JP2008166236A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セル間の含水量のばらつきを解消し、燃料電池の出力性能を向上させて、寿命の劣化を緩和すること。
【解決手段】各セル100の静電容量を静電容量検出部102で検出し、静電容量の検出値が閾値を超えたときには、静電容量検出部102から放電回路104にオン信号を出力し、セル100の電力を放電回路104を介して放電させ、静電容量の検出値が閾値を超えたセルを含水量が少ないと予想される特定のセルとして、特定のセルだけ発電量を多くして、発電による水量増加を行って、セル100間の含水量を均一にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、水素と酸素とを電気化学反応によって発電する燃料電池システムに関する。
水素と酸素との電気化学反応を利用して発電する燃料電池としては、例えば、固体高分子型燃料電池がある。この固体高分子型燃料電池は、複数のセルを積層することで構成されたスタックを備えている。スタックを構成するセルは、アノード(燃料極)とカソード(空気極)とを備えており、これらのアノードとカソードとの間には、イオン交換基としてスルフォンサン基を有する固体高分子電解質膜が介在している。
アノードには燃料ガス(水素ガスまたは炭化水素を改質して水素リッチにした改質水素)を含む燃料ガスが供給され、カソードには酸化剤として酸素を含むガス、一例として、空気が供給される。アノードに燃料ガスが供給されることで、燃料ガスに含まれる水素がアノードを構成する触媒層の触媒と反応し、これによって水素イオンが発生する。発生した水素イオンは固体高分子電解質膜を通過して、カソードで酸素と電気反応を起こす。この電気化学反応によって発電が行われる構成となっている。
ところで、固体高分子型燃料電池においては、スタックの各セル間の含水量がばらつくと、セル間の特性にばらつきが生じ、燃料電池の出力性能や寿命などが低下することがある。
各セルの含水量を測定するに際しては、例えば、燃料電池内部のガス流路中に2つの電極を対向して配置し、電極間の静電容量を計測して水分状態を推定する方法(特許文献1参照)、あるいは、単セルまたはセルブロックごとの電圧の経時変化のパターンを計測し、この計測値から固体電解質膜中の水分過剰を判定したりする方法(特許文献2参照)を採用することもできる。
特開2004−146236号公報 特開平9−245826号公報
しかし、従来技術の方法を採用した場合、各セルの含水量を推定することはできるが、スタックのセル間の含水量を均一にすることはできなかった。
そこで、本発明は、セル間の含水量のばらつきを解消し、燃料電池の出力性能を向上させて、燃料電池の寿命の劣化を緩和することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、セル群が積層された燃料電池を備えた燃料電池システムであって、該セル群の静電容量をそれぞれ検出する静電容量検出部と、該セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えていることを条件に当該セルの電力を放電させる放電回路とを備えた構成を採用したものである。
係る構成によれば、セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えているセルのみの電力を放電させることで、含水量が少ないと予想されるセルだけ発電量を多くして、発電による水量増加を行うことができ、セル間の含水量を均一にすることができ、燃料電池の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になる。
なお、上記静電容量検出部は、セル群を構成するセル単位に設けられていても、一つ以上のセルを選択可能に構成することによって一つだけ設けられていてもよい。また、上記放電回路も、セル群を構成するセル単位に設けられていても、一つ以上のセルを選択可能に構成することによって一つだけ設けられていてもよい。
また、本発明は、セル群が積層された燃料電池を備えた燃料電池システムであって、該セル群の静電容量をそれぞれ検出する静電容量検出部と、該セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えていることを条件に当該セルの電力をエネルギー蓄積手段に移送する移送手段とを備えた構成を採用したものである。
係る構成によれば、セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えているセルのみの電力をエネルギー蓄積手段に移送することで、含水量が少ないと予想されるセルだけ発電量を多くして、発電による水量増加を行うことができ、セル間の含水量を均一にすることができ、燃料電池の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になるとともに、セルの電力を無駄に消費することなく、エネルギー蓄積手段に回収させることができる。
なお、上記静電容量検出部は、セル群を構成するセル単位に設けられていても、一つ以上のセルを選択可能に構成することによって一つだけ設けられていてもよい。また、上記エネルギー蓄積手段も、セル群を構成するセル単位に設けられていても、一つ以上のセルを選択可能に構成することによって一つだけ設けられていてもよい。
セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えているセルのみの電力を放電させたり、エネルギー蓄積手段に移送させたりするに際しては、以下の要素を設けることが望ましい。
好適には、前記静電容量検出部の検出値を基に前記セル群全体の静電容量から得られた閾値と各セルの静電容量とを比較して、前記静電容量の検出値が前記閾値を超えているセルを指定するセル指定手段を備えている。
係る構成によれば、セル群全体の静電容量から得られた閾値と各セルの静電容量とを比較して、静電容量の検出値が閾値を超えているセルを指定することで、セル群の含水量分布を一定にすることができる。
好適には、前記静電容量検出部は、前記静電容量の検出値が前記閾値を超えているか否かを判定する判定回路を備えている。
係る構成によれば、静電容量検出部に、静電容量の検出値が閾値から外れ、閾値を超えているか否かを判定する判定回路を設けることで、静電容量検出部が単独で各セルの静電容量が閾値から外れ、閾値を越えているか否かを判断することができる。
好適には、前記セル群を静電容量検出対象として各セルを順次選択するセル選択手段を備え、前記静電容量検出部は、前記セル選択手段の選択によるセルの静電容量を検出してなる。
係る構成によれば、各セルを静電容量検出対象として選択し、選択したセルの静電容量を静電容量検出部で検出することで、静電容量検出部を各セルで共用することができる。
好適には、前記セル群を静電容量検出対象とするとともに、放電対象または移送対象として各セルを順次選択するセル選択手段を備え、前記静電容量検出部は、前記セル選択手段の選択によるセルの静電容量を検出してなる。
係る構成によれば、各セルを静電容量検出対象とするとともに、放電対象または移送対象として選択し、選択した各セルの静電容量を静電容量検出部で検出することで、静電容量検出部を各セルで共用することができ、さらに、選択したセルの電力を放電または移送することで、放電回路または移送手段を各セルで共用することができる。
好適には、前記セル群は、複数のグループに分けられ、前記静電容量検出部は、各グループ全体の静電容量を検出してなる。
係る構成によれば、複数のグループに分けられたセルの静電容量を各グループ単位で検出することで、セル群の静電容量を迅速に検出することができるとともに、部品点数の低減を図ることができる。
好適には、前記燃料電池は、固体分子型燃料電池である。
係る構成によれば、固体分子型燃料電池を検出対象とすることで、固体分子型燃料電池の品質の向上に寄与することができる。
本発明によれば、セル間の含水量を均一にすることができ、燃料電池の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることできる。
以下、本発明の燃料電池システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
(システム構成)
図1は、本発明が適用された燃料電池システムのシステム構成図である。図1において、燃料電池システム10は、燃料電池20に燃料ガス(水素ガス)を供給するための燃料ガス供給系統と、燃料電池20に酸化ガス(空気)を供給するための酸化ガス供給系統と、燃料電池20を冷却するための冷却系統とを備えて構成されている。
燃料電池20は、フッ素系樹脂などにより形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜などから成る高分子電解質膜21の両面にアノード極22とカソード極23をスクリーン印刷などで形成した膜・電極接合体(いわゆるMEA)24を備えている。膜・電極接合体24の両面は、燃料ガス、酸化ガス、冷却水の流路を有するセパレータ(図示せず)によってサンドイッチされ、このセパレータとアノード極22およびカソード極23との間に、それぞれ溝状のアノードガスチャンネル25およびカソードガスチャンネル26を形成している。アノード極22は、燃料極用触媒層を多孔質支持層上に設けて構成され、カソード極23は、空気極用触媒層を多孔質支持層上に設けて構成されている。これら電極の触媒層は、例えば、白金粒子を付着して構成されている。アノード極22では、次の(1)式の酸化反応が生じ、カソード極23では、次の(2)式の還元反応が生じる。燃料電池20全体としては、次の(3)式の起電反応が生じる。
2→2H++2e-・・・(1)
(1/2)O2+2H++2e-→H2O・・・(2)
2+(1/2)O2→H2O・・・(3)
なお、同図では説明の便宜上、膜・電極接合体24、アノードガスチャンネル25およびカソードガスチャンネル26からなる単位セルの構造を模式的に図示しているが、実際には、上述したセパレータを介して複数の単位セルが直列に接続したスタック構造を備えている。
燃料電池システム10の冷却系統には、冷却水を循環させる冷却路31、燃料電池20から排水される冷却水の温度を検出する温度センサ32、冷却水の熱を外部に放熱するラジエータ(熱交換器)33、ラジエータ33へ流入する冷却水の水量を調整するバルブ34、冷却水を加圧して循環させる冷却水ポンプ35、燃料電池20に供給される冷却水の温度を検出する温度センサ36などが設けられている。
燃料電池システム10の燃料ガス供給系統には、アノードガスチャンネル25に燃料ガスを供給するための燃料ガス流路41と、アノードガスチャンネル25から排気される燃料オフガスを燃料ガス流路41に循環させるための循環流路(循環経路)51が配管されており、これらのガス流路によって燃料ガス循環系統が構成されている。
