JP2008170347A - X線分析装置 - Google Patents

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泰士 平田
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佳洋 横田
Shintaro Komatani
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Abstract

【課題】資料中の含有量が多い元素から発せられる2次X線の影響で、含有量が少ない元素の分析精度が低下することがないX線分析装置を提供する。
【解決手段】2次X線の特定エネルギー成分をカットするフィルタ膜33を有する2次フィルタ30を、試料の載置部及び2次X線の検出手段の間に設ける。フィルタ膜33は長手方向にスライドするスライド体31に形成された開口32の一部を覆って設け、検出手段に2次X線を入射させる入射窓16aをフィルタ膜33が覆う位置と覆わない位置との間で、スライド体31を移動させる。スライド体31に第1シャフト34を突設し、支軸51を中心に回動する回動板50を当接させて押動することによりスライド体31を一方向に移動させ、ねじりコイルバネ40の付勢によりスライド体31を他方向へ移動させる。X線分析を行わない場合には、フィルタ膜33が入射窓16aを覆う位置にスライド体31を移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線の照射により生じる2次X線を検出することによって試料の分析を行うX線分析装置に関する。
従来、試料の組成(元素)を分析する装置として、試料にX線を照射して組成を分析するX線分析装置が利用されている。X線分析装置は、X線を試料に照射した際に生じる蛍光X線(2次X線)を検出器にて検出し、検出した2次X線のスペクトル分布などから、試料に含まれる元素の特定及びこの元素の濃度の算出等を行うことができる。例えば、銅に含まれる鉛又はカドミウム等の有害元素の濃度分析を行うことができる。
特許文献1においては、物体が被覆材で覆われた試料にX線を照射して、これにより生じる蛍光X線強度及び散乱X線強度を計測し、物体の蛍光X線強度及び試料の厚さの対応関係と、物体の散乱X線強度及び試料の厚さの対応関係とを基に、物体の蛍光X線強度の計測値に対応する試料の厚さを決定し、決定した試料の厚さに対応する物体の散乱X線強度を決定し、決定した物体の散乱X線強度及び計測した散乱X線強度に基づいて被覆材の散乱X線強度を算出し、算出した被覆材の散乱X線強度を用いて被覆材の蛍光X線強度の計測値を補正することにより、被覆材の定量分析を正確に行うことができるX線分析装置が提案されている。
特許文献2においては、軸線方向に延びる柱状部及びこの一端の外周に設けられた鍔部からなる高純度シリコン部材と、この高純度シリコン部材の両端面にそれぞれ形成した極性の異なる電極とを備え、鍔部の電極が形成されていない側の端面に、径方向に内向きの面方向成分を有する電解が発生しない無電界面を形成することにより、漏れ電流を抑制することができると共にコンパクト化を図ることができる放射線検出素子が提案されている。この放射線検出素子は、X線分析装置の検出器に利用することができる。
特開2005−195364号公報 特開2006−210441号公報
上述のようなX線分析装置では、検出器にて検出される2次X線の強度が強いほど分析の精度を高めることができる。しかし、複数の元素を含有する試料の分析を行う場合、例えば銅に含まれる鉛の濃度分析を行う場合においては、試料にX線を照射することによって銅と鉛との両方からそれぞれ2次X線が発生し、検出器にて検出される。このため、試料中の銅の含有量が鉛の含有量に比べて多い場合、銅からの多量の2次X線により鉛の分析精度及び分析感度等を十分に高めることができないという問題がある。
この問題に対して、X線の照射手段と試料との間に配設されたフィルタを有し、試料に照射されるX線から特定のエネルギー成分をカットすることによって、例えば銅から発生する2次X線の量を低減し、鉛の分析精度を高めることができるX線分析装置が実用化されている。