JP2008180263A - 動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動歯車の正回転時にラチェット機構が作動し、逆回転時に解除でき、出力軸を逆回転させる負荷が作用すると、負荷によるシートの巻出しやフォークの降下を確実に阻止でき、大きな負荷に十分対応でき、構成簡素で、確実且つ安定的な作動状態が期待でき、耐久性に優れ、量産に適し、低廉で経済的な動力伝達装置を提供する。
【解決手段】基枠1と、駆動歯車3と、出力軸10と、被動歯車15と、基盤30と、ラチェット爪車20と、ラチェット爪片50と、スプリング52とを備え、駆動歯車3の正回転時に、被動歯車15と共にラチェット爪車20及び出力軸10が正回転し、駆動歯車3の逆回転時に、被動歯車15と出力軸10が逆回転し、出力軸10を逆回転させる負荷は、被動歯車15とラチェット爪車20と出力軸10を連繋せしめ、ラチェット爪片50を介してラチェット爪車20及び出力軸10の逆回転を阻止するよう構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、ビニールハウス内の換気をすべくシートを巻取ったり、巻出したりする際に使用したり、或いは、フォークリフトのフォークを昇降させる際等に使用したりできるもので、駆動歯車の正回転時にラチェット機構が作動し、また、駆動歯車の逆回転時にもラチェット機構が作動し、シートの巻取り・巻出し作業やフォークの昇降作業等が、スムーズに、安定的に且つ安全に行えるようにすると共に、これをより簡素な構成で実現できるようにすべく工夫した動力伝達装置に関するものである。
従来、この種の動力伝達装置としては、例えば、特許文献1に示されているような可逆回転伝達装置の切替装置がある。これは、駆動軸の回転方向を変えると自動的に伝達比が変わる可逆回転伝動装置の切替装置であって、相異なる直径を有し、各々が駆動軸から切り離され得る前記駆動軸上に配置された2つの同軸の歯車と、各々が継続的に1つの駆動歯車と噛み合っている2つの被駆動歯車が固定結合されている1つの被駆動軸、で成っている可逆回転伝動装置の切替装置において、駆動軸上にラチェットホルダーが回転可能に支持されており、駆動歯車が、前記ラチェットホルダー上に回転可能に支持されており、少なくとも1対のラチェットが設けられていて、その各々のものは、前記駆動軸が回転することによって、そのどちらかの方向への、前記駆動歯車の一方のものの携行運動を起させるように形成したものである。
特許第2885642号公報
ところが、前述の如き可逆回転伝達装置の切替装置にあっては、駆動軸の回転方向を変えると自動的に伝達比が変わるようにはなるが、駆動軸の正回転時及び逆回転時に於いて、駆動軸に大きな負荷がかかっているような場合に、この負荷によって駆動軸が回転してしまう虞があった。
そのため、ビニールハウス内の換気をすべくシートを巻取ったり、巻出したりする際に使用したり、或いは、フォークリフトのフォークを昇降させる際等に使用したりすることができない難点があった。すなわち、ビニールハウス内のシートの巻取りや、巻出しや、また、フォークリフトのフォークの昇降には、かなりの大きな負荷がかかるため、これに十分対応できる動力伝達装置の提供が必要であった。
そこで、本発明は、駆動歯車の正回転時にラチェット機構が確実に作動し、また、駆動歯車の逆回転時にもラチェット機構が確実に作動するように形成して、ビニールハウス内の換気をすべくシートを巻取ったり、巻出したりする際に使用したり、或いは、フォークリフトのフォークを昇降させる際等に使用でき、しかも、構成が簡素で、確実且つ安定的な作動状態が期待でき、耐久性に優れ、量産に適し、比較的低廉な動力伝達装置を提供できるようにすべく創出されたものである。
しかして、前述の如き課題等を達成すべく、請求項1記載の動力伝達装置にあっては、基枠1と、この基枠1内の所定位置で正逆駆動回転するように形成される駆動歯車3と、基枠1に正逆回転自在に装着される出力軸10と、この出力軸10に螺刻した横行用雄ネジ部11に螺合されると共に、前記駆動歯車3に歯合する被動歯車15と、この被動歯車15の少なくとも一方或いは他方の側面がわに配されると共に、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合される基盤30と、この基盤30の他方或いは一方の側面がわに正逆回転自在に装着されるラチェット爪車20と、基枠1に揺動自在に装着されると共に、前記ラチェット爪車20の爪部にその先端部分が係止されてラチェット爪車20の逆回転を阻止可能なラチェット爪片50と、このラチェット爪片50に所定向きの弾発力を付勢するスプリング52とを備え、駆動歯車3を正回転させた時に、被動歯車15が出力軸10の軸心方向一方或いは他方に僅かに横行し、ラチェット爪車20を基盤30と共に挟持するように圧迫して、被動歯車15とラチェット爪車20と出力軸10が連繋せしめられ、被動歯車15と共にラチェット爪車20及び出力軸10が正回転するように形成し、駆動歯車3を逆回転させた時に、被動歯車15が出力軸10の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行し、ラチェット爪車20の挟持による圧迫が解除され、被動歯車15とラチェット爪車20の連繋状態が解除され、被動歯車15と出力軸10が逆回転するように形成し、出力軸10を逆回転せしめるような負荷は、横行用雄ネジ部11によって被動歯車15を出力軸10の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行させるように作用し、ラチェット爪車20を基盤30と共に挟持するように圧迫して、被動歯車15とラチェット爪車20と出力軸10を連繋せしめ、ラチェット爪片50を介してラチェット爪車20及び出力軸10の逆回転が阻止されるように構成する手段を採用した。
