JP2008165095A - 熱収縮チューブを使用したネームプレート - Google Patents

Abstract

【課題】文房具、工具や台所用品等に自由に文字や図柄を綺麗に表現できるネームプレートを提供する。
【解決手段】熱収縮チューブに文字や図柄をプリントし、これを任意の長さに切り、チューブの入る太さの所にはめ込んで、熱をかけ、チューブ直径を小さくすることで所望の文字や図柄を表示する。
【選択図】図１

Description

本発明は、文房具、工具、台所用品に、任意の文字、図柄を明示するネームプレートに関する。

我々が日々使用している道具には、その所有者の名称や道具そのものの名称が表示されていることが多い。道具そのものに表示が困難な場合には、ネームプレートを作成して、添付する場合もある。名称の表示を行うタイミングは、その道具を製作する時の製造工程で作り込む場合と消費者が購入後に行う場合に分けられる。製造工程で作り込む時は堅固で消えにくい、例えば刻印のように長時間、美しく表示し続けるものが多い。しかし消費者が購入後に名称の表示を行う場合、必ずしも長時間、美しく表示し続ける事が可能とは言い切れない。

従来の名称表示は、道具そのものに、筆記用具を用いて書き込む場合が殆どである。しかし、記入が簡単にできる面積がある、更に記入したインクが化学変化を起こさない条件下で使用され続けることは希である。例えば、鉛筆に所有者の名称を記入する場合、上部を削り、記入する場所を確保して、細いペンで記入する。しかし、シャープペンシルやコンパス等には不可能である。工場で使用している工具の名称表示も通常の油性インクでは、使用している内に消えてしまうことが多い。更に工具にネームプレートを添付すると、その工具自体が使いづらくなることある。

本発明は、従来、複数の線状の物をひとまとめにまとめ上げて締結することに使用されてきた熱収縮性の樹脂チューブに文字又は図柄を印字し、文房具、台所用品や工具にはめ込んで、熱により収縮させることによって、所定の箇所に固定することを特徴とするネームプレートである。印字には従来のラベルプリンターを使用し、耐候性の優れたインクを使うことで耐久性を実現する。

本願請求項２に記載の印字方法は、印字に熱転写プリンターを使用する場合、チューブが事前に収縮する事を防ぐため、周囲雰囲気を冷涼に保ち、印字部に冷風を吹きかけながら印字する。また、チューブ内部に冷風を吹き込みながら印字することで熱収縮を防止する。

本発明の好ましい実施の形態は、インクジェットラベルプリンターにチューブを連続的に供給し、文字や図柄を印字する。チューブの太さは、対象となるネームプレート固着場所の太さによって決定される。印字終了した物を所定の長さに切り、文房具等の表示箇所にはめ込んだ後、ヘアードライヤー等で熱して、チューブを熱収縮して固着する。

鉛筆１ダースに名前を表示させる作業時間は約１０分ほどかかるが、本発明のネームプレートを固着する時間は半分の５分ほどで完了できた。更に、文字も綺麗なため読みやすく、耐久性もあった。シャープペンシル、ボールペン、コンパス、腕時計、箸、スプーン、ペンチ、ニッパー等の、従来、名前の表示しにくい物にも簡単につけることができた。

鉛筆にネームプレートを施工した図。

符号の説明

１ 鉛筆
２ ネームプレート

Claims (2)

1. 収縮前の直径が５ｍｍから４０ｍｍ程度の熱収縮性チューブに、任意の名称又は図柄を印字して、文房具、工具、台所用品等に装着して、加熱し、チューブの熱収縮を利用して固定するネームプレート。
2. 請求項１に記載のネームプレートは、インクジェット式のラベルプリンターで印字されるほか、熱転写式のプリンターでチューブを冷却しながら印字されることを特徴とするネームプレート。

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