JP2008167081A - バースト通信装置 - Google Patents

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幸昌 宮本
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Abstract

【課題】誤り訂正符号を用いるバースト通信方式において、通信路で誤りが発生しなかった場合、迅速に送達確認フレームを返すことが可能なバースト通信装置を提供する。
【解決手段】バースト通信装置であって、検出手段11は、受信フレームに誤りがあるかを検出する。訂正手段13は、受信フレームの誤りを訂正する。解析手段12は、受信フレームの種類を解析する。第1の生成手段14は、バースト転送用の送達確認フレームを生成する。第2の生成手段16は、通常転送用の送達確認フレームを生成する。送信手段15は、解析手段からの指示により送達確認フレームを送信する時、訂正手段からの情報によって、第1の生成手段により生成されたバースト転送用の送達確認フレームと、第2の生成手段により生成された通常転送用の送達確認フレームのどちらを送信するかを判断して送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば無線LANに使用され、連続的にフレームを送信するバースト通信を行うシステムに誤り訂正符号を使用したバースト通信装置に関する。
例えば無線LAN等の通信において、送信したフレームに通信路中で誤りが発生し、受信側に正しく到達しないことが良くある。このため、送信したフレームが受信側に正しく届いたかを確認する送達確認フレームを受信側が送信側に送ることにより、送信側が送達を確認する通信方式がある。送信側は送信したフレームに対する送達確認が一定時間内に届かない場合、又はフレームにエラーが発生したと通知された場合、再度同じフレームを受信側に送信して通信を成立させている。これを再送と読んでいる。この再送が頻繁に発生すると通信の効率が悪くなる。このため、送信フレームに誤り訂正符号を付加し、通信路で誤りが発生した場合においても、受信側で復元可能とすることにより、再送回数を低減する方策がとられている。
また、フレームの1つずつ送達確認を行う場合、通信効率が低下する。このため、フレームの1つずつについて送達確認を行うのではなく、連続的に複数のフレームを送信し、その後、複数のフレームに対して、1つのフレームにより一括して送達確認を行うバースト通信を行うことにより、通信効率の向上が図られている。この例として、無線LAN通信のIEEE802.11方式のIEEE802.11e(非特許文献1参照)に規定されるBlockAck方式などがある。BlockAck方式には、例えば2つの方式がある。
第1の方式は、例えば3つのフレームを連続して送信し、続けて送達確認を要求することを示すBlockAckRequestフレームを送信する。すると、受信側は、受け取った3つのフレームのうちのどれが正しく届いたかを示すBlockAckフレームで応答する。送信側は、送達の確認されなかったフレームのみを再送することとなる。
しかし、IEEE802.11では、BlockAckRequestフレームの受信からBlockAckフレーム、又は通常転送用の送達確認を示すAckフレームの応答までの時間が規定されている。このため、3つのフレームのうち最後のフレームが届いてからBlockAckフレームを返すまでの時間が短く、この間にBlockAckフレームを生成することができないシステムの場合、対応できないことがある。
このような場合、第2の方式が適用される。第2の方式は、送信側からのBlockAckRequestフレームに対して、受信側は先ずAckフレームを返しておく。この後、BlockAckフレームの生成が終わってから送信側にBlockAckフレームを返して送達確認を行う。送信側はBlockAckフレームが正しく届いたことを示すAckフレームを受信側に送ることにより、一連の通信が終了する。
IEEE802.11e規格では、第1、第2の方式の両方が規定され、これらの方式を選択可能とされている。
すなわち、上記第1の方式において、BlockAckフレームの生成が間に合わないような場合として、受信したフレームの誤り訂正処理が、BlockAckフレームを生成するための時間内に終わらない場合が考えられる。この場合、第2の方式のタイミングでBlockAckフレームを返すこととなる。
このように誤り訂正符号を用いたバースト通信方式の場合、誤り訂正符号の方式によっては、常に、第1の方式ではなく、第2の方式のようになる。しかし、第2の方式は、第1の方式に比べてAckフレームの数が2つ多い。また、第2の方式は、第1の方式に比べて、BlockAckフレームを送信側に返すまでに時間を要するため、送信側のフレームバッファを早期に開放できない。したがって、通信の効率が低下するという問題があった。
尚、関連技術として、送信装置から符号かれて送信されたパケットを、受信装置で誤り検出及び補正しながら段階的に確認応答を返送することにより、効率よい再生制御を行う再生制御方法が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−297200号公報 IEEE Standard for Information technology - Telecommunications and information exchange between systems - Local and metropolitan area networks - Specific requirements, Part 11: Wireless LAN Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications, Amendment 8: Medium Access Control(MAC) Quality of Service Enhancements, 11 November 2005
本発明は、誤り訂正符号を用いるバースト通信において、通信路で誤りが発生しなかった場合、迅速に送達確認フレームを返すことが可能なバースト通信装置を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様によれば、複数のフレームを連続に送信した後、一括して複数の前記フレームの送達確認を行うバースト通信装置であって、受信フレームに誤りがあるかを検出する検出手段と、前記受信フレームの誤りを訂正する訂正手段と、前記受信フレームの種類を解析する解析手段と、バースト転送用の送達確認フレームを生成する第1の生成手段と、通常転送用の送達確認フレームを生成する第2の生成手段と、前記解析手段からの指示により送達確認フレームを送信する時、前記訂正手段が非動作状態の場合、前記第1の生成手段により生成されたバースト転送用の送達確認フレームを送信する送信手段とを具備することを特徴とするバースト通信装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、複数のフレームを連続に送信した後、一括して複数の前記フレームの送達確認を行うバースト通信装置であって、受信フレームに誤りがあるかを検出する検出手段と、前記受信フレームの誤りを誤り訂正する訂正手段と、前記受信フレームの種類を解析する解析手段と、バースト転送中に誤りのあるフレームを受信したこと示すフラグ情報を記憶する記憶手段と、バースト転送用の送達確認フレームを生成する第1の生成手段と、通常転送用の送達確認フレームを生成する第2の生成手段と、前記解析手段からの指示により送達確認フレームを送信する時、前記記憶手段にフラグ情報が記憶されていない場合、前記第1の生成手段により生成されたバースト転送用の送達確認フレームを送信する送信手段とを具備することを特徴とするバースト通信装置が提供される。
本発明によれば、誤り訂正符号を用いるバースト通信において、通信路で誤りが発生しなかった場合、迅速に送達確認フレームを返すことが可能なバースト通信装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
先ず、図2、図3を用いてバースト通信方式について説明する。図2は、上記第1の方式を示し、図3は、上記第2の方式を示している。
図2に示す第1の方式において、送信側は、例えばframe10、frame11、frame12の3つのフレームを連続して送信し、続けて送達確認を要求するBlockAckRequestフレーム(BAreq13)を送信する。受信側は、BlockAckRequestフレーム(BAreq13)を受信すると、受け取った3つのフレームのうちのどれが正しく届いたかを示すBlockAckフレーム(BA14)で応答する。
また、図3に示す第2の方式において、送信側は、例えばframe20、frame21、frame22の3つのフレームを連続して送信し、続けて送達確認を要求することを示すBlockAckRequestフレーム(BAreq23)を送信する。受信側は、先ず通常転送用の送達確認を示すAckフレームAck24を返し、BlockAckフレームの生成が終わってから送信側にBlockAckフレームBA25を返して送達確認を行う。送信側はBlockAckフレームBA25が正しく届いたことを示すAck26を受信側に送る。
図4(a)乃至(d)は、各実施形態に適用されるフレームのフォーマットを示している。
図4(a)に示すframe40は、本来の情報部に、誤り訂正処理で情報を復元するための誤り訂正情報部、及び誤り自体が存在するかどうかのみを判定する誤り検出情報部を付加している。また、誤り検出情報部は、本来の情報部のみに関しての情報でもよいし、本来の情報部と誤り訂正情報部の両方に関しての情報でもよい。
使用される誤り訂正符号の方式によっては、誤り訂正情報部に誤り自体が存在するかどうかの情報が含まれる場合もある。この場合、図4(b)に示すframe41のように、誤り検出情報部を省略することも可能である。
また、使用される誤り訂正符号の方式によっては、本来の情報と誤り訂正情報が一体化される可能性もある。その場合、図4(c)に示すframe42のように、本来の情報と誤り訂正情報が一体化された誤り訂正符号化部と、誤り検出情報部とにより構成される。
さらに、使用される誤り訂正符号の方式によっては、本来の情報と誤り訂正情報と誤り検出情報の全てが一体化される可能性もある。その場合、図4(d)に示すframe43のように誤り訂正符号化部のみにより構成してもよい。
尚、frame40、frame41、frame42において、フレーム中の各情報部や誤り訂正符号化部の並び順は変更可能である。
(第1の実施形態)
図5は、第1の実施形態に係り、受信側の処理のアルゴリズムの一例を示している。
図5において、受信側は、送信されてきたフレームを受信し、受信したフレーム(例えば図2に示すframe10,11,12)毎に、そのフレームに誤りが有るか無いかを判定する(S11,S12)。受信フレームに誤りが発見された場合、誤りを復元するため、誤り訂正処理が起動される(S13)。また、受信フレームに誤りが無い場合、及び誤り訂正処理が起動された後、BlockAckRequestフレームが受信されたかどうかが判別される(S14)。このような動作がBlockAckRequestフレームを受信するまで繰り返される(S14−S11)。
一方、BlockAckRequestフレームを受信した場合、誤り訂正処理が実行中か、終了したが判別される(S15)。この結果、誤り訂正処理が実行中である場合、Ackフレームを送信側に返し(S16)、誤り訂正処理の終了を待ち(S17)、誤り訂正処理が終了後、その結果を反映したBlockAckフレーム(BA)を返す(S18)。また、前記誤り訂正処理が実行されているかどうかの判別(S15)において、誤り訂正処理が実行されていない場合、BlockAckフレーム(BA)を返す(S18)。
図1は、第1の実施形態に係り、図5に示すアルゴリズムを実現するための受信側の装置の構成例を示している。
受信フレームは、誤り検出部11、フレーム解析部12、誤り訂正部13に供給される。誤り検出部11は、受信したフレームを、図4(a)乃至(d)に示すフォーマットに従って検査し、受信フレームに誤りの有無を検出する。誤り検出部11は、検出結果を誤り訂正部13、及びBA(BlockAck)パケット生成部14に通知する。
フレーム解析部12は、受信フレームの例えばヘッダに含まれる情報に基づき、受信フレームの種類や応答先の情報を解析する。このフレーム解析部12は、BlockAckRequestフレームを受信した場合、それをAck送信部15に通知する。また、フレーム解析部12は、BlockAck又はAckフレームのヘッダ部分を生成するために必要な応答先等の情報をBAパケット生成部14、及びAckパケット生成部16に通知する。
誤り訂正部13は、誤り検出部11で誤りが発見された場合、そのフレームの誤り訂正処理を行う。誤り訂正部13は、訂正処理が実行されているかどうかを示す信号Busyを出力するとともに、訂正処理によりフレームの復元に成功した場合、訂正情報CIを出力する。
BAパケット生成部14は、受信した1つ以上のフレームに対するBlockAckパケットを生成する。すなわち、BAパケット生成部14は、フレーム解析部12から供給される応答先などの基本情報、及び誤り検出部11からのフレームの誤りに関する情報を用いてBlockAckパケットを生成する。さらに、受信フレームに誤りが有り、誤り訂正部13によってフレームの復元に成功した場合には、誤り訂正部13からの訂正情報CIによりBlockAckフレームの対応する部分を、正しく受信できたことを示す状態に変更する。
Ackパケット生成部16は、BlockAckではなく、通常のAck応答を行う場合、フレーム解析部12から供給される応答先などの基本情報を受け取り、Ackフレームを生成する。
Ack送信部15は、フレーム解析部12からBlockAckRequestフレームを受信したことが通知された場合、誤り訂正部13から供給される信号Busyより、誤り訂正部13が処理中(動作中)かどうかを判定し、まだ処理が終了していない場合(動作中である場合)、Ackパケット生成部16により生成されたAckパケットを送信する。また、Ack送信部15は、誤り訂正部13の処理が終了していない場合でAckパケットを送信したとき、誤り訂正部13の処理が終了してから、BAパケット生成部14により生成されたBlockAckパケットを送信する。さらに、Ack送信部15は、受信フレームに誤りが無く、信号Busyが誤り訂正部13の非動作状態を示す場合、BAパケット生成部14により生成されたBlockAckパケットを送信する。
尚、誤り訂正方式によっては、処理に時間がかかり、処理中にバースト転送されてくる次のフレームが受信される場合が考えられる。この場合、処理中に受信したフレームを一時的に格納しておくバッファメモリを用意する必要がある。このバッファメモリは、図1にBFM17で示すように、誤り訂正部13に内蔵するか、誤り訂正部13の入力段に挿入すればよい。
上記構成において、図5を参照して動作について説明する。
フレームを受信すると(S11)、そのフレームは誤り検出部11、フレーム解析部13、誤り訂正部13に供給される。誤り検出部11は誤りの有無を検出する(S12)。検出の結果、誤りが有る場合、誤り訂正部13が起動され、誤り訂正が実行される(S13)。また、誤りの有無の情報は、誤り検出部11からBAパケット生成部14にもフレーム毎に通知され、BlockAckパケットの生成に使用される。
また、フレーム解析部12でBlockAckRequestフレームの受信が検出されると(S14)、Ack送信部15にBlockAck応答を行う指示が出される。これと同時にBlockAckフレーム、又はAckフレームのヘッダ部分を構成するために必要な情報が、フレーム解析部12からBAパケット生成部14及びAckパケット生成部16に送られる。また、フレーム解析部12により、バースト通信ではない通常の通信のフレームを受信したことが解析され、且つ、誤り検出部11により誤りが検出されなかった場合、Ack送信部15に通常転送用のAck応答を行なう指示が出される。
BAパケット生成部14は、誤り検出部11とフレーム解析部12からの情報に応じてBlockAck応答用のパケットを生成する。さらに、BAパケット生成部14は、受信フレームに誤りが有り、誤り訂正部13によってフレームの復元に成功した場合、誤り訂正部13からの情報によりBlockAckフレームの対応する部分を、正しく受信できたことを示す状態に変更する。
Ackパケット生成部16は、フレーム解析部12の情報からの情報に応じて、Ack応答用のパケットを生成する。
フレーム解析部12からBlockAck応答の指示を受けたAck送信部15は、誤り訂正部13から供給される信号Busyに基づき、誤り訂正部13の実行状態を判断する(S15)。この結果、誤り訂正処理が終了していない場合、Ackパケット生成部16で生成されたAckパケットを送信する(S16)。Ackパケット送信後、誤り訂正部13での処理が全て終了した場合(S17)、Ack送信部15はBlockAckパケットを送信する(S18)。
尚、通常のAck応答の指示を受けたAck送信部15は、Ackパケット生成部16で生成されたAckパケットを送信する。
一方、誤り検出部11において、受信フレームに誤りがないことが検出された場合、フレーム解析部12において、BlockAckRequestフレームが受信されたかが判別される(S12−S14)。この結果、BlockAckRequestフレームが受信された場合、フレーム解析部12は、Ack送信部15にBlockAck応答を行うことを通知する。また、フレーム解析部12は、BlockAck又はAckフレームの生成に必要な応答先等の情報をBAパケット生成部14、及びAckパケット生成部16に通知する。
BlockAck応答を受けたAck送信部15は、誤り訂正部13から供給される信号Busyが非動作状態を示しているため、BAパケット生成部14により生成されたBlockAckパケットを送信する(S15−S18)。
図6は、送信側の構成の一例を示すものであり、例えば図4(a)に示すフレームを生成する構成を示している。送信側は、送信フレームバッファ21、誤り訂正符号付加部22、誤り検出情報付加部23、送信確認フレーム解析部24、再送制御部25により構成されている。
図6において、送信したい本来の情報部が送信データとして送信フレームバッファ21に供給される。送信フレームバッファ21から出力される送信データは、誤り訂正符号付加部23に供給され、誤り訂正符号が付加される。誤り訂正符号付加部22から出力された誤り訂正符号が付加された送信データは、誤り検出情報付加部23に供給され、誤り検出情報が付加される。このようにして生成されたフレームが送信される。
一方、受信側からの送達確認フレームであるBlockAckフレーム又はAckフレームを受信すると、送達確認フレーム解析部24は、再送の必要なフレームを判定する。再送が必要なフレームがある場合、その情報が再送制御部25へ通知される。再送制御部25は、送信フレームバッファ21から再送が必要なフレームを上記と同様にして再送する。
上記第1の実施形態によれば、Ack送信部15は、フレーム解析部12よりBlockAckRequestフレームを受信したことが通知された場合において、誤り訂正部13から供給される信号Busyが非動作状態を示している場合、第1の方式によって、直ちにBAパケット生成部14により生成されたBlockAckパケットを送信する。このため、誤り訂正符号が付加されたバースト通信において、Ack送信部15は、受信フレームに誤りが無い場合、又は送達確認フレームを送信するまでに誤り訂正処理が終了した場合、BlockAckRequestフレームを受信したことが通知されてから、高速にBlockAckパケットを送信することができる。したがって、例えば第2の方式のように、後から送達確認フレームを送る場合に比べて、通信路上のフレーム数を削減できるため、通信路の利用効率を向上することができる。
また、送信側は、早期に送達確認フレームを受けることができるため、送信フレームバッファを早期に開放することができる。このため、バッファメモリを効率的に利用することができ、高速なバースト通信が可能となる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係り、受信側の処理のアルゴリズムの一例を示している。第1の実施形態は、誤り訂正部の処理状態を信号Busyに基づき判別した。これに対して、第2の実施形態は、フラグを用いて誤り訂正部の処理状態(動作/非動作状態)を判別する。
図7において、受信側は、先ず、フラグをクリアし(S21)、受信したフレーム(例えば図2に示すframe10,11,12)毎に、そのフレームに誤りが有るか無いかを判定する(S22,S23)。この結果、誤りが発見された場合、それを示すためにフラグをセットするとともに、誤り訂正処理が実行される(S24)。この動作はBlockAckRequestを受信するまで繰り返される(S22−S25)。BlockAckRequestフレームを受信した場合、フラグの状態が判定され(S26)、フラグがセットされている場合、誤り訂正処理が終了してからBlockAck応答をするため、Ack送信部35は、Ackフレームを返す(例えば図3に示すAck24)(S27)。この後、誤り訂正処理が終了した場合(S28)、その結果を反映したBlockAckを送信する(例えば図3に示すBA25)。
一方、BlockAckRequestフレームを受信した状態において、フラグがセットされていない場合、全てのフレームを正常に受信したことを示すBlockAckを送信する(S26−S29)(例えば図2に示すBA14)。
図8は、図7に示すアルゴリズムを実現する受信側の装置の一例を示している。
図8において、受信したフレームは、誤り検出部21、フレーム解析部22、誤り訂正部33に供給される。誤り検出部21は、受信フレームを図4に示すフォーマットに従って検査し、誤りが存在するかしないかを検出する。誤り検出部21は、検出結果を誤り訂正部33、BAパケット生成部34、フラグ部37に通知する。
フレーム解析部32は、受信したフレームの例えばヘッダに含まれる情報からフレームの種類を判定し、BlockAckRequestフレームを受信した場合、それをAck送信部35へ通知する。また、フレーム解析部32は、BlockAckフレームの生成に必要な情報をBA(BlockAck)パケット生成部34に通知し、Ackフレームの生成に必要な情報をAckパケット生成部36へ通知する。
フラグ部37は、例えばフリップフロップ回路又はレジスタにより構成されている。フラグ部37は、誤り検出部31から受信したフレームに誤りが有ったことが通知されると、それを保持する。すなわち、フラグがセットされる。また、フラグ部37は、Ack送信部35からBlockAck応答を送信した事が通知されると、フラグをリセットする。
BAパケット生成部34は、受信した1つ以上のフレームに対するBlockAckパケットを生成する。BAパケット生成部34は、フレーム解析部32から応答先などの基本情報を受け取り、誤り検出部31からのフレームの誤りに関する情報に基づきBlockAckパケットを生成する。受信フレームに誤りがあり、誤り訂正部33によってフレームの復元に成功した場合、BAパケット生成部34は、誤り訂正部33からの情報によりBlockAckフレームの対応する部分を、正しく受信できたことを示す状態に変更する。
Ackパケット生成部36は、フレーム解析部32からの応答先などの基本情報を受け取り、BlockAckではなく、通常のAck応答を行う場合のAckフレームを生成する。
Ack送信部35は、フレーム解析部32からBlockAckRequestフレームを受信した事が通知された場合、フラグ部37に保持された状態を判定する。この結果、受信フレームに誤りが有る場合、Ack送信部35は、Ackパケット生成部36により生成されたAckパケットを送信し、受信フレームに誤りがない場合、BAパケット生成部34で生成されたBlockAckパケットを送信する。また、受信フレームに誤りが有り、Ackパケットを送信した場合、Ack送信部35は、誤り訂正部33での全ての処理が終了した後、BAパケット生成部34により生成されたBlockAckパケットを送信する。
誤り訂正部33は、誤り検出部31で誤りが発見された場合、そのフレームの誤り訂正処理を行う。誤り訂正方式によっては、処理に時間がかかり、処理中に次のフレームが受信される場合が考えられる。この場合、処理中に受信したフレームを一時的に格納しておくバッファメモリを用意する必要がある。バッファメモリは、BFM17で示すように、第1の実施形態と同様、誤り訂正部33内、又は誤り訂正部33の入力段に配置すればよい。
上記構成において、図7を参照して図8に示す装置の動作について説明する。
フラグ部37は予めリセットされる(S21)。フレームを受信すると(S22)、そのフレームは誤り検出部31、フレーム解析部32、誤り訂正部33に供給される。誤り検出部31において誤りが発見されると(S23)、誤り訂正部33が起動され、誤りの復元が試みられる。また、誤りを発見したことがフラグ部37に通知され、フラグがセットされる(S24)。誤りの有無の情報は、BAパケット生成部36にもフレーム毎に通知され、BlockAckパケットの生成に使用される。
フレーム解析部32において、BlockAckRequestフレームの受信が検出されると(S25)、Ack送信部35にBlockAck応答を行う指示が出される。同時にBlockAckフレーム又はAckフレームのヘッダ部分を構成するために必要な情報がBAパケット生成部34、Ackパケット生成部36に供給される。
BAパケット生成部34は、誤り検出部31とフレーム解析部32の情報からBlockAck応答用のパケットを生成する。
Ackパケット生成部36は、フレーム解析部32の情報からAck応答用のパケットを生成する。
Ack送信部35は、フレーム解析部32からBlockAck応答の指示を受けた場合、フラグ部37に記憶されたフラグを判断する(S26)。この結果、フラグがセットされ、受信フレームに誤りがある場合、Ackパケット生成部36で生成されたAckパケットを送信する(S27)。Ackパケット送信後、誤り訂正部33から供給される信号Busyが非動作状態を示し、誤り訂正部33での処理が全て終了した場合、Ack送信部35は、BAパケット生成部34により生成されたBlockAckパケットを送信する(S28,S29)。BlockAckパケットを送信後、Ack送信部35は、フラグ部37にセットされたフラグをクリアする(S21)。
一方、フラグがリセットされたままであり、受信フレームに誤りが無い状態において、フレーム解析部32からBlockAck応答の指示を受けた場合、Ack送信部35は、BAパケット生成部34で生成されたBlockAckパケットを送信する(S26−S29)。BlockAckパケットを送信後、Ack送信部35は、フラグ部37にセットされたフラグをクリアする(S21)。
また、バースト通信ではない通常の通信のフレームを受信した場合、フレーム解析部32からAck送信部35に通常転送用のAck応答を行う指示が出される。Ack送信部35は、通常転送用のAck応答の指示を受けた場合、Ackパケット生成部36により生成されたAckパケットを送信する。
上記第2の実施形態によれば、Ack送信部35は、フレーム解析部32よりBlockAckRequestフレームを受信したことが通知された場合で、フラグ部37にフラグがセットされていない場合、第1の方式によって、直ちにBAパケット生成部34により生成されたBlockAckパケットを送信する。このため、誤り訂正符号が付加されたバースト通信において、受信フレームに誤りが無い場合、BlockAckRequestフレームを受信してから、高速にBlockAckパケットを送信することができる。したがって、例えば第2の方式のように、後から送達確認フレームを送る場合に比べて、通信路上のフレーム数を削減できるため、通信路の利用効率を向上することができる。
また、送信側は、早期に送達確認フレームを受けることができるため、送信フレームバッファを早期に開放することができる。このため、バッファメモリを効率的に利用することができ、高速なバースト通信が可能となる。
尚、上記第1、第2の実施形態において、誤り訂正部13、33は、誤り検出部11、31で誤りが発見された場合のみ起動される例を示した。しかし、これに限定されるものではなく、例えば制御を単純にする場合、受信したフレーム全てに対して誤り訂正処理を行ってもよい。この場合、BAパケット生成部14、34は、誤り検出部11、31の情報を使用せず、誤り訂正部13、33の情報のみでBlockAck応答パケットを生成することも可能である。
また、誤り訂正部13、33は、フレーム受信中に並行して動作している例を示した。しかし、受信したフレームを一度バッファメモリに格納し、BlockAckRequestフレームに対してAckパケットを送信した後、まとめて誤り訂正処理をするようにしてもよい。
その他、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
第1の実施形態に係り、受信側の構成を示す図。 バースト通信方式の一例を示す図。 バースト通信方式の他の例を示す図。 図4(a)乃至(d)は、各実施形態に適用されるフレームのフォーマットを示す図。 第1の実施形態に係り、受信側の処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャート。 送信側の構成の一例を示す構成図。 第2の実施形態に係り、受信側の処理のアルゴリズムの一例を示すフローチャート。 図7に示すアルゴリズムを実現する受信側の構成の一例を示す図。
符号の説明
11、31…誤り検出部、12、33…フレーム解析部、13、33…誤り訂正部、14、34…BAパケット生成部、15、35…Ack送信部、16、36…Ackパケット生成部、17…バッファメモリ、37…フラグ部。

Claims (5)

  1. 複数のフレームを連続に送信した後、一括して複数の前記フレームの送達確認を行うバースト通信装置であって、
    受信フレームに誤りがあるかを検出する検出手段と、
    前記受信フレームの誤りを訂正する訂正手段と、
    前記受信フレームの種類を解析する解析手段と、
    バースト転送用の送達確認フレームを生成する第1の生成手段と、
    通常転送用の送達確認フレームを生成する第2の生成手段と、
    前記解析手段からの指示により送達確認フレームを送信する時、前記訂正手段が非動作状態の場合、前記第1の生成手段により生成されたバースト転送用の送達確認フレームを送信する送信手段と
    を具備することを特徴とするバースト通信装置。
  2. 複数のフレームを連続に送信した後、一括して複数の前記フレームの送達確認を行うバースト通信装置であって、
    受信フレームに誤りがあるかを検出する検出手段と、
    前記受信フレームの誤りを誤り訂正する訂正手段と、
    前記受信フレームの種類を解析する解析手段と、
    バースト転送中に誤りのあるフレームを受信したこと示すフラグ情報を記憶する記憶手段と、
    バースト転送用の送達確認フレームを生成する第1の生成手段と、
    通常転送用の送達確認フレームを生成する第2の生成手段と、
    前記解析手段からの指示により送達確認フレームを送信する時、前記記憶手段にフラグ情報が記憶されていない場合、前記第1の生成手段により生成されたバースト転送用の送達確認フレームを送信する送信手段と
    を具備することを特徴とするバースト通信装置。
  3. 前記訂正手段に供給される前記受信フレームを保持するバッファ手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2記載のバースト通信装置。
  4. 前記訂正手段は、受信フレームの全てを訂正することを特徴とする請求項1又は2記載のバースト通信装置。
  5. 前記受信フレームは、少なくとも誤り情報を復元するための誤り訂正情報と、フレーム中に誤りがあるかどうかを示す誤り検出情報のうちの1つを含むことを特徴とする請求項1又は2記載のバースト通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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