JP2008166981A - 遅延調整回路及び遅延調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ち上がりエッジの信号遅延の遅延量及び立ち下がりエッジの信号遅延の遅延量を、各々、他方の遅延量に影響を与えることなく、独立に調整可能な遅延調整回路及び遅延調整方法を提供する。
【解決手段】信号伝播経路301〜310の経路中に、遅延調整回路303が挿入される。前記遅延調整回路303の内部には、Rise信号調整部316とFall信号調整部317とを備えている。前期遅延調整回路303に入力された信号は整形される。そして、前記Rise信号調整部306において、その整形信号のうちRise信号のみについて遅延が調整され、その後に、前記Fall信号調整部307において、Rise信号が調整された信号のFall信号についてのみ遅延が調整される。ここで、一方の信号に遅延量を与えて遅延を調整するときに他方の信号にはその遅延調整の影響が及ぶことが抑制される。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体集積回路内の信号伝播経路における信号の遅延時間を調整する遅延調整回路及び遅延調整方法に関するものである。
従来から、半導体集積回路の製造工程において、レイアウト工程では、主に、論理セル、信号線や電源線の配置等を行っている。このレイアウト工程においては、半導体集積回路のタイミング仕様を満たすようにタイミング調整を行い、回路内を伝播する信号の遅延時間の調整を実施している。このとき、クロックスキューの抑制やACタイミングの遅延調整を行うために、遅延調整セルを用いて信号の遅延量を調整している。
図13に、従来の遅延調整回路の全体構成のブロック図を示す。
同図において、遅延調整回路704の内部には、入力信号を整形する入力波形整形用バッファ701と、遅延調整用バッファ702a、702b、・・・と、遅延調整された遅延信号を整形する出力波形整形用バッファ703とが備えられている。前記遅延調整回路704では、入力信号S1を整形した後に所定の遅延量を与えて遅延調整を行い、その遅延信号を再び整形して出力信号S2を外部に出力している。このような技術は、例えば特許文献1において用いられている。
しかし、入力信号の立ち上がりエッジ(以下、Rise信号と言う)と、立ち下がりエッジ(以下、Fall信号と言う)との間には、信号伝播経路を伝播する伝播速度に差がある。特に、インバータを代表とする反転素子を介した信号伝播経路では、PchトランジスタとNchトランジスタとの間の能力差によって、前記Rise信号と前記Fall信号との間の遅延差が顕著に現れる。
また、ACスペックのタイミング調整において、所定の遅延量を与えることによって、Rise信号及びFall信号の何れか一方の信号のタイミングを目標値に調整できた場合であっても、他方を目標値に調整できていない場合がある。
これらの課題は、前記特許文献1記載の技術では解決することが困難であり、インターフェイスの高速化が促進される昨今において、益々深刻化することが予想される。
この改善策として、Rise信号とFall信号との間の相対的な遅延差を縮小する技術がある。この技術は、図14に示す遅延調整回路を備えた技術である。
前記図14において、遅延調整の対象経路である信号伝播経路801〜803の経路中には、偶数個のインバータ804a、804b、・・・によって構成される遅延調整セル810が設けられている。反転出力セル802aによって伝播信号が反転するので、前記遅延調整セル810において、PchトランジスタとNchトランジスタとの間の能力差分だけ、Rise信号とFall信号との間の相対的な遅延差を調整している。この遅延差の調整、縮小によって、例えばRise信号の遅延量を目標値に調整しながら、他方の例えばFall信号の遅延量を目標値から大きくずれないようにしている。
一方、他の遅延量の調整技術として、次のものがある。図15において、遅延調整の対象経路である信号伝播経路801〜803の経路中には、反転出力セル802aの後段のパス805に出力オープンセル806が接続されている。前記出力オープンセル806を接続して前記パス805の配線容量を増加させることによって、前記反転出力セル802aにおけるゲート遅延を調整している。また、論理セル802bの駆動能力を変化させて配線容量を増減させたり、前記反転出力セル802aの駆動能力を変化させることによっても、前記反転出力セル802aにおけるゲート遅延を調整している。さらに、前記パス805の配線長や配線幅、前記パス805とその周辺配線との間隔の調整などを行って、信号波形を鈍化させたりして配線遅延やゲート遅延の微調整を行っている。
特開2001−230324号公報
