JP2008168748A - 給油口の開閉装置及び誤給油防止構造 - Google Patents

給油口の開閉装置及び誤給油防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で燃料の種類を誤って給油することを防止したり、給油口に対する蓋体をより確実かつ良好に開閉できるようにする。
【解決手段】燃料タンクの給油口を開閉する蓋体9及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段11を備え、給油装置側の給油ガン15を給油口に差し込んで給油する際にロック手段11の係止を解除する給油口の開閉装置5であって、給油ガン15と給油口近傍部との一方に取り付けられた発信装置18、及び他方に設けられて発信装置18の発信情報を検知する検出手段7を有しているとともに、ロック手段11が検出手段7で前記発信情報を検知しその検知信号に基づいて前記係止又は係止解除態様となり蓋体9の開閉状態を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用燃料タンクにガソリン等の燃料油を入れる給油口の開閉装置及び誤給油防止構造に関する。
燃料給油施設での給油手順は、例えば、車両の給油口に設けられている外リッドを遠隔操作などで開け、次いで、給油者がフィラーキャップと称されている給油口の蓋体を外した後、給油装置側の給油ガンを持って給油口内に差し込んで所定量の燃料を注入する。注入後は、給油ガンを給油装置の元位置に戻し、蓋体と外リッドを締めることになる。以上の給油作業では次のようなことが問題となる。
燃料給油施設では、ガソリン、ハイオク、軽油等の色々な燃料油を貯蔵しており、給油者がドライバーから給油する油種を聞き、選択した給油ガンを車体側の給油口に差し込んで給油しているため、油種や給油ガンを間違えて給油する虞がある。仮に、ガソリンと軽油とを間違えると、燃料系機器にダメージを与え、高額な修理代がかかる。この誤給油防止策としては、例えば、特許文献1に記載のごとく給油ガンの先端に燃料の蒸発ガスを検知して検知信号を発生する検知器を取り付け、該検知信号に基づいて給油装置側の給油ポンプを作動したり、該給油ガンと給油貯蔵部との間の配管に設けた弁を開くようにした構造がある。また、特許文献2に記載のごとく給油装置としてガソリン車の給油口に取り付けられる磁石に吸引され、軽油車の給油口に取り付けられる磁石に反発する磁石Aを給油ガンに取り付けたガソリンの給油機構と、軽油車の給油口に取り付けられる磁石に吸引され、ガソリン車の給油口に取り付けられる磁石に反発する磁石Bを給油ガンに取り付けた軽油の給油機構とを一つのハウジングに組み込むようにした構造がある。
また、給油に際しては、蓋体を手で開閉するため手が汚れ易く、取付状態が緩いと、燃料漏れを生ずる虞もある。この対策としては、例えば、特許文献3に記載のごとく給油ガンの給油口への差し込み操作で蓋体(弁付きキャップ)を付勢力に抗して押し開き、給油ガンを抜き去ることにより蓋体を閉状態にする開閉構造がある。この構造では、給油口が燃料パイプ内の蓋体で閉じられるとともに、外リッド(給油口蓋)に設けられた蓋部によっても開閉される。
実公昭51−2332号公報 特開2000−177800号公報 特開2002−240580号公報
上記した従来技術のうち、特許文献1の構造では、例えば、燃料タンク内の燃料の種類を検知するセンサーや、該センサの出力に応じて給油装置の弁を開閉制御するための制御装置等を備えなければならず、給油装置側の構造が複雑で高価なシステムとなる。また、特許文献2の構造では、構造的に簡単ではあるものの、例えば、給油口の形状が車種等により変わったり給油ガンの形状も定まっていないため給油口側の磁石と給油ガン側の磁石とが当接されないことも生じる。また、磁力による吸引・反発力に比べて給油ガンの差込作業に要する力が大きいため、極めて磁力の高い磁石を用いなければならず実用性としては疑問である。
これに対し、特許文献3の開閉構造では、蓋体(弁付きキャップ)が燃料パイプ内で付勢力により閉状態を維持しているが、それ自体のロック手段を有していないため大きな振動を受けると開閉する虞があり(この点は外リッドが衝突等で変形していると危険要因となる)、また、蓋の密封度を上げるため付勢力を大きく設定すると給油ガンを引き抜いたときに衝撃音を伴って急激に閉状態に切り換えられ、燃料パイプ内が蒸発ガスで高圧状態になっていると給油ガンで押し開けることができなくなる虞もある。
