JP2008173175A - Mri装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MRI撮像のワークフローを過去の検査履歴データに基づいて設定する。
【解決手段】MRI装置500の入力部10は、被検体に対し時系列的に適用する複数の
撮像法とこれらの撮像法の撮像順序及び撮像条件を初期設定する。次に、ワークフロー設
定部7は、上述の撮像法、撮像順序及び撮像条件に基づいて自己の検査履歴保管部71に
保管された検査履歴データを検索することにより、夫々の撮像法の撮像時間を推定して第
1のワークフローを設定する。更に、上述の撮像法及び撮像条件に基づいて前記検査履歴
データを検索することにより、MRI撮像の検査時間が最短となる撮像順序とこの撮像順
序における夫々の撮像法の撮像時間を推定して第2のワークフローを設定する。そして、
主制御部111は、入力部10によって選択された前記第1のワークフローあるいは前記
第2のワークフローに基づいてMRI撮像を行なう。
【選択図】図2

Description

本発明はMRI装置に係り、特に、スキャンプランに基づき異なる複数の撮像法を時系
列的に実行することが可能なMRI装置に関する。
磁気共鳴イメージング法(MRI)は、静磁場中に置かれた被検体組織の原子核スピン
を、そのラーモア周波数をもつ高周波信号(RFパルス)で励起し、この励起に伴って発
生する磁気共鳴信号(MR信号)から画像データを再構成するイメージング法である。
MRI装置は、生体内から検出されるMR信号に基づいて画像データを生成する画像診
断装置であり、解剖学的診断情報のみならず生化学的情報や機能診断情報など多くの診断
情報を得ることができるため、今日の画像診断の分野では不可欠なものとなっている。
MRI装置を用いた検査では、通常、異なる複数の撮像法を時系列的に適用して種々の
画像データを収集し、これらの画像データに基づいて被検体に対する診断が行なわれる。
この場合、例えば、当該被検体に対するパイロット撮像によって予め収集された位置決め
用画像データを用いて各種撮像法における撮像条件や撮像順序をスキャンプランとして設
定し、このスキャンプランに基づいて診断用画像データを収集するための本撮像が行なわ
れる(例えば、特許文献1参照。)。
スキャンプランの設定に際し、夫々の撮像法に要する撮像時間は、所定のパルスシーケ
ンスを用いたMR信号の収集に要する時間(データ収集時間)と、得られたMR信号に対
する画像再構成処理や画像処理に要する時間(データ処理時間)によって略決定される、
そして、MRI検査に先立ち当該被検体を担当する医師や検査技士(以下では、操作者と
呼ぶ。)は、データ処理期間が重複しないように複数の撮像法を並列させて実行した場合
に前記複数の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序をスキャン
プランの1つとして設定してきた。
特開2006−231040号公報
ところで、MR信号の検出を目的としてMRI装置に設けられた受信用RFコイル(受
信コイル)は、通常、良好な受信感度を得るために配列された複数個のコイル素子(アレ
イコイル)によって構成されている。そして、これらのコイル素子によって検出されたM
R信号に対し画像再構成処理や画像処理等のデータ処理を行なって画像データを生成する
際、画像データ生成部が備えた高速演算処理部は、前記コイル素子から得られた複数チャ
ンネルのMR信号を並列処理することにより回路規模の増大を防止している。
しかしながら、近年におけるアレイコイルの多チャンネル化によるデータ量の急激な増
大に伴いMR信号に対するデータ処理時間も増大したため、夫々の撮像法における撮像時
間は、データ収集時間のみならずデータ処理時間に大きく左右されるようになった。そし
て、各撮像法のデータ処理時間は、高速演算処理部における並列処理の可否や並列処理期
間の長さ等に依存するため、操作者は、スキャンプランにおいて設定した撮像条件から夫
々の撮像法における撮像時間を正確に把握することが不可能となり、複数の撮像法の時系
列的な実行に要する検査時間が最短となる好適な撮像順序を前記スキャンプランにおいて
設定することが困難であった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体に対し異な
る複数の撮像法を順次適用して画像データを生成する際、撮像法の各々における撮像時間
を過去の検査履歴データに基づいて推定することが可能なMRI装置を提供することにあ
る。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のMRI装置は、被検体に対し異な
る複数の撮像法を順次適用してMRI検査を実行するMRI装置において、複数の撮像法
を選択する撮像法選択手段と、前記複数の撮像法の撮像順序を設定する撮像順序設定手段
と、前記撮像法に対する撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、前記撮像法、前記撮像
順序及び前記撮像条件に基づいて、予め保管された過去の検査履歴データを検索すること
により前記撮像順序における前記撮像法の撮像時間を推定し前記MRI検査における第1
