JP2008170008A - 流体配管系の流体機器・分岐管更新方法と分岐管・流体機器撤去方法並びに分岐管部遮断方法 - Google Patents

流体配管系の流体機器・分岐管更新方法と分岐管・流体機器撤去方法並びに分岐管部遮断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 分岐管部と流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管の更新作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行う。
【解決手段】 流体管1の管壁外周面における分岐管部2の基端開口に相対向する部位に作業用管部6を設ける工程、作業用管部6に連結された開閉弁7及び作業用管部6を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口8を形成する工程、開閉弁7から穿孔装置を撤去する工程、開閉弁7、作業用管部6、流体管1内を通して送り込まれる閉塞装置Bの閉塞手段Cで分岐管部2の流路を閉塞する工程、分岐管部2に接続されている旧の流体機器3又は分岐管を撤去する工程、分岐管部2に新たな流体機器又は分岐管を連結する工程、開閉弁7から閉塞装置Bを撤去する工程を備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、水道管等の流体管の分岐管部に接続されている空気弁や消火栓等の流体機器又は分岐管を流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法と、流体管の分岐管部に接続されている分岐管又は流体機器を流体管での流体輸送を維持したまま撤去する流体配管系の分岐管・流体機器撤去方法、並びに、流体管の分岐管部の流路を流体管での流体輸送を維持したまま遮断する分岐管部遮断方法に関する。
この種の流体配管系、例えば、図1に示すように、流体管の一例である水道管の途中に形成された分岐管部の連結フランジ部に、流体機器の一例である空気弁の下端に形成された連結フランジ部を、ボルト・ナット等の締結具にて脱着自在に締付け連結してある水道配管系においては、耐久年数に至った又は漏水や故障の発生した空気弁を新たに選定された指定の開閉弁(補修弁等)及び空気弁と交換する必要がある。
このとき、前記分岐管部の連結フランジ部と空気弁の連結フランジ部との間に開閉弁が連結されている場合には、空気弁が取り外された開閉弁の上側連結フランジ部に、分岐管部内の流路を遮断するための閉塞手段を備えた流路閉塞装置を連結し、この流路閉塞装置の閉塞手段を開閉弁を通して分岐管部内の流路遮断位置に送り込んで流路を閉塞することにより、空気弁を新たな空気弁に取り替えることができる。
しかし、前記分岐管部と空気弁との間に開閉弁が設けられていない場合、若しくは、分岐管部と空気弁との間に設けられている開閉弁が開弁状態のまま作動不能に陥っている場合には、分岐管部内の流路を遮断するための流路閉塞装置を用いることができず、また、分岐管部と空気弁との間に設けられる開閉弁がバタフライ弁である場合では、このバタフライ弁内に弁体やこれを回動自在に支持する両弁棒等が存在しているため、その状態では流路閉塞装置の閉塞手段を分岐管部内の流路遮断位置に送り込むことができず、流路閉塞装置を使用することができない。
そこで、特許文献1に示す技術を利用して、水道管の分岐管部に凍結装置を装着して、この分岐管部内の上水(流体)を凍結させて上水の流れを遮断したのち、分岐管部の連結フランジ部から空気弁又は開閉弁(補修弁やバタフライ弁等)を撤去し、分岐管部の連結フランジ部に指定された新たな開閉弁及び空気弁を連結する方法が考えられる。
また、前記開閉弁がバタフライ弁である場合、特許文献2に示す技術を利用して、流路閉塞装置による流路閉塞工程前において、空気弁が取り外されたバタフライ弁の上側連結フランジ部に、作業用開閉弁を介して穿孔装置を連結し、この穿孔装置の先端穿孔具(ホールソー)でバタフライ弁の両弁棒及び弁体を切断除去したのち、作業用開閉弁を閉弁した状態で穿孔装置を撤去し、この撤去後の作業用開閉弁の上側連結フランジ部に、分岐管部内の流路を遮断するための閉塞手段を備えた流路閉塞装置を連結し、作業用開閉弁を通して水道管の分岐管部内に差し入れられた閉塞手段により分岐管部内の流路を閉塞する方法が考えられる。
この後者の方法では、流路閉塞装置の閉塞手段による流路閉塞後において、流路閉塞装置の少なくとも閉塞手段を流路閉塞状態で残したまま、分岐管部の連結フランジ部からバタフライ弁及び作業用開閉弁を取り外し、前記分岐管部の連結フランジ部に、指定された新たな開閉弁、及び、残置されている流路遮断装置の残置構成部材を収納可能なケースを

連結し、流路遮断装置の残置構成部材をケース内に引き出す。この状態で開閉弁を閉弁して残置構成部材及びケースを撤去するとともに、その撤去後の開閉弁に新たな空気弁を連結する。
特許第3636800号公報 特開2004−239409号公報
前者の方法は、水道管内の上水の流れを維持したまま分岐管部内の上水を凍結させるため、凍結状態を外部から確認することができず、しかも、凍結までに多くの時間を要しながらも凍結遮断性能の信頼性が低く、分岐管部から開閉弁又は空気弁を取り外した瞬間又は開閉弁から空気弁を取り外した瞬間に多量の上水が噴出する可能性がある。
後者の交換方法では、穿孔装置の先端穿孔具でバタフライ弁の両弁棒及び弁体を切断除去する必要があるため、工事が大掛かりになるとともに作業工程数が増加し、施工コストの高騰化と工期の増大を招来する不都合がある。
特に、前記バタフライ弁が開弁状態で故障している場合には、バタフライ弁から空気弁を取り外した瞬間にバタフライ弁から多量の上水が噴出するため、この方法を採用することはできない。
また、水道管の分岐管部に接続されている分岐管又は流体機器を、水道管での上水(流体)輸送を維持したまま撤去する場合も、上述と同様な問題が発生していた。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、第1の主たる課題は、例え、分岐管部と流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、或いは、流体管の分岐管部が屈曲又は湾曲している条件下においても、分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管の更新作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことのできる流体配管系の流体機器・分岐管更新方法を提供する点にあり、第2の主たる課題は、分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管の撤去作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことのできる流体配管系の分岐管・流体機器撤去方法を提供する点にあり、更に、第3の主たる課題は、分岐管部の流路遮断作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことのできる分岐管部遮断方法を提供する点にある。
本発明では、流体管の分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法において、以下の1)〜3)のステップを備えていてもよい。
1)前記流体管の管壁に、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する作業用管部を突設し、この作業用管部に連結された第1開閉弁に穿孔装置を連結して、この穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁及び作業用管部を通して送り込むことにより、前記分岐管部の基端開口に相対向する流体管の管壁に挿入口を穿孔する。
