JP2008168455A - シーリング・ポンプアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予備走行後のタイヤの内圧測定を容易に行うことができるシーリング・ポンプアップ装置を提供する。
【解決手段】圧力ゲージ用バルブ124は、ケーシング32の内部において分岐配管45の一方の端と接続されている。分岐配管45の他端はエア配管46に連通している。圧力ゲージ86には、圧力ゲージ用バルブ124と接続することができるアダプタ84が配置されている。アダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124にねじ止めすると、エアコンプレッサ34、エア配管46、液剤容器40、気液配管48、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24を通して、圧力ゲージ86とタイヤ22とが連通する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パンクした空気入りタイヤを補修するためのシーリング剤を空気入りタイヤ内へ注入し、空気入りタイヤ内に圧縮空気を供給して空気入りタイヤの内圧を昇圧させる、タイヤのシーリング・ポンプアップ装置に関する。
近年、空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際に、タイヤおよびホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して規定圧まで内圧をポンプアップするタイヤのシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が普及している。ポンプアップ装置としては、特許文献1に開示されているポンプアップ装置が公知である。
特許文献1に記載されているポンプアップ装置では、タイヤをシーリング剤により補修して内圧をポンプアップしたとき、圧力計2Aによって規定圧まで昇圧したか否かを測定することができる。内圧が規定圧まで昇圧していれば、一旦、ポンプアップ装置をタイヤから取り外し、該ポンプアップ装置を車両のトランクなどに収納した後、タイヤ内部にシーリング剤を均一に拡散するために予備走行を行う。予備走行を行った後、タイヤの内圧を確認するために、予備走行中に収納されていたポンプアップ装置を取り出し、再度タイヤに接続して、圧力計2Aによってタイヤの内圧を測定しなければならないので、手間がかかり、作業者への負担が大きくなる。
特開2001−212883号公報
本発明は、上記事実を考慮してなされたものであり、予備走行後のタイヤの内圧測定を容易に行うことができるシーリング・ポンプアップ装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るシーリング・ポンプアップ装置は、圧縮空気を供給する空気供給手段と、シーリング剤を収容する液剤容器と、前記空気供給手段から供給される圧縮空気を前記液剤容器へ導く空気供給路と、前記圧縮空気によって、前記液剤容器からシーリング剤を排出する気液供給路と、前記気液供給路と空気入りタイヤの空気入れ用の弁体とをつなぐ気液供給部材と、前記空気供給路に設けられ、前記空気入りタイヤの空気入れ用の弁体と同型式のポンプアップ用弁体と、前記ポンプアップ用弁体に脱着自在の口金を備え、前記空気供給路内の圧力を表示する圧力表示手段と、を備えている。
上記構成では、空気供給路に設けられたポンプアップ用弁体から圧力表示手段を外して、該圧力表示手段を使用することができる。したがって、シーリング・ポンプアップ装置で、タイヤをシーリング剤により補修し予備走行をした後、圧力表示手段をシーリング・ポンプアップ装置から外して、該圧力表示手段の口金を修理したタイヤの空気入れ用の弁体に接続することにより、タイヤの内圧を測定することができる。したがって、シーリング・ポンプアップ装置を車両のトランクなどから取り出して、タイヤに再度接続して、タイヤの内圧を測定する必要がない。このため、手間がかからず、作業者への負担が減少する。
本発明の請求項2に係るシーリング・ポンプアップ装置は、請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置であって、前記液剤容器をバイパスして、前記空気供給路と前記気液供給路とをつなぐバイパス空気供給路を備え、前記圧力表示手段用弁体は、前記空気供給路に替えて、前記バイパス空気供給路に設けられている。
上記構成では、空気供給手段からタイヤへ導入される圧縮空気がバイパス空気供給路を通り、液剤容器を通らないので、液剤容器に負担を与えることがない。
本発明は、上記構成としたので、予備走行後に、修理したタイヤの内圧を測定する場合に、予備走行中に収納されていたシーリング・ポンプアップ装置を取り出して、タイヤに再度接続することなく、圧力表示手段だけでタイヤの内圧を測定することができる。したがって、手間がかからず、作業者への負担を減少することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るシーリング・ポンプアップ装置について説明する。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシーリング・ポンプアップ装置(以下、単に「ポンプアップ装置」という。)が示されている。ポンプアップ装置30は、自動車等の車両に装着された空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」という。)がパンクした際、そのタイヤおよびホイールを交換することなく、タイヤをシーリング剤により補修して規定圧まで内圧を加圧(ポンプアップ)するものである。
図1に示されるように、ポンプアップ装置30は、その外殻部として箱状のケーシング32を備えており、ケーシング32内には、圧縮空気の供給源としてエアコンプレッサ(空気供給手段)34が配置されている。また、ケーシング32内には、内部にシーリング剤36を収容する液剤容器40が配置されている。この液剤容器40の内部には、ポンプアップ装置30により修理すべきタイヤの種類毎に規定された量(たとえば、400g〜600g)のシーリング剤36が収容されている。
液剤容器40には、その高さ方向に沿った上端側の隔壁部分である頂板部にエア受入口39が設けられており、下板部に気液吐出口38が設けられている。
図1に示されるように、エアコンプレッサ34には、ケーシング32にエア吸入口42およびエア供給口44が各々開口している。エアコンプレッサ34は、レシプロ型のエアポンプ10およびこのエアポンプ10を駆動するための直流の駆動モータ12を内蔵しており、エアポンプ10の吸気弁14は、内部配管18を通してエア吸入口42に連通し、また排気弁16は内部配管20を通してエア供給口44に連通している。
エアコンプレッサ34は、駆動モータ12によるエアポンプ10の駆動時に、エア吸入口42を通して外部から空気を吸入し、この吸入空気を所定の圧縮比で圧縮してエア供給口44を通して外部へ吐出する。詳細には、エアコンプレッサ34は、大気圧の空気を0.5MPa〜1.0MPa程度まで圧縮できる圧縮能力を有している。エア供給口44には、耐圧ホース、パイプ等からなるエア配管46(空気供給路)の一端部が接続されており、このエア配管46の他端部は液剤容器40におけるエア受入口39に接続されている。また液剤容器40の気液吐出口38には、耐圧ホース、パイプ等からなる気液配管48(気液供給路)の基端部が接続されており、この気液配管48の先端部には、逆止弁90を介してジョイントホース66(気液供給部材)の基端部が接続されている。
ジョイントホース66の先端部には、図2に示されるように、タイヤ22のタイヤ・バルブ24(空気入れ用の弁体)にねじ止めすることができるアダプタ68が配置されている。ジョイントホース66としては、ナイロン等の強化繊維により強化された耐圧ホースを用いることが好ましい。アダプタ68は略円筒状に形成されており、その内部には軸方向へ貫通する中空穴68Aが形成されている。この中空穴68Aの内周面には、先端部にタイヤ・バルブ24の雄ねじ部24Aをねじ込むことができる雌ねじ部68Bが形成されている。また、アダプタ68には、中空穴68A内にバルブ押圧部69が径方向に沿ってアーチ状に掛け渡されている。一方、アダプタ68よりも細径の円筒状とされたタイヤ・バルブ24内には、ロッド状のバルブコア23が軸方向に沿って閉鎖位置と開放位置との間でスライド可能に配設されており、このバルブコア23は、タイヤ・バルブ24に内蔵されたコイルスプリング等の付勢部材により常に図示の閉鎖位置に付勢されている。
アダプタ68をタイヤ・バルブ24にねじ止めすると、アダプタ68内の押圧部69がバルブコア23をタイヤ・バルブ24の根元側へ押圧し、付勢部材の付勢力に抗して閉鎖位置から開放位置へスライドさせる。これにより、タイヤ22内へのシーリング剤36および圧縮空気の供給時に、バルブコア23をタイヤ・バルブ24内から抜き取ることなく、アダプタ68をタイヤ・バルブ24にねじ止めするだけで、液剤容器40がジョイントホース66、アダプタ68およびタイヤ・バルブ24を通してタイヤ22の内部に連通する。また、アダプタ68をタイヤ・バルブ24から取り外すと、開放位置にあったバルブコア23が付勢部材の付勢力により閉鎖位置に復帰してタイヤ・バルブ24を閉塞させる。
図1に示すように、ポンプアップ装置30には、ケーシング32の外部に起動ボタン72および停止ボタン74を備えた操作パネル70が設けられており、ケーシング32の内部に電流遮断器76および電源回路78が設けられている。電源回路78には、電流遮断器76を介して2芯の電源ケーブル80が接続されている。この電源ケーブル80の先端部には、車両に設置されたシガーソケットに挿脱することができるプラグ82が設けられており、このプラグ82をシガーソケットに差し込むことにより、車両に搭載されたバッテリーから電源回路78に電源を供給することができる。電源回路78は、起動ボタン72および停止ボタン74に対する操作に応じて、エアコンプレッサ34の動作を制御する。
電流遮断器76としては、たとえば、ヒューズ式のものが用いられている。この電流遮断器76は、一対の外部接点を介して2本の導線からなる電源ケーブル80における1本の導線に直列的に接続されている。これにより、電源回路78に許容電流を越える過電流が流れてヒューズが溶断すると、電源ケーブル80が非導通となり車両のバッテリーから電源回路78への電源供給が遮断される。
(圧力ゲージ用バルブ)
次に、本発明の実施形態にかかる圧力ゲージ用バルブについて説明する。
図1および図3に示されるように、圧力ゲージ用バルブ124(ポンプアップ用弁体)はケーシング32の外部に突設されている。圧力ゲージ用バルブ124の先端外周部には、圧力ゲージ86(圧力表示手段)のアダプタ84(口金)の雌ねじ部84Bをねじ込むことができる雄ねじ部124Aが形成されている(図4および図6参照)。圧力ゲージ用バルブ124は、ケーシング32の内部において、分岐配管45の一方の端と接続されている。分岐配管45の他端はエア配管46に連通している。この圧力ゲージ用バルブ124は、上述したタイヤ・バルブ24と同様の構成を有する。すなわち、タイヤ・バルブ24と同一の径の円筒状とされた圧力ゲージ用バルブ124内には、ロッド状のバルブコア123が軸方向に沿って閉鎖位置と開放位置との間でスライド可能に配設されており、このバルブコア123は、圧力ゲージ用バルブ124に内蔵されたコイルスプリング等の付勢部材125により常に閉鎖位置に付勢されている。
詳細には、図3に示すように、圧力ゲージ用バルブ124は開口部15Aを有し、軸方向途中に、開口部15Aよりも小径の開口部15Bを提供する短い円筒状の部材15Cを備えている。バルブコア123は、圧力ゲージ用バルブ124の根元側に、開口部15Aより小径で、かつ、開口部15Bよりも大径の円盤状のバルブ部123Aを備えている。圧力ゲージ用バルブ124の軸方向に貫通する中空穴124Bが外部と連通しないように、バルブ部123Aは、圧力ゲージ用バルブ124の根元側から付勢部材125により付勢され、円筒状の部材15Cに押し付けられている。
一方、タイヤの内圧を測定する圧力ゲージ86には、図4に示されるように、圧力ゲージ用バルブ124と接続することができるアダプタ84が配置されている。図4に示される圧力ゲージ86は、該圧力ゲージ86にかかる圧力に応じて、目盛りが刻まれた部材87が上下することによって、該部材87の位置により圧力の値を示すものである。図6に示されるように、アダプタ84はタイヤ・バルブ24および圧力ゲージ用バルブ124より太い径の略円筒状に形成されており、その内部には軸方向へ貫通する中空穴84Aが形成されている。この中空穴84Aの内周面には、先端部に、図3に示す圧力ゲージ用バルブ124の雄ねじ部124Aをねじ込むことができる雌ねじ部84Bが形成されている。また、アダプタ84には、中空穴84A内にバルブ押圧部85が径方向に沿ってアーチ状に掛け渡されている。
アダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124にねじ止めすると、すなわち、アダプタ84の雌ねじ部84Bにケーシング32の外部に突設している圧力ゲージ用バルブ124の雄ねじ部124Aをねじ込むと、アダプタ84内の押圧部85がバルブコア123を圧力ゲージ用バルブ124の根元側へ押圧する。この押圧により、アダプタコア123は、付勢部材125の付勢力に抗して閉鎖位置から開放位置へスライドさせられる。詳細には、バルブコア123が押圧されることにより、円筒状部材15Cに押し付けられていたバルブ部123Aが、付勢部材125の付勢力に抗して圧力ゲージ用バルブ124の根元側に移動する。これにより、円筒状部材15Cとバルブ部123Aとの間に間隙が生じ、圧力ゲージ用バルブ124の中空穴124Bが外部(すなわち、接続された圧力ゲージ86)と連通する。
これにより、タイヤ22の内圧測定時に、バルブコア123を圧力ゲージ用バルブ124内から抜き取ることなく、アダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124にねじ止めするだけで、エア配管46、液剤容器40、気液配管48、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24を通して、圧力ゲージ86とタイヤ22とが連通する。また、アダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124から取り外すと、開放位置にあったバルブコア123が付勢部材125の付勢力により閉鎖位置に復帰して圧力ゲージ用バルブ124を閉塞させる。
予備走行後にタイヤ22の内圧を測定する場合には、圧力ゲージ86のアダプタ84をタイヤ・バルブ24にねじ止めすると、アダプタ84内の押圧部85がバルブコア23をタイヤ・バルブ24の根元側へ押圧し、付勢部材の付勢力に抗して閉鎖位置から開放位置へスライドさせる。これにより、バルブコア23をタイヤ・バルブ24内から抜き取ることなく、アダプタ84をタイヤ・バルブ24にねじ止めするだけで、圧力ゲージ86とタイヤ22の内部とが連通する。また、アダプタ84をタイヤ・バルブ24から取り外すと、開放位置にあったバルブコア23が付勢部材の付勢力により閉鎖位置に復帰してタイヤ・バルブ24を閉塞させる。
(作業手順)
次に、第1実施形態に係るポンプアップ装置30を用いてパンクしたタイヤ22を修理する作業手順を説明する。
タイヤ22にパンクが発生した際には、まず、作業者は、ポンプアップ装置30の圧力ゲージ用バルブ124に圧力ゲージ86のアダプタ84をねじ止めし、圧力ゲージ86をポンプアップ装置30へ接続する。すなわち、圧力ゲージ用バルブ124のケーシング32の外部に露出している部分に形成されている雄ねじ部124Aを、圧力ゲージ86のアダプタ84に形成されている雌ねじ部84Bにねじ込むことにより、圧力ゲージ86をポンプアップ装置30のケーシング32へ接続するので、圧力ゲージ86とポンプアップ装置30とは一体性を有することができる。
アダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124にねじ止めすると、アダプタ84内の押圧部85が圧力ゲージ用バルブ124のバルブコア123を圧力ゲージ用バルブ124の根元側へ押圧し、付勢部材125の付勢力に抗して閉鎖位置から開放位置へスライドさせる。すなわち、圧力ゲージ86を圧力ゲージ用バルブ124に接続することにより、該接続操作に連動して、圧力ゲージ用バルブ124の円筒状部材15Cとバルブ部123Aとの間を自動的に開放することができる。これにより、圧力ゲージ86と、エア配管46に連通している分岐配管45と、が連通する。
次に、タイヤ22におけるタイヤ・バルブ24にアダプタ68をねじ止めし、ジョイントホース66をパンクしたタイヤ22へ接続する。このとき、エアコンプレッサ34は停止している。次いで、作業者が、電源ケーブル80のプラグ82を車両のシガレットライターのソケット等へ差し込んだ後、操作パネル70の起動ボタン72を操作すると、電源回路78は、エアコンプレッサ34を作動させて、エア配管46を通して液剤容器40内へ圧縮空気を送り込む。これにより、液剤容器40内からシーリング剤36が圧縮空気により押し出され、このシーリング剤36が気液配管48、ジョイントホース66を通ってタイヤ22内へ注入される。
ポンプアップ装置30のエアコンプレッサ34は、液剤容器40内から全てのシーリング剤36が吐出され、タイヤ22内への所定量のシーリング剤36の注入が完了すると、圧縮空気をエア配管46、液剤容器40の内部空間、気液配管48、および、ジョイントホース66を通してタイヤ22内へ供給し、タイヤ22の内圧を規定圧まで上昇させてタイヤ22を膨張させる。
タイヤ22の内圧は、ポンプアップ装置30に接続されている圧力ゲージ86によって測定されるので、作業者はタイヤ22の内圧が規定圧まで上昇したか否かを該圧力ゲージ86によって知ることができる。内圧が規定圧まで上昇したことを確認した場合、作業者は停止ボタン74を操作することによってエアコンプレッサ34を停止させ、タイヤ22のタイヤ・バルブ24からジョイントホース66のアダプタ68を取り外す。
次に、作業者は、圧力ゲージ86をポンプアップ装置30から取り外し、ポンプアップ装置30を車両のトランクなどに収納した後、シーリング剤36が注入されたタイヤ22を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ22内部にシーリング剤36が均一に拡散し、シーリング剤36がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。予備走行完了後に、作業者は、タイヤ22のタイヤ・バルブ24に圧力ゲージ86のアダプタ84をねじ止めし、該圧力ゲージ86によりタイヤ22の内圧を測定する。測定した内圧が規定圧である場合には、このタイヤ22を用いて一定速度以下で走行することができる。
測定した内圧が規定圧よりも低い場合にのみ、作業者は、再び、ポンプアップ装置30を車両のトランクなどから取り出し、ポンプアップ装置30の圧力ゲージ用バルブ124に圧力ゲージ86のアダプタ84をねじ止めする。次いで、ジョイントホース66のアダプタ68をタイヤ・バルブ24にねじ止めし、エアコンプレッサ34を作動させて、タイヤ22を規定の内圧まで加圧する。作業者は、ポンプアップ装置30に接続されている圧力ゲージ86によって、タイヤ22の内圧が規定の内圧であるか否か知ることができる。
以上説明した本発明の第1実施形態にかかるポンプアップ装置30において、圧力ゲージ86を接続することができる圧力ゲージ用バルブ124はタイヤ22のタイヤ・バルブ24と同型式なので、予備走行後に、圧力ゲージ86だけで修理したタイヤ22の内圧を測定することができる。したがって、手間がかからず、作業者への負担を減少することができる。
なお、本願中で述べた「同型式」とは、JIS規格等で記載される型式が完全に同一のものに限定される意味ではなく、乗用車、トラック、バスなどのタイヤ・バルブとして広く汎用されているタイヤ・バルブとバルブ接続部が同形状ということを示す意味である。
なお、本実施形態では、圧力ゲージ用バルブ124をエア配管46に連通する位置に設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、気液配管48、ジョイントホース66などに連通する位置に設けてもよい。
また、本実施形態では、圧力ゲージ用バルブ124を分岐配管45の端部に設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、エア配管46、気液配管48、ジョイントホース66などに直接設けてもよい。
また、本実施形態では、圧力ゲージ用バルブ124は、ケーシング32の内部においてエア配管46と接続されたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、ケーシング32の外部に露出したエア配管46、気液配管48、ジョイントホース66に接続されていてもよい。
[第2実施形態]
本第2実施形態では、空気供給の経路の構成が第1実施形態と異なるポンプアップ装置30を使用する。図7における図1と同一の構成要素には、図1と同一の符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
エアコンプレッサ34のエア供給口44には、耐圧ホース、パイプ等からなる共用配管47(空気供給路を構成する。)の一端部が接続されており、この共用配管47の他端部にはエア切換弁52が接続されている。エア切換弁52としては、1個の吸入ポート49および2個の排出ポート50、51を有する三方(3ポート)電磁弁が用いられている。
エア切換弁52の吸入ポート49に共用配管47が接続され、一方の排出ポート50には、耐圧ホース、金属パイプ等の十分な耐圧性を有する配管材からなる第1エア配管54(バイパス空気供給路)の一端部が接続され、また他方の排出ポート51には、流体用ホース等からなる第2エア配管56(空気供給路を構成する。)の一端部が接続されている。共用配管47および第1エア配管54としては、タイヤ22の基準圧に所定の安全係数(通常2.0〜5.0)を乗じた圧力に耐え得るものを用いる必要がある。また、タイヤ22の規定圧としては、車両の種類等に応じて広い範囲で変化するが、乗用車では通常0.20MPa〜0.30MPaの範囲内で適宜設定される。
第2エア配管56の他端部は液剤容器40のエア受入口39に接続されている。これにより、エア切換弁52の排出ポート51は、第2エア配管56を通じて液剤容器40のエア受入口39に連通する。また、液剤容器40の気液吐出口38には、注液配管58(気液供給路)の一端部が接続されている。
さらに、ポンプアップ装置30には、エア切換弁52と同様に、2個の吸入ポート61、62および1個の排出ポート63を有する気液切換弁60が配置されている。この気液切換弁60における2個の吸入ポート61、62には、第1エア配管54の他端部および注液配管58の他端部が各々接続されている。また、気液切換弁60の排出ポート63にはジョイントホース66(気液供給部材)の一端部が接続されている。
図7に示すように、ポンプアップ装置30には、ケーシング32の外側に起動ボタン72、停止ボタン74および気液切換ボタン75を備えた操作パネル70が設けられている。また、操作パネル70は電源回路78を内蔵し、電源ケーブル80を備えており、この電源ケーブルを、たとえば、車両に設置されたシガレットライターのソケットに差し込むことにより、車両から電源回路78に電源が供給される。電源回路78は、起動ボタン72、停止ボタン74および気液切換ボタン75に対する操作に応じて、エアコンプレッサ34、エア切換弁52、および、気液切換弁60を各々制御する。
図7および図3に示されるように、圧力ゲージ用バルブ124は、ケーシング32の内部において分岐配管45の一方の端と接続されている。分岐配管45の他端は第1エア配管54に連通している。
気液切換ボタン75に対する操作により、エア切換弁52、気液切換弁60を制御して、エアコンプレッサ34、共用配管47、第1エア配管54、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24を連通する。
圧力ゲージ86のアダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124にねじ止めすると、アダプタ84内の押圧部85がバルブコア123を圧力ゲージ用バルブ124の根元側へ押圧し、付勢部材125の付勢力に抗して閉鎖位置から開放位置へスライドさせる。これにより、タイヤ22の内圧測定時に、バルブコア123を圧力ゲージ用バルブ124内から抜き取ることなく、アダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124にねじ止めするだけで、エアコンプレッサ34、共用配管47、第1エア配管54、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24を通して、圧力ゲージ86とタイヤ22とが連通する。また、圧力ゲージ86のアダプタ84を圧力ゲージ用バルブ124から取り外すと、開放位置にあったバルブコア123が付勢部材125の付勢力により閉鎖位置に復帰して圧力ゲージ用バルブ124を閉塞させる。
(作業手順)
次に、第2実施形態に係るポンプアップ装置30を用いてパンクしたタイヤ22を修理する作業手順を説明する。
タイヤ22にパンクが発生した際には、まず、作業者は、ポンプアップ装置30の圧力ゲージ用バルブ124に圧力ゲージ86のアダプタ84をねじ止めし、圧力ゲージ86をポンプアップ装置30へ接続する。次に、タイヤ22のタイヤ・バルブ24にアダプタ68をねじ止めし、ジョイントホース66をパンクしたタイヤ22へ接続する。このとき、エアコンプレッサ34は停止している。次いで、作業者は、電源ケーブル80のプラグ82を車両のシガレットライターのソケット等へ差し込んだ後、気液切換ボタン75を操作することにより、エア切換弁52、気液切換弁60を制御して、エアコンプレッサ34、共用配管47、第2エア配管56、液剤容器40、注液配管58、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24を連通させる。
作業者が操作パネル70の起動ボタン72を操作すると、電源回路78は、エアコンプレッサ34を作動させて、共用配管47、第2エア配管56を通して液剤容器40内へ圧縮空気を送り込む。これにより、液剤容器40内からシーリング剤36が圧縮空気により押し出され、このシーリング剤36が注液配管58、ジョイントホース66を通ってタイヤ22内へ注入される。
液剤容器40内から全てのシーリング剤36が吐出され、タイヤ22内への所定量のシーリング剤36の注入が完了すると、作業者は、再び、気液切換ボタン75を操作する。この操作により、エア切換弁52、気液切換弁60が制御され、エアコンプレッサ34、共用配管47、第1エア配管54、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24が連通される。
エアコンプレッサ34から供給される圧縮空気が、共用配管47、第1エア配管54、ジョイントホース66を通してタイヤ22内へ供給され、タイヤ22の内圧を規定値まで上昇させてタイヤ22を膨張させる。タイヤ22の内圧は、ポンプアップ装置30に接続されている圧力ゲージ86によって測定されるので、作業者はタイヤ22の内圧が規定値まで上昇したか否かを該圧力ゲージ86によって知ることができる。内圧が規定圧まで上昇したことを確認した場合、作業者は停止ボタン74を操作することによってエアコンプレッサ34を停止させ、タイヤ22のタイヤ・バルブ24からジョイントホース66のアダプタ68を取り外す。
詳細には、圧力ゲージ86が接続されているポンプアップ装置30の圧力ゲージ用バルブ124は、分岐配管45を介して第1エア配管54に連通されている。第1エア配管54は、ジョイントホース66、アダプタ68、および、タイヤ・バルブ24を介してタイヤ22と連通しているため、作業者は、タイヤ22の内圧が規定値まで上昇したか否かを該圧力ゲージ86によって知ることができる。エアコンプレッサ34から供給される圧縮空気は、共用配管47、第1エア配管54、ジョイントホース66を通してタイヤ22内へ供給され、液剤容器40を通らないので、液剤容器40に負担を与えることがない。
次に、作業者は、圧力ゲージ86をポンプアップ装置30から取り外し、ポンプアップ装置30を車両のトランクなどに収納し、シーリング剤36が注入されたタイヤ22を用いて一定距離に亘って予備走行する。これにより、タイヤ22内部にシーリング剤36が均一に拡散し、シーリング剤36がパンク穴に充填されてパンク穴を閉塞する。予備走行完了後に、作業者は、タイヤ22のタイヤ・バルブ24に圧力ゲージ86のアダプタ84をねじ止めし、該圧力ゲージによりタイヤ22の内圧を測定する。測定した内圧が規定圧である場合には、このタイヤ22を用いて一定速度以下で走行することができる。
測定した内圧が規定圧よりも低い場合にのみ、作業者は、再び、ポンプアップ装置30を車両のトランクなどから取り出し、ポンプアップ装置30の圧力ゲージ用バルブ124に圧力ゲージ86のアダプタ84をねじ止めする。次いで、ジョイントホース66のアダプタ68をタイヤ・バルブ24にねじ止めし、エアコンプレッサ34を作動させてタイヤ22を規定の内圧まで加圧する。
以上説明した本発明の第2実施形態にかかるポンプアップ装置30において、圧力ゲージ86を接続することができる圧力ゲージ用バルブ124はタイヤのバルブと同型式なので、予備走行後に、圧力ゲージ86だけで修理したタイヤ22の内圧を測定することができる。したがって、手間がかからず、作業者への負担を減少することができる。
なお、本実施形態では、圧力ゲージ用バルブ124を第1エア配管54に連通する位置に設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、共用配管47、第2エア配管56、注液配管58、ジョイントホース66などに連通する位置に設けてもよい。
また、本実施形態では、圧力ゲージ用バルブ124を分岐配管45の端部に設けたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、第1エア配管54、共用配管47、第2エア配管56、注液配管58、ジョイントホース66などに直接設けてもよい。
また、本実施形態では、圧力ゲージ用バルブ124は、ケーシング32の内部において第1エア配管54と接続されたが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、ケーシング32の外部に露出した第1エア配管54、共用配管47、第2エア配管56、注液配管58、ジョイントホース66に接続されていてもよい。
また、本発明の実施形態では、圧力表示手段として図4に示すタイプの圧力ゲージ86を使用したが、本発明はこれに限定されるものではない。たとえば、図5に示すように、かかる圧力に応じて、針88を移動し、該針88によって指示される盤面上の目盛りにより測定された圧力の値を示す圧力メータ86Aを使用してもよい。
本発明の第1実施形態のポンプアップ装置の構成を示す構成図である。 本発明の第1実施形態および第2実施形態におけるジョイントホースのアダプタおよびタイヤ・バルブの構成を示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態および第2実施形態における圧力ゲージ用バルブの構成を示す側面断面図である。 本発明の第1実施形態および第2実施形態における圧力ゲージ用バルブに接続することのできるアダプタを備えた圧力ゲージの一例を示す。 本発明の第1実施形態および第2実施形態における圧力ゲージ用バルブに接続することのできるアダプタを備えた圧力メータの一例を示す。 本発明の第1実施形態および第2実施形態における圧力ゲージのアダプタの側面断面図である。 本発明の第2実施形態のポンプアップ装置の構成を示す構成図である。
符号の説明
22 タイヤ
24 タイヤ・バルブ
30 シーリング・ポンプアップ装置
34 エアコンプレッサ
40 液剤容器
45 分岐配管
46 エア配管
47 共用配管
48 気液配管
54 第1エア配管
56 第2エア配管
58 注液配管
66 ジョイントホース
84 圧力ゲージのアダプタ
86 圧力ゲージ
124 圧力ゲージ用バルブ

Claims (2)

  1. 圧縮空気を供給する空気供給手段と、
    シーリング剤を収容する液剤容器と、
    前記空気供給手段から供給される圧縮空気を前記液剤容器へ導く空気供給路と、
    前記圧縮空気によって、前記液剤容器からシーリング剤を排出する気液供給路と、
    前記気液供給路と空気入りタイヤの空気入れ用の弁体とをつなぐ気液供給部材と、
    前記空気供給路に設けられ、前記空気入りタイヤの空気入れ用の弁体と同型式のポンプアップ用弁体と、
    前記ポンプアップ用弁体に脱着自在の口金を備え、前記空気供給路内の圧力を表示する圧力表示手段と、
    を備えたシーリング・ポンプアップ装置。
  2. 前記液剤容器をバイパスして、前記空気供給路と前記気液供給路とをつなぐバイパス空気供給路を備え、
    前記圧力表示手段用弁体は、前記空気供給路に替えて、前記バイパス空気供給路に設けられている、
    請求項1に記載のシーリング・ポンプアップ装置。
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JP2012517369A (ja) * 2009-02-11 2012-08-02 テク・グローバル・エス.アール.エル. 膨張性の物品を補修して膨張させるためのユニット
KR101187377B1 (ko) 2010-03-03 2012-10-04 웬-산 초우 공기 주입식 타이어 수리용 공기 압축기

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