燃料ガス流路41には、燃料ガス供給装置42からの燃料ガスの供給/停止を制御する遮断弁43、燃料ガスの圧力を検出する圧力センサ44、燃料ガスの圧力調整を行うレギュレータ45、燃料電池の燃料ガス供給口(入口)を開閉する遮断弁46などが設置されている。燃料ガス供給装置42は、例えば高圧水素タンク、水素吸蔵合金、改質器などより構成される。
循環流路51には、燃料電池20からの燃料オフガスを排出する遮断弁52、燃料オフガスから水分を回収する気液分離器53、気液分離器53によって回収した水を図示しないタンクに回収する排水弁54、モータによって駆動される循環ポンプ(加圧手段)55、燃料ガス流路41の燃料ガスが循環流路51側に逆流するのを防止する逆流阻止弁56などが設置されている。
循環ポンプ55は、制御部80の制御に基づき、アノードガスチャンネル25を通過する際に、圧力損失を受けた燃料オフガスを圧縮して適度なガス圧まで昇圧させ、燃料ガス流路41に還流させる。この燃料オフガスは、燃料ガス流路41で燃料ガス供給装置42から供給される燃料ガスと合流した後、燃料電池20に供給されて再利用される。
さらに、循環流路51には、燃料ガス循環系統から排気された燃料オフガスを、希釈器(例えば水素濃度低減装置)62を介して車外に排気するための排気流路61が分岐して配管されている。排気流路61には排気弁(排気手段)63が設置されており、燃料オフガスの排気制御を行えるように構成されている。排気弁63を開閉することで、燃料電池20内の循環を繰り返して、不純濃度が増加した燃料オフガスを外部に排出し、新規の燃料ガスを導入してセル電圧の低下を防止することができる。また、循環流路51の内圧に脈動を起こし、ガス流路に蓄積した水分を除去することもできる。
一方、燃料電池システム10の酸化ガス供給系統には、カソードガスチャンネル26に酸化ガスを供給するための酸化ガス流路71と、カソードガスチャンネル26から排気されるカソードオフガスを排気するためのカソードオフガス流路72が配管されている。酸化ガス流路71には、大気から取り込んだエアに含まれる粉塵などを除去するエアフィルタ74、モータによって駆動されるエアコンプレッサ75などから構成され、圧縮エアを酸化ガスとして酸化ガス流路71に供給する酸化ガス供給装置73が設置されている。
また、酸化ガス供給装置73の下流に配置された加湿器76では、燃料電池20の電池反応で生じた生成水によって高湿潤状態となったカソードオフガスと、大気より取り込んだ低湿潤状態の酸化ガスとの間で水分交換が行われる。カソードガスチャンネル26の背圧はカソードオフガス流路72に設置された圧力調整弁77によってほぼ一定圧に調圧される。カソードオフガス流路72を流れるカソードオフガスは、設計に応じて気液分離器78やマフラ79などを経由して車外に排気され、またその一部は希釈器62に流れ込み、希釈器62内に滞留する燃料オフガスを混合希釈して車外に排気される。
制御部80は、例えば、CPU(中央処理装置)、RAM、ROM、インターフェイス回路などを備えた汎用コンピュータで構成されており、各流路に設置された温度センサT、圧力センサPからのセンサ信号を受け取り、電池運転の状態、例えば、電力負荷に応じて各モータを駆動して循環ポンプ55とエアコンプレッサ75の回転数を調整し、さらに、各種の弁の開閉制御または弁開度の調整などを行うようになっている。
以上の基本構成において、図1には示していないが、燃料電池20の各セルにおける含水量を均一にするために、燃料電池20の各セルに対しては、後の実施形態において説明する静電容量検出部、放電回路、含水量検出部等が設けられている。
次に、燃料電池20を構成するスタックのセル間の含水量を均一にするための実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態は、燃料電池20を構成するスタックのセル群(各セルが互いに直列接続されて積層されたもの)の含水量を測定するに際して、各セルの静電容量を検出してセル間の含水量を推定するとともに、静電容量の検出値が閾値を超えた特定のセルの電力のみを放電するようにしたものである。
具体的には、図2に示すように、燃料電池20を構成するスタックの各セル100の両端にそれぞれ静電容量検出部102と放電回路104を接続し、各静電容量検出部102で各セル100の静電容量を検出し、検出された静電容量が閾値を超えたこと(静電容量が閾値を外れたこと)を条件に、静電容量検出部102から放電回路104にオン信号を出力して、特定のセル100の電力のみを放電回路104を介して放電させるようになっている。
静電容量検出部102としては、例えば、セル100の静電容量に応じた電気信号を出力する静電容量式液滴センサを用いることができる。この液滴センサは、所定の間隔を隔てて相対向して配置された一対の電極を有し、各電極間を空気または水素のガスが通過するようになっている。この各電極において相対向している部分の面積を対向面積Sとすると、通過するガス中の水分量が多い程対向面積Sに占める液滴Wの割合が高くなる。そして空気または水素の誘電率よりも液滴Wの誘電率の方が高いため、水分量(液滴量)の増加に伴って静電容量が増加するようになっている。この場合、液滴センサの出力と燃料電池20内部の水分状態の相関関係を予め測定しておくことで、液滴センサの出力による静電容量に基づいてセル100の含水量を測定することができる。
