JP2008164988A - マルチディスプレイシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】アプリケーションプログラムごとにその表示に使用するディスプレイを指定できるマルチディスプレイシステムを提供する。
【解決手段】コンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を何れかのディスプレイに一覧表示し、プログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイを入力操作画面IG上でユーザに指定させる。そして、入力操作画面IGを使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶しておき、アプリケーションプログラムの起動時にその不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照することにより、ユーザに指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウを表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、マルチディスプレイシステムに関し、特に、マルチウインドウ機能を有する一台のコンピュータが同時に複数のディスプレイに画像を表示するマルチディスプレイシステムにおけるウインドウ表示制御技術に関する。
Windows(登録商標)など現在普及している標準的なOS(Operating System)は、同時に複数のディスプレイに画像を表示するマルチディスプレイ機能をサポートしている。マルチディスプレイ機能は、1台のコンピュータに2台以上のディスプレイを接続し、分割した画像を各ディスプレイに割り当てて表示させることにより、あたかも1台の大きなディスプレイであるかのように表示させる機能として開発されたものである。Windows(登録商標)のようなマルチウインドウ・マルチタスク機能を有するOSが一般的となった今日においては、PC(Personal Computer)の内部で仮想的な1画面内に表示される複数のウインドウを別々のディスプレイに個別に表示させることにより、あたかも個別のウインドウを表示している複数のPCを稼働させているような使い方がなされる場合も多い。
しかし、従来のマルチディスプレイシステムでは、ウインドウが複数のディスプレイにまたがって表示される場合があり、そのウインドウはユーザにとって大変見づらいものになってしまう。
この問題の解決策として、表示されるウインドウの大きさと位置を検出し、そのウインドウをいずれか1つのディスプレイの表示面内に再配置するウインドウ表示制御技術が提案された。(特許文献1)
特開2006−251465号公報
特許文献1記載の従来技術によれば、1つのウインドウが複数のディスプレイにまたがって表示されるのを防止して、ユーザの視認性および操作性を向上できる。
しかし、この従来技術では、複数のアプリケーションプログラムを同時に実行している場合に、どのアプリケーションプログラムのウインドウがどのディスプレイに表示されるか定まらない。このため、起動させたアプリケーションプログラムのウインドウが所望のディスプレイに表示されなかった場合、ユーザはそのウインドウを所望のディスプレイの表示面内にマウスでドラッグして手動で移動させなければならない。また、この従来技術では、1つのディスプレイの表示面内に再配置されたウインドウのサイズがそのディスプレイの画面サイズに適合しなかった場合、ユーザはマウスを操作してそのウインドウのサイズをそのディスプレイの画面サイズに合うように手動で調節しなければならない。
本発明はこのような従来技術の問題点を解消するべく創案されたものである。すなわち本発明が解決しようとする課題は、アプリケーションプログラムごとにその表示に使用するディスプレイを指定できるマルチディスプレイシステムを提供することにある。本発明が解決しようとする更なる課題は、アプリケーションプログラムのウインドウの表示サイズをその表示先として指定したディスプレイの画面サイズに合わせて自動調整する機能を備えたマルチディスプレイシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のシステムは、マルチウインドウ機能を有する一台のコンピュータが同時に複数のディスプレイに画像を表示するマルチディスプレイシステムにおいて、前記コンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を一覧表示するプログラム名表示機能と、プログラム名表示機能によりプログラム名を表示させたプログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイをユーザに指定させるための入力操作画面を表示するディスプレイ指定用入力画面表示機能と、前記入力操作画面を使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶するディスプレイ選択情報記憶機能と、アプリケーションプログラムの起動時に前記不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照しそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイとしてユーザに指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウを表示するウインドウ表示制御機能と、を備えたものである。