2)前記穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁よりも下流側に引き出し、前記第1開閉弁を閉弁した状態で穿孔装置を撤去したのち、前記第1開閉弁に、分岐管部の流路を閉塞可能な閉塞手段を備えた閉塞装置を連結し、この閉塞装置の閉塞手段を、第1開閉弁と作業用管部及び管壁の挿入口を通して分岐管部内の流路閉塞位置に送り込んで流路を閉塞する。3)前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去したのち、この分岐管部に新たな流体機器又は分岐管を連結するとともに、前記閉塞装置の閉塞手段を第1開閉弁よりも下流側に引き出したのち、第1開閉弁を閉弁した状態で閉塞装置を撤去する。
上記構成によれば、耐久年数に至った又は漏水や故障の発生した流体配管系統中の

流体機器又は分岐管を指定された新たな流体機器又は分岐管に取り替える必要が生じた際、前記流体管の分岐管部と取替え対象の流体機器又は分岐管とが直接接続されている条件下においても、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する流体管の管壁に作業用管部を突設して、この作業用管部に第1開閉弁を介して連結した穿孔装置にて挿入口を形成することにより、この挿入口を通して分岐管部の基端開口側から差し入れられた閉塞装置の閉塞手段にて分岐管部の流路を確実に閉塞(遮断)することができる。
それ故に、流体管の分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を指定された新たな流体機器又は分岐管に漏水なく確実、容易に取り替えることができるとともに、流体管の分岐管部が屈曲又は湾曲している条件下でも、分岐管部の流路の基端開口側において確実、容易に遮断することができる。
更に、取替え対象の流体機器がバタフライ弁と空気弁であっても、従来のように、穿孔装置の先端穿孔具を用いてバタフライ弁の両弁棒及び弁体を切断除去する必要がなく、工事規模を小さくすることができるとともに、分岐管部と空気弁との間に設けられる旧の開閉弁が開弁状態で故障している場合でも漏水なく確実、容易に実施することができる。
従って、例え、分岐管部と流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、或いは、流体管の分岐管部が屈曲又は湾曲している条件下においても、分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管の更新作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことができ、しかも、施工コスト面でも有利に実施することができる。
本発明では、流体管の直線状の分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法において、以下の1)〜5)のステップを備えていてもよい。
1)前記流体管の管壁に、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する作業用管部を突設し、この作業用管部に連結された第1開閉弁に穿孔装置を連結して、この穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁及び作業用管部を通して送り込むことにより、前記分岐管部の基端開口に相対向する流体管の管壁に挿入口を穿孔する。
2)前記穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁よりも下流側に引き出し、前記第1開閉弁を閉弁した状態で穿孔装置を撤去したのち、第1開閉弁に、分岐管部の流路を閉塞可能な閉塞手段を備えた閉塞装置を連結し、この閉塞装置の閉塞手段を、第1開閉弁と作業用管部及び管壁の挿入口を通して分岐管部内の流路閉塞位置に送り込んで流路を閉塞する。
3)前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去したのち、この分岐管部に第2開閉弁を連結するとともに、前記閉塞装置の閉塞手段を第1開閉弁よりも下流側に引き出したのち、第1開閉弁を閉弁した状態で閉塞装置を撤去する。
4)前記分岐管部側の開閉弁に閉塞装置を連結し、この閉塞装置の閉塞手段を、第2開閉弁と分岐管部及び管壁の挿入口を通して作業用管部内の流路閉塞位置に送り込んで流路を閉塞したのち、作業用管部から第1開閉弁を撤去する。
5)次に、前記作業用管部にそれの端部開口を密閉する蓋体を連結するとともに、前記閉塞装置の閉塞手段を第2開閉弁よりも下流側に引き出し、分岐管部側の開閉弁を閉弁した状態で閉塞装置を撤去するとともに、この第2開閉弁に新たな流体機器又は分岐管を連結する。
上記構成によれば、耐久年数に至った又は漏水や故障の発生した流体配管系統中の流体機器又は分岐管を指定された新たな流体機器又は分岐管に取り替える必要が生じた際、前記流体管の分岐管部と取替え対象の流体機器又は分岐管とが直接接続されている条件下においても、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する流体管の管壁に作業用管部を突設して、この作業用管部に第1開閉弁を介して連結した穿孔装置にて挿入
口を形成することにより、この挿入口を通して分岐管部の基端開口側から差し入れられた閉塞装置の閉塞手段にて分岐管部の流路を確実に閉塞(遮断)することができる。
それ故に、流体管の分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を指定された新たな流体機器又は分岐管に漏水なく確実、容易に取り替えることができるとともに、取替え対象の流体機器がバタフライ弁と空気弁であっても、従来のように、穿孔装置のホールソーを用いてバタフライ弁の両弁棒及び弁体を切断除去する必要がなく、その分だけ工事規模を小さくすることができるとともに、仕切弁等が開弁状態で故障している場合でも確実、容易に実施することができる。
しかも、分岐管部の流路を遮断した状態で該分岐管部から旧の流体機器又は分岐管を撤去したのち、前記分岐管部に新たな第2開閉弁及び流体機器を直ちに取付けるのではなく、第2開閉弁を作業用開閉弁として利用し、この第2開閉弁に連結された閉塞装置の閉塞手段を、第2開閉弁と分岐管部及び管壁の挿入口を通して作業用管部内の流路閉塞位置に送り込んで流路を閉塞することにより、作業用管部から第1開閉弁を回収することができるとともに、この第1開閉弁よりも安価で外方への突出量も少ない蓋体を用いて作業用管部の端部開口を確実に密封することができる。
従って、例え、分岐管部と流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管の更新作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことができるとともに、新設される第2開閉弁及び閉塞装置を利用して第1開閉弁を回収することができるので、施工コストの低廉化を促進することができる。
本発明では、前記作業用管部に、流体管の管壁外周面に固着される当て板部が連設されていてもよい。
上記構成によれば、前記作業用管部の当て板部を、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する流体管の管壁外周面に溶接等で固着するだけで済み、流体機器又は分岐管の更新作業の能率化と施工コストの低廉化を促進することができる。
本発明では、前記作業用管部に、流体管の管壁外周面に対して径方向の一側方から当て付けられる弧状取付け板が連設されているとともに、前記弧状取付け板を流体管の管壁外周面に締付け固定する締結手段が設けられていてもよい。
上記構成によれば、前記作業用管部に連設された弧状取付け板を、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する流体管の管壁外周面に当て付け、この弧状取付け板を締結手段によって流体管の管壁外周面に締付け固定するだけであるから、流体機器又は分岐管の更新作業の能率化と施工コストの低廉化を促進することができる。