本発明の目的は、上記したような課題を解決して、簡単な構成で燃料の種類を誤って給油することを防止できるようにしたり、給油口に対する蓋体をより確実かつ良好に開閉できるようにする給油口の開閉装置、及び誤給油防止構造を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、前記給油ガンと前記給油口近傍部との一方に取り付けられた発信装置、及び他方に設けられて前記発信装置の発信情報を検知する検出手段を有しているとともに、前記ロック手段が前記検出手段で前記発信装置の発信情報を検知しその検知信号に基づいて前記係止又は係止解除態様となり前記蓋体の開閉状態を制御することを特徴としている。
以上の発明において、発信装置としては光、赤外線、電磁波、電磁誘導等を利用した公知の発信手段であればよい。検出手段としては、発信装置に対応した赤外線センサーや電磁波センサーなど公知の検出手段であればよい。
これに対し、請求項2の発明は、前記検出手段は前記給油口側に設けられ、かつ前記発信装置は前記給油ガン側に取り付けられるとともに、前記検出手段と前記発信装置とは前記給油ガンが前記給油口に対し予め設定された範囲の正規角度で接近するときにだけ前記発信装置の発信情報を検知するよう構成されていることを特徴としている。
請求項3の発明は、車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、前記給油ガンと前記給油口近傍部との一方に取り付けられた磁力発生装置、及び他方に設けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段を有しているとともに、前記ロック手段が前記検出手段で前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知しその検知信号に基づいて係止解除態様となり前記蓋体を開状態に切換可能にすることを特徴としている。
これに対し、請求項4の発明は、異油種の給油ガンを検出したときに前記ロック手段を係止して給油不能にする形態を想定したものであり、車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、前記給油ガンと前記給油口近傍部との一方に取り付けられた磁力発生装置、及び他方に設けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段を有しているとともに、前記ロック手段が前記検出手段で前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知しその検知信号に基づいて係止態様となり前記蓋体を開状態に切換不能にすることを特徴としている。
以上の各発明において、磁力発生装置としては磁石や電磁石及びそれに類似するものであればよい。
請求項5の発明は、車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、前記給油口は前記燃料タンクとを連通している燃料パイプ及び該燃料パイプの給油口側端部との間に空間部を区画形成している外筒を有し、前記蓋体は前記空間部側に配置されたヒンジを介して回動可能に枢支されているとともに、閉蓋方向へ付勢する付勢手段、及び蓋体の回動速度を制動するダンパ手段を有し、前記ロック手段は前記空間部内に少なくとも一部を配置しているケースと、前記ケースの一端から機構部を介して前記燃料パイプ内に出没されるラッチレバーとを有しているとともに、前記給油口付近に設けられて前記ラッチレバーを係止態様から係止解除態様に切り換えるための手動式押し釦を有していることを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項1から5の何れかに記載の開閉装置において、前記蓋体は前記給油口の閉状態で前記給油ガンの押し付けにより前記燃料タンクとを連通している燃料パイプ側の高圧ガスを外部へ放出可能にするリリーフ弁機構付きであることを特徴としている。
これに対し、請求項7の発明は、給油装置が異なる油種を供給する複数の給油ガンを備え、車両用燃料タンクの給油口に対し前記給油ガンから選択した当該車両に適合した一種を差し込んで給油する場合に適用される誤給油防止構造であって、前記複数の給油ガンのうち、少なくとも一種の給油ガンに取り付けられた磁石や電磁石等の磁力発生装置と、前記磁力発生装置を取り付けた給油ガンから供給する油に適合した車両側給油口の近傍部に設けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段と、前記給油口を開閉する開閉装置とを備え、前記給油口の開閉装置が前記検出手段の検知信号に基づいて該給油ガンの給油口内への差し込みを許容することを特徴としている。
請求項8の発明は、給油装置が異なる油種を供給する複数の給油ガンを備え、車両用燃料タンクの給油口に対し前記給油ガンから選択した当該車両に適合した一種を差し込んで給油する場合に適用される誤給油防止構造であって、車両側給油口の近傍部に設けられた磁石や電磁石等の磁力発生装置と、前記複数の給油ガンのうち、前記給油口から給油する油種に対応した少なくとも一種の給油ガンに取り付けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段と、前記給油口を開閉する開閉装置とを備え、
前記給油口の開閉装置が前記検出手段の検知信号に基づいて該給油ガンの給油口内への差し込みを許容することを特徴としている。
請求項1の発明では、例えば、ロック手段が検出手段で相手側発信装置の発信情報を検出した検知信号に基づいて係止解除するため、請求項7や8等の誤給油防止構造に最適なものとなり、給油作業を確実かつ簡単に行うことができる。これに対し、請求項2の発明は、給油ガンが給油口に対し予め差込角度として好ましいと設定された正規角度(例えば、給油ガンが給油口の中心線上に対し30度以内の角度)で接近するときにだけ検出手段が発信装置の発信情報を検知する。これは、例えば、給油ガンが給油口に対し正規角度から外れて接近してもロック手段を係止解除しないようにし、従来のごとく給油ガンが給油口に斜めに差し込まれることに起因する給油不良(例えば、油が給油口から外へ流れでること)を防止したり、給油ガンに設けられている満タンに給油したときそれを検出する機能を設計通り働かすことを可能にする。
請求項3の発明では、例えば、ロック手段が検出手段で相手側磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検出した検知信号に基づいて係止解除するため、請求項5や6等の誤給油防止構造に最適なものとなり、給油作業を確実かつ簡単に行うことができる。これに対し、請求項4の発明では、例えば、ロック手段が検出手段で相手側磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検出した検知信号に基づいて係止解除から係止態様となるため、誤給油防止構造に最適なものとなる。
請求項5の発明では、給油口を開閉する蓋体の枢支部(ヒンジ)、該蓋体を閉蓋方向へ付勢する付勢手段及びダンパ手段、ロック手段などを外筒を利用して配置し易く、また蓋体の回動速度がダンパ手段により制動されるため付勢力を大きく設定しても急速回転とそれに伴う異音の発生等を解消でき、しかもロック手段が給油口付近に設けられた手動式係止解除用押し釦を有しているため給油口の開閉装置として最適なものとなる。
請求項6の発明では、上記した作用効果に加え、蓋体が給油ガンを介して押し開かれる構造において、燃料パイプ内が高圧になっていても、蓋体のリリーフ弁機構によりその高圧状態を給油ガンの押し付けにより解放して、高圧に起因した蓋体の押し開きが困難になる虞を解消できる。
請求項7と8の各発明では、誤給油防止構造として、磁力線あるいは磁極を検知する検出手段を、予め決められた油種の給油ガンと当該油種を必要とする車両の給油口近傍部に設けておくだけで、例えば、磁力発生装置の付けていない給油ガンを給油口に近づけても開閉装置が該給油ガンの給油口への差し込みを許容しないため、確実に誤給油を防止できる。勿論、磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知するため引火の虞もない。
以下、本発明の形態を図面を参照して説明する。この説明では、給油口の開閉装置を図1〜図5により明らかにした後、その誤給油防止構造としての作動例を図6及び図7を含めて詳述し、更に図8の変形例に言及する。なお、各図面では、理解し易くするため一部を省略したり簡略化している。
(給油口の開閉装置)この開閉装置5は、自動車等の車体パネル1の適所に設けられた凹部2の内底部2aに配置された給油口を開閉して、給油ガン15のノズル部16を前記給油口から燃料パイプ8側へ差込可能にしたり差込不能にするものであり、回動式の蓋体9と、蓋体9を閉状態に係止したり係止解除するロック手段11と、給油口近傍部に設けられた係止解除用の手動式押し釦12と、蓋体9を閉方向に付勢する巻きばね22と、蓋体9の回動速度を制動するダンパ24等を備えている。また、誤給油防止構造としては被検出体である磁石18を内蔵しているチップ17と、該チップ17(磁石18)の磁力線あるいは磁極を検出する磁気センサ7とが用いられている。
なお、磁石18(チップ17)としては永久磁石或いは電磁石を含み、又、請求項1の発信装置や請求項2や3の磁力発生装置の一例である。具体的には、例えば、請求項1の発明としては以上の磁石18(チップ17)に代えて、光、赤外線、電磁波、電磁誘導等を利用した発信装置が使用され、磁気センサー7に代えて赤外線センサーや電磁波センサー等を利用した検出手段が使用されることになる。
ここで、前記凹部2には、従来と同じくその一側部に、車内側からのリモコン操作又はイグニッションキーの開錠操作により開閉可能な外リッド3がヒンジ4を介して開閉可能に設けられている。前記給油口は、図4に示されるように、凹部2を区画している内底部2aの中央部を開口するとともに、内底部2aの下面に接合された取付部材2bの開口を介して燃料パイプ8と接続されている。
すなわち、この例では、給油口が内底部2aの開口及び取付部材2bの開口で区画され、また、不図示の燃料タンクと接続している燃料パイプ8の先端が取付部材2bの開口(下側の径大になった開口部)に装着された状態で給油口と連通している。また、取付部材2bの開口(下側の径大になった開口部)には、内端面にシール部材26が装着されており、後述する蓋体9が対応部を該シール部材26に密接することで閉状態となる。但し、給油口の構造や、給油口と燃料パイプ8との接続構造はこれ以外にも必要に応じて変形可能である。また、シール部材29は蓋体9の対応部に装着してもよい。
また、内底部2aの下面側には、図2と図3に示されるように、燃料パイプ8の給油口側先端部外周囲に空間部を区画形成している外筒14が設けられている。この外筒14は、上側が内底部2a又は取付部材2bに対し溶接などで一体化され、下側が燃料パイプ8の外周囲に溶接などにより一体化された状態で外気と遮断された空間部を形成している。この空間部には、燃料パイプ8の先端側外周に一体化されたフランジ13及び該フランジ13等に支持されている各機構部が配置されている。
内底部2aの表面側には座板6が取り付けられている。この座板6は、中央部が大きく開口されており、該開口部6aから内底部2aに設けられた給油口用開口を露出している。また、座板6には、表面の一部に設けられた係止解除用の手動式押し釦12と、開口部6aの周縁にその検出面を斜めに向けて装着された磁気センサ7とが設けられている。磁気センサ7は、給油装置側における給油ガン15のノズル部16の外周に取り付けられるチップ17(磁石18)の磁力を検出して該検出信号を制御部に送るものであり、図4に示したようにノズル部16の先端外周に嵌合される筒状の磁石18と、磁石18の外周を一体に覆った状態に装着されている抜止め用保護カバー19とからなる。
なお、誤給油防止構造としては、以上の構成に代えて、チップ17(磁石18)を車体側給油口の近傍部に設け、磁気センサ7を給油ガン15側に取り付けて、該磁気センサ7にてチップ17(磁石18)の磁力線や磁極を検出し、その検出信号を制御部へ送信し、本発明の開閉装置5がその制御部の指令信号に基づいて給油ガン15(ノズル部16)の給油口への差し込みを許容するようにしてもよい。ところで、以上の磁気センサ7やチップ17(磁石18)は、例えば、自動車会社などが、油種に応じて取り付けの有無の選択を指定した上で、一方を車両の給油口近傍部に取り付け、他方を予め燃料給油施設に配布しておき、給油施設側ではその指定に基づき、例えば当該車両がディーゼル車であれば、軽油用給油ガン15のみに該チップ17を取り付ける場合(請求項1)と、逆に例えば当該車両がディーゼル車であれば、軽油用給油ガン以外のガソリン用給油ガンに該チップ17を取り付ける場合(請求項2)とがある。