静電容量検出部102に閾値を設定することで、静電容量検出部102によって検出された静電容量が閾値を超えたとき(静電容量が閾値から外れたとき)には、セル100の含水量が設定値よりも少ないとして、静電容量検出部102から放電回路104に、放電開始指令としのオン信号を出力することができる。
各放電回路104は、例えば、抵抗器あるいは各種モータなどの補機で構成されており、静電容量検出部102からオン信号を受けたときに、セル100の電力を放電させることができるようになっている。
このように、第1実施形態によれば、セル群の静電容量をそれぞれ静電容量検出部102で検出し、静電容量の検出値が閾値を超えた、特定のセル100の電力のみを放電回路104を介して放電させることで、含水量が少ないと予想されるセル100だけの発電量を多くして、発電による水量を増加させることができ、セル間の含水量を均一にすることができるとともに、燃料電池20の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になる。
静電容量検出部102を構成するに際しては、図3に示すように、各セル100の両端に接続されたスイッチ106と、スイッチ106の両端の電圧を検出する電圧計108を用いることができる。この場合、スイッチ106をオンオフさせると、図4に示すように、セル100の両端電圧がスイッチ106のオンオフ状態によって変化するので、電圧計108を用いて、スイッチ106がオフになったときの波形からその時定数を算出することで、セル100の静電容量を測定することができる。すなわち、セル100の両端電圧の変化から得られた時定数は静電容量にほぼ比例するため、オフ時の波形からセル100の時定数を算出することで、セル100の静電容量を測定することができる。この際、そのままではスイッチ106には大電流が流れるため、スイッチ106の抵抗(例えば、スイッチと直列に所定の抵抗値の抵抗を接続しておく)を大きくすることで、スイッチ106が劣化するのを抑制することができる。ただし、スイッチ106の抵抗を大きくすると、電力が無駄に消費されるとともに、時定数の算出精度が低下する。
また、セル100の静電容量は、セル100のインピーダンスのうち虚部にほぼ反比例するので、セル100のインピーダンスを測定することで、セル100の静電容量を求めることができる。インピーダンス測定には公知の交流インピーダンス測定方法を適用可能であり、例えば、2つの正弦波交流をセル出力端子に重畳させ、電圧に対する電流の位相を検出することによってセルのインピーダンスを実部と虚部とからなる複素数として算出する。ただし、セル100のインピーダンスを測定するに際しては、インピーダンスは実部と虚部を有するので、実部を虚部から切り離す必要がある。
セル100のインピーダンスの測定結果として、図5(a)に、含水量が少ないセルの測定結果を示し、図5(b)には、含水量が多いセルの測定結果を示す。これらは、含水量が異なるセルに対して、印加電圧の周波数を変化させたときのインピーダンスの実部の測定結果である。各セルに対する印加電圧の周波数が500Hz以上であれば、各セルのインピーダンスを測定したときの実部はほぼ一定であって、測定結果から実部のみを減算すれば、虚部を算出することができる。
ここで、各セルのインピーダンスを測定するに際して、そのインピーダンス(Z)を式で表すと、次の(1)式のように表すことができる。虚部(X)は、周波数に反比例することを考慮して、周波数の異なるインピーダンスを2点測定すれば、(2)式にしたがって含水量を推定することができる。もちろん、3点以上測定すれば精度の高い推定値が得られる。
Z=R(w)+jX(w,f)・・・(1)、
Z1−Z2=(R(w)+jX(w,f1))−(R(w)+jX(w,f2))
=jX(w,f1)−jX(w,f2)・・・(2)
図6に、インピーダンス虚部の測定結果を示す。図6(a)は含水量が少ないセルの測定結果であり、図6(b)は含水量が多いセルの測定結果である。これらの測定結果から、インピーダンスの虚部は、印加電圧の周波数にほぼ反比例していて、インダクタンス成分はほとんど影響ないことが分かる。図6の測定結果から、静電容量を推定すると、実線で示すように、含水量が少ないセルの静電容量は、0.18Fとなり、含水量が多いセルの静電容量は0.6Fとなる。
静電容量検出部102に静電容量に関する閾値を設定し、静電容量の検出値が閾値を超えた静電容量検出部102のみからオン信号を出力させるに際しては、図7に示すように、静電容量検出部102に判定回路110を設ける構成を採用することができる。
判定回路110は、セル100の両端に接続されたスイッチ112、ダイオードD1、コンデンサC1、抵抗R1、R2、比較器114を備えて構成されている。この判定回路110において、コンデンサC1に電荷が充電されている状態でスイッチ112をオンにした後、オフに切換えると、図8に示すように、スイッチ112のオン時にはセル100の電力(電荷)がスイッチ112を介して放電し、セル100の電圧Aが漸次低下する。このときコンデンサC1に蓄積されている電荷はダイオードD1によってその放電が阻止され、抵抗R2の両端電圧は、電圧B(コンデンサC1両端の電圧を抵抗R1と抵抗R2で分圧した電圧)に維持されている。次にスイッチ112がオンからオフに移行すると、セル100の発電にしたがってセル100両端の電圧Aが徐々に増加する。セル100の両端の電圧Aが閾値を示す電圧Bを超えると、比較器114の出力からは、図9に示すように、電圧Cによるオン信号116が出力される。オン信号116のパルス幅は静電容量成分が大きくなれば広くなるので、このオン信号116を放電回路104で放電することで、静電容量値に応じた時定数を求めることができる。