また、請求項2記載の動力伝達装置にあっては、基枠1と、この基枠1内の所定位置で正逆駆動回転するように形成される駆動歯車3と、基枠1に正逆回転自在に装着される出力軸10と、この出力軸10に螺刻した横行用雄ネジ部11に螺合されると共に、前記駆動歯車3に歯合する被動歯車15と、この被動歯車15の一方の側面がわに配されると共に、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合される第一基盤30aと、この第一基盤30aの他方の側面がわに正逆回転自在に装着される第一ラチェット爪車20aと、被動歯車15の他方の側面がわに配されると共に、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合される第二基盤30bと、この第二基盤30bの一方の側面がわに正逆回転自在に装着される第二ラチェット爪車20bと、基枠1に揺動自在に装着されると共に、前記第一ラチェット爪車20aの爪部にその先端部分が係止される第一ラチェット爪片50aと、基枠1に揺動自在に装着されると共に、前記第二ラチェット爪車20bの爪部にその先端部分が係止される第二ラチェット爪片50bと、これら第一ラチェット爪片50aと第二ラチェット爪片50b夫々に所定向きの弾発力を付勢するスプリング52とを備え、駆動歯車3を正回転させた時に、被動歯車15が出力軸10の軸心方向一方に横行し、第一ラチェット爪車20aを第一基盤30aと共に挟持するように圧迫して、被動歯車15と第一ラチェット爪車20aと出力軸10が連繋せしめられ、被動歯車15と共に第一ラチェット爪車20a及び出力軸10が正回転するように形成し、駆動歯車3を逆回転させた時に、被動歯車15が出力軸10の軸心方向他方に横行し、第二ラチェット爪車20bを第二基盤30bと共に挟持するように圧迫して、被動歯車15と第二ラチェット爪車20bと出力軸10が連繋せしめられ、被動歯車15と共に第二ラチェット爪車20b及び出力軸10が逆回転するように形成し、第一ラチェット爪片50aは、第一ラチェット爪車20aの逆回転を阻止し、第二ラチェット爪片50bは、第二ラチェット爪車20bの正回転を阻止するように構成する手段を採用した。
更に、請求項3記載の動力伝達装置にあっては、前記出力軸10の横行用雄ネジ部11と、この横行用雄ネジ部11に螺合する被動歯車15の横行用雌ネジ部16と、横行用雄ネジ部11に螺合する基盤30、第一基盤30a、第二基盤30bの横行用雌ネジ部31とを複数条ネジで構成し、そのリードを大きく形成する手段を採用した。
従って、本発明の請求項1記載の動力伝達装置によれば、例えば、ビニールハウス内の換気をすべくシートを巻取ったり、巻出したりする際に使用したり、或いは、フォークリフトのフォークを昇降させる際に使用した場合、駆動歯車3の正回転時にはラチェット機構が作動して、シートを巻取ったり、フォークを上昇させたりでき、また、駆動歯車3の逆回転時にはラチェット機構を解除でき、シートを巻出したり、フォークを降下させたりできるようになる。
加えて、出力軸10を逆回転せしめるような大きな負荷が出力軸10に作用している際には、横行用雄ネジ部11によって被動歯車15を出力軸10の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行させるように作用し、ラチェット爪車20を基盤30と共に挟持するように圧迫して、被動歯車15とラチェット爪車20と出力軸10を連繋せしめ、ラチェット爪片50を介してラチェット爪車20及び出力軸10の逆回転が阻止されるように構成してあるため、負荷によりシートが巻出されたり、フォークが降下したりするのを、確実に阻止できるようになる。すなわち、ビニールハウス内のシートの巻取りや、巻出しや、また、フォークリフトのフォークの昇降にかなりの大きな負荷がかかっても、これに十分対応できる動力伝達装置となる。
しかも、構成が簡素で、確実且つ安定的な作動状態が期待でき、耐久性に優れ、量産に適し、比較的低廉に提供できる経済的な動力伝達装置となる。
また、本発明の請求項2記載の動力伝達装置によれば、駆動歯車3の正回転時にラチェット機構が作動し、また、駆動歯車3の逆回転時にもラチェット機構が作動するようになり、例えば、ビニールハウス内の換気をすべくシートを巻取ったり、巻出したりする際に使用したり、或いは、フォークリフトのフォークを昇降させる際等に使用する巻上用の動力伝達装置として最適なものとなる。
