JP2008174079A - 車両の電装機器照明装置 - Google Patents

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俊之 今村
Masaki Matsumoto
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Abstract

【課題】車両に搭載される電装機器に設けられた複数の照明部の内、表面に光透過性塗料層が塗布され光透過性塗料層の裏側に光源が設けられた特定照明部について、薄暮時等における照明が不鮮明になって見栄えが悪くなることを防止する。
【解決手段】オーディオユニットに特定照明部を含む複数の照明部が設けられ、検出照度Iが所定照度範囲内Ia〜Ibであるか否か判断され、肯定判断した場合には、特定照明部以外の照明部が点灯する場合でも、特定照明部の点灯が禁止される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両の電装機器照明装置に関し、特に、電装機器に光透過性塗料層とこの光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する特定照明部を設けたものに関する。
従来、自動車等の車両に搭載される電装機器には複数の照明部が設けられ、乗員が照明スイッチをオンすることで、車外照明灯と共に電装機器の複数の照明部が点灯されて、夜間における電装機器の視認性、操作性が確保される。オートライトシステムを装備した車両では、車外の照度を検出可能に光センサが設けられ、オートライトモードが設定されると、検出された車外の照度が所定の照度以下になった場合に、前照灯等の車外照明灯と共に電装機器の複数の照明部が自動的に点灯される。
ところで、近年、自動車に搭載されるオーディオ機器等の電装機器においては、その視認性と共に電飾効果を高めること、つまりイルミネーションによる演出効果を高めることが好まれる傾向にある。例えば、特許文献1に記載の技術では、透光性樹脂材料からなる透光板と、この透光板の裏側に設けられた複数のLEDとを有する照明部が設けられ、オーディオ機器の動作状況を把握し易くするように、この照明部(LED)がオーディオ機器の動作状況に応じて制御されるようになっている。
特開2004−262304号公報
本願出願人は、車両の電装機器照明装置において、表面に塗布された光透過性塗料層と、この光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する照明部(特定照明部)を備えたものを実用化しつつある。具体的に、この特定照明部は、光透過性塗料層が有色(例えば、アルミナ等の金属粉を配合した光沢のあるメタリック調のシルバー色)のものであり、光源が光透過性塗料層の色と異なる色(例えば、赤色)の光を発光するものであり、非点灯時には光透過性塗料層の色を表示し、点灯時には光源の色を光透過性塗料層を介して表示するように構成されている。
しかし、この電装機器照明装置では、特定照明部が光沢のあるシルバー色の光透過性塗料層を有する場合、非点灯時はその光沢のあるシルバー色をはっきりと視認できるが、車外が薄暗くなる薄暮時等、特定照明部が点灯された場合、薄暗くではあるが車内に入ってくる光によって、例えば、特定照明部の光透過性塗料層やその周辺部分が照らされたり、光透過性塗料層の配合されている金属粉によって光が遮られたりすることから、特定照明部のコントラストが低下して照明が不鮮明になって見栄えが悪くなり、この特定照明部による所期の電飾効果を発揮できないとう問題があり、この問題は、本願発明者が、具体的に、光透過性塗料層をシルバー色とし光源を赤色LEDとして、上記状況を実現して行った実験からも明らかになった。
通常、車外照明灯は薄暮時には点灯され、この車外照明灯と共に電装機器の複数の照明部も点灯されることからも、上記問題を防ぐことは難しい。
本発明の目的は、車両に搭載される電装機器に設けられた複数の照明部の内、表面に光透過性塗料層が塗布され光透過性塗料層の裏側に光源が設けられた特定照明部について、薄暮時等における照明が不鮮明になって見栄えが悪くなることを防止することができる、車両の電装機器照明装置を提供することである。
請求項1の車両の電装機器照明装置は、車両に搭載される電装機器と、この電装機器に設けられた複数の照明部と、これら照明部を制御する照明制御手段とを備えた車両の電装機器照明装置において、前記複数の照明部の内の少なくとも1つが、表面に塗布された光透過性塗料層と、この光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する特定照明部に構成され、車内又は車外の照度を検出する照度検出手段を設け、前記照明制御手段は、前記照度検出手段で検出された照度が所定照度範囲内の場合に、前記特定照明部の点灯を禁止することを特徴とする。