例えば、セル100の電圧は既知であり、電圧Bも予め定められた抵抗R1、R2の分圧により既知となるため、オン信号116の出力期間はセル100の静電容量に対応した長さとなる。予めオン信号116の出力期間と静電容量との対比マップを記憶しておけば、容易にセル100の静電容量を推測できる。
なお、この場合は、時定数を用いて静電容量を測定することになるが、オン信号116からインピーダンスを測定することも可能である。
各静電容量検出部102に判定回路110を設けることで、各静電容量検出部102において、各セル100の含水量が基準値以下か否か(含水量が閾値から外れたか)を判定し、含水量が基準値以下のセル100に対応した放電回路104に対して、単独で放電動作を行わせることができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、静電容量の検出値が、セル群全体の静電容量から得られた閾値を超えた特定のセルのみの電力を二次電池などのエネルギー蓄積手段に移送するようにし、全体の含水量を均一に制御可能に構成したものである。エネルギー蓄積手段としては、二次電池(バッテリ)や大容量キャパシタ等を利用可能である。
具体的には、図10に示すように、各セル100の両端を、移送回路(移送手段)120を介して二次電池(12V電源)122に接続し、各静電容量検出部102を制御部80に接続する。移送回路120は、トランスT1、複数個のスイッチ124、ダイオードD2を備えて構成されている。トランスT1は、各セルに対応して、複数の1次巻線L1を備えているとともに、二次巻線L2を備え、各1次巻線L1がスイッチ124と直列に接続されている。制御部80は、各静電容量検出部102と各スイッチ124に接続されている。
制御部80は、セルの指定手段を備える。この指定手段は、各静電容量検出部102から、各セル100の静電容量の検出値を示す信号を取り込み、セル群全体の静電容量から閾値を設定する。次いで、この閾値と各セルに関する静電容量の検出値とを比較し、静電容量の検出値が閾値を越えた特定のセル100を指定する。そして、特定のセル100に対応したスイッチ124にオン(閉)信号を出力するものである。特定のセル100に対応したスイッチ124がオンになると、特定のセル100の電力は、トランスT1、ダイオードD2を介して2次電池122に移送され、二次電池122に充電される。
なお、二次電池122は、大型のものであるため、上記のように総てのセルに対して一つ設けることが合理的であるが、エネルギー蓄積手段として大容量キャパシタ等を用いる場合には、セル毎にエネルギー蓄積手段を設けても無論よい。
ここで、各セル100から検出された静電容量は、各セルの含水量に対応している。制御部80は、各セルについての電力を個別に移送していくことによって、各セル100の含水量を均一な値にすることが可能である。すなわち、制御部80は、静電容量の検出値が閾値を超えたセルについて、そのセル100の電力を二次電池122に移送していく。個別にセル100の電力を移送するということは、セル毎の含水量を変更するということになる。そこで、制御部80は、個別にセル100の静電容量、すなわち含水量を検出し、静電容量に応じて二次電池122に電力の移送の有無を判断したり移送する電力量を制御したりすることで、結果的に複数のセル100間における含水量を均一なものに収斂させていくことが可能である。
図11に、平均値に基づいて各セル100の含水量を平均化処理するフローチャートを例示する。この処理は例示であり、全セルの平均値に基づき各セルの含水量を等しくする方法は種々に変形して適用可能である。
ステップS10において、制御部80は、各静電容量検出部102から各セル100の静電容量の検出値を示す信号を取り込んで、それぞれのセル100の含水量qn(nはセルを特定する番号)を入力する。次いでステップS11に移行し、制御部80は、全セル100から検出した含水量の平均値qave(=Σqn/n)を算出する。
次いでステップS12に移行し、制御部80は、各セル100の含水量qnが、算出した含水量平均値qaveを下回っているか否かを判定する。その結果、含水量平均値qaveを下回っていたセル100が存在する場合には(YES)、制御部80は、ステップS13に移行し、対応するスイッチ124にオン信号を出力し、トランスT1経由で当該セル100の電力を二次電池122に充電し、そのセルから放電させて含水量を上昇させる。放電量は、含水量平均値qaveと該当セルの含水量qnとの差分に相当する水分量を上昇させるに足りる電力量である。一方、含水量平均値qave以上であるセル100については(NO)、制御部80は何もしない。
ステップS14において、総てのセル100について、各セルの含水量qnが含水量平均値qaveより低い場合に放電する処理が終了していない限り(NO)、制御部80は、ステップS12〜13を繰り返す。
一方、総てのセル100について、各セルの含水量qnが含水量平均値qaveより低い場合に放電する処理が終了していた場合には(YES)、各セルの含水量が平均化されたことを意味している。そこで、制御部80は、ステップS15に移行し、再び、各セル100の静電容量の検出値に基づき含水量平均値qaveを測定する。