のワークフローを設定するワークフロー設定手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項7に係る本発明のMRI装置は、被検体に対し異なる複数の撮像法を順次適
用してMRI検査を実行するMRI装置において、複数の撮像法を選択する撮像法選択手
段と、前記撮像法の撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、前記撮像法及び前記撮像条
件に基づいて、予め保管された過去の検査履歴データを検索することにより前記複数の撮
像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序を推定してワークフローを
設定するワークフロー設定手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、被検体に対し異なる複数の撮像法を順次適用して画像データを生成す
る際、撮像法の各々における撮像時間を過去の検査履歴データに基づいて推定することが
できる。このため、スループットに優れたスキャンプランの確認あるいは更新を容易に行
なうことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例では、先ず、被検体に対し時系列的に適用する複数の撮像
法とこれらの撮像法の順序(撮像順序)を設定し、次いで、前記被検体に対するパイロッ
ト撮像によって収集された位置決め用画像データを用いて各種撮像条件を設定する。次に
、上述の撮像法、撮像順序及び撮像条件に基づいて過去の検査履歴データを検索すること
により、夫々の撮像法の撮像時間を推定して第1のワークフローを設定する。更に、上述
の撮像法及び撮像条件に基づいて前記検査履歴データを検索することにより、前記複数の
撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序とこの撮像順序における
夫々の撮像法の撮像時間を推定して第2のワークフローを設定する。そして、初期設定さ
れた第1のワークフローあるいは新たに設定された第2のワークフローの何れかを選択し
て診断用画像データを収集するための本撮像を行なう。
(装置の構成)
本発明の実施例におけるMRI装置の構成につき図1乃至図4を用いて説明する。尚、
図1は、本実施例におけるMRI装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、この
MRI装置が備える入力部とワークフロー設定部の具体的な構成を示すブロック図である
図1に示すMRI装置500は、被検体150に対して磁場を発生する静磁場発生部1
及び傾斜磁場発生部2と、被検体150に対してRFパルスの照射とMR信号の受信を行
なう送受信部3と、被検体150を載置する天板4と、この天板4を被検体150の体軸
方向(z軸方向)へ移動する天板移動機構部5と、送受信部3において受信されたMR信
号を再構成処理して画像データを生成する画像データ生成部6を備えている。
又、MRI装置500は、被検体に対し異なる複数の撮像法を順次適用して画像データ
を生成する際、スキャンプランにて初期設定された撮像順序における各撮像法の撮像時間
を推定して第1のワークフローを設定し、更に、前記複数の撮像法の時系列的な実行に要
する検査時間が最短となる撮像順序やこの撮像順序における各撮像法の撮像時間等を新た
に推定して第2のワークフローを設定するワークフロー設定部7と、撮像中の撮像法にお
ける撮像経過時間と予め保管された過去の検査履歴データにおける前記撮像法の撮像時間
とを比較することにより撮像動作が正常か否かを判定する撮像動作判定部8と、画像デー
タ生成部6が生成した画像データやワークフロー設定部7が生成したワークフローデータ
等を表示する表示部9と、撮像法の選択、撮像順序の設定、撮像条件の設定等を行なう入
力部10と、MRI装置500における上述の各ユニットを統括的に制御する制御部11
とを備えている。
静磁場発生部1は、例えば、常伝導磁石あるいは超電導磁石等によって構成される主磁
石15と、この主磁石15に電流を供給する静磁場電源16を備え、図示しないガントリ
の撮像野に配置された被検体150に対して強力な静磁場を形成する。尚、上述の主磁石
15は、永久磁石によって構成されていてもよい。
一方、傾斜磁場発生部2は、互いに直交するx軸方向、y軸方向及びz軸方向に対して
傾斜磁場を形成する傾斜磁場コイル21と、傾斜磁場コイル21の各々に対してパルス電
流を供給する傾斜磁場電源22を備えている。
傾斜磁場電源22は、制御部11から供給されたシーケンス制御信号に基づき被検体1
50が置かれた撮像野に対して符号化を行なう。即ち、傾斜磁場電源22は、シーケンス
制御信号に基づいてx軸方向,y軸方向及びz軸方向の傾斜磁場コイル21に供給するパ
ルス電流を制御することにより各々の方向に対して傾斜磁場を形成する。このとき、x軸
方向,y軸方向及びz軸方向の傾斜磁場は合成されて互いに直交するスライス選択傾斜磁
場Gs、位相エンコード傾斜磁場Ge及び読み出し(周波数エンコード)傾斜磁場Grが
所望の方向に形成され、これらの傾斜磁場は、主磁石15によって形成された静磁場に重
畳されて被検体150に印加される。
次に、送受信部3は、被検体150に対してRFパルスを照射する送信コイル31及び