しかしながら、試料に照射されるX線の特定エネルギー成分をフィルタによってカットする構成では十分な効果が得られず、分析精度の向上に限界があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、被照射体から発せられる2次X線の特定エネルギー成分をカットするフィルタを移動体に保持させ、被照射体が載置される載置部及び2次X線を検出する検出手段の間にフィルタを進退させるように移動体を移動させて、フィルタによる2次X線の特定エネルギー成分のカットを行うか否かを切り替える構成とすることにより、分析を阻害する2次X線の特定エネルギー成分が検出されることを確実に阻止できるとともに、フィルタによるカットを行うか否かを必要に応じて簡単に切り替えることができるX線分析装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、被照射体の分析を行わない場合には、載置部及び検出手段の間の位置にフィルタが進出する位置へ移動体を移動させる構成とすることにより、装置の未使用時に2次X線の検知手段をフィルタにより保護することができるX線分析装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、開口が形成された板状の移動体に開口の一部を覆うようにフィルタを保持させると共に、開口のフィルタに覆われた部分と覆われていない部分とを移動体の移動方向に並ぶように設ける構成とすることにより、移動体及びフィルタの構造が簡単であり、容易に小型化することができるX線分析装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、移動体には移動方向に交差する方向へ突起を突設し、この突起に回動体を当接させて移動体を押動すると共に、移動体を回動体による押動方向の反対側へ付勢する構成とすることにより、移動体を移動させる機構を簡単に実現することができるX線分析装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、被照射体からの2次X線の検出結果に応じて移動体の移動を行う構成とすることにより、フィルタによる2次X線の特定エネルギー成分のカットを自動的に行うことができるX線分析装置を提供することにある。
第1発明に係るX線分析装置は、被照射体が載置される載置部と、該載置部に載置された被照射体へX線を照射する照射手段と、前記被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を検出する検出手段とを備え、前記被照射体の分析を行うX線分析装置において、2次X線の特定エネルギー成分をカットする一又は複数のフィルタと、該フィルタを保持し、前記載置部及び前記検出手段の間に前記フィルタを進退させるように移動する移動体と、該移動体を駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、被照射体を載置する載置部及び2次X線を検出する検出手段の間に、2次X線の特定エネルギー成分をカットするフィルタを配する。これにより、分析を阻害する2次X線の特定エネルギー成分をより効果的にカットすることが可能となる。ただし、分析対象の被照射体によってはフィルタを用いずに分析を行う必要が生じる可能性があるため、フィルタを保持した移動体を載置部及び検出手段の間にフィルタが進退するように移動させることによって、フィルタを用いるか否かを切り替えることができる。また、移動体に複数のフィルタを保持させることも可能であり、この場合には分析対象の被写体の種類又は分析目的等に応じて、複数のフィルタを切り替えることができる。
また、第2発明に係るX線分析装置は、被照射体の分析を行わない場合に、前記載置部及び前記検出手段の間に前記フィルタが進出する位置へ、前記移動体が移動するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、被照射体の分析を行わない場合に、載置部及び検出手段の間にフィルタが進出する位置へ移動体を移動させる。X線分析装置の未使用時に2次X線の検出手段に塵埃などが付着すると、検出手段による検出の精度が低下する虞がある。フィルタが載置部及び検出手段の間にある場合には、検出手段をフィルタが覆う状態となるため、検出手段に塵埃などが付着し難くなる。よって、X線分析装置の未使用時に検出手段をフィルタで覆って塵埃が付着することを防止することにより、検出手段の精度低下を防止できる。
また、第3発明に係るX線分析装置は、前記移動体が、開口が形成された板状をなし、前記開口の一部を覆うように前記フィルタを保持しており、前記開口の前記フィルタに覆われた部分及び覆われない部分が、移動方向に並べて設けてあることを特徴とする。
本発明においては、移動体の形状を開口が形成された板状とする。2次X線の検出は、載置部及び検出手段の間の距離が短いほど精度よく行うことができるため、X線分析装置ではこの距離を可能な限り短くしてある。よって、載置部及び検出手段の間に配設する移動体を板状とすることにより、感度向上のため短距離化すべき載置部及び検出手段の間に効率よく配設し、S/N比の向上を図ることが可能となる。また、移動体の開口の一部を覆うようにフィルタを保持することによって、開口を通過する2次X線の特定エネルギー成分をフィルタでカットすることができる。このとき、開口のフィルタに覆われた部分と覆われていない部分とを移動体の移動方向に並べて設けることによって、移動体を移動させてフィルタを利用するか否かの切替を容易に行うことができる。
