JP2008167829A - 血液検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】生活習慣病の予防とか改善に資することはできなかった。
【解決手段】一つの筐体内に収納されたセンサ33と、このセンサ33に接続されるとともに血糖値16を測定する電気回路部27と、センサ33貫通して皮膚9を穿刺するレーザ発射装置26と、電気回路部27に接続された表示部23及び入力部13と、電気回路部27内設けられたメモリ61とを備え、電気回路部27に歩数測定部12を接続し、入力部13から入力される指示に基づいて、歩数測定部12で測定した歩数17と、この歩数17に関連した血糖値16とを併せてメモリ61に格納するとともに表示部23に表示するものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】一つの筐体内に収納されたセンサ33と、このセンサ33に接続されるとともに血糖値16を測定する電気回路部27と、センサ33貫通して皮膚9を穿刺するレーザ発射装置26と、電気回路部27に接続された表示部23及び入力部13と、電気回路部27内設けられたメモリ61とを備え、電気回路部27に歩数測定部12を接続し、入力部13から入力される指示に基づいて、歩数測定部12で測定した歩数17と、この歩数17に関連した血糖値16とを併せてメモリ61に格納するとともに表示部23に表示するものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、血液の性質等を検査するとともに運動量をも測定することが可能な血液検査装置に関するものである。
血液検査装置として本出願人は既に図14に示すものを提案している。これは筺体2と、この筺体2を形成する筒体2aと、この筒体2aの先端を形成する穿刺部2cと、筒体2a内を摺動可能に設けられたプランジャ3aと、このプランジャ3aの一方に装着されたランセット4aと、このランセット4aに装着された穿刺針4bと、プランジャ3aの他方に装着されたハンドル3bと、このハンドル3bを穿刺部2c側に付勢するバネ3cと、ハンドル3bが筺体2の外部に導出されて係止される係止部3dと、穿刺針4bに対向して装着された血液センサ(以下、センサという)4cと、この血液センサ4cに接続された電気回路部5とで構成されている。
以上のように構成された血液検査装置1の動作に付いて以下説明する。図15に示すように、血液検査装置1を例えば右手に持って、穿刺部2cを構成するセンサ4cを左手の皮膚9に当接させる。そして、係止部3dの係合を解除する。すると、図14に示すバネ3cで付勢されたプランジャ3aは、ランセット4aを穿刺部2c方向に発射する。そうすると、ランセット4aの他方の端に装着された穿刺針4bがセンサ4cを貫通して皮膚9(図15参照)を穿刺する。この穿刺により、皮膚9から血液10が流出する。この血液10はセンサ4cで検知される。そして、血液検査装置1内に設けられた電気回路部5で血糖値が測定される。
糖尿病が既に進行している患者は、血糖値を正常に保つために、このようにして測定された血糖値に基づいてインスリンを注射する必要がある。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特表2003−524496号公報
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
このようなインスリンの注射は、既に糖尿病等の生活習慣病が進行している患者に対しての治療であり、生活習慣病にならないように予防するとか、或いは、インスリンを注射するまでもない軽度の糖尿病等の生活習慣病患者に対しては特にその予防策は採られていなかった。しかし、このような生活習慣病は、例えば毎日適度な運動をすることにより、その進行を予防したり、改善したりできることが近年知られてきた。
本発明は、このような問題を解決するもので、生活習慣病の予防或いは生活習慣病の症状を改善する血液検査装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明の血液検査装置は、電気回路部に運動量測定部を接続し、入力部から入力される指示に基づいて、運動量測定部で測定した運動量と、この運動量に関連した血液の性質の測定値とを併せてメモリに格納するとともに表示部に表示するものである。これにより、所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明は、電気回路部に運動量測定部を接続し、入力部から入力される指示に基づいて、運動量測定部で測定した運動量と、この運動量に関連した血液の性質の測定値とを併せてメモリに格納するとともに表示部に表示するものであり、運動量に関連して改善された血液の性質を知ることができる。従って、患者はその改善結果を励みにして運動を続けることができるものである。その結果として、生活習慣病の進行を予防することや改善をすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における血液検査装置11のブロック図である。図1において、33は血液センサ(以下センサという)であり、このセンサ33は電気回路部27に接続されている。そして、この電気回路部27の出力はカラー液晶で形成された表示部23と、レーザ発射装置(穿刺手段の一例として用いた)26と、負圧手段28に接続されている。また、この電気回路部27の入力には、歩数測定部(運動量測定部の一例として用いた)12と、電気回路部27に指示を与える入力部13が接続されている。この電気回路部27は、センサ33で得られた血糖値(血液の性質の一例として用いた)を血糖値測定部60で測定し、制御部76の指示に基づいて表示部23に表示するものである。また、歩数測定部12で得られた歩数を制御部76の指示に基づいて表示部23に表示するものでもある。制御部76にはメモリ61が接続されており血糖値や歩数を格納する。なお、これらの詳細は後述する。
