色として予め特定されている色である場合には、多次色補正テーブルを選択する。名刺や会員カードなどを作成する際には、1ページに複数枚の同一画像を形成させ、名刺等を1枚ずつ切り取っていくが、このような使用形態においては、用紙に形成される画像の色差に対するユーザの要求が非常に厳しい。そこで、上記のように多次色補正テーブルを選択することで、色ムラを改善させて、ユーザの要求に応えることができる。
上記実施形態において、インタープリタ部65は、画像情報が表す画像に応じた補正テーブル640をページ毎に選択していた。これに対し、インタープリタ部65は、供給された画像データが示す画像毎に補正テーブル640を選択し、選択した補正テーブル640に基づいてその画像を表す画像データを補正してもよい。これにより、画像の色ムラがより精度良く補正される。
上記実施形態においては、画像データ変換部64が、供給された補正テーブル選択情報に従って、M及びCの補正テーブル640を特定していた。これに対し、選択器62が、供給された補正テーブル選択情報に従って、選択された補正テーブル640に基づいて補正された画像データを特定し、その画像データを出力してもよい。この場合、インタープリタ部65は、選択した補正テーブルを表す補正テーブル選択情報を選択器62に供給する。画像データ変換部64は、全ての補正テーブル640に基づいて、供給されたY,M,C,Kの画像データを補正する。すなわち、C及びMについては、それぞれ単色補正テーブル640a、多次色補正テーブル640b、平均補正テーブル640cに基づいて補正された3種類の補正後の画像データが選択器62に供給される。選択器62は、Y及びKの補正後の画像データについてはそのまま出力し、M及びCの補正後の画像データについては、インタープリタ部65から供給された補正テーブル選択情報に従って、選択された補正テーブル640に基づいて補正された補正後の画像データを出力する。この方法であっても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
上記実施形態において、画像読取部40は、用紙という媒体に形成されたテスト画像を読み取って読み取り画像データを生成していた。ただし、テスト画像が形成される媒体は、感光体ドラム又は中間転写ベルト52であってもよい。これにより、補正テーブル640の生成の度に単色テスト画像及び多次色テスト画像を形成した用紙をプリントしなくとも、補正テーブル640を生成することができる。
上記実施形態では、画素ごとに階調特性や階調変換特性を求めていたが、複数の画素からなる領域ごとに階調特性や階調変換特性を求めるようにしてもよい。本発明における「各位置」とは、画素毎の位置や複数の画素からなる領域の位置を含む概念である。
なお、本発明の画像処理部60は、画像形成装置1に内蔵されるものに限らず、例えば画像形成装置1とネットワークに接続されたホスト装置により、画像処置装置として実現されるものであっても良い。
画像形成装置1の全体構成を示す図である。 各色のトナー像が中間転写ベルト52上に転写される様子を示した図である。 リトランスファの影響を調べた実験結果を示す図である。 単色テスト画像及び多次色テスト画像を示す図である。 色分解によって得られた読み取り画像データの濃度特性を示す図である。 各種の目標設定値の設定方法を説明するための図である。 各画素位置の階調特性を示す図である。 単色補正テーブル640aの内容の一例を示す図である。 画像データを補正する処理を示すフロー図である。 取得した画像情報が表す画像の一例を示す図である。 画像データ変換部64の詳細を示すブロック部である。 変形例に係る取得した画像情報が表す画像の一例を示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、10…制御部、20…UI部、30…通信部、40…画像読取部、50…画像形成部、51…画像形成ユニット、52…中間転写ベルト、53…二次転写部、54…給紙部、55…用紙搬送ベルト、56…定着部、60…画像処理部、61…テスト画像データ発生部、610a…単色テスト画像データ、610b…多次色テスト画像データ、62…選択器、63…補正テーブル生成部、63a…高周波除去部、63b…色分解処理部、63c…目標設定部、63d…補正量演算部、64…画像データ変換部、640…補正テーブル、65…インタープリタ部。

Claims (9)

  1. 複数の単色で構成される単色テスト画像を表す単色テスト画像データと、前記複数の単色のうち少なくとも2色で構成される多次色テスト画像を表す多次色テスト画像データとを記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている単色テスト画像データに基づいて所定の媒体に形成された前記単色テスト画像、及び、前記記憶手段に記憶されている多次色テスト画像データに基づいて所定の媒体に形成された前記多次色テスト画像を読み取って、読み取り画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段が生成した読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する色分解手段と、
    前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データに基づいて、多次色目標階調値を設定するとともに、前記記憶手段に記憶された単色テスト画像データに基づいて、単色目標階調値を設定する目標値設定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記単色テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記単色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す単色補正テーブルを生成する単色補正テーブル生成手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記多次色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す多次色補正テーブルを生成する多次色補正テーブル生成手段と、
    入力された画像データの内容に応じて、前記単色補正テーブル又は前記多次色補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて前記画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の単色の各々の画像に応じた光を感光体に照射して当該感光体に各々の単色に対応した静電潜像を形成し、当該静電潜像をそれぞれ前記単色に対応したトナーによって現像して複数のトナー像を形成し、形成された複数のトナー像を重ね合わせて記録媒体に転写する画像形成装置において、
