JP2008170188A - クリープ試験方法、試験体の製造方法、及び固定具 - Google Patents

クリープ試験方法、試験体の製造方法、及び固定具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008170188A
JP2008170188A JP2007001670A JP2007001670A JP2008170188A JP 2008170188 A JP2008170188 A JP 2008170188A JP 2007001670 A JP2007001670 A JP 2007001670A JP 2007001670 A JP2007001670 A JP 2007001670A JP 2008170188 A JP2008170188 A JP 2008170188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
creep
specimen
fixing
inorganic oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007001670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5554886B2 (ja
Inventor
Hidetaka Nishida
秀高 西田
Takaya Nagahisa
堅也 永久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2007001670A priority Critical patent/JP5554886B2/ja
Publication of JP2008170188A publication Critical patent/JP2008170188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5554886B2 publication Critical patent/JP5554886B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

【課題】雰囲気制御装置を必要とせず、大気中で酸化や窒化の影響を受けないクリープ試験方法、及び、その試験方法を適用する試験体の製造方法、及び、クリープ試験機で前記試験方法を行うために前記試験体を固定する固定具等を提供すること。
【解決手段】予め試験体の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を形成し、前記試験体のクリープの変位量を測定するための鍔を設けた、前記試験体の固定具に固定する。前記試験体を固定した固定具をクリープ試験機に設置し、前記鍔を介して前記試験体の変位量を大気中で測定する。このようにクリープ試験を行うことにより、試験体が大気中で酸化や窒化の影響を受けることがなくなる。また、雰囲気制御装置が不要となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、クリープ試験方法、及び、その試験方法を適用する試験体の製造方法、及び、クリープ試験機で前記試験方法を行うために前記試験体を固定する固定具に関する。
現在、発電プラントなどの経年高温機器の余寿命診断法としては、レプリカ法や超音波法など非破壊診断法が主流であるが、運転に影響のない程度の小さい試料を実機から採取し、クリープ試験する準破壊診断法も用いられており、後者は直接余寿命を求めることができることから診断精度が高いとされている。準破壊診断法としては、例えば、直径数mm程度の試験体を単軸クリープ試験するミニチュアクリープ試験が知られている。
このようなクリープ試験では、短時間にデータを得るために、実機の運転温度よりも高い温度で試験が行われるため、高温酸化による試験体の減肉(有効断面積の減少)が激しく、減肉のない場合と比較してより短時間に破断が生じてしまう場合がある。そのため、試験体に作用する真応力が増加し、試験体のクリープ応力を正確に評価できない問題があった。
また、試験体における有効断面積の減少に与える影響は、ミニチュアクリープ試験を適用する試験体のサイズが小さくなるに従って大きくなる。
このようなクリープ試験における酸化の影響を排除するために、従来、不活性ガス等の雰囲気中でクリープ試験を行っている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、不活性ガス等の雰囲気でのクリープ試験は、大気中でのクリープ試験に比べ、クリープ試験機に雰囲気制御装置を追加することにより設備が複雑化したり、設備コストが増大したり、不活性ガス等の使用により試験費用が増大したりするという問題がある。
特開平11−148891号公報
本発明は、上述の雰囲気制御装置を必要とせず、大気中で酸化や窒化の影響を受けないクリープ試験方法、及び、その試験方法を適用する試験体の製造方法、及び、クリープ試験機で前記試験方法を行うために前記試験体を固定する固定具等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るクリープ試験方法は、大気中でクリープ試験を行う方法であって、予め試験体の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を形成する工程を含む。
前記無機酸化物ガラスは、例えば、シリカまたはボロンを含むものであってもよい。前記クリープ試験は、前記無機酸化物ガラスの徐冷点以上流動温度未満で行うことが好ましく、前記無機酸化物ガラスの軟化点で行うことが特に好ましい。