特に、ビニールハウス内の換気をすべくシートを巻取ったり、巻出したりする際に使用した場合、その設置位置にあっては、シートの巻取り向きを逆に設定しなければならないが、本発明によれば、駆動歯車3の正回転でシートを巻取るようにしても良いし、或いは、駆動歯車3の逆回転でシートを巻取るようにしても良く、使い勝手の優れた動力伝達装置となる。
しかも、構成が比較的簡素で、確実且つ安定的な作動状態が期待でき、耐久性に優れ、量産に適し、比較的低廉に提供できる経済的な動力伝達装置となる。
更に、本発明の請求項3記載の動力伝達装置によれば、被動歯車15(或いは、出力軸10)の僅かな回転により、被動歯車15(及び基盤30、第一基盤30a、第二基盤30b)が出力軸10の軸心方向に大きく且つスムーズに横行できるようになり、ラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)をより強く圧迫して、被動歯車15と、ラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)と、出力軸10との連繋状態をより安定的にできるようになると共に、その連繋状態の解除が迅速に且つスムーズに行えるようになる。すなわち、被動歯車15が反応良く且つ素早く出力軸10の軸心方向に横行するようになり、前記連繋状態やその解除がよりスムーズに行えるものとなる。
以下、本発明を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。
本発明の動力伝達装置は、基枠1と、この基枠1内の所定位置で正逆駆動回転するように形成される駆動歯車3と、基枠1に正逆回転自在に装着される出力軸10と、この出力軸10に螺刻した横行用雄ネジ部11に螺合されると共に、前記駆動歯車3に歯合する被動歯車15と、この被動歯車15の少なくとも一方或いは他方の側面がわに配されると共に、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合される基盤30と、この基盤30の他方或いは一方の側面がわに正逆回転自在に装着されるラチェット爪車20と、基枠1に揺動自在に装着されると共に、前記ラチェット爪車20の爪部にその先端部分が係止されてラチェット爪車20の逆回転を阻止可能なラチェット爪片50と、このラチェット爪片50に所定向きの弾発力を付勢するスプリング52とを備えたものである。
そして、駆動歯車3を正回転させた時には、被動歯車15が出力軸10の軸心方向一方或いは他方に僅かに横行し、ラチェット爪車20を基盤30と共に挟持するように圧迫して、被動歯車15とラチェット爪車20と出力軸10が連繋せしめられ、被動歯車15と共にラチェット爪車20及び出力軸10が正回転するように形成してある。
更に、駆動歯車3を逆回転させた時には、被動歯車15が出力軸10の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行し、ラチェット爪車20の挟持による圧迫が解除され、被動歯車15とラチェット爪車20の連繋状態が解除され、被動歯車15と出力軸10が逆回転するように形成してある。
しかも、出力軸10を逆回転せしめるような負荷は、横行用雄ネジ部11によって被動歯車15を出力軸10の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行させるように作用し、ラチェット爪車20を基盤30と共に挟持するように圧迫して、被動歯車15とラチェット爪車20と出力軸10を連繋せしめ、ラチェット爪片50を介してラチェット爪車20及び出力軸10の逆回転が阻止されるように構成してある。
すなわち、ビニールハウス内のシートを巻取る際には、駆動歯車3を正回転させ、この駆動歯車3に歯合する被動歯車15を、正回転させると共に横行用雄ネジ部11によって出力軸10の軸心方向一方(或いは他方)に僅かに横行させ(被動歯車15を出力軸10に対して正回転させると共に出力軸10の軸心方向に於いて基盤30に接近するように僅かに移動させ)、被動歯車15でラチェット爪車20を基盤30がわに圧迫すると共に、ラチェット爪車20を被動歯車15と基盤30とで挟持し、被動歯車15とラチェット爪車20と基盤30と出力軸10が連繋状態となって、これらが正回転する。
このとき、シート自体の重さによって出力軸10を逆回転せしめるような負荷がかかっているが、ラチェット爪片50によってラチェット爪車20の逆回転が阻止されており、このラチェット爪車20に連繋状態となっている基盤30及び被動歯車15及び出力軸10の逆回転も阻止される。
一方、一旦巻取ったビニールハウス内のシートを巻出す際には、駆動歯車3を逆回転させ、被動歯車15を逆回転させると共に出力軸10の軸心方向他方(或いは一方)に僅かに横行させ(被動歯車15を出力軸10に対して逆回転させると共に出力軸10の軸心方向に於いて基盤30から離れるように僅かに移動させ)、被動歯車15でラチェット爪車20を基盤30がわに圧迫している状態を解除し、被動歯車15とラチェット爪車20の連繋状態が解除されて、被動歯車15と出力軸10と基盤30が逆回転する。