前記蓋体9は、図2と図3及び図5に示されるように、アーム21を有し、該アーム21が燃料パイプ8の先端周囲に切り欠かれた逃げ部8aから外筒14の空間部に入れられ、かつ、該空間部にブラケット等を介して回動可能に支持されている枢支軸20に連結されている。また、蓋体9は、枢支軸20の外周に介挿された状態に組み付けられた付勢手段である巻ばね22により、前記給油口を閉鎖する閉方向へ付勢されて、閉状態において、上記シール部材26により給油口の密閉性を保つ。
枢支軸20は、一端側に装着された扇形のギア23を有し、該ギア23が外筒14内に不図示のブラケット等を介して固定されている回転式ダンパ24のギア25に噛合している。このため、蓋体9は、給油口の開状態から巻ばね22の付勢力で閉じるときダンパ24の制動により、急速な回動が規制されるようになっている。
また、以上の蓋体9は、図5の拡大部に示されるように、通気孔9aを中央部に形成している概略キャップ状の本体9Aと、本体9Aに対し間にシール部材28を介在して上下動可能に組み付けられた可動体9Bと、本体9Aに対し可動体9を常に突出方向へ付勢しているばね部材27とを有している。そして、蓋体9は、上記した給油口を閉鎖した閉状態において、本体9Aと可動体9Bとの間がシール部材28を介して密封されているが、可動体9Bが給油ガン15のノズル部16の押し付けにより、ばね部材27の付勢力に抗して本体9A内で下動されると、燃料パイプ8内の高圧ガスを通気孔9a及び本体9Aと可動体9Bとの間に形成される隙間から外部へ放出可能にする、いわゆるリリーフ弁機構付きとなっている。
前記ロック手段11は、公知の磁気ロック機構からなり、図5に示されるように、ケース30と、ケース30の一端から出没されるラッチレバー10と、ラッチレバー10を突出方向へ付勢している圧縮コイルばね31と、ケース30内に設けられてラッチレバー10を付勢力に抗して没方向へ移動する係止解除用ソレノイド32と、手動式押し釦12の係止解除機構などを有している。
このうち、ケース30は、先端を燃料パイプ8の外周に対面させ、後端を外筒14を貫通した状態に取り付けられている。ラッチレバー10は、先端が背面側を傾斜した係止爪部に設定され、燃料パイプ8に設けられた挿通孔から燃料パイプ内に突出配置されている。圧縮コイルばね31は、そのばね圧が蓋体9側の巻きばね22のばね圧より弱く設定されている。これは、蓋体9の開状態でラッチレバー10がその先端を燃料パイプ8内に突出していた場合でも、蓋体9が閉動作の過程でラッチレバー9の先端係止爪部(前記した背面側の傾斜部)に当接し、その下向き応力によりラッチレバー10をケース30内に没入する動きを伴って先端係止爪部を乗り越えて給油口を閉じるようにするためである。この結果、ラッチレバー10は、蓋体9が閉状態に切り換えられると、再び蓋体9の背面に大きく突出し蓋体9を確実に係止する。
なお、図3に模式的に示したように、前記磁気センサ7のリード線7aなどは、グロメット33を通じて外筒14の外部へ導出される。ケース30も、外筒14に設けられた開口に対しグロメット34などを介して外部へ導出される。
次に、上記ロック手段11と係止解除用の手動式押し釦12との連繋機構を図3などを参照して説明する。この連繋機構では、ケース30の外側面に沿って摺動可能に組み付けられ、かつラッチレバー10に作動連結されているラック50と、ラック50の下部に噛合している回転可能な第1のギア51と、第1のギア51に並列かつ互いに噛合して回転可能な第2のギア52と、第2のギア52に一体化されたレバー53と、レバー53の上方にあって、押しボタン12の下部に一体化された押下げ棒54と、押下げ棒54の下部に横設されて前記レバー53の揺動端に接したピン55、及び押下げ棒54の上側外周に介在されて押下げ棒54を常に上方位置に付勢保持する圧縮コイルばね56とを備えている。
そして、この機構では、上記した磁気センサ7の非検知状態で、蓋体9を押下げる場合は図3のごとく指先で押しボタン12を押下げる。すると、ピン45がレバー53を押下げ、これによって第2のギア52が逆時計回り方向に回転し、第1のギア51が時計回り方向に回転し、ラック50がラッチレバー10をケース30内に没入する方向へ摺動される。なお、このような手動式押し釦12及び連携機構は、公知の磁気ラッチ機構を応用したものであるが、これ以外の構造でもよい。また、押し釦12は気密性のゴムシートなどで覆われることも勿論である。