ステップS16において、制御部80は、再び測定された含水量平均値qaveが予め設定された含水量しきい値qthより小さいか否かを判定する。この含水量しきい値qthは、運転状態における各セル100の含水量として適当な含水量としてシステム毎に定められるものである。
その結果、再び測定された含水量平均値qaveが予め設定された含水量しきい値qthより小さい場合(YES)、平均化された各セル100の含水量がそもそも低いことを意味している。そこで、制御部80は、ステップS17に移行し、総てのセル100に対応するスイッチ124にオン信号を出力し、トランスT1経由で各セル100の電力を二次電池122に充電し総てのセル100の含水量を上昇させる。ここでの放電量は、予め設定された含水量しきい値qthと再測定された含水量平均値qaveとの差分に相当する水分量をそれぞれのセルにおいて上昇させるに足りる電力量である。
ステップS16において、含水量平均値qaveが含水量しきい値qth以上である場合には、制御部80は何もしない。
ステップS18において、制御部80は、各セル100についての含水量測定タイミングであるか否かを検査し、測定タイミングが来るまでは(NO)待ち、測定タイミングが来たら(YES)、制御部80は、再びステップS10からの各セルの含水量平均化処理を実行する。
本実施形態によれば、セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えているセル100のみの電力をトランスT1、ダイオードD2を介して二次電池122に移送することで、含水量が少ないと予想されるセル100だけ発電量を多くして、発電による水量を増加させることができ、セル群の含水量分布を一定にすることができ、燃料電池20の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になるとともに、セル100の電力を無駄に消費することなく、二次電池122に回収させることができる。
また、本実施形態によれば、セル毎の静電容量、すなわち含水量に応じて電力の移送量を一括制御することで、制御部80はセル群を構成する各セル100の含水量を想定した含水量に均一化することが可能である。
また、セル100の電力を移送するに際しては、トランスT1の代わりに、コンデンサを用いることもできる。さらに、12V電源となる二次電池122を用いる代わりに、燃料電池20が駆動している動力系統にエネルギー(セル100の電力)を移送することも可能である。この場合、電力系統の電圧が高電圧であるときには、トランスT1の巻数比を変えることで、高電圧にも対応することができる。
また、制御部80において、各静電容量検出部102から、各セル100の静電容量の検出値を示す信号を取り込み、各セル100の静電容量と予め設定された閾値とを比較し、静電容量の検出値が閾値を越えた特定のセル100を指定し、特定のセル100に対応したスイッチ124にオン(閉)信号を出力する構成を採用することもできる。
(第3実施形態)
本実施形態は、燃料電池20を構成するスタックのセル群の含水量をそれぞれ検出し、含水量の少ないセルのみの電力を放電して、含水量を増加させるようにしたものである。
具体的には、図12に示すように、燃料電池20を構成するスタックの各セル100にそれぞれ含水量検出部118を接続し、各セル100の両端に放電回路104を接続し、各含水量検出部118で各セル100の含水量を検出し、検出された含水量が少なく、閾値から外れたことを条件に、含水量検出部118から放電回路104にオン信号を出力して、特定のセル100の電力のみを放電回路104を介して放電させるようになっている。
本実施形態によれば、セル群の含水量をそれぞれ検出し、含水量の少ないセルのみの電力を放電して、含水量を増加させるようにしたので、含水量が少ないセル100だけの発電量を多くして、発電による水量を増加させることができ、セル間の含水量を均一にすることができるとともに、燃料電池20の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になる。
(第4実施形態)
本実施形態は、含水量検出部118で各セル100の含水量が閾値から外れたか否かを単独で判定する代わりに、制御部80で各セル100の含水量が閾値から外れたか否かを統一して判定し放電制御することで、全体の含水量を均一に制御可能に構成したものであり、他の構成は、第3実施形態と同様である。
すなわち、図13に示すように、制御部80は、各含水量検出部118から含水量の検出値に関する信号を取り込み、各セル100の含水量が閾値から外れているか否かを判定し、含水量の少ないセル100に対応した放電回路104に対して、放電指令を出力するようになっている。放電指令を受けた放電回路104はセル100の電力を放電させる放電動作を実行する。
ここで、制御部80は、各含水量検出部118によって検出された含水量の検出値に基づいて各セルについて個別に放電を制御していくことによって、各セル100の含水量を均一な値にすることが可能である。すなわち、制御部80は、含水量の検出値が閾値から外れ含水量が少なくなっていると推測されるセルについて、放電回路104に個別に接続して電力を放電させる。この処理を全部のセルに対して実施することにより、制御部80は、結果的に複数のセル100間における含水量を均一なものに収斂させていくことが可能である。
