JP2008178354A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】小型・軽量化を図りながら、駆動モータの防水性確保および放熱性向上を図ることができる魚釣用電動リールの提供を目的としている。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る魚釣用電動リールは、リール本体5に凹所32を形成して、凹所32内に電機子35を回転自在に設けるとともに、電機子35に対向する凹所32の内面32aに界磁を構成する磁石33を取着することにより、スプール7を回転駆動する駆動モータ30を構成し、凹所32の開口部を覆うカバー体40をリール本体5側にシール材52を介して水密固定したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、リール本体に回転自在に支持されたスプールを回転駆動する駆動モータを備えた魚釣用電動リールに関する。
船釣り等、一般的に深場の魚層を対象とした魚釣りを行なう場合、魚釣用電動リール(以下では、電動リールとも称する)が多用されている。この種の電動リールは、リール本体に、スプールを巻取り駆動する駆動モータを組み込んでおり、例えば、特許文献1に見られるように、駆動モータをスプールの内部空間に収容した、いわゆるスプールインタイプと、例えば、特許文献2に見られるように、駆動モータをスプール前方のリール本体の側板間に形成した筒状のモータケース内に収容した、いわゆるスプールアウトタイプが知られている。
いずれのタイプの電動リールも、駆動モータは、金属製のプレス成形された有底筒状のモータハウジング内に、電機子、磁界形成磁石、整流子、ブラシ、軸受等のモータ構成部品を収容し、ケース本体の開口を円盤状の金属製端部カバーで閉塞してカシメ固定した構成となっており、このようにユニット化された駆動モータを、リール本体に設けられたモータケース内に収容している。
特開2001−352874号公報 特許第2590882号
ところで、ユニット化された従来の駆動モータは、一般に、水中での使用を前提としておらず、したがって、モータハウジングの開口部を単に端部カバーでカシメ固定した構成となっているため、それ自体が防水構造になっていない。そのため、このような駆動モータを魚釣用電動リールに組み込む際には、駆動モータをリール本体に収容した状態で更に防水を図る必要がある。
しかしながら、そのような防水対策では、必然的に、リール本体の筒状のモータケース内に駆動モータを嵌挿して、モータケースの開口端部を端部カバーで水密閉塞する2重構造(駆動モータを構成するモータハウジングをリール本体のモータケース内に収容してなるハウジングとケースとの2重構造)がとられることになるため、駆動モータの放熱性が悪くなるだけでなく、2重構造に起因してリール本体のモータ収容部分、ひいてはリール全体が大型・重量化してしまうといった問題がある。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、小型・軽量化を図りながら、駆動モータの防水性確保および放熱性向上を図ることができる魚釣用電動リールを提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体の側板間に回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられて前記スプールを回転駆動する駆動モータとを有する魚釣用電動リールにおいて、前記リール本体に凹所を形成して、前記凹所内に電機子を回転自在に設けるとともに、前記電機子に対向する前記凹所の内面に界磁を構成する磁石を取着することにより、前記スプールを回転駆動する駆動モータを構成し、凹所の開口部を覆うカバー体をリール本体側にシール材を介して水密固定したことを特徴とする。
上記構成では、従来のように駆動モータが一体のユニットとしてリール本体内に組み込まれているのではなく、駆動モータを構成する個々の部品をリール本体の凹所に配設させて、いわばリール本体がモータハウジングを兼ねる構造としている。しかも、凹所の開口部を覆うカバー体をリール本体側にシール材を介して水密固定している。すなわち、従来のように駆動モータのモータハウジングをリール本体のモータケース内に収容する二重構造を採用することなく、リール本体がモータハウジングを兼ねる単一構造とし、それにより、駆動モータを収容する収容部の肉厚を薄くするだけでなく、その収容部の開口にカバー体を単に水密固定するという簡単な防水構造を採用しているため、小型・軽量化を図りながら、駆動モータの防水性確保および放熱性向上を図ることができる。
つまり、上記構成では、第1として、リール本体の構成部材を、駆動モータの構成部材の一部とし、それにより、少なくとも、従来の駆動モータを構成しているハウジング部分を省略可能としている。したがって、その分、出力を維持したままリール本体の小型化が図れるか、リール本体の大きさを維持したまま、駆動モータの出力を向上することが可能となる。また、上記構成では、第2として、従来の電動リールのようにハウジングを有する駆動モータをリール本体に形成したケース内に収容する二重構造とせず、単一構造を採用しているため、放熱作用する部分(モータハウジングを構成しているフレーム部分)の外気に直接触れる領域を多くすることができ、放熱性の向上が図れるようになる。これにより、熱がこもることによる不具合が回避され、駆動モータの耐久性、及び巻上げ効率の向上が図れるようになる。更に、上記構成では、第3として、凹所の開口をカバー体により水密状態で閉じるという簡単な防水構造を採用しているため、小型・軽量化を図りつつ、駆動モータの防水性を簡単且つ充分に確保することができる。
なお、上記構成において、シール材は、例えば、ゴム系やシリコン系の材料で形成されるOリングやカバーなどによって構成することが可能である。また、上記構成において、リール本体に形成される凹所は、その内面に界磁を構成する磁石が取着される部分であり、その形状や大きさ、設置箇所については、適宜変形することが可能である。
本発明によれば、小型・軽量化を図りながら、駆動モータの防水性確保および放熱性向上を図ることができる魚釣用電動リールを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1から図3は、本発明に係る電動リールの第1の実施形態を示しており、図1は、内部構造を示した断面図、図2は、図1に示した電動リールの主要部の分解図、そして、図3は、駆動モータ部分の構成を示す分解図である。
本実施形態の電動リール1は、後述する駆動力伝達機構等を装着したフレーム3と、このフレーム3を覆うように配設される外側板4とを備えたリール本体5を有している。
リール本体5を構成する前記フレーム3は、本実施形態では、左フレーム3a、右フレーム3b、及びスプールの前方側に配設される前フレーム3cとを有しており、これらのフレーム3a,3b,3cは、全体として一体化されている(本実施形態のフレームは、図2に示すように、左フレーム3a,右フレーム3b及び前フレーム3cは一体形成されている)。もちろん、これらのフレーム3a,3b,3cは、個々の部材が一体形成され、固定手段等によって一体化されていても良いし、部分的に一体形成されて、全体として一体化されていても良く、その構造についても、特定の形状に限定されることはない。
前記リール本体5を構成する外側板4は、前記左フレーム3aを覆う左外側板4a、前記右フレーム3bを覆う右外側板4b、及び前記前フレーム3cを覆う前外側板4cを備えており、駆動力伝達機構等の構成部材を覆うと共に、釣人の手によって握持、保持される部分(釣人の手が接触する部分)となる。これらの外側板4a,4b,4cは、個々に一体形成されており、全体として一体化されているが、上記したフレームと同様、各外側板4a,4b,4cは一体形成されていても良いし、部分的に一体形成されて、全体として一体化されていても良い。また、一部において、前記フレームを露出させた構成であっても良い。
リール本体5を構成する一方の側板(右側板4b)側には、巻取り操作される手動ハンドル6が設けられており、リール本体5を構成する左右のフレーム3a,3b間には、釣糸が巻回されるスプール7が回転自在に支持されている。また、前記スプール7の前方側には、後述するように構成される駆動モータ30が設置されており、前記スプール7は、前記手動ハンドル6の巻取り操作、及び駆動モータ30の回転駆動によって、後述する駆動力伝達機構を介して釣糸巻取り方向に回転駆動される。
前記スプール7は、釣糸が巻回される釣糸巻回胴部7aを備えており、その両端には、巻回される釣糸を規制するフランジ7b,7cが形成されている。また、スプール7は、スプール軸7sに軸受を介して回転可能に支持されており、左右側板間に回転可能に支持されている。なお、スプール軸7sの両端側は、リール本体5に対して軸受10を介して支持されている。
前記スプール7には、駆動動力伝達機構12を介して、前記手動ハンドル6及び駆動モータ30からの回転駆動力が入力されるようになっている。以下、駆動力伝達機構12の概略構成について説明する。
本実施形態の駆動力伝達機構12は、左フレーム3a及び右フレーム3bに振分け配置された構成となっており、左フレーム3a側には、駆動モータ30の出力を減速する第1減速機構15、及び第1減速機構15によって減速された回転駆動力をスプール軸7sに伝達する電動動力伝達部16が配設されている。また、右フレーム3b側には、スプール軸7sの回転駆動力を減速してスプール7に伝達する第2減速機構17、及び手動ハンドル6の駆動軸(ハンドル軸)6aの回転駆動力を前記第2減速機構17を介してスプール7に伝達する手動動力伝達部18が配設されている。
この場合、前記第1減速機構15は、駆動モータ30の出力軸(駆動軸)31と前フレーム3cとの間に設置される公知の遊星歯車機構によって構成され、電動動力伝達部16は、前記出力軸31と一体回転するプーリ16aとスプール軸7sと一体回転するプーリ16bと、これらプーリ16a,16bに巻回される動力伝達ベルト16cとを備えて構成されている。また、前記第2減速機構17は、スプール軸7sとスプール7との間に設置される公知の遊星歯車機構によって構成され、手動動力伝達部18は、ハンドル軸6aに回転可能に装着される駆動歯車18aと、これに噛合するピニオンギヤ18bとを備えて構成されている。
前記ハンドル軸6aと駆動歯車18aとの間には、公知のドラグ機構20が配設されており、ハンドル軸6a上に設置されたドラグノブ20aを回転操作することで、スプール7の回転に所望の制動力が付与される。また、ハンドル軸6aには、逆転防止機構6bが設けられており、駆動モータ30が回転駆動された際、手動ハンドル6の連動回転を阻止する。
前記ピニオンギヤ18bは、スプール軸7sの右側板側の延出部分に回転可能、かつ軸方向に移動可能に配設されると共に、その外周部分には、公知のクラッチ機構22が係合している。ピニオンギヤ18bは、クラッチ作動部材22aが操作レバー(図示せず)の操作によって軸方向に摺動するようになっており、これによって、第2減速機構(遊星歯車機構)のキャリヤに係合/非係合となって、前記スプール7に対する駆動力の伝達が継脱されるようになっている。
次に、上記した駆動モータ30の構成について詳細に説明する。
本発明に係る駆動モータ30は、リール本体5を構成する部材に凹所を形成し、この凹所の内面に界磁を構成する磁石を取着し、かつその内側に電機子を配設して構成されている。すなわち、リール本体に形成される凹所は、駆動モータの構成部材となる界磁を発生する磁石を取着したケーシングとしての機能を有する。
具体的に、本実施形態では、リール本体5を構成している前記前フレーム3c(スプール7の前方側に位置するリール本体)に、円筒状の空間を規定する凹所32を形成し、その内面32aに界磁を構成する磁石33を周方向に沿って取着している。この場合、磁石33は、内面32aに対し接着剤等によって固着しても良いし、保持手段によって係止するようにしても良く、更には、磁石33は、周方向に沿って所定間隔おいて取着されていても良い。また、磁石33については、その外側に磁気回路を構成して磁力の漏洩を防止する円筒状の継鉄(ヨーク)33aを取着しているが、前記フレーム3cにそのようなヨークとしての機能を持たせても良い。
前記凹所32が形成された前フレーム3cは、右側板側がそのまま開口すると共に、左側板側に底壁3dを形成しており、底壁3dの中心部分に軸受34を介して前記駆動軸31を回転可能に支持している。
この駆動軸31には、前記凹所32の内面32aに取着された磁石33に対向して駆動モータ30の構成部材である電機子35(磁石33に対向するコイル)が装着されており、かつ電機子35の軸方向右側板側に、電機子35に電流を供給する整流子37が装着されている。
前記整流子37は、前フレーム3cの右側板側の開口(凹所32の開口)から突出しており、この開口部分には、前フレーム3c近傍の右フレーム3bに螺着される固定ネジ39によって前フレーム3cに着脱可能となるようにカバー体としての端部カバー40が装着される。この端部カバー40は、予め一つのユニットとして構成されており、その径方向内側には、前記整流子37に接触して電流を流すブラシ41と、このブラシを保持するブラシホルダ42が組み込まれてネジ39aで取付け固定されている。そして、このブラシホルダ42には、端子43が一体的に組み込まれており、リード線44を介して外部電源に接続されるようになっている。
また、端部カバー40には、軸方向内側から順に、前記駆動軸31を回転可能に支持する一方向クラッチ46と、駆動軸を回転可能に支持する軸受47とを保持した保持体48が組み込まれている。この場合、一方向クラッチ46は、手動ハンドル6を巻取り操作した際に空回りすることなく、かつ駆動モータが駆動された際、スプール7側に動力を伝達するように、駆動軸31を一方向のみに回転することを許容するものである。
また、本実施形態の構成では、リール本体5に、駆動モータ30の水密性の向上が図れるように、シール部材(シール材)52が各所に設置されている。具体的に、本実施形態において、シール部材52は、端部カバー40と前フレーム3cとの間、端部カバー40とリード線44との間、端部カバー50と前フレーム3cとの間、端部カバー50と駆動軸31との間などにそれぞれ設置されている。なお、このようなシール部材52は、例えば、ゴム系やシリコン系の材料で形成されるOリングやカバーなどによって構成することが可能である。