また、第4発明に係るX線分析装置は、移動方向に交差する方向へ前記移動体に突設された突起と、支軸を中心に回動し、回動に伴って前記突起に当接して前記移動体を押動する回動体と、該回動体による押動方向の反対側へ前記移動体を付勢する付勢手段とを備え、前記駆動手段は、前記回動体を回動させて前記移動体を移動させるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、移動体には移動方向に交差する方向へ突起を突設する。また、支軸を中心に回動して移動体の突起に当接する回動体を設け、回動に伴って回動体が移動体を押動する構成とする。これにより、モータなどの回転を移動体の移動に変換し、移動体を一の方向へ容易に移動させることができる。更に、回動体による押動方向の反対方向へ移動体をバネなどで付勢することにより、移動体を他の方向へ容易に移動させることができる。よって、移動体を移動させる機構を簡単に実現でき、容易に小型化することができる。
また、第5発明に係るX線分析装置は、前記駆動手段が、前記検出手段の検出結果に応じて、前記移動体を移動させるようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、被照射体からの2次X線の検出結果に応じて移動体を移動させる。検出した2次X線に特定エネルギー成分が極端に多く含まれている場合、他の成分の分析精度が低下する虞があるため、例えば検出した2次X線の特定エネルギー成分の強度が予め定められた閾値を超える場合などに、自動的に移動体を移動させることによって、フィルタによる特定エネルギー成分のカットを自動的に行わせることができる。
第1発明による場合は、被照射体を載置する載置部及び2次X線を検出する検出手段の間に、2次X線の特定エネルギー成分をカットするフィルタを設ける構成とすることにより、分析を阻害する2次X線の特定エネルギー成分を効果的にカットすることができるため、分析の精度を高めることができる。また、フィルタを移動体に保持させ、載置部及び検出手段の間にフィルタを進退させるように移動体を移動させる構成とすることにより、フィルタによる2次X線の特定エネルギー成分のカットを行うか否かを容易に切り替えることができるため、X線分析装置の利便性を向上できる。よって、ユーザが使用しやすく、分析精度の高いX線分析装置を提供することができる。
また、第2発明による場合は、被照射体の分析を行わない場合に、載置部及び検出手段の間にフィルタが進出する位置へ移動体を移動させる構成とすることにより、X線分析装置の未使用時に検出手段に塵埃などが付着することを防止できるため、検出手段の検出精度が低下することを防止でき、分析の精度を高めることができる。
また、第3発明による場合は、移動体の形状を開口が形成された板状とすることにより、載置部及び検出手段の短い距離の間に効率よく配設することができる。また、移動体の開口の一部を覆うようにフィルタを保持させると共に、開口のフィルタに覆われた部分と覆われていない部分とを移動体の移動方向に並べて設ける構成とすることにより、移動体を移動させてフィルタを利用するか否かの切替を行うことができるため、切り替えを行うために大掛かりな機構を必要としない。よって、X線分析装置を大型化することなくフィルタによる2次X線の特定エネルギー成分のカット及びフィルタの切り替えを行うことができる。
また、第4発明による場合は、移動体には移動方向に交差する方向へ突起を突設し、支軸を中心に回動して移動体の突起に当接する回動体を設け、回動に伴って回動体が移動体を一の方向へ押動すると共に、この反対方向へ移動体を付勢する手段を設ける構成とすることにより、モータなどの動力により移動体を移動させる機構を容易に実現することができるため、X線分析装置を大型化することなくフィルタの切り替えを行うことができる。
また、第5発明による場合は、被照射体からの2次X線の検出結果に応じて移動体を移動させる構成とすることにより、フィルタによる特定エネルギー成分のカットを自動的に行わせることができるため、X線分析装置の利便性を向上することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係るX線分析装置の構成を示す模式図である。図において1はX線分析装置の箱型をなす本体部であり、本体部1の下部にはX線を発生させるX線源2が設けられており、本体部1の上部には分析対象となる試料(被照射体)100を大気圧雰囲気で収容する試料収容箱3が設けてある。試料収容箱3は、試料100を載置する載置部10が設けられた底壁4と、底壁4の周囲に設けられた周壁5と、周壁5の上部に開閉自在に設けられた蓋6とを有する構成である。底壁4にはX線、蛍光X線(2次X線)及び可視光線等を透過させる合成樹脂などの隔膜8で閉じられたX線透過窓7が形成してあり、隔膜8及び底壁4のX線透過窓7近傍を載置部10として、載置部10に試料100を載置することができるようにしてある。