上述のクリープ試験方法は、前記試験体を固定する固定具に備えた、前記試験体の変位量を測定するための鍔を介して、前記試験体の変位量を測定することを特徴とする。
また、上述のクリープ試験方法は、本体部分と当該本体部分の両端に前記固定具にそれぞれ固定するための固定部分を備える前記試験体において、前記本体部分と前記固定部分との境界部分にボロンを含む被膜を形成する工程を含んでもよい。
本発明に係る試験体の製造方法は、クリープ試験機によりクリープ試験を行う試験体を製造する方法であって、本体部分と当該本体部分の両端に前記固定具にそれぞれ固定するための固定部分を備える前記試験体において、前記本体部分の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を形成する工程を含む。
前記無機酸化物ガラスは、例えば、シリカまたはボロンを含むものであってもよい。上述の試験体の製造方法は、前記本体部分と前記固定部分との境界部分にボロンを含む被膜を形成する工程をさらに含んでいてもよい。
本発明に係る固定具は、クリープ試験機でクリープ試験を行う試験体を固定する固定具であって、前記試験体の変位量を測定するための鍔を備える。
なお、本明細書において「無機酸化物ガラスの徐冷点」とは、無機酸化物ガラスの内部歪を15分で除去できる温度を意味する。また、「無機酸化物ガラスの流動温度」とは、無機酸化物ガラスが流動する温度(ガラス成型操作の目安とされる温度)を意味する。
本発明によれば、雰囲気制御装置を必要とせず、大気中で酸化や窒化の影響を受けないクリープ試験方法、及び、その試験方法を適用する試験体の製造方法、及び、クリープ試験機で前記試験方法を行うために前記試験体を固定する固定具等を提供することができる。
以下、好ましい実施の形態につき、添付図面を用いて詳細に説明する。
==本発明に係る試験体及びその固定具==
図1は、本発明の一実施形態として説明する、試験体10を設置したクリープ試験機100の概略構成の一部を示す図である。なお、図1中の斜線部分はクリープ試験機100を示す。
図1に示すように、クリープ試験機100によりクリープ試験する試験体10は、固定具20,30で固定された後、固定具20,30を介してクリープ試験機100の冶具(試験体10をクリープ試験機100に連結するための器具)110,120で固定される。その後、大気中でクリープ試験を開始することにより、試験体10のクリープの変位量が変位量測定器130によって測定される。
図2に、本発明の一実施形態として説明する固定具20の概略構成を示す。なお、固定具30は、固定具20と同じ構造をしている。図2に示すように、本発明に係る固定具20は、鍔部21、固定部22,23などを備える。
鍔部21は、クリープ試験機100においてクリープの変位量を測定する変位量測定器130に変位を伝達するための冶具140を取り付けるためのものである。なお、固定具30に設けられた鍔部は、クリープ試験機100においてクリープの変位量を測定する変位量測定器130に変位を伝達するための冶具141を取り付けるためのものである。本実施の形態においては、冶具140,141は円形開口を有する板材が2分割にされて構成され、円形開口の円周面には鍔部21あるいは固定具30に設けられた鍔部に対応する断面形状の溝が形成されている。そして、この溝に鍔部21あるいは固定具30に設けられた鍔部が嵌合するように2分割された冶具140,141を固定具20,30の両側から設置してボルト等で締め付けることにより固定する。冶具140,141には変位伝達部材150,151が接続され、この変位伝達部材150,151により試験体10の変形による変位が変位量測定器130に伝達される。本実施形態では、上記のように固定具20,30に鍔部を設けることにより、鍔を試験体10に設けることによって生じる、鍔部への応力集中による破断、試験体10のゲージ平行部での破断の妨害を防ぐことができ、クリープ試験、特にミニチュアクリープ試験において、試験体10のクリープ応力を正確に評価することが可能となる。
固定部22は、固定具20を冶具110に固定するためのものである。固定部22は、例えば、固定具20を冶具110に設けられた雌螺子部または雄螺子部に勘合して固定できるように雄螺子または雌螺子などが設けられている。
固定部23は、固定具20に試験体10を固定するためのものである。固定部23は、例えば、試験体10に設けられた雄螺子部に勘合して固定できるように雌螺子などが設けられている。
なお、本実施の形態においては、固定具20と固定具30を同じ構造で構成しているが、冶具140,141の大きさに応じて鍔の大きさを変化することとしてもよい。また、固定具20,30は、使い捨て型とすることが好ましい。このように使い捨て型とすることにより、試験体10のクリープ応力を正確に評価することができるようになる。なお、固定具20,30を使い捨て型とする場合には、固定具20,30の材質として、例えば、SUS系やCr系等の低級材料を用いることが好ましい。
図3に、本発明の一実施形態として説明する、試験体10を固定した固定具20の全体構成を示す。
試験体10は、本体部(ゲージ平行部)11、両端に設けられた固定部12、本体部11と固定部12との境界部13などを備える。固定部12は、固定具20,30に設けられた固定部23に固定するためのものである。固定部12は、例えば、固定具20,30に設けられた雌螺子部に勘合して固定できるように雄螺子などが設けられている。