上記のように構成された本発明のシステムは、コンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を何れかのディスプレイに一覧表示し、プログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイを入力操作画面上でユーザに指定させる。そして、入力操作画面を使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶しておき、アプリケーションプログラムの起動時にその不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照することにより、ユーザに指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウを表示する。
本発明のシステムにおいて、前記ウインドウ表示制御機能は、アプリケーションプログラムの起動時にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイの画面サイズ(最大解像度)情報を取得する画面サイズ取得機能と、アプリケーションプログラムのウインドウの表示サイズを画面サイズ取得機能により取得した画面サイズ情報に基づいて自動調節するウインドウ表示サイズ自動調節機能と、を含むことが望ましい。
上記のように構成された本発明のシステムは、アプリケーションプログラムの起動時にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイの画面サイズ情報を取得し、その画面サイズ情報に基づいてそのプログラムのウインドウの表示サイズを自動調節する。
本発明のプログラムは、マルチウインドウ機能を有する一台のコンピュータが同時に複数のディスプレイに画像を表示するマルチディスプレイシステムにおいて使用されるコンピュータプログラムであって、前記コンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を何れかのディスプレイに一覧表示するプログラム名表示機能と、プログラム名表示機能によりプログラム名を表示させたプログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイをユーザに指定させるための入力操作画面を表示するディスプレイ指定用入力画面表示機能と、前記入力操作画面を使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶するディスプレイ選択情報記憶機能と、アプリケーションプログラムの起動時に前記不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照しそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイとしてユーザに指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウを表示するウインドウ表示制御機能と、を前記コンピュータに付加するプログラムである。
上記のように構成された本発明のプログラムをマルチディスプレイシステムのコンピュータにインストールし実行させることにより、本発明のマルチディスプレイシステムを実現することができる。
本発明のプログラムにおいて、前記ウインドウ表示制御機能は、アプリケーションプログラムの起動時にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイの画面サイズ(最大解像度)情報を取得する画面サイズ取得機能と、アプリケーションプログラムのウインドウの表示サイズを画面サイズ取得機能により取得した画面サイズ情報に基づいて自動調節するウインドウ表示サイズ自動調節機能と、を含むことが望ましい。
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明のマルチディスプレイシステムによれば、アプリケーションプログラムごとにその実行時の表示に使用するディスプレイを指定しておくことにより、アプリケーションプログラムを起動させたときにそのプログラムのウインドウをユーザ所望のディスプレイに自動的に振り分けて表示させることができるので、アプリケーションプログラムのウインドウを表示させるディスプレイを手動で変更する煩わしさから開放される。更に、本発明のマルチディスプレイシステムによれば、アプリケーションプログラムを実行した際そのプログラムのウインドウがユーザの指定したディスプレイに自動的に振り分けて表示されるとともにそのウインドウの表示サイズがそのディスプレイの画面サイズに合わせて自動調節されるので、アプリケーションプログラムのウインドウの表示サイズをディスプレイの画面サイズに合うように手動で調節する煩わしさから解放される。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
[第1の形態例]
図1は本発明のマルチディスプレイシステムの構成例を示す機能ブロック図である。図2は図1に示すシステムの動作の流れを示す流れ図である。
このマルチディスプレイシステム1は、パソコン本体100、第1ディスプレイ110、第2ディスプレイ120、キーボード130、及びマウス140からなる。
パソコン本体100には、CPU、RAM、ROM、不揮発性メモリ、ハードディスク装置、CDーROM装置、DVD装置、および通信インタフェースなどが内蔵されている。パソコン本体100には、マルチディスプレイ機能をサポートするWindows(登録商標)などのOSがインストールされており、マルチディスプレイ機能を実現するためのビデオグラフィクスカードが設けられている。
第1ディスプレイ110および第2ディスプレイ120は、互いに同じ仕様の液晶ディスプレイであり、それぞれ表示面111、121を有し、ケーブルCV1、CV2によってパソコン本体100のディスプレイコネクタにそれぞれ接続されている。第1ディスプレイ110および第2ディスプレイ120は、マルチディスプレイとして機能するように設定されている。本実施形態では、第1ディスプレイ110が左側に、第2ディスプレイ120が右側に配置されている。