また、X線分析装置の本体部1内には、X線源2から発生したX線をX線透過窓7の隔膜8を透過して試料100へ導くX線導管11が立設してある。本体部1内の上部には、X線透過窓7の周囲から下方へ凸状に湾曲し、略中央にX線導管11が挿通された湾曲板12が設けてあり、湾曲板12とX線透過窓7及び隔膜8との間の空間を密閉されたX線照射空間13としてある。X線照射空間13内は真空に保つことが好ましく、これにより2次X線の減衰などを防止することができる。
X線導管11は載置部10に載置された試料100に近接するように配置され、ガラスなどにより形成されたモノキャピラリで構成してあり、X線源2が発生したX線をその内周面で全反射して収束し、例えば10μm程度の細いビーム径に絞りつつ導き、細いビーム径のX線をX線透過窓7の隔膜8を透過して載置部10に載置された試料100へ向けて照射するようにしてある。なお、本実施の形態においては、X線照射手段としてX線導管11を用いてX線を所定の径に絞って照射する構成としているが、前記X線導管に代えてポリキャピラリ又はコリメータなどの他のX線ガイド部材を用いて所定の径に絞ることもできる。
また、X線照射空間13内には、X線導管11から試料100にX線(1次X線)を照射することにより発生した2次X線を検出する半導体検出器などの検出手段15と、検出手段15に対向して配設されて、検出手段15に入射する2次X線の特定エネルギー成分をカットする2次フィルタ30と、X線透過窓7及び隔膜8の近傍を可視光線で照射する照明器(図示は省略する)と、X線導管11の周囲に配設されて、試料100からの光をX線導管11の軸心と略直交する方向へ反射させる反射体17と、この反射体17により反射した光を集光する集光レンズ18とが収容してある。
検出手段15は、例えば高純度シリコン結晶を用いた高純度シリコン検出素子又はリチウムドラフト型のシリコン半導体検出素子等によるものであり、湾曲板12を挿通してX線照射空間13に挿入され、載置部10に載置された試料100に対向する状態で近接させて設けられている。検出手段15は、円筒形のハウジング16の一端部(X線照射空間13側)に収容された状態で、X線導管11に対して一側方に配設してある。X線源2から発生したX線を試料100に近接して対向させたX線導管11の上端から載置部10に載置された試料100へ向けて照射することにより2次X線が発生し、この2次X線がX線照射空間13内で検出手段15により検出される。なお、本実施の形態においては、1次X線を載置部10に載置された試料100に対して略垂直に照射し、この照射軸と略45°の確度で検出手段15を配設しているが、1次X線の照射角度及び2次X線の検出角度はこれらの角度に限定されるものではない。
集光レンズ18は、湾曲板12を挿通してX線照射空間13に挿入される態様で設けられた円筒形のハウジング19の一端部(X線照射空間13側)に収容された状態で、X線導管11に対して検出手段15と反対側に配設してある。ハウジング19の他端部には、載置部10に載置された試料100を撮像するCCDカメラ20が設けてある。集光レンズ18は、その光軸が後述の反射体17の反射面に対して略45°となるように配設してあり、反射体17にて反射された光を集光レンズ18が集光し、集光レンズ18により集光された光がCCDカメラ20の受光部に入光し、CCDカメラ20にて撮像されるようにしてある。
反射体17は、略中央に長孔形に切りかかれた挿通部を有する鏡からなり、中央の挿通部にX線導管11が挿通され、X線導管11の軸周りで試料100の像を反射することができるように反射面を上向きにして、集光レンズ18のハウジング19に支持されている。即ち、X線導管11の周囲に、X線導管11の軸心に対して略45°となる角度で配設してあり、試料100からの光(可視光線)をX線導管11の軸心に対して略45°となる角度で反射させるように配設してある。反射体17にて反射された試料100の像をCCDカメラ20にて撮像することによって、X線導管11によるX線の照射位置を照射方向と同軸でCCDカメラ20が撮像することができる。なお、本実施の形態においては、X線の照射位置をX線導管11の照射方向と同軸で撮像する構成を示すが、この構成に限るものではない。また、X線の照射位置を同軸で撮像する場合であっても、反射体17での反射角度を45°以外の角度としてもよい。