電装機器に複数の照明部が設けられ、これら照明部が照明制御手段により制御される。複数の照明部の内の少なくとも1つが特定照明部に構成され、この特定照明部が、表面に塗布された光透過性塗料層と、この光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する。照度検出手段により車内又は車外の照度が検出され、この検出照度(照度検出手段で検出された照度)が所定照度範囲内の場合に、照明制御手段により特定照明部の点灯が禁止される。故に、検出照度が所定照度範囲外の場合にのみ、特定照明部の点灯が許容される。
ここで、前記所定照度範囲は、特定照明部を点灯させた場合に、特定照明部のコントラストが低下して照明が不鮮明(不明瞭)になって見栄えが悪くなる薄暮時等における照度範囲であり、特定照明部の構造、例えば、光透過性塗料層の色やサイズや形状、光源の色や出力等によって設定される。通常、薄暮時には複数の照明部を点灯させるようにすることが多いが、ここで、検出照度が所定照度範囲内の場合、特定照明部は非点灯状態となり、特定照明部以外の照明部は点灯状態となる。
日暮れ時等、検出照度が所定照度範囲内の場合に、特定照明部以外の照明部が点灯している状態から、検出照度が低くなって所定照度範囲よりも低くなった時点で、特定照明部が自動的に点灯して、全ての照明部が点灯する、また、夜明け時等、検出照度が所定照度範囲よりも低い場合に、全ての照明部が点灯している状態から、検出照度が高くなって所定照度範囲内になった時点で、特定照明部のみが自動的に消灯する、という構成を実現することができる。
ここで、請求項1の従属請求項として次の構成を採用可能である。前記照度検出手段は、車外に向けて配置された光検出センサを有し、この光検出センサとして、車外の照度が所定の照度以下になった場合に自動的に車外照明灯を点灯させるシステムのライトセンサが適用される(請求項2)。前記電装機器がオーディオ機器である(請求項3)。前記特定照明部がリング状に構成されて、前記オーディオ機器のメインスイッチを囲むように配置される(請求項4)。前記特定照明部は、非点灯時には前記光透過性塗料層の色を表示し、点灯時には前記光源の色を表示するように構成される(請求項5)。
請求項1の発明によれば、車両に搭載される電装機器に設けられた複数の照明部の内の少なくとも1つを、表面に塗布された光透過性塗料層と、この光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する特定照明部に構成し、照明制御手段により、照度検出手段で検出された車内又は車外の照度(検出照度)が所定照度範囲内の場合に、特定照明部の点灯を禁止するので、特定照明部以外の照明部を点灯させた場合でも、特定照明部を確実に点灯させないようにして、この特定照明部について、薄暮時等における照明が不鮮明(不明瞭)になって見栄えが悪くなることを防止することができる。故に、検出照度が所定照度範囲外の場合にのみ、特定照明部の点灯を許容することができ、検出照度が所定照度範囲よりも低い場合に、特定照明部が点灯した場合、光源の光を光透過性塗料層を介して鮮明に表示させることができるので、この特定照明部による所期の電飾効果を発揮させることができ、そして、特定照明部以外の照明部を点灯させた状態で、特定照明部を検出照度に応じて自動的に点灯・消灯させるように構成して、上記効果を達成することができる。
請求項2の発明によれば、照度検出手段は、車外に向けて配置された光検出センサを有するので、車外の照度を確実に検出でき、この光検出センサとして、車外の照度が所定の照度以下になった場合に自動的に車外照明灯を点灯させるシステムのライトセンサを適用したので、このライトセンサを有効活用して、特定照明部の制御用のセンサを別途設ける必要がないので、前記システムを含む構成を簡単化してコスト削減の面で有利になり、また、前記システムによる車外照明灯の点灯を機に、特定照明部を含む複数の照明部の制御を開始して、一連の車両照明制御の実現を図ることができる。
請求項3の発明によれば、電装機器がオーディオ機器であるので、このオーディオ機器に設けられた特定照明部について、前記効果を達成することができ、オーディオ機器の意匠性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、特定照明部をリング状に構成して、オーディオ機器のメインスイッチを囲むように配置したので、オーディオ機器の意匠性を一層高め、特に、検出照度が所定照度範囲よりも低い場合に点灯する特定照明部により、メインスイッチに対する電飾効果を高く発揮することができる。
