JP2008177834A - 符号化装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】フリッカの発生を抑制しつつ、イントラフレームの符号化効率の悪化も抑えること。
【解決手段】符号化装置1において、動画像データを構成するn個(n≧3)のフレームからなり、n番目のフレームがイントラ符号化の対象である一連のフレームを順次取得するイントラ/インター画像決定部10と、2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素の少なくとも一部について、1番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、その画素値を決定する画素値決定部281と、画素値決定部281により決定された画素値を用いて、前記2番目からn−1番目の各フレームを符号化するインター画像符号化部30と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、符号化装置、及びプログラムに関する。
動画像データの情報量を圧縮するための符号化技術として、ISO(International Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission) JTC1/SC29/WG11(MPEG)で規格化されたMPEG−2方式(例えば、非特許文献1参照。)や、MPEGとITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)で規格化されたH.264/MPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)方式(例えば、非特許文献2参照。)が知られている。
いずれの方式においても、動画像データは一連の静止画像(以下、フレームという。)から構成されており、各フレームの符号化により、上記圧縮が実現されている。
この符号化では、各フレームが所定サイズの複数ブロックに分割され、ブロックごとに、予測符号化、直交変換、及び量子化の各処理が行われる。また、符号化にはイントラ符号化とインター符号化の2種類があり、インター符号化では、上記各処理に加えて動き予測処理が行われる。なお、以下では、イントラ符号化の対象であるフレームをイントラフレームと称し、インター符号化の対象であるフレームをインターフレームと称する。
あるブロックを符号化する場合、符号化装置は、いくつかの予測画像生成方法の中から選択される予測画像生成方法に基づき、動画像データの他の部分(以下、予測基礎部分と称する。符号化対象ブロックがイントラフレームに含まれるブロックである場合には、同一フレーム内の他の部分のうちの少なくとも一部が予測基礎部分となる。インターフレームに含まれるブロックである場合には、同一又は他のフレーム内の他の部分のうちの少なくとも一部が予測基礎部分となる。)を用いて予測画像を生成し、さらに、該予測画像と該ブロックにかかる画像との差分を示す差分データを取得する(予測符号化処理)。そして、取得した差分データに、直交変換及び量子化の各処理を施す。予測画像生成方法と予測基礎部分の選び方との組み合わせは予め数通り定められており、それぞれ予測モードと呼ばれる。
ここで、イントラ符号化にかかる予測モードについて、詳細に説明しておく。符号化装置は、フレームを構成する各ブロックを、フレームの左上から右方向に向かって順次符号化していき、右端に達したら1段下がってまた右方向に向かって順次符号化していく。イントラ符号化においては、符号化装置は、あるブロックの予測符号化を行う際、同一フレーム内の既に符号化済みの他のブロックに含まれる画像の中から予測基礎部分を取得する。
より具体的な例では、上記ブロックは通常、16×16画素又は4×4画素の領域により構成されており、1ブロックが16×16画素の領域により構成される場合には、該ブロックの上側及び左側に隣接する符号化済みのブロックが予測基礎部分の選択対象となる。そして、予測モードには、予測画像生成方法と予測基礎部分の選び方との組み合わせの組み合わせにより、水平方向予測、垂直方向予測、DC(直流)予測、プレーン予測と呼ばれる4通りがあり、符号化装置は、各予測モードにより差分データを一旦仮に生成した上で、各差分データのうち、符号化効率が最も良いものを、予測符号化処理の出力とする(例えば、特許文献1の図3参照。)。一方、1ブロックが4×4画素の領域により構成される場合には、該ブロックの上側及び左側に隣接する符号化済みのブロックに加え、該ブロックの右斜め上方の符号化済みのブロックも予測基礎部分の選択対象となる。そして、予測モードには、予測基礎部分の選び方及び予測画像生成方法の組み合わせにより、水平方向予測、垂直方向予測、DC(直流)予測、対角左下方向予測、対角右下方向予測、垂直右方向予測、水平下方向予測、垂直左方向予測、水平上方向予測と呼ばれる9通りがあり、符号化装置は、各予測モードにより差分データを一旦仮に生成した上で、各差分データのうち、符号化効率が最も良いものを、予測符号化処理の出力とする(例えば、特許文献1の図5参照。)。
なお、符号化効率が最も良い差分データ(予測モード)の判定方法としては、レート歪み(RD:Rate Distortion)を用いるレート歪み最適化モード決定方法と、レート歪みを用いないモード決定方法と、が知られている。
16×16画素のブロックに関しては、レート歪みを用いないモード決定方法が用いられる。すなわち、4種類の予測モードのうち、予測画像と原画像(符号化対象ブロックにかかる画像)との誤差(D:Distortion)が最も少なくなる予測モードが、符号化効率が最も良い予測モードであると判定される。
一方、4×4画素のブロックに関しては、上記いずれのモード決定方法も用いられる。レート歪み最適化モード決定方法を用いる場合、9種類の予測モードのうち、予測画像と原画像との誤差(D:Distortion)と、その予測モードを選択した場合に発生する情報量(R:Rate)と、の線形和であるD+λRをコストと定義して算出し、これが最も小さくなる予測モードが、符号化効率が最も良い予測モードであると判定される。ここで、λはラグランジェ係数と呼ばれ、量子化処理にかかる量子化パラメータQpの関数で定義されている。レート歪みを用いないモード決定方法を用いる場合には、予測画像と原画像との誤差から計算される量と、同一フレーム内でこれまでに発生した予測モードか否かに基づいて決定される量と、の和をコストとして、この値の小さい予測モードが、符号化効率が最も良い予測モードであると判定される。
なお、符号化装置は、16×16画素のブロックを符号化するにあたり、16×16画素のブロックにかかる予測モードを用いるか、それともさらに4分割して4×4画素のブロックにかかる予測モードを用いるか、という点についても判定する。この判定においても、上記レート歪み最適化モード決定方法又はレート歪みを用いないモード決定方法のいずれかが用いられる。
以上、イントラ符号化にかかる予測モードについて説明した。
ところで、上記予測符号化処理では、どの予測モードを用いるかによって、同じ符号化対象ブロックについての差分データであっても、その値が異なることとなる。そして、この差分データの値の差が復号後の出力画像において大きな差となって現れてしまう場合がある。フリッカと呼ばれる現象である。
フリッカについて詳しく説明する。予測符号化処理の結果得られる差分データは、上述のように、直交変換され、さらに量子化されて出力されるのであるが、その値が異なる2つの差分データにそれぞれ直交変換を施した場合、直交変換の結果得られる変換係数データにも、差分データの値の差を反映した差が現れる。そして、この差は、場合により、量子化処理によって増幅される。一旦増幅された差は、復号しても元には戻らないので、復号後の出力画像において大きな差が生じてしまう。
フリッカが問題となるのは、特に時間的にほとんど変化しない動画像データ又はその一部分についてである。時間的に大きく変化しているブロックについては、再生された動画像データの観察者がフリッカを感じ取れないため問題とはならないが、時間的に変化がほとんどない場合には、観察者はフリッカを敏感に感じ取ってしまい、画質劣化として大きな問題となるのである。
フリッカは、イントラフレームと、その直前のフレームと、の間で特に発生しやすくなっている。すなわち、イントラフレームにかかるブロックは同一イントラフレーム内の他の部分の情報を用いて符号化されるため、符号化対象ブロックにかかる画像が、過去のフレーム内の同一位置のブロックにかかる画像とほとんど変わらない場合であっても、他の部分に大きな変化があれば、予測モードは異なるものとなる。予測モードが異なると、上述のように差分データに差が生ずる。その結果、出力画像に大きな差が生じ得るが、符号化対象ブロックにかかる部分には時間的な変化がほとんどないので、再生された動画像データの観察者は、変化がないことを期待する。にも関わらず、出力画像に大きな差が生じてしまっているので、結果として、観察者はフリッカの発生を感じ取ってしまうのである。
イントラフレームは、早送りや巻戻しといったランダムアクセスを実現するため、定期的(通常は0.5秒〜2秒に1回程度の間隔)に挿入される必要がある。このため、定期的にフリッカが生じやすくなっており、フリッカの発生を抑制することが望まれている。
特許文献2に開示される技術は、フリッカの発生を抑制するための技術の1つである。この技術にかかる符号化装置は、イントラフレームの各ブロックの予測モードを決定する際、上述の符号化効率だけでなく、過去のフレームとの差分も考慮に入れた評価を行った上で、予測モードを決定する。具体的には、時間方向の差分を示す時間差分情報(特許文献2の第0066段落及び第0067段落参照。)を用いて、予測モードの評価を行っている。
また、非特許文献3,4、特許文献3乃至6にも、フリッカの発生を抑制するための技術が記載されている。
なお、非特許文献2には、重み付け予測と呼ばれる処理についての記載がある。この処理は、符号化時にフェードイン/フェードアウトなどを実現するための処理であり、具体的には、フェードイン(フェードアウト)開始時の輝度値と、フェードイン(フェードアウト)終了時の輝度値と、を内挿することにより重みを算出し、その間の輝度値については、本来の輝度値に重みを乗算した上で符号化するというものである。
特開2005−39321号公報 特開2005−318468号公報 特開2005−217943号公報 特開2005−348008号公報 特開2006−94081号公報 特開2006−191287号公報 「ISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議) 13818−2」、1994年 「ITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門) Rec.(勧告) H.264|ISO(国際標準化機構)/IEC(国際電気標準会議) 14496−10 Advanced Video Coding(アドバンスドビデオコーディング)」、2005年 蝶野他、「デテント付き量子化制御によるIピクチャフリッカの低減方法」、PCSJ(画像符号化シンポジウム)2005、2005年、P−4.02 清水他、「H.264/AVCにおけるイントラ符号化フレームのフリッカ低減方法」、PCSJ(画像符号化シンポジウム)2005、2005年、P−4.03
しかしながら、上記特許文献2に開示される技術では、符号化効率だけでなく、過去のフレームとの差分も考慮に入れた評価を行った上で予測モードを決定するため、決定された予測モードを用いて予測符号化を行った場合、過去のフレームとの差分を考慮に入れない評価を行った上で決定される予測モードを用いる場合に比べ、イントラフレームの符号化効率が悪化するという問題がある。
従って、本発明の課題の一つは、フリッカの発生を抑制しつつ、イントラフレームの符号化効率の悪化も抑えることのできる符号化装置、符号化方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明にかかる符号化装置は、動画像データを構成するn個(n≧3)のフレームからなり、n番目のフレームがイントラ符号化の対象である一連のフレームを順次取得するフレーム取得手段と、2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素の少なくとも一部について、1番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、その画素値を決定する画素値決定手段と、前記画素値決定手段により決定された画素値を用いて、前記2番目からn−1番目の各フレームを符号化する符号化手段と、を含むことを特徴とする。
これによれば、1番目のフレームを構成する画素の画素値とn番目のフレームを構成する画素の画素値とに基づき、2番目からn−1番目の各フレームを構成する画素の画素値を決定できるので、例えばその間を滑らかにつなぐことができ、イントラフレームであるn番目のフレームにおいてフリッカが発生することを抑制することができる。また、このフリッカの発生の抑制処理はn番目のフレームの予測モードを変更する処理を要しないので、イントラフレームの符号化効率の悪化も抑えられる。
また、上記符号化装置において、前記画素値決定手段は、2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素のうちの1つについて、1番目のフレームを構成する各画素のうちの1つの画素値と、n番目のフレームを構成する各画素のうちの1つの画素値と、を内挿してなる内挿線に基づき、その画素値を決定する、こととしてもよい。
これによれば、内挿線により、1番目のフレームを構成する画素の画素値とn番目のフレームを構成する画素の画素値との間を滑らかにつなぐことができるようになる。
また、上記各符号化装置において、前記n番目のフレームを複数のブロックに分割する分割手段と、1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、前記各ブロックのうちの1つである注目ブロックに対応する部分を取得する対応部分取得手段と、を含み、前記画素値決定手段は、前記注目ブロックを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、前記1番目のフレームのうち前記対応部分取得手段により取得された部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、前記2番目からn−1番目の各フレームのうち前記対応部分取得手段により取得された各部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値を決定する、こととしてもよい。
これによれば、注目ブロックと各部分との対応関係により、画素値を決定する画素を適切に決定することができるようになる。
また、この符号化装置において、前記注目ブロックの画像内容と、前記対応部分取得手段により前記1番目からn−1番目の各フレームのうち少なくとも一部それぞれについて取得された各部分の画像内容と、の類似度を算出する類似度算出手段と、前記類似度算出手段により算出された類似度に応じて、前記注目ブロックについて前記画素値決定手段による画素値決定を行うか否かを決定する決定手段と、を含み、前記画素値決定手段は、前記決定手段により前記注目ブロックについての画素値決定を行うと決定された場合に、前記注目ブロックを構成する各画素の少なくとも一部と、前記1番目のフレームのうち前記対応部分取得手段により取得された部分を構成する各画素の少なくとも一部と、に基づき、前記2番目からn−1番目の各フレームのうち前記対応部分取得手段により取得された各部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値を決定する、こととしてもよい。
本発明によれば、2番目からn−1番目の各フレームを構成する画素の画素値は、1番目のフレームを構成する画素の画素値とn番目のフレームを構成する画素の画素値とに基づいて決定されてしまうので、場合によっては、元の画素値と懸け離れたものとなってしまう虞がある。上記符号化装置によれば、注目ブロックと各対応部分のうちの少なくとも一部との類似度に基づいて画素値決定手段による画素値決定の当否を決定しているので、例えば類似していない場合に画素値決定手段による画素値決定を行わないようにすることができる。その結果、2番目からn−1番目の各フレームを構成する画素の画素値が、元の画素値と懸け離れたものとなってしまうことを防止できる。
また、上記各符号化装置において、前記対応部分取得手段は、前記1番目からn−1番目の各フレームそれぞれにおいて、前記n番目のフレーム内における前記注目ブロックの位置と同じ位置にある部分を、前記注目ブロックに対応する部分として取得する、こととしてもよい。
これによれば、対応部分として、各フレーム内において、注目ブロックと同じ位置にある部分を用いることができる。
また、上記各符号化装置において、前記対応部分取得手段は、前記注目ブロックに含まれる画像の内容について、前記1番目からn−1番目の各フレーム内におけるその位置を示す動きベクトルを取得する動きベクトル取得手段、を含み、前記動きベクトルに基づき、前記1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、前記注目ブロックに対応する部分を取得する、こととしてもよい。
これによれば、注目ブロックに含まれる画像が、フレーム内において経時的に移動しているような場合であっても、対応部分取得手段は、適切な対応部分を取得することができるようになる。
また、本発明にかかるプログラムは、動画像データを構成するn個(n≧3)のフレームを順次取得するフレーム取得手段、2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素の少なくとも一部について、1番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、その画素値を決定する画素値決定手段、及び前記画素値決定手段により決定された画素値を用いて、前記2番目からn−1番目の各フレームを予測符号化する予測符号化手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態にかかる符号化装置1のシステム構成及び機能ブロックを示す概略ブロック図である。同図に示すように、符号化装置1は、イントラ/インター画像決定部10、マクロブロック分割部12、フレームディレイ部14、対応部分取得部16、処理対象判定部18、通常符号化処理部20、出力部22、イントラ画像用フレームメモリ部24、インター画像用フレームメモリ部26、インター符号化目標画像設定部28、インター画像符号化部30を含んで構成される。また、対応部分取得部16は、その内部にイントラマクロブロック類似度比較部160及びインターマクロブロック類似度比較部161を含んで構成され、インター符号化目標画像設定部28は、その内部に画素値取得部280及び画素値決定部281を含んで構成される。
イントラ/インター画像決定部10は、動画像データを構成する一連のフレーム(入力画像)を順次取得する。そして、各フレームをイントラフレームとインターフレームのいずれかに分類する。すなわち、各フレームについて、イントラ符号化及びインター符号化のうちいずれの対象とするかを決定する。
一例では、イントラ/インター画像決定部10は、ある決まった周期で、取得したフレームをイントラフレームに分類する。この場合、イントラ/インター画像決定部10にはイントラフレーム挿入周期が予め設定される。イントラ/インター画像決定部10は、設定されたイントラフレーム挿入周期に基づき、各フレームをイントラ符号化の対象とするか、インター符号化の対象とするか、決定する。
また、他の一例では、イントラ/インター画像決定部10は、連続する2つのフレーム(第1フレームと第2フレームとする。)間において大きくその画像内容が変化したこと(シーンチェンジなど)の検出を行う。そして、該変化を検出した場合に、イントラ/インター画像決定部10は、第2フレームにつき、イントラ符号化の対象とすることを決定する。なお、イントラ/インター画像決定部10は、各フレームを構成する各画素の画素値(輝度又は色差を示す値)のフレーム内平均値を算出し、該フレーム内平均値に基づいて上記検出を行うようにすることが好適である。
以下では、イントラ/インター画像決定部10が取得する一連のフレームのうち、n個(n≧3)に着目して説明を進める。ここで、n個のフレームのうち、1番目のフレーム及びn番目のフレームはいずれもイントラフレームであり、2番目からn−1番目の各フレームはいずれもインターフレームであるとする。
マクロブロック分割部12は、イントラ/インター画像決定部10においてイントラフレームとインターフレームのいずれかに分類された各フレームを、それぞれ複数のブロックに分割する。そして、分割後の各フレームを、フレームディレイ部14に順次出力する。なお、ここでは、このブロックは16×16画素の大きさのブロック(マクロブロックという。)であるとする。ただし、これはあくまで便宜的なものであり、この大きさに限られるものではない。
フレームディレイ部14は、マクロブロック分割部12から、各フレームの入力を順次受け付ける。そして、入力された各フレームについて、イントラ/インター画像決定部10によりイントラフレームとインターフレームのいずれに分類されたものであるかを判定する。ある時点で入力されたフレームをイントラフレームに分類されたものと判定した場合、フレームディレイ部14は、次にイントラフレームが入力されるまでの間に入力される各フレーム(画像)を、インター画像用フレームメモリ部26に記憶させる。また、フレームディレイ部14は、イントラフレームに分類されたものと判定した各フレームを、対応部分取得部16に順次出力する。
ここでは、フレームディレイ部14は、1番目のフレーム及びn番目のフレームを対応部分取得部16に出力し、2番目からn−1番目の各フレームをインター画像用フレームメモリ部26に記憶させる。
対応部分取得部16は、フレームディレイ部14から入力されたn番目のフレームを構成する上記各ブロックに順次注目する。そして、1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、注目ブロックに対応する部分を取得する。なお、この部分は、注目ブロックと同じ形状であることが望ましい。
具体的な例では、対応部分取得部16は、1番目からn−1番目の各フレームそれぞれにおいて、n番目のフレーム内における注目ブロックの位置と同じ位置にある部分を、注目ブロックに対応する部分として取得する。
図2は、この例において、対応部分取得部16により取得される対応部分の具体的な例を示す図である。同図には、n=4の例を示している。フレームF1,F2,F3,F4はそれぞれ1番目、2番目、3番目、4番目のフレームであり、フレームF1及びフレームF4がイントラフレーム、フレームF2及びフレームF3がインターフレームである。また、フレームF4内には、注目ブロックBを示している。
図2に示すように、対応部分取得部16は、フレームF1,F2,F3それぞれにおいて、フレームF4内における注目ブロックBの位置と同じ位置にある部分P1a,P2a,P3aを、注目ブロックBに対応する部分として取得する。
また、別の例では、対応部分取得部16は、注目ブロックに含まれる画像の内容について、1番目からn−1番目の各フレーム内におけるその位置を示す動きベクトルを取得する。そして、取得した動きベクトルに基づき、1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、注目ブロックに対応する部分を取得する。
図3は、この例において、対応部分取得部16により取得される対応部分の具体的な例を示す図である。同図には、図2と同様、n=4の例を示している。フレームF1,F2,F3,F4はそれぞれ1番目、2番目、3番目、4番目のフレームであり、フレームF1及びフレームF4がイントラフレーム、フレームF2及びフレームF3がインターフレームである。また、フレームF4内には、注目ブロックBを示している。
図3に示すように、対応部分取得部16は、注目ブロックBに含まれる画像の内容C4について、フレームF1,F2,F3内におけるその位置C1,C2,C3を示す動きベクトルを取得する。こうして取得される動きベクトルは、注目ブロックBに含まれる画像の内容C4が時間的にフレーム内を移動した場合の、各フレームにおける位置からの動きの量を表すものである。対応部分取得部16は、取得した動きベクトルに基づき、フレームF1,F2,F3それぞれについて、注目ブロックBに対応する部分P1b,P2b,P3bを取得する。
イントラマクロブロック類似度比較部160は、注目ブロックの画像内容と、対応部分取得部16により1番目のフレームについて取得された部分の画像内容と、の類似度を算出する。この場合において、イントラマクロブロック類似度比較部160は、後述するイントラ画像用フレームメモリ部24において1番目のフレームについて記憶される画像に基づいて、1番目のフレームの画像内容を取得するようにすることが望ましい。
以下、類似度算出の具体的な例について説明する。1つの例では、イントラマクロブロック類似度比較部160は、画素ごとに、注目ブロック内の各画素の画素値と対応部分内の各画素の画素値との差分を算出する。そして、その総和と予め決められた閾値とを比較することにより、上記類似度を算出する。この場合、上記類似度は、総和が閾値以上である場合に非類似を示し、総和が閾値未満である場合に類似を示す。
また、別の例では、イントラマクロブロック類似度比較部160は、注目ブロック内の各画素の画素値の合計と、対応部分内の各画素の画素値の合計と、を算出し、さらにその差分を算出する。そして、算出した差分と予め決められた閾値とを比較することにより、上記類似度を算出する。この場合、上記類似度は、差分が閾値以上である場合に非類似を示し、差分が閾値未満である場合に類似を示す。
インターマクロブロック類似度比較部161は、注目ブロックの画像内容と、対応部分取得部16により2番目からn−1番目の各フレームについて取得された部分の画像内容と、の類似度を算出する。具体的には、インターマクロブロック類似度比較部161は、イントラマクロブロック類似度比較部160による類似度算出処理と同様な処理により、2番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、類似度を算出する。なお、この場合において、イントラマクロブロック類似度比較部160は、インター画像用フレームメモリ部26において記憶される画像に基づいて、2番目からn−1番目の各フレームの画像内容を取得するようにすることが望ましい。
処理対象判定部18は、イントラマクロブロック類似度比較部160及びインターマクロブロック類似度比較部161により算出された類似度に応じ、n番目のフレームを構成する各ブロックについて、後述する画素値決定部281による画素値決定を行うか否かを決定する。
すなわち、処理対象判定部18は、あるブロックについて、1番目からn−1番目の各フレームのうち1つでも非類似を示す類似度が算出されているものがある場合、該ブロックについては後述する画素値決定部281による画素値決定を行わないと決定する。一方、処理対象判定部18は、あるブロックについて、1番目からn−1番目の各フレームの全てについて類似を示す類似度が算出されている場合、該ブロックについては後述する画素値決定部281による画素値決定を行うと決定する。
通常符号化処理部20は、全てのイントラフレームについて、ブロックごとに、上述した予測符号化、直交変換、及び量子化の各処理を含む符号化処理を施す。また、インターフレームのうち、処理対象判定部18により画素値決定を行わないことが決定されたブロックに対応する部分を含むブロックについて、上述した予測符号化、直交変換、量子化、及び動き予測の各処理を含む符号化処理を施す。通常符号化処理部20は、符号化処理が完了すると、符号化後の各ブロックを出力部22に出力する。
また、通常符号化処理部20は、各イントラフレームにかかる符号化後の各ブロックを一旦復号し、復号後の画像をイントラ画像用フレームメモリ部24に記憶させる。
インター符号化目標画像設定部28は、2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素の少なくとも一部について、1番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、その画素値を決定する。そして、決定した各画素値に基づき、インター符号化目標画像を生成する。以下、具体的に説明する。
画素値取得部280は、イントラ画像用フレームメモリ部24から、1番目のフレームを構成する各画素の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の画素値と、を取得し、画素値決定部281に出力する。
画素値決定部281は、処理対象判定部18により画素値決定を行うと決定された複数のブロックに順次注目する。そして、注目ブロックを構成する各画素の少なくとも一部と、1番目のフレームのうち対応部分取得部16により取得された部分を構成する各画素の少なくとも一部と、に基づき、2番目からn−1番目の各フレームのうち対応部分取得部16により取得された各部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値を決定する。
より具体的には、画素値決定部281は、注目ブロックを構成する複数の画素を、1つずつ順次取得する。そして、対応部分取得部16により取得された、1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについての上記注目ブロックに対応する部分に基づいて、順次取得した注目ブロック内の各画素にそれぞれ対応する、1番目からn−1番目の各フレームそれぞれ内の画素を取得する。
画素値決定部281は、こうして取得した2番目からn−1番目の各フレーム内の画素について、1番目のフレームについて選択した画素の画素値と、上記取得した注目ブロック内の画素の画素値と、を内挿してなる内挿線に基づき、その画素値を決定する。具体的には、画素値決定部281は、フレーム間の時間間隔と、上記内挿線と、に基づいて、その画素値を決定する。
1番目からn−1番目の各フレームそれぞれ内の画素の取得について、再度図2及び図3を参照しながら、詳細に説明する。
図2の例では、画素値決定部281は、注目ブロックBに含まれる画素G4に対応する1番目からn−1番目の各フレームそれぞれ内の画素として、注目ブロックBに対応する部分P1a,P2a,P3aそれぞれ内の画素G1a、G2a,G3aを取得する。画素G1a、G2a,G3aは、それぞれ部分P1a,P2a,P3a内において、注目ブロックB内における画素G4の位置と同じ位置にある画素である。
図3の例では、画素値決定部281は、注目ブロックBに含まれる画素G4に対応する1番目からn−1番目の各フレームそれぞれ内の画素として、注目ブロックBに対応する部分P1b,P2b,P3bそれぞれ内の画素G1b、G2b,G3bを取得する。画素G1b、G2b,G3bは、それぞれ部分P1b,P2b,P3b内において、注目ブロックB内における画素G4の位置と同じ位置にある画素である。結果的に、各フレーム内における画素G1a、G2a,G3aの位置と、各フレーム内における画素G1b、G2b,G3bの位置と、は必ずしも同じ位置とはならない。
次に、内挿について、図4乃至図6を参照しながら、詳細に説明する。
図4は、n=6の場合における、6番目のフレーム内のある画素の画素値と、該画素に対応する1番目から5番目までの各フレーム内の各画素の画素値と、の例を示す図である。同図では、1つの縦線が1つの画素を示しており、各画素H1,H2,H3,H4,H5,H6は、それぞれ1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目の各フレームに含まれる画素である。なお、同図中、縦線は実線又は点線で示されているが、実線で示した画素はイントラフレームに含まれる画素であり、点線で示した画素はインターフレームに含まれる画素である。同図に示した各画素H1,H2,H3,H4,H5は、画素H6に対応する画素として、画素値決定部281が取得したものである。
また、図4中の各輝度レベルK1,K2,K3,K4,K5,K6は、それぞれ画素H1,H2,H3,H4,H5,H6の画素値を示している。同図に示すように、各輝度レベルK1,K2,K3,K4,K5,K6は、少しずつ異なっている。
図5は、図4に示した例において、画素値決定部281が、画素H1の輝度レベルK1と、画素H6の輝度レベルK6と、を内挿してなる内挿線に基づいて決定した画素H2,H3,H4,H5の輝度レベルK2α,K3α,K4α,K5αを示したものである。同図では、内挿線として直線を使用している。図5に示すように、画素値決定部281は、内挿線上の輝度レベルを、画素H2,H3,H4,H5の輝度レベルとしている。
図6は、図4に示した例において、画素値決定部281が、画素H1の輝度レベルK1と、画素H6の輝度レベルK6と、を内挿してなる別の内挿線に基づいて決定した画素H2,H3,H4,H5の輝度レベルK2β,K3β,K4β,K5βを示したものである。同図では、内挿線として曲線を使用している。
図6の例では、画素値決定部281は、インター画像用フレームメモリ部26に記憶される画像に基づいて、2番目からn−1番目の各画素の輝度レベル(画素値)を取得する。そして、取得した輝度レベル(画素値)に基づき、例えば最小自乗法により最適な内挿線を決定し、決定した内挿線上の輝度レベル(画素値)を、2番目からn−1番目の各画素の輝度レベル(画素値)として決定する。
その結果、図6に示すように、輝度レベルK2β,K3β,K4β,K5βは、図5に示す輝度レベルK2α,K3α,K4α,K5αに比べ、元の輝度レベルK2,K3,K4,K5に近い値となっている。なお、元の画素値に近くし過ぎるとフリッカの発生を抑制する効果が減じられるので、適宜最適な内挿線を選択するようにすることが必要である。
インター符号化目標画像設定部28は、以上のようにして決定した各画素値に基づいてインター符号化目標画像を生成し、生成したインター符号化目標画像をインター画像符号化部30に出力する。
インター画像符号化部30は、入力されたインター符号化目標画像(画素値決定部281により決定された画素値の画素により構成される画像)を用いて、2番目からn−1番目の各フレームを符号化する。具体的には、インターフレームのうち、処理対象判定部18により画素値決定を行わないことが決定されたブロックに対応する部分を含まないブロックについて、上述した予測符号化、直交変換、量子化、及び動き予測の各処理を含む符号化処理を施す。インター画像符号化部30は、符号化処理が完了すると、符号化後の各ブロックを出力部22に出力する。
出力部22は、通常符号化処理部20及びインター画像符号化部30からそれぞれ入力されたブロックに基づいて一連の符号化ブロックを取得し、順次出力する。こうして出力された各符号化ブロックは記憶媒体(不図示)に記憶され、再生する場合などに復号される。
以上説明したように、符号化装置1によれば、1番目のフレームを構成する画素の画素値とn番目のフレームを構成する画素の画素値とに基づき、2番目からn−1番目の各フレームを構成する画素の画素値を決定できるので、例えばその間を滑らかにつなぐことができ、イントラフレームであるn番目のフレームにおいてフリッカが発生することを抑制することができる。また、このフリッカの発生の抑制処理はn番目のフレームの予測モードを変更する処理を要しないので、イントラフレームの符号化効率の悪化も抑えられる。
また、符号化装置1によれば、直線又は任意の曲線である内挿線により、1番目のフレームを構成する画素の画素値とn番目のフレームを構成する画素の画素値との間を滑らかにつなぐことができるようになる。
さらに、符号化装置1によれば、注目ブロックと各部分との対応関係により、画素値を決定する画素を適切に決定することができるようになる。
また、符号化装置1によれば、2番目からn−1番目の各フレームを構成する画素の画素値は、1番目のフレームを構成する画素の画素値とn番目のフレームを構成する画素の画素値とに基づいて決定されてしまうので、場合によっては、元の画素値と懸け離れたものとなってしまう虞があるところ、処理対象判定部18は、注目ブロックと各対応部分との類似度に基づいて画素値決定部281による画素値決定の当否を決定しているので、例えば類似していない場合に画素値決定部281による画素値決定を行わないようにすることができる。その結果、2番目からn−1番目の各フレームを構成する画素の画素値が、元の画素値と懸け離れたものとなってしまうことを防止できる。
また、符号化装置1によれば、上記対応部分として、各フレーム内において、注目ブロックと同じ位置にある部分を用いることができる。或いは、動きベクトルに基づいて対応部分を取得することもでき、その場合には、注目ブロックに含まれる画像が、フレーム内において経時的に移動しているような場合であっても、対応部分取得部16は、適切な対応部分を取得することができるようになる。
さらに、符号化装置1によれば、色差方式において用いられる輝度と色差(赤の色差と青の色差)のいずれについても、フリッカの発生を抑制することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、符号化装置1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上記符号化装置1の各処理を行ってもよい。
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、この「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
さらに、上記プログラムは、上述した各機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した各機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明の実施の形態にかかる符号化装置のシステム構成及び機能ブロックを示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる対応部分取得部により取得される対応部分の具体的な例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる対応部分取得部により取得される対応部分の具体的な例を示す図である。 本発明の実施の形態において、n=6の場合における、6番目のフレームのある画素の画素値と、該画素に対応する1番目から5番目までの各フレーム内の各画素の画素値と、の例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる画素値決定部による内挿の例を示す図である。同図では、内挿線として直線を用いている。 本発明の実施の形態にかかる画素値決定部による内挿の例を示す図である。同図では、内挿線として曲線を用いている。
符号の説明
1 符号化装置、
10 イントラ/インター画像決定部、
12 マクロブロック分割部、
14 フレームディレイ部、
16 対応部分取得部、
18 処理対象判定部、
20 通常符号化処理部、
22 出力部、
24 イントラ画像用フレームメモリ部、
26 インター画像用フレームメモリ部、
28 インター符号化目標画像設定部、
30 インター画像符号化部、
160 イントラマクロブロック類似度比較部、
161 インターマクロブロック類似度比較部、
280 画素値取得部、
281 画素値決定部。

Claims (7)

  1. 動画像データを構成するn個(n≧3)のフレームからなり、n番目のフレームがイントラ符号化の対象である一連のフレームを順次取得するフレーム取得手段と、
    2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素の少なくとも一部について、1番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、その画素値を決定する画素値決定手段と、
    前記画素値決定手段により決定された画素値を用いて、前記2番目からn−1番目の各フレームを符号化する符号化手段と、
    を含むことを特徴とする符号化装置。
  2. 請求項1に記載の符号化装置において、
    前記画素値決定手段は、2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素のうちの1つについて、1番目のフレームを構成する各画素のうちの1つの画素値と、n番目のフレームを構成する各画素のうちの1つの画素値と、を内挿してなる内挿線に基づき、その画素値を決定する、
    ことを特徴とする符号化装置。
  3. 請求項1又は2に記載の符号化装置において、
    前記n番目のフレームを複数のブロックに分割する分割手段と、
    1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、前記各ブロックのうちの1つである注目ブロックに対応する部分を取得する対応部分取得手段と、
    を含み、
    前記画素値決定手段は、前記注目ブロックを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、前記1番目のフレームのうち前記対応部分取得手段により取得された部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、前記2番目からn−1番目の各フレームのうち前記対応部分取得手段により取得された各部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値を決定する、
    ことを特徴とする符号化装置。
  4. 請求項3に記載の符号化装置において、
    前記注目ブロックの画像内容と、前記対応部分取得手段により前記1番目からn−1番目の各フレームのうち少なくとも一部それぞれについて取得された各部分の画像内容と、の類似度を算出する類似度算出手段と、
    前記類似度算出手段により算出された類似度に応じて、前記注目ブロックについて前記画素値決定手段による画素値決定を行うか否かを決定する決定手段と、
    を含み、
    前記画素値決定手段は、前記決定手段により前記注目ブロックについての画素値決定を行うと決定された場合に、前記注目ブロックを構成する各画素の少なくとも一部と、前記1番目のフレームのうち前記対応部分取得手段により取得された部分を構成する各画素の少なくとも一部と、に基づき、前記2番目からn−1番目の各フレームのうち前記対応部分取得手段により取得された各部分を構成する各画素の少なくとも一部の画素値を決定する、
    ことを特徴とする符号化装置。
  5. 請求項3又は4に記載の符号化装置において、
    前記対応部分取得手段は、前記1番目からn−1番目の各フレームそれぞれにおいて、前記n番目のフレーム内における前記注目ブロックの位置と同じ位置にある部分を、前記注目ブロックに対応する部分として取得する、
    ことを特徴とする符号化装置。
  6. 請求項3又は4に記載の符号化装置において、
    前記対応部分取得手段は、
    前記注目ブロックに含まれる画像の内容について、前記1番目からn−1番目の各フレーム内におけるその位置を示す動きベクトルを取得する動きベクトル取得手段、
    を含み、前記動きベクトルに基づき、前記1番目からn−1番目の各フレームそれぞれについて、前記注目ブロックに対応する部分を取得する、
    ことを特徴とする符号化装置。
  7. 動画像データを構成するn個(n≧3)のフレームを順次取得するフレーム取得手段、
    2番目からn−1番目の各フレームを構成する各画素の少なくとも一部について、1番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、n番目のフレームを構成する各画素の少なくとも一部の画素値と、に基づき、その画素値を決定する画素値決定手段、及び
    前記画素値決定手段により決定された画素値を用いて、前記2番目からn−1番目の各フレームを符号化する符号化手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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