送信部32と、被検体150にて発生したMR信号を受信する受信コイル33及び受信部
34を有している。但し、送信コイル31の機能と受信コイル33の機能を1つのコイル
で兼ね備えた送受信コイルを用いてもよい。
送信部32は、制御部12の後述するシーケンス制御部112から供給されたシーケン
ス制御信号に基づき、主磁石15の静磁場強度によって決定される磁気共鳴周波数(ラー
モア周波数)と同じ周波数の搬送波を有し所定の選択励起波形で変調されたRFパルス電
流を生成する。又、送信コイル31は、送信部32から供給されたRFパルス電流によっ
て駆動され被検体150の撮像部位に対してRFパルスを照射する。
一方、受信コイル33は、被検体150が発生したMR信号を高感度で検出するために
、例えば、複数のコイル素子が配列された所謂アレイコイルによって構成されている。又
、受信部34は、図示しない複数チャンネルの中間周波変換回路、位相検波回路、増幅回
路、フィルタリング回路及びA/D変換器を備え、受信コイル33が検出した微小なMR
信号を中間周波数に変換し、更に、位相検波、フィルタリング等の信号処理を行った後A
/D変換を行なう。
そして、主磁石15、傾斜磁場コイル21、送信コイル31及び受信コイル33は、M
RI装置500の図示しないガントリに設けられ、このガントリの中央部には撮像野が形
成される。即ち、ガントリの中心には天板4と共に被検体150が挿入される撮像野が設
けられ、この撮像野の周囲には受信コイル33、送信コイル31、傾斜磁場コイル21及
び主磁石15がz軸を共軸として同心円状に配置されている。
次に、天板4は、ガントリの近傍に設置された図示しない寝台の上面においてz軸方向
にスライド自在に取り付けられ、天板4に載置された被検体150を体軸方向に移動する
ことによりその関心領域を撮像野に設定する。この場合、前記関心領域及びその周囲に設
けられた受信コイル33が撮像野の略中央部に位置するように天板4の体軸方向への移動
が制御される。
一方、天板移動機構部5は、例えば、上述の寝台に取り付けられ、制御部11から供給
される天板移動制御信号に基づいて駆動信号を生成し、この駆動信号により天板4を体軸
方向へ所定速度で移動する。
次に、画像データ生成部6は、MR信号記憶部61と、高速演算処理部62と、画像デ
ータ記憶部63を備え、MR信号記憶部61には、パイロット撮像によって収集され送受
信部3の受信部34において中間周波変換、位相検波、A/D変換等の処理が施されたM
R信号あるいは異なる複数の撮像法が適用された本撮像によって収集され上述の処理が施
されたMR信号が保存される。
一方、高速演算処理部62は、図示しない画像再構成処理部と画像処理部を備え、前記
画像再構成処理部は、MR信号記憶部61から読み出したパイロット撮像によるMR信号
に対し2次元フーリエ変換による画像再構成処理を行なって位置決め用画像データ(第1
の画像データ)を生成し、更に、MR信号記憶部61から読み出した本撮像によるMR信
号に対し2次元フーリエ変換による画像再構成処理を行なって診断用画像データ(第2の
画像データ)を生成する。
但し、本撮像において3次元領域に対するMR信号が収集された場合、前記画像再構成
処理部は、これらのMR信号に対し画像再構成処理を行なってボリュームデータを生成し
、前記画像処理部は、前記ボリュームデータに対して所定の画像処理を行ない、ボリュー
ムレンダリング画像データやサーフェスレンダリング画像データ等の3次元画像データ、
あるいは、MIP(Maximum Intensity Projection)画像データやMPR(Multi Planar
Reconstruction)画像データ等の2次元画像データを診断用画像データとして生成する
。 そして、得られた上述の位置決め用画像データ及び診断用画像データは、画像データ
記憶部63における夫々の記憶領域に保存される。
次に、ワークフロー設定部7の具体的な構成と機能につき図2及び図3を用いて説明す
る。このワークフロー設定部7は、図2に示すように検査履歴保管部71と、撮像時間推
定部72と、ワークフローデータ生成部73を備えている。
検査履歴保管部71には、異なる複数の撮像法が時系列的に適用された過去のMRI検
査における前記撮像法の撮像時間データがその付帯情報である撮像条件や撮像順序の情報
と共に検査履歴データとして予め保管されている。尚、上述の撮像法は、例えば、FE(
Field Echo)法、SE(Spin Echo)法、FSE(Fast Spin Echo)法、FASE(Fast
Asymmetric Spin Echo)法、EPI(Echo Planar Imaging)法、PS(Phase Shift)法
等のパルスシーケンスとT1強調(T1W)画像、T2強調(T2W)画像、TOF(Ti
me of Flight)画像、MRA(Magnetic Resonance Angiography)画像等の画像種に基づい
て設定される。又、撮像条件として、画像SNR,TE(エコー時間),TR(パルスシ
ーケンス繰り返し周期),データ収集帯域、ピクセルサイズ、画像マトリクスサイズ、画
像枚数、撮像位置、受信コイル33のコイル素子数等のパラメータが設定される。但し、
MR信号の収集に要するデータ収集時間や画像再構成処理及び画像処理に要するデータ処