このとき、シート自体の重さによって出力軸10を逆回転せしめるような負荷がかかっており、駆動歯車3を逆回転させてシートを巻出している状態を一旦停止すると(或いはシートを巻出している状態に於いても)、負荷によって出力軸10が僅かに逆回転すると共に、横行用雄ネジ部11によって被動歯車15が逆回転することなく出力軸10の軸心方向一方(或いは他方)に僅かに横行し(被動歯車15を出力軸10に対して逆回転させることなく出力軸10の軸心方向に於いて基盤30に接近するように僅かに移動させ)、被動歯車15がラチェット爪車20を基盤30がわに圧迫すると共に、ラチェット爪車20を被動歯車15と基盤30とで挟持し、被動歯車15とラチェット爪車20と基盤30と出力軸10が連繋状態となって、ラチェット爪片50によってラチェット爪車20の逆回転が阻止されると共に、このラチェット爪車20に連繋状態となっている基盤30及び被動歯車15及び出力軸10の逆回転も阻止される。
そして、前記状態から更にシートを巻出すべく駆動歯車3を逆回転させると、被動歯車15が逆回転すると共に出力軸10の軸心方向他方(或いは一方)に僅かに横行し(被動歯車15が出力軸10に対して逆回転すると共に出力軸10の軸心方向に於いて基盤30から離れるように僅かに移動し)、被動歯車15でラチェット爪車20を基盤30がわに圧迫している状態を解除し、被動歯車15とラチェット爪車20の連繋状態が解除されて、被動歯車15と出力軸10と基盤30が再び逆回転する。
尚、被動歯車15の横行可能範囲は、例えば、0.2乃至0.3mm程度に設定されており、被動歯車15の横行による連繋状態や連繋状態の解除が素早く行えるように構成してある。
また、本発明の動力伝達装置は、基枠1と、この基枠1内の所定位置で正逆駆動回転するように形成される駆動歯車3と、基枠1に正逆回転自在に装着される出力軸10と、この出力軸10に螺刻した横行用雄ネジ部11に螺合されると共に、前記駆動歯車3に歯合する被動歯車15と、この被動歯車15の一方の側面がわに配されると共に、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合される第一基盤30aと、この第一基盤30aの他方の側面がわに正逆回転自在に装着される第一ラチェット爪車20aと、被動歯車15の他方の側面がわに配されると共に、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合される第二基盤30bと、この第二基盤30bの一方の側面がわに正逆回転自在に装着される第二ラチェット爪車20bと、基枠1に揺動自在に装着されると共に、前記第一ラチェット爪車20aの爪部にその先端部分が係止される第一ラチェット爪片50aと、基枠1に揺動自在に装着されると共に、前記第二ラチェット爪車20bの爪部にその先端部分が係止される第二ラチェット爪片50bと、これら第一ラチェット爪片50aと第二ラチェット爪片50b夫々に所定向きの弾発力を付勢するスプリング52とを備えたものである。
そして、駆動歯車3を正回転させた時には、被動歯車15が出力軸10の軸心方向一方に横行し、第一ラチェット爪車20aを第一基盤30aと共に挟持するように圧迫して、被動歯車15と第一ラチェット爪車20aと出力軸10が連繋せしめられ、被動歯車15と共に第一ラチェット爪車20a及び出力軸10が正回転するように形成してある。
更に、駆動歯車3を逆回転させた時には、被動歯車15が出力軸10の軸心方向他方に横行し、第二ラチェット爪車20bを第二基盤30bと共に挟持するように圧迫して、被動歯車15と第二ラチェット爪車20bと出力軸10が連繋せしめられ、被動歯車15と共に第二ラチェット爪車20b及び出力軸10が逆回転するように形成してある。
しかも、第一ラチェット爪片50aは、第一ラチェット爪車20aの逆回転を阻止し、第二ラチェット爪片50bは、第二ラチェット爪車20bの正回転を阻止するように構成してある。
更に、本発明の動力伝達装置は、前記出力軸10の横行用雄ネジ部11と、この横行用雄ネジ部11に螺合する被動歯車15の横行用雌ネジ部16と、横行用雄ネジ部11に螺合する基盤30、第一基盤30a、第二基盤30bの横行用雌ネジ部31とを複数条ネジで構成し、そのリードを大きく形成してある。
前記基枠1は、例えば、適宜金属材(或いは、合成樹脂材や複合材でも良い)で、略中空ボックス状に形成されており、少なくとも左右の側壁部分(及び底壁部分)を備え、ビニールハウス内の適宜位置に装着できるように形成されている。
尚、基枠1の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
図中2は、例えば、基枠1の左右側壁部分に貫通状に配される略丸軸状のシャフトで、このシャフト2は、軸受を介して基枠1に正逆回転自在に装着されると共に、その一端部分に手動のハンドル7が固定できるように形成されている(図2参照)。
尚、シャフト2の具体的構成、形状、寸法、材質、基枠1に於ける配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。また、シャフト2の一端部にはハンドル7でなく、適宜モーター等の駆動力が伝達されるように形成してあっても良い。
前記駆動歯車3は、例えば、平歯車が用いられ、前記シャフト2に固定されると共に、被動歯車15に歯合するように形成されている(図1、図2、図3参照)。
尚、駆動歯車3の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
前記出力軸10は、例えば、その一端がわが細い略段付丸軸状を呈し、基枠1の左右側壁部分に貫通状に配されると共に、前記シャフト2に対して平行となるように配されており、しかも、軸受5を介して基枠1の左右側壁部分に正逆回転自在となるように装着されている(図1、図2参照)。加えて、出力軸10は、基枠1に対してその軸心方向に移動することがないように装着されている。
更に、出力軸10は、その中央部分の外表面に横行用雄ネジ部11が形成され、その一端寄りの細い軸部の外表面には固定用雄ネジ部12が形成してある(図1参照)。
尚、出力軸10の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
また、前記横行用雄ネジ部11は、例えば、複数条(例えば、七条)の雄ネジで構成されており、そのリードが大きくなるように形成されている。すなわち、被動歯車15或いは、出力軸10の僅かな回転により、被動歯車15及び基盤30(第一基盤30a、第二基盤30b)が出力軸10の軸心方向に大きく、スムーズに、安定的に、且つ素早く反応して横行できるように形成してある。
尚、横行用雄ネジ部11の具体的構成、形状、寸法、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。また、横行用雄ネジ部11自体は右ネジでも左ネジでも良い。
更に、前記固定用雄ネジ部12は、例えば、一条の雄ネジで構成してあり、後述するストッパー40が固定できるように形成されている。
尚、固定用雄ネジ部12の具体的構成、形状、寸法、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
図中13は、出力軸10に穿設したピン孔で、このピン孔13は、後述するストッパー45をピン47を介して出力軸10に固定するためのものである。
前記被動歯車15は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)で比較的大きな平歯車状を呈し、その中央部分には、出力軸10の横行用雄ネジ部11に螺合するような横行用雌ネジ部16が形成されている。すなわち、出力軸10にある程度の負荷がかかった状態で、駆動歯車3から被動歯車15に回転力が伝達されると、被動歯車15は、出力軸10の軸心方向に沿って一端がわ或いは他端がわに僅かに横行するように構成されている。
尚、被動歯車15の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
前記横行用雌ネジ部16は、例えば、前記横行用雄ネジ部11に螺合するように形成してあり、複数条(例えば、七条)の雌ネジで構成され、そのリードが大きくなるように形成されている。
尚、横行用雌ネジ部16の具体的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
前記ラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)で構成され、その外周部分に複数の三角状の爪部が周設され、その中央部分には、円形の軸孔21が穿設され、後述する基盤30(第一基盤30a、第二基盤30b)の側面に突設した爪車用軸部32に正逆回転自在に装着できるように形成されている。しかも、ラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)は、ラチェット爪片50(第一ラチェット爪片50a、第二ラチェット爪片50b)によって正回転(或いは逆回転)は行えるが、逆回転(或いは正回転)は阻止されるように爪部が形成されている。
尚、ラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
ところで、図の第一ラチェット爪車20aは、例えば、被動歯車15の一方の側面がわに配されると共に、第一基盤30aの他方の側面がわに配されており、図の第二ラチェット爪車20bは、例えば、被動歯車15の他方の側面がわに配されると共に、第二基盤30bの一方の側面がわに配されており、被動歯車15の横行によって第一ラチェット爪車20aと第二ラチェット爪車20bのどちらかが被動歯車15に連繋されるように構成されている。
前記基盤30(第一基盤30a、第二基盤30b)は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)で略厚肉円板状に構成され、その中央部分には、横行用雄ネジ部11に螺合する複数条(例えば、七条)の横行用雌ネジ部31が形成されている。しかも、その一方或いは他方の側面部分には、略短円筒状の爪車用軸部32が突設されており、この爪車用軸部32にラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)が正逆回転自在となるように装着されている。尚、この爪車用軸部32は、ラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)の厚みより短く設定され、被動歯車15がラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)側面に直接圧接できるようにしてある。