また、本実施形態において、上記した遊星歯車機構によって構成される第1減速機構15は、前記底壁3dに対して軸方向外側に設置されており、前フレームに対して装着される端部カバー50によって閉塞されている。
以上説明したように、本実施形態において、スプール7を回転駆動する駆動モータ30は、その構成部材である界磁を構成する磁石33が、リール本体5に形成されている凹所32の内面に取着され、かつ、その凹所32内に電機子35を配設した構造となっており、リール本体5の構成部材(フレーム3)を、駆動モータ30の構成部材の一部(界磁を発生するケーシング)としている。
このため、従来の電動リールに用いられる駆動モータを構成するハウジング部分が省略され、その分、出力を維持したままリール本体5の小型化が図れるか、リール本体5の大きさを維持したまま、駆動モータ30を構成する電機子35を大型化して出力を向上することが可能となる。また、ケーシングがフレームと一体化されることで、軽量、コンパクトな電動リールとすることができ、釣場での操作性や取扱性の向上が図れるようになる。
また、従来の電動リールでは、ハウジングを有する駆動モータを、リール本体に形成したケース内に収容する構成であったため、いわゆる二重構造となっていたが、上記したような構造を採用することで駆動モータ部分は単一構造となり、放熱作用する部分(モータハウジングを構成しているフレーム部分)の外気に直接触れる領域を多くすることができ、放熱性の向上が図れるようになる。これにより、熱がこもることによる不具合が回避され、駆動モータの耐久性、及び巻上げ効率の向上が図れるようになる。特に、スプールアウトタイプの電動リールでは、ハウジングとなる凹所が形成されている部分を、直接外気に触れるように構成することが容易となり、より放熱性の向上が図れ、発熱による不具合を確実に防止することが可能になる。
なお、上記した凹所32は、その内面に、界磁を構成する磁石33が取着される部分となっていれば良く、その形状や大きさ、設置箇所については、適宜変形することが可能である。また、凹所を形成する部分は、上記したフレーム以外にも、外側板に一体形成しても良いし、フレーム3と外側板4に亘って形成しても良い。
また、上記した構成では、端部カバー40と前フレーム3cとの間、端部カバー40とリード線44との間、端部カバー50と前フレーム3cとの間、端部カバー50と駆動軸31との間にそれぞれシール部材52を設置して、凹所32の開口を端部カバー40により水密状態で閉じるという簡単な防水構造を採用しているため、小型・軽量化を図りつつ、駆動モータ30の防水性を簡単且つ充分に確保することができる。なお、このようなシール部材52については、駆動モータ30の電機子部分が設置される凹所内が水密に維持できるように適所に配設されるのであり、凹所の形成位置や大きさ、形状、駆動モータの構成部材の設置態様等に応じて適宜変形される。
次に、本発明の第2の実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。これらの図の内、図4は、後方側から内部構造を示した断面図、図5は、駆動モータ部分の構成を示す分解図である。
上記した実施形態では、駆動モータ30は、リール本体5のスプール7の前方側に配設した構成となっていたが、本実施形態では、スプール7の内部に設置した構成(いわゆる、スプールインタイプ)となっている。なお、この図では、上記した実施形態と同様な機能を有する部分については、同一の参照符号を付してある。
本実施形態では、リール本体を構成しているフレーム3の内、左フレーム3a部分に、右側板側に向けて突出する円筒状の突出部3eを一体形成し、この突出部に凹所32を形成している。この突出部3eは、釣糸が巻回されるスプール7に形成された内部空間に配置できる大きさに設定されており、その凹所32の内面32aに、界磁を構成する磁石33を周方向に沿って取着している。この場合、磁石33は、接着剤等によって内面32aに固着しても良いし、保持手段によって係止するようにしても良く、周方向に沿って所定間隔おいて取着されていても良い。また、磁石33については、その外側に磁気回路を構成する継鉄(ヨーク)が取着されていても良いし、前記突出部3eにそのようなヨークとしての機能を持たせても良い。
前記凹所32が形成された突出部3eは、左側板側がそのまま開口すると共に、右側板側には底壁3fが形成されており、底壁3fの中心部分に軸受34を介して駆動モータ30の駆動軸31を回転可能に支持している。
この駆動軸31には、前記凹所32の内面32aに取着された磁石33に対向して駆動モータ30の構成部材である電機子35(磁石33に対向するコイル)が装着されており、かつ電機子35の軸方向外側に、電機子35に電流を供給する整流子37が装着されている。突出部3eが形成された前記左フレーム3aには、整流子37に接触して電流を流すブラシ41と、このブラシを保持するブラシホルダ42が組み込まれてネジ39aで取付け固定されている。そして、このブラシホルダ42には、端子43が一体的に組み込まれており、リード線44を介して外部電源に接続されるようになっている。
また、前記突出部3eの開口部分には、左フレーム3aに螺着される固定ネジ39によって突出部3eに着脱可能となるように端部カバー40が装着される。この端部カバー40は、予め一つのユニットとして構成されており、軸方向内側から順に、前記駆動軸31を回転可能に支持する一方向クラッチ46と、駆動軸31を回転可能に支持する軸受47とが組み込まれている。この場合、一方向クラッチ46は、手動ハンドル6を巻取り操作した際に空回りすることなく、かつ駆動モータが駆動された際、スプール7側に動力を伝達するように、駆動軸31を一方向のみに回転することを許容するものである。
また、前記突出部3eの右側板側には、前記スプール7と駆動軸31との間に、減速機構を具備した公知の駆動力伝達機構60が配設されており、前記スプール7に対して前記手動ハンドル6、及び駆動モータ30からの回転駆動力を入力できるようになっている。
このように、駆動モータ30をスプールインタイプとした電動リールでは、モータハウジング部分が単一構造となることによって、第1の実施形態と同様の作用効果が得られるだけでなく、スプールの釣糸巻回胴部7aの小径化も可能となり、同一の大きさのリール本体でありながら、糸巻き容量を多くしたスプールを採用することが可能となる。
上述した実施形態のように、駆動モータ30の設置部分については、適宜変形することが可能であり、それに応じてリール本体の構成についても、適宜変形することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態の構成に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、上記した駆動力伝達機構12,60については、ギヤトレインによる動力伝達構造にしたり、駆動力伝達系を一方の側板側に集約配置する等、種々変形することが可能である。また、駆動モータについては、界磁を発生する磁石がリール本体に形成された凹所内に取着されていれば良く、それ以外の構成部品の構成や配置方法については、適宜変形することが可能である。また、ドラグ機構20やクラッチ機構22の構成、及びその配置態様については適宜変形することが可能である。
本発明に係る電動リールの第1の実施形態を示しており、内部構造を示した平面図。 図1に示した電動リールの主要部の分解図。 駆動モータ部分の構成を示す分解図。 本発明に係る電動リールの第2の実施形態を示しており、後方側から内部構造を示した断面図。 駆動モータ部分の構成を示す分解図。
符号の説明
1 魚釣用電動リール
3 フレーム
3a 左フレーム
3b 右フレーム
3c 前フレーム
4 外側板
4a 左外側板
4b 右外側板
4c 前外側板
5 リール本体
6 手動ハンドル
7 スプール
7s スプール軸
12,60 駆動力伝達機構
15 遊星歯車機構
20 ドラグ機構
22 クラッチ機構
30 駆動モータ
32 凹所
32a 内面
33 磁石
35 電機子
40 端部カバー(カバー体)
52 シール部材(シール材)

Claims (4)

  1. リール本体の側板間に回転自在に支持されるスプールと、前記リール本体に設けられて前記スプールを回転駆動する駆動モータとを有する魚釣用電動リールにおいて、
    前記リール本体に凹所を形成して、前記凹所内に電機子を回転自在に設けるとともに、前記電機子に対向する前記凹所の内面に界磁を構成する磁石を取着することにより、前記スプールを回転駆動する駆動モータを構成し、
    凹所の開口部を覆うカバー体をリール本体側にシール材を介して水密固定したことを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 前記リール本体は、駆動力伝達機構が装着されるフレームと、このフレームに装着される前記側板とを有しており、
    前記凹所は、前記フレームと共に一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用電動リール。
  3. 前記凹所は、前記スプールの前方側に位置するリール本体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用電動リール。
  4. 前記凹所は、前記スプールの内側に位置するように、前記リール本体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用電動リール。
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