しかしながら、前記特許文献1記載の技術や前記従来の技術では、例えばRise信号に対する遅延調整を行うと、この遅延調整がFall信号の伝播速度に影響を与えてしまい、Rise信号及びFall信号の何れか一方の信号のみについてだけ遅延を調整することができない。このため、タイミング調整対象の信号伝播経路の総遅延量を確認しながら、微調整を繰り返してRise信号及びFall信号を目標値に近づける必要があるという問題があった。また、この微調整の際には、設計者の手作業によって論理セルのサイズ修正等が行われており、一般的にレイアウト設計ツールによる自動配置配線と比較して、その修正には膨大な時間がかかると共に、修正結果が設計者の経験に大きく依存するものであった。
本発明は、前記の課題に着目してなされたのもであり、その目的は、多大な工数を発生させることなく、Rise信号の信号遅延の遅延量及びFall信号の信号遅延の遅延量を、各々、他方の遅延量に影響を与えることなく、独立に調整可能な遅延調整回路及び遅延調整方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明では、半導体集積回路内の信号伝播経路中に遅延調整回路を挿入し、前記遅延調整回路において、入力された信号のうち、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジについて、各々、互いに影響のない、独立した遅延調整を行う構成を採用する。
具体的に、請求項1記載の発明の遅延調整回路は、半導体集積回路における信号の遅延時間をバッファによって調整する遅延調整回路であって、入力信号を整形する入力バッファ部と、前記入力バッファ部から出力された整形信号のうち、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジについて、互いに影響のない独立した遅延調整を行う遅延調整部と、前記遅延調整部から出力された遅延信号を整形する出力バッファ部とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の遅延調整回路において、前記遅延調整部は、ANDゲートと遅延バッファとで構成されたRise信号調整部、及びORゲートと遅延バッファとで構成されたFall信号調整部の少なくとも一方を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載の遅延調整回路において、前記遅延調整部は、さらに、配線経路、配線幅及び配線容量のうち少なくとも一つを調整して、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々のエッジの配線遅延を調整する配線遅延調整部を有し、前記配線遅延調整部は、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのゲート遅延を調整する前記Rise信号調整部及び前記Fall信号調整部の直前又は直後に配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1記載の遅延調整回路において、前記遅延調整部は、マルチプレクサと遅延バッファとで構成されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項4記載の遅延調整回路において、前記遅延調整部は、さらに、配線経路、配線幅及び配線容量のうち少なくとも一つを調整して、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々のエッジの配線遅延を調整する配線遅延調整部を有し、前記配線遅延調整部は、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのゲート遅延を調整する前記マルチプレクサ及び前記遅延バッファの直前又は直後に配置されることを特徴とする。
請求項6記載の発明の遅延調整方法は、半導体集積回路における信号の遅延時間をバッファによって調整する遅延調整方法であって、遅延調整対象の信号伝播経路上に、前記請求項1〜5の何れか一項に記載の遅延調整回路を挿入する工程と、前記信号伝播経路の遅延計算を行い、立ち上がりエッジの現在の遅延量から目標遅延量までの調整量と、立ち下がりエッジの現在の遅延量から目標遅延量までの調整量とを確認する工程と、前記各々の調整量に基づいて、前記遅延調整回路内の遅延調整部のゲート遅延を調整する工程と、前記各々の調整量に基づいて、前記遅延調整部の配線遅延を調整する工程とを備えたことを特徴とする。
以上により、請求項1〜6記載の発明では、信号のエッジの遅延を調整する遅延調整部を備えた遅延調整回路を新たに設け、前記遅延調整部において、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの遅延を調整する際に、一方のエッジに遅延量を与えて遅延を調整するときに他方のエッジにはその遅延調整の影響が及ぶことを抑制し、前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジについて、各々、独立に遅延量を与えることが可能となる。また、配置配線の完了後に遅延調整を行う場合には、前後に配置されている回路等を変更することなく、遅延調整対象の信号伝播経路中に当該遅延調整回路を挿入して遅延調整を行うので、タイミング収束済みの回路等に影響を与えることなく遅延調整を行うことが可能となる。