    前記複数の単色の各々について、前記記録媒体の第1の方向に同一濃度で、かつ前記第1の方向と直交する第2の方向に濃度が異なる複数の領域から成るテストパターンを含む単色のテスト画像を表す単色のテスト画像データと、前記複数の単色のうち少なくとも2色で構成される多次色についての前記テストパターンを含む多次色のテスト画像を表す多次色のテスト画像データとを記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている単色のテスト画像データ及び多次色のテスト画像データに基づいて、所定の媒体に前記単色のテスト画像及び多次色のテスト画像をそれぞれ形成するテスト画像形成手段と、
    前記所定の媒体に形成された前記単色のテスト画像及び多次色のテスト画像を読み取って、読み取り画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段が生成した読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する色分解手段と、
    前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データに基づいて、多次色目標階調値を設定するとともに、前記記憶手段に記憶された単色テスト画像データに基づいて、単色目標階調値を設定する目標値設定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記単色テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、前記第1の方向を基準軸とした各位置における階調特性を算出し、算出した階調特性と前記単色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す単色補正テーブルを生成する単色補正テーブル生成手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、前記第1の方向を基準軸とした各位置における階調特性を算出し、算出した階調特性と前記多次色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す多次色補正テーブルを生成する多次色補正テーブル生成手段と、
    入力された画像データの内容に応じて、前記単色補正テーブル又は前記多次色補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて前記画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 高周波除去する高周波除去手段を備え、
    前記色分解手段は、前記高周波除去手段による高周波除去を経た読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記目標設定手段は、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データの平均値に基づいて求められる平均目標階調値を設定し、
    前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記平均目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す平均補正テーブルを生成する平均補正テーブル生成手段を備え、
    前記補正手段は、前記単色補正テーブル、前記多次色補正テーブル及び前記平均補正テーブルのいずれか1つの補正テーブルを選択する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、前記入力された画像データが表す画像の領域が所定の閾値以上の大きさであって、当該画像の色が、多次色のムラが発生しやすい色として予め特定されている色である場合には、当該画像データを前記多次色補正テーブルに基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記補正手段は、前記入力された画像データに基づいて記録媒体に形成される画像に複数の同一且つ同色画像が含まれている場合であって、その同一画像の色が、多次色のムラが発生しやすい色として予め特定されている色である場合には、当該画像データを前記多次色補正テーブルに基づいて補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記入力された画像データが示す画像毎に補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて当該画像を表す画像データを補正する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  8. 前記所定の媒体は、前記感光体、前記トナー像が転写される中間転写体又は前記記憶媒体のうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  9. 複数の単色で構成される単色テスト画像を表す単色テスト画像データと、前記複数の単色のうち少なくとも2色で構成される多次色テスト画像を表す多次色テスト画像データとを記憶した記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている単色テスト画像データ及び多次色テスト画像データに基づいて所定の媒体に形成されたテスト画像が読み取られて生成された読み取り画像データを、前記複数の単色の読み取り画像データに分解する色分解手段と、
    前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データに基づいて、多次色目標階調値を設定するとともに、前記記憶手段に記憶された単色テスト画像データに基づいて、単色目標階調値を設定する目標値設定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記単色テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記単色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す単色補正テーブルを生成する単色補正テーブル生成手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記テスト画像データと、前記色分解手段によって得られた複数の単色の読み取り画像データとに基づいて、画像の階調特性を算出し、算出した階調特性と前記多次色目標階調値とに基づいて、所定の入力階調値と当該入力階調値の補正値である補正階調値との対応関係を表す多次色補正テーブルを生成する多次色補正テーブル生成手段と、
    入力された画像データの内容に応じて、前記単色補正テーブル又は前記多次色補正テーブルを選択し、選択した前記補正テーブルに基づいて前記画像データを補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
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