理時間に対して影響を与える撮像条件のみを上述の付帯情報における撮像条件としてもよ
い。
一方、撮像時間推定部72は、当該被検体のMRI検査に対する第1のワークフローの
設定に際し、入力部10にて選択された複数の撮像法やこれらの撮像法における撮像順序
及び撮像条件に基づいて検査履歴保管部71に保管されている検査履歴データを検索し、
得られた検査履歴データに基づいて前記撮像法における撮像時間を推定する。
例えば、入力部10にて操作者が初期設定した当該MRI検査の撮像順序及び撮像条件
と同一の情報が付加された撮像法及びその撮像時間が検査履歴保管部71の検査履歴デー
タに存在する場合、検査履歴データの撮像時間を第1のワークフローにおける推定撮像時
間として設定する。一方、前記同一の情報が付加された撮像法が検査履歴データに存在し
ない場合、当該MRI検査の撮像順序及び撮像条件に近い撮像順序及び撮像条件が付加さ
れた1つあるいは複数の撮像法を検査履歴データの中から抽出し、これらの撮像法におけ
る検査時間を補間処理して新たに得られた撮像時間を第1のワークフローにおける推定撮
像時間として設定する。
更に、撮像時間推定部72は、当該MRI検査における第2のワークフロー(最適ワー
クフロー)の設定に際し、入力部10にて選択された上述の撮像法やこれらの撮像法に対
する撮像順序及び撮像条件に基づいて検査履歴保管部71の検査履歴データを上述と同様
の方法によって検索し、得られた検査履歴データに基づき前記複数の撮像法の時系列的な
実行に要する検査時間を種々の撮像順序に対して推定する。そして、前記検査時間が最短
となる撮像順序を抽出し、この撮像順序における各撮像法の撮像時間を第2のワークフロ
ーにおける推定撮像時間として設定する。
尚、同一の撮像条件及び撮像順序の撮像法に対し複数の撮像時間が検査履歴保管部71
に保管されている場合、撮像時間推定部72は、通常、これらの撮像時間の平均値が第1
のワークフローあるいは第2のワークフローにおける推定撮像時間として設定されるが、
これに限定されるものではなく、最大値や最小値を推定撮像時間としても構わない。
次に、ワークフローデータ生成部73は、第1のワークフローの設定に際し、入力部1
0から主制御部111を介して供給される当該MRI検査における複数の撮像法及びこれ
らの撮像法の撮像順序と、撮像時間推定部72から供給される前記撮像法の推定撮像時間
に基づいて第1のワークフローデータを所定フォーマットで生成する。同様にして、第2
のワークフローの設定に際し、撮像時間推定部72から供給される複数の撮像法及び前記
複数の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序と、この撮像順序
における前記撮像法の撮像時間に基づいて第2のワークフローデータを所定フォーマット
で生成する。
図3は、ワークフローデータ生成部73によって生成されたワークフローデータの具体
例を示したものであり、例えば、T2強調(T2W)画像データの収集を目的とした2次
元FSE(Fast Spin Echo)法、T1強調(T1W)画像データの収集を目的とした2次元
SE(Spin Echo)法及びMRA(Magnetic Resonance Angiography)画像データの収集を目
的とした3次元PS(Phase Shift)法の各撮像法を時系列的に実行する場合について述べ
る。
図3(a)は、初期設定時に操作者が入力部10にて選択あるいは設定した撮像法(2
次元FSE法、2次元SE法及び3次元PS法)と撮像順序(2次元FSE法→2次元S
E法→3次元PS法)に基づいてワークフロー設定部7のワークフローデータ生成部73
が生成した第1のワークフローデータであり、この第1のワークフローデータにおける2
次元FSE法の時間T11及びT12は、撮像時間推定部72が上述の撮像法及び撮像順
序とこの撮像法の各々における撮像条件に基づいて検査履歴保管部71の検査履歴データ
を検索した結果得られたMR信号収集時間及び画像再構成処理時間の推定値である。
更に、2次元SE法における時間T21及びT22、3次元PS法における時間T31
、T32及びT33は同様の方法によって得られたMR信号収集時間、画像再構成時間及
び画像処理時間の推定値である。尚、第1のワークフローデータの時間Tx1は、上述の
2次元FSE法、2次元SE法及び3次元PS法の撮像を時系列的に実行した場合に要す
る推定検査時間を示しており、2次元SE法におけるMR信号収集と画像再構成処理以外
は並列処理が不可能な場合には、第1のワークフローにおける推定検査時間Tx1はTx
1=T11+T21+T31+T32+T33となる。
一方、図3(b)は、ワークフロー設定部7のワークフローデータ生成部73によって
生成された第2のワークフローデータであり、この第2のワークフローデータでは、上述
の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序(3次元PS法→2次
元FSE法→2次元SE法)と各々の撮像法におけるMR信号収集時間、画像再構成処理
時間及び画像処理時間と上述の3次元PS法、2次元FSE法及び2次元SE法の撮像を
時系列的に実行した場合に要する推定検査時間Tx2が示されている。
即ち、第2のワークフローデータに示された3次元PS法における時間T31、T32