本体部11の表面には無機酸化物ガラスを含む被膜が形成されている。このように試験体10の本体部11の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を設けることにより、大気中でクリープ試験を行っても試験体10の本体部11が酸化や窒化の影響を受けることを防ぐことができるようになる。従って、試験体10のクリープ応力を正確に評価したり、寿命を正確に評価したりすることが可能となる。また、雰囲気制御装置が不要となるので、設備を簡略化したり、クリープ試験を安価に行ったりすることが可能となる。
境界部13はテーパー状に形成されており、その表面には、試験体10に雄螺子などの固定部12を設ける際に、境界部13に応力が集中して破壊の起点となるのを防ぐために、ボロンを含む被膜が形成されている。これにより、クリープ試験、特にミニチュアクリープ試験において、試験体10のクリープ応力を正確に評価することが可能となる。なお、ボロンを含む被膜としては、例えば、ボロンやボロン化合物を含む既存の被膜材からなるものであってもよいし、前記被膜材を含むものであってもよい。なお、前記被膜材としては、例えば、特開2004−91832号公報に記載の溶接熱影響部のクリープ特性を強化した高温用部材などを用いることが好ましい。
==本発明に係る試験体10の製造方法==
次に、上述のクリープ試験に用いる試験体10の製造方法について説明する。試験体10は、本体部11、固定部12、及び境界部13を有する既定の大きさの試験体10を実機から採取した後、本体部11の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を形成し、さらに境界部13の表面にボロンを含む被膜を形成することにより製造することができる。
前記無機酸化物ガラスとしては、例えば、非晶質SiO2、B2O3-SiO2系、PbO-SiO2系、B2O3-PbO-SiO2系、B2O3-PbO-ZnO系、B2O3-SiO2-ZnO系、PbO-ZnO-B2O3-SiO2-Al2O3系、PbO-MgO-BaO-ZnO-B2O3-SiO2-Al2O3系、SiO2-PbO-K2O系、SiO2-Al2O3-CaO-MgO-PbO-Na2O-K2O系、SiO2-B2O3-Al2O3-Na2O-K2O-Li2O-CaO-BaO-PbO系等のSiO2またはB2O3を主成分として含有する既存のSiO2系あるいはB2O3系の無機酸化物ガラス、それらの無機酸化物ガラスのバインダー、珪酸ナトリウム系水ガラスなどを1又は2種以上用いることができるが、これらに限定されるものではない。
無機酸化物ガラスを含む被膜は、例えば、無機酸化物ガラスの微粉末を水などの溶媒中に既存のバインダーとともに分散させてスラリーを形成し、当該スラリー中に試験体10を浸して乾燥した後、真空中または不活性ガス中において、試験体10の材料組織や強度特性に影響を与えない温度(例えば、試験体10が鉄系であればA変態点未満)で熱処理して無機酸化物ガラスの微粉末同士を焼結することにより形成することができる。また、非晶質酸化物の微粉末を試験体10の本体部11に溶射することにより形成することもできる。なお、この被膜厚は、数μm〜数百μmであることが好ましい。これにより、クリープ試験において、試験体10に形成させた被膜にかかる応力を無視することができる。
無機酸化物ガラスを含む被膜は、酸素と反応した際に周囲の無機酸化物ガラスと拡散するような酸化物(特にガラス質酸化物)を形成する、純金属若しくは金属間化合物(金属等)、またはそれら金属等の非酸化物セラミックス等と、無機酸化物ガラスとを含むものであってもよいし、酸素と反応した際に周囲の無機酸化物ガラスと拡散するような酸化物(特にガラス質酸化物)を形成する、純金属若しくは金属間化合物(金属等)、またはそれら金属等の非酸化物セラミックス等を含む層上に、無機酸化物ガラスを含む層を有するものであってもよい。このように、上述の純金属若しくは金属間化合物(金属等)、またはそれら金属等の非酸化物セラミックス等を被膜に含ませることにより、クリープ試験中に何らかの要因によって上記被膜にクラックが発生したとしても、当該クラックを閉口する(自己修復する)ことができるようになる。
なお、酸素と反応した際に周囲の無機酸化物ガラスと拡散するような酸化物(特にガラス質酸化物)を形成する、純金属若しくは金属間化合物(金属等)、またはそれら金属等の非酸化物セラミックス等を含む層は、例えば、試験体10表面にスプレーしたり、無機バインダー等を用いて塗布・接着したりすることにより形成することができる。
前記純金属としては、例えば、B,Al,Si,Ba,Mg,Zn,Li,Cr,Mo,W,Fe,Cu等を用いることができる。前記金属間化合物としては、例えば、B,Al,Si,Ba,Mg,Zn,Li,Cr,Mo,W,Fe,Cu等を含む化合物、具体的には、Mg-Si,Ni-Al,Fe-Si等を用いることができる。前記非酸化物セラミックスとしては、例えば、B,Al,Si,Ba,Mg,Zn,Li,Cr,Mo,W,Fe,Cu等を含むもの、具体的には、BN,SiC,B4C,Si3N4,AlN等を用いることができるが、無機酸化物ガラスを含む層と試験体10との間ですべりを可能にする他、クリープ試験後に試験体10と無機酸化物ガラスを含む層とを離型させることができる点で、固体潤滑性を有するh-BN等を用いることが好ましい。
なお、試験体10が鉄系以外の材料からなる場合には、無機酸化物ガラスを含む層と試験体10とを離型させるために炭素粉末を用いてもよい。
上述のボロンを含む被膜は、上述の被膜材を塗布または溶射することにより形成することができる。