請求項5の発明によれば、特定照明部は、非点灯時には光透過性塗料層の色を表示し、点灯時には光源の色を表示するように構成したので、特定照明部の非点灯時には、車外から入る光によって照らされる光透過性塗料層の色を明確に表示することができ、特定照明部の点灯時には、検出照度が所定照度範囲よりも低い場合には、内部の光源の色を光透過性塗料層を介して鮮明に表示することができる。
本発明の車両の電装機器照明装置は、車両に搭載される電装機器と、この電装機器に設けられた複数の照明部とを備え、これら照明部の内の少なくとも1つが、表面に塗布された光透過性塗料層と、この光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する特定照明部に構成され、検出された車外の照度が所定照度範囲内の場合に、特定照明部の点灯を禁止するように構成されている。
図1に示すように、車両の電装機器照明装置1は、車両に搭載される電装機器としてのオーディオ機器のオーディオユニット2(オーディオ本体2)、オーディオユニット2に電気的に接続された車両照明制御ユニット3、車両照明制御ユニット3に電気的に接続された光検出センサ4を備えている。
この電装機器照明装置1を含む車両照明装置5は、更に、車両照明制御ユニット3に電気的に接続された、車外照明灯6、照明スイッチ7、オートライトスイッチ8を備え、車両照明制御ユニット3、光検出センサ4、オートライトスイッチ8等により、オートライトシステム9を構築している。
図1に示すように、オーディオユニット2は、制御部10、複数のスイッチ11a,11b・・・、複数の照明部12a,12b・・・を有し、複数のスイッチ11a,11b・・・の内の1つが後述のメインスイッチ11Mに構成され、複数の照明部12a,12b・・・の内の1つが後述の特定照明部12Sに構成されている。尚、図示省略するが、オーディオユニット2には、チューナ、CDドライブ、アンプ等を有するとともに、スピーカ、ディスプレイ等が電気的に接続され、これらが制御部10により制御される。
オーディオユニット2について具体的に説明すると、図2、図3に示すように、オーディオユニット2はオーディオケース15を有し、例えば、このオーディオケース15の表縦壁16が車室側後方へ向くようにダッシュパネル(図示略)に取り付けられている。複数のスイッチ11a,11b・・・は、その操作部が図示の形状及びサイズに構成されて、図示の配置にてオーディオケース15の表縦壁16に操作可能に設けられている。尚、オーディオケース15の表縦壁16にはCDスロットル16aが形成されている。
ここで、メインスイッチ11Mは、表側から視て円形に形成され、表縦壁16の中央部のやや下側にプッシュ操作に且つ回動操作可能に配置されている。このメインスイッチ11Mをプッシュ操作することで、オーディオユニット2の電源をオン・オフに択一的に切り換えることができ、電源オン状態で、メインスイッチ11Mを回動操作することで、スピーカから出力される音声のボリュームを調整することができる。
また、メインスイッチ11Mの外周外側には、4つのスイッチ11r〜11u(「FM/AM」スイッチ、「CD」スイッチ、「MEDIA」スイッチ、「SAT」スイッチ)が周方向4当分位置に夫々配置されて、全体でメインスイッチ11Mの回動中心を中心とする略リング状に形成され、また、これらスイッチ11r〜11uとメインスイッチ11との間の表縦壁16には、メインスイッチ11Mに関する表示部(機能を示す文字表示部「POWER」「VOLUME」)が設けられている。
尚、メインスイッチ11M以外の複数のスイッチ11a,11b・・・の機能については、基本的に、本願出願人が出願した特開2004−262304号公報(特許文献1)に記載の複数のスイッチの機能と同様であるので、詳細な説明は省略する。
複数の照明部12a,12b・・・は複数のスイッチ11a,11b・・・に夫々対応するように設けられている。特定照明部12S以外の照明部12a,12b・・・は、メインスイッチ11M以外のスイッチ11a,11b・・・に関する表示部を発光させるように構成され、例えば、照明部12rでは、スイッチ11rの操作部に表示された文字表示部「FM/AM」を発光させ、この場合、例えば、表示部を透過性フィルムで構成し、その裏側にLED等の光源を設けることで達成することができる。
ここで、特定照明部12S以外の近接する照明部(例えば、照明部12d,12e,12f)の光源については共通にしてもよい。尚、スイッチ11r〜11uとメインスイッチ11Mとの間の表縦壁16に設けられた表示部「POWER」「VOLUME」を発光させる照明部を設けてもよい。
