JP2008169962A - リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパー - Google Patents
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Abstract
【課題】リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパーとして、寸法の異なる複数種の案内レールに使用でき、取り付け、取り外しが簡単で、案内レールに傷が生じ難いものを提供する。
【解決手段】このストッパーは、1対の挟持部材5とねじりバネ6と枢軸7とでクリップ状に組み立てられたものである。挟持部材5は、案内レール1の側面に形成された転動溝11bに嵌まる溝嵌合部51と、これに連続して案内レールの幅方向外側に延びた後に屈曲して案内レールの上側に向かう腕部52と、これに連続してねじりバネ6を配置する開口部および枢軸7を通す貫通穴53aを有する連結部53と、腕部52に設けた摘み部54と、からなる。
【選択図】図1
【解決手段】このストッパーは、1対の挟持部材5とねじりバネ6と枢軸7とでクリップ状に組み立てられたものである。挟持部材5は、案内レール1の側面に形成された転動溝11bに嵌まる溝嵌合部51と、これに連続して案内レールの幅方向外側に延びた後に屈曲して案内レールの上側に向かう腕部52と、これに連続してねじりバネ6を配置する開口部および枢軸7を通す貫通穴53aを有する連結部53と、腕部52に設けた摘み部54と、からなる。
【選択図】図1
Description
この発明は、リニアガイドの案内レールに取り付けて、スライダが案内レールから外れることを防止するストッパーに関する。
リニアガイドは、図2に示すように、案内レール1とスライダ2と複数個の転動体3とを備えている。案内レール1には、基台等の被取付部にボルトを用いて取り付けるための取り付け穴4が形成されている。
案内レール1およびスライダ2は、互いに対向配置されて転動体3の転動通路を形成する転動溝11,21を有する。スライダ2は、転動体3の戻し通路22と、この戻し通路22と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。そして、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体の循環経路が構成され、この循環経路内を転動体3が循環することにより、案内レール1およびスライダ2の一方が他方に対して相対的に直線運動する。
案内レール1およびスライダ2は、互いに対向配置されて転動体3の転動通路を形成する転動溝11,21を有する。スライダ2は、転動体3の戻し通路22と、この戻し通路22と前記転動通路とを連通させる方向転換路を有する。そして、前記転動通路、戻し通路、および方向転換路で転動体の循環経路が構成され、この循環経路内を転動体3が循環することにより、案内レール1およびスライダ2の一方が他方に対して相対的に直線運動する。
このようなリニアガイド装置では、搬送時や取り付け時にスライダが案内レールから外れることを防止する必要がある。下記の特許文献1および2には、そのために使用されるストッパーが提案されている。
特許文献1のストッパーは、弾性材料からなる一枚の帯状板材を、正面形状が略M形で、その両脚部の下端に案内レール側面の転動溝に嵌まる凸弧状の溝嵌合部を有する形状に成形したものである。また、中央のV字状凹陥部の底部下面に、下方へ突出した係止部が形成されている。
特許文献1のストッパーは、弾性材料からなる一枚の帯状板材を、正面形状が略M形で、その両脚部の下端に案内レール側面の転動溝に嵌まる凸弧状の溝嵌合部を有する形状に成形したものである。また、中央のV字状凹陥部の底部下面に、下方へ突出した係止部が形成されている。
このストッパーを案内レールに取り付ける際には、ストッパの各溝嵌合部を案内レール各側面の転動溝に嵌めて、係止部を案内レールの上面に弾接させた後に、この係止部を案内レール上面のボルト取り付け穴に押し込み、係止部外側の底部下面を取り付け穴の周縁部に弾接させている。
特許文献2のストッパーは、弾性材料からなる一枚の帯状板材を、正面形状が略倒C字形で、その両端に案内レール側面の転動溝に嵌まる係止脚を有する形状に成形したものである。係止脚の間隔は、案内レール側面の両転動溝の間隔より小さく形成され、略倒C字形部分の上下方向の寸法は、取り付け時に、略倒C字形部分の内面の一部が、案内レール上面に弾接される寸法にされている。
特許文献2のストッパーは、弾性材料からなる一枚の帯状板材を、正面形状が略倒C字形で、その両端に案内レール側面の転動溝に嵌まる係止脚を有する形状に成形したものである。係止脚の間隔は、案内レール側面の両転動溝の間隔より小さく形成され、略倒C字形部分の上下方向の寸法は、取り付け時に、略倒C字形部分の内面の一部が、案内レール上面に弾接される寸法にされている。
このストッパーを案内レールに取り付ける際には、ストッパーの両係止脚を拡げて案内レールの上面から垂直に押し込む。これにより、係止脚が、案内レールの側面に沿って下方に移動した後に、弾性変形状態で転動溝に嵌まり、略倒C字形部分の内面の一部が案内レール上面に弾接される。
特開平4−366015号公報
実開平5−27337号公報
しかしながら、上記特許文献1のストッパーは、寸法の異なる複数種の案内レールに対応できない。また、取り付けの際に案内レールに傷ができる恐れがある。
特許文献2のストッパーは、一定範囲であれば寸法の異なる複数種の案内レールに対応できるが、取り付けの際に案内レールに傷ができる恐れがある。
本発明の課題は、リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパーとして、寸法の異なる複数種の案内レールに使用でき、取り付け、取り外しが簡単で、案内レールに傷が生じ難いものを提供することである。
特許文献2のストッパーは、一定範囲であれば寸法の異なる複数種の案内レールに対応できるが、取り付けの際に案内レールに傷ができる恐れがある。
本発明の課題は、リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパーとして、寸法の異なる複数種の案内レールに使用でき、取り付け、取り外しが簡単で、案内レールに傷が生じ難いものを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、リニアガイドの案内レールに取り付けて、スライダが案内レールから外れることを防止するストッパーであって、1対の挟持部材とねじりバネと枢軸とでクリップ状に組み立てられ、挟持部材は、案内レールの側面に形成された転動溝に嵌まる溝嵌合部と、これに連続して案内レールの幅方向外側に延びた後に屈曲して案内レールの上側に向かう腕部と、これに連続してねじりバネを配置する開口部および枢軸を通す貫通穴を有する連結部と、腕部に設けた摘み部と、からなることを特徴とするストッパーを提供する。
本発明のストッパーを取り付ける際には、案内レールの上側で、摘み部を持ってねじりバネを弾性変形させて溝嵌合部間を案内レールの幅より大きく開き、この状態で下方に移動して、溝嵌合部を案内レールの転動溝に合わせてから、摘み部に加えた力を解除する。これにより、ねじりバネの弾性復元力で、挟持部材の溝嵌合部が案内レールの転動溝に固定され、腕部の上側部分と連結部が案内レールの上側に配置される。
よって、本発明のストッパーは、特許文献1および2のストッパーよりも、取り付け、取り外しが簡単で、案内レールに傷が生じ難い。また、溝嵌合部同士が開く間隔の範囲内で、寸法の異なる複数種の案内レールに使用できる。
よって、本発明のストッパーは、特許文献1および2のストッパーよりも、取り付け、取り外しが簡単で、案内レールに傷が生じ難い。また、溝嵌合部同士が開く間隔の範囲内で、寸法の異なる複数種の案内レールに使用できる。
本発明のリニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパーは、寸法の異なる複数種の案内レールに使用でき、特許文献1および2のストッパーよりも、取り付け、取り外しが簡単で、案内レールに傷が生じ難い。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1を用いて、本発明のストッパーの実施形態を説明する。
図1(a)は、このストッパーを案内レールに取り付けた状態を示す正面図であり、図1(b)はその平面図である。
このストッパーは、1対の挟持部材5と、ねじりバネ6と、枢軸7と、からなる。
案内レール1には、上側角部に上側転動溝11aが、側面に下側転動溝11bが形成されている。
図1を用いて、本発明のストッパーの実施形態を説明する。
図1(a)は、このストッパーを案内レールに取り付けた状態を示す正面図であり、図1(b)はその平面図である。
このストッパーは、1対の挟持部材5と、ねじりバネ6と、枢軸7と、からなる。
案内レール1には、上側角部に上側転動溝11aが、側面に下側転動溝11bが形成されている。
挟持部材5は、下側転動溝11bに嵌まる溝嵌合部51と、腕部52と、連結部53と、摘み部54と、からなる。
この挟持部材5は、短冊形の板を長さ方向1/3程度の位置で80°程度に折り曲げ、その先端を下側転動溝11bの断面円弧より小さい円弧状に曲げ、反対側の端部の幅方向両端に、この板面と直交する配置で、一対の板状の連結部53を連続させ、連結部53の近くの腕部52から、板状の摘み部54を立ち上げた形状である。連結部53の板面の中心に、枢軸7を通す貫通穴53aが形成されている。連結部53の内側面53bと腕部52の端面52aが、連結部53の開口部を形成する。
この挟持部材5は、短冊形の板を長さ方向1/3程度の位置で80°程度に折り曲げ、その先端を下側転動溝11bの断面円弧より小さい円弧状に曲げ、反対側の端部の幅方向両端に、この板面と直交する配置で、一対の板状の連結部53を連続させ、連結部53の近くの腕部52から、板状の摘み部54を立ち上げた形状である。連結部53の板面の中心に、枢軸7を通す貫通穴53aが形成されている。連結部53の内側面53bと腕部52の端面52aが、連結部53の開口部を形成する。
この挟持部材5は、合成樹脂の射出成形により一体物として、あるいは、金属板のプレス加工物を溶接により結合することで、あるいは、金属製の連結部53に合成樹脂製の腕部52と摘み部54を一体成形することで作製される。
このストッパーを組み立てる際には、2つの挟持部材5の各連結部53の内側面53bと外側面を接触させて係合することで、両連結部53の対向する内側面53bと、両腕部52の端面52aで囲まれた空間Aを形成する。そして、この空間Aに、ねじりバネ6を配置して、その一端を一方の挟持部材5の端面52aに当て、他端を他方の挟持部材5の端面52aに当てるとともに、全ての連結部53に設けた貫通穴53aとねじりバネ6の内部に枢軸7が貫通した状態とする。これにより、クリップ状に組み立てられたストッパーが得られる。
このストッパーを組み立てる際には、2つの挟持部材5の各連結部53の内側面53bと外側面を接触させて係合することで、両連結部53の対向する内側面53bと、両腕部52の端面52aで囲まれた空間Aを形成する。そして、この空間Aに、ねじりバネ6を配置して、その一端を一方の挟持部材5の端面52aに当て、他端を他方の挟持部材5の端面52aに当てるとともに、全ての連結部53に設けた貫通穴53aとねじりバネ6の内部に枢軸7が貫通した状態とする。これにより、クリップ状に組み立てられたストッパーが得られる。
このストッパーを案内レール1に取り付ける際には、案内レール1の上側で、摘み部54を持ってねじりバネ6を弾性変形させて、溝嵌合部51間を案内レール1の幅より大きく開き、この状態で下方に移動して、溝嵌合部51を案内レール1の下側転動溝11bに接触させてから、摘み部54に加えた力を解除する。これにより、ねじりバネ6の弾性復元力で、挟持部材5の溝嵌合部51が案内レール1の下側転動溝11bに固定され、腕部52の上側部分と連結部53が案内レール1の上側に配置される。
このストッパーを案内レール1から外す際には、摘み部54を持ってねじりバネ6を弾性変形させて、溝嵌合部51間を案内レール1の幅より大きく開くことで、溝嵌合部51を案内レール1の下側転動溝11bから外してから、この状態で上方に移動して、案内レール1に接触しない位置で、摘み部54に加えた力を解除する。
よって、このストッパーは、特許文献1および2のストッパーよりも、取り付け、取り外しが簡単で、案内レール1に傷が生じ難い。また、溝嵌合部51同士が開く間隔の範囲内で、寸法の異なる複数種の案内レールに使用できる。
よって、このストッパーは、特許文献1および2のストッパーよりも、取り付け、取り外しが簡単で、案内レール1に傷が生じ難い。また、溝嵌合部51同士が開く間隔の範囲内で、寸法の異なる複数種の案内レールに使用できる。
1 案内レール
2 スライダ
11 転動溝
11a 上側転動溝
11b 下側転動溝
21 転動溝
22 戻し通路
3 転動体
4 取り付け穴
5 挟持部材
51 溝嵌合部
52 腕部
52a 腕部の端面
53 連結部
53a 貫通穴
53b 連結部の内側面
54 摘み部
6 ねじりバネ
7 枢軸
2 スライダ
11 転動溝
11a 上側転動溝
11b 下側転動溝
21 転動溝
22 戻し通路
3 転動体
4 取り付け穴
5 挟持部材
51 溝嵌合部
52 腕部
52a 腕部の端面
53 連結部
53a 貫通穴
53b 連結部の内側面
54 摘み部
6 ねじりバネ
7 枢軸
Claims (1)
- リニアガイドの案内レールに取り付けて、スライダが案内レールから外れることを防止するストッパーであって、
1対の挟持部材とねじりバネと枢軸とでクリップ状に組み立てられ、
挟持部材は、案内レールの側面に形成された転動溝に嵌まる溝嵌合部と、これに連続して案内レールの幅方向外側に延びた後に屈曲して案内レールの上側に向かう腕部と、これに連続してねじりバネを配置する開口部および枢軸を通す貫通穴を有する連結部と、腕部に設けた摘み部と、からなることを特徴とするストッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005424A JP2008169962A (ja) | 2007-01-15 | 2007-01-15 | リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005424A JP2008169962A (ja) | 2007-01-15 | 2007-01-15 | リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパー |
Publications (1)
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JP2008169962A true JP2008169962A (ja) | 2008-07-24 |
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Family Applications (1)
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JP2007005424A Pending JP2008169962A (ja) | 2007-01-15 | 2007-01-15 | リニアガイドのスライダ抜け止め用ストッパー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008169962A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107745362A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-03-02 | 浙江致诚日用品有限公司 | 一种衣夹安装机扭簧往复安放器 |
KR101935137B1 (ko) * | 2017-03-15 | 2019-01-03 | 하이윈 테크놀로지스 코포레이션 | 고정구 |
-
2007
- 2007-01-15 JP JP2007005424A patent/JP2008169962A/ja active Pending
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