以上のように、試験体10の表面に無機酸化物ガラスを含む耐環境性膜を形成することにより、大気中でクリープ試験を行っても試験体10の本体部11が酸化や窒化の影響を受けることを防ぐことができ、試験体10のクリープ応力を正確に評価したり、寿命を正確に評価したりすることが可能となる。また、雰囲気制御装置が不要となるので、設備を簡略化したり、クリープ試験を安価に行ったりすることが可能となる。
また、試験体10に変位測定用の鍔を設けていないので、鍔部への応力集中による破断、試験体10のゲージ平行部での破断の妨害などが生じることがなく、クリープ試験において試験体10のクリープ応力を正確に評価したり、寿命を正確に評価したりすることが可能となる。
さらに、試験体10の境界部13の表面にボロンを含む被膜を形成することにより、試験体10に雄螺子などの固定部12を設ける際に境界部13に応力が集中して破壊の起点となるのを防ぐことができ、クリープ試験において試験体10のクリープ応力を正確に評価することが可能となる。
==本発明に係るクリープ試験方法==
次に、本発明に係るクリープ試験方法について説明する。
上述のように製造した試験体10を固定部20,30に固定した後、クリープ試験機100の冶具110,120にセットして大気中でクリープ試験を行い、変位測定器130により試験体10の変位量を測定する。
クリープ試験の温度条件は、試験体10の材質、試験体10を採取した実機の仕様(例えば、試験体10の材質)によって異なるため、クリープ試験の温度条件に応じて試験体10の表面に形成する被膜の材料である無機酸化物ガラスを適宜選択することが好ましい。
なお、クリープ試験は、試験体10の表面に形成した被膜の材料である無機酸化物ガラスの徐冷点以上流動温度未満の温度で行うことが好ましく、軟化点で行うことが特に好ましい。流動温度以上だと被膜した無機酸化物ガラスが流れ落ちてしまうからであり、徐冷点以上であれば無機酸化物ガラスの歪が残らず、歪の発生を無視できるからである。また、軟化点付近であれば、試験体10の表面に形成した被膜が試験体10の変形に対して十分追従できるからである。また、無機酸化物ガラスを含む被膜自体が、応力を負担せず、粘性流動により試験体10の変形に追従し、試験体10の酸化や窒化を防止する機能を保持することができるのであれば、クリープ試験を上述の温度範囲内で行う必要はなく、また、無機酸化物ガラス中に結晶が分散したいわゆる結晶化ガラス、例えば、Zn-B2O3-PbO系、ZnO-B2O3-SiO2系等の結晶性はんだガラスを酸化物ガラスとして用いてもよい。
このような温度範囲内でクリープ試験を行うことにより、試験体10の被覆性が保たれてクリープ試験中に歪が残らずに伸びてくれるため、大気中であったとしても試験体10は酸化や窒化の影響を受けない。従って、無機酸化物ガラスの徐冷点以上流動温度未満の温度範囲内でクリープ試験、特にミニチュアクリープ試験を行うことにより、試験体10のクリープ応力を正確に評価でき、試験体10の寿命を正確に評価できるようになる。
なお、クリープ試験機100の冶具110,120が酸化の影響を受けやすい材料で構成されている場合には、冶具110,120の表面に上述の無機酸化物ガラスを含む膜を形成してもよい。これにより、冶具110,120は耐酸化性を得ることができる。
本発明の一実施形態において、固定具20,30で固定した試験体10を設置したクリープ試験機100の概略構成の一部を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する固定具20の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態において、試験体10を固定した固定具20の全体構成を示す図である。
符号の説明
10 試験体
11 本体部
12,22,23 固定部
13 境界部
20,30 固定具
21 鍔部
100 クリープ試験機
110,120,140,141 冶具
130 変位量測定器
150,151 変位伝達部材

Claims (10)

  1. 大気中でクリープ試験を行う方法であって、
    予め試験体の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を形成する工程を含むことを特徴とするクリープ試験方法。
  2. 前記無機酸化物ガラスがシリカまたはボロンを含むことを特徴とする請求項1に記載のクリープ試験方法。
  3. 前記無機酸化物ガラスの徐冷点以上流動温度未満でクリープ試験を行うことを特徴とする請求項2に記載のクリープ試験方法。
  4. 前記無機酸化物ガラスの軟化点でクリープ試験を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のクリープ試験方法。
  5. 前記試験体を固定する固定具に備えた、前記試験体の変位量を測定するための鍔を介して、前記試験体の変位量を測定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のクリープ試験方法。
  6. 前記試験体は、本体部分と当該本体部分の両端に前記固定具にそれぞれ固定するための固定部分を備え、
    前記本体部分と前記固定部分との境界部分にボロンを含む被膜を形成することを特徴とする請求項5に記載のクリープ試験方法。
  7. クリープ試験機によりクリープ試験を行う試験体を製造する方法であって、
    前記試験体は、本体部分と、前記クリープ試験機が備える前記試験体の固定具に固定するための固定部分とを備え、
    前記本体部分の表面に無機酸化物ガラスを含む被膜を形成する工程を含むことを特徴とする試験体の製造方法。