尚、基盤30(第一基盤30a、第二基盤30b)の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
ところで、図の第一基盤30aは、例えば、被動歯車15の一方の側面がわに僅かに離れて配されており、図の第二基盤30bは、例えば、被動歯車15の他方の側面がわに僅かに離れて配されている。
前記ストッパー40は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)で形成される略ナット状を呈し、その中央部分の固定用雌ネジ部41を介して出力軸10の固定用雄ネジ部12に螺着できるように構成されている。すなわち、このストッパー40は、基盤30(第一基盤30a)の一方の側面部分に接触するように配されており、基盤30(第一基盤30a)が出力軸10の軸心方向に於いて一方がわへ移動するのを確実に阻止できるように設けられたものである。尚、ストッパー40は、出力軸10に対して僅かに正逆回転せしめることで、その位置を移動させ、被動歯車15の横行距離等を調節できるように形成されている。また、ストッパー40は、出力軸10に対する固定位置をより安定させるために、ダブルナット状としたものでも良いし、一部に滑り止め部材を設けたロックナットでも良い。
ところで、ストッパー40の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
前記ストッパー45は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)で形成される略厚肉円盤状を呈し、その中央部分の挿通孔を介して出力軸10に装着され、しかも、ピン孔46に挿通されるピン47によって出力軸10に対して確実に固定できるように構成されている。
そして、このストッパー45は、基盤30(第二基盤30b)の他方の側面部分に接触するように配されており、基盤30(第二基盤30b)が出力軸10の軸心方向に於いて他方がわへ移動するのを確実に阻止できるように設けられたものである。
尚、ストッパー45の具体的構成、形状、寸法、材質等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
図中51は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)で略丸軸状に形成されると共に、基枠1の左右側壁部分に貫通状に配されるシャフトで、このシャフト51は、軸受6を介して基枠1に正逆回転自在に装着されると共に、出力軸10に対して平行となるように配されている。
尚、シャフト51の具体的構成、形状、寸法、材質、基枠1に於ける配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
前記ラチェット爪片50(第一ラチェット爪片50a、第二ラチェット爪片50b)は、例えば、適宜金属材(或いは、適宜合成樹脂材や適宜複合材でも良い)によって先端が三角状の厚肉板状に形成されると共に、基端がわの挿通孔によってシャフト51に揺動自在となるように装着されている。そして、その先端部分がラチェット爪車20(第一ラチェット爪車20a、第二ラチェット爪車20b)の爪部に係止されるように形成されている。
尚、ラチェット爪片50(第一ラチェット爪片50a、第二ラチェット爪片50b)の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
ところで、図の第一ラチェット爪片50aは、例えば、第一ラチェット爪車20aの爪部に係止されて、第一ラチェット爪車20aの逆回転を阻止するように形成され、図の第二ラチェット爪片50bは、例えば、第二ラチェット爪車20bの爪部に係止されて、第二ラチェット爪車20bの正回転を阻止するように形成されている。
前記スプリング52は、例えば、略捩りコイルスプリング状に形成され、シャフト51に外装されると共に、ラチェット爪片50(第一ラチェット爪片50a、第二ラチェット爪片50b)の先端部分がその爪部に常時接触するような段発力を付勢できるように形成されている。また、図のスプリング52は、第一ラチェット爪片50aと第二ラチェット爪片50bの間に介装され、第一ラチェット爪片50aと第二ラチェット爪片50b夫々に所定向きの弾発力を付勢できるように形成してある。
尚、スプリング52の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
図中53は、例えば、適宜合成樹脂材(或いは、適宜金属材や適宜複合材でも良い)で形成される略厚肉円筒状のスペーサーで、このスペーサー53は、その中央部分の挿通孔を介してシャフト51に外装され、第一ラチェット爪片50aや第二ラチェット爪片50bがシャフト51の軸心方向に移動するのを阻止できるように形成されている。