さて、図2、図3に示すように、特定照明部12Sは、リング状に構成されて、メインスイッチ11M、及び、メインスイッチ11Mの外周外側に配置された4つのスイッチ11r〜11uを囲むように、また、4つのスイッチ11r〜11uに対しては比較的接近するように、メインスイッチ11Mと同心状に配置されている。
特定照明部12Sは、リング状のリフレクタ20と、リフレクタ20の表面に塗布されたシルバー色の光透過性塗料層21と、光透過性塗料層21及びリフレクタ20の裏側に設けられた光源としての複数の赤色LED22とを有し、非点灯時には光透過性塗料層21のシルバー色を表示し、点灯時には赤色LED22の赤色を表示するように構成されている。
リフレクタ20は、1対の透明樹脂リング20a,20bと、これら透明樹脂リング20a,20bの外周面及び内周面に形成された反射膜20c,20dとを有し、これら透明樹脂リング20a,20bを接合して形成され、表側の透明樹脂リング20aの表面に光透過性塗料層21が形成されている。
リフレクタ20は、オーディオケース15の表縦壁16に形成されたリング孔16aに挿入され、その表面に形成された光透過性塗料層21が外部へ露出した状態で組み付けられている。複数の赤色LED22は、リフレクタ20に比較的接近させて、周方向適当間隔(例えば、一定間隔)おきに配置されて、LED基板23に実装されている。
尚、リフレクタ20の光透過性塗料層21が形成された部分は、リング孔16aに挿入できないサイズ、形状に形成され、そこで、リフレクタ20を1対の透明樹脂リング20a,20bに2分割にして、透明樹脂リング20aを表側からリング孔16aに挿入して、予め組み付けられた透明樹脂リング20bに接合することで、リフレクタ20を構成して組み付けることが可能になる。
次に、電装機器照明装置1、車両照明装置5、オートライトシステム9の制御を含む動作について説明する。ここで、光検出センサ4は、車外の光を受けて発生する電流で以て車外の照度を検出するものであり、車外に向けて、例えば、ダッシュパネルの上面部に配置され、この光検出センサ4による検出値が車両照明制御ユニット3に入力される。
照明スイッチ7とオートライトスイッチ8は乗員が操作可能で、例えば、同操作部でこれらスイッチ7,8を操作可能に構成されている。照明スイッチ7は、車両照明制御ユニット3に対して照明の点灯・消灯を指示するためにオン・オフするスイッチであり、オートライトスイッチ8は、車両照明制御ユニット3に対してオートライトモードの設定・設定解除を指示するためにオン・オフするスイッチである。
さて、照明スイッチ7がオンされると、車両照明制御ユニット3は、そのスイッチ信号を受けて、車外照明灯6を点灯させると共に、オーディオユニット2に点灯指令を出力し、更に、光検出センサ4による検出値に応じた照度Iを演算し、その照度Iの情報をオーディオユニット2に出力する。
一方、オートライトスイッチ8がオンされると、オートライトモードが設定されて、オートライトシステム9が作動し、車両照明制御ユニット3は、そのスイッチ信号を受けて、光検出センサ4による検出値に応じた照度Iを演算し、その照度Iが所定の照度Ic以下になった場合に車外照明灯6を点灯させると共に、オーディオユニット2に点灯指令を出力し、更に、その照度Iの情報をオーディオユニット2に出力する。
図4は、オーディオユニット2の制御部10(照明制御手段に相当する)が実行する制御を示すフローチャートである。図4に示すように、オーディオユニット2の制御部10では、車両照明制御ユニット3から点灯指令が有る場合(S1;Yes )、車両照明制御ユニット3から受ける照度Iが読み込まれる(S2)。
そして、S2で読み込まれた照度Iが所定照度範囲Ia〜Ib内の場合、つまり、Ia≦I≦Ibの場合(S3;Yes )、S4において、特定照明部12S以外の照明部12a,12b・・・が点灯(オン)され、特定照明部12Sは消灯(オフ)されて、特定照明部12Sの光透過性塗料層21のシルバー色が表示される。
一方、S2で読み込まれた照度Iが所定照度範囲Ia〜Ib外の場合、つまり、I<Ia又はI>Ibの場合(S3;No)、S5において、特定照明部12Sを含む全ての照明部12a,12b・・・が点灯(オン)され、特定照明部12Sの赤色LED22の赤色が光透過性塗料層21を介して表示される。
ここで、所定照度範囲Ia〜Ibは、特定照明部12Sを点灯させた場合に、特定照明部12Sのコントラストが低下して照明が不鮮明(不明瞭)になって見栄えが悪くなる薄暮時等における照度範囲であり、特定照明部12Sの構造:光透過性塗料層21の色やサイズや形状、LED22の色や出力等によって予め設定されている。
