JP2008163930A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排気還流装置において、EGRガスの圧力脈動を低減させ、圧力脈動に起因する騒音を低減する技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1の排気通路10に排出された排気の一部をEGRガスとして内燃機関1の吸気通路9に還流するEGR通路12と、EGR通路12に配置されEGRガスを冷却するEGRクーラ14と、EGRクーラ14よりも上流のEGR通路12に配置されEGRガスの圧力脈動を低減させる消圧器13と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関1の排気通路10に排出された排気の一部をEGRガスとして内燃機関1の吸気通路9に還流するEGR通路12と、EGR通路12に配置されEGRガスを冷却するEGRクーラ14と、EGRクーラ14よりも上流のEGR通路12に配置されEGRガスの圧力脈動を低減させる消圧器13と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の排気還流装置に関する。
車両などに搭載される内燃機関には、内燃機関から排気通路へ排出される排気の一部(以下、EGRガスという)を内燃機関の吸気通路へ還流させるEGR通路が設けられている。そして、EGR通路内に、回転可能に配置されEGRガス中のカーボンをトラップしカーボン収集手段へ送る螺旋状の羽根からなるカーボン除去手段を備える技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−293390号公報
特開2000−291455号公報
特開2000−8967号公報
ところで、EGR通路を流通するEGRガスには、圧力脈動が生じている。そして、この圧力脈動を有するEGRガスがケースを有するEGRクーラに流入すると、EGRガスの高圧の圧力波がEGRクーラに作用し、EGRクーラを振動させて騒音を発生させてしまう場合があった。
本発明の目的は、内燃機関の排気還流装置において、EGRガスの圧力脈動を低減させ、圧力脈動に起因する騒音を低減する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
内燃機関の排気通路に排出された排気の一部をEGRガスとして前記内燃機関の吸気通路に還流するEGR通路と、
前記EGR通路に配置され、前記EGRガスを冷却するEGRクーラと、
前記EGRクーラよりも上流の前記EGR通路に配置され、前記EGRガスの圧力脈動を低減させる圧力脈動低減手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流装置である。
内燃機関の排気通路に排出された排気の一部をEGRガスとして前記内燃機関の吸気通路に還流するEGR通路と、
前記EGR通路に配置され、前記EGRガスを冷却するEGRクーラと、
前記EGRクーラよりも上流の前記EGR通路に配置され、前記EGRガスの圧力脈動を低減させる圧力脈動低減手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流装置である。
本発明によると、EGRクーラよりも上流のEGR通路において、EGRガスの圧力脈動が低減される。このため、EGRクーラに流入するEGRガスの圧力波は小さなものとなる。よって、EGRガスの高圧の圧力波がEGRクーラに作用することはなくなり、EGRクーラの振動を抑制でき、騒音を低減できる。
前記圧力脈動低減手段は、前記EGR通路の途中に設けられた空間部と、該空間部に配置される回転体と、該回転体の表面に形成され前記回転体の回転によって前記EGRガスを前記空間部よりも下流の前記EGR通路へ送り出す羽根と、を有するとよい。
本発明によると、空間部に配置された回転体が回転し、この回転によって回転体の表面に形成された羽根がEGRガスを空間部よりも下流のEGR通路へ送り出す。これにより、EGRガスの流れを制御し、EGRガスの圧力脈動を低減できる。
前記圧力脈動低減手段は、前記EGR通路を流れる前記EGRガスの量を調整するとよい。
本発明によると、他の機器を用いることなく圧力脈動低減手段によってEGR通路を流れるEGRガス量を調整できる。よって、機器数を削減できる。
本発明によると、内燃機関の排気還流装置において、EGRガスの圧力脈動を低減でき、圧力脈動に起因する騒音を低減できる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図である。
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、車両駆動用のディーゼル機関である。内燃機関1の気筒2内には、ピストン3が摺動自在に設けられている。気筒2内上部の燃焼室には、吸気ポート4及び排気ポート5が接続されている。また、気筒2には、気筒2内の燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁6が設けられている。
吸気ポート4の燃焼室への開口部は吸気弁7によって開閉され、排気ポート5の燃焼室への開口部は排気弁8によって開閉される。吸気ポート4は吸気通路9に接続され、排気ポート5は排気通路10に接続されている。
吸気通路9には、気筒2に導入される吸気量を調節する吸気絞り弁11が配置されている。
また、前記した吸気通路9と排気通路10は、EGR通路12により相互に接続されている。詳細には、排気通路10と吸気絞り弁11より下流の吸気通路9とは、EGR通路12によって相互に接続されている。
前記EGR通路12の途中には、該EGR通路12を流れるEGRガスの圧力脈動を低減する消圧器13と、当該消圧器13よりも下流において該EGR通路12を流れるEGRガスを冷却するEGRクーラ14と、該EGR通路12の流路断面積を調節するEGR弁15と、が配置されている。EGR通路12を流れるEGRガス量は、EGR弁15及び吸気絞り弁11の開度によって調整される。
ここで、消圧器13は、EGRクーラ14よりも上流側のEGR通路12においてEGR通路12の流路断面よりも高さ及び幅が大きな円柱状の中空空間の空間部131を形成し、その空間部131に空間部131を一回り小さくした形状の円柱状回転体132を配置している。この円柱状回転体132はモータ133によって駆動され、回転する。また、図2に示すように、円柱状回転体132の表面には螺旋状に延びる羽根134が形成されており、円柱状回転体132が回転することによって当該羽根134が空間部131からそれよりも下流のEGR通路12へEGRガスを送り出している。なお、本実施例における消圧器13が本発明の圧力脈動低減手段に相当する。
以上述べたように構成された内燃機関1には、電子制御ユニットであるECU16が併設されている。ECU16には、各種センサが電気的に接続されている。また、ECU16には、燃料噴射弁6、吸気絞り弁11、EGR弁15、及び、円柱状回転体132を駆動するモータ133が電気的に接続されている。ECU16によってこれらが制御される
。
。
ところで、EGR通路12を流通するEGRガスは、内燃機関1から排出される排気の脈動に起因して圧力脈動が生じており、図3に示すP1のような圧力波形をしている。そして、この圧力脈動を有するEGRガスがステンレス製のケースを有するEGRクーラ14に流入すると、EGRガスの高圧の圧力波(高さΔP1)がEGRクーラ14、特にステンレス製のケースに作用し、当該ケースを振動させて騒音を発生させてしまう場合があった。
そこで、本実施例では、EGRクーラ14よりも上流側のEGR通路12に消圧器13を配置している。
消圧器13は、空間部131に配置された円柱状回転体132がECU16の指令を受けたモータ133に駆動されて回転し、この回転によって円柱状回転体132の表面に形成された羽根134がEGRガスを空間部131からそれよりも下流のEGR通路12へ送り出す。これにより、EGRガスの流れを制御し、EGRガスの圧力脈動を低減する。
したがって、消圧器13よりも下流、かつ、EGRクーラ14よりも上流のEGR通路12において、EGRガスの圧力脈動が低減され、図3に示すP2のような圧力波形とすることができる。
このため、図3に示すように、消圧器13よりも上流のEGRガスには高圧の圧力波(高さΔP1)が存在するが、EGRクーラ14に流入するEGRガスには低圧の圧力波(高さΔP2)しか存在せず、圧力波が小さなものとなる。よって、EGRガスの高圧の圧力波(高さΔP1)はEGRクーラ14、特にステンレス製のケースに作用しなくなり、低圧の圧力波(高さΔP2)が作用するだけなので、当該ケースの振動を抑制でき、騒音を低減できる。
本発明に係る内燃機関の排気還流装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
例えば、図4に示すように、EGR通路12を流れるEGRガス量を調整するEGR弁や吸気絞り弁をなくしてしまう構成とすることもできる。これは、本実施例の消圧器13によるEGRガスの送り出しによって、EGRガス量を調整することができるからである。よって、大量のEGRガス量が必要であれば円柱状回転体132の回転速度を早め、羽根134で送り出すEGRガス量を増加させる。また、少量のEGRガス量しか必要なければ円柱状回転体132の回転速度を遅くし、羽根134で送り出すEGRガス量を減少させる。このようにして、EGRガス量を調整してもよい。これによると、EGR弁や吸気絞り弁を削減でき、コストダウンを図ることができる。
また、羽根134の形状も本実施例に限定されるものではなく、図5に示すように、真っ直ぐに周面に形成される板状でもよく、EGRガスを空間部131からそれより下流のEGR通路12へ送り出すことができればこれらに限定されない。
1 内燃機関
2 気筒
3 ピストン
4 吸気ポート
5 排気ポート
6 燃料噴射弁
7 吸気弁
8 排気弁
9 吸気通路
10 排気通路
11 吸気絞り弁
12 EGR通路
13 消圧器
14 EGRクーラ
15 EGR弁
131 空間部
132 円柱状回転体
133 モータ
134 羽根
2 気筒
3 ピストン
4 吸気ポート
5 排気ポート
6 燃料噴射弁
7 吸気弁
8 排気弁
9 吸気通路
10 排気通路
11 吸気絞り弁
12 EGR通路
13 消圧器
14 EGRクーラ
15 EGR弁
131 空間部
132 円柱状回転体
133 モータ
134 羽根
Claims (3)
- 内燃機関の排気通路に排出された排気の一部をEGRガスとして前記内燃機関の吸気通路に還流するEGR通路と、
前記EGR通路に配置され、前記EGRガスを冷却するEGRクーラと、
前記EGRクーラよりも上流の前記EGR通路に配置され、前記EGRガスの圧力脈動を低減させる圧力脈動低減手段と、
を備えたことを特徴とする内燃機関の排気還流装置。 - 前記圧力脈動低減手段は、前記EGR通路の途中に設けられた空間部と、該空間部に配置される回転体と、該回転体の表面に形成され前記回転体の回転によって前記EGRガスを前記空間部よりも下流の前記EGR通路へ送り出す羽根と、を有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。
- 前記圧力脈動低減手段は、前記EGR通路を流れる前記EGRガスの量を調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気還流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000539A JP2008163930A (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | 内燃機関の排気還流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007000539A JP2008163930A (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | 内燃機関の排気還流装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008163930A true JP2008163930A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39693705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007000539A Withdrawn JP2008163930A (ja) | 2007-01-05 | 2007-01-05 | 内燃機関の排気還流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008163930A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011106361A (ja) * | 2009-11-18 | 2011-06-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気還流装置 |
JP2012167558A (ja) * | 2011-02-10 | 2012-09-06 | Toyota Motor Corp | 排気循環装置 |
-
2007
- 2007-01-05 JP JP2007000539A patent/JP2008163930A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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