第1及び第2ディスプレイ110、120の表示面111、121には、1つまたは複数の種々のウインドウWが表示される。表示面111、121におけるウインドウWの表示に関しては、パソコン本体100にインストールされているOSとそのOS上で働く本発明の第1のプログラムよって制御される。
パソコン本体100に本発明の第1のプログラムをインストールしこれを実行することにより、パソコン本体100は、プログラム名表示機能101、ディスプレイ指定用入力画面表示機能102、ディスプレイ選択情報記憶機能103、ウインドウ表示制御機能104と、を備えたコンピュータとして機能する。
プログラム名表示機能101は、そのコンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を一覧表示する機能である。
ディスプレイ指定用入力画面表示機能102は、プログラム名表示機能101によりプログラム名を表示させたプログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイ110または120をユーザに指定させるための入力操作画面(図3参照)をメインディスプレイ(この例では第1ディスプレイ110とする)に表示する機能である。
ディスプレイ選択情報記憶機能103は、入力操作画面(図3参照)を使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報をパソコン本体100内の不揮発性メモリに記憶する機能である。
ウインドウ表示制御機能104は、アプリケーションプログラムの起動時に不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照しそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイとして指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウWを表示する機能である。
各機能101〜104は、それぞれこれらの機能を発揮する物理的な回路装置あるいは機能部101〜104としてとらえることもできる。
上記のように構成されたマルチディスプレイシステム1は、パソコン本体100にインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を第1ディスプレイ110に一覧表示する(S101)。図3はプログラム名が一覧表示されている入力操作画面(ディスプレイ指定用入力画面)の表示例を示している。この入力操作画面IGには、アプリケーションプログラムのプログラム名(図示の例では、Word、Excel、Access、PowerPoint、及びSkype(登録商標))の一覧の右隣に、それぞれのプログラムのウインドウWを第1ディスプレイ(第1表示装置)110と第2ディスプレイ(第2表示装置)120のどちらに表示させるかをユーザに指定(選択)させるためのラジオボタンRBが2つずつ表示されている。各プログラム単位で、左側のラジオボタンRB1をオンにするとそのプログラムの実行時の表示に第1ディスプレイ110が指定された状態になり、右側のラジオボタンRB2をオンにするとそのプログラムの実行時の表示に第2ディスプレイ120が指定された状態になる。図示の例では、Word、Excel、Access、及びPowerPointについてはそれらの実行時のウインドウWの表示場所として第1ディスプレイ110が指定され、Skype(登録商標)についてはその実行時のウインドウWの表示場所として第2ディスプレイ120が指定されている。
マルチディスプレイシステム1は、入力操作画面IGの適用ボタンB1又はOKボタンB2が押されると、入力操作画面IG上で指定されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶する(S102)。そして、各アプリケーションプログラムの起動時に不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照することにより(S103)、ユーザの指定したディスプレイ110又は120にそのプログラムのウインドウWを表示する(S104)。
図4は図3に例示する入力操作画面IGのように各アプリケーションプログラムごとにディスプレイが指定されている状態で、Word、ExcelそしてSkype(登録商標)を起動した場合に、これらの3つのアプリケーションプログラムのウインドウWが左右のディスプレイ110、120に自動的に振り分けて表示されている状態を示している。この場合、WordとExcelのウインドウは常に左側のディスプレイ110に表示され、Skype(登録商標)のウインドウWは常に右側のディスプレイ120に表示される。したがって、WordやExcelを使用して作業している最中にSkype(登録商標)が着信することによって、着信を知らせるウインドウWが自動的に起動しても、作業中のWordやExcelのウインドウがその自動的に起動したウインドウWによって隠されてしまうことがない。
[第2の形態例]
図5は本発明のマルチディスプレイシステムの別の構成例を示す機能ブロック図である。図6は図5に示すシステムの動作の流れを示す流れ図である。図1に示したシステムと共通する構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