検出手段15が検出した検出値は、この検出値に基づいて2次X線の強度などを計測する計測部25に与えられ、計測部25にて計測された2次X線の強度などの計測データは、コンピュータ26へ与えられるようにしてある。また、CCDカメラ20が撮像した画像データはコンピュータ26へ与えられるようにしてある。分析者は、コンピュータ26を用いることによって、X線分析装置を操作することができると共に、X線分析装置による試料100の分析結果をコンピュータ26にて確認することができるようにしてある。
また、本発明に係るX線分析装置は、分析精度の向上を目的として、X線照射空間13内に収容された2次フィルタ30を備えている。2次フィルタ30は、X線導管11からのX線の照射によって試料100から発せられる2次X線の特定エネルギー成分をカットし、検出手段15が2次X線の特定エネルギー成分を検出することを抑制するものである。よって、2次フィルタ30は、試料100が載置される載置部10と検出手段15との間の狭小空間に、検出手段15に対向するように配設してある。また、分析者がコンピュータ26を操作することによって、2次フィルタ30による2次X線の特定エネルギー成分のカットを行うか否かを選択的に切り替えることができるようにしてある。以下、2次フィルタ30の構成について説明する。
図2及び図3は、本発明に係るX線分析装置の2次フィルタ30の構成を示す斜視図であり、2次フィルタ30と共にX線導管11などを図示してあり、試料収容箱3、湾曲板12、反射体17及び集光レンズ18等については図示を省略してある。また、(a)に全体図を示し、(b)に一部拡大図を示してある。図4は、2次フィルタ30の動作を説明するための模式図である。また、図5及び図6は、本発明に係るX線分析装置の要部構成を示す断面図であり、図5には全体図を示し、図6には図5の破線で囲まれた部分を拡大して図示してある。
2次フィルタ30は、長い板状をなすスライド板31を有しており、スライド板31の略中央には、スライド板31の長手方向に長い略長方形の開口32が形成してある。詳細は後述するが、スライド板31は、X線照射空間13内にて長手方向にスライド可能となるように、検出手段15が収容されるハウジング16の端部に固定された窓部材16bに保持されている。スライド板31は、開口32を通過する2次X線の特定エネルギー成分、例えば銅元素から発せられる2次X線を吸収又は反射することでカットし、その他の成分を透過させる性質を有する金属膜などのフィルタ膜33(図2(a)及び図3(a)では図示を省略してある)を保持している。スライド板31の開口32には、長手方向の略中央から一側にかけてフィルタ膜33に覆われた部分と、略中央から他側にかけてフィルタ膜に覆われていない部分とが設けてある。これにより、開口32のフィルタ膜33に覆われた部分を通過する2次X線については特定エネルギー成分をカットし、フィルタ膜33に覆われていない部分を通過する2次X線についてはカットしないようにしてある。
検出手段15が収容されたハウジング16の端面に固定された窓部材16bの中央には、ハウジング16内に2次X線を入射させるための略円形の入射窓16aが形成してあり、検出手段15が入射窓16aから入射した2次X線を検出するようにしてある。2次フィルタ30は、入射窓16aの正面に、ハウジング16の端面及び窓部材16bに略平行に近接して設けられており、スライド板31の開口32を通して入射窓16aに2次X線が入射するようにしてある。また、略円形をなす入射窓16aの大きさは、略長方形をなす開口32の大きさの半分程度にしてあり、図2に示すようにフィルタ膜33が載置部10及び検出手段15の間に進出する位置、即ちフィルタ膜33が試料100から入射窓16aに入射する2次X線の入射経路上に進出する位置へスライド板31を移動させることによって、入射窓16aから検出手段15へ入射する2次X線の特定エネルギー成分をカットすることができる。逆に、図3に示すように、フィルタ膜33が試料100から入射窓16aに入射する2次X線の入射経路上に進出しない位置へスライド板31を移動させることによって、特定エネルギー成分をカットされることなくフィルタ膜33に覆われていない開口32の略半分の部分を通過した2次X線を入射窓16aから検出手段15へ入射させることができるようにしてある。
また、スライド板31の一の面には、長手方向の一端側に、丸棒状の第1シャフト34が一の面に対して略45°の角度で突設してある。また、スライド板31の他の面には、長手方向の両端側に、丸棒状の第2シャフト35が他の面に対して略垂直にそれぞれ突設してある。
スライド板31は、窓部材16bに支持固定された2つの保持部45が2つの第2シャフト35をそれぞれ保持することによって、スライド可能に保持されている(図2、図3においては図示を省略してある)。各保持部45には、スライド板31のスライド方向に長い形状をなすスライド溝45aがそれぞれ形成してあり、スライド溝45aにて第2シャフト35をそれぞれ保持するようにしてある。スライド板31は、第2シャフト35がスライド溝45aによって案内されて再現性よくスライドして移動でき、図4(a)に示す一端側から図4(b)に示す他端側までの範囲で移動できるようにしてある。例えば、図4(a)に示す位置をフィルタ膜33により2次X線の特定エネルギー成分をカットする位置とし、図4(b)に示す位置をカットしない位置とすることによって、上述のように2次フィルタ30の切り換えを実現できる。
2次フィルタ30をスライド可能に保持する湾曲板12には、略円柱形のバネ固定部12aが2次フィルタ30のスライド板31に対して略垂直に突設してあり、バネ固定部12aにはねじりコイルバネ40が巻装してある。ねじりコイルバネ40は、金属線をコイル状に巻回したものであり、金属線の両端部がそれぞれ接線方向に延出してあり、この両端部に加えられた金属線の巻回方向又はその反対方向への力に対する復元力を発生させることができる。ねじりコイルバネ40の一端部は固定され、他端部は2次フィルタ30のスライド板31に突設された2つの第2シャフト35のうちの1つに当接するようにしてあり、後述する初期状態で2次フィルタ30を図2に示す位置に移動させるように付勢してある。
また、本実施の形態に係るX線分析装置は、長い板状をなして一端に支軸51に連結された回動板50を備えている。回動板50は支軸51を中心に回動するようにしてあると共に、他端が2次フィルタ30の第1シャフト34の周面に当接可能なようにX線照射空間13内に配設してある。支軸51は図示しないDCモータなどの回転動力源に接続してあり、PC26が回転動力源の回転方向及び回転量を制御することによって、回動板50の回動を制御するようにしてある。回動板50を回動させることにより、2次フィルタ30の第1シャフト34に当接した他端がスライド板31を押動することができ、図3に示す位置にスライド板31をスライドさせることができるようにしてある。また、回動板50の他端には円板状の回転体52が回転可能に設けてあり、回転体52の周面が2次フィルタ30の第1シャフト34の周面に当接して押動するようにしてある。これにより、2次フィルタ30に対する回動板50の当接及び押動を円滑に行うことができる。
本実施の形態に係るX線分析装置では、図2に示すように2次フィルタ30のフィルタ膜33が載置部10及び検出手段15の間に進出した位置、即ちフィルタ膜33がハウジング16の入射窓16aを覆う位置を初期状態としてあり、X線分析装置の電源オフ時又は一定時間X線を照射していない場合等のX線分析を行っていない場合にはこの初期状態となるように、回動板50を所定位置に回動させるようにしてある。また、試料100からの2次X線の特定エネルギー成分をカットしてX線分析を行う場合にも、図2に示す位置に2次フィルタ30を移動させるように、回動板50を所定位置に回動させるようにしてある。
これに対して、2次X線の特定エネルギー成分のカットを行わずにX線分析を行う場合には、回動板50を第1シャフト34の方向へ回動させて回動板50の回転体52を第1シャフト34に当接させ、第1シャフト34を押動することによりスライド板31をスライドさせる。これにより、図3に示す位置へ2次フィルタ30を移動させることができ、この状態ではスライド板31はねじりコイルバネ40により反対方向へ付勢されるため、回動板50の回動を停止してねじりコイルバネ40の付勢に抗して2次フィルタ30の反対方向へのスライドを停止させる必要がある。
また、2次フィルタ30を、図3に示す位置から図2に示す位置へ、即ちフィルタ膜33によるカットを行わない位置から行う位置へ移動させる場合には、回動板50を第1シャフト34から離れる方向へ回動させる。これにより、2次フィルタ30のスライド板31が、ねじりコイルバネ40の付勢により所定の位置へ移動する。
以上の構成のX線分析装置においては、載置部10に載置された試料100にて生じた2次X線の特定エネルギー成分を2次フィルタ30によりカットして検出手段15が検出する構成とすることにより、試料100中の含有量の多い元素から生じた2次X線をカットすることができ、含有量の少ない元素の分析をS/N比を向上させて精度よく行うことができる。また、載置部10及び検出手段15の間にフィルタ膜33を進退させるようにスライド板31をスライドさせて移動させることにより、検出手段15、X線導管11及び試料100が接近した狭小空間であっても、分析の目的又は試料100の種類等に応じて、2次フィルタ30を使用するか否かを容易に切り替えることができる。
また、2次フィルタ30のスライド板31にスライド方向に長い開口32を形成し、開口32のスライド方向のいずれか一方の略半分をフィルタ膜33が覆う構成とすることにより、スライド板31のスライド量を最小限に抑えて、フィルタ膜33による2次X線の特定エネルギー成分のカットを行うか否かの切り替えを行うことができる。また、スライド板31に突設された第1シャフト34に回動板50を当接させて押動することによりスライド板31を一方向へスライドさせ、スライド板31に突設された第2シャフト35に当接するねじりコイルバネ40の付勢によりスライド板31を他方向へスライドさせる構成とすることにより、2次フィルタ30の切り替え機能を全て真空室側に配設した簡単且つ小型な構成で実現でき、狭小スペース内であってもDCモータなどの回転動力源により簡単に且つ正確にスライド板31をスライドさせることができる。
また、図2に示すように、2次フィルタ30のフィルタ膜33が載置部10及び検出手段15の間に進出した位置、即ちフィルタ膜33が検出手段15へ2次X線を入射させるための入射窓16aを覆う位置を初期状態とし、X線分析を行わない場合にはこの初期状態となるようにスライド板31を移動させる構成とすることにより、塵埃などの侵入から検出手段15を保護することができ、検出精度の悪化を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、スライド板31をねじりコイルバネ40により付勢する構成としたが、これに限るものではなく、圧縮コイルバネ若しくは引張りコイルバネ等の他のバネ、又はゴムなどの弾性部材等を用いて付勢を行う構成としてもよい。また、回動板50をDCモータなどで回動させて第1シャフト34を押動することによりスライド板31のをスライドさせる構成としたが、これに限るものではなく、他の機構、例えばアクチュエータなどを用いてスライド板31をスライドさせる構成としてもよい。また、スライド板31の一方向への移動を回動板50により行い、他方向への移動をねじりコイルバネ40により行う構成としたが、これに限るものではなく、例えば両方向への移動を回動板50により行う構成としてもよい。
また、スライド板31が一種類のフィルタ膜33を保持する構成としたが、これに限るものではなく、複数種類のフィルタ膜をスライド板31が保持する構成としてもよい。この場合、複数種類のフィルタ膜をスライド板31のスライド方向に並べて設けることにより、容易に切り替えを行うことができる。また、本実施の形態に係るX線分析装置は、X線源2及びX線導管11等のX線照射系が試料100を載置する載置部10の下側に配される構成であるが、これに限るものではなく、X線照射系を載置部10の上側に配して試料100へ上側からX線を照射する構成のX線分析装置についても本発明を適用することができる。
(変形例)
変形例に係るX線分析装置は、上述の構成に加えて、2次フィルタ30による2次X線の特定エネルギー成分のカットを行う必要があるか否かを自動的に判定し、判定結果に応じて自動的に回動板50を回動させてスライド板31をスライドさせ、2次フィルタ30の切り替えを自動的に行う機能を備えている。図7は、X線分析装置による分析結果の一例を示すグラフであり、検出手段が検出した2次X線のエネルギーを横軸とし、強度を縦軸として示してある。例えば、2次フィルタ30のフィルタ膜33が銅からの2次X線をカットするフィルタであり、図7の範囲A中に銅からの2次X線が検出される場合、予め閾値Thを定めておき、範囲Aでの2次X線の強度が閾値Thを越えたときに、2次フィルタ30による2次X線の銅の成分のカットを行うようにスライド板31を図2に示す位置へ移動させるように回動板50の回動を制御する。
このような分析結果の判定及びスライド板31の移動制御等は、コンピュータ26が専用のプログラムを実行することによって実現している。図8は、変形例に係るX線分析装置のコンピュータ26が行う2次フィルタ30の切替処理の手順を示すフローチャートである。コンピュータ26では、まず、回動板50に連結された支軸51を回転させるDCモータの回転方向及び回転量を制御することにより、可動板50を2次フィルタ30の第1シャフト34に当接して押動する方向へ回動させ、図3に示すようにフィルタ膜33が入射窓16aを覆わず、2次フィルタ30が試料100からの2次X線の特定エネルギー成分をカットしない位置へスライド板31を移動させる。これにより、2次フィルタ30による2次X線の特定エネルギー成分をカットする機能をオフとする(ステップS1)。