本発明では、流体管の分岐管部に接続されている分岐管又は流体機器を、流体管での流体輸送を維持したまま撤去する流体配管系の分岐管・流体機器撤去方法において、以下の1)〜3)のステップを備えていてもよい。
1)前記流体管の管壁に、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する作業用管部を突設し、この作業用管部に連結された第1開閉弁に穿孔装置を連結して、この穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁及び作業用管部を通して送り込むことにより、前記分岐管部の基端開口に相対向する流体管の管壁に挿入口を穿孔する。
2)前記第1開閉弁を閉弁した状態で穿孔装置を撤去したのち、第1開閉弁に、分岐管部の流路を閉塞可能な閉塞手段を備えた閉塞装置を連結し、この閉塞装置の閉塞手段を、第1開閉弁と作業用管部及び管壁の挿入口を通して分岐管部内の流路閉塞位置に送り込んで
流路を閉塞する。
3)前記分岐管部に接続されている分岐管又は流体機器を撤去したのち、この分岐管部にそれの端部開口を密閉する蓋体を連結するとともに、前記閉塞装置の閉塞手段を第1開閉
弁よりも下流側に引き出したのち、第1開閉弁を閉弁した状態で閉塞装置を撤去する。
点にある。
上記構成によれば、耐久年数に至った又は漏水や故障の発生した流体配管系統中の分岐管又は流体機器を撤去する必要が生じた際、前記流体管の分岐管部に分岐管又は流体機器が直接接続されている条件下においても、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する流体管の管壁に作業用管部を突設して、この作業用管部に第1開閉弁を介して連結した穿孔装置にて挿入口を形成することにより、この挿入口を通して分岐管部の基端開口側から差し入れられた閉塞装置の閉塞手段にて分岐管部の流路を確実に閉塞(遮断)することができる。
従って、例え、分岐管部と分岐管又は流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、或いは、流体管の分岐管部が屈曲又は湾曲している条件下においても、流体管の分岐管部に接続されている旧の分岐管又は流体機器を漏水なく確実、容易に撤去することができ、しかも、施工コスト面でも有利に実施することができる。
本発明では、 流体管の分岐管部の流路を、流体管での流体輸送を維持したまま遮断する流体配管系の分岐管部遮断方法において、以下の1)、2)のステップを備えていてもよい。
1)前記流体管の管壁に、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する作業用管部を突設し、この作業用管部に連結された第1開閉弁に穿孔装置を連結して、この穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁及び作業用管部を通して送り込むことにより、前記分岐管部の基端開口に相対向する流体管の管壁に挿入口を穿孔する。
2)前記穿孔装置の先端穿孔具を第1開閉弁よりも下流側に引き出し、第1開閉弁を閉弁した状態で穿孔装置を撤去したのち、前記第1開閉弁に、分岐管部の流路を閉塞可能な閉塞手段を備えた閉塞装置を連結し、この閉塞装置の閉塞手段を、第1開閉弁と作業用管部及び管壁の挿入口を通して分岐管部内の流路閉塞位置に送り込んで流路を閉塞する。
点にある。
上記構成によれば、耐久年数に至った又は漏水や故障の発生した流体配管系統中の流体機器又は分岐管を指定された新たな流体機器又は分岐管に取り替える必要が生じたとき、或いは、前記流体管の分岐管部に発生した漏水を修理する必要が生じたとき、分岐管部の基端開口に対して同芯又は略同芯状態で相対向する流体管の管壁に作業用管部を突設して、この作業用管部に第1開閉弁を介して連結した穿孔装置にて挿入口を形成することにより、この挿入口を通して分岐管部の基端開口側から差し入れられた閉塞装置の閉塞手段にて分岐管部の流路を基端開口側において確実に閉塞(遮断)することができる。
従って、例え、分岐管部と流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、或いは、流体管の分岐管部が屈曲又は湾曲している条件下においても、分岐管部の流路遮断作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことができ、しかも、施工コスト面でも有利に実施することができる。
そして、本発明による第1の特徴構成は、流体管の分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法であって、
前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
前記作業用管部に連結された開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口を形成する工程、
前記開閉弁から穿孔装置を撤去する工程、
前記開閉弁、作業用管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で分岐管部の流路を閉塞する工程、
前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去する工程、
前記分岐管部に新たな流体機器又は分岐管を連結する工程、
前記開閉弁から閉塞装置を撤去する工程、
を備えた点にある。
本発明による第2の特徴構成は、流体管の分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法であって、
前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
前記作業用管部に連結された第1開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口を形成する工程、
前記第1開閉弁から穿孔装置を撤去する工程、
前記第1開閉弁、作業用管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で分岐管部の流路を閉塞する工程、
前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去し、前記分岐管部に第2開閉弁を連結する工程、
前記第2開閉弁に閉塞装置を連結し、前記第2開閉弁、分岐管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で作業用管部の流路を閉塞する工程、
前記作業用管部から第1開閉弁を撤去し、前記作業用管部にそれの端部開口を密封する蓋体を連結する工程、
前記第2開閉弁から閉塞装置を撤去し、前記第2開閉弁に新たな流体機器又は分岐管を連結する工程、
を備えた点にある。
本発明による第3の特徴構成は、流体管の分岐管部に接続されている分岐管又は流体機器を、流体管での流体輸送を維持したまま撤去する流体配管系の分岐管・流体機器撤去方法であって、
前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
前記作業用管部に連結された開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口を形成する工程、
前記開閉弁から穿孔装置を撤去する工程、
前記開閉弁、作業用管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で分岐管部の流路を閉塞する工程、
前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去する工程、
前記分岐管部にそれの端部開口を密封する蓋体を連結する工程、
前記開閉弁から閉塞装置を撤去する工程、
を備えた点にある。