尚、スペーサー53の具体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数等は、図示例のもの等に限定されることなく、適宜自由に設定・変更できるものである。
ところで、前記シャフト2と駆動歯車3と被動歯車15に於いて、図4に示すように、シャフト2を、出力軸10の軸心方向に対して直交する方向に配する(例えば、鉛直方向に配する)と共に、基枠1に正逆回転自在に装着し、このシャフト2の上端に傘歯車状の駆動歯車3を固定し、出力軸10には、駆動歯車3に歯合する傘歯車状の被動歯車15を螺合させるように構成しても良い。
すなわち、上方に設けた動力伝達装置を、下方に位置するシャフト2の下端部分で手動的に或いはモーターを介して作動させることができるようになる。
尚、被動歯車15の横行に対して、駆動歯車3と被動歯車15を平歯車で構成した時は、その歯合状態を維持でき、駆動歯車3と被動歯車15を傘歯車で構成した時は、被動歯車15の横行量が少ない(例えば、被動歯車15の横行範囲が0.2乃至0.3mm程度に設定される)ことにより、被動歯車15と駆動歯車3の遊び部分に吸収されて、その歯合状態が解除されるようなことはない。
本発明の動力伝達装置は、前述の如く構成されており、次にその使用例について説明すると、先ず、ビニールハウス内のシートを巻取る際には、駆動歯車3を正回転させる。すると、駆動歯車3に歯合する被動歯車15が、正回転すると共に横行用雄ネジ部11によって出力軸10の軸心方向一方に僅かに横行し(被動歯車15が出力軸10に対して正回転すると共に出力軸10の軸心方向に於いて第一基盤30aに接近するように僅かに移動し)、被動歯車15で第一ラチェット爪車20aを第一基盤30aがわに圧迫すると共に、第一ラチェット爪車20aを被動歯車15と第一基盤30aとで挟持し、被動歯車15と第一ラチェット爪車20aと第一基盤30aと出力軸10が連繋状態となって、これらが正回転する。
このとき、シート自体の重さによって出力軸10を逆回転せしめるような負荷がかかっているが、第一ラチェット爪片50aによって第一ラチェット爪車20aの逆回転が阻止されており、この第一ラチェット爪車20aに連繋状態となっている第一基盤30a及び被動歯車15及び出力軸10の逆回転も阻止される。
ところで、前述の巻取り状態の時には、第二ラチェット爪車20bは、第二基盤30bに対して自在に回転できるようになっている。
一方、一旦巻取ったビニールハウス内のシートを巻出す際には、駆動歯車3を逆回転させる。すると、被動歯車15が逆回転すると共に出力軸10の軸心方向他方に僅かに横行し(被動歯車15が出力軸10に対して逆回転すると共に出力軸10の軸心方向に於いて第一基盤30aから離れるように僅かに移動し)、被動歯車15で第一ラチェット爪車20aを第一基盤30aがわに圧迫している状態が解除され、被動歯車15と第一ラチェット爪車20aの連繋状態が解除されて、被動歯車15と出力軸10と第一基盤30aが逆回転する。
このとき、シート自体の重さによって出力軸10を逆回転せしめるような負荷がかかっており、駆動歯車3を逆回転させてシートを巻出している状態を一旦停止すると(或いはシートを巻出している状態に於いても)、負荷によって出力軸10が僅かに逆回転すると共に、横行用雄ネジ部11によって被動歯車15が逆回転することなく出力軸10の軸心方向一方に僅かに横行し(被動歯車15が出力軸10に対して逆回転することなく出力軸10の軸心方向に於いて第一基盤30aに接近するように僅かに移動し)、被動歯車15が第一ラチェット爪車20aを第一基盤30aがわに圧迫すると共に、第一ラチェット爪車20aを被動歯車15と第一基盤30aとで挟持し、被動歯車15と第一ラチェット爪車20aと第一基盤30aと出力軸10が連繋状態となって、第一ラチェット爪片50aによって第一ラチェット爪車20aの逆回転が阻止されると共に、この第一ラチェット爪車20aに連繋状態となっている第一基盤30a及び被動歯車15及び出力軸10の逆回転も阻止される。
ところで、前述の巻出し状態の時には、第二ラチェット爪車20bは、被動歯車15と共に逆回転するようになっているが、出力軸10を逆回転せしめるような負荷がかかると、自在に回転できるようになる。
そして、前記状態から更にシートを巻出すべく駆動歯車3を逆回転させると、被動歯車15が逆回転すると共に出力軸10の軸心方向他方に僅かに横行し(被動歯車15が出力軸10に対して逆回転すると共に出力軸10の軸心方向に於いて第一基盤30aから離れるように僅かに移動し)、被動歯車15で第一ラチェット爪車20aを第一基盤30aがわに圧迫している状態を解除し、被動歯車15と第一ラチェット爪車20aの連繋状態が解除されて、被動歯車15と出力軸10と第一基盤30aが再び逆回転する。
ところで、被動歯車15の他方側面がわに設けた第二ラチェット爪車20bや第二基盤30bやストッパー45や第二ラチェット爪片50bは、駆動歯車3を逆回転せしめることにより、シートの巻取りが行えるように設定した時に使用されるもので、ビニールハウス内での動力伝達装置の設置位置等に影響されることなく、駆動歯車3の正回転でシートを巻取ったり、或いは、駆動歯車3の逆回転でシートを巻取ったりできるようになる。すなわち、前記第一ラチェット爪車20a、第一基盤30a、第一ラチェット爪片50aと逆の動作を行うようになる。
本発明の動力伝達装置を例示する概略分解斜視図である。 本発明の動力伝達装置を例示する一部切欠概略正面図である。 本発明の動力伝達装置を例示する一部切欠概略側面図である。 本発明の他の動力伝達装置を例示する一部切欠概略正面図である。
符号の説明
1 基枠
2 シャフト
3 駆動歯車
5 軸受
6 軸受
7 ハンドル
10 出力軸
11 横行用雄ネジ部
12 固定用雄ネジ部
13 ピン孔
15 被動歯車
16 横行用雌ネジ部
20 ラチェット爪車
20a 第一ラチェット爪車
20b 第二ラチェット爪車
21 軸孔
30 基盤
30a 第一基盤
30b 第二基盤
31 横行用雌ネジ部
32 爪車用軸部
40 ストッパー
41 固定用雌ネジ部
45 ストッパー
46 ピン孔
47 ピン
50 ラチェット爪片
50a 第一ラチェット爪片
50b 第二ラチェット爪片
51 シャフト
52 スプリング
53 スペーサー

Claims (3)

  1. 基枠と、この基枠内の所定位置で正逆駆動回転するように形成される駆動歯車と、基枠に正逆回転自在に装着される出力軸と、この出力軸に螺刻した横行用雄ネジ部に螺合されると共に、前記駆動歯車に歯合する被動歯車と、この被動歯車の少なくとも一方或いは他方の側面がわに配されると共に、出力軸の横行用雄ネジ部に螺合される基盤と、この基盤の他方或いは一方の側面がわに正逆回転自在に装着されるラチェット爪車と、基枠に揺動自在に装着されると共に、前記ラチェット爪車の爪部にその先端部分が係止されてラチェット爪車の逆回転を阻止可能なラチェット爪片と、このラチェット爪片に所定向きの弾発力を付勢するスプリングとを備え、駆動歯車を正回転させた時に、被動歯車が出力軸の軸心方向一方或いは他方に僅かに横行し、ラチェット爪車を基盤と共に挟持するように圧迫して、被動歯車とラチェット爪車と出力軸が連繋せしめられ、被動歯車と共にラチェット爪車及び出力軸が正回転するように形成し、駆動歯車を逆回転させた時に、被動歯車が出力軸の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行し、ラチェット爪車の挟持による圧迫が解除され、被動歯車とラチェット爪車の連繋状態が解除され、被動歯車と出力軸が逆回転するように形成し、出力軸を逆回転せしめるような負荷は、横行用雄ネジ部によって被動歯車を出力軸の軸心方向他方或いは一方に僅かに横行させるように作用し、ラチェット爪車を基盤と共に挟持するように圧迫して、被動歯車とラチェット爪車と出力軸を連繋せしめ、ラチェット爪片を介してラチェット爪車及び出力軸の逆回転が阻止されるように構成したことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 基枠と、この基枠内の所定位置で正逆駆動回転するように形成される駆動歯車と、基枠に正逆回転自在に装着される出力軸と、この出力軸に螺刻した横行用雄ネジ部に螺合されると共に、前記駆動歯車に歯合する被動歯車と、この被動歯車の一方の側面がわに配されると共に、出力軸の横行用雄ネジ部に螺合される第一基盤と、この第一基盤の他方の側面がわに正逆回転自在に装着される第一ラチェット爪車と、被動歯車の他方の側面がわに配されると共に、出力軸の横行用雄ネジ部に螺合される第二基盤と、この第二基盤の一方の側面がわに正逆回転自在に装着される第二ラチェット爪車と、基枠に揺動自在に装着されると共に、前記第一ラチェット爪車の爪部にその先端部分が係止される第一ラチェット爪片と、基枠に揺動自在に装着されると共に、前記第二ラチェット爪車の爪部にその先端部分が係止される第二ラチェット爪片と、これら第一ラチェット爪片と第二ラチェット爪片夫々に所定向きの弾発力を付勢するスプリングとを備え、駆動歯車を正回転させた時に、被動歯車が出力軸の軸心方向一方に横行し、第一ラチェット爪車を第一基盤と共に挟持するように圧迫して、被動歯車と第一ラチェット爪車と出力軸が連繋せしめられ、被動歯車と共に第一ラチェット爪車及び出力軸が正回転するように形成し、駆動歯車を逆回転させた時に、被動歯車が出力軸の軸心方向他方に横行し、第二ラチェット爪車を第二基盤と共に挟持するように圧迫して、被動歯車と第二ラチェット爪車と出力軸が連繋せしめられ、被動歯車と共に第二ラチェット爪車及び出力軸が逆回転するように形成し、第一ラチェット爪片は、第一ラチェット爪車の逆回転を阻止し、第二ラチェット爪片は、第二ラチェット爪車の正回転を阻止するように構成したことを特徴とする動力伝達装置。
  3. 前記出力軸の横行用雄ネジ部と、この横行用雄ネジ部に螺合する被動歯車の横行用雌ネジ部と、横行用雄ネジ部に螺合する基盤、第一基盤、第二基盤の横行用雌ネジ部とを複数条ネジで構成し、そのリードを大きく形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の動力伝達装置。
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