次いで、2次X線の特定エネルギー成分をカットしない状態でのX線分析の結果を取得し(ステップS2)、図7に示すようにフィルタ膜33の種類に応じて予め定められる所定の範囲A中の強度(最大強度)を取得し(ステップS3)、取得した強度が予め定められた閾値Thより大きいか否かを調べる(ステップS4)。取得した強度が閾値Thより大きい場合には(S4:YES)、回動板50をステップS1の場合と反対の方向へ回動させ、スライド板31をねじりコイルバネ40の付勢によって、図3に示すようにフィルタ膜33が入射窓16aを覆い、2次フィルタ30が試料100からの2次X線の特定エネルギー成分をカットする位置へ移動させる。これにより2次フィルタ30による2次X線の特定エネルギー成分をカットする機能をオンとし(ステップS5)、処理を終了する。また、ステップS3にて取得した強度が閾値Th以下の場合(S4:NO)、2次フィルタ30のスライド板31の移動は行わずに処理を終了する。
以上のように、X線分析の結果に応じて2次フィルタ30のスライド板31を自動的に移動させることによって、X線分析装置の利便性をより高めることができる。なお、図7に示したグラフと、判定の基準とした範囲A及び閾値Thとは一例であってこれに限るものではなく、その他の判定基準を用いてもよく、2次フィルタ30のフィルタ膜33の特性に適した判定基準を用いることが望ましい。また、X線分析装置が複数種類のフィルタ膜を備える場合には、判定基準を複数用意していずれか1つのフィルタ膜を選択する構成とすることもできる。
本発明に係るX線分析装置の構成を示す模式図である。 本発明に係るX線分析装置の2次フィルタの構成を示す斜視図である。 本発明に係るX線分析装置の2次フィルタの構成を示す斜視図である。 2次フィルタの動作を説明するための模式図である。 本発明に係るX線分析装置の要部構成を示す断面図である。 本発明に係るX線分析装置の要部構成を示す断面図である。 X線分析装置による分析結果の一例を示すグラフである。 変形例に係るX線分析装置のコンピュータが行う2次フィルタの切替処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 本体部
2 X線源
10 載置部
11 X線導管(照射手段)
15 検出手段
16 ハウジング
16a 入射窓
26 コンピュータ
30 2次フィルタ
31 スライド板(スライド体)
32 開口
33 フィルタ膜(フィルタ)
34 第1シャフト(突起)
35 第2シャフト
40 ねじりコイルバネ(付勢手段)
50 回動板(回動体)
51 支軸
100 試料(被照射体)

Claims (5)

  1. 被照射体が載置される載置部と、該載置部に載置された被照射体へX線を照射する照射手段と、前記被照射体にX線が照射されたことにより生じる2次X線を検出する検出手段とを備え、前記被照射体の分析を行うX線分析装置において、
    2次X線の特定エネルギー成分をカットする一又は複数のフィルタと、
    該フィルタを保持し、前記載置部及び前記検出手段の間に前記フィルタを進退させるように移動する移動体と、
    該移動体を駆動する駆動手段と
    を備えることを特徴とするX線分析装置。
  2. 被照射体の分析を行わない場合に、前記載置部及び前記検出手段の間に前記フィルタが進出する位置へ、前記移動体が移動するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載のX線分析装置。
  3. 前記移動体は、
    開口が形成された板状をなし、
    前記開口の一部を覆うように前記フィルタを保持しており、
    前記開口の前記フィルタに覆われた部分及び覆われない部分が、移動方向に並べて設けてあること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線分析装置。
  4. 移動方向に交差する方向へ前記移動体に突設された突起と、
    支軸を中心に回動し、回動に伴って前記突起に当接して前記移動体を押動する回動体と、
    該回動体による押動方向の反対側へ前記移動体を付勢する付勢手段と
    を備え、
    前記駆動手段は、前記回動体を回動させて前記移動体を移動させるようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のX線分析装置。
  5. 前記駆動手段は、前記検出手段の検出結果に応じて、前記移動体を移動させるようにしてあること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のX線分析装置。
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