このマルチディスプレイシステム2のパソコン本体100は、地上波デジタル放送(以下、「地デジ」と記す)受信用チューナを内蔵している。そして、パソコン本体100には、地デジを視聴するためのアプリケーションプログラム(以下、「地デジアプリ」と記す)がインストールされている。また、第2ディスプレイ220には、第ディスプレイ110よりも画面サイズ(最大解像度)の小さいものが使用されている。第2ディスプレイ220は、画像信号用ケーブルCV21の他、USB(Universal Serial Bus)ケーブルCV22によってパソコン本体100と接続されている。
第1及び第2ディスプレイ110、220の表示面111、221には、1つまたは複数の種々のウインドウWが表示される。表示面111、221におけるウインドウWの表示に関しては、パソコン本体100にインストールされているOSとそのOS上で働く本発明の第2のプログラムよって制御される。
パソコン本体100に本発明の第1のプログラムをインストールしこれを実行することにより、パソコン本体100は、プログラム名表示機能101、ディスプレイ指定用入力画面表示機能102、ディスプレイ選択情報記憶機能103、ウインドウ表示制御機能104と、を備えたコンピュータとして機能する。そして、ウインドウ表示制御機能104は、更に、画面サイズ取得機能105及びウインドウ表示サイズ自動調節機能106を備えている。
画面サイズ取得機能105は、アプリケーションプログラムの起動時にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイの画面サイズ(最大解像度)情報を取得する機能である。
ウインドウ表示サイズ自動調節機能106は、アプリケーションプログラムのウインドウWの表示サイズを画面サイズ取得機能105により取得した画面サイズ情報に基づいて自動調節する機能である。
これらの機能105、106も、それぞれこれらの機能を発揮する物理的な回路装置あるいは機能部105、106としてとらえることができる。
上記のように構成されたマルチディスプレイシステム2は、パソコン本体100にインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を第1ディスプレイ110に一覧表示する(S201)。図7はプログラム名が一覧表示されている入力操作画面(ディスプレイ指定用入力画面)の表示例を示している。この入力操作画面IGには、アプリケーションプログラムのプログラム名(図示の例では、Word、Excel、Access、PowerPoint、及び地デジアプリ)の一覧の右隣に、それぞれのプログラムのウインドウWを第1ディスプレイ(第1表示装置)110と第2ディスプレイ(第2表示装置)220のどちらに表示させるかをユーザに指定(選択)させるための2つのラジオボタンRB1、RB2とフルサイズ表示するか否をユーザに指定させるためのチェックボックスCBが表示されている。各プログラム単位で、左側のラジオボタンRB1をオンにするとそのプログラムの実行時の表示に第1ディスプレイ110が指定された状態になり、右側のラジオボタンRB2をオンにするとそのプログラムの実行時の表示に第2ディスプレイ120が指定された状態になる。図示の例では、Word、Excel、Access、及びPowerPointについてはそれらの実行時のウインドウの表示場所として第1ディスプレイ110が指定され、地デジアプリについてはその実行時のウインドウWの表示場所として第2ディスプレイ220が指定されている。また、チェックボックスCBがチェックされたプログラムは、そのプログラムの起動時から常にフルサイズ表示するように指定された状態になる。図示の例では、地デジアプリのみチェックボックスCBがチェックされた状態すなわちチェックボックスCB内にチェックマークが表示された状態になっている。
マルチディスプレイシステム2は、入力操作画面IGの適用ボタンB1又はOKボタンB2が押されると、入力操作画面IG上で指定されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶する(S202)。更に、入力操作画面IG上で指定されたアプリケーションプログラムごとの表示サイズ情報(そのプログラムのウインドウを指定されたディスプレイにフルサイズ表示するか否かを示す情報)を不揮発性メモリに記憶する(S203)。そして、各アプリケーションプログラムの起動時に不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報及び表示サイズ情報を参照する(S204)。次いで、そのディスプレイの画面サイズ(最大解像度)情報を取得する(S205)。そして、ユーザの指定したディスプレイ110又は220にそのプログラムのウインドウWを表示するとともに(S206)、そのウインドウWの表示サイズを、取得した画面サイズ情報に基づいて自動調節する(S207)。
図8は図7に例示する入力操作画面IGのように各アプリケーションプログラムごとにディスプレイが指定されている状態で、Word、Excelそして地デジアプリを起動した場合に、これらの3つのアプリケーションプログラムのウインドウWが左右のディスプレイ110、220に自動的に振り分けて表示されている状態を示している。この場合、WordとExcelのウインドウWは常に画面サイズの大きい左側のディスプレイ110に表示され、地デジアプリのウインドウWは常に画面サイズ小さい右側のディスプレイ220にフルサイズで表示される。
各ディスプレイの画面サイズ情報の取得方法としては、USBによるディスプレイとの交信によってその都度すなわちアプリケーションプログラムの起動の度にディスプレイから取得する方法の他、予め不揮発性メモリに各ディスプレイの画面サイズ情報を記憶させておき、アプリケーションプログラムの起動時に不揮発性メモリに記憶されている画面サイズ情報を参照する方法を挙げることができる。
