JP2008163605A - ユニットバスの床パネル構造及びその製造方法 - Google Patents

ユニットバスの床パネル構造及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一体成形時における加熱冷却処理を経て得られた床パネル自体の反りを解消する。
【解決手段】底面においてリブ31が格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ31中に溝部34が形成され、さらに当該溝部34の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起44を有するジシクロペンタジエン樹脂からなる基体22を成形し、成形された基体22を上金型72と下金型71間に挟み込むとともに、下金型71と基体22表面との間隙75へ熱可塑性樹脂を注入することにより、当該熱可塑性樹脂からなる意匠材23を基体22表面に積層一体化させ、上下金型71、72を脱型した後、突起44に当接させて溝部34に補強部材51を固定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネル構造及びその製造方法に関し、特に熱可塑性樹脂からなる意匠材を基体に積層一体化させて構成する際に好適なユニットバスの床パネル構造及びその製造方法に関する。
ユニットバスは、工場において予め天井、浴槽、床、壁等を予めユニット化して成型しておき、これらを現場に搬入した後に組み立てる浴室である。通常、このユニットバスでは、躯体の床上に設置された防水パンと、防水パンの上に設置された浴槽と浴槽に隣接して設置される洗い場とから構成され、タイルを貼って造る在来工法の浴室と比べて施工性を大幅に向上させることができ、また階下への水漏れのリスクを軽減させることができることから、戸建住宅から集合住宅に至る様々な建築物に適用されている。
このようなユニットバスを始めとする浴室は、従来では単に入浴することだけのものであったが、特に近年において、若年層を中心として、いわゆる居住空間の一室とする考え方が増加しつつある。このため、ユニットバスの側壁や天井壁を、例えば印刷柄シートを一層または複数層ラミネートし、或いは塗装等を施した化粧板を使用することに加え、更に洗い場における床パネルの表面を例えば石目調等の装飾を施す場合が多くなってきている。特にこの床パネルの表面に関しては、床面に付着した水を排水用溝部へ素早く排水する機能を持たせる場合の他(例えば、特許文献1参照。)、ユーザが素足で歩いても滑らないようにするための凹凸形状を設ける場合等がある。
図18は、ユニットバスにおける代表的な床パネル構造8を示している。この床パネル構造8は、洗い場の床を支持するための架台81に配置された支持パネル82と、床表面の凹凸形状が形成された意匠パネル83とを備え、漸次低くなる排水勾配が設けられた少なくとも一の排水口84が形成されている。
支持パネル82は、床面に取り付けられた架台81の突出長さの調整可能なボルト等の脚により、床面に対して高さ調整可能とされている。意匠パネル83は、アクリル樹脂シートを利用したFRP成形法により一体成形品として形成されるものであり、支持パネル82とは互いに別々に成形される。即ち、意匠パネル83は、樹脂成形により製造されることから、その表面の凹凸形状を非常に細かい精度で作り出すことも可能となる。ちなみに、この支持パネル82と意匠パネル83との間に、断熱性及び遮音性を有するコア材を介装する技術も従来において開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−054295号公報 特開2002−153392号公報
ところで、洗い場を構成するこの床パネルは、体を洗浄するユーザの体重を支えるものであるが、薄い意匠パネル一枚のみでは、到底それを担うことはできない。このため、意匠パネルの底面に取り付けられる支持パネルの強度を向上させる方法が先ず考えられる。しかし、当該支持パネルの材質や断面形状等を改善することにより支持パネル自体の強度を向上させることはできても、その上に設置される意匠パネル自体の強度が低いため、意匠パネルに対して何らかの落下衝撃が加わって亀裂が入る場合や、長年の使用による経時的な疲労破壊が生じる場合がある。これは、意匠パネルと支持パネルとを互いに別体で構成し、単に支持パネル上に意匠パネルを設置する構造としているのが一因であるものと考えられる。
このため、支持パネルの代替として強度を向上させた基体を予め成形し、これと意匠材とを最後に一体成形して床パネルを構成することにより、床パネル全体の剛性を向上させる必要があった。