図5に示すように、日暮れ時等、照度Ibよりも高い照度Id(Ic)で点灯指令があった場合、先ず、全ての照明部12a,12b・・・が点灯し、検出照度Iが低くなって照度Ibに達すると、特定照明部12Sのみが自動的に消灯し、更に、検出照度Iが低くなって照度Iaに達すると、特定照明部12Sが自動的に再度点灯して、全ての照明部12a,12b・・・が点灯する。
一方、夜明け時等、照度Ibよりも高い照度Id(Ic)で消灯指令があるものとして、先ず、検出照度IがIa未満で全ての照明部12a,12b・・・が点灯した状態で、検出照度Iが高くなって照度Iaに達すると、特定照明部12Sのみが自動的に消灯し、更に、検出照度Iが高くなって照度Ibに達すると、特定照明部12Sが自動的に再度点灯して、全ての照明部12a,12b・・・が点灯し、照度Id(Ic)のときに全ての照明部12a,12b・・・が消灯する。
また、図6に示すように、日暮れ時等、所定照度範囲Ia〜Ib内の照度Id(Ic)で点灯指令があった場合、特定照明部12S以外の照明部12a,12b・・・は点灯するが、特定照明部12Sは消灯状態を維持し、以降は図5と同様であり、一方、夜明け時等、所定照度範囲Ia〜Ib内の照度Id(Ic)で消灯指令があるものとして、照度Id(Ic)になるまでは図5と同様であるが、照度Id(Ic)のときに特定照明部12Sが消灯状態のまま、それ以外の照明部12a,12b・・・が消灯する。
以上説明した電装機器照明装置1によれば次の効果を奏する。
オーディオユニット2に設けられた複数の照明部12a,12b・・・の内の1つを、表面に塗布された光透過性塗料層21と、この光透過性塗料層21の裏側に設けられた赤色LED22とを有する特定照明部12Sに構成し、制御部10により、検出照度Iが所定照度範囲Ia〜Ib内の場合に、特定照明部12Sの点灯を禁止するので、特定照明部12S以外の照明部12a,12b・・・を点灯させた場合でも、特定照明部12Sを確実に点灯させないようにして、この特定照明部12Sについて、薄暮時等における照明が不鮮明(不明瞭)になって見栄えが悪くなることを防止することができる。
故に、検出照度Iが所定照度範囲Ia〜Ib外の場合にのみ、特定照明部12Sの点灯を許容することができ、検出照度Iが所定照度範囲Ia〜Ibよりも低い場合に、特定照明部12Sが点灯した場合、赤色LED22の光を光透過性塗料層21を介して鮮明に表示させることができるので、この特定照明部12Sによる所期の電飾効果を発揮させることができ、そして、前記のように、特定照明部12S以外の照明部12a,12b・・・を点灯させた状態で、特定照明部12Sを検出照度Iに応じて自動的に点灯・消灯させるように構成して、上記効果を達成することができる。
車外の照度Iを検出するために、車外に向けて配置された光検出センサ4を設けたので、車外の照度を確実に検出でき、この光検出センサ4として、車外の照度Iが所定の照度Ic以下になった場合に自動的に車外照明灯6を点灯させるオートライトシステム9のライトセンサ(光検出センサ4)を適用したので、この光検出センサ4を有効活用して、特定照明部12Sの制御用のセンサを別途設ける必要がないので、オートライトシステム9を含む構成を簡単化してコスト削減の面で有利になり、また、オートライトシステム9による車外照明灯6の点灯を機に、特定照明部12Sを含む複数の照明部12a,12b・・・の制御を開始して、一連の車両照明制御の実現を図ることができる。
特定照明部12Sをリング状に構成して、オーディオユニット2のメインスイッチ11Mを囲むように配置したので、オーディオユニット2の意匠性を一層高め、特に、検出照度Iが所定照度範囲Ia〜Ibよりも低い場合に点灯する特定照明部12Sにより、メインスイッチ11Mに対する電飾効果を高く発揮することができる。
特定照明部12Sは、非点灯時には光透過性塗料層21のシルバー色を表示し、点灯時には赤色LED22の赤色を表示するように構成したので、特定照明部12Sの非点灯時には、車外から入る光によって照らされる光透過性塗料層21のシルバー色を明確に表示することができ、特定照明部12Sの点灯時には、検出照度Iが所定照度範囲Ia〜Ibよりも低い場合には、内部の赤色LED22の赤色を光透過性塗料層21を介して鮮明に表示することができる。
尚、電装機器照明装置1を次のように変更してもよい。
1]特定照明部12Sにおいて、光透過性塗料層21として、シルバー色以外の有色のものを採用し、光透過性塗料層21の裏側に配置される光源として、光透過性塗料層21の色と異なる色のLED(或いは他の光源)を採用してもよい。
2]車内の照度を検出する為の車内検出センサを設け、検出された車内の照度に基づいて特定照明部12Sを前記のように制御するようにしてもよい。