本実施形態によれば、セル群の含水量をそれぞれ検出し、各検出値が閾値から外れているか否かを制御部80で判定し、含水量の少ないセル100のみの電力を、放電回路104を介して放電して、含水量を増加させるようにしたので、含水量が少ないセル100だけの発電量を多くして、発電による水量を増加させることができ、セル間の含水量を均一にすることができるとともに、燃料電池20の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になる。
そして本実施形態によれば、セル毎の含水量の検出値に基づき放電の有無を判定したり放電量を調整したりすることを制御部80において一括制御するので、セル群を構成する各セル100の含水量を想定した含水量に均一化することが可能である。
(第5実施形態)
本実施形態は、図14に示すように、セル群に対して、単一の静電容量検出部102、単一の放電回路104を設けるとともに、静電容量検出部102と各セル100との間に各セル100の出力電圧を順番に静電容量検出部102に取り込むスイッチ126、128を設けたものであり、他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態においては、スイッチ126、128を順次切換えると、各セル100の静電容量が静電容量検出部102で順次検出され、検出された静電容量が閾値を超えたときには、静電容量検出部102から放電回路104にオン信号が出力され、静電容量が閾値を超えたセル100の電力が放電回路104を介して放電される。この場合、スイッチ126、128は、セル群を静電容量検出対象および放電対象として、各セル100を順次選択するセル選択手段を構成することになる。
なお、スイッチ126、128を図10の第2実施形態に適用したときには、スイッチ126、128は、セル群を静電容量検出対象および移送対象として、各セルを順次選択するセル選択手段を構成することになる。
本実施形態によれば、含水量が少ないと予想されるセル100だけの発電量を多くして、発電による水量を増加させることができ、セル間の含水量を均一にすることができるとともに、燃料電池20の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、各セル100の静電容量を、スイッチ126、128を切換えることによって、単一の静電容量検出部102を用いて、各セル100の静電容量を検出することができるとともに、単一の放電回路104を用いて、静電容量が閾値を超えたセル100の電力を放電させることができ、静電容量検出部102と放電回路104を各セル100で共用でき、部品点数の低減およびコスト低減に寄与することができる。
(第6実施形態)
本実施形態は、図15に示すように、セル群を2つのグループに分け、各グループに対応して、静電容量検出部102と放電回路104を設けたものであり、他の構成は、第1実施形態と同様である。なお、各静電容量検出部102における閾値は、各グループに属するセル100の数に対応して設定されている。
本実施形態においては、各グループに属するセル100の静電容量、すなわち、直列接続された2個のセル100の合計の静電容量が各静電容量検出部102で検出され、検出された静電容量が閾値を超えたときには、静電容量検出部102から放電回路104にオン信号が出力され、静電容量が閾値を超えたグループに属するセル100の電力が放電回路104を介して放電される。
本実施形態によれば、含水量が少ないと予想されるグループに属するセル100だけの発電量を多くして、発電による水量を増加させることができ、セル間の含水量を均一にすることができるとともに、燃料電池20の出力性能の向上および寿命の劣化の緩和を図ることが可能になる。
また、本実施形態によれば、グループ単位でセル100に関する静電容量の検出と放電を行うことができるので、グループ単位で静電容量検出部102と放電回路104を設けることができ、部品点数の低減およびコスト低減に寄与することができる。さらに、グループ単位でセル100に関する静電容量の検出と放電を行うことで、温度や含水量は隣り合うセル100で近い値を示すと考えられるため、各セル100を個々に監視する必要はなくなる。
また、セル群の各グループと静電容量検出部102との間にスイッチ126、128を設け、スイッチ126、128をグループ単位で順次切換えることで、静電容量検出部102と放電回路104を一つにすることができる。この場合、直列のセル数が多く、スイッチの数が多くなりすぎるときには、例えば、100セルであれば、5セルを1グループとして、各回路を20個にすることもできる。
(変形例)
本発明は、上記各実施形態に限定されることなく種々に変形して適用することが可能である。
例えば、前記各実施形態においては、燃料電池として固体高分子型燃料電池を用いたものについて述べたが、他の形式の燃料電池にも本発明を適用することも可能である。また、各実施形態のものをそれぞれ組み合わせることも可能である。