  8. 前記無機酸化物ガラスがシリカまたはボロンを含むことを特徴とする請求項7に記載の試験体の製造方法。
  9. 前記本体部分と前記固定部分との境界部分にボロンを含む被膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項7または8に記載の試験体の製造方法。
  10. クリープ試験機でクリープ試験を行う試験体を固定する固定具であって、前記試験体の変位量を測定するための鍔を備えることを特徴とする固定具。
JP2007001670A 2007-01-09 2007-01-09 クリープ試験方法、及び試験体の製造方法 Expired - Fee Related JP5554886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001670A JP5554886B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 クリープ試験方法、及び試験体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001670A JP5554886B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 クリープ試験方法、及び試験体の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011253115A Division JP2012037535A (ja) 2011-11-18 2011-11-18 固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008170188A true JP2008170188A (ja) 2008-07-24
JP5554886B2 JP5554886B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=39698439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007001670A Expired - Fee Related JP5554886B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 クリープ試験方法、及び試験体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5554886B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102175523A (zh) * 2011-01-14 2011-09-07 华北电力大学 一种对微型试样进行惰性气体保护的装置
CN102252900A (zh) * 2011-04-13 2011-11-23 河南科技大学 自加热高温压缩淬火实验用惰性气体保护方法及装置
CN108007791A (zh) * 2017-08-08 2018-05-08 南方科技大学 一种多工位蠕变试验装置及方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50147382A (ja) * 1974-05-15 1975-11-26
JPS5420787A (en) * 1977-07-15 1979-02-16 Mitsubishi Metal Corp Drawing method of wire and strand material
JPS55113932A (en) * 1979-02-26 1980-09-02 Toshiba Corp Method of testing heat-resisting property of sintered piece of silicon nitride
JPS60170718U (ja) * 1984-04-23 1985-11-12 三菱重工業株式会社 変位検出用治具
JPS6121951U (ja) * 1984-07-13 1986-02-08 株式会社クボタ 引張クリ−プ試験の伸び測定用治具
JPH03221442A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 耐食性耐酸化性材料
JPH0627005A (ja) * 1991-07-25 1994-02-04 Carl Schenck Ag 試験片における変形および亀裂長さを測定する方法とその装置
JP2000009618A (ja) * 1998-06-22 2000-01-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クリープ試験機
JP2002372484A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Shinagawa Refract Co Ltd 耐火物の圧縮クリープ試験装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50147382A (ja) * 1974-05-15 1975-11-26
JPS5420787A (en) * 1977-07-15 1979-02-16 Mitsubishi Metal Corp Drawing method of wire and strand material
JPS55113932A (en) * 1979-02-26 1980-09-02 Toshiba Corp Method of testing heat-resisting property of sintered piece of silicon nitride
JPS60170718U (ja) * 1984-04-23 1985-11-12 三菱重工業株式会社 変位検出用治具
JPS6121951U (ja) * 1984-07-13 1986-02-08 株式会社クボタ 引張クリ−プ試験の伸び測定用治具
JPH03221442A (ja) * 1990-01-26 1991-09-30 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 耐食性耐酸化性材料
JPH0627005A (ja) * 1991-07-25 1994-02-04 Carl Schenck Ag 試験片における変形および亀裂長さを測定する方法とその装置
JP2000009618A (ja) * 1998-06-22 2000-01-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クリープ試験機
JP2002372484A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Shinagawa Refract Co Ltd 耐火物の圧縮クリープ試験装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102175523A (zh) * 2011-01-14 2011-09-07 华北电力大学 一种对微型试样进行惰性气体保护的装置
CN102252900A (zh) * 2011-04-13 2011-11-23 河南科技大学 自加热高温压缩淬火实验用惰性气体保护方法及装置
CN108007791A (zh) * 2017-08-08 2018-05-08 南方科技大学 一种多工位蠕变试验装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5554886B2 (ja) 2014-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10222343B2 (en) Method and apparatus for testing residual stress in coatings
US6190038B1 (en) Thermocouple lance with alternating molybdenum layered sheath for measuring temperature in molten metal bath
JP2012037535A (ja) 固定具
EP0818671A2 (en) A ceramic sheath type thermocouple
JP5554886B2 (ja) クリープ試験方法、及び試験体の製造方法
JPS63113341A (ja) クリープ検査装置
JP2012052959A (ja) 温度センサ
Krewerth et al. Investigation of the Damage Behavior of Cast Steel 42 C r M o4 During Ultrasonic Fatigue by Combination of Thermography and Fractography
CN110411863B (zh) 一种基于蠕变延性的高温蠕变寿命预测方法
WO2017115400A1 (ja) うず巻形ガスケット
JP3603614B2 (ja) 熱電対
EP3505895B1 (en) Strain sensor
JP2009074857A (ja) ニッケル基合金部品の寿命推定方法
JPH11201831A (ja) 金属溶湯測温用熱電対
Knudsen et al. Physical characteristics of titanium carbide type cermets at elevated temperatures
JP3355166B2 (ja) 金属溶湯測温用熱電対
JP2005190740A (ja) セラミックヒータ
JP2010180105A (ja) プローブ案内部材
JP2018077107A (ja) 熱電対およびその製造方法ならびに熱電対製造用構造体およびその製造方法
JPH07151662A (ja) 温度加速試験によるクリープ寿命評価法
Schmiedel et al. Fatigue Lives and Damage Mechanisms at Elevated Temperatures of Steel 42CrMo4 in the HCF and VHCF Regime
JPH05322725A (ja) 自動調芯方法
Dai A Survey of Reduction-oxidation Enabled Glass-ceramics to Stainless Steel Bonding.
CN115655617A (zh) 高温振动试验的逆传递控制方法
JP4978610B2 (ja) 黒鉛部材のライフの評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120730

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5554886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees