JP2008167802A - 心臓壁表示装置 - Google Patents

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Fumiki Nakano
史樹 中野
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Abstract

【課題】心臓壁の状態を直感的かつ正確に把握することができる心臓壁表示装置を提供する。
【解決手段】心臓壁表示装置1において、画像を表示する表示部4と、グード図法に基づいて心臓壁を二次元に展開し、心臓壁の展開図を求め、求めた展開図に対して心臓壁の冠動脈を避けて断裂を入れ、心臓壁の二次元画像を形成する手段と、形成した二次元画像を表示部4に表示させる手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、心臓壁の二次元画像を表示する心臓壁表示装置に関する。
心臓壁表示装置は、X線断層撮影装置(CT)や磁気共鳴撮影装置(MRI)等の画像再構成処理により得られるボリュームデータに基づいて、心臓壁を二次元又は三次元で表示する装置である。二次元表示を行う心臓壁表示装置においては、心臓壁を表示する表示方法として、例えば、ブルズアイ表示等が用いられる。また、心臓壁の表面全体の様子を一目で把握するため、心臓壁を平面画像として展開して表示する方法も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−161820号公報
しかしながら、前述のブルズアイ表示を行う心臓壁表示装置では、心臓壁の表面全体の様子を俯瞰することができず、心臓壁の状態を直感的に把握することは困難である。さらに、前述の展開表示を行う心臓壁表示装置でも、平面画像に歪みが生じており、心臓壁の表面全体の様子や心臓壁上での目標箇所の位置等を正確に把握することができないため、心臓壁の状態を直感的かつ正確に把握することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、心臓壁の状態を直感的かつ正確に把握することができる心臓壁表示装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、心臓壁表示装置において、画像を表示する表示部と、グード図法に基づいて心臓壁を二次元に展開し、心臓壁の展開図を求め、求めた展開図に対して心臓壁の冠動脈を避けて断裂を入れ、心臓壁の二次元画像を形成する手段と、形成した二次元画像を表示部に表示させる手段とを備えることである。
本発明によれば、心臓壁の状態を直感的かつ正確に把握することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1乃至図5を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る心臓壁表示装置1は、各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部2と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ3と、画像を表示する表示部4と、操作者からの入力操作を受け付ける操作部5と、各種プログラムや各種データ等を記憶する記憶部6と、外部装置との通信を行う通信部7と、画像を処理する画像処理部8とを備えている。これらの各部は、バス9により電気的に接続されている。
制御部2は、記憶部6に記憶された各種プログラムや各種データ等に基づいて、各部を制御する。特に、制御部2は、各種のプログラムやデータ等に基づいて、データの計算又は加工等を行う一連のデータ処理及び画像を表示する画像表示処理等を実行する。
メモリ3は、制御部2が実行する起動プログラム等を記憶するメモリであって、制御部2のワークエリアとしても機能するメモリである。なお、起動プログラムは、心臓壁表示装置1の起動時に制御部2により読み出されて実行される。
表示部4は、二次元画像をカラー表示する表示装置であって、特に、被検体の心臓壁の二次元画像を表示する表示装置である。この表示部4としては、例えば、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等を用いる。
操作部5は、操作者により入力操作される入力部であって、画像表示の開始や画像の切り替え等の各種の入力操作を受け付ける入力部である。この操作部5としては、例えば、マウスやキーボード等の入力デバイスを用いる。
記憶部6は、各種のプログラムやデータ等を記憶する記憶装置であって、特に、被検体の各部位に関するボリュームデータD1を記憶する記憶装置である。この記憶部6としては、例えば、磁気ディスク装置や半導体ディスク装置(フラッシュメモリ)等を用いる。なお、ボリュームデータD1は、X線断層撮影装置(CT)や磁気共鳴撮影装置(MRI)等の医用画像撮像装置により得られ、通信部7を介して記憶部6に格納される。ここで、被検体の各部位としては、例えば、心臓、肺、胃、骨及び血管等が挙げられる。
通信部7は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを介して外部装置との通信を行う装置である。この通信部7としては、LANカードやモデム等を用いる。外部装置としては、ボリュームデータD1を格納するデータベースサーバや医用画像撮影装置等が挙げられる。ここで、ボリュームデータD1は、一旦データベースサーバに格納された後、データベースサーバから通信部7を介して記憶部6に格納されてもよく、あるいは、医用画像撮影装置から通信部7を介して記憶部6に直接格納されてもよい。
画像処理部8は、図2に示すように、ボリュームデータD1から心臓情報、例えば、心臓壁情報及び冠動脈位置情報を抽出する抽出処理部8aと、抽出した心臓壁情報に基づいてグード図法(ホモロサイン図法)により心臓壁を二次元に展開し、心臓壁の展開図G1(図3参照)を求める心臓壁展開処理部8bと、抽出した冠動脈位置情報に基づいて心臓壁の展開図G1に対して冠動脈K(図3参照)をマッピングする冠動脈マッピング処理部8cと、心臓壁の展開図G1に対して冠動脈Kを避けて断裂を入れる断裂処理部8dとを備えている。
この画像処理部8が、グード図法に基づいて心臓壁の展開図G1を求め、求めた展開図G1に冠動脈Kをマッピングし、その後、冠動脈Kを避けて断裂を入れる。これにより、図4に示すように、グード図法に基づく心臓壁の二次元画像G2が作成される。なお、画像処理部8は、ハードウェア(回路)又はソフトウェアあるいはそれらの両方により構成されている。
ここで、冠動脈Kは心臓を取り囲むように走っており、この冠動脈Kとしては、左冠動脈K1及び右冠動脈K2がある(図3及び図4参照)。なお、左冠動脈K1は、主幹部K1aと、その主幹部K1aから分岐する左前下行枝K1b及び左回旋枝K1cとにより構成されている。このような冠動脈Kは、通常、血液供給の観点から3本、すなわち、左前下行枝K1b、左回旋枝K1c及び右冠動脈K2として扱われる。
心臓壁展開処理部8bは、図3に示すように、グード図法に基づいて、心臓壁の表面全体を地球の表面とし、右冠動脈K2を含む動脈領域R1、左前下行枝K1bを含む動脈領域R2及び左回旋枝K1cを含む動脈領域R3を大陸として扱い、心臓壁を二次元に展開、すなわち、三次元の心臓壁の位置データ(例えば、外壁の位置情報)をグード図法に基づく二次元の心臓壁の位置データに変換してマッピングし、その心臓壁の展開図G1を作成する。なお、展開図G1の接合部(接合経度)は、冠動脈Kを避けて、例えば上大静脈側に設けられている。
冠動脈マッピング処理部8cは、図3に示すように、抽出処理部8aから送信された冠動脈位置情報に基づいて、心臓壁の展開図G1に対して冠動脈Kをマッピング、例えばテクスチャマッピングする。これにより、右冠動脈K2が動脈領域R1にマッピングされ、左前下行枝K1bが動脈領域R2にマッピングされ、左回旋枝K1cが動脈領域R3にマッピングされる。なお、冠動脈Kの表示色としては、例えば、黒色等を用いる。
断裂処理部8dは、図3に示すように、各動脈領域R1、R2、R3以外の領域を海洋部分として扱い、その海洋部分に断裂を入れる。すなわち、断裂処理部8dは、左前下行枝K1b、左回旋枝K1c及び右冠動脈K2に基づいて3つの動脈領域R1、R2、R3を把握し、左冠動脈K1と右冠動脈K2との間に断裂を入れ、3つの動脈領域R1、R2、R3の各々の間に断裂を入れる。このような断裂は、図3において、例えば、展開図G1の上辺から展開図G1の縦方向の中央線(赤道)上まで1本入れられ、展開図G1の下辺から展開図G1の縦方向の中央線(赤道)上まで2本入れられる。これにより、心臓壁の展開図G1の歪みが補正され、図4に示すように、精度が高い二次元画像G2が作成される。
次に、このような心臓壁表示装置1の画像表示処理について説明する。心臓壁表示装置1の制御部2が、画像処理部8により画像処理を行い、画像処理後の画像を表示する表示処理を実行する。
図5に示すように、制御部2は、外部装置からのボリュームデータD1の入力又は操作部5の画像表示開始キーに対する入力操作に応じて、画像処理部8を制御し、ボリュームデータD1から心臓情報を抽出する(ステップS1)。画像処理部8は、制御部2により制御に応じて、抽出処理部8aにより、ボリュームデータD1から心臓情報、例えば、心臓壁情報及び冠動脈位置情報を抽出し、その後、抽出した心臓壁情報を心臓壁展開処理部8bに送信し、抽出した冠動脈位置情報を冠動脈マッピング処理部8cに送信する。
次いで、制御部2は、画像処理部8を制御し、グード図法に基づいて心臓壁の二次元画像G2を作成する(ステップS2)。画像処理部8は、制御部2による制御に応じて、心臓壁展開処理部8bにより、図3に示すように、グード図法に基づいて心臓壁を二次元に展開し、その心臓壁の展開図G1を求め、マッピング処理部8cにより、求めた展開図G1に冠動脈Kをマッピングし、断裂処理部8dにより、マッピングした展開図G1に対して冠動脈Kを避けて断裂を入れる。これにより、図4に示すように、グード図法に基づく心臓壁の二次元画像G2が作成される。
その後、制御部2は、心臓壁の二次元画像G2を表示部4に表示させる(ステップS3)。これにより、グード図法に基づく心臓壁の二次元画像G2が表示される(図4参照)。医師等の観察者は、表示部4に表示された心臓壁の二次元画像G2を観察する。この際、観察者は、心臓壁の表面全体の様子を俯瞰することが可能になり、心臓壁の状態を直感的に把握することができる。さらに、グード図法を用いて作成された心臓壁の二次元画像G2が表示されることから、画像の歪みが抑えられ、観察者は心臓壁の表面全体の様子や心臓壁上での目標箇所の位置等を正確に把握することが可能になるので、心臓壁の状態を正確に把握することができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、グード図法に基づいて心臓壁を二次元に展開し、心臓壁の展開図G1を求め、求めた展開図G1に対して心臓壁の冠動脈Kを避けて断裂を入れ、心臓壁の二次元画像G2を形成し、形成した二次元画像G2を表示することによって、歪みを抑えた心臓壁の二次元画像G2が表示され、心臓壁の表面全体の様子を一目で確認することが可能になるので、心臓壁の状態を直感的かつ正確に把握することができる。特に、観察者の経験や熟練度等に依存することなく、心臓壁のどの箇所を観察しているかを判断することが可能になるので、正確な診断を行うことができる。
さらに、断裂を入れた展開図G1に対して冠動脈Kをマッピングすることによって、冠動脈Kも心臓壁の表面全体に表示され、心臓壁を囲むように走る冠動脈Kを一目で確認することが可能になるので、心臓壁の状態に加え、心臓壁の各所と冠動脈Kとの位置関係等を直感的かつ正確に把握することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図6乃至図8を参照して説明する。
本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態で説明した部分と同じ部分を同一符号で示し、その説明を省略する(他の実施の形態も同様である)。
図6に示すように、画像処理部8は、第1の実施の形態の構成に加え、抽出処理部8aにより抽出した心臓壁情報に基づいて心臓壁の壁厚を算出する壁厚算出処理部8eと、断裂を入れた展開図G1に対し、算出した壁厚をマッピングする壁厚マッピング処理部8fとを備えている。
壁厚算出処理部8eは、心臓壁情報、例えば、図7に示すように、心臓壁の外壁H1の位置情報及び内壁H2の位置情報に基づいて、外壁H1と内壁H2との間の距離である壁厚を算出する。例えば、壁厚算出処理部8eは、心臓の中心点Cから心臓の外部に向けて直線を伸ばし、その直線が外壁H1と交わる1点を点Nとし、内壁H2と交わる1点を点Niとし、中心点Cから点Nまでの距離(線分CN)から中心点Cから点Niまでの距離(線分CNi)を引くことにより、壁厚(CN−CNi)を算出する。ここで、壁厚は、心臓壁の所定領域毎に所定数、例えば30点程度算出されたり、あるいは、心臓を輪切りにした場合の輪切り毎に中心(心軸)から所定の角度間隔、例えば10度程度の角度間隔で算出されたりする。
壁厚マッピング処理部8fは、図8に示すように、算出した壁厚に応じてその表示色の濃度(階調)を変え、その壁厚を断裂済の展開図G1にマッピング、例えばテクスチャマッピングし、心臓壁の二次元画像G2を形成する。このとき、壁厚の表示色としては、冠動脈Kの表示色と異なる色、例えば、複数の階調を有する灰色(モノクロ)等を用いる。なお、壁厚を算出した算出点の間は、例えば、算出点間の距離を用いて線形補間される。
このような画像処理部8により、心臓壁の全体の壁厚を示す二次元画像G2が作成され、その二次元画像G2が表示部4に表示される。なお、表示部4には、壁厚用のグレースケール等も一緒に表示される。このグレースケールの最大値やグレースケールの階調等は、操作部5に対する入力操作により変更可能である。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、心臓壁の壁厚を求め、断裂を入れた展開図G1に対して、求めた壁厚をマッピングすることによって、心臓壁の表面全体に壁厚が表示され、心臓壁の壁厚を一目で確認することが可能になるので、心臓壁の状態に加え、心臓壁の各所と壁厚との関係を直感的かつ正確に把握することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図9乃至図11を参照して説明する。なお、本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図9に示すように、画像処理部8は、第1の実施の形態の構成に加え、抽出処理部8aにより抽出した心臓壁情報に基づいて心臓壁の運動量、すなわち壁運動量を算出する壁運動量算出処理部8gと、断裂を入れた展開図G1に対して、算出した壁運動量をマッピングする壁運動量マッピング処理部8hとを備えている。
壁運動量算出処理部8gは、心臓壁情報、例えば、図10に示すように、時系列的に連続する心臓壁の外壁H1の位置情報に基づいて、外壁H1の移動量を壁運動量として算出する。例えば、壁運動量算出処理部8gは、心臓の中心点Cから心臓の外部に向けて直線を伸ばし、その直線が外壁H1と交わる1点を点N(t)とし、数秒後に位置が変化した外壁H1と交わる1点を点N(t+1)とし、中心点Cから点N(t)までの距離(線分CN(t))から中心点Cから点N(t+1)までの距離(線分CN(t+1))を引くことにより、外壁H1の移動量、すなわち壁運動量(CN(t)−CN(t+1))を算出する。ここで、壁運動量は、心臓壁の所定領域毎に所定数、例えば30点程度算出されたり、あるいは、心臓を輪切りにした場合の輪切り毎に中心(心軸)から所定の角度間隔、例えば10度程度の角度間隔で算出されたりする。なお、ここでは、時系列的に連続する外壁H1の位置情報を用いているが、これに限るものではなく、例えば、時系列的に連続する内壁H2の位置情報を用いるようにしてもよい。
壁運動量マッピング処理部8hは、図11に示すように、収縮時、膨張時及び停止時に応じて壁運動量の表示色を色分けし、算出した壁運動量に応じて収縮及び膨張毎にその表示色の濃度(階調)を変え、その壁運動量を断裂済の展開図G1にマッピング、例えばテクスチャマッピングし、心臓壁の二次元画像G2を形成する。このとき、壁運動量の表示色としては、冠動脈Kの表示色と異なる色、例えば、複数の階調を有する紫色、複数の階調を有する青色及び白色等を用いる。ここで、壁運動量がプラスである場合が収縮時であり、例えば紫色(階調有)を用いるマッピングを行い、壁運動量がマイナスである場合が膨張時であり、例えば青色(階調有)を用いるマッピングを行い、壁運動量が0である場合が停止時であり、例えば白色を用いるマッピングを行う。なお、壁運動量を算出した算出点の間は、例えば、算出点間の距離を用いて線形補間される。
このような画像処理部8により、心臓壁の全体の壁運動量を示す二次元画像G2が作成され、その二次元画像G2が表示部4に表示される。なお、表示部4には、壁運動量用の単色カラースケール等も膨張及び収縮毎に一緒に表示される。この単色カラースケールの最大値や単色カラースケールの階調等は、操作部5に対する入力操作により変更可能である。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、心臓壁の壁運動量を求め、断裂を入れた展開図G1に対して、求めた壁運動量をマッピングすることによって、心臓壁の表面全体に壁運動量が表示され、心臓壁の壁運動量を一目で確認することが可能になるので、心臓壁の状態に加え、心臓壁の各所と壁運動量との関係を直感的かつ正確に把握することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について図12及び図13を参照して説明する。なお、本発明の第4の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図12に示すように、画像処理部8は、第1の実施の形態の構成に加え、抽出処理部8aにより抽出した心臓情報に基づいて冠動脈Kの血流量を算出する血流量算出処理部8iと、断裂を入れた展開図G1に対して、算出した血流量をマッピングする血流量マッピング処理部8jとを備えている。なお、抽出処理部8aが抽出する心臓情報には、冠動脈Kの血流量情報が含まれている。この血流量情報は、血流量算出処理部8iに送信される。
血流量算出処理部8iは、心臓壁情報、例えば、冠動脈Kの血流量情報に基づいて、冠動脈Kの血流量を算出する。この血流量算出処理部8iは、冠動脈Kの複数箇所に対して血流量の算出を行う。
血流量マッピング処理部8jは、図13に示すように、血流量に応じてその表示色の濃度(階調)を変え、その血流量を断裂済の展開図G1にマッピング、例えばテクスチャマッピングし、心臓壁の二次元画像G2を形成する。このとき、血流量の表示色としては、冠動脈Kの表示色と異なる色、例えば、複数の階調を有する赤色等を用いる。なお、血流量を算出した算出点の間は、例えば、算出点間の距離を用いて線形補間される。
このような画像処理部8により、冠動脈Kの血流量を示す二次元画像G2が作成され、その二次元画像G2が表示部4に表示される。なお、表示部4には、血流量用の単色カラースケール等も一緒に表示される。この単色カラースケールの最大値や単色カラースケールの階調等は、操作部5に対する入力操作により変更可能である。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、冠動脈Kの血流量を求め、断裂を入れた展開図G1に対して、求めた血流量をマッピングすることによって、心臓壁の表面全体に冠動脈Kの血流量が表示され、冠動脈Kの血流量を一目で確認することが可能になるので、心臓壁の状態に加え、冠動脈Kの血流量を直感的かつ正確に把握することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について図14及び図15を参照して説明する。なお、本発明の第5の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図14に示すように、画像処理部8は、第1の実施の形態の構成に加え、第2の実施の形態に係る壁厚算出処理部8e及び壁厚マッピング処理部8fと、第3の実施の形態に係る壁運動量算出処理部8g及び壁運動量マッピング処理部8hと、第4の実施の形態に係る血流量算出処理部8i及び血流量マッピング処理部8jとを備えている。この画像処理部8により形成された二次元画像G2は、順次、記憶部6に記憶される。なお、冠動脈Kの表示色、壁厚の表示色、壁運動量の表示色及び冠動脈Kの血流量の表示色としては、それぞれ異なる色を用いる。
制御部2は、記憶部6に順次記憶された二次元画像G2を時系列に並べて表示部4に連続表示させる。これにより、表示部4には、図15に示すように、心臓壁、冠動脈K、壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量を示す二次元画像G2が時系列で連続して表示される。これにより、心臓壁の動きや、冠動脈K、壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量の変化等が表示部4に表示されることになる。なお、心臓壁と冠動脈Kの表示(図4参照)、心臓壁と冠動脈Kと壁厚の表示(図8参照)、心臓壁と冠動脈Kと壁運動量の表示(図11参照)及び心臓壁と冠動脈Kとその血流量の表示(図13参照)は、操作部5に対する入力操作により切り替え可能に形成されている。
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、断裂を入れた展開図G1に対して、心臓壁の壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量をマッピングすることによって、心臓壁の壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量が心臓壁の表面全体に表示され、心臓壁の壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量の全てを一目で確認することが可能になるので、心臓壁の状態に加え、心臓壁の壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量の全てを一度に直感的かつ正確に把握することができる。
さらに、形成した二次元画像G2を時系列に並べて表示部4に連続表示させることによって、心臓壁、壁厚、壁運動量及び冠動脈の血流量の時系列的な変化を直感的に把握することが可能になるので、心臓壁の動きや、冠動脈K、壁厚、壁運動量及び冠動脈Kの血流量の変化等を容易に観察することができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、前述の第1乃至第4の実施の形態においては、形成した二次元画像G2を時系列に並べて表示部4に連続表示させていないが、これに限るものではなく、前述の第5の実施の形態と同じように、形成した二次元画像G2を時系列に並べて表示部4に連続表示させるようにしてもよい。この場合には、前述の第5の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、前述の第1乃至第4の実施の形態においては、形成した二次元画像G2を記憶部6に記憶するようにしていないが、これに限るものではなく、前述の第5の実施の形態と同じように、形成した二次元画像G2を記憶部6に記憶するようにしてもよい。この場合には、制御部8は、外部装置からのボリュームデータD1の入力に応じて、画像処理部8を制御して画像処理を行い、順次、記憶部5に二次元画像G2を記憶しておく。その後、制御部8は、操作部5の画像表示開始キーに対する入力操作に応じて、二次元画像G2を表示する。
本発明の第1の実施の形態に係る心臓壁表示装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す心臓壁表示装置が備える画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図2に示す画像処理部が行う画像処理による心臓壁の展開図を示す模式図である。 図2に示す画像処理部が行う画像処理による心臓壁の二次元画像を示す模式図である。 図1に示す心臓壁表示装置が行う画像表示処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る心臓壁表示装置が備える画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図6に示す画像処理部が行う画像処理における壁厚の算出を説明するための説明図である。 図6に示す画像処理部が行う画像処理による心臓壁の二次元画像を示す模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係る心臓壁表示装置が備える画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図9に示す画像処理部が行う画像処理における壁運動量の算出を説明するための説明図である。 図9に示す画像処理部が行う画像処理による心臓壁の二次元画像を示す模式図である。 本発明の第4の実施の形態に係る心臓壁表示装置が備える画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図12に示す画像処理部が行う画像処理による心臓壁の二次元画像を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態に係る心臓壁表示装置が備える画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図14に示す画像処理部が行う画像処理による心臓壁の二次元画像を示す模式図である。
符号の説明
1 心臓壁表示装置
4 表示部

Claims (6)

  1. 画像を表示する表示部と、
    グード図法に基づいて心臓壁を二次元に展開し、前記心臓壁の展開図を求め、求めた前記展開図に対して前記心臓壁の冠動脈を避けて断裂を入れ、前記心臓壁の二次元画像を形成する手段と、
    形成した前記二次元画像を前記表示部に表示させる手段と、
    を備えることを特徴とする心臓壁表示装置。
  2. 前記形成する手段は、断裂を入れた前記展開図に対して前記冠動脈をマッピングし、前記二次元画像を形成することを特徴とする請求項1記載の心臓壁表示装置。
  3. 前記形成する手段は、前記心臓壁の壁厚を求め、断裂を入れた前記展開図に対して、求めた前記壁厚をマッピングし、前記二次元画像を形成することを特徴とする請求項1又は2記載の心臓壁表示装置。
  4. 前記形成する手段は、前記心臓壁の運動量を求め、断裂を入れた前記展開図に対して、求めた前記運動量をマッピングし、前記二次元画像を形成することを特徴とする請求項1、2又は3記載の心臓壁表示装置。
  5. 前記形成する手段は、前記冠動脈の血流量を求め、断裂を入れた前記展開図に対して、求めた前記血流量をマッピングし、前記二次元画像を形成することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の心臓壁表示装置。
  6. 前記表示させる手段は、形成した前記二次元画像を時系列に並べて前記表示部に連続表示させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の心臓壁表示装置。
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