本発明による第4の特徴構成は、流体管の分岐管部の流路を、流体管での流体輸送を維持したまま遮断する流体配管系の分岐管部遮断方法であって、
前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
前記作業用管部に連結された開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具により、分岐管部の流路を閉塞する閉塞装置の閉塞手段を送り込むための挿入口を形成する工程、
を備えた点にある。
〔第1実施形態〕
図1〜図9は、流体配管系を構成する流体管の一例である水道管1の途中に径方向外方に向かって一体的に突出形成された直線状の分岐管部2の連結フランジ部(連結部の一例)2Aに、流体機器の一例である空気弁3の上流側端部(下側端部)に形成された連結フランジ部(連結部の一例)3Aが、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して脱着自在に水密状態(密封状態)で締付け連結されている分岐接続構造において、水道管1内の上水(流体の一例である水道水)の流れを維持した不断水状態のまま、設定耐久年数に至った又は劣化による漏水や故障等の理由で前記空気弁3を、図9に示すような選定された新たな第2開閉弁32及び新たな空気弁3に更新する流体機器更新方法及びその方法に用いられる分岐管部遮断方法であって、下記のステップ[1]〜[7]から構成されている。
[1]図2に示すように、前記水道管1の管壁の外周面のうち、分岐管部2の基端開口2aに対して水道管1の管軸芯Xを挟んで径方向で相対向する部位に、分岐管部2と同じ内径の直線状の作業用管部6を、分岐管部2と同芯又は略同芯状態で径方向外方に向かって突設する。
この作業用管部6の基端部には、水道管1の管壁外周面と同じ曲率で湾曲形成された当て板部6Aが一体的に連設され、水道管1の管壁外周面に沿って径方向外方から当て付けられた当て板部6Aの外周縁全域を溶接で水道管1の管壁外周面に固着することにより、水道管1の管壁に対して作業用管部6を水密状態(密封状態)で取付けるとともに、前記作業用管部6の先端部には、分岐管部2の連結フランジ部2Aと同一形状の連結フランジ部(連結部の一例)6Bが一体形成されている。
[2]図3に示すように、前記作業用管部6の連結フランジ部6Bに、流体機器の一例である新たな第1開閉弁(補修弁)7の上流側の連結フランジ部7Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結するとともに、この第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して水道管1の管壁に挿入口8を穿孔可能な先端穿孔具9を備えた穿孔装置Aの連結フランジ部13Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
前記穿孔装置Aは、先端穿孔具9を備えた駆動回転軸10に駆動回転力を付与する周知構造の駆動回転手段と駆動回転軸10に送り力を付与する周知構造の送り手段とが組み付けられている穿孔本体ケース11の連結フランジ部11Aに、先端穿孔具9の収納空間12を備えた連結ケース13の下流側連結フランジ部13Bが、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結されているとともに、前記連結ケース13の上流側連結フランジ部13Aが、第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bにボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結されている。
前記先端穿孔具9は、先端部に切削チップが設けられている有底円筒状のホールソー9Aと、これの底部の回転中心位置から切削チップよりも前方に突出する状態で設けられるセンタードリル9Bとから構成されている。
[3]図4に示すように、前記第1開閉弁7の操作レバー7Dを操作してボール弁体7Cを開弁作動させたのち、穿孔装置Aの駆動回転軸10を駆動回転させながら第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して先端穿孔具9を水道管1の管壁側に送り込むことにより、作業用管部6の基端開口に対応する水道管1の管壁に、前記分岐管部2の基端開口
2aと同芯又は略同芯状態で挿入口8を穿孔する。
この穿孔装置Aによる穿孔工程が終了すると、穿孔装置Aの先端穿孔具9を連結ケース13の収納空間12内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作するとともに、この第1開閉弁7から穿孔装置Aを撤去する。
[4]図5に示すように、穿孔装置Aが撤去された第1開閉弁7の下流側連結フランジ部7Bに、分岐管部2の流路Wを閉塞可能な閉塞手段Cを備えた閉塞装置Bの連結フランジ部15Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
前記閉塞装置Bは、図4〜図8に示すように、第1開閉弁7の下流側連結フランジ部7Bに対してボルト4・ナット5で着脱自在に固定連結される連結フランジ部15Aを備えた有底筒状の閉塞ケース15の底壁部15Bに、この底壁部15Bの中央部を水密状態で軸芯方向に摺動自在に貫通する筒状の第1操作軸16と、この第1操作軸16内を軸芯方向に摺動自在に貫通する第2操作軸17とが設けられ、この第1操作軸16及び第2操作軸17の内端側には、分岐管部2内の流路Wを遮断するための閉塞手段Cが設けられているとともに、前記閉塞手段Cを外部から両操作軸16,17を介して操作する操作手段Dが設けられている。
前記閉塞手段Cを構成するに、図5に示すように、第1操作軸16の内端部に、円環状の押圧面18aを備えた第1押圧板18が外嵌固定され、第2操作軸17の内端側には、第1押圧板18の押圧面18aと軸芯方向で相対向する円環状の押圧面19aを備えた第2押圧板19が外嵌されているとともに、前記両押圧板18,19の押圧面18a,19a間には、これらによる軸芯方向からの挟圧により、分岐管部2の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形してその内周壁面と両押圧板18,19の外周部との間を閉塞する、つまり流路Wを遮断するゴム製の拡径用弾性体20が外装されている。
前記操作手段Dは、前記第2操作軸17の外側端側に形成されたネジ軸部に、第1操作軸16の外側端部にスラストベアリング21を介して当接可能な操作ネジ部材22を螺合して構成されている。
そして、前記操作ネジ部材22を締付け側に螺合操作すると、図6に示すように、第2操作軸17に対して第1操作軸16が内端側に押込み摺動され、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの近接移動に伴う挟圧作用により、非圧縮状態にある拡径用弾性体20が分岐管部2の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形して、分岐管部2内の流路Wを水密(密封)状態で遮断することができる。
また、前記第1操作軸16の外端部には、図5に示すように、第1押え操作杆24が脱着自在に嵌合保持され、この第1押え操作杆24には、第2操作軸17の外端部に脱着自在に嵌合保持された第2押え操作杆25に対して係脱操作自在で、係合状態では水圧に抗して第1操作軸16に対する第2操作軸17の外端側への摺動を阻止する第1係止リング26と、閉塞ケース15の底壁部15Bに固着されたL型の一対の係止片27に対して係脱操作自在で、係合状態では水圧に抗して閉塞ケース15に対する第1操作軸16の外端側への摺動を阻止する第2係止リング28が設けられている。
更に、前記両操作軸16,17の軸芯方向での位置関係は、第1係止リング26によって規制されていて、その状態では両押圧板18,19の対向間隔が拡径用弾性体20を圧縮しない又はそれに近い間隔に設定されているため、拡径用弾性体20は縮径状態に維持されている。