3]車両照明制御ユニット3が、図4のS1〜S3のステップを実行して、S4又はS5の状態とする点灯指令をオーディオユニット2に出力し、オーディオユニット2の制御部2は、その点灯指令に基づいて、S4又はS5の状態とするように、特定照明部12Sを含む複数の照明部12a,12b・・・を制御するようにしてもよい。
4]オーディオユニット2が、光検出センサ4、照明スイッチ7、オートライトスイッチ8からの信号をダイレクトに入力し、オーディオユニット2の制御部10は、図4のS1の代わりに、これら信号に基づいて点灯制御開始か否か判断するようにし、肯定判断した場合に、S2以降を実行するようにしてもよい。
5]特定照明部12Sは、種々の照明パターンを、例えば、オーディオユニット2の動作状況に応じて択一的に表示させるようにしてもよい。種々の照明パターンについては、例えば、発光させる光源(LED)の出力(数)を変更したり、複数色の光源を設けておいて発光色を選択したりして実現可能である。この場合、種々の照明パターンに個別に前記所定照度範囲を設定しておき、採用された照明パターンに対応する所定照度範囲を採用して、各照明パターンについて、薄暮時等における照明が不鮮明になって見栄えが悪くなることを防止できるように、特定照明部12Sの前記制御を実行するようにしてもよい。
6]前記所定照度範囲Ia〜Ibの上限値Ibとしては、車両照明制御ユニット3がオーディオユニット2へ点灯指令を出力したときの検出照度I(但し、IはIaよりも大きい)を採用してもよい。これにより、点灯指令当初、特定照明部12Sについては、図5のように点灯させることなく確実に消灯させておくことができる。図5のような点灯開始時では、車外は比較的明るく、特定照明部12Sを点灯させたとしても、その点灯が不要になる(確認できない)虞が高いが、その不要点灯を防止することができる。
7]前記電装機器として、オーディオユニット2以外に、メータユニットやエアコンユニットを採用し、これらメータユニットやエアコンユニットに設けられた特定照明部を含む複数の照明部について、前記同様に制御して、薄暮時等における照明が不鮮明になって見栄えが悪くなることを防止できるようにすることが可能である。
8]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、照明部、特定照明部のサイズ、形状、配置、機能等、種々の形態、種々の変更を付加したものに本発明を採用可能である。
本発明の電装機器照明装置を含む照明装置の構成図である。 オーディオユニットの表面図である。 図2のIII −III 線断面図である。 電装機器照明装置が実行する制御のフローチャートである。 照明点灯・消灯のタイミングチャートである。 照明点灯・消灯のタイミングチャートである。
符号の説明
1 電装機器照明装置
2 オーディオユニット
4 光検出センサ
9 オートライトシステム
10 制御部
11M メインスイッチ
12a,12b・・・ 照明部
12S 特定照明部
21 光透過性塗料層
22 赤色LED

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電装機器と、この電装機器に設けられた複数の照明部と、これら照明部を制御する照明制御手段とを備えた車両の電装機器照明装置において、
    前記複数の照明部の内の少なくとも1つが、表面に塗布された光透過性塗料層と、この光透過性塗料層の裏側に設けられた光源とを有する特定照明部に構成され、
    車内又は車外の照度を検出する照度検出手段を設け、
    前記照明制御手段は、前記照度検出手段で検出された照度が所定照度範囲内の場合に、前記特定照明部の点灯を禁止することを特徴とする車両の電装機器照明装置。
  2. 前記照度検出手段は、車外に向けて配置された光検出センサを有し、この光検出センサとして、車外の照度が所定の照度以下になった場合に自動的に車外照明灯を点灯させるシステムのライトセンサが適用されたことを特徴とする車両の電装機器照明装置。
  3. 前記電装機器がオーディオ機器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の電装機器照明装置。
  4. 前記特定照明部がリング状に構成されて、前記オーディオ機器のメインスイッチを囲むように配置されたことを特徴とする請求項3に記載の車両の電装機器照明装置。
  5. 前記特定照明部は、非点灯時には前記光透過性塗料層の色を表示し、点灯時には前記光源の色を表示するように構成されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両の電装機器照明装置。
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