(誤給油防止構造)図6は、本発明の開閉装置5及び誤給油防止構造として、上記した磁気センサ7及びロック手段11(ソレノイド32)の制御構成と、その制御手順例を示している。図6(a)において、磁気センサ7は車内に配備された各部制御用のECU40の入力側にリード線などを介して接続され、ロック手段11(ソレノイド32)は不図示のリード線などを介してECU40の出力側に接続されている。
そして、ECU40では、(b)に例示したように、磁気センサ7が常にチップ17(磁石18)の磁力線(磁極でもよい、以下同じ)を検出したか否かを判定しており、磁力線を検知される(ステップST1でYes)と、ロック手段11(ソレノイド32)が作動されるよう該当する回路を切り換える(ステップST2)。これにより、ラッチレバー10は、圧縮コイルばね31の付勢力に抗してケース30内に没入され、係止解除態様に切り換えられる。
また、この構造では、蓋体6の回転軸部つまりアーム21の端部付近には角度によって蓋体6の開放状態を検知できるような角度センサ35が取り付けられ、ECU40の入力側にリード線などを介して接続されている。そして、ECU40では、例えば、蓋体6の角度として図2(b)のごとく給油ガン15のノズル部16が差し込まれたときの角度(所定の開角度)から、図2(a)のごとく給油ガン15のノズル部16を抜き取った角度(閉角度)を検知し、設定値を満たすと判断される(ステップST3でYes)と、ロック手段11(ソレノイド32)を再び係止態様となるよう該当する回路を切り換える(ステップST4)。以下同様の動作が検出の有無に応じて繰返される。
以上の作動を給油操作側から捉えると、図2(a)に示されるように、チップ17(磁石18)を装備した給油ガン15(ノズル部16)の先端を給油口に近づけると、蓋体9を係止しているロック手段11の係止が解除される。このため、給油者は、図6(b)のST2とST3の間に付記したように、給油ガン15(ノズル部16)の先端を蓋体9に当て、該蓋体9を巻きばね22の付勢力に抗して押し開けながら燃料パイプ8内に差し込み、該差込状態のまま給油を行うことになる。この場合、蓋体9は、上記したリリーフ弁機構により燃料パイプ8内の圧力に影響されずに押し開けられる。また、この構造では、蓋体9が給油ガン15の引抜き操作により開から閉になると、上記したように角度センサ35及びECU40の制御を介してロック手段11が再び係止態様に切り換えられる。
ところで、蓋体9は巻きばね22の付勢力により開から閉鎖方向に回動されるとき、ダンパ24の制動により急速回動それに伴う衝撃が回避されるので、給油ガン15の引抜きへの悪影響がなくなる。
更に、この構造では、ロック手段11が給油口付近に設けられた手動式押し釦12を有しているため、磁気センサ7の非検知状態つまり給油ガン15がチップ17(磁石18)を有していない場合でも、給油者が押しボタン12をばね圧に抗して押下げるだけでラッチレバー10を係止解除態様に切り換えることができ、後は給油ガン15のノズル部16を蓋体9に押し当てれば、蓋体9が燃料パイプ8内に押し開けられて給油することができる。なお、給油ガン15の引抜き後は、前述のごとくばね圧の差によって、押し釦12を押すことなく蓋体9は閉鎖され、その状態でロック手段11により閉状態に係止されることになる。
なお、以上の形態例では、給油ガン15側に被検出体としてのチップ17(磁石18)を設け、車両の給油口側に検出手段としての磁気センサ7を設けたが、これを逆にして、給油ガン15側に検出手段としての磁気センサ7を設けるとともに、チップ17(磁石18)を車両の給油口側に取り付けるようにしてもよい。後者の場合は、給油装置側の磁気センサ7で検出を確認し、その検出を微弱電波により、ECU40側に送信してソレノイド32を駆動して係止解除することになる。また、請求項1の場合は以上の磁石18(チップ17)に代えて、各種発信装置が使用され、磁気センサー7に代えてその発信装置に対応した検出手段が使用される。
図7は図6と異なる制御例を示している。この制御特徴は、異油種の給油ガンを検出したときにロック手段11を係止して給油不能にする形態を想定したものである。この構造では、ロック手段11が外リッド3を開けたときに係止解除態様(ステップST1とST2)となる。また、磁気センサ7が常にチップ17(磁石18)の磁力線を検知したか否かを判定しており、磁力線が検知される(ステップST3でYes)とロック手段11(ソレノイド32)が係止態様に切り換えられて給油不能となる(ステップST5)。逆に、外リッド3を開けた状態で磁力線が検知されない間は係止解除態様が維持される(ステップST3でNo)。このため、給油者は、図7のST3とST4の間に付記したように、給油ガン15(ノズル部16)の先端を蓋体9に当て、該蓋体9を巻きばね22の付勢力に抗して押し開けながら燃料パイプ8内に差し込み、該差込状態のまま給油を行うことになる。また、この構造では、蓋体9が給油ガン15の引抜き操作により開から閉状態になり、ロック手段11が外リッド3を閉じたときに再び係止態様に切り換えられる(ステップST4でYes、ST5)ことになる。
(変形例)図8は上記開閉装置の変形例であり、図8(a)は図1に対応し、図8(b)は下側に図示した(a)のB−B線断面図、及び該断面図を使用して磁気センサの検出範囲を模式的に示している。すなわち、図8の開閉装置は、図1に比べて磁気センサ7Aとチップ17A内の磁石18Aとが給油ガン15が上記給油口に対し予め設定された範囲の正規角度で接近するときにだけ給油ガン側磁石18Aの磁力線あるいは磁極を検知するよう構成した一例である。すなわち、この例では、給油口側の磁気センサ7A(他の検出手段でもよい)が給油ガン側ノズル部16の上側、つまりノズル部16の円周のうち、使用状態で上側となる箇所に装着された磁石18A(他の発信装置でもよい)の磁力線あるいは磁極(他の情報でもよい)を、給油ガン15が給油口に対し差込角度として好ましいと予め設定された正規角度(この角度は、例えば、給油ガン15が給油口の中心線Nの線上に対し30度以内の角度)で接近するときにだけ磁気センサ7Aが検知するよう構成されている。このような構成は、例えば、給油ガン15が給油口に対し正規角度から外れて接近してもロック手段11が係止解除されないようにし、これにより、従来のごとく給油ガンが給油口に斜めに差し込まれることに起因する給油不良(例えば、油が給油口から外へ流れでること)を防止したり、給油ガンに設けられている満タンに給油したときそれを検出する機能を設計通り働かすことを可能にするものである。このように本発明は、各請求項で特定される要件を除いて種々変形したり展開可能なものである。
本発明形態の給油口の開閉装置と給油ガンの関係を示す概略斜視図である。 (a),(b)は給油ガンを給油口に差し込む過程を示す概略断面図である。 上記開閉装置の構造を分かり易く示した概略構成図である。 図2(a)のA部を拡大した断面図である。 上記開閉装置のロック手段及び蓋体等の細部を示す概略構成図である。 (a)は上記開閉装置の制御例のブロック図、(b)は制御手順例を示すフローチャートである。 上記開閉装置の他の制御手順例を示すフローチャートである。 (a)上記開閉装置の他の変形例を図1に対応して示し、(b)は要部を示している。
符号の説明
1…車体パネル(2は凹部、2aは内底部、3は外リッド、4はヒンジ)
5…開閉装置
7,7A…磁気センサ(検出手段)
8…燃料パイプ
9…蓋体(9Aは本体、9aは通気孔、9Bは可動体、27はばね部材)
10…ラッチレバー
11…ロック手段
12…係止解除用の手動式押し釦
14…外筒
15…給油ガン(16はノズル部)
18,18A…磁石(発信装置又は磁力発生装置)
20…枢支軸
22…巻きバネ(付勢手段)
24…ダンパ(制動手段)
30…ケース
32…係止解除用ソレノイド
35…角度センサ

Claims (8)

  1. 車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、
    前記給油ガンと前記給油口近傍部との一方に取り付けられた発信装置、及び他方に設けられて前記発信装置の発信情報を検知する検出手段を有しているとともに、
    前記ロック手段が前記検出手段で前記発信装置の発信情報を検知しその検知信号に基づいて前記係止又は係止解除態様となり前記蓋体の開閉状態を制御することを特徴とする給油口の開閉装置。
  2. 前記検出手段は前記給油口側に設けられ、かつ前記発信装置は前記給油ガン側に取り付けられるとともに、前記検出手段と前記発信装置とは前記給油ガンが前記給油口に対し予め設定された範囲の正規角度で接近するときにだけ前記発信装置の発信情報を検知するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給油口の開閉装置。
  3. 車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、
    前記給油ガンと前記給油口近傍部との一方に取り付けられた磁力発生装置、及び他方に設けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段を有しているとともに、
    前記ロック手段が前記検出手段で前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知しその検知信号に基づいて係止解除態様となり前記蓋体を開状態に切換可能にすることを特徴とする給油口の開閉装置。
  4. 車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、
    前記給油ガンと前記給油口近傍部との一方に取り付けられた磁力発生装置、及び他方に設けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段を有しているとともに、
    前記ロック手段が前記検出手段で前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知しその検知信号に基づいて係止態様となり前記蓋体を開状態に切換不能にすることを特徴とする給油口の開閉装置。
  5. 車両用燃料タンクの給油口を開閉する蓋体及び該蓋体を閉状態に係止するロック手段を備え、給油装置側の給油ガンを前記給油口に差し込んで給油する際に前記ロック手段の係止を解除する給油口の開閉装置であって、
    前記給油口は前記燃料タンクに接続している燃料パイプ及び該燃料パイプの給油口側端部外周囲に空間部を区画形成している外筒を有し、
    前記蓋体は前記空間部側に配置されたヒンジを介して回動可能に枢支されているとともに、閉蓋方向へ付勢する付勢手段、及び蓋体の回動速度を制動するダンパ手段を有し、
    前記ロック手段は前記空間部内に少なくとも一部を配置しているケースと、前記ケースの一端から機構部を介して前記燃料パイプ内に出没されるラッチレバーとを有しているとともに、前記給油口付近に設けられて前記ラッチレバーを係止態様から係止解除態様に切り換えるための手動式押し釦を有していることを特徴とする給油口の開閉装置。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の開閉装置において、前記蓋体は前記給油口の閉状態で前記給油ガンの押し付けにより前記燃料タンクとを連通している燃料パイプ側の高圧ガスを外部へ放出可能にするリリーフ弁機構付きであることを特徴とする給油口の開閉装置。
  7. 給油装置が異なる油種を供給する複数の給油ガンを備え、車両用燃料タンクの給油口に対し前記給油ガンから選択した当該車両に適合した一種を差し込んで給油する場合に適用される誤給油防止構造であって、
    前記複数の給油ガンのうち、少なくとも一種の給油ガンに取り付けられた磁石や電磁石等の磁力発生装置と、前記磁力発生装置を取り付けた給油ガンから供給する油に適合した車両側給油口の近傍部に設けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段と、前記給油口を開閉する開閉装置とを備え、
    前記給油口の開閉装置が前記検出手段の検知信号に基づいて該給油ガンの給油口内への差し込みを許容することを特徴とする誤給油防止構造。
  8. 給油装置が異なる油種を供給する複数の給油ガンを備え、車両用燃料タンクの給油口に対し前記給油ガンから選択した当該車両に適合した一種を差し込んで給油する場合に適用される誤給油防止構造であって、
    車両側給油口の近傍部に設けられた磁石や電磁石等の磁力発生装置と、前記複数の給油ガンのうち、前記給油口から給油する油種に対応した少なくとも一種の給油ガンに取り付けられて前記磁力発生装置の磁力線あるいは磁極を検知する検出手段と、前記給油口を開閉する開閉装置とを備え、
    前記給油口の開閉装置が前記検出手段の検知信号に基づいて該給油ガンの給油口内への差し込みを許容することを特徴とする誤給油防止構造。
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