’(T32’>T32)及びT33は、撮像時間推定部72が上述の撮像法及び撮像順序
と前記撮像法の各々における撮像条件等に基づいて検査履歴保管部71の検査履歴データ
を検索した結果得られたMR信号収集時間、画像再構成処理時間及び画像処理時間T33
の推定値であり、更に、2次元FSE法における時間T11及びT12’(T12’>T
12)、2次元SE法における時間T21及びT22は夫々同様の方法によって得られた
MR信号収集時間及び画像再構成処理時間の推定値である。そして、2次元SE法におい
てMR信号収集と画像再構成処理が並行して行なわれる期間をδTとすれば第2のワーク
フローデータにおける検査時間Tx2はTx2=T31+T11+T21+T22−δT
となる。
従がって、第1のワークフローデータにおける検査時間Tx1と第2のワークフローデ
ータにおける検査時間Tx2との差ΔTは、ΔT=T32+T33−T22+δTとなり
、通常、T32>T22ゆえΔT>0となり、第2のワークフローによってMRI撮像の
検査時間を短縮することが可能となる。
尚、図3(b)に示した第2のワークフローデータでは、3次元PS法の画像再構成処
理と2次元FSE法の画像再構成処理は共通の高速演算処理部62を用いて行なわれるた
めT32’>T32,T12’>T12となるが、撮像順序(3次元PS法→2次元FS
E法→2次元SE法)を選択することにより、検査時間Tx2に対する上述の影響は排除
される。
再び図1に戻って、表示部9は、図示しない表示データ生成部とデータ変換部とモニタ
を備え、画像データ生成部6において生成された診断用画像データや位置決め用画像デー
タ、ワークフローデータ生成部73において生成された第1のワークフローデータ及び第
2のワークフローデータ、更には、撮像動作判定部8から供給される撮像動作判定結果等
の表示を行なう。即ち、前記表示データ生成部は、上述の画像データやワークフローデー
タ等に対し被検体情報や撮像条件等の情報を付加して表示用データを生成し、前記データ
変換部は、前記表示データを所定の表示フォーマットに変換した後D/A変換し、CRT
あるいは液晶パネルからなる前記モニタに表示する。
次に、撮像動作判定部8は、ワークフロー設定部7によって設定された上述の第1のワ
ークフローあるいは第2のワークフローに基づき複数の撮像法を時系列的に実行する際、
検査履歴保管部71に保管された検査履歴データにおける前記撮像法の撮像時間に対し所
定のマージンを加算して許容撮像時間を算出する。又、既に述べたように、同一の撮像条
件及び撮像順序の撮像法に対し複数の撮像時間データが検査履歴保管部71に保管されて
いる場合、例えば、これらの撮像時間データの最大値に前記マージンを加算して許容撮像
時間を算出する。
更に、撮像動作判定部8は、主制御部111から供給された撮像中の撮像法における撮
像経過時間と上述の許容撮像時間とを比較し、撮像経過時間が許容撮像時間を超えた場合
にはこの撮像動作が異常であると判定し、その判定結果を表示部9のモニタあるいは後述
の入力部10に設けられた表示パネル等に表示して操作者に報知する。
図4は、撮像動作判定部8における撮像動作の判定方法を模式的に示したものであり、
横軸には、図3(b)に示した第2のワークフローに対応する3次元PS法、2次元FS
E法及び2次元SE法の各撮像法が、又、縦軸には、撮像時間が夫々示されている。そし
て、各撮像法における矩形aの上端Ta及び下端Tbは、同一の撮像条件及び撮像順序に
おける当該撮像法に対し複数の撮像時間データが検査履歴保管部71に保管されている場
合の最長撮像時間及び最短撮像時間を示し、矩形bの上端Tcは、最長撮像時間に例えば
50%のマージンΔτを加算して設定された許容撮像時間を示している。一方、矩形a及
び矩形bに重畳して示された矩形cの上端Tdは、各撮像法に要した撮像時間あるいは撮
像中の撮像法における撮像経過時間を示している。
即ち、図4では、撮像順序(3次元PS法→2次元FSE法→2次元SE法)における
3次元PS法及び2次元FSE法の撮像は既に終了し、2次元SE法の撮像が実行されて
いる場合を示しており、このとき、3次元PS法及び2次元FSE法に示された矩形cの
上端Tdは、これらの撮像に要した撮像時間を、又、2次元SE法に示された矩形cの上
端Tdは、この撮像における撮像経過時間を示している。そして、撮像経過時間が矩形b
の上端Tcで示した許容撮像時間を超えた場合、撮像動作判定部8は、2次元SE法の撮
像において異常が発生したと判定する。
次に、図1の入力部10は、操作卓上に表示パネルやスイッチ、キーボード、マウス等
の入力デバイスを備えたインタラクティブなインターフェースであり、画像種やパルスシ
ーケンスに基づいた複数の撮像法を選択する撮像法選択部101と、前記複数の撮像法の
撮像順序を初期設定する撮像順序設定部102と、前記撮像法の各々における撮像条件を
設定する撮像条件設定部103と、ワークフロー設定部7が設定した第1のワークフロー
及び第2のワークフローのいずれかを選択するワークフロー選択部104を備え、更に、
被検体情報の入力、撮像モードの選択、各種コマンド信号の入力等が上述の表示パネルや
入力デバイスを用いて行なわれる。
制御部11は、主制御部111、シーケンス制御部112及び天板移動制御部113を