また、請求項6記載の発明では、前記請求項1〜5記載の遅延調整回路を挿入した後に、立ち上がりエッジの現在の遅延量から目標遅延量までの調整量及び、立ち下がりエッジの現在の遅延量から目標遅延量までの調整量を確認する。そして、前記の各々エッジの遅延量が目標遅延量と一致するようにゲート遅延や配線遅延を調整するので、タイミング調整対象の信号伝播経路において、より詳細に遅延量を微調整することが可能となる。
以上説明したように、請求項1〜6記載の発明の遅延調整回路及び遅延調整方法によれば、遅延調整対象の信号伝播経路において、その経路を伝播する信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々に対して独立に信号遅延の遅延量を与えて遅延調整を行うことが可能となる。また、タイミング収束済みの隣接配線や周辺配線に影響を与えることなく遅延を調整することが可能であり、論理セルのサイズ変更や遅延素子の挿入・削除、配線経路の修正等を施す工数を削減できる。
以下、本発明の実施形態の遅延調整回路及び遅延調整方法を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の遅延調整回路の全体構成を示したブロック図である。
同図において、101は遅延調整対象パス起点、102は論理回路、108は遅延調整対象パス終点である。前記パス起点101から前記パス終点108までの信号伝播経路がタイミングの調整対象パス経路である。前記信号伝播経路101〜108の経路中には、遅延調整回路103が挿入されている。前記遅延調整回路103は、入力信号を受信する入力波形整形用バッファ(入力バッファ部)104と、前記入力波形整形用バッファ104から信号を受ける遅延調整セル(遅延バッファ)105と、一方の入力ピンαに前記入力波形整形用バッファ104から信号を受けると共に、他方の入力ピンβに前記遅延調整セル105から信号を受ける2入力ANDゲート106と、前記2入力ANDゲート106から信号を受け、出力信号を送信する出力波形整形用バッファ(出力バッファ部)107とを備えている。前記遅延調整セル105と前記2入力ANDゲート106とによって、立ち上がりエッジ(以下、Rise信号と言う)の遅延調整を行うRise信号調整部(遅延調整部)110が構成されている。
上記の遅延調整回路103の動作を以下に説明する。
図2は、本実施形態の遅延調整回路103における信号波形を示した波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ104から出力される地点での信号波形、同図(B)は、2入力ANDゲート106の入力ピンαでの信号波形、同図(C)は、前記2入力ANDゲート106の入力ピンβでの信号波形、同図(D)は、前記2入力ANDゲート106から出力される地点での信号波形である。
前記遅延調整回路103に入力された入力信号は、前記入力波形整形用バッファ104において整形されて、図2(A)の整形信号が生成される。そして、その整形信号が前記2入力ANDゲート106の入力ピンαと、前記遅延調整セル105とに入力される。前記遅延調整セル105に入力された整形信号は、所定のゲート遅延量Tdelayが与えられて遅延が調整される。その後、前記ゲート遅延量Tdelayが与えられた信号は、前記2入力ANDゲート106の入力ピンβに入力される。
前記2入力ANDゲート106には、一方の入力ピンαに図2(B)の信号が入力されていると共に、他方の入力ピンβに図2(C)の信号が入力されている。前記2入力ANDゲート106は、入力ピンα、βに入力された2入力ともにHighレベルの信号が入力されたときに、Highレベルの信号を出力する。そのため、図2(B)の信号及び図2(C)の信号が共にHighレベルのときにHighレベルの信号を出力し、前記2つの信号の何れか一方でもLowレベルのときにはLowレベルの信号を出力する。すなわち、図2(D)に示すように、Rise信号のみについて前記ゲート遅延量Tdelayだけ遅延を与えた遅延信号が出力される。
上記のように、本実施形態では、信号伝播経路101〜108の経路中に遅延調整回路103を挿入し、前記遅延調整回路103において、整形信号のうちRise信号に所定のゲート遅延量Tdelayを与えて遅延を調整した場合であっても、他の信号、例えば整形信号の立ち下がりエッジにその遅延調整の影響が及ぶことを抑制している。従って、整形信号のうちRise信号のみについて遅延調整を行うことが可能となる。
また、前記遅延調整回路103以外の回路等は、それらの配置位置や接続を変更する必要がないので、配置配線の完了後に遅延調整を行う際に、タイミング収束済みの隣接回路や周辺配線に影響を与えることなく、遅延調整を行うことが可能となる。
尚、2入力ANDゲート106の代わりに、NANDゲート及びインバータを組み合わせた回路といった2入力ANDゲートと同じ論理構造を持つ素子で代用した場合であっても同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態の遅延調整回路の全体構成を示したブロック図である。