また、図10に示す第2実施形態においては、静電容量検出部102の代わりに、含水量検出部118を用いることもできる。この場合、制御部80は、各含水量検出部118から含水量の検出値に関する信号を取り込み、各セル100の含水量が閾値から外れ、含水量が閾値よりも小さいか否かを判定し、含水量の少ないセル100に対応したスイッチ124に対して、オン(閉)信号を出力することになる。一方、各含水量検出部118として、含水量が閾値を超えたときに、オン信号116が出力されるものを用いたときには、そのままでは、含水量の多いセル100がより余分に発電して、水の発生が多くなり、水量が増加することになる。この場合、制御部80でオン信号116に対して逆の変換処理を行い、制御部80が、オン信号116が発生した含水量検出部118に対応したスイッチ124をオフとし、それ以外のスイッチ124をオンにすることで、含水量の少ないセル100に対応したスイッチ124のみをオン(閉)させることができる。
本発明に係る燃料電池システムのシステム構成図である。 セル間の含水量を均一にするための第1実施形態を示す回路構成図である。 静電容量検出部の他の実施形態を示す回路構成図である。 スイッチのオンオフに伴うセルの電圧特性図である。 (a)は含水量が少ないセルに対して印加電圧の周波数を変化させたときのインピーダンス実部の測定結果を示す図、(b)は含水量が多いセルに対して印加電圧の周波数を変化させたときのインピーダンス実部の測定結果を示す図である。 (a)は含水量が少ないセルに関するインピーダンス虚部の測定結果を示す図、(b)は含水量が多いセルに関するインピーダンス虚部の測定結果を示す図である。 判定回路の回路構成図である。 判定回路におけるスイッチのオンオフ状態とセルの出力電圧との関係を示す図である。 オン信号の波形図である。 セル間の含水量を均一にするための第2実施形態を示す回路構成図である。 第2実施形態におけるセル間の含水量を平均化するための処理フローチャートである。 セル間の含水量を均一にするための第3実施形態を示す回路構成図である。 セル間の含水量を均一にするための第4実施形態を示す回路構成図である。 セル間の含水量を均一にするための第5実施形態を示す回路構成図である。 セル間の含水量を均一にするための第6実施形態を示す回路構成図である。
符号の説明
10 燃料電池システム、20 燃料電池、80 制御部、100 セル、102 静電容量検出部、104 放電回路、106 スイッチ、108 電圧計、120 移送回路、122 二次電池、124、126、128 スイッチ

Claims (8)

  1. セル群が積層された燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
    該セル群の静電容量をそれぞれ検出する静電容量検出部と、
    該セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えていることを条件に当該セルの電力を放電させる放電回路と
    を備えていることを特徴とする燃料電池システム。
  2. セル群が積層された燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
    該セル群の静電容量をそれぞれ検出する静電容量検出部と、
    該セル群のうち静電容量の検出値が閾値を超えていることを条件に当該セルの電力をエネルギー蓄積手段に移送する移送手段と
    を備えていることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1または2に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記静電容量検出部の検出値を基に前記セル群全体の静電容量から得られた閾値と各セルの静電容量とを比較して、前記静電容量の検出値が前記閾値を超えているセルを指定するセル指定手段を備えていることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項1または2に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記静電容量検出部は、前記静電容量の検出値が前記閾値を超えているか否かを判定する判定回路を備えていることを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項3または4に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記セル群を静電容量検出対象として各セルを順次選択するセル選択手段を備え、
    前記静電容量検出部は、前記セル選択手段の選択によるセルの静電容量を検出してなることを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項3または4に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記セル群を静電容量検出対象とするとともに、放電対象または移送対象として各セルを順次選択するセル選択手段を備え、
    前記静電容量検出部は、前記セル選択手段の選択によるセルの静電容量を検出してなることを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記セル群は、複数のグループに分けられ、前記静電容量検出部は、各グループ全体の静電容量を検出してなることを特徴とする燃料電池システム。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池は、固体分子型燃料電池であることを特徴とする燃料電池システム。
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