前記閉塞ケース15の底壁部15B側に偏倚した周壁に接続された排水管29には、閉塞手段Cによって分岐管部2内の流路Wが完全に遮断されたか否かを放水の有無によって確認するための開閉操作レバー30Aを備えた水栓30が設けられている。
[5]図6に示すように、前記第1開閉弁7を開弁操作して、閉塞装置Bの閉塞ケース15内に収納されていた閉塞手段Cを第1開閉弁7の内部流路、作業用管部6の内部流路、管壁に形成された挿入孔8を通して分岐管部2内の流路閉塞位置に送り込み、この状態で前記操作ネジ部材22を締付け側に螺合操作し、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの近接移動に伴う挟圧作用により、非圧縮状態にある拡径用弾性体20を分岐管部2の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形させ、その分岐管部2内の流路Wを水密(密封)状態で遮断する。
[6]図7、図8に示すように、前記分岐管部2の連結フランジ部2Aに接続されている旧の空気弁3を撤去したのち、この分岐管部2の連結フランジ部2Aに、新たな流体機器の一例で、操作レバー32Cの操作でボール弁体32Dを開閉作動させる第2開閉弁32の上流側の連結フランジ部32Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結するとともに、この第2開閉弁32の下流側の連結フランジ部32Bには、新たな流体機器の一例である空気弁33の連結フランジ部33Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
[7]図9に示すように、前記閉塞装置Bの操作ネジ部材22を緩み側に螺合操作し、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの離間移動に伴う挟圧解除作用により、圧縮状態にある拡径用弾性体20を非圧縮状態又はそれに近い状態にまで縮径側に弾性復帰させ、分岐管部2内の流路Wの遮断を解除する。
次に、前記分岐管部2内の流路閉塞位置にある閉塞装置Bの閉塞手段Cを、管壁の挿入孔8、作業用管部6の内部流路、第1開閉弁7の内部流路を通して閉塞ケース15内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作した状態で閉塞装置Bを撤去するとともに、閉塞装置Bが撤去された第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7の下流側開口を密閉するための蓋体34を、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
尚、上述の第1実施形態では、流体機器更新方法を主体に説明したが、分岐管部遮断方法は上述の[1]〜[5]までの工程から構成されており、特に、この分岐管部遮断方法においては、耐久年数に至った又は漏水や故障の発生した流体配管系統中の流体機器又は分岐管を指定された新たな流体機器又は分岐管に取り替える必要が生じたとき、或いは、前記水道管1の分岐管部2に発生した漏水を修理する必要が生じたときに好適に実施することができる。
そして、分岐管部2の基端開口2aに対して同芯又は略同芯状態で相対向する水道管1の管壁に作業用管部6を突設して、この作業用管部6に第1開閉弁7を介して連結した穿孔装置Aにて挿入口8を形成することにより、この挿入口8を通して分岐管部2の基端開口2a側から差し入れられた閉塞装置Bの閉塞手段Cにて分岐管部2の流路Wを基端開口2a側において確実に閉塞(遮断)することができる。
従って、例え、分岐管部2と流体機器との間に開閉弁が介装されていない状況下でも、或いは、水道管1の分岐管部2が屈曲又は湾曲している条件下においても、分岐管部2の流路遮断作業を漏水の無い状態で能率良く確実、容易に行うことができ、しかも、施工コスト面でも有利に実施することができる。
また、上述の第1実施形態では、空気弁や開閉弁等の流体機器の更新方法について説明したが、図24に示すように、前記水道管1の分岐管部2に接続されている分岐管40を、水道管1での上水輸送(流体輸送)を維持した不断水状態のまま更新する方法にも好適に実施することができる。
〔第2実施形態〕
上述の流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法の第1実施形態では、前記水道管1の分岐管部2に第1開閉弁7を固定連結したままで更新作業を終了したが、第1実施形態の図8以降の工程を図10〜図14に示す工程に変更して、水道管1の作業用管部6から第1開閉弁7を撤去するように構成してもよい。
[8]図10に示すように、前記分岐管部2の連結フランジ部2Aに接続されている旧の空気弁3を撤去したのち、この分岐管部2の連結フランジ部2Aに、新たな流体機器の一例で閉弁状態にある第2開閉弁32の上流側の連結フランジ部32Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結したのち、前記閉塞装置Bの操作ネジ部材22を緩み側に螺合操作し、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの離間移動に伴う挟圧解除作用により、圧縮状態にある拡径用弾性体20を非圧縮状態又はそれに近い状態にまで縮径側に弾性復帰させ、分岐管部2内の流路Wの遮断を解除する。
次に、前記分岐管部2内の流路閉塞位置にある閉塞装置Bの閉塞手段Cを、管壁の挿入孔8、作業用管部6の内部流路、第1開閉弁7の内部流路を通して閉塞ケース15内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作した状態で閉塞装置Bを撤去する。
[9]図11に示すように、前記第2開閉弁32の下流側の連結フランジ部32Bに、撤去された閉塞装置Bの連結フランジ部15Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
[10]図12に示すように、前記第2開閉弁32の操作レバー32Cを操作してボール弁体32Dを開弁作動させたのち、閉塞装置Bの閉塞ケース15内に収納されていた閉塞手段Cを分岐管部2の内部流路W、管壁に形成された挿入孔8を通して作業用管部6内の流路閉塞位置に送り込み、この状態で前記操作ネジ部材22を締付け側に螺合操作し、第2押圧板19の押圧面19aに対する第1押圧板18の押圧面18aの近接移動に伴う挟圧作用により、非圧縮状態にある拡径用弾性体20を作業用管部6の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形させ、作業用管部6内の流路を水密(密封)状態で遮蔽する。
[11]図13に示すように、前記作業用管部6の連結フランジ部6Bに接続されている第1開閉弁7を撤去したのち、この作業用管部6の連結フランジ部6Bに、該作業用管部6の下流側開口を密閉するための蓋体35を、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
[12]図13、図14に示すように、前記閉塞装置Bの操作ネジ部材22を緩み側に螺合操作し、圧縮状態にある拡径用弾性体20を非圧縮状態又はそれに近い状態にまで縮径側に弾性復帰させ、作業用管部6内の流路の遮蔽を解除する。
次に、前記作業用管部6内の流路閉塞位置にある閉塞装置Bの閉塞手段Cを、管壁の挿入孔8、分岐管部2の内部流路W、第2開閉弁32の内部流路を通して閉塞ケース15内に引き出したのち、第2開閉弁32を閉弁操作した状態で閉塞装置Bを撤去するとともに、前記第2開閉弁32の下流側連結フランジ部32Bに、新たな流体機器の一例である空気弁33の連結フランジ部33Aを、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して水密状態(密封状態)で固定連結する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、上述の第2実施形態では、空気弁や開閉弁等の流体機器の更新方法について説明したが、図24に示すように、水道管1の分岐管部2に接続されている分岐管40を、水道管1での上水輸送(流体輸送)を維持した不断水状態のまま更新する方法にも好適に実施することができる。