図1は、本発明の実施の形態1における血液検査装置11のブロック図である。図1において、33は血液センサ(以下センサという)であり、このセンサ33は電気回路部27に接続されている。そして、この電気回路部27の出力はカラー液晶で形成された表示部23と、レーザ発射装置(穿刺手段の一例として用いた)26と、負圧手段28に接続されている。また、この電気回路部27の入力には、歩数測定部(運動量測定部の一例として用いた)12と、電気回路部27に指示を与える入力部13が接続されている。この電気回路部27は、センサ33で得られた血糖値(血液の性質の一例として用いた)を血糖値測定部60で測定し、制御部76の指示に基づいて表示部23に表示するものである。また、歩数測定部12で得られた歩数を制御部76の指示に基づいて表示部23に表示するものでもある。制御部76にはメモリ61が接続されており血糖値や歩数を格納する。なお、これらの詳細は後述する。
図2は、血液検査装置11の斜視図である。図2において、15は樹脂で形成された筺体であり、この筺体15は血液検査装置を構成する本体部15aと、この本体部15aに蝶番で開閉自在に連結された蓋部15bとで構成されている。蓋部15bには、歩数測定部12が収納されるとともに、患者の腰バンド等に係止する係止部15c(装着手段の一例として用いた)が一体的に形成されている。
本体部15aの正面には表示部23と入力部13が設けられており、一方の側面にはレーザ発射装置26を駆動する穿刺ボタン13aが設けられるとともに、他方の側面には、穿刺部31が設けられている。また、上面には、蓋部15bと係合する係合部15dが一体的に形成されている。
穿刺ボタン13aと穿刺部31とは、蓋部15bを閉じたとき、この蓋部15bで覆われる構造になっている。従って、蓋部15bを閉じた状態においては、誤って穿刺ボタン13aを押下することもないし、皮膚9を穿刺することもない。更に、血液検査装置11は、本体部15aと蓋部15bとが開閉自在に蝶番で連結されているので、操作が容易であるとともに携帯に便利である。
図3は、本体部15aの断面図である。図3において、本体部15aの略中央には、レーザ発射装置26が収納されており、このレーザ発射装置26の前方には、カートリッジ装着部34が設けられている。このカートリッジ装着部34は穿刺部31を形成している。このカートリッジ装着部34には、レーザ光26hが通過する孔34aが設けられている。この孔34aは、交換可能な透明部材34bで塞がれている。従って、この透明部材34bは、レーザ光26hを通過するが、水分とか埃は通過させない。この透明部材34bにより、血液検査装置11の内部が血液10や埃で汚れることはない。また、透明部材34bが汚れても交換することができるので、レーザ光26hが低下することはない。
レーザ発射装置26の両側には、電気回路部27と負圧手段28が設けられている。この負圧手段28は、吸引ポンプ用モータ28aと、この吸引ポンプ用モータ28aに連結された吸引ポンプ28bとから構成されている。この吸引ポンプ28bから出力される負圧は、ホース28cを介してカートリッジ24内へ導かれる。
また、レーザ発射装置26と穿刺ボタン13aとの間には、電池30が配置されており、この電池30は、レーザ発射装置26と電気回路部27と吸引ポンプ用モータ28a等に電源を供給するものである。
また、レーザ発射装置26と穿刺ボタン13aとの間には、電池30が配置されており、この電池30は、レーザ発射装置26と電気回路部27と吸引ポンプ用モータ28a等に電源を供給するものである。
なお、レーザ発射装置26の前方に反射鏡を設けることにより、カートリッジ装着部34の装着位置の自由度を増すことができる。即ち、レーザ光26hを反射鏡で反射させることができるので進行方向を自由に設定することができる。更に、反射鏡を複数個設けて、レーザ光26hの進行方向を複雑に制御することも可能である。
レーザ発射装置26は、発振チューブ26aと、この発振チューブ26aの前方に連結された円筒状の筒体26bとから構成されている。発振チューブ26a内には、Er:YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザ結晶26cとフラッシュ光源26dが格納されている。発振チューブ26aの一方の端には透過率約1%の部分透過鏡26eが装着されており、他方の端には全反射鏡26fが装着されている。部分透過鏡26eの前方の筒体26b内には凸レンズ26gが装着されており、レーザ光26hで患者の皮膚9の0.5mm下に焦点を結ぶように設定されている。この焦点の皮膚9の表面からの深さは、0.1mm〜1.5mmが適している。
本実施の形態では、患者の皮膚9へ非接触で穿刺できるレーザ発射装置26を用いているので、穿刺針を用いる穿刺装置に比べて穿刺針の交換作業が不要となり、穿刺前の準備作業が大幅に簡素化される。また、皮膚9とレーザ発射装置26とは非接触であり衛生的である。さらに、穿刺針を用いた穿刺装置のように可動部品は無く、故障は少なくなる。更にまた、部品点数が少なくなる。従って、部品管理が容易である。また、非接触であり血液検査装置11を容易に防水構造とすることができ、全体を丸洗いすることも可能となる。なお、このレーザ光26hでの穿刺電圧は、約300Vとしている。従って、患者に与える苦痛は少ない。しかし、穿刺手段としてはレーザ発射装置26に限ることはなく、穿刺針を用いた穿刺手段を用いることもできる。この場合、血液検査装置11として省電力化できるという効果がある。
図4は、歩数測定部12のブロック図である。図4において、歩数測定部12は、歩数検出部12aと、この歩数検出部12aの出力が接続されたカウンタ12bとで構成されている。歩数検出部12aは、支点12cと、この支点12cに一方の端が固定されたバネ12dと、このバネ12dの他方の端に装着されたオモリ12eと、このオモリ12eが上下に振動するときバネ12dが接触する接点12fとから構成されている。
以上のように構成されているので、患者が血液検査装置11を腰に付けて散歩をすると、患者の歩数に合わせてオモリ12eが上下する。このオモリ12eの上下に合わせて、支点12cと接点12fとの間の導通がオン・オフする。このオン・オフ信号を次に接続されたカウンタ12bでカウントすることにより、歩数が計測されるわけである。12gは、このカウンタ12bの出力信号であり、患者の歩いた歩数は、表示部23に表示されるとともに、制御部76で指示された目的に合わせて適宜処理される。また、12hは、カウンタ12bをリセットするリセット信号が入力される入力端子であり、患者が歩数を計測する前に、カウンタ12bの値を初期化するものである。
以上のように構成された血液検査装置11において、以下にその動作を説明する。この血液検査装置11を例えば右手に持って、穿刺部31を左手の皮膚9(図15における血液検査装置1を、本実施の形態における血液検査装置11と読み替える)に当接させる。そして、穿刺ボタン13aを押下する。すると、レーザ発射装置26は励起されてレーザ光26hを穿刺部31方向に発射する。そうすると、レーザ光26hがセンサ33を貫通して皮膚9を穿刺する。この穿刺により、皮膚9から血液10が流出する。この血液10はセンサ33で検知される。そして、血液検査装置11内に設けられた電気回路部27で血糖値が測定され、メモリ61に格納されるとともに表示部23に表示される。
図5は、この血液検査装置11で測定した血糖値16と歩数17を、併せて表示部23に概念的に表示したものである。図5において、一方の縦軸18aはリニアスケールで血糖値16の目盛が表示されており、他方の縦軸18bは対数スケールで歩数17の目盛が表示されている。また、横軸18cは、一ヶ月の日にち(時間)である。
これはその一例であるが、散歩の歩数17が少ないほど、血糖値16の値は高く、散歩の歩数17が多くなるほど、血糖値16の値は低い値を示す。即ち、努力して散歩するほど良い結果が表示されることになり散歩の励みになる。そして、その結果、糖尿病の進行を予防したり、血糖値が改善される。また、このグラブにおいて、歩数17は対数スケールで表示されるので、限られた画面に少ない歩数から多い歩数まで表示すことができる。また、血糖値16はリニアスケールで表示されるので、血糖値16の値を正確に知ることがきる。
なお、グラフに関しては以下の表示色を用いている。即ち、血糖値が100以下を緑色で表示し、血糖値が101以上200以下を黄色で表示し、血糖値が201以上を赤色で表示する。また、歩数に関しては、歩数が1000歩以下を赤色で表示し、歩数が1001歩以上10000歩以下を黄色で表示し、歩数が10001歩以上を緑色で表示する。このように表示することにより、血糖値16と歩数17が共に緑色で表示されるように努力目標を立て、実行することができる。
また、入力部13の設定により、測定した歩数17と血糖値16を測定の都度別々に表示することもできる。即ち、本実施の形態により血液検査装置11は、従来の血液検査装置と歩数計を夫々独立に用意したものと同じ効果を有するものである。
更に、メモリ61内に患者の歩幅を格納しておけば、この歩幅と歩数17とを乗算(積)することにより、歩いた距離を表示部23に表示することもできる。この歩いた距離を積算することにより、目標(例えば東海道五十三次)を立てて、それを征服する喜びを味わうこともできる。
以下、血液検査装置11を構成する各要部の説明を行う。図6は、カートリッジ24の斜視図である。このカートリッジ24は、下面24hが開口した略直方体形状をしており、樹脂で形成されている。そして、このカートリッジ24の内部両側面には、コネクタのせり出し機構36を構成する歯36aが設けられている。また、カートリッジ24の上面24aには、円弧形状の凹部24dが形成されており、この凹部24dの中心には孔24k(図7参照)が形成されている。この凹部24dは、皮膚9に適合し易い形状にするとともに、デザイン性を向上させるために設けられている。