備えている。主制御部111は、図示しないCPUと記憶回路を備え、MRI装置500
を統括して制御する機能を有している。そして、主制御部111の記憶回路には、入力部
10にて入力された入力情報、設定情報及び選択情報等が保存される。一方、主制御部1
11のCPUは、入力部10から入力された上述の情報に基づくパルスシーケンス情報(
例えば傾斜磁場コイル21や送信コイル31に供給するパルス電流の大きさ、供給時間、
供給タイミングなどに関する情報)を生成しシーケンス制御部112に供給する。
更に、主制御部111は、図2に示すように撮像時間計測部115を備え、各種撮像法
における撮像時間や撮像経過時間を計測する。そして、撮像法の各々に要した撮像時間は
撮像法、撮像順序及び撮像条件等の情報と共にワークフロー設定部7の検査履歴保管部7
1に追加保存される。一方、撮像中の撮像法において得られる撮像経過時間は、撮像動作
判定部8に供給され撮像動作の正常/異常を判定するために使用される。
一方、シーケンス制御部112は、主制御部111から供給されたパルスシーケンス情
報に基づいてシーケンス制御信号を生成し、傾斜磁場発生部2の傾斜磁場電源22や送受
信部3の送信部32を制御する。又、天板移動制御部113は、入力部10から主制御部
111を介して供給される天板移動指示信号に基づき、天板4を移動するための駆動信号
を生成して天板移動機構部5へ供給する。
(ワークフローの設定手順)
次に、本実施例におけるワークフローの設定手順につき図5のフローチャートを用いて
説明する。
当該被検体のMRI検査に先立ち、MRI装置500の操作者は、入力部10において
被検体名や被検体ID等の被検体情報の入力、本撮像における時系列的な複数の撮像法の
選択及びこれらの撮像法を実行する際の撮像順序の設定等を行った後天板4を所望の位置
に移動するための指示信号を入力する。一方、制御部11の天板移動制御部113は、主
制御部111を介して入力部10から供給された天板移動指示信号に従って天板移動機構
部5に対し駆動信号を供給し、天板4に載置した被検体150の関心領域がMRI装置5
00のガントリに設けられた撮像野の略中央部に位置するように天板4を体軸方向に移動
する(図5のステップS1)。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、入力部10においてパイロット撮像モー
ドを選択した後、撮像開始コマンド信号を入力することにより当該被検体の関心領域に対
するパイロット撮像が開始され、例えば、被検体のコロナル断面(正面から見た縦断面)
、サジタル断面(側面から見た縦断面)及びアキシャル断面(横断面)の各々における画
像データの生成と表示が行なわれる。即ち、入力部10から撮像開始コマンド信号を受信
した制御部11の主制御部111は、シーケンス制御部112に対し予め設定された撮像
法及び撮像条件によるパイロット撮像を行なうための指示信号を供給し、シーケンス制御
部112は、これらの情報に基づいて制御信号を生成する。そして、この制御信号を傾斜
磁場発生部2及び送受信部3に供給することにより上述の各断面におけるパイロット撮像
が行なわれる。
次いで、操作者は、入力部10の入力デバイスを用いパイロット撮像によって収集され
た上述の画像データの中から、例えば、コロナル断面における画像データを位置決め用画
像データとして選択し表示部9のモニタに表示する(図5のステップS2)。次いで、操
作者は、表示部9に表示された位置決め用画像データを参照し、上述のステップS1にて
初期設定された撮像法の各々における撮像条件を設定する(図5のステップS3)。
一方、入力部10にて選択あるいは設定された上述の撮像法、撮像順序及び撮像条件等
の撮像情報をシステム制御部11の主制御部111を介して受信したワークフロー設定部
7の撮像時間推定部72は、検査履歴保管部71に保管されている多くの検査履歴データ
の中から上述の撮像情報に対応した検査履歴データを検索し、得られた検査履歴データに
基づき前記撮像法の各々における撮像時間を推定する。
次に、ワークフローデータ生成部73は、入力部10から主制御部111を介して供給
された当該MRI検査における複数の撮像法やこれらの撮像法を実行する際の撮像順序と
、撮像時間推定部72から供給された前記撮像法に対する推定撮像時間に基づき、例えば
、図3(a)に示すような第1のワークフローデータを生成する。そして、得られた第1
のワークフローデータは表示部9のモニタに表示される(図5のステップS4)。
次に、撮像時間推定部72は、検査履歴保管部71に保管されている多くの検査履歴デ
ータの中から、操作者が入力部10にて初期設定した複数の撮像法及びこれらの撮像法の
撮像条件に対応した検査履歴データを検索し、得られた検査履歴データに基づき前記複数
の撮像法を時系列的に実行する際の各々の撮像時間及び前記時系列的な実行に要する検査
時間を種々の撮像順序に対して推定する。そして、前記検査時間が最短となる撮像順序を
抽出する。
一方、ワークフローデータ生成部73は、撮像時間推定部72から供給された複数の撮
像法と、前記複数の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序と、
この撮像順序における各撮像法の推定撮像時間に基づき、例えば、図3(b)に示すよう
な第2のワークフローデータを生成して表示部9のモニタに表示する(図5のステップS
5)。
表示部9のモニタにて第1のワークフローデータ及び第2のワークフローデータを観察
した操作者は、初期設定された撮像順序に基づく第1のワークフローと上述の検査時間が
最短となる第2のワークフローの何れかを選択する(図5のステップS6)。
そして、この選択信号を入力部10より受信した主制御部111は、前記選択信号に従
ってMRI装置500の各ユニットを統括的に制御し第1のワークフローあるいは第2の
ワークフローに基づく本撮像を行なう(図6のステップS7及びS8)。
以上述べた本発明の実施例によれば、被検体に対し異なる複数の撮像法を順次適用して
MRI検査を行なう際、予め選択した前記複数の撮像法やこれらの撮像法を実行する際の
撮像順序、更には、前記撮像法の各々における撮像条件に基づいて過去の検査履歴データ
を検索することにより、前記撮像法の各々における撮像時間及びこれら複数の撮像法の時
系列的な実行に要する検査時間を正確に把握することが可能となる。
更に、予め選択した前記複数の撮像法やこれらの撮像法の各々における撮像条件に基づ
いて過去の検査履歴データを検索することにより、前記複数の撮像法の時系列的な実行に
要する検査時間が最短となる撮像順序を容易に設定することができるため、操作者の経験
等に依存することなく常に最適な撮像順序を設定することができる。従って、本実施例に
よれば、MRI検査の効率が向上するのみならず操作者の負担を大幅に軽減することが可
能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は、上述の実施例に限定されるも
のではなく変形して実施してもよい。例えば、上述の実施例では、操作者によって選択さ
れた撮像順序における各撮像法の撮像時間を確認するための第1のワークフローの設定と
、操作者によって選択された複数の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短とな
る撮像順序を設定するための第2のワークフローの設定を継続して行なう場合について述
べたが、第1のワークフローあるいは第2のワークフローの何れか一方のみを設定しても
よい。
又、上述の実施例では、撮像法としてT2強調画像データの収集を目的とした2次元F
SE法、T1強調画像データの収集を目的とした2次元SE法及びMRA画像データの収
集を目的とした3次元PS法について述べたが、これらに限定されるものではない。
更に、上述の実施例における第1のワークフローの設定では、複数の撮像法を時系列的
に実行する際の各々の撮像法の撮像時間を推定する場合について述べたが、操作者によっ
て選択された1つの撮像法における撮像時間を同様の方法によって推定することも可能で
ある。
一方、MRI検査の途中で、上述の実施例における入力部10は、撮像条件の変更や撮
像法の追加/削除を行ない、ワークフロー設定部7は、更新された複数の撮像法やこれら
の撮像法における撮像条件に基づいて検査履歴データを検索することにより前記撮像法の
時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序を再度設定してもよい。この場合
、更新された撮像順序や撮像法に基づいて生成された第2のワークフローデータが表示部
9において新たに表示される。
本発明の実施例におけるMRI装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例のMRI装置が備える入力部及びワークフロー設定部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例のワークフローデータ生成部によって生成されるワークフローデータの具体例を示す図。 同実施例の撮像動作判定部による撮像動作の判定方法を模式的に示す図。 同実施例におけるワークフローの設定手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…静磁場発生部
15…主磁石
16…静磁場電源
2…傾斜磁場発生部
21…傾斜磁場コイル
22…傾斜磁場電源
3…送受信部
31…送信コイル
32…送信部
33…受信コイル
34…受信部
4…天板
5…天板移動機構部
6…画像データ生成部
61…MR信号記憶部
62…高速演算処理部
63…画像データ記憶部
7…ワークフロー設定部
71…検査履歴保管部
72…撮像時間推定部
73…ワークフローデータ生成部
8…撮像動作判定部
9…表示部
10…入力部
101…撮像法選択部
102…撮像順序設定部
103…撮像条件設定部
104…ワークフロー選択部
11…制御部
111…主制御部
112…シーケンス制御部
113…天板移動制御部
115…撮像時間計測部
500…MRI装置

Claims (12)

  1. 被検体に対し異なる複数の撮像法を順次適用してMRI検査を実行するMRI装置にお
    いて、
    複数の撮像法を選択する撮像法選択手段と、
    前記複数の撮像法の撮像順序を設定する撮像順序設定手段と、
    前記撮像法に対する撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、
    前記撮像法、前記撮像順序及び前記撮像条件に基づいて、予め保管された過去の検査履歴
    データを検索することにより前記撮像順序における前記撮像法の撮像時間を推定し前記M
    RI検査における第1のワークフローを設定するワークフロー設定手段とを備えたことを
    特徴とするMRI装置。
  2. 前記ワークフロー設定手段は、過去のMRI検査における前記検査履歴データを予め保
    管する検査履歴保管手段と、前記撮像法、前記撮像順序及び前記撮像条件に基づいて前記
    検査履歴データを検索することにより前記撮像順序における前記撮像法の撮像時間を推定
    する撮像時間推定手段と、推定された前記撮像法の撮像時間に基づく前記第1のワークフ
    ローが示された第1のワークフローデータを生成するワークフローデータ生成手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のMRI装置。
  3. 前記ワークフロー設定手段は、前記撮像法及び前記撮像条件に基づいて前記検査履歴デ
    ータを検索することにより前記複数の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短と
    なる撮像順序を推定し前記MRI検査における第2のワークフローを設定することを特徴
    とする請求項1記載のMRI装置。
  4. 前記撮像時間推定手段は、前記撮像法及び前記撮像条件に基づいて前記検査履歴データ
    を検索することにより前記検査時間が最短となる撮像順序とこの撮像順序における撮像法
    の撮像時間を推定し、前記ワークフローデータ生成手段は、前記撮像順序と前記撮像法の
    撮像時間に基づく前記第2のワークフローが示された第2のワークフローデータを生成す
    ることを特徴とする請求項3記載のMRI装置。
  5. ワークフロー選択手段を備え、前記ワークフロー選択手段は、前記第1のワークフロー
    あるいは前記第2のワークフローのいずれか一方を当該MRI検査におけるワークフロー
    として選択することを特徴とする請求項3記載のMRI装置。
  6. ワークフロー表示手段を備え、前記ワークフロー選択手段は、前記ワークフロー表示手
    段によって表示された前記第1のワークフローデータ及び前記第2のワークフローデータ
    に基づいて前記第1のワークフローあるいは前記第2のワークフローのいずれか一方を当
    該MRI検査におけるワークフローとして選択することを特徴とする請求項5記載のMR
    I装置。
  7. 被検体に対し異なる複数の撮像法を順次適用してMRI検査を実行するMRI装置にお
    いて、
    複数の撮像法を選択する撮像法選択手段と、
    前記撮像法の撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、
    前記撮像法及び前記撮像条件に基づいて、予め保管された過去の検査履歴データを検索す
    ることにより前記複数の撮像法の時系列的な実行に要する検査時間が最短となる撮像順序
    を推定してワークフローを設定するワークフロー設定手段とを備えたことを特徴とするM
    RI装置。
  8. 前記ワークフロー設定手段は、過去のMRI検査における前記検査履歴データを予め保
    管する検査履歴保管手段と、前記撮像法及び前記撮像条件に基づいて前記検査履歴データ
    を検索することにより種々の撮像順序における前記撮像法の撮像時間を推定する撮像時間
    推定手段と、推定された前記撮像法の撮像時間に基づく前記ワークフローが示されたワー
    クフローデータを生成するワークフローデータ生成手段とを備えたことを特徴とする請求
    項7記載のMRI装置。
  9. 前記撮像時間推定手段は、前記撮像法及び前記撮像条件に基づいて前記検査履歴データ
    を検索することにより前記検査時間が最短となる撮像順序とこの撮像順序における撮像法
    の撮像時間を推定し、前記ワークフローデータ生成手段は、前記撮像順序と前記撮像法の
    撮像時間に基づいた前記ワークフローを示すワークフローデータを生成することを特徴と
    する請求項8記載のMRI装置。
  10. 前記検査履歴保管手段は、過去のMRI検査において時系列的に実行された異なる複数
    の撮像法の各々に要した撮像時間を前記撮像法の撮像順序及び撮像条件等の付帯情報と共
    に前記検査履歴データとして保管することを特徴とする請求項2又は請求項8に記載した
    MRI装置。
  11. 前記複数の撮像法の各々における撮像経過時間を計測する撮像時間計測手段と、撮像動
    作における異常の有無を判定する撮像動作判定手段と、その判定結果を報知する報知手段
    を備え、前記撮像動作判定手段は、前記撮像法における前記撮像経過時間が予め設定され
    た許容撮像時間を超えた場合には、撮像動作が異常であると判定することを特徴とする請
    求項3又は請求項7に記載したMRI装置。
  12. 前記撮像動作判定手段は、前記ワークフローにおける前記撮像法の撮像時間に基づいて
    前記許容撮像時間を設定することを特徴とする請求項11記載のMRI装置。
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