同図において、201は遅延調整対象パス起点、202は論理回路、208は遅延調整対象パス終点である。前記パス起点201から前記パス終点208までの信号伝播経路がタイミングの調整対象パス経路である。前記信号伝播経路201〜208の経路中には、遅延調整回路203が挿入されている。前記遅延調整回路203は、入力信号を受信する入力波形整形用バッファ(入力バッファ部)204と、前記入力波形整形用バッファ204から信号を受ける遅延調整セル(遅延バッファ)205と、一方の入力ピンαに前記入力波形整形用バッファ204から信号を受けると共に、他方の入力ピンβに前記遅延調整セル205から信号を受ける2入力ORゲート206と、前記2入力ORゲート206から信号を受け、出力信号を送信する出力波形整形用バッファ(出力バッファ部)207とを備えている。前記遅延調整セル205と前記2入力ORゲート206とによって、立ち下がりエッジ(以下、Fall信号と言う)の遅延調整を行うFall信号調整部(遅延調整部)210が構成されている。
上記の遅延調整回路203の動作を以下に説明する。
図4は、本実施形態の遅延調整回路203における信号波形を示した波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ204から出力される地点での信号波形、同図(B)は、2入力ORゲート206の入力ピンαでの信号波形、同図(C)は、前記2入力ORゲート206の入力ピンβでの信号波形、同図(D)は、前記2入力ORゲート206から出力される地点での信号波形である。
前記遅延調整回路203に入力された入力信号は、前記入力波形整形用バッファ204において整形されて、図4(A)の整形信号が生成される。そして、その整形信号が前記2入力ORゲート206の入力ピンαと、前記遅延調整セル205とに入力される。前記遅延調整セル205に入力された整形信号は、所定のゲート遅延量Tdelayが与えられて遅延が調整される。その後、前記ゲート遅延量Tdelayが与えられた信号は、前記2入力ORゲート206の入力ピンβに入力される。
前記2入力ORゲート206には、一方の入力ピンαに図4(B)の信号が入力されていると共に、他方の入力ピンβに図4(C)の信号が入力されている。前記2入力ORゲート206は、入力ピンα、βに入力された2入力の少なくとも一方にHighレベルの信号が入力されたときに、Highレベルの信号を出力する。そのため、図4(B)の信号及び図4(C)の信号の少なくとも一方がHighレベルのときにHighレベルの信号を出力し、前記2つの信号が共にLowレベルのときにはLowレベルの信号を出力する。すなわち、図4(D)に示すように、Fall信号のみについて前記ゲート遅延量Tdelayだけ遅延を与えた遅延信号が出力される。
上記のように、本実施形態では、信号伝播経路201〜208の経路中に遅延調整回路203を挿入し、前記遅延調整回路203において、整形信号のうちFall信号に所定のゲート遅延量Tdelayを与えて遅延を調整した場合であっても、他の信号、例えば整形信号のRise信号にその遅延調整の影響が及ぶことを抑制している。従って、整形信号のうちFall信号のみについて遅延調整を行うことが可能となる。
尚、2入力ORゲート206の代わりに、NORゲート及びインバータを組み合わせ回路といった2入力ORゲートと同じ論理構造を持つ素子で代用した場合であっても同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態の遅延調整回路の全体構成を示したブロック図である。
上述した第1及び第2の実施形態の遅延調整回路103、203と異なる点は、前記第1の実施形態ではRise信号のみについて遅延調整を行うRise信号調整部110を備え、前記第2の実施形態ではFall信号のみについて遅延調整を行うFall信号調整部210を備えているのに対し、本実施形態では、Rise信号及びFall信号の遅延調整を行うRise/Fall信号調整部(遅延調整部)315を備えている点のみである。その他の構成については、上記第1及び第2の実施形態の遅延調整回路103、203と同様であるので、その説明は省略する。
同図において、Rise/Fall信号調整部315は、Fall信号用の遅延調整セル(遅延調整バッファ)305と、Rise信号用の遅延調整セル(遅延調整バッファ)306と、マルチプレクサ308とを備えている。入力波形整形用バッファ304は、前記遅延調整セル305、306と接続されていると共に、選択信号パス307を介して前記マルチプレクサ308の入力ピンSと接続されている。また、前記遅延調整セル305は、前記マルチプレクサ308の入力ピンAと接続され、前記遅延調整セル306は、前記マルチプレクサ308の入力ピンBと接続されている。そして、前記マルチプレクサ308の出力ピンは、出力波形整形用バッファ309と接続されている。
上記の遅延調整回路303の動作を以下に説明する。
図6は、本実施形態の遅延調整回路303における信号波形を示した波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ304から出力される地点での信号波形、同図(B)は、マルチプレクサ308の入力ピンAでの信号波形、同図(C)は、前記マルチプレクサ308の入力ピンBでの信号波形、同図(D)は、前記マルチプレクサ308から出力される地点での信号波形である。
前記遅延調整回路303に入力された入力信号は、前記入力波形整形用バッファ304において整形されて、図6(A)の整形信号が生成される。そして、その整形信号が、前記Fall信号用の遅延調整セル305と、前記Rise信号用の遅延調整セル306と、前記マルチプレクサ308の入力ピンSとに入力される。
前記Fall信号用遅延調整セル305に入力された整形信号は、所定のゲート遅延量TdelayFが与えられて遅延が調整され、前記ゲート遅延量TdelayFが与えられた信号は、前記マルチプレクサ308の入力ピンAに入力される。また、前記Rise信号用遅延調整セル306に入力された整形信号は、所定のゲート遅延量TdelayRが与えられて遅延が調整され、前記ゲート遅延量TdelayR遅延量が与えられた信号は、前記マルチプレクサ308の入力ピンBに入力される。
前記マルチプレクサ308には、その入力ピンAに図6(B)の信号が入力されていると共に、他の入力ピンBに図6(C)の信号が入力されている。また、入力ピンSには、図6(A)の信号が入力されている。ここで、前記マルチプレクサ308は、入力ピンSにHighレベルの信号が入力されているときには、入力ピンBの信号を出力し、Lowレベルの信号が入力されているときには、入力ピンAの信号を出力する。すなわち、図6(D)に示すように、Rise信号について前記ゲート遅延量TdelayRだけ遅延が与えられると共に、Fall信号について前記ゲート遅延量TdelayFだけ遅延が与えられた遅延信号が出力される。
上記のように、本実施形態では、信号伝播経路301〜310の経路中に遅延調整回路303を挿入し、前記遅延調整回路303において、Rise信号及びFall信号の遅延を調整する際に、一方の信号に遅延量を与えて遅延を調整するときに他方の信号にはその遅延調整の影響が及ぶことを抑制している。従って、Rise信号及びFall信号について、各々、独立に遅延量TdelayR、TdelayFを与えることが可能となる。
図7は、本実施形態の遅延調整回路の変形例を示したブロック図である。
本変形例の遅延調整回路303の内部には、上記第1の実施形態と同様のRise信号調整部316と、上記第2の実施形態と同様のFall信号調整部317とが備えられ、前記Rise信号調整部316と前記Fall信号調整部317とが直列に接続され、Rise/Fall信号調整部315が構成されている。
図8は、本変形例の遅延調整回路303における信号波形を示した波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ304から出力される地点での信号波形、同図(B)は、2入力ANDゲート311から出力される地点での信号波形、同図(C)は、出力波形整形用バッファ309から出力される地点での信号波形である。
前記入力波形整形用バッファ304から出力された整形信号(図8(A))は、前記Rise信号調整部306において、そのRise信号についてのみ遅延が調整された(図8(B))後に、前記Fall信号調整部307において、前記図8(B)の信号のFall信号についてのみが遅延が調整される(図8(C))。
上記のように、本変形例においても、前記遅延調整回路303において、Rise信号及びFall信号について、各々、独立に遅延量TdelayR、TdelayFを与えることが可能となる。
尚、上記の変形例では、遅延調整回路303内において、Rise信号調整部316、Fall信号調整部317の順に接続して信号を伝播させているが、Fall信号調整部317、Rise信号調整部316の順に接続しても同様の効果を得ることができる。
また、ANDゲート311の代わりにNANDゲートを用いたり、ORゲート312の代わりにNORゲートを用いたりした場合等であっても、同様の効果を得ることができる。
尚、本実施形態において、図5に示した遅延調整回路303は、図8に示したRise信号調整部316とFall信号調整部317とを組み合わせた遅延調整回路303と比較して、回路面積をより小さく構成することが可能である。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態の遅延調整回路の全体構成を示したブロック図である。
上述した第1の実施形態と異なる点は、遅延調整回路403の内部において、Rise信号調整部416の前段に配線遅延調整部405を設けている点のみである。その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
図10(A)は、前記配線遅延調整部405の全体構成のブロック図であり、同図(B)は、その変形例である。
以下に、図9、10を用いて、本実施形態の遅延調整回路の動作を説明する。