ちなみに、ユニットバスにおける基体に限らず、特に高強度が要求される部位において適用される樹脂として、例えばPENTAM(登録商標)を始めとしたジシクロペンタジエン樹脂を利用するケースが近年において増加している。PENTAM(登録商標)は、石油のC5留分であるジシクロペンタジエンを主原料として反応射出成形方式によって得られる成形品であって、高剛性で耐衝撃性にも優れ、エンジニアリングプラスチック並の強靭性を有する。このため、かかる強靭なジシクロペンタジエン樹脂をユニットバスにおける基体に適用することができれば床パネル全体の剛性向上に大いに寄与するものと考えられる。
しかしながら、ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体を意匠材とともに一体成形する際において、特に意匠材の材質としてアクリル樹脂を利用する場合には、ジシクロペンタジエン樹脂との線膨張係数の違いにより、一体成形時における加熱冷却処理を経ることによって得られる床パネル自体が大きく反ってしまうという問題点があった。
そこで本発明は、かかる問題点に鑑みて案出されたものであり、浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネルを、ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体と、アクリル樹脂からなる意匠材とを互いに一体成形することにより製造する際において、一体成形時における加熱冷却処理を経て得られた床パネル自体の反りを解消することが可能な、ユニットバスの床パネル構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、底面においてリブが格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ中に溝部が形成され、さらに当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有するジシクロペンタジエン樹脂からなる基体を成形し、成形された基体を上金型と下金型間に挟み込むとともに、上記下金型と上記基体表面との間隙へ熱可塑性樹脂を注入することにより、当該熱可塑性樹脂からなる意匠材を上記基体表面に積層一体化させ、上記上下金型を脱型した後、上記突起に当接させて上記溝部に補強部材を固定することにより、反りの解消を図るユニットバスの床パネル構造およびその製造方法である。
即ち、本発明に係るユニットバスの床パネル構造は、浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネル構造において、ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体表面に、熱可塑性樹脂からなる意匠材が積層一体化され、上記基体は、底面においてリブが格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ中に溝部が形成され、さらに当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有し、上記突起に当接させて上記溝部に補強部材が固定されていることを特徴とする。
また、本発明に係るユニットバスの床パネル構造の製造方法は、浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネル構造の製造方法において、底面においてリブが格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ中に溝部が形成され、さらに当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有するジシクロペンタジエン樹脂からなる基体を成形し、上記成形された基体を上金型と下金型間に挟み込むとともに、上記下金型と上記基体表面との間隙へ熱可塑性樹脂を注入することにより、当該熱可塑性樹脂からなる意匠材を上記基体表面に積層一体化させ、上記上下金型を脱型した後、上記突起に当接させて上記溝部に補強部材を固定することを特徴とする。
本発明では、ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体表面に、熱可塑性樹脂からなる意匠材が積層一体化され、上記基体は、底面においてリブが格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ中に溝部が形成され、さらに当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有し、上記突起に当接させて上記溝部に補強部材が固定されている。
これにより、ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体と、熱可塑性樹脂からなる意匠材との線膨張係数の違いによるQ方向の曲げモーメントを打ち消すことが可能となり、ひいては床パネルに発生する反りを解消することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネル構造について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る床パネル構造は、例えば図1に示すようなユニットバス1に適用される。
ユニットバス1は、浴槽ユニット3と、浴槽ユニット3に隣接する洗い場7とを備え、浴槽ユニット3と洗い場7の上部空間を囲って内空部に浴室を形成する壁ユニット4と、天井ユニット5と、窓6とを設けている。また、少なくとも一の壁ユニット4には、シャワー8、鏡9、手すり10等が設けられ、さらに脱衣室への出入口となる図示しないドアユニットを設けて構成されている。
浴槽ユニット3は、浴槽部11と、浴槽部11を支持するための浴槽カウンター12とを有する。浴槽カウンター12は、洗い場7にわたる垂れ壁状のカバーとして、また壁ユニット4へと連結される天板として構成される。ちなみにこの浴槽ユニット3の底部には、図示しない支持脚が設けられ、当該支持脚の突出長さを調整することにより床面に対する高さ調整自在とされている。洗い場7は、床部分を構成する床パネル2と、床パネル2上に向けて突出した状態で取り付けられるカウンター13とを備えている。
次に、床パネル2の詳細な構成について説明をする。図2は、床パネル2の斜視図である。床パネル2は、底面において架台21を突設させて構成されているとともに、主としてパネルの剛性を担うための基体22と、この基体22の表面において積層一体化され、見た目の美しさを醸し出すための意匠材23とを備え、さらに漸次低くなる排水勾配が設けられた少なくとも一の排水口24が形成されている。
基体22は、ジシクロペンタジエン樹脂で構成される。このジシクロペンタジエン樹脂は、原油のC5蒸留分に15%程度含まれている成分を原材料として製作される熱硬化性プラスチックであり、炭素と水素のみで構成されるポリオレフィン系樹脂である。本発明においては、このジシクロペンタジエン樹脂としてPENTAM(登録商標)を用いる。PENTAM(登録商標)は、高剛性で耐衝撃性にも優れ、エンジニアリングプラスチック並の強靭性を有する。
意匠材23は、例えばアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂で構成される。即ち、アクリル樹脂は、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で透明性の高い非晶質の合成樹脂であり、耐候性、耐水性、成形性に優れていると共に、表面光沢があり意匠性にも優れている。意匠材23の表面は、ユーザが素足で歩いても滑らないようにするための凹凸形状を設けてもよく、また石目調等の装飾が施されていてもよい。特に意匠材23を成形性に富むアクリル樹脂で構成することにより、これら凹凸形状や装飾を非常に細かいピッチで正確に表現することが可能となる。なお、この意匠材23としては、アクリル樹脂に限定されるものではなく、ポリカーボネート樹脂(PC)スチレン系樹脂(ABS,AES,AS,GPPS,HIPS)、ポリエステル(PET,PBT)、変性PPE樹脂(PPE/HIPS)等、他の熱可塑性樹脂で構成するようにしてもよい。
次に、基体22の詳細な構成について図面を参照しながら説明をする。
図3(a)は、基体22の表面を平面的に見た図であり、図3(b)は、基体22の断面構成図である。
基体22の表面は、意匠材23を積層させるための主面部27が中央に位置しており、さらにその周囲に外溝25が形成されている。主面部27の板厚は、3〜5.5mm程度を想定しているが、これに限定されるものではなく、いかなる厚さで構成されていてもよい。主面部27は、排水口24へ向けて緩やかな勾配が設けられており、洗い場7で使用された水は、排水口24へと流れていくことになる。また、外溝25は、排水口24へと繋がっている。このため、周囲の外溝25へ集められた水も同様にそのまま排水口24へと流されていくことになる。さらに外溝25の外周には、周縁部26が形成されている。この周縁部26は、上方に屈曲させた状態に形成されているため、床パネル2に流れ落ちてくる水が床パネル2の下部に漏洩するのを防止することが可能となる。このような形状からなる基体22に積層された意匠材23の表面は、当該基体22の形状に応じた起伏が形成されることになる。
基体22の底面、即ち、意匠材を積層させる表面の裏側には、リブ31が格子状に下向きに突設されている。ここでいう下向きAとは、図3(a)でいう紙面奥行き方向であり、図3(b)でいう矢印A方向をいう。ここで、基体22の底面における構成の斜視図を図4に示す。このリブ31は、互いに縦横へ規則的に一定の間隔をおいて形成されるものであり、その結果、この基体22の底面には、このリブ31により囲まれる略正方形のマスを規則的に配列させた、いわゆるハニカムが形成されることになる。このようなリブ31を底面に形成させることにより、断面2次モーメントを高くすることができることから、基体22そのものの剛性を高くすることが可能となる。ちなみに、このリブ31の高さはいかなるものであってもよいが、所望の剛性を得るためには、50〜65mm程度の高さで構成することが望ましいものといえる。また、このリブ31の厚みは、いかなるサイズで構成されていてもよいが、3mm程度で構成されていれば所期の剛性を担わせることが可能となる。なお、基体22の主面部27が排水口24へ向けて徐々に低くなるような勾配が形成されているため、リブ31の高さは、図3(b)に示すように、排水口24近傍において低く設定し、周端に向けて徐々に高くなるように設定されることになる。
また、この基体22の底面には、少なくとも長手方向に沿って当該リブ31中に溝部34が形成されている。ここでいう長手方向とは、基体22自体が正面から見たときに長方形で構成されているところ、その長手へ向けた方向を指すものであって、図3中矢印B方向を示すものである。
図5(a)は、この基体22の底面において溝部34が形成されている箇所の拡大図である。溝部34は、その形成すべき位置に応じて、図5に示すようにリブ31を切欠くことにより形造られる。リブ31を切欠くことにより得られる溝部34の形状は、長方形とされている。溝部34の両側には、ねじ孔41、42、43がその長手方向Bに向けて順に形成されている。また、この溝部34における中心近傍の領域Dにおいて突起44が形成されている。
この突起44は、下向きAに突出されている。突起44は、少なくとも1個で構成されていればよいが、望ましくは図5(b)に示す領域Dの拡大図に示すように溝部34の長手方向Bの中心Hを対称にして2つ突出されていることが望ましい。また、この突起44の形状もいかなる形で構成されていてもよいが、後述する理由により頂部を扁平にしておくのが理想的である。ちなみに、この突起44の間隔は、50mm程度であるが、これに限定されるものではない。
ちなみに、この溝部34には、例えば図6に示すような補強部材51が固定される。この補強部材51は、薄板軽量鋼板を断面矩形状に曲げ加工することにより作製されるものであって、中央フランジ部52の両端に一対のウェブ部53が形成され、さらにウェブ部53他端に端フランジ部54が形成された断面ハット形で構成されている。端フランジ部54には、更に貫通穴55、56、57が形成されている。中央フランジ部52の幅は、溝部34の幅と同等のサイズとされている。即ち、溝部34を中央フランジ部52と同一形状としての長方形で構成することにより、溝部34に対して中央フランジ部52から先に挿入してこれらを互いに嵌合固定することが可能となる。ちなみに、この貫通孔56は、長手方向の略中心に設けられ、貫通孔55、57は、貫通孔56を介して対称に設けられている。特にこの貫通孔55、57は、長手方向両端近傍において設けられていることが望ましい。
このような形状からなる補強部材51を溝部34へ固定する際には、図7に示すように、中央フランジ部52底面が突起44に当接され、端フランジ部54がリブ31の頂部49へ当接される向きで固定する。このとき、ウェブ部53は溝部34で囲まれた状態にあるため、補強部材51が位置ずれを起こすことがなくなる。また、貫通孔55とねじ孔41、貫通孔56とねじ孔42、貫通孔57とねじ孔43の位置を合わせ、図示しないボルトを螺合することによりこれらを互いに固定する。その結果、この補強部材51は、突起44に当接されている中央フランジ部52底面と、リブ31頂部49に固定された貫通孔55、56、57が作用点となり、当該箇所を基点として応力が負荷されることになる。
ここで突起44におけるリブ31の頂部49に対する高さを図8(a)に示すように、X1とする。また、図8(b)に示すように、補強部材51における端フランジ部54におけるリブ31に対する当接面から、中央フランジ部52の突起44への当接面に至るまでの距離をX2とする。
このとき、X1がX2よりも短くなるように設定する。そして、リブ31の頂部49に対して端フランジ部54をねじ等により固定すると、X1がX2よりも短いことