JP2008176289A - トラップにおけるトナー総量を制御する画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

トラップにおけるトナー総量を制御する画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トラッピング箇所におけるトナー量を削減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、入力した画像データに対して、画像形状を変える処理や、トラッピングやオーバープリント等の色版ごとに異なる処理を行う画像変形処理部110を備える。画像変形処理部110は、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うか否かを判定し、トラップカラーとする色版を決定し、トラップカラーのトナー量を求め、トラップカラーのトナー量と注目画素のトナー量に基づき、トラップのトナー総量が制限値を超えているかを判定し、トラップのトナー総量が制限値を超えている場合にはトナー総量を削減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、カラー画像の印刷時にトナー総量を制御する技術に関する。
トラッピングとは、版ずれの発生を防止するために、色が異なる2つの隣接するオブジェクトの境目に多少重なり合う箇所(以下、「トラップ」という。)を設けることを意味する。したがって、トラップにおけるトナー総量が、複写機等のプリンタ部やプリンタにおいて予め設定されているトナー量の制限値を超えることが多々発生する。トナー総量とは、各色版の各画素の画素値(トナー量)の合計を意味し、その単位はパーセント(%)である。トラップにおけるトナー総量が制限値を超えると、トラップにおいてトナーの飛び散り等が起き、その結果、画質が劣化するという問題が生じる。この問題を回避するためには、トラップにおけるトナー総量が制限値を超えないように、トナー総量を制御する必要がある。
トナー総量を制御する方法の一例として、例えば特許文献1に開示された方法がある。この方法を以下に簡単に説明する。
図5、図7は、従来のトナー総量を削減する仕組みを説明するための図である。
図7における701は、図5における501の拡大図を示す。701は、隣り合う2つのオブジェクトに対してトラッピングを行う前の状態を示す。702は、当該2つのオブジェクトに対してトラッピングを行った後の状態を示す。703は、トラップにおけるトナー総量を削減した状態を示す。702からわかるように、トラッピング前のトラップのトナー総量は、300%(C版:100%、M版:100%、Y版:100%、K版:0%)である。C、M、Y、Kは、各々、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを指す。トナー量の制限値が200%と仮定すると、トラップのトナー総量は、トナー量の制限値を超える。そこで、この方法では、703に示すように、UCR(Under Color Removal)を行うことによって、トラップのトナー総量を削減する。つまり、この方法では、C版、M版、Y版の各トナー量を減らす一方、K版のトナー量を新たに加える。これにより、トラップの明るさを維持しつつトラップのトナー総量を300%から200%(C版:50%、M版:50%、Y版:50%、K版:50%)に削減する。
図8は、トナー総量の削減前の色版の構成とトナー総量の削減後の色版の構成を示す図である。
図中の801が示すように、トナー総量を削減する前の各色版のトナー量の構成が、C版(100%)、M版(100%)、Y版(100%)であるとする。UCRが行われることによって、各色版のトナー量の構成は、C版(50%)、M版(50%)、Y版(50%)、K版(50%)になる。
一方、704は、502の拡大図を示す。704は、隣り合う2つのオブジェクトに対してトラッピングを行う前の状態を示す。705は、当該2つのオブジェクトに対してトラッピングを行った後の状態を示す。706は、トラップにおけるトナー総量を削減した状態を示す。705からわかるように、トラッピング前のトラップのトナー総量は、300%(C版:100%、M版:100%、Y版:0%、K版:100%)である。トナー総量の制限値が200%と仮定すると、トラップのトナー総量は、トナー総量の制限値を超える。そこで、この方法では、706に示すように、C版、M版の各トナー総量を減らすことによって、トラップのトナー総量を300%から200%(C版:50%、M版:50%、Y版:0%、K版:100%)に削減する。
図中の802が示すように、トナー総量を削減する前の各色版のトナー量の構成が、C版(100%)、M版(100%)、K版(100%)であるとする。C版、M版の各トナー量を減らすことによって、各色版のトナー量の構成は、C版(50%)、M版(50%)、K版(100%)になる。
特開2005−161580号公報
しかしながら上記の従来技術には解決しなければならない課題が2つある。
第1の課題は、図7における703が示すように、トラップにおいてK版が新たに追加されていることである。
第2の課題は、図7における704が示すように、トラップカラーのトナー量が所望のトナー量よりも低くなることである。
尚、K版の下に周りの色版を潜り込ませるオーバープリントが行われる箇所においても上記と同様なことがいえる。
第1の課題を具体的に説明する。
図7における701が示すように、左側のオブジェクトの色版はC版(100%)、M版(100%)から構成され、右側のオブジェクトの色版はY版(100%)であるとする。トラッピングは、図7における702が示すように、右側のオブジェクトが左側のオブジェクトに重なるようにして行われる。この場合、トラップカラーは右側のオブジェクトの色版、すなわち、Y版(100%)であるため、トラッピングを行うことにより、トラップの色版は、C版(100%)、M版(100%)、Y版(100%)の構成になる。すなわち、トラッピング後のトラップにおけるトナー総量は300%になる。尚、一般的には、図7における702が示すように、トナー総量が大きいC版とM版とから構成されるオブジェクトに対して、C版とM版以外の色版から構成されるオブジェクトを重ならせるようにトラッピングが行われる。
電子写真の場合、トナーの定着はがれ等の状況を勘案して、上述したように、トナー総量の制限値が予め定められている。トナー総量の制限値を200%とすると、トラップにおけるトナー総量は300%となり制限値を越える。したがって、従来のトナー総量を抑える処理(以下、「トナーリダクション」という。)を行うことによって、トナー総量を制限値まで下げる。トナーリダクションを行うと、トラップのトナー総量は、200%に減少する。そのときの色版の構成は、C版(50%)、M版(50%)、Y版(50%)、K版(50%)である。トナーリダクションは、図6に示すように、トナー量が等しいC版、M版、Y版を重ね合わせたもの色や明るさが、それらの色版のトナー量と等しいトナー量のK版の色や明るさと同じであるという性質を利用したものである。トナーリダクションを利用して、C版、M版、Y版の各トナー量(100%)のうちの50%をK版(50%)に置き換えることで、トラップにおけるトナー総量を、300%から200%に削減できる。しかしながら、K版はもともと存在しなかった色版であるため、K版がずれた場合、トラップの周囲にもともと存在しないはずのK版が現れるという問題が生じる。
次に、第2の課題を具体的に説明する。
図7における704が示すように、左側のオブジェクトの色版がC版(100%)、K版(100%)から構成され、右側のオブジェクトの色版がM版(100%)であるとする。トラッピングは、705が示すように、右側のオブジェクトが左側のオブジェクトに重なるようにして行われる。この場合、トラップカラーは右側のオブジェクトの色版、すなわち、M版(100%)であるため、トラッピングを行うことにより、トラップの色版は、C版(100%)、K版(100%)、M版(100%)の構成になる。すなわち、トラッピング後のトラップにおけるトナー総量は300%になる。
上述した通り、電子写真の場合、トナー総量の制限値が予め定められている。トナー総量の制限値を200%とすると、トラップにおけるトナー総量は300%となり制限値を越える。したがって、トナーリダクションを行うことによって、706が示すように、トナー総量を制限値まで下げる。トナーリダクションを行うと、トラップのトナー総量は、200%に減少する。そのときの色版の構成は、C版(50%)、M版(50%)、K版(100%)である。トラップカラーであるM版のトナー総量はもともと100%であったが、トナーリダクションによりM版のトナー総量は50%に減少し、トラップカラーのトナー量が所望のトナー量よりも少なくなる。トラッピングの目的は、版ずれが生じた場合も版ずれが目立たないようにするものであることを踏まえると、M版が50%になると、版ずれが生じた場合にトラッピングの効果が十分に得られない。
本発明の画像形成装置は、画像を入力する手段と、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行う手段と、前記トラッピングを行った箇所のトナー総量が制限値を超えるか否かを判定する手段と、前記トナー総量が前記制限値を超えると判定した場合、前記注目画素のトナー量又は明るさに応じて前記トナー総量を削減する手段と、トラッピング後の前記画像を記録媒体上に形成する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像を入力するステップと、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うステップと、前記トラッピングを行った箇所のトナー総量が制限値を超えるか否かを判定するステップと、前記トナー総量が前記制限値を超えると判定した場合、前記注目画素のトナー量又は明るさに応じて前記トナー総量を削減するステップと、トラッピング後の前記画像を記録媒体上に形成するステップを含むことを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、画像を入力するステップと、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うステップと、前記トラッピングを行った箇所のトナー総量が制限値を超えるか否かを判定するステップと、前記トナー総量が前記制限値を超えると判定した場合、前記注目画素のトナー量又は明るさに応じて前記トナー総量を削減するステップと、トラッピング後の前記画像を記録媒体上に形成するステップとを含むコンピュータ実行可能命令を記録することを特徴とする。
本発明によれば、トラップにおいてK版が新たに現れるという問題と、トラップカラーのトナー量が所望のトナー量よりも少なくなるという問題を解消できる。
また、本発明によれば、画素の明るさや濃度などに応じてトナー総量を最適な量に制御可能なため、トラップにおける画質は低下しない。
さらに、本発明は、オーバープリントを行った箇所及びトラッピングを行わない箇所に対しても適用可能である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態における画像形成装置は、デジタル複合機等の複写機であるが、複写機以外に、カラープリンタ等の他の印刷デバイスであってもよい。
まず、画像形成装置の構成を、図面を参照して説明する。
図1は、画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。
画像形成装置100は、スキャナ101、画像受信部102、画像処理部103、記憶部104、CPU105及び画像出力部106を備える。画像処理部103は、スキャナ画像処理部108、プリンタ画像処理部109、画像変形処理部110を備える。画像形成装置100は、LANやインターネット等のネットワーク107を介して、画像データを管理するサーバや、各種の画像形成装置に対してプリントの実行を指示するパーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器とも接続可能である。
次に、画像形成装置100を構成する上記の各コンポーネントの機能について説明する。
スキャナ101は、入力画像(例えば、RGBカラー信号)をスキャナ画像処理部108に出力する。スキャナ画像処理部108は、受けたったRGBカラー信号に対してシェーディング補正、像域分離処理、色変換等の画像処理を行う。
画像受信部102は、外部機器から受け取ったPDLテータをプリンタ画像処理部109に出力する。プリンタ画像処理部109は、受け取ったPDLデータに含まれるコマンド群を解釈し、中間コードを出力する。
プリンタ画像処理部109は、内蔵するRIP(Raster Image Processor)を用いて、中間コードをビットマップ画像に変換する。さらに、プリンタ画像処理部109は、PDLデータに含まれるコマンド群の属性に基づいて属性情報を生成する。
画像変形処理部110は、スキャナ画像処理部108から受け取った画像データと、プリンタ画像処理部109から受け取った画像データに対して、画像形状を変える処理や、本実施形態に係わるトラッピングやオーバープリント等の色版ごとに異なる処理を行う。
量子化処理部等112は、ディザ処理等を行う。
次に、記憶部104、CPU105及び画像出力部106の構成や機能を説明する。
記憶部104は、RAMやROM等から構成される。CPU105は、ROMに格納されたプログラムに従って各種処理を実行する。画像出力部106は、画像を記録紙に出力する。すなわち、画像出力部106は、記録紙上に画像を形成する。
一般に、トラッピングやオーバープリント等の版ごとに異なる処理は、RIP内のオブジェクトデータベースで行われる場合と、レンダリング後のビットマップに対して行われる場合の2通りがある。本実施形態ではどちらの場合も適応可能である。
次に、画像形成装置100の構造を、図面を参照して説明する。
図13は、画像形成装置100のスキャナ101、画像受信部102及び画像出力部106の構造を示す図である。図には、画像形成装置100の構造図と共に、画像形成装置100の原稿台の上面図と側面図が表されている。
画像形成装置100は、コピー、プリンタ及びFAXの機能を有するデジタル複合機である。
画像形成装置100は、スキャナ301、ドキュメントフィーダ302、カラー4色ドラムを備えるプリント記録用のプリンタ313、給紙デッキ314、フィニッシャ315等を備える。
スキャナ301による原稿の読み取り動作について説明する。
まず、原稿台307に設置された原稿の読み取り動作について説明する。
ユーザは、原稿台307に原稿を載せ、ドキュメントフィーダ302を閉じる。原稿台307が閉じられたことを開閉センサ340が検知すると、光反射式の原稿サイズ検知センサ331〜335は、原稿台に載せられた原稿のサイズを検知する。原稿のサイズが検知されると、光源310は原稿を照射する。CCD343は、反射板311、レンズ312を介して、原稿が反射した光を受光して、画像信号を取得する。コントローラ(図示せず)は、CCD343が取得した画像信号をデジタル画像データに変換する。次に、コントローラは、デジタル画像データに対して所望の画像処理を行い、印刷画像データを生成する。次に、コントローラは、印刷画像データをコントローラ内のメモリに一旦格納する。
次に、ドキュメントフィーダ302に設置された原稿の読み取り動作について説明する。
ユーザは、ドキュメントフィーダ302の原稿セット部303のトレイに原稿をフェースアップにして載せる。原稿有無センサ304がドキュメントフィーダ302に原稿が設定されたことを検知すると、原稿給紙ローラ305と搬送ベルト306が回転し、それにより、原稿は、原稿台307上の所定の位置に搬送される。次いで、原稿台307に設置された原稿の読み取り動作と同様な動作が行われ、画像データはコントローラ内のメモリに一旦格納される。
原稿の読み取りが完了すると、搬送ベルト306が再び回転する。これにより、原稿台307上にある原稿は、排紙側の搬送ローラ308を介して、原稿排紙トレイ309へ搬送され、装置外に排出される。
原稿が複数枚存在する場合、原稿台307にある原稿が原稿排紙トレイ309に搬送されるのと並行して、給紙ローラ305を介して別の原稿が原稿台307上の所定の位置に搬送され、その原稿の読み取りが行なわれる。
次に、プリンタ313による印刷動作について説明する。
コントローラ内のメモリに一旦格納された印刷画像データは、プリンタ313へ送られる。プリンタ313内のレーザー部は、印刷画像データをYellow、Magenta、Cyan、Blackの4色のレーザー光に変換し、それを各色の感光体316に照射する。これにより、各感光体316に静電潜像が形成される。次いで、プリンタ313は、トナーカートリッジ317から供給されるトナーを用いて各感光体316に形成された静電潜像を現像し、可視化する。各感光体上に可視化された画像は、中間転写ベルト321に一次転写される。用紙カセット318又は給紙デッキ314から給紙用搬送路319を通って搬送された記録紙が二次転写位置320に到達すると、中間転写ベルト321に転写された画像は、さらに記録紙に転写される。画像が転写された記録紙に対して定着器322が圧力と熱を加えると、記録紙上にトナーが定着する。次いで、記録紙は、排紙用搬送路を通って、フェイスダウンのセンタートレイ323、フィニッシャへの排紙口324又はフェースアップのサイドトレイ325へ搬送される。尚、サイドトレイ325は、フィニッシャ315が未装着の場合にのみ使用可能な排紙口である。フラッパ326、327は、搬送路を切り替えることにより、これらの排紙口を切り替える。
両面プリントの場合には、記録紙が定着器322を通過するとフラッパ327が搬送路を切り替えため、記録紙は、両面印刷用搬送路330を通って、再び、二次転写位置320まで搬送される。
次に、フィニッシャ315の動作について説明する。
フィニッシャ315は、ユーザによる設定に応じ、印刷済みの用紙に対して後処理を実行する。具体的には、ステープル処理(1個所又は2箇所綴じ)、パンチ処理(2穴又は3穴)又は製本中綴じ処理等を実行する。
画像形成装置100は2つの排紙トレイ328を備える。フィニッシャ315への排紙口324を通過した記録紙のための排紙トレイ328は、ユーザによる設定(例えば、コピー、プリンタ、FAX)に応じて切り替わる。
プリントエンジン313は、カラー4ドラムやカラー1ドラムのプリンタエンジン又は白黒記録のプリンタエンジンである。画像形成装置100に対して、白黒プリント/カラープリント、用紙サイズ、2UP/4UP/N−UP印刷、両面印刷、ステープル処理、パンチ処理、製本中綴じ処理、合紙印刷、表紙印刷、裏表紙印刷等の設定が可能である。
〈トナー総量の削減処理の第1の実施形態〉
トナー総量の削減処理の第1の実施形態を図面を参照して説明する。
図2は、トナー総量の削減処理を示すフローチャートである。
本処理は、画像形成装置100内の画像変形処理部110により実行される。尚、本処理は、スキャナ301が読み取った画像データ又はRIP後の画像データに対して行われるが、RIP前の中間データに対して行ってもよい。
S202において、画像変形処理部110は、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うか否かを判定する。トラッピングは、画素毎に行われる。
S203において、画像変形処理部110は、トラップカラーとする色版を決定する。
S204において、画像変形処理部110は、トラップカラーのトナー量を算出する。
S205において、画像変形処理部110は、トラップカラーのトナー量と注目画素のトナー量に基づき、トラップのトナー総量が制限値を超えているか否かを判定し、トラップのトナー総量が制限値を超えている場合にはトナー総量を削減する処理を行う。
最後に、画像出力部106は、トラッピング後の画像を記録媒体上に形成する。
以上の処理を画像変形処理部110が実行することによってトラップにおけるトナー総量が削減される。
図10は、本実施形態に係るトナー総量を削減する仕組みを説明するための図である。
図10における1001は、図5における501の拡大図を示す。1001は、隣り合う2つのオブジェクトに対してトラッピングを行う前の状態を示す。1002は、当該2つのオブジェクトに対してトラッピングを行った後の情報を示す。1003は、本実施形態に係る方法を用いて、トラップにおけるトナー総量を削減した状態を示す。
1001が示すように、左側のオブジェクトの色版はC版(100%)、M版(100%)から構成され、右側のオブジェクトの色版はY版(100%)であるとする。
画像変形処理部110は、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うか否かを判定する(S202)。本例の場合、左側のオブジェクトと右側のオブジェクトに共通の色版が存在しない。そこで、トラッピングを行わないと、Y版が右にずれた場合に、C版とM版を含む左側のオブジェクトと、Y版を含む右側のオブジェクトとの間に白ぬけが発生する。したがって、画像変形処理部110は、トラッピングを行うと決定する。
画像変形処理部110は、トラップカラーとなる色版の選択を行う(S203)。ここでトラップカラーは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちブラックを除いた隣接するオブジェクトが有する色版であって、注目画素が有しない色版とする。左側のオブジェクトの色版のトナー総量が200%(C版:100%、M版:100%)であるのに対し、右側のオブジェクトの色版のトナー総量は100%(Y版:100%)であるため、トラップカラーとしてY版が選択される。
画像変形処理部110は、トラップカラーのトナー量を100%とすると(S204)、1002に示すように、右側のオブジェクトが左側のオブジェクトに重なるようにしてトラッピングを行う。この時、トラップのトナー総量は300%(C版(100%)、M版(100%)、Y版(100%))となり、トナー総量の制限値(200%)を超える。そこで、以下に示す方法を用いて、トラップのトナー総量を制限値まで下げる(S205)。
C版とM版は、トラップカラーであるY版と比べ視覚的に濃い版であるため、C版、M版、Y版のトナーの各削減量の比率を次の通り設定する。
Figure 2008176289
ここで、
C_redu:C版のトナーの削減量
M_redu:M版のトナーの削減量
Y_redu:Y版のトナーの削減量
すなわち、C版のトナー量とM版のトナー量を各々20%削減し、Y版のトナー量を60%削減する。これにより、1003に示すように、トラップにおける色版の構成は、C版(80%)、M版(80%)、Y版(40%)となり、トラップのトナー総量は300%から200%に減少する。
トラップカラーであるY版の削減量を他の色版よりも多くした理由は2つある。第1に、Y版は他の版と比べ明るいため視覚的に目立たず、版ずれが起こらなかった場合、トラッピング前後で画質の劣化が視覚的に少ないからである。第2に、版ずれが起こった場合、Y版の明るさ(40%)と用紙の明るさ(紙白)の差が小さいため、白ぬけが発生しても紙白から黄色への明るさの変化は小さく目立ちにくく画質に及ぼす影響が少ないからである。
一方、1004は、502の拡大図を示す。1004は、隣り合う2つのオブジェクトに対してトラッピングを行う前の状態を示す。1005は、当該2つのオブジェクトに対してトラッピングを行った後の情報を示す。1006は、本実施形態に係る方法を用いて、トラップにおけるトナー総量を削減した状態を示す。
1004が示すように、左側のオブジェクトの色版はC版(100%)、K版(100%)から構成され、右側のオブジェクトの色版はM版(100%)であるとする。
画像変形処理部110は、隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うか否かを判定する(S202)。本例の場合、左側のオブジェクトと右側のオブジェクトに共通の色版が存在しないので、トラッピングを行わないと、M版が右にずれた場合に、C版とK版を含む左側のオブジェクトと、M版を含む右側のオブジェクトとの間に白ぬけが発生する。したがって、画像変形処理部110は、トラッピングを行うと決定する。
画像変形処理部110は、トラップカラーとなる色版の選択を行う(S203)。ここでトラップカラーは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちブラックを除いた隣接するオブジェクトが有する色版であって、注目画素が有しない色版とする。左側のオブジェクトの色版のトナー総量が200%(C版:100%、K版:100%)であるのに対し、右側のオブジェクトの色版のトナー総量は100%(M版:100%)であるため、トラップカラーとしてM版が選択される。
画像変形処理部110は、トラップカラーのトナー量を100%とすると(S204)、1005が示すように、右側のオブジェクトが左側のオブジェクトに重なるようにしてトラッピングを行う。この時、トラップのトナー総量は300%(C版(100%)、M版(100%)、K版(100%))となり、トナー総量の制限値(200%)を超える。そこで、以下に示す方法を用いて、トラップのトナー総量を制限値まで下げる(S205)。
C版、M版、K版のトナーの削減量の比率を次の通り設定する。
Figure 2008176289
ここで、
C_redu :C版のトナーの削減量
M_redu :M版のトナーの削減量
K_redu :K版のトナーの削減量
すなわち、C版のトナー量を90%削減し、M版のトナー量を10%削減する。K版のトナー量は削減しない。これにより、1006に示すように、トラップにおける色版の構成はC版(10%)、M版(90%)、K版(100%)となり、トラップのトナー総量は300%から200%に減少する。
トラップカラーであるM版の削減量を、M版以外の色版(K版を除く)、すなわち、C版より少なくした理由は2つある。第1の理由は次の通りである。トラップにおけるK版のトナー量は100%であり明度が低い。したがって、版ずれが起こらなかった場合、トラップカラーのトナー量が100%であっても、“K版(100%)”の明るさと“K版(100%)+トラップカラー(100%)”の明るさの差が小さい。よって、トラッピング前後で画質の劣化が少ない。
第2に、版ずれが起こった場合、M版(90%)が現れるため、右側のオブジェクトであるM版(100%)からトラップにおけるM版(90%)への変化が少ないので、白ぬけを防ぐ効果を実現した上、トラッピングの効果が大きい。また、トラップカラーの削減量が少ないため所望のトラップカラーを用意することができるからである。
尚、トナー削減量の比率については、L*a*bの値を算出し、L値に応じてトラップカラーのトナー削減量を決定しても良いし、ルックアップテーブルを用いて決定しても良い。
〈トナー総量の削減処理の第2の実施形態〉
トナー総量の削減処理の第2の実施形態を図面を参照して説明する。
図3におけるS205−1は、トラップのトナー総量を制御する処理(図2のS205)の詳細を示すフローチャートである。
S3010において、画像変形処理部110は、S204において算出したトラップカラーのトナー量と、注目画素のトナー量との合計値がトナー総量の制限値を超えるか否かを判定する。トラップカラーのトナー量と注目画素のトナー量の合計値が制限値を超えない場合、処理は終了する。これに対して、トラップカラーのトナー量と注目画素のトナー量の合計値が制限値を超える場合、画像変形処理部110は、S3011の処理を行う。
S3011において、画像変形処理部110は、注目画素のK版のトナー量が所定の範囲内にある場合、すなわち、“θ1<注目画素のK版のトナー量≦θ2”である場合、S3013において処理Aを行う。これに対して、“θ1<注目画素のK版のトナー量≦θ2”でない場合、画像変形処理部110は、S3012の処理を行う。ここで、θ1とθ2は、図9に示すように、0から100%までのいずれかの値である。100%は、画素データが8ビットである場合の255を意味する。尚、θ1、θ2は、予めサービスマンが画像形成装置の操作部から設定しても良いし、画像形成装置の製造段階で記憶部104に記憶させておいても良い。
S3012において、画像変形処理部110は、“θ2<注目画素のK版のトナー量”である場合、S3014において処理Bを行い、“θ2<注目画素のK版のトナー量”でない場合、S3015において処理Cを行う。
次に、上記の処理A、処理B、処理Cの内容を図面を参照して説明する。
まず処理Aについて説明する。以下、説明の便宜上、トナー総量の制限値を200%とする。
図4は、図3に示された処理Aの内容を示す図である。処理Aにおいて、画像変形処理部110は、トラップカラーのトナー量と、K版とトラップカラー以外の色版のトナー量とを比較し、その結果に応じて、処理A−1又は処理A−2を行う。ここで、K版とトラップカラー以外の色版(以下、K版以外の色版という。)とは、トラップカラーがM版である場合、C版とY版である。
トラップカラーのトナー量がK版以外の色版のトナー量よりも多い場合、画像変形処理部110は、以下に示す演算を行い、C'、M'、Y'、K'を求める(処理A−1)。
C'、M'、Y'、K'は、トナー総量を削減した後のC版、M版、Y版、K版のトナー量を示す。
トナー削減量をTとし、UCR(アンダーカラーリムーバル)を使い、CMYのトナーをKのトナーに置き換えると、
C'=C−T
M'=M−T
Y'=Y−T
K'=K+T
となる。ただし、K'≦100である。
また、C'+M'+Y'+K'=C+M+Y+K―2Tとなり、C'+M'+Y'+K'がトナー総量の制限値(Limit)であり、C+M+Y+Kが注目画素のトナー総量(Total)である。
よって、T=Total+Limit/2となる。
トナー削減量が、K版以外の色版の最も少ない色版のトナー量以上にする必要があるため、
Figure 2008176289
となる。かつ、K版にTを加えた値は、Kのトナーを最大限使用する場合(K=100%)を超えてはいけない。したがって、
Figure 2008176289
となる。上の条件を満たして、C版、M版、Y版、K版のトナー量を以下の式に用いて削減する。
C’=C−a・min
M’=M−b・min
Y’=Y−c・min
K’=K+d・min
ここで、
C、M、Y、K:トナー総量を削減前のC版、M版、Y版、K版のトナー量
Total:注目画素のトナー総量
(Total=C+M+Y+K)
Limit:トナー総量の制限値
min:C、M、Yの中で最も少ないトナー量
(a+b+c−d)min=2T(C'+M'+Y'+K'=C+M+Y+K―2T)
である。
尚、処理Aでは、
Figure 2008176289
にならないように、図9に示された θ1 を決定するのが望ましい。
処理A−1を行うことで、K版のトナー量を増やす一方、K版以外の色版のトナー量を減らすことでトナー総量を削減する。
以上の構成により、特にK版のトナーが100%(最大のトナー量)を超えず、CMYのトナーの最も小さいものがなくならない制限下で、トナー削減ができる。またトラップカラーのトナー量がK版以外の色版のトナー量よりも多いので、上記Tを用いたトナー削減をおこなってもトラップカラーのトナーは十分に残る。よって、版ずれが生じてもトラッピングの効果は十分に得られる。
一方、トラップカラーのトナー量がK版以外の色版のトナー量よりも少ない場合、画像変形処理部110は、以下に示す演算を行い、C'、M'、Y'、K'を求める(処理A−2)。
Figure 2008176289
かつ
Figure 2008176289
の場合、C版,M版,Y版のトナー量を以下の式を用いて削減する。
Figure 2008176289
ここで、
C、M、Y、K:トナー総量を削減前のC版、M版、Y版、K版のトナー量
Total:注目画素のトナー総量
(Total=C+M+Y+K)
Limit:トナー総量の制限値
α+β+γ=1
である。
α、β、γの値は、トラップカラーの色版又は複写機の特性(例えば、複写機によって色版ごとに出力可能な最大トナー量が異なる)に応じて、変更可能な係数である。
α、β、γの値の設定について、K版以外の色版のうち最も少ない色版のトナー量を変換量とする。
処理A−2を行うことで、トラップカラーのトナー量がK版以外の色版のトナー量よりも少ないにもかかわらず、トラップカラーのトナー量がなくならないようにトナー総量を削減できる。
次に処理Bについて説明する。処理Bは、K版のトナー量が比較的多い場合の処理である。この場合、版ずれが生じない時に関しては、トナー削減する前の画像に対して、トナー削減後の画像の濃度変化を抑制するために、濃度に与える影響の大きいK版のトナー量のコントロールを控えている。また、版ずれが生じた時にもトラッピングの効果を得るためトラップカラーのトナー量の削減を控える。
処理Bは、CMYK値からLab値に変換するルックアップテーブルを用いて明るさを求め、以下に示す演算を行い、C'、M'、Y'、K'を求める。
Figure 2008176289
なお、各色版の明るさを各版のトナー量に置き換え、以下に示す演算を行い、C'、M'、Y'、K'を求めてもよい。
Figure 2008176289
ここで、
C、M、Y、K:トナー総量を削減前のC版、M版、Y版、K版のトナー量
Total:注目画素のトナー総量
(Total=C+M+Y+K)
Limit:トナー総量の制限値
L(i):注目画素のi版のL値
α+β+γ=1
である。
α、β、γの値は、トラップカラーがどの色版であるか、または、複写機などの状況に応じて変えることを念頭に設定した係数である。
図11は、第2の実施形態によりトナー総量を制御した場合のトナー総量の削減前の色版の構成と、トナー総量の削減後の色版の構成を示す図である。
図中の1104、1105、1106が示すように、トナー総量削減前の各色版のトナー量の構成が、C版(100%)、K版(100%)、トラップカラーであるM版(100%)であるとする。
(α、β、γ)=(1、0、0)と設定した場合、トナー総量削減後の各色版のトナー量の構成は、M版(100%)、K版(100%)になる(ケース1)。
(α、β、γ)=(0.8、0.2、0)と設定した場合、トナー総量削減後の各色版のトナー量の構成は、M版(80%)、C版(20%)、K版(100%)になる(ケース2)。
(α、β、γ)=(1、0、0)と設定し、かつ、K版を削減した場合、トナー総量削減後の各色版のトナー量の構成は、M版(100%)、C版(20%)、K版(80%)になる(ケース3)。
ケース1からケース3の全てにおいて、K版とトラップカラーであるM版の削減率を低くすることで次の2つの効果が得られる。
第1の効果は、トラッピング後の画質劣化を抑えることができる。第2の効果は、色版がずれたときにトラップカラーが所望どおりに現れ、白ぬけの発生を防止できる。
したがって、上記例では、トラップカラーであるM版とK版以外の色版であるC版の削減率は0.8〜1.0であるため、C版のトナー量の削減量は大きい。
次に処理Cについて説明する。
処理Cでは、K版のトナー量が少なく、K版のトナーがゼロの場合もある。よって、従来でも説明した様に、K版のトナー量を増やすと、そもそも無かったK版が生成されることになる。よってK版のトナー量はコントロールしない。そしてトラップカラーのトナー量のみを調節する。ただし、トラップカラーのトナーがなくならない範囲での削減となる。
処理Cでは、注目画素の複数の色版の中で一番小さなトナー量の色版のトナー量をトラップカラーのトナー量とする。
Figure 2008176289
の場合、C版,M版,Y版のトナー量を以下の式を用いて削減する。
Figure 2008176289
ここで、α+β+γ=1である。
尚、処理Cでは上記の条件式に当てはまるように、図9のθ2を決定するのが望ましい。
なお、各色版の明るさを各版のトナー量に置き換え、以下に示す演算を行い、C'、M'、Y'、K'を求めてもよい。
Figure 2008176289
ここで、α+β+γ=1である。
α、β、γの値は、トラップカラーがどの色版であるか、または、複写機などプリンタ本体の状況に応じて変えることを念頭に設定した係数である。
再び、図11を参照して、トナー総量の削減前の色版の構成と、トナー総量の削減後の色版の構成を説明する。
図中の1101、1102、1103が示すように、トナー総量削減前の注目画素のトナー量の構成が、C版(100%)、M版(100%)、トラップカラーであるY版(100%)であるとする。
(α、β、γ)=(0.33、0.33、0.33)と設定した場合、トナー量削減後の注目画素のトナー量の構成は、Y版(66%)、M版(67%)、C版(67%)になる(ケース1)。
(α、β、γ)=(0.5、0.25、0.25)と設定した場合、トナー量削減後の注目画素のトナー量の構成は、Y版(40%)、M版(80%)、C版(80%)になる(ケース2)。
(α、β、γ)=(0、0.5、0.5)と設定した場合、トナー量削減後の注目画素のトナー量の構成は、Y版(100%)、M版(50%)、C版(50%)になる(ケース3)。
トラップカラーであるY版は、C版、M版と比べて明るい色版であるため、Y版のトナー量の削減率をC版やM版のトナー量の削減率よりも多くする場合は、
(α、β、γ)=(0.5、0.25、0.25)と設定する。
なお、α、β、γの値の設定について、一般的にはトラッピング前の画素の明るさとトラッピング後の画素の明るさが同じ程度に設計するのが好まれる。しかし、色版ごとのレジストレーション調整の程度により、トラップカラーよりも注目画素を優先したい場合(ケース2)や、トラップカラーを優先したい場合(ケース3)がある。しかし、ケース1〜ケース3のいずれのケースにおいても、トラッピング後の画質劣化を抑えることができるという効果が得られる。また、トラップカラーであるY版は明るい色版であるため、白ぬけが発生しても、それが目立ちにくいという効果が得られる。
したがって、上記例では、全ての色版の削減率は、0.5〜0になる。
〈トナー総量の削減処理の第3の実施形態〉
トナー総量の削減処理の第3の実施形態を図面を参照して説明する。
図3におけるS205−2は、トラップのトナー総量を制御する処理(図2のS205)の詳細を示すフローチャートである。
S3020において、S204において算出したトラップカラーのトナー量と、注目画素のトナー量の合計値がトナー総量の制限値を超えるか否かを判定する。トラップカラーのトナー量と注目画素のトナー量の合計値が制限値を超えた場合、画像変形処理部110は、S3021の処理を行う。これに対して、トラップカラーのトナー量と注目画素のトナー量の合計値が制限値を超えない場合、処理は終了する。
S3021において、画像変形処理部110は、注目画素の明るさとトラップカラーの明るさを比較し、その差が所定値αより小さいか否かを判定する。すなわち、画像変形処理部110は、注目画素の明るさとトラップカラーの明るさが同程度か否かを判定する。尚、トラップカラーの明るさと注目画素の明るさは、それぞれ、L*(トラッピングカラー)、L*(注目画素)と表記する。注目画素の明るさとトラップカラーの明るさが同程度の場合、画像変形処理部110は、処理Dを行い(S3023)、同程度でない場合、S3022の処理を行う。
S3022において、トラップカラーが注目画素よりも明るいか否かを判定し、トラップカラーが注目画素よりも明るい場合には処理Eを行い(S3024)、逆に、注目画素がトラップカラーよりも明るい場合には処理F(S3025)を行う。
尚、上記例では、注目画素とトラップカラーの明るさを比較したが、注目画素とトラップカラーのトナー量を比較してもよい。
次に、上記の処理D、処理E、処理Fの内容を図面を参照して説明する。
図12は、第3の実施形態によりトナー総量を制御した場合のトナー総量の削減前の色版の構成と、トナー総量の削減後の色版の構成を示す図である。
まず、処理Dについて説明する。
処理Dにおいて、画像変形処理部110は、以下に示す演算を行い、C'、M'、Y'、K'を求める。C'、M'、Y'、K'は、トナー総量を削減した後のC版、M版、Y版、K版のトナー量を示す。
Figure 2008176289
ここで、
C、M、Y、K:トナー総量を削減前のC版、M版、Y版、K版のトナー量
Total:注目画素のトナー総量
(Total=C+M+Y+K)
Limit:トナー総量の制限値
である。
図12の1201が示すように、トナー総量削減前の各色版のトナー量の構成が、C版(100%)、M版(50%)、Y版(100%)であるとする。処理Dが行われることによって、トナー総量削減後の各色版のトナー量の構成は、C版(80%)、M版(40%)、Y版(80%)になる。すなわち、処理Dを行うことにより、各色版のトナー量を一律に、すなわち、同じ削減比率で削減する。本例では、各色版のトナー量を共に20%削減する。
次に、処理Eについて説明する。
処理Eにおいて、画像変形処理部110は、以下に示す演算を行い、トラップカラーのトナー量のみを削減する。X'は、トナー量を削減した後のトラップカラーのトナー量を示す。
Figure 2008176289
X:トナー量を削減する前のトラップカラーのトナー量
Total:注目画素のトナー総量
(Total=C+M+Y+K)
Limit:トナー総量の制限値
図12の1202が示すように、トナー総量削減前の各色版のトナー量の構成が、C版(100%)、M版(50%)、Y版(100%)であるとする。処理Eが行われることによって、トナー総量削減後の各色版のトナー量の構成は、C版(80%)、M版(50%)、Y版(70%)になる。
次に、処理Fについて説明する。
処理Fにおいて、画像変形処理部110は、以下に示す演算を行い、注目画素の複数の色版の中で最も少ないトナー量の色版のトナー量をトラップカラーのトナー量とする。
Figure 2008176289
ここで、
min:C、M、Yの中で最も少ないトナー量
trap:トラップ係数
である。
図12の1203が示すように、トナー総量削減前の各色版のトナー量の構成が、C版(100%)、M版(50%)、Y版(100%)であるとする。処理Fが行われることによって、トナー総量削減後の各色版のトナー量の構成は、C版(100%)、M版(50%)、Y版(50%)になる。すなわち、最も少ないトナー量(C版:50%)を超えないようにトラップカラーであるY版のトナー量が設定される。
以上の3手法を以下の条件に応じて選択する。
上述したとおり、第3の実施形態においては、注目画素とトラップカラーの明るさがほぼ同程度の場合は、処理Dが行われ、トラップカラーが注目画素よりも明るい場合は、処理Eが行われ、注目画素がトラップカラーよりも明るい場合は、処理Fが行われる。
〈他の実施形態〉
本発明は、システム、装置、方法、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施形態をとることができる。また、本発明は、複数の機器から構成されるシステム又は1つの装置に適用可能である。
本発明の実施形態には、記録媒体又はネットワークを介して、前述した本発明の機能を実現するコンピュータプログラムをシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置が備えるコンピュータがそのプログラムを実行することが含まれる。記録媒体はコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。よって、実施形態には、本発明の機能を実現するコンピュータプログラム自体も含まれる。コンピュータプログラムは、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等のコンピュータ実行可能命令を含む。記録媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD等である。プログラムの供給方法としては、例えば、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットからハードディスク等の記録媒体にダウンロードする方法がある。この方法では、インターネットからコンピュータプログラムのファイル、又は、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをダウンロードする。また、実施形態には、コンピュータプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、各ファイルを異なるサーバからダウンロードすることが含まれる。また、実施形態には、コンピュータプログラムのファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバも含まれる。
コンピュータが、コンピュータプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現され得る。また、そのコンピュータプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行うことによっても、前述した実施形態の機能が実現され得る。
記録媒体から読み出されたコンピュータプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後においても前述した実施形態の機能が実現され得る。すなわち、コンピュータプログラムの指示に基づき、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
本実施形態に係る画像形成装置100の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るトナー総量の削減処理を示すフローチャートである。 トラップのトナー総量を制御する処理(図2のS205)の詳細を示すフローチャートである。 図3に示された処理Aの内容を示す図である。 従来のトナー総量を削減する仕組みを説明するための図である。 トナーリダクションを説明するための図である。 従来のトナー総量を削減する仕組みを説明するための図である。 従来のトナー総量の削減方法を用いた場合のトナー総量の削減前の色版の構成とトナー総量の削減後の色版の構成を示す図である。 K版のトナー量を基準にして、トナー総量の制御を行う例を説明する図である。 本実施形態に係るトナー総量の削減方法を説明するための図である。 第2の実施形態によりトナー総量を制御した場合のトナー総量の削減前の色版の構成と、トナー総量の削減後の色版の構成を示す図である。 第3の実施形態によりトナー総量を制御した場合のトナー総量の削減前の色版の構成と、トナー総量の削減後の色版の構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置100の構造を示す図である。
符号の説明
101 スキャナ
102 画像受信部
103 画像処理部
104 記憶部
105 CPU
106 画像出力部
108 スキャナ画像処理部
109 プリンタ画像処理部
110 画像変形処理部

Claims (8)

  1. 画像を入力する手段と、
    隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行う手段と、
    前記トラッピングを行った箇所のトナー総量が制限値を超えるか否かを判定する手段と、
    前記トナー総量が前記制限値を超えると判定した場合、前記注目画素のトナー量又は明るさに応じて前記トナー総量を削減する手段と、
    トラッピング後の前記画像を記録媒体上に形成する手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー総量を削減する手段は、
    前記トラッピングを行う手段が前記注目画素に対してトラッピングするトラップカラー及び当該トラップカラー以外の色版のトナー量の構成に応じて各色版のトナー量の削減比を算出し、当該削減比にしたがって各色版のトナー量を削減することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー総量を削減する手段は、
    前記トラッピングを行う手段が前記注目画素に対してトラッピングするトラップカラー及び当該トラップカラー以外の色版のトナー量の構成に応じて、
    全ての色版のトナー量を削減する処理、
    K版以外の色版のトナー量を削減する処理、又は、
    トラップカラーとK版以外の色版のトナー削減量をトラップカラーとK版のトナー削減量よりも多くする処理のうちのいずれか1つの処理を選択し、
    当該選択した処理を実行してトナー総量を削減することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー総量を削減する手段は、
    前記注目画素のK版の画素値が所定値より小さい場合、前記注目画素と前記トラップカラーの明るさを比較し、各色版の明るさの比からトナー量の削減比を求め、全ての色版のトナー量を当該削減比にしたがって削減する処理、
    前記注目画素のK版の画素値が所定の範囲内にある場合、K版以外の色版のトナー量を削減する処理、又は、
    前記注目画素のK版の画素値が所定値より大きい場合、トラップカラーとK版以外の色版のトナー削減量をトラップカラーとK版のトナー削減量よりも多くする処理のうちのいずれか1つの処理を選択し、
    当該選択した処理を実行してトナー総量を削減することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー総量を削減する手段は、
    全ての色版のトナー量を一律に削減する処理、トラップカラーのトナー量のみを削減する処理、又は、注目画素の複数の色版の中で最も少ないトナー量の色版のトナー量をトラップカラーのトナー量とする処理のうちのいずれか1つの処理を選択し、当該選択した処理を実行してトナー量を削減することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記K版以外の色版のトナー量を削減する処理は、
    前記トラップカラーのトナー量がK版以外の色版のトナー量よりも多い場合、K版のトナー量を増やす一方でK版以外の色版のトナー量を削減することと、
    前記トラップカラーのトナー量がK版以外の色版のトナー量よりも少ない場合、トラップカラーがなくならないようにトナー総量を削減すること
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 画像を入力するステップと、
    隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うステップと、
    前記トラッピングを行った箇所のトナー総量が制限値を超えるか否かを判定するステップと、
    前記トナー総量が前記制限値を超えると判定した場合、前記注目画素のトナー量又は明るさに応じて前記トナー総量を削減するステップと、
    トラッピング後の前記画像を記録媒体上に形成するステップと
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  8. 画像を入力するステップと、
    隣接する異なるオブジェクトの色版の境界部における注目画素に対してトラッピングを行うステップと、
    前記トラッピングを行った箇所のトナー総量が制限値を超えるか否かを判定するステップと、
    前記トナー総量が前記制限値を超えると判定した場合、前記注目画素のトナー量又は明るさに応じて前記トナー総量を削減するステップと、
    トラッピング後の前記画像を記録媒体上に形成するステップと
    を含むコンピュータ実行可能命令を記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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