配線遅延調整部405は、遅延調整回路403の下位ブロックとして存在している。図10(A)に示すように、前記配線遅延調整部405の内部において、入力端子409から入力された信号は、配線距離の異なる複数の信号配線経路412を経て、マルチプレクサ410の入力ピンA、B及びCに到達する。そして、前記マルチプレクサ410から出力端子413に信号が出力される。ここで、前記マルチプレクサ410は、その入力ピンS[m:0]に入力された配線経路選択信号411の値によって、前記入力ピンA、B及びCの何れの入力ピンA〜Cに到達した信号を出力するかを選択可能である。前記入力端子409から各々の入力ピンA、B、Cまでの配線経路によって配線長が異なり、それによって抵抗値が異なる分だけ遅延量の調整が可能となる。
また図10(B)に示すように、波形整形用バッファ414において信号を整形した後に、配線容量415の接続されている個数が異なった複数の経路を介してマルチプレクサ410の各々の入力ピンA〜Cに信号を供給する構成であっても、上記と同様に遅延量の調整が可能である。
図9において、前記配線遅延調整部405は遅延調整セル406と直列に接続されている。前記配線遅延調整部405では、入力波形整形用バッファ404から出力された整形信号に配線遅延の遅延量を与える。その後、Rise信号調整部416では、前記配線遅延を与えられた信号のRise信号についてのみゲート遅延の遅延量を与える。従って、入力波形整形用バッファ404から出力された整形信号には、そのRise信号については配線遅延の遅延量とゲート遅延の遅延量との合計の遅延量が与えられ、前記Rise信号以外については、配線遅延の遅延量が与えられる。
上記のように、本実施形態では、配線遅延調整部405とRise信号調整部416とを個別に設けて、配線遅延とゲート遅延とを独立して調整できるので、電圧変動や温度変動によるバラツキを考慮した精度の高い遅延調整が実現できる。
尚、本実施形態では、Rise信号調整部416の直前に配線遅延調整部405を設けているが、直後に設けた場合であっても同様の効果を得ることができる。
また、Rise信号調整部416のみならず、図3のFall信号調整部215や図5のRise/Fall信号調整部315の直前や直後に前記配線遅延調整部405を備えた場合であっても、配線遅延とゲート遅延とを独立して調整でき、電圧変動や温度変動を考慮した遅延調整が可能である。
さらに、本実施形態において、配線遅延調整部405では、3経路から1経路を選択する構造になっているが、4経路以上から1経路を選択する構造であってもよいのは勿論である。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態の遅延調整回路の全体構成を示したブロック図である。
上述した第1の実施形態の遅延調整回路103と異なる点は、2入力ANDゲート106の代わりに3入力ANDゲート506を備えている点のみである。その他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。尚、図11では、遅延調整回路503のみを図示している。
図11(A)は、本実施形態の遅延調整回路503の全体構成を示したブロック図であり、同図(B)は、同遅延調整回路503内の3入力ANDゲート506の回路構成を示した回路図である。
同図に示すように、入力波形整形用バッファ504から出力された整形信号は、3入力ANDゲート506の入力ピンBに供給されていると共に、遅延調整セル505を介して入力ピンCに供給されている。前記3入力ANDゲート506の入力ピンAは、Highレベルの電圧に固定されている。
この状態において、PchTr[A]は常時チャネルを形成しないので、遅延調整回路503にFall信号が伝播した場合には、そのFall信号はPchTr[C]よりもPchTr[B]のゲートに早く伝播する。このとき、PchTr[B]のみがチャネルを形成して、Fall信号を出力ピンに伝播させるので、PchTr[B]のゲート長によって3入力ANDゲート506のゲート遅延が決定される。
図11(C)は、本実施形態の遅延調整回路の変形例である。
同図において、3入力ANDゲート506の入力ピンAには遅延調整セル505を介さずに信号が伝播するので、遅延調整回路503にFall信号が伝播した場合には、PchTr[A]及びPchTr[B]の各々のゲートにそのFall信号が伝播して、PchTr[A]及びPchTr[B]は共にチャネルを形成する。ここで、前記PchTr[A]と前記PchTr[B]とは並列に配置されているので、チャネル幅が二倍となり、ゲートにおける信号立下り時間が早まる。
上記のように、遅延調整セルを介したパス以外の入力ピン接続数を変更することによって、Rise信号調整回路であっても、Fall信号の微調整を行うことが可能となる。
尚、本実施形態では、3入力ANDゲートを用いたが、4入力以上のANDゲートや、同一論理構造を持つ素子であれば同様の効果を得ることが可能である。
また、上記第2の実施形態、上記第3の実施形態や、上記第4の実施形態においても本実施形態と同様に構成することによって、上記の効果を得ることが可能である。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態の遅延調整方法の処理フローを示したフロー図である。
本遅延調整方法の前提として、製造プロセス条件等に応じた遅延量が確定している遅延調整セルが、予めセルライブラリに登録されているものとする。また、上記の第4の実施形態に示した配線遅延調整部においても、経路別の配線遅延量が確定した遅延情報を抽出しているものとする。
まず、LSIのレイアウト設計を行う場合に、ステップS601において、信号伝播経路の遅延調整対象の経路中に遅延調整回路を挿入する。前記遅延調整回路は、上述した第1〜第5の実施形態の遅延調整回路である。この挿入方法としては、前記遅延調整回路の情報をネットリストに追加したり、ECO(エンジニアリング・チェンジ・オーダー)を用いる。この際、前記遅延調整回路内の遅延調整セルのゲート遅延の遅延量は、配置エリアが許容できる最大幅を確保して設定しておく。
次に、ステップS602において、配置配線を実施し、遅延計算ツールを用いて遅延調整対象パスの正確な遅延情報を出力する。
その後、ステップS603において、この遅延情報から、遅延調整対象パスのRise信号の遅延量及びFall信号の遅延量に基づいて、各々の信号の現在の遅延量から目標遅延量までの差分である調整量を算出する。
ここで、調整量算出の一例として、Rise信号を基準にFall信号の遅延を遅らせたい場合には、Rise信号用の遅延調整セル幅を最小にして、Fall信号用の遅延調整セル幅を調整すること等が考えられる。ただし、調整の目的によってどの遅延調整セルを調整するかは異なるので、前述の手法には固定されない。
そして、ステップS604において、前記各々の信号の調整量に基づいて、最も適切な遅延量を持つ遅延調整セルを選択し、この遅延調整セルと前記ステップS601において挿入した遅延調整セルとを置換するようECO用入力ファイルを生成する。
ステップS605において、配線遅延の遅延量の調整も行うと判定した場合には、ステップS606において、配線遅延調整部の入力固定を変更したり、異なった遅延量を持つ配線遅延調整部のブロックと置換するようECO用入力ファイルを生成する。
そして、ステップS607において、ステップS604で生成したECO用入力ファイル及び、ステップS606で生成したECO用入力ファイルを、半導体集積回路のレイアウトに反映させる。その結果、半導体集積回路のゲート遅延や配線遅延が調整されて、信号の遅延調整が完了する。
上記のように、本実施形態では、遅延調整回路を挿入した後に、立ち上がりエッジの調整量及び、立ち下がりエッジの調整量を確認する。そして、前記の各々エッジの遅延量が目標遅延量と一致するようにゲート遅延や配線遅延を調整するので、タイミング調整対象の信号伝播経路において、より詳細に遅延量を微調整することが可能となる。
以上説明したように、本発明の遅延調整回路および遅延調整方法によれば、遅延調整対象の信号伝播経路を伝播する信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々に対して独立に信号遅延の遅延量を与えて遅延調整を行うことが可能であるので、特に、半導体集積回路の遅延調整を行う遅延調整回路及び遅延調整方法等として有用である。
本発明の第1の実施形態の遅延調整回路の全体構成のブロック図である。 同遅延調整回路における信号波形の波形図であり、同図(A)は、入力波形整形用バッファ104から出力される地点での信号波形、同図(B)は、2入力ANDゲート106の入力ピンαでの信号波形、同図(C)は、前記2入力ANDゲート106の入力ピンβでの信号波形、同図(D)は、前記2入力ANDゲート106から出力される地点での信号波形である。 本発明の第2の実施形態の遅延調整回路の全体構成のブロック図である。 同遅延調整回路における信号波形の波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ204から出力される地点での信号波形、同図(B)は、2入力ORゲート206の入力ピンαでの信号波形、同図(C)は、前記2入力ORゲート206の入力ピンβでの信号波形、同図(D)は、前記2入力ORゲート206から出力される地点での信号波形である。 本発明の第3の実施形態の遅延調整回路の全体構成のブロック図である。 同遅延調整回路における信号波形の波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ304から出力される地点での信号波形、同図(B)は、マルチプレクサ308の入力ピンAでの信号波形、同図(C)は、前記マルチプレクサ308の入力ピンBでの信号波形、同図(D)は、前記マルチプレクサ308から出力される地点での信号波形である。 同遅延調整回路の変形例のブロック図である。 同変形例における信号波形の波形図である。同図(A)は、入力波形整形用バッファ304から出力される地点での信号波形、同図(B)は、2入力ANDゲート311から出力される地点での信号波形、同図(C)は、出力波形整形用バッファ309から出力される地点での信号波形である。 本発明の第4の実施形態の遅延調整回路の全体構成のブロック図である。 同図(A)は、配線遅延調整部405の全体構成のブロック図であり、同図(B)は、その変形例である。 同図(A)は、本発明の第5の実施形態の遅延調整回路の全体構成のブロック図、同図(B)は、同遅延調整回路内の3入力ANDゲートの回路構成を示した回路図であり、同図(C)は、同遅延調整回路の変形例の図である。 本発明の第6の実施形態の遅延調整方法の処理フローのフロー図である。 従来の遅延調整セルの全体構成のブロック図である。 他の従来の遅延調整セルの全体構成のブロック図である。 さらに他の従来の遅延調整セルの全体構成のブロック図である。
符号の説明
101、201、301、401 遅延調整対象パス起点
102、202、302、402 論理回路
103、203、303、403、503 遅延調整回路
104、204、304、404、504 入力波形整形用バッファ(入力バッファ部)
105、205、305、
306、406、505 遅延調整セル(遅延バッファ)
106、311、407、506 ANDゲート
107、207、309、408、507 出力波形整形用バッファ(出力バッファ部)
108、208、310、417 遅延調整対象パス終点
110、316、416 Rise信号調整部(遅延調整部)
206、312 ORゲート
210、317 Fall信号調整部(遅延調整部)
307 選択信号パス
308 マルチプレクサ
315 Rise/Fall信号調整部
(遅延調整部)
405 配線遅延調整部
409 入力端子
410 マルチプレクサ
411 配線経路選択信号
412 信号配線経路
413 出力端子
414 波形整形用バッファ
415 配線負荷容量

Claims (6)

  1. 半導体集積回路における信号の遅延時間をバッファによって調整する遅延調整回路であって、
    入力信号を整形する入力バッファ部と、
    前記入力バッファ部から出力された整形信号のうち、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジについて、互いに影響のない独立した遅延調整を行う遅延調整部と、
    前記遅延調整部から出力された遅延信号を整形する出力バッファ部とを備えた
    ことを特徴とする遅延調整回路。
  2. 前記請求項1記載の遅延調整回路において、
    前記遅延調整部は、
    ANDゲートと遅延バッファとで構成されたRise信号調整部、及びORゲートと遅延バッファとで構成されたFall信号調整部の少なくとも一方を有する
    ことを特徴とする遅延調整回路。
  3. 前記請求項2記載の遅延調整回路において、
    前記遅延調整部は、
    さらに、配線経路、配線幅及び配線容量のうち少なくとも一つを調整して、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々のエッジの配線遅延を調整する配線遅延調整部を有し、
    前記配線遅延調整部は、
    前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのゲート遅延を調整する前記Rise信号調整部及び前記Fall信号調整部の直前又は直後に配置される
    ことを特徴とする遅延調整回路。
  4. 前記請求項1記載の遅延調整回路において、
    前記遅延調整部は、
    マルチプレクサと遅延バッファとで構成される
    ことを特徴とする遅延調整回路。
  5. 前記請求項4記載の遅延調整回路において、
    前記遅延調整部は、
    さらに、配線経路、配線幅及び配線容量のうち少なくとも一つを調整して、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの各々のエッジの配線遅延を調整する配線遅延調整部を有し、
    前記配線遅延調整部は、
    前記立ち上がりエッジ及び前記立ち下がりエッジのゲート遅延を調整する前記マルチプレクサ及び前記遅延バッファの直前又は直後に配置される
    ことを特徴とする遅延調整回路。
  6. 半導体集積回路における信号の遅延時間をバッファによって調整する遅延調整方法であって、
    遅延調整対象の信号伝播経路上に、前記請求項1〜5の何れか一項に記載の遅延調整回路を挿入する工程と、
    前記信号伝播経路の遅延計算を行い、立ち上がりエッジの現在の遅延量から目標遅延量までの調整量と、立ち下がりエッジの現在の遅延量から目標遅延量までの調整量とを確認する工程と、
    前記各々の調整量に基づいて、前記遅延調整回路内の遅延調整部のゲート遅延を調整する工程と、
    前記各々の調整量に基づいて、前記遅延調整部の配線遅延を調整する工程とを備えた
    ことを特徴とする遅延調整方法。
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