〔第3実施形態〕
上述の第1実施形態及び第2実施形態では、作業用管部6の基端部に、水道管1の管壁外周面と同じ曲率で湾曲形成された当て板部6Aを一体的に連設し、水道管1の管壁外周面に沿って径方向外方から当て付けられた当て板部6Aの外周縁全域を溶接で水道管1の管壁外周面に固着するように構成したが、図15〜図19に示すように、前記作業用管部6の基端部に、水道管1の管壁外周面に対して径方向の一側方である下方側から弾性シール材を介在させた状態で当て付けられる弧状取付け板38を連設するとともに、前記弧状取付け板38を水道管1の管壁外周面に水密状態で締付け固定する締結手段39を設けて実施してもよい。
前記締結手段39は、水道管1の管壁外周面に対して径方向の他側方である上方側から当て付けられる一対のU字状ボルト39Aと、各U字状ボルト39Aの両端側に形成されたネジ軸部39aのうち、弧状取付け板38の周方向両端部の連結フランジ部38Aに形成されている取付け孔に挿通されたネジ軸部分に螺合される締結用ナット39Bとから構成されている。
そして、この第3実施形態での流体機器更新方法及びその方法に用いられる分岐管部遮断方法を簡単に説明すると、下記のステップ[13]〜[16]からなる。
[13]図15、図16に示すように、前記水道管1の管壁外周面に、作業用管部6の基端部に連設された弧状取付け板38をそれの内面側に弾性シール材を介在させた状態で当て付けるとともに、前記締結手段39を構成するU字状ボルト39A及び締結用ナット39Bにより、分岐管部2の基端開口2aに対して水道管1の管軸芯Xを挟んで径方向で相対向する部位において、作業用管部6が分岐管部2と同芯又は略同芯状態で径方向外方に向かって突設する状態で弧状取付け板38を水道管1の管壁外周面に水密状態(密封状態)で締め付け固定する。
[14]図17に示すように、前記作業用管部6の連結フランジ部6Bに、流体機器の一例である新たな第1開閉弁(補修弁)7の上流側の連結フランジ部7Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結するとともに、この第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して水道管1の管壁に挿入口8を穿孔可能な先端穿孔具9を備えた穿孔装置Aの連結フランジ部13Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
次に、前記第1開閉弁7の操作レバー7Dを操作してボール弁体7Cを開弁作動させたのち、穿孔装置Aの駆動回転軸10を駆動回転させながら第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して先端穿孔具9を水道管1の管壁側に送り込むことにより、作業用管部6の基端開口に対応する水道管1の管壁に、前記分岐管部2と同芯又は略同芯状態で挿入口8を穿孔する。
この穿孔装置Aによる穿孔作業が終了すると、穿孔装置Aの先端穿孔具9を連結ケース13の収納空間12内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作するとともに、この第
1開閉弁7から穿孔装置Aを撤去する。
[15]図18に示すように、穿孔装置Aが撤去された第1開閉弁7の下流側連結フランジ部7Bに、分岐管部2内の流路Wを閉塞可能な閉塞手段Cを備えた閉塞装置Bの連結フランジ部15Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
前記第1開閉弁7を開弁操作して、閉塞装置Bの閉塞ケース15内に収納されていた閉塞手段Cを第1開閉弁7の内部流路、作業用管部6の内部流路、管壁に形成された挿入孔8を通して分岐管部2内の流路閉塞位置に送り込み、分岐管部2内の流路Wを水密状態で遮蔽する。
[16]図19に示すように、前記分岐管部2の連結フランジ部2Aに接続されている旧の空気弁3を撤去したのち、この分岐管部2の連結フランジ部2Aに、新たな流体機器の一例である第2開閉弁32及び空気弁33をそれぞれボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
次に、前記閉塞装置Bの拡径用弾性体20を非圧縮状態又はそれに近い状態にまで縮径側に弾性復帰させ、分岐管部2内の流路Wの遮蔽を解除したのち、前記分岐管部2内の流路閉塞位置にある閉塞装置Bの閉塞手段Cを、管壁の挿入孔8、作業用管部6の内部流路、第1開閉弁7の内部流路を通して閉塞ケース15内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作した状態で閉塞装置Bを撤去するとともに、閉塞装置Bが撤去された第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7の下流側開口を密閉するための蓋体34を、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、上述の第3実施形態では、前記水道管1の分岐管部2に第1開閉弁7を固定連結したままで更新作業を終了したが、第2実施形態で説明した図10〜図14に示す工程を追加して、水道管1の作業用管部6から第1開閉弁7を撤去するように構成してもよい。
更に、上述の第3実施形態では、空気弁や開閉弁等の流体機器の更新方法について説明したが、図24に示すように、前記水道管1の分岐管部2に接続されている分岐管40を、水道管1での流体輸送を維持したまま更新する方法にも好適に実施することができる。
〔第4実施形態〕
上述の各実施形態では、前記水道管1の分岐管部2を径方向外方に向かって一直線状に突設したが、図20〜図23に示すように、前記水道管1の分岐管部2を、該水道管1の接線方向に沿って突出するL字状に湾曲形成している分岐接続構造であっても、本発明の流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法を適用することができる。
つまり、この流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法は、下記のステップ[17]〜[20]から構成されている。
[17]図20に示すように、前記水道管1の管壁の外周面のうち、分岐管部2の基端開口2aに対して水道管1の略接線方向(水平方向)で相対向する部位に、分岐管部2と同じ内径の直線状の作業用管部6を、分岐管部2と同芯又は略同芯状態で径方向外方に向かって突設する。
この作業用管部6の基端部には、水道管1の管壁外周面と同じ曲率で湾曲形成された当て板部6Aが一体的に連設され、水道管1の管壁外周面に沿って径方向外方から当て付けられた当て板部6Aの外周縁全域を溶接で水道管1の管壁外周面に固着することにより、水道管1の管壁に対して作業用管部6を水密状態で取付けている。
[18]図21に示すように、前記作業用管部6の連結フランジ部6Bに、流体機器の一例である新たな第1開閉弁(補修弁)7の上流側の連結フランジ部7Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結するとともに、この第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して水道管1の管壁に挿入口8を穿孔可能な先端穿孔具9を備えた穿孔装置Aの連結フランジ部13Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
次に、前記第1開閉弁7の操作レバー7Dを操作してボール弁体7Cを開弁作動させたのち、穿孔装置Aの駆動回転軸10を駆動回転させながら第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して先端穿孔具9を水道管1の管壁側に送り込むことにより、作業用管部6の基端開口に対応する水道管1の管壁に、前記分岐管部2と同芯又は略同芯状態で挿入口8を略接線方向から穿孔する。
この穿孔装置Aによる穿孔作業が終了すると、穿孔装置Aの先端穿孔具9を連結ケース13の収納空間12内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作するとともに、この第1開閉弁7から穿孔装置Aを撤去する。
[19]図22に示すように、穿孔装置Aが撤去された第1開閉弁7の下流側連結フランジ部7Bに、分岐管部2の流路を閉塞可能な閉塞手段Cを備えた閉塞装置Bの連結フランジ部15Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
前記第1開閉弁7を開弁操作して、閉塞装置Bの閉塞ケース15内に収納されていた閉塞手段Cを第1開閉弁7の内部流路、作業用管部6の内部流路、管壁に形成された挿入孔8を通して分岐管部2内の流路閉塞位置に送り込み、分岐管部2内の流路Wを水密状態で遮蔽する。
[20]図23に示すように、前記分岐管部2の連結フランジ部2Aに接続されている旧の空気弁3を撤去したのち、この分岐管部2の連結フランジ部2Aに、新たな流体機器の一例である第2開閉弁32及び空気弁33をそれぞれボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
次に、前記閉塞装置Bの拡径用弾性体20を非圧縮状態又はそれに近い状態にまで縮径側に弾性復帰させ、分岐管部2内の流路Wの遮蔽を解除したのち、前記分岐管部2内の流路閉塞位置にある閉塞装置Bの閉塞手段Cを、管壁の挿入孔8、作業用管部6の内部流路、第1開閉弁7の内部流路を通して閉塞ケース15内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作した状態で閉塞装置Bを撤去するとともに、閉塞装置Bが撤去された第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7の下流側開口を密閉するための蓋体34を、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
また、上述の第4実施形態では、空気弁や開閉弁等の流体機器の更新方法について説明したが、前記水道管1の分岐管部2に接続されている分岐管を、水道管1での流体輸送を維持したまま更新する方法にも好適に実施することができる。
〔第5実施形態〕
図24に示すように、流体配管系を構成する流体管の一例である水道管1の途中に径方向外方に向かって一体的に突出形成された直線状の分岐管部2の連結フランジ部(連結部の一例)2Aに、分岐管40の上流側端部(下端側端部)に形成された連結フランジ部(
連結部の一例)40Aが、締結具の一例であるボルト4・ナット5を介して脱着自在に密封状態で締付け連結されている分岐接続構造において、水道管1内の上水の流れを維持した不断水状態のまま、耐久年数や流体配管系の変更等の理由で前記分岐管40を撤去する分岐管撤去方法及びその方法に用いられる分岐管部遮断方法であって、下記のステップ[21]〜[24]から構成されている。
[21]図25に示すように、前記水道管1の管壁の外周面のうち、分岐管部2の基端開口2aに対して水道管1の管軸芯Xを挟んで径方向で相対向する部位に、分岐管部2と同じ内径の直線状の作業用管部6を、分岐管部2と同芯又は略同芯状態で径方向外方に向かって突設する。
この作業用管部6の基端部には、水道管1の管壁外周面と同じ曲率で湾曲形成された当て板部6Aが一体的に連設され、水道管1の管壁外周面に沿って径方向外方から当て付けられた当て板部6Aの外周縁全域を溶接で水道管1の管壁外周面に固着することにより、水道管1の管壁に対して作業用管部6を水密状態で取付けている。
前記作業用管部6の連結フランジ部6Bには、流体機器の一例である新たな第1開閉弁(補修弁)7の上流側の連結フランジ部7Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
[22]図26に示すように、前記第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して水道管1の管壁に挿入口8を穿孔可能な先端穿孔具9を備えた穿孔装置Aの連結フランジ部13Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
次に、前記第1開閉弁7の操作レバー7Dを操作してボール弁体7Cを開弁作動させたのち、穿孔装置Aの駆動回転軸10を駆動回転させながら第1開閉弁7及び作業用管部6の各内部を通して先端穿孔具9を水道管1の管壁側に送り込むことにより、作業用管部6の基端開口に対応する水道管1の管壁に、前記分岐管部2と同芯又は略同芯状態で挿入口8を径方向から穿孔する。
この穿孔装置Aによる穿孔作業が終了すると、穿孔装置Aの先端穿孔具9を連結ケース13の収納空間12内に引き出したのち、第1開閉弁7を閉弁操作するとともに、この第1開閉弁7から穿孔装置Aを撤去する。
[23]図27、図28に示すように、穿孔装置Aが撤去された第1開閉弁7の下流側連結フランジ部7Bに、分岐管部2の流路を閉塞可能な閉塞手段Cを備えた閉塞装置Bの連結フランジ部15Aを、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
前記第1開閉弁7を開弁操作して、閉塞装置Bの閉塞ケース15内に収納されていた閉塞手段Cを第1開閉弁7の内部流路、作業用管部6の内部流路、管壁に形成された挿入孔8を通して分岐管部2内の流路閉塞位置に送り込み、分岐管部2内の流路Wを水密状態で遮蔽し、前記分岐管部2の連結フランジ部2Aに接続されている分岐管40を撤去する。
[24]図29、図30に示すように、前記分岐管部2の連結フランジ部2Aに、分岐管部2の下流側開口を密閉するための蓋体34を、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結したのち、前記閉塞装置Bの拡径用弾性体20を非圧縮状態又はそれに近い状態にまで縮径側に弾性復帰させ、分岐管部2内の流路Wの遮蔽を解除したのち、前記分岐管部2内の流路閉塞位置にある閉塞装置Bの閉塞手段Cを、管壁の挿入孔8、作業用管部6の内部流路、第1開閉弁7の内部流路を通して閉塞ケース15内に引き出したのち、第
1開閉弁7を閉弁操作した状態で閉塞装置Bを撤去するとともに、閉塞装置Bが撤去された第1開閉弁7の下流側の連結フランジ部7Bには、第1開閉弁7の下流側開口を密閉するための蓋体34を、ボルト4・ナット5を介して水密状態で固定連結する。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
上述の第5実施形態では、前記水道管1の分岐管部2に接続されている分岐管40を、水道管1での上水輸送(流体輸送)を維持した不断水状態のまま撤去する方法について説明したが、空気弁や開閉弁等の流体機器を、水道管1での上水輸送(流体輸送)を維持した不断水状態のまま撤去する方法においても好適に実施することができる。
〔第6実施形態〕
上述の第5実施形態では、作業用管部6の基端部に、水道管1の管壁外周面と同じ曲率で湾曲形成された当て板部6Aを一体的に連設し、水道管1の管壁外周面に沿って径方向外方から当て付けられた当て板部6Aの外周縁全域を溶接で水道管1の管壁外周面に固着するように構成したが、図31、図32に示すように、前記作業用管部6の基端部に、水道管1の管壁外周面に対して径方向の一側方である下方側から弾性シール材を介在させた状態で当て付けられる弧状取付け板38を連設するとともに、前記弧状取付け板38を水道管1の管壁外周面に水密状態で締付け固定する締結手段39を設けて実施してもよい。
前記締結手段39は、水道管1の管壁外周面に対して径方向の他側方である上方側から当て付けられる一対のU字状ボルト39Aと、各U字状ボルト39Aの両端側に形成されたネジ軸部39aのうち、弧状取付け板38の周方向両端部の連結フランジ部38Aに形成されている取付け孔に挿通されたネジ軸部分に螺合される締結用ナット39Bとから構成されている。
尚、その他の構成は、第5実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第5実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、水道管等の流体管1の途中に分岐管部2を一体形成してある流体配管系統について説明したが、流体管1に、それの周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体を備え、かつ、一つの分割継手体に流体管1に形成された貫通孔に対して管径方向から連通する分岐管部2を突設してある管継手が装着されている分岐接続構造においても本願発明の方法を適用することができる。
本発明の流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法の第1実施形態を示す一部切欠側面図 作業用管部を連設したときの一部切欠側面図 作業用管部に第1開閉弁及び穿孔装置を連結したときの一部切欠側面図 穿孔装置による穿孔時の一部切欠側面図 第1開閉弁に閉塞装置を連結したときの断面側面図 分岐管部の流路を閉塞装置で閉塞したときの断面側面図 分岐管部から旧の空気弁を取り外したときの断面側面図 新たな第2開閉弁及び空気弁を連結したときの断面側面図 更新後の側面図 本発明の流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法の第2実施形態を示し、分岐管部に第2開閉弁を連結したときの断面側面図 第2開閉弁に閉塞装置を連結したときの断面側面図 作業用管部の流路を閉塞したときの断面側面図 第1開閉弁を撤去したときの断面側面図 閉塞装置を撤去し、新たな空気弁を連結したときの断面側面図 本発明の流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法の第3実施形態を示し、作業用管部を連設したときの側面図 作業用管部を連設したときの断面正面図 第1開閉弁に閉塞装置を連結したときの断面側面図 分岐管部の流路を閉塞装置で閉塞したときの断面側面図 閉塞装置を撤去し、新たな第2開閉弁及び空気弁を連結したときの断面側面図 本発明の流体機器更新方法及び分岐管部遮断方法の第4実施形態を示し、作業用管部を連設したときの断面正面図 穿孔装置による穿孔時の一部切欠側面図 分岐管部の流路を閉塞装置で閉塞したときの断面側面図 分岐管部から旧の空気弁を取り外し、新たな第2開閉弁及び空気弁を連結したときの断面正面図 本発明の分岐管撤去方法及び分岐管部遮断方法の第5実施形態を示し、施工前の側面図 作業用管部に第1開閉弁を連結したときの一部切欠側面図 穿孔装置による穿孔時の一部切欠側面図 分岐管部の流路を閉塞装置で閉塞したときの断面側面図 分岐管を撤去したときの断面側面図 分岐管部に蓋体を連結したときの断面側面図 閉塞装置を撤去し、第1開閉弁に蓋体を連結したときの側面図 本発明の分岐管撤去方法及び分岐管部遮断方法の第6実施形態を示し、作業用管部を連結したときの側面図 分岐管撤去後の側面図
符号の説明
A 穿孔装置
B 閉塞装置
C 閉塞手段
1 流体管(水道管)
2 分岐管部
2a 基端開口
3 流体機器(空気弁)
6 作業用管部
6A 当て板部
7 第1開閉弁
8 挿入口
9 先端穿孔具
32 第2開閉弁
33 流体機器(空気弁)
34 蓋体
35 蓋体
38 弧状取付け板
39 締結手段
40 分岐管

Claims (4)

  1. 流体管の分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法であって、
    前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
    前記作業用管部に連結された開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口を形成する工程、
    前記開閉弁から穿孔装置を撤去する工程、
    前記開閉弁、作業用管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で分岐管部の流路を閉塞する工程、
    前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去する工程、
    前記分岐管部に新たな流体機器又は分岐管を連結する工程、
    前記開閉弁から閉塞装置を撤去する工程、
    を備えた流体配管系の流体機器・分岐管更新方法。
  2. 流体管の分岐管部に接続されている流体機器又は分岐管を、流体管での流体輸送を維持したまま更新する流体配管系の流体機器・分岐管更新方法であって、
    前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
    前記作業用管部に連結された第1開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口を形成する工程、
    前記第1開閉弁から穿孔装置を撤去する工程、
    前記第1開閉弁、作業用管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で分岐管部の流路を閉塞する工程、
    前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去し、前記分岐管部に第2開閉弁を連結する工程、
    前記第2開閉弁に閉塞装置を連結し、前記第2開閉弁、分岐管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で作業用管部の流路を閉塞する工程、
    前記作業用管部から第1開閉弁を撤去し、前記作業用管部にそれの端部開口を密封する蓋体を連結する工程、
    前記第2開閉弁から閉塞装置を撤去し、前記第2開閉弁に新たな流体機器又は分岐管を連結する工程、
    を備えた流体配管系の流体機器・分岐管更新方法。
  3. 流体管の分岐管部に接続されている分岐管又は流体機器を、流体管での流体輸送を維持したまま撤去する流体配管系の分岐管・流体機器撤去方法であって、
    前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
    前記作業用管部に連結された開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具で流体管の管壁に挿入口を形成する工程、
    前記開閉弁から穿孔装置を撤去する工程、
    前記開閉弁、作業用管部、流体管内を通して送り込まれる閉塞装置の閉塞手段で分岐管部の流路を閉塞する工程、
    前記分岐管部に接続されている旧の流体機器又は分岐管を撤去する工程、
    前記分岐管部にそれの端部開口を密封する蓋体を連結する工程、
    前記開閉弁から閉塞装置を撤去する工程、
    を備えた流体配管系の分岐管・流体機器撤去方法。
  4. 流体管の分岐管部の流路を、流体管での流体輸送を維持したまま遮断する流体配管系の
    分岐管部遮断方法であって、
    前記流体管の管壁外周面における分岐管部の基端開口に相対向する部位に作業用管部を設ける工程、
    前記作業用管部に連結された開閉弁及び作業用管部を通して送り込まれる穿孔装置の穿孔具により、分岐管部の流路を閉塞する閉塞装置の閉塞手段を送り込むための挿入口を形成する工程、
    を備えた流体配管系の分岐管部遮断方法。
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