JP4290972B2 - 画像符号化方法,画像復号方法,画像符号化装置,画像復号装置,画像符号化プログラム,画像復号プログラム,画像符号化プログラムを記録した記録媒体および画像復号プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像符号化方法,画像復号方法,画像符号化装置,画像復号装置,画像符号化プログラム,画像復号プログラム,画像符号化プログラムを記録した記録媒体および画像復号プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,画像符号化,復号に関する技術であり,特に,画面を分割した領域毎に,既に符号化し復号した領域の復号画像から予測する符号化方式において,周囲の領域の画像情報からの重み付け計算によって予測画像を作成する際における,重み付け係数の計算に必要な演算処理負荷を軽減することを可能とした画像符号化方法,画像復号方法,画像符号化装置および画像復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像の符号化では一般的に,画面を複数の領域に分割し,領域毎に直交変換を行う。例えば静止画像の国際標準符号化方式JPEGでは,画面を縦横16画素のマクロブロックに分割して,マクロブロック毎にDCTを行い,DCT係数を量子化しエントロピー符号化する。さらに,静止画像の符号化の場合と,動画像において領域をフレーム内符号化する場合には,現マクロブロックの画像情報と周囲のマクロブロックの画像情報との間の相関を利用した予測符号化が適用される。
【0003】
この予測方法は,一般的に2種類に分類できる。第1の方法では,マクロブロック等の領域でDCTしたDCT係数を,周囲の既に符号化した領域のDCT係数から予測する。現領域の符号化対象となるDCT係数値は,予測値からの差分となる。例えば動画像符号化方式H.263のフレーム内符号化では,縦横8画素のブロックをDCTし,そのDC成分とAC成分を上または左のブロックのDCT係数から予測する(例えば,非特許文献1参照)。
【0004】
第2の方法では,マクロブロック等の領域内の画像情報を,周囲の既に符号化した領域の復号画像から予測する。現領域の符号化対象となるDCT係数値は,予測値からの差分の画像情報をDCTした際のDCT係数となる。例えば動画像符号化方式H.26Lのフレーム内符号化では,縦横4画素のブロック内の画像情報を,周囲の既に符号化し復号したブロックの復号画像の画像情報から予測し,予測値との差分をDCTする。
【0005】
第2の方法では周囲の復号画像から画像情報を予測するため,フレーム間予測符号化方式と同様な予測誤差の符号化方法を用いることができる。例えばDCT係数を量子化する方法やエントロピー符号化方法を共通化することができる。例えばH.26Lでは,縦横16画素のマクロブロックを縦横4画素の4×4ブロックに分割し,4×4ブロック毎に周囲の復号画像から予測画像を作成する。そして予測誤差をDCTする。
【0006】
周囲の復号画像から予測画像を作成する方法としては,4×4ブロック毎に図1に示すような8方向から1方向を選択して,選択した方向における各画素に対応した位置の復号画像を使用する。図2に示すように,現4×4ブロックに対して復号画像が配置しているとすると,例えば方向1では,ブロック内各画素の復号画像を式(1)に従って求める。また例えば方向4では,式(2)に従って求める。
【0007】
なお,演算記号>>は,右へのビットシフトを示す。この方法では,図1におけるどの方向から予測するのかを示すイントラ予測モード情報をさらに符号化する必要がある。
【0008】
a,e,i,m=A
b,f,j,n=B
c,g,k,o=C
d,h,l,p=D ……式(1)
m=(J+2K+L+2)>>2
i,n=(I+2J+K+2)>>2
e,j,o=(Q+2I+J+2)>>2
a,f,k,p=(A+2Q+I+2)>>2
b,g,l=(Q+2A+B+2)>>2
c,h=(A+2B+C+2)>>2
d=(B+2C+D+2)>>2 ……式(2)
周囲のブロックの復号画像から直接予測値を求める第2の予測方法では,周囲のブロックと現ブロックにまたがって鋭いエッジ等の急激な輝度の変化がある場合に,エッジの位置に合わせて予測画像を作成できるため,第1の予測方法よりも符号化効率を向上することができる。
【0009】
【非特許文献1】
"Joint Committee Draft (CD) of Joint Video Specification (ITU-T Rec. H.264|ISO/IEC 14496-10)", Joint Video Team (JVT) of ISO/IEC MPEG & ITU-T VCEG Meeting, 2002.
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ある画素と周囲の画素との間の画像情報の相関の大きさは,一般的に画素間の距離に依存しており,距離が大きくなるほど相関が小さくなると考えられる。従って,周囲のブロックの復号画像から予測する方法では,予測に使用する周囲のブロックの,復号画像の画像情報の重み付け平均を,現ブロック内の各画素の予測値に使用すると予測効率が高くなると考えられる。
【0011】
この重み付け平均の方法は,現ブロック内画素位置と,予測に使用する復号画像の画素位置との距離に従って重み付けすればよい。例えば,図2に示す縦横4画素のブロック内画素oを画素oよりも上または左に位置する画素A〜C,I〜L,Q,から予測する場合には,式(3)によって計算できる。ここでαj (j=1,…,8)は画素oと周囲の各画素との距離に応じた重み付け係数であり,式(3)の場合には実数で与えられる。
【0012】
Figure 0004290972
現ブロック内画素と周囲の復号画像の画素との間の距離を,実数を使用せずに分数で表現して,図2に示すブロック内画素pを予測する場合には,式(4)のようになる。式(4)の場合には,乗算が8回,加算が8回,除算が1回必要となる。
【0013】
Figure 0004290972
この重み付け係数は,画像中の最初の4×4ブロックの予測画像を作成するときに1度だけ計算を行うか,あるいは予め計算しておいた値を記憶しておけばよい。しかしながら,式(4)に示されるような,重み付け計算と復号画像情報との乗算と,それらの加算については,画面内のすべての画素に対して行う必要がある。
【0014】
このように周囲の画像情報からの重み付け計算では,各画素間の距離に依存した重み付け係数の計算と,重み付け係数と画像情報の乗算と加算を多く実行する必要があり,演算処理負荷が非常に大きくなる問題がある。
【0015】
本発明は上記問題点の解決を図り,画面を分割した領域毎に,既に符号化し復号した領域の復号画像から予測する符号化方式において,周囲の領域の画像情報からの重み付け計算によって予測画像を作成する際における,重み付け係数の計算に必要な演算処理負荷を軽減することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため,本発明は以下の方法を用いる。
【0017】
第1の発明は,画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの符号化対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を符号化する画像符号化方法であって,現領域のイントラ予測の予測画像を作成するときに,既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の画像情報を作成する直接予測画像作成ステップと,既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,直接予測画像作成ステップで作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の画像情報を作成する準直接予測画像作成ステップと,直接予測画像作成ステップまたは準直接予測画像作成ステップで作成した画像情報から現領域のイントラ予測の画像情報を作成する間接予測画像作成ステップとを有し,復号対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には直接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には間接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には準直接予測画像作成ステップを選択し,現領域のイントラ予測の予測画像の作成を実行することを特徴とする。
【0018】
第2の発明は,画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの復号対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を復号する画像復号方法であって,現領域のイントラ予測の予測画像を作成するときに,既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の画像情報を作成する直接予測画像作成ステップと,既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,直接予測画像作成ステップで作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の画像情報を作成する準直接予測画像作成ステップと,直接予測画像作成ステップまたは準直接予測画像作成ステップで作成した画像情報から現領域のイントラ予測の画像情報を作成する間接予測画像作成ステップとを有し,復号対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には直接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には間接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には準直接予測画像作成ステップを選択し,現領域のイントラ予測の予測画像の作成を実行することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば,領域外周以外の位置の予測画像を復号画像からではなく,隣接した画素位置の予測画像から作成することができる。これにより領域内の,すべての画素の予測画像を直接復号画像から作成する必要がなくなり,演算処理負荷を軽減することができる。例えば図2に示す4×4ブロックで,画素の予測画像を上と左の画素位置の画像情報から作成する場合には次のように動作する。いずれの画素の予測画像tも式(5)に従って計算する。ここでSは,上の画素位置の復号画像情報または予測画像情報を示し,Tは左の画素位置の復号画像情報または予測画像情報を示す。
【0020】
t=(β1 S+β2 T)/γ ……式(5)
(ステップ1)画素aの予測画像を復号画像AとIから作成する。
(ステップ2)画素bの予測画像を上に隣接する復号画像Bと,左に隣接する画素aの予測画像から作成する。同様な処理を画素c,dに対しても行い,予測画像を作成する。
(ステップ3)画素eの予測画像を上に隣接する画素aの予測画像と,左に隣接する復号画像Jから作成する。同様な処理を画素i,mに対しても行い,予測画像を作成する。
(ステップ4)画素fの予測画像を上に隣接する画素bの予測画像と,左に隣接する画素eの予測画像から作成する。同様な処理を画素g,h,j,k,l,n,o,pに対しても行い,予測画像を作成する。
【0021】
このような手順で予測画像を作成すると,結果的に距離に応じて復号画像を重み付けして求めた予測画像を得ることができる。変数β1 とβ2 とγを適当に設定することにより,異なる重み付けを行うことが可能である。単純な線形の平均の場合には,式(5)の代わりに,以下の式(6)を使うことによりさらに演算処理負荷を軽減することが可能である。
【0022】
t=(S+T+1)>>1 ……式(6)
【0023】
【発明の実施の形態】
以下,図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。上と左の画像情報から予測画像を作成する場合の例を示す。縦横8画素の画面の画像を4×4ブロックに分割し,ブロック毎に予測誤差を求めてDCTするものとする。画面の左上,右上,左下,右下の順序でブロックを符号化するものとする。
【0024】
まず,画像符号化装置の説明を行う。図3に本発明の実施の形態に係る画像符号化装置の概要を示す。画像符号化装置100は,復号画像を蓄積する復号画像メモリ110と,予測画像を蓄積する予測画像メモリ103と,復号画像メモリ110に蓄積されている画像情報から予測画像情報を作成する直接予測画像作成部106と,復号画像メモリ110に蓄積されている画像情報と,予測画像メモリ103に蓄積されている画像情報とから予測画像情報を作成する準直接予測画像作成部105と,予測画像メモリ103に蓄積されている画像情報から予測画像情報を作成する間接予測画像作成部104と,直接予測画像作成部106と準直接予測画像作成部105と間接予測画像作成部104のうちいずれかを選択する予測画像作成選択部101と,予測画像と現画像から予測誤差を求める予測誤差作成部102と,予測誤差を符号化する予測誤差符号化部107と,予測誤差符号化データを復号し予測誤差情報を求める予測誤差復号部108と,予測画像と予測誤差から復号画像を作成する復号画像作成部109とを備える。
【0025】
直接予測画像作成部106では,予測する画素の上に位置する画像情報Sと左に位置する画像情報Tを復号画像メモリ110から読み込み,式(6)に従って予測画像を作成する。そして,作成した予測画像を予測画像メモリ103に蓄積する。復号画像メモリ110に上または左に位置する画像情報が蓄積されていない場合には,直接予測画像作成部106において,SまたはTを128の値に設定して式(6)の計算を行う。
【0026】
準直接予測画像作成部105では,予測する画素の上に位置する画像情報Sを復号画像メモリ110または予測画像メモリ103から読み込む。復号画像メモリ110に復号画像がある場合には復号画像メモリ110から読み込み,復号画像メモリ110に復号画像がない場合には予測画像メモリ103から読み込む。予測する画素の左に位置する画像情報Tについても同様にして画像情報を読み込む。そして,式(6)に従って予測画像を作成し,作成した予測画像を予測画像メモリ103に蓄積する。復号画像メモリ110と予測画像メモリ103のどちらにも,上または左に位置する画像情報が蓄積されていない場合には,準直接予測画像作成部105において,SまたはTを128の値に設定して式(6)の計算を行う。
【0027】
間接予測画像作成部104では,予測する画素の上に位置する画像情報Sと左に位置する画像情報Tを予測画像メモリ103から読み込み,式(6)に従って予測画像を作成する。そして,作成した予測画像を予測画像メモリ103に蓄積する。
【0028】
ブロック内画素の予測画像は,図2におけるa,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,m,n,o,pの順序で作成するものとする。予測画像作成選択部101は,図4に示す動作フローに従って,直接予測画像作成部106か,準直接予測画像作成部105か,間接予測画像作成部104のいずれかを選択する。
【0029】
すなわち,予測画像作成選択部101は,図4に示すように,上と左の双方に復号画像があるかを判断し(ステップS11),復号画像がある場合には,直接予測画像作成部106を選択し(ステップS12),復号画像から対象画素の予測画像を作成する(ステップS13)。上と左に復号画像がない場合には,上と左の双方に予測画像があるかを判断し(ステップS14),予測画像がある場合には,間接予測画像作成部104を選択し(ステップS15),予測画像から対象画素の予測画像を作成する(ステップS16)。
【0030】
また,上と左に予測画像がない場合には,上と左のいずれかに復号画像があり,上と左のいずれかに予測画像があるかを判断し(ステップS17),上と左のいずれかに復号画像があり,上と左のいずれかに予測画像がある場合には,準直接予測画像作成部105を選択し(ステップS18),復号画像と予測画像から対象画素の予測画像を作成する(ステップS19)。
【0031】
そうでない場合には,上と左のいずれかに復号画像があるかを判断し(ステップS20),上と左のいずれかに復号画像がある場合には,直接予測画像作成部106を選択し(ステップS21),復号画像と値128から対象画素の予測画像を作成する(ステップS22)。
【0032】
上と左のいずれにも復号画像がない場合には,上と左のいずれかに予測画像があるかを判断する(ステップS23)。上と左のいずれかに予測画像がある場合には,準直接予測画像作成部105を選択し(ステップS24),予測画像と値128から対象画素の予測画像を作成する(ステップS25)。上と左のいずれにも予測画像がない場合には,直接予測画像作成部106を選択し(ステップS26),値128から対象画素の予測画像を作成する(ステップS27)。
【0033】
本発明においては,例えば,図2に示す画素位置aに対して直接予測画像作成部106を選択し,画素位置b,c,d,e,i,mに対して準直接予測画像作成部105を選択し,画素位置f,g,h,j,k,l,n,o,pに対して間接予測画像作成部104を選択することになる。予測誤差符号化部107は,予測誤差をDCTし量子化するものとする。予測誤差復号部108は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTするものとする。
【0034】
このような前提で,図5に示すように縦横8画素画面の画像を分割した縦横4画素の各ブロックB1,B2,B3,B4の符号化を,図5に従って説明する。まず,図5(A)に示す左上のブロックB1の符号化を行う。画素aについて,予測画像作成選択部101は直接予測画像作成部106を選択する。直接予測画像作成部106は,SとTの値を128に設定して予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105は,Sの値を128に設定し,Tを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0035】
次に画素eについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105はTの値を128に設定し,Sを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部101は間接予測画像作成部104を選択する。間接予測画像作成部104は,SとTの値を予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0036】
以上により作成された予測画像と現画像との間で,予測誤差作成部102は予測誤差を作成し,予測誤差符号化部107は予測誤差をDCTし量子化する。予測誤差復号部108は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部109は,予測誤差復号部108で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し,復号画像メモリ110に蓄積する。
【0037】
次に,図5(B)に示す右上のブロックB2の符号化を行う。左上のブロックB1については,復号画像メモリ110に復号画像が存在する。画素aについて,予測画像作成選択部101は直接予測画像作成部106を選択する。直接予測画像作成部106はSの値を128に設定し,Tの値を復号画像メモリ110から読み込んで予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105は,Sの値を128に設定し,Tを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0038】
次に画素eについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105はTを復号画像メモリ110から読み込み,Sを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部101は間接予測画像作成部104を選択する。間接予測画像作成部104は,SとTの値を予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0039】
次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0040】
以上により作成された予測画像と現画像との間で予測誤差作成部102は予測誤差を作成し,予測誤差符号化部107は予測誤差をDCTし量子化する。予測誤差復号部108は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部109は,予測誤差復号部108で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ110に蓄積する。
【0041】
次に図5(C)に示す左下のブロックB3の符号化を行う。画素aについて,予測画像作成選択部101は直接予測画像作成部106を選択する。直接予測画像作成部106はTの値を128に設定し,Sの値を復号画像メモリ110から読み込んで予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105は,Sを復号画像メモリ110から読み込み,Tを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0042】
次に画素eについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105はTの値を128に設定し,Sを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部101は間接予測画像作成部104を選択する。間接予測画像作成部104は,SとTの値を予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0043】
以上により作成された予測画像と現画像との間で,予測誤差作成部102は予測誤差を作成し,予測誤差符号化部107は予測誤差をDCTし量子化する。予測誤差復号部108は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部109は,予測誤差復号部108で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ110に蓄積する。
【0044】
次に,図5(D)に示す右下のブロックB4の符号化を行う。画素aについて,予測画像作成選択部101は直接予測画像作成部106を選択する。直接予測画像作成部106はTとSの値を復号画像メモリ110から読み込んで予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105はSを復号画像メモリ110から読み込み,Tを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0045】
次に画素eについて,予測画像作成選択部101は準直接予測画像作成部105を選択する。準直接予測画像作成部105はTを復号画像メモリ110から読み込み,Sを予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部101は間接予測画像作成部104を選択する。間接予測画像作成部104は,SとTの値を予測画像メモリ103から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0046】
以上により作成された予測画像と現画像との間で,予測誤差作成部102は予測誤差を作成し,予測誤差符号化部107は予測誤差をDCTし量子化する。予測誤差復号部108は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部109は,予測誤差復号部108で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ110に蓄積する。以上により縦横8画素の画像の符号化が完了する。
【0047】
次に画像復号装置の説明を行う。図6に本発明の実施の形態に係る画像復号装置の概要を示す。画像復号装置200は,復号画像を蓄積する復号画像メモリ208と,予測画像を蓄積する予測画像メモリ203と,復号画像メモリ208に蓄積されている画像情報から予測画像情報を作成する直接予測画像作成部206と,復号画像メモリ208に蓄積されている画像情報と,予測画像メモリ203に蓄積されている画像情報から予測画像情報を作成する準直接予測画像作成部205と,予測画像メモリ203に蓄積されている画像情報から予測画像情報を作成する間接予測画像作成部204と,直接予測画像作成部206と準直接予測画像作成部205と間接予測画像作成部204のうちいずれかを選択する予測画像作成選択部201と,予測誤差符号化データを復号し予測誤差情報を求める予測誤差復号部202と,予測画像と予測誤差から復号画像を作成する復号画像作成部207とを備える。各部の動作は画像符号化装置100と同様である。
【0048】
このような前提で縦横8画素の画面の画像を分割した縦横4画素の各ブロックの符号化データを次のように復号する。まず図5(A)に示す左上のブロックB1の復号を行う。画素aについて,予測画像作成選択部201は直接予測画像作成部206を選択する。直接予測画像作成部206はSとTの値を128に設定して予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205は,Sの値を128に設定し,Tを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0049】
次に画素eについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205はTの値を128に設定し,Sを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部201は間接予測画像作成部204を選択する。間接予測画像作成部204は,SとTの値を予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0050】
予測誤差復号部202は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部207は,予測誤差復号部202で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ208に蓄積する。
【0051】
次に図5(B)に示す右上のブロックB2の復号を行う。画素aについて,予測画像作成選択部201は直接予測画像作成部206を選択する。直接予測画像作成部206はSの値を128に設定し,Tの値を復号画像メモリ208から読み込んで予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205は,Sの値を128に設定し,Tを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0052】
次に画素eについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205はTを復号画像メモリ208から読み込み,Sを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部201は間接予測画像作成部204を選択する。間接予測画像作成部204は,SとTの値を予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0053】
予測誤差復号部202は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部207は,予測誤差復号部202で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ208に蓄積する。
【0054】
次に図5(C)に示す左下のブロックB3の復号を行う。画素aについて,予測画像作成選択部201は直接予測画像作成部206を選択する。直接予測画像作成部206はTの値を128に設定し,Sの値を復号画像メモリ208から読み込んで予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205はSを復号画像メモリ208から読み込み,Tを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0055】
次に画素eについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205はTの値を128に設定し,Sを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部201は間接予測画像作成部204を選択する。間接予測画像作成部204は,SとTの値を予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0056】
予測誤差復号部202は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部207は,予測誤差復号部202で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ208に蓄積する。
【0057】
次に図5(D)に示す右下のブロックB4の復号を行う。画素aについて,予測画像作成選択部201は直接予測画像作成部206を選択する。直接予測画像作成部206はTとSの値を復号画像メモリ208から読み込んで予測画像を作成する。画素bについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205はSを復号画像メモリ208から読み込み,Tを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素c,dについても画素bと同様に予測画像を作成する。
【0058】
次に画素eについて,予測画像作成選択部201は準直接予測画像作成部205を選択する。準直接予測画像作成部205はTを復号画像メモリ208から読み込み,Sを予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素fについて,予測画像作成選択部201は間接予測画像作成部204を選択する。間接予測画像作成部204は,SとTの値を予測画像メモリ203から読み込んで予測画像を作成する。画素g,hについて,画素fと同様に予測画像を作成する。次に画素iについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素j,k,lについて,画素fと同様に予測画像を作成する。最後に画素mについて,画素eと同様に予測画像を作成し,画素n,o,pについて,画素fと同様に予測画像を作成する。
【0059】
予測誤差復号部202は,予測誤差符号化データを逆量子化し逆DCTして予測誤差を求める。復号画像作成部207は,予測誤差復号部202で復号した予測誤差と予測画像から復号画像を作成し復号画像メモリ208に蓄積する。以上により縦横8画素の画像の復号が完了する。
【0060】
以上の画像符号化装置100,画像復号装置200が行う処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
【0061】
なお,本実施の形態では,上と左の画像情報から式(6)に従って予測画像を求めたが,式(5)を使って予測画像を求めてもよい。変数β1 とβ2 とγを予め適切に設定しておくことにより,自由度の高い重み付けを行うことが可能である。また上と左だけではなく,例えば左上や右上の画素位置の画像情報を予測画像の作成に利用してもよい。
【0062】
また,従来のイントラ予測モード情報を符号化する予測画像作成方法と本発明を組み合わせるのも好適である。例えば鋭いエッジが存在するようなブロックではイントラ予測モードを同時に符号化する方法を使い,滑らかに輝度情報が変化するブロックでは本発明の予測方法を使うと,より予測効率を向上させ符号化効率を向上させることができる。この場合には,本発明の方法を使用するのか,従来のイントラ予測モードを使う方法を使用するのかを指定する情報も合わせて符号化する必要がある。
【0063】
以上のように本発明によれば,周囲の画像情報からの重み付け計算によって予測画像を作成する際に,重み付け係数の計算に必要な演算処理負荷を軽減することができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば,画面を分割した領域毎に,既に符号化し復号した領域の復号画像から予測する符号化方式において,周囲の領域の画像情報からの重み付け計算によって予測画像を作成する際における,重み付け係数の計算に必要な演算処理負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イントラ予測モードの予測方向の例を示す図である。
【図2】縦横4画素ブロック内の画像配置を示す図である。
【図3】画像符号化装置の構成例を示す図である。
【図4】予測画像作成選択部の動作フローを示す図である。
【図5】本実施の形態による画像符号化,復号の例を説明する図である。
【図6】画像復号装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
100 画像符号化装置
101 予測画像作成選択部
102 予測誤差作成部
103 予測画像メモリ
104 間接予測画像作成部
105 準直接予測画像作成部
106 直接予測画像作成部
107 予測誤差符号化部
108 予測誤差復号部
109 復号画像作成部
110 復号画像メモリ
200 画像復号装置
201 予測画像作成選択部
202 予測誤差復号部
203 予測画像メモリ
204 間接予測画像作成部
205 準直接予測画像作成部
206 直接予測画像作成部
207 復号画像作成部
208 復号画像メモリ

Claims (8)

  1. 画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの符号化対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を符号化する画像符号化方法であって,
    に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成ステップと,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成ステップで作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成ステップと,
    前記直接予測画像作成ステップまたは前記準直接予測画像作成ステップで作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成ステップとを有し,
    符号化対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成ステップを選択し,現領域のイントラ予測の予測画像の作成を実行する
    ことを特徴とする画像符号化方法。
  2. 画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの復号対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を復号する画像復号方法であって,
    に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成ステップと,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成ステップで作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成ステップと,
    前記直接予測画像作成ステップまたは前記準直接予測画像作成ステップで作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成ステップとを有し,
    復号対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成ステップを選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成ステップを選択し,現領域のイントラ予測の予測画像の作成を実行する
    ことを特徴とする画像復号方法。
  3. 画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの符号化対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を符号化する画像符号化装置であって,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成部と,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成部で作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成部と,
    前記直接予測画像作成部または前記準直接予測画像作成部で作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成部と,
    符号化対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成部を選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成部を選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成部を選択する予測画像作成選択部と,
    前記直接予測画像作成部または前記準直接予測画像作成部または前記間接予測画像作成部によって作成された現領域のイントラ予測の予測画像を蓄積する予測画像メモリと,
    予測画像と現画像から予測誤差を求める予測誤差作成部と,
    予測誤差を符号化する予測誤差符号化部と,
    予測誤差符号化データを復号し予測誤差情報を求める予測誤差復号部と,
    予測画像と予測誤差から復号画像を作成する復号画像作成部と,
    復号画像を蓄積する復号画像メモリとを備える
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  4. 画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの復号対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を復号する画像復号装置であって,
    既に復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成部と,
    既に復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成部で作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成部と,
    前記直接予測画像作成部または前記準直接予測画像作成部で作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成部と,
    復号対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成部を選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成部を選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成部を選択する予測画像作成選択部と,
    予測誤差符号化データを復号し予測誤差情報を求める予測誤差復号部と,
    前記直接予測画像作成部または前記準直接予測画像作成部または前記間接予測画像作成部によって作成された現領域のイントラ予測の予測画像を蓄積する予測画像メモリと,
    予測画像と予測誤差から復号画像を作成する復号画像作成部と,
    復号画像を蓄積する復号画像メモリとを備える
    ことを特徴とする画像復号装置。
  5. コンピュータにより,画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの符号化対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を符号化するための画像符号化プログラムであって,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成処理と,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成処理で作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成処理と,
    前記直接予測画像作成処理または前記準直接予測画像作成処理で作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成処理と,
    符号化対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成処理を選択する処理とを,
    コンピュータに実行させるための画像符号化プログラム。
  6. コンピュータにより,画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの復号対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を復号するための画像復号プログラムであって,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成処理と,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成処理で作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成処理と,
    前記直接予測画像作成処理または前記準直接予測画像作成処理で作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成処理と,
    復号対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成処理を選択する処理とを,
    コンピュータに実行させるための画像復号プログラム。
  7. コンピュータにより,画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの符号化対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を符号化するための画像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成処理と,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成処理で作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成処理と,
    前記直接予測画像作成処理または前記準直接予測画像作成処理で作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成処理と,
    符号化対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成処理を選択する処理とを,
    コンピュータに実行させるための画像符号化プログラムを記録した記録媒体。
  8. コンピュータにより,画面を分割した領域毎に,周囲の領域の画素からの復号対象画素の距離に応じた重み付け計算によってイントラ予測の予測画像を作成する予測符号化を用いて画像を復号するための画像復号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する直接予測画像作成処理と,
    既に符号化し復号した領域の復号画像情報と,前記直接予測画像作成処理で作成した画像情報とから現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する準直接予測画像作成処理と,
    前記直接予測画像作成処理または前記準直接予測画像作成処理で作成した画像情報から現領域のイントラ予測の予測画像の画像情報を作成する間接予測画像作成処理と,
    復号対象画素の予測画像を作成する際に,該画素の隣接画素位置で復号画像のみ作成されている場合には前記直接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で予測画像のみ作成されている場合には前記間接予測画像作成処理を選択し,該画素の隣接画素位置で復号画像と予測画像が作成されている場合には前記準直接予測画像作成処理を選択する処理とを,
    コンピュータに実行させるための画像復号プログラムを記録した記録媒体。
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