カートリッジ24の両側面24bには、夫々位置決め凸部24jが形成されており、カートリッジ装着部34(図3参照)に形成された位置決め凹部34j(図示せず)に嵌合する。また、両側面24bの上面24a側には凹部24cが形成されており、カートリッジ24の着脱時の滑り止めとして使用される。
図7は、コネクタせり出し機構36とその周辺の要部断面図である。36bは、断面が逆「U」字型をするとともに樹脂で形成されたせり出し部材であり、このせり出し部材36bの両側面には、歯36cが形成されている。この歯36cはカートリッジ装着部34に回転自在に固定装着された大歯車36dに歯合する。36eは、大歯車36dと同軸で固定された小歯車であり、この小歯車36eは、カートリッジ装着部34に回転自在に固定装着された小歯車36fに歯合する。また、この小歯車36fはカートリッジ24に形成された歯36aに歯合する。
なお、37はせり出し部材36bの上面に植設されたコネクタであり、センサ33に形成された接触場所54b〜57b、56c(図10参照)に接触する位置に設けられている。24eはカートリッジ24内の底面24g側近傍に形成されたストッパであり、センサ33を底面24g側に固定するものである。24kは、凹部24dの中央に形成された貫通孔であり、負圧室38を形成している。
以上のように構成されたせり出し機構36について、以下にその動作を説明する。カートリッジ24を矢印36g方向に挿入する。すると歯36aに歯合した小歯車36fが矢印36h方向に回転する。小歯車36fが矢印36h方向に回転すると、この小歯車36fに歯合した小歯車36eが矢印36j方向に回転する。小歯車36eが矢印36j方向に回転すると、この小歯車36eに固定された大歯車36dも矢印36kの方向に回転する。大歯車36dが矢印36kの方向に回転すると、この大歯車36dに歯合した歯36cに伝達され、歯36cが移動する。即ち、歯36cが装着されたせり出し部材36bが矢印36m方向に移動する。このようにして、せり出し部材36bの上面に植設されたコネクタ37がセンサ33の接触場所54b〜57b、56cに接触する。
このように、カートリッジ24の動き(矢印36g)とせり出し部材36b(矢印36m)とは互いに逆方向に動作する。このことにより、カートリッジ24をカートリッジ装着部34に挿入すると、奥まっていたコネクタ37がせり出してセンサ33の接触場所54b〜57b、56cに当接する。この動作により、カートリッジ24を外した状態におけるコネクタ37は、カートリッジ装着部34の奥まった位置にあり、外部から損傷を受けないという効果を奏する。
なお、このときカートリッジ24の挿入距離とせり出し部材36bのせり出し距離は、小歯車36fの直径と、大歯車36dの直径の比に比例する。但し、各歯車のピッチは同じとしている。本実施の形態では、小歯車36fと大歯車36dの直径の比を1対2にしている。従って、せり出し部材36bの移動距離は、カートリッジ24の移動距離の2倍移動することになる。なお、カートリッジ24を排出するときは、この逆の動作になる。
次に、図8〜10を用いて、センサ33の詳細を説明する。図8は、本実施の形態におけるセンサ33の断面図である。このセンサ33を形成する基体45は、基板46と、この基板46の上面に貼り合わされたスペーサ47と、このスペーサ47の上面に貼り合わされたカバー48とで構成されている。
49は、血液の貯留部であり、その容積は0.904μLである。またこの貯留部49は、基板46に設けられた孔46aとスペーサ47に設けられた孔47aに連通して形成されており、下方に向かって開口している。50はこの貯留部49に一方の端が連結された供給路であり、貯留部49に溜められた血液10を毛細管現象で検出部51に導く路である。また、この供給路50の他端は空気孔52に連結している。59は、基体45の上面と下面とを貫通する孔であり、この孔59と空気孔52を介して負圧室38に負圧を加える。ここで貯留部49の容積は、供給路50の容積の5倍以上とすれば、正確な測定をするのに十分な血液10を得ることができる。しかし、多くの血液10を採取し過ぎると患者に負担をかけるので、7倍以下程度にすべきである。
53は、検出部51上に載置された試薬であって、この試薬53は、0.01〜2.0wt%CMC水溶液に、PQQ−GDHを0.1〜5.0U/センサ、フェリシアン化カリウムを10〜200mM、マルチトールを1〜50mM、タウリンを20〜200mM添加して融解させて試薬溶液を調整し、これを基板46に形成された検出電極54,56(図10参照)上に滴下し、乾燥させることで形成したものである。
図9は、センサ33の分解平面図である。図9(c)は、センサ33を構成する長方形をした基板46の平面図であり、その寸法は、カートリッジ24の底面24gへ丁度挿入される大きさである。この基板46の材質はポリエチレンテレフタレート(PET)であり、その厚さは0.188mm(0.075〜0.250mmの範囲)の物を用いている。
そして、この基板46の上面には金、白金、パラジウム等を材料として、スパッタリング法或いは蒸着法により導電層を形成し、これをレーザ加工により検出電極54〜57と、この検出電極54〜57から夫々導出された接続電極54a〜57aを一体的に形成している。また、この接続電極54a〜57aにはコネクタ37が接触する接触場所54b〜57b、56cが設けられている。
そして、この基板46の上面には金、白金、パラジウム等を材料として、スパッタリング法或いは蒸着法により導電層を形成し、これをレーザ加工により検出電極54〜57と、この検出電極54〜57から夫々導出された接続電極54a〜57aを一体的に形成している。また、この接続電極54a〜57aにはコネクタ37が接触する接触場所54b〜57b、56cが設けられている。
46aは、基板46の略中央に設けられた孔であり、その直径は2.000mmとしている。この孔46aの壁面は、供給路50より弱い親水性処理をするか、或いはカバー48の上面48e(図8参照)より弱い撥水性処理をすることが好ましい。
図9(b)はスペーサ47の平面図である。このスペーサ47の形状は長方形状をしており、基板46に形成された接触場所54b、55b、56b、57bに対応した四隅の場所に夫々4分の1円形の切欠き47gと、基板46の接触場所56cと対応する両辺に夫々半円形の切欠き47hを形成している。
47aは、スペーサ47の略中央に設けられた直径2.000mmの孔であり、基板46に設けられた孔46aに対応した位置に設けられている。この孔47aの壁面は、供給路50より弱い親水性処理をするか、或いはカバー48の上面48eより弱い撥水性処理をすることが好ましい。
また、この孔47aから検出部51方向に向かってスリット47eが形成されている。このスリット47eは血液10の供給路50を形成するものである。このスリット47eの壁面と、それに対応する基板46の上面も親水性処理を行なう。また、このスリット47eの幅47fは0.600mmとし、その長さ47gは2.400mmとして、0.144μLの容積を有する供給路50を形成している。なお、スペーサ47の材質はポリエチレンテレフタレートであり、その厚さは0.100mm(0.050〜0.125mmの範囲)の物を用いている。
図9(a)はカバー48の平面図である。その形状は、スペーサ47と同様、長方形状をしており、基板46の4角の接触場所54b、55b、56b、57bに対応した四隅に夫々4分の1円形の切欠き48gと、基板46の接触場所56cと対応する両辺に夫々半円形の切欠き48hを形成している。52は空気孔であり、供給路50の先端部に対応して設けられている。空気孔52の直径は50μmである。
このカバー48はレーザ光26hが通過するように透明のものを用いており、その厚さは0.075mm(0.050〜0.125mmの範囲)の物を用いている。このカバー48は以下の処理を行なっている。即ち、基体45の上面を形成するカバー48の上面48e(図8参照)は撥水性処理を行なっている。また、供給路50の天面を形成するカバー48の下面側は親水性処理を行なっている。また、貯留部49の天面49aは、供給路50より弱い親水性処理をするか、或いはカバー48の上面48eより弱い撥水性処理をすることが好ましい。本実施の形態では、貯留部49の天面49aは供給路50より弱い親水性処理にするとともに、カバー48の上面48eより弱い撥水性処理を行なっている。
なお、貯留部49と対応する位置に、貯留部49より小さく、空気孔52より大きい孔59a(点線で示す)を設けても良い。この孔59aを設けることにより、カバー48によるレーザ光26hの減衰を無くすることができるとともに、この孔59aに負圧路としての機能を持たせることができる。また、穿刺手段に穿刺針を用いた血液検査装置に使用する場合には、穿刺針の受ける抵抗を無くすことができ、穿刺深さが安定する。59は、センサ33を貫通する孔であり、センサ33上下間の負圧路を形成している。
図10は、センサ33の透視平面図である。図10において、54〜57は検出電極であり、貯留部49から空気孔52に向かって順に、検出電極57(Hct測定極)、検出電極56(対極)、検出電極54(作用極)、検出電極56(対極)、検出電極55(検知極)となっている。また、51は検出部である。
54a〜57aは検出電極54〜57に夫々接続された接続電極であり、基板46の外周方向に導出されている。また、夫々の接続電極54a〜57aには夫々接触場所54b〜57bが設けられている。ここで、接続電極56aにのみ接触場所56bと接触場所56cの2つの接触場所が形成されている。そして、接触場所56bと接触場所56cのみが導通しており、その他の接触場所同士は全て絶縁されている。この接触場所56cを基準接触場所即ち、基準電極56dとする。
このように構成されているので、隣り合う接触場所の絶縁抵抗を電気回路部27(図12参照)で測定し、絶縁抵抗が零となった接触場所が基準電極56dであると特定することができる。これ以降、以下時計周りに接触場所56b、接触場所57b、接触場所54b、接触場所55bと特定することができる。従って、無造作にカートリッジ24を装着しても、カートリッジ24の挿入方向に拘わらず、センサ33の基準電極56dを検知することができる。従って、以降この基準電極56dに基づいて自動的に他の接触場所54b〜57bを決定することができる。この配慮により、カートリッジ24の挿入操作が非常に容易となる。なお、本実施の形態では基準電極56dを接続電極56a上に設けたがこれは他の接続電極54a、55a,57aの何れに設けても良い。
以上のように構成されたセンサ33を用いた採血について、以下にその動作を説明する。図11に示すように、先ず、カートリッジ24を患者の皮膚9に当接させる。そして、穿刺ボタン13a(図2、図3、図12参照)を押下してレーザ光26hを発射させる。そうすると、レーザ光26hはカバー48を透過し皮膚9に傷をつける。そうすると、この皮膚9から血液10が流出する。この流出した血液10は貯留部49を満たす。貯留部49を満たした血液10は供給路50に達し、この供給路50の毛細管現象による毛細管力で検出部51へ向かって一気に一定速度で流入する。そして、この血液10は検出部51に達し、試薬53と化学反応して血糖値等の血液10の性質が測定される。なお、採血を容易にするため、空気孔52と孔59を介して負圧室38に負圧を加える。
図12は、電気回路部27とその周辺のブロック図である。図12において、54b〜57b、56cはセンサ33に形成された接触場所であり、これらの接触場所54b〜57b、56cはコネクタ37a〜37f(コネクタ37は、挿入方向を意識しないでカートリッジ24を挿入可能にするため、接触場所56cと対向する場所にもコネクタが必要であり6本となっている)を介して切換回路71に接続される。この切換回路71の出力は電流/電圧変換器72の入力に接続されている。そして、その出力はアナログ/デジタル変換器(以後、A/D変換器という)73を介して演算部74の入力に接続されている。この演算部74の出力は、液晶で形成された表示部23に接続されている。また、切換回路71には基準電圧源78が接続されている。切換回路71と電流/電圧変換器72とA/D変換器73と演算部74と基準電圧源78とで血糖値測定部60を形成している。なお、この基準電圧源78はグランド電位であっても良い。
76は制御部であり、この制御部76は、入力部13と、切換回路71の制御端子と、演算部74と、送信部77と、タイマ79と、レーザ発射装置26と、負圧手段28と、メモリ61と、時計62と、歩数測定部12に接続されている。なお、図示していないが警報手段にも接続されている。また、演算部74の出力は送信部77の入力にも接続されている。また、負圧手段28の出力はホース28cを介して負圧室38に導かれている。
また、入力部13には、穿刺ボタン13a、カウンタ12bのリセットボタン13b、血糖値・歩数の選択スイッチ13c、係合部15dの接・断スイッチ13d、表示部23への表示形式選択スイッチ13e等血液検査装置11に指示を与える操作ボタンが含まれている。ここで、穿刺ボタン13aのみ本体部15aの一方の側面に装着されており、その外のスイッチ又はボタンは本体部15aの正面に装着されている。
次に、電気回路部27の動作を説明する。先ず、血液10の測定に先立って、センサ33の接触場所54b〜57b、56cがコネクタ37a〜37fの何れに接続されているかを検出する必要がある。即ち、制御部76の指令により、コネクタ37a〜37fの内、隣り合う端子間の電気抵抗が零である接触場所56cを検出する。そして、この電気抵抗が零の接触場所56cが検出されたら、その接触場所56cに接続されているものが基準電極56dであると決定する。そして、この接触場所56cに接続されたコネクタ37を基準として、順に接続電極56a、57a,54a、55aが決定される。このようにして、接続電極54a〜57aに接続された夫々のコネクタ37を決定する。
その後穿刺ボタン13aの押下を待つ。穿刺ボタン13aが押下されると穿刺されて血液10が流出し測定に移行する。測定動作では、先ず切換回路71を切換えて、血液成分量を測定するための作用極となる検出電極54を電流/電圧変換器72に接続する。また、血液10の流入を検知するための検知極となる検出電極55を基準電圧源78に接続する。そして、検出電極54及び検出電極55間に一定の電圧を印加する。この状態において、血液10が流入すると、検出電極54,55間に電流が流れる。この電流は、電流/電圧変換器72によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器73によってデジタル値に変換される。そして、演算部74に向かって出力される。演算部74はそのデジタル値に基づいて血液10が十分に流入したことを検出する。なお、ここで予め定められた時間が経過しても、検出部51で血液10の検出がされない場合や、血液10の量が適正でない場合は警報手段を働かせて警報するとともに処置の内容を表示部23に表示する。
次に、血液成分であるグルコースの測定が行なわれる。グルコース成分量の測定は、先ず、制御部76の指令により、切換回路71を切換えて、グルコース成分量の測定のための作用極となる検出電極54を電流/電圧変換器72に接続する。また、グルコース成分量の測定のための対極となる検出電極56を基準電圧源78に接続する。
なお、例えば血液中のグルコースとその酸化還元酵素とを一定時間反応させる間は、電流/電圧変換器72及び基準電圧源78をオフにしておく。そして、一定時間(1〜10秒)の経過後に、制御部76の指令により、検出電極54と56間に一定の電圧(0.2〜0.5V)を印加する。そうすると、検出電極54,56間に電流が流れる。この電流は電流/電圧変換器72によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器73によってデジタル値に変換する。そして、演算部74に向かって出力される。演算部74はそのデジタル値を基にグルコース成分量に換算する。
次に、グルコース成分量の測定後、Hct値の測定が行なわれる。Hct値の測定は次のように行なわれる。先ず、制御部76からの指令により切換回路71を切換える。そして、Hct値の測定のための作用極となる検出電極57を電流/電圧変換器72に接続する。また、Hct値の測定のための対極となる検出電極54を基準電圧源78に接続する。
次に、制御部76の指令により、電流/電圧変換器72及び基準電圧源78から検出電極57と検出電極54間に一定の電圧(2V〜3V)を印加する。検出電極57と54間に流れる電流は、電流/電圧変換器72によって電圧に変換され、その電圧値はA/D変換器73によってデジタル値に変換される。そして演算部74に向かって出力される。演算部74はそのデジタル値に基づいてHct値に換算する。
この測定で得られたHct値とグルコース成分量を用い、予め求めておいた検量線または検量線テーブルを参照して、グルコース成分量をHct値で補正し、その補正された結果を表示部23に表示するとともにメモリ61に格納する。また、この補正された結果を送信部77からインスリン(治療薬の一例として用いた)を注射する注射装置に向けて送信することもできる。
以上、グルコースの測定を例に説明したが、グルコースの測定の他に乳酸値やコレステロールの血液成分の測定にも有用である。
以上のように構成された血液検査装置11の動作について図13を参照しながら説明する。図13において、先ず、ステップ81により、血液検査装置11の初期化をする。即ち、メモリ61の該当部分の初期化を行う。次に、ステップ82に移り、血糖値16の測定か或いは歩数17の測定かを決定する。これは入力部13の選択スイッチ13cにより患者が選択する。
ここで、血糖値16の測定が選択されたなら、カートリッジ24を血液検査装置11に装着するステップ83に移行する。このステップ83では、カートリッジ24をカートリッジ装着部34へ挿入する。この挿入により、位置決め凸部24jと位置決め凹部34jが嵌入し位置決めされる。
次に、ステップ84で、センサ33の接続電極54a〜57aの特定を行なう。ここでは、検出電極54〜57がコネクタ37a~37fの何れに接続しているかを、隣り合うコネクタ37a〜37f間の抵抗値から基準電極56dを特定する。そして、この基準電極56dから時計回りに接続電極56a、57a、54a,55aを決定する。このことにより、カートリッジ24が無造作に挿入されてもこのステップ84で接続電極54a〜57aが特定することができる。即ち、検出電極54〜57が決定される。
そして、ステップ85に移行し、負圧手段28の吸引ポンプ用モータ28aが動作して吸引ポンプ28bで負圧を発生する。なお、この負圧手段28の起動は、入力部13に起動ボタンを設けて、この起動ボタンの押下で起動させても良い。
負圧が発生した後、吸引ポンプ用モータ28aに加わる負荷電流の変化を制御部76で検出して、穿刺可能な負圧か否かをステップ86で表示部23に表示する。ここで、患者がカートリッジ24を皮膚9に押し当てない場合は、負荷電流の変化がないので、表示部23にその旨を表示するとともに、警報手段で患者に知らせる。なお、負荷電流を検出する代わりに、この負圧が発生してから予め定められた時間をタイマ79で計測して、表示部23に穿刺が可能であるか否かを表示しても良い。
ここで、負圧を加える理由を説明する。穿刺時に皮膚9に負圧を加えることにより、例え弛緩した皮膚9であっても緊張状態になるので、小さな穿刺穴であっても血液10を効率良く採取することができる。従って、穿刺穴は小さくても良いので、患者に与える苦痛は少ないものになる。
次に、ステップ87に移り、穿刺ボタン13aを待つ。この穿刺ボタン13aの押下信号は電気回路部27で認識される。電気回路部27ではレーザ発射装置26を駆動する。そうするとレーザ光26hは皮膚9に向けて発射される。なお、穿刺可能な負圧になったら自動的にレーザ発射装置26を駆動して穿刺しても良い。
次に、採血動作のステップ88に移る。このステップ88においてレーザ光26hでの穿刺により、患者の皮膚9から血液10が流出する。この血液10をセンサ33内の貯留部49に貯留する。貯留部49に貯留された血液10は毛細管現象により、供給路50を介して検出部51に導かれる。検出部51に導かれた血液10は検知極としての検出電極55(図10参照)に達すると、測定に必要な量の血液10が得られたと判断する。そして、この時点で負圧手段28の動作を自動的に停止させる。
また、予め定められた時間が経過しても、検出部51で血液10の検出がされない場合や、血液10の量が適正でない場合(検出電極54と検出電極55間の抵抗で検出)は、警報手段を働かせて警報するとともに処置の内容を表示部23に表示する。
次に、ステップ89に移りグルコースの測定を行う。即ち、血液中のグルコースとグルコース酸化還元酵素とを一定時間反応させた後、検出電極54を作用極、検出電極56を対極として、前記両検出電極54,56間に電圧を印加する。そして、グルコースの測定を行う。
次はステップ90に移りHct値の測定をする。検出電極57を作用極、検出電極54を対極として、両検出電極54,57間に電圧を印加する。このことにより、Hct値に依存する電流が検出できる。従って、この電流に基づきHct値を測定する。そして、ステップ89で得られたグルコース量を補正し血糖値16を算出する。
この算出された血糖値16は次のステップ91でメモリ61に格納される。そして、次のステップ92で指定された表示を選択する。このステップ92は、入力部13で患者に指定された選択スイッチ13cにより行われる。
次に、ステップ93に移行する。そして、選択スイッチ13cの指示が血糖値16であれば、表示部23に血糖値16の値を表示する。
一方、次に、ステップ82において、患者が歩数17の測定を選択スイッチ13cで選択したならば、歩数測定部12のカウンタ12bをリセットして初期状態にする。このようにしてカウンタをリセットした後、ステップ95に移行する。そして、歩数検出部12aで患者の歩数を検出しカウンタ12bをカウントアップする。カウントアップの度にステップ96に移行し、蓋部15bの状態をみる。ここで、蓋部15bの開閉の状態は、係合部15dの蓋部15bへの接・断スイッチ13dで判断される。カウンタ12bによるカウントアップの動作は蓋部15bが開けられるまでステップ95に戻って行われる。なお、接・断スイッチ13dが断のとき(蓋部15bが開のとき)は、表示部23を消灯して省電力化を図っている。
蓋部15bが開放されたなら、ステップ97に移行して歩数17の値をメモリ61に格納する。そして、ステップ92へ移行する。ステップ92で選択スイッチ13cが歩数17を選択していたら、ステップ93に移行し表示部23に歩数17の値を表示する。なお、例えば図5に示す表示等は、表示形式選択スイッチ13eで選択する。
本発明にかかる血液検査装置は、生活習慣病の予防や、生活習慣病の改善をすることができるので、予防医学等で使用する血液検査装置に適用できる。
10 血液
11 血液検査装置
12 歩数測定部
13 入力部
15 筺体
16 血糖値
17 歩数
23 表示部
26 レーザ発射装置
27 電気回路部
33 センサ
61 メモリ
11 血液検査装置
12 歩数測定部
13 入力部
15 筺体
16 血糖値
17 歩数
23 表示部
26 レーザ発射装置
27 電気回路部
33 センサ
61 メモリ
Claims (13)
- 筐体内に収納された血液センサと、この血液センサに接続されるとともに血液の性質を測定する電気回路部と、皮膚を穿刺する穿刺手段と、前記電気回路部に接続された表示部及び入力部と、前記電気回路部内に設けられたメモリとを備え、前記電気回路部に運動量測定部を接続し、前記入力部から入力される指示に基づいて、前記運動量測定部で測定した運動量と、前記血液の性質の測定値とを併せて前記メモリに格納するとともに前記表示部に表示する血液検査装置。
- 運動量測定部は、歩数検出部と、この歩数検出部に接続されたカウンタとで構成された請求項1に記載の血液検査装置。
- 表示部には、血液の測定値と、運動量の測定値とを夫々独立に表示することができる請求項1に記載の血液検査装置。
- 血液の測定値と、運動量の測定値とを同一画面上に表示するとともに、前記血液の測定値はリニアスケールで表示し、前記運動量の測定値は対数スケールで表示する請求項1に記載の血液検査装置。
- 血液の測定値と運動量の測定値は、予め定められた値より大きいか小さいかにより表示色を変えて表示部に表示する請求項1に記載の血液検査装置。
- 患者の歩幅を予めメモリに格納し、カウンタで計測された値に前記歩幅を乗算した数値を表示部に表示する請求項2に記載の血液検査装置。
- 筺体には、患者に装着する装着手段が設けられた請求項2に記載の血液検査装置。
- 筺体は、本体部と、この本体部へ開閉自在に設けられた蓋部とからなり、前記本体部の一方の端に穿刺部を設けるとともに他方の端に穿刺ボタンを設け、前記穿刺部と前記穿刺ボタンとは、前記蓋部を閉じたときに前記蓋部で覆われる請求項1に記載の血液検査装置。
- 蓋部を閉じたときには、表示部の表示をオフにする請求項8に記載の血液検査装置。
- 血液センサは、筺体を形成する本体部から着脱自在なカートリッジで構成された請求項1に記載の血液検査装置。
- カートリッジの挿入により、血液センサの電極に接続されるコネクタがせり出すせり出し機構を有する請求項10に記載の血液検査装置。
- 電気回路に接続された負圧手段を設け、この負圧手段で発生する負圧をカートリッジ内の負圧室へ導く請求項10に記載の血液検査装置。
- 血液センサに設けられた孔を介して皮膚に負圧を加える請求項12に記載の血液検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001954A JP2008167829A (ja) | 2007-01-10 | 2007-01-10 | 血液検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8769002B2 (en) | 2009-04-17 | 2014-07-01 | Arkray, Inc. | Information provision system, information provision method, program, and server device |
JP2014519956A (ja) * | 2011-06-21 | 2014-08-21 | ヨフィメタ― エルエルシー | 穿刺針カートリッジおよび試験片カートリッジを備えた被分析物試験デバイス |
-
2007
- 2007-01-10 JP JP2007001954A patent/JP2008167829A/ja active Pending
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