また、第2ディスプレイ220とパソコン本体100との間の接続形態そして、USBの他に、Bluetoothなどによる無線通信接続を挙げることができる。無線通信接続を使用すれば、1のユーザは第1ディスプレイ110を使用してWordやExcelで作業を行い、別のユーザは第1ディスプレイ110から離れた場所に設置した第2ディスプレイ220で地デジの番組を試聴するといった使用の仕方も可能である。
また、上記実施形態では、入力操作画面IG(図3、図7)にプログラム名が一覧表示されているが、アプリケーションプログラムごとに個別の入力操作画面IGを表示するようにしてもよい。
本発明のマルチディスプレイシステムの構成例を示す機能ブロック図 図1に示すシステムの動作の流れを示す流れ図 入力操作画面の表示例を示す説明図 複数のアプリケーションプログラムのウインドウが左右のディスプレイに自動的に振り分けて表示されている状態を示す概念図 本発明のマルチディスプレイシステムの別の構成例を示す機能ブロック図 図5に示すシステムの動作の流れを示す流れ図 入力操作画面の表示例を示す説明図 複数のアプリケーションプログラムのウインドウが左右のディスプレイに自動的に振り分けて表示されている状態を示す概念図
符号の説明
1 マルチディスプレイシステム
2 マルチディスプレイシステム
100 パソコン本体
101 プログラム名表示機能
102 ディスプレイ指定用入力画面表示機能
103 ディスプレイ選択情報記憶機能
104 ウインドウ表示制御機能
105 画面サイズ取得機能
106 ウインドウ表示サイズ自動調節機能
110 第1ディスプレイ
111 表示面
120 第2ディスプレイ
121 表示面
220 第2ディスプレイ
221 表示面
IG 入力操作画面
W ウインドウ

Claims (5)

  1. マルチウインドウ機能を有する一台のコンピュータが同時に複数のディスプレイに画像を表示するマルチディスプレイシステムにおいて、
    前記コンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を何れかのディスプレイに表示するプログラム名表示機能と、
    プログラム名表示機能によりプログラム名を表示させたプログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイをユーザに指定させるための入力操作画面を表示するディスプレイ指定用入力画面表示機能と、
    前記入力操作画面を使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶するディスプレイ選択情報記憶機能と、
    アプリケーションプログラムの起動時に前記不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照しそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイとしてユーザに指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウを表示するウインドウ表示制御機能と、
    を備えたことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
  2. 前記ウインドウ表示制御機能は、
    アプリケーションプログラムの起動時にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイの画面サイズ情報を取得する画面サイズ取得機能と、
    アプリケーションプログラムのウインドウの表示サイズを画面サイズ取得機能により取得した画面サイズ情報に基づいて自動調節するウインドウ表示サイズ自動調節機能と、
    を含む請求項1のマルチディスプレイシステム。
  3. マルチウインドウ機能を有する一台のコンピュータが同時に複数のディスプレイに画像を表示するマルチディスプレイシステムにおいて使用されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータにインストールされている複数のアプリケーションプログラムのうち少なくとも一部のアプリケーションプログラムのプログラム名を何れかのディスプレイに一覧表示するプログラム名表示機能と、
    プログラム名表示機能によりプログラム名を表示させたプログラムごとにそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイをユーザに指定させるための入力操作画面を表示するディスプレイ指定用入力画面表示機能と、
    前記入力操作画面を使用して入力されたアプリケーションプログラムごとのディスプレイ選択情報を不揮発性メモリに記憶するディスプレイ選択情報記憶機能と、
    アプリケーションプログラムの起動時に前記不揮発性メモリに記憶されているディスプレイ選択情報を参照しそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイとしてユーザに指定されているディスプレイにそのプログラムのウインドウを表示するウインドウ表示制御機能と、
    を前記コンピュータに付加するコンピュータプログラム。
  4. 前記ウインドウ表示制御機能は、
    アプリケーションプログラムの起動時にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイの画面サイズ情報を取得する画面サイズ取得機能と、
    アプリケーションプログラムのウインドウの表示サイズを画面サイズ取得機能により取得した画面サイズ情報に基づいて自動調節するウインドウ表示サイズ自動調節機能と、
    を含む請求項3のコンピュータプログラム。
  5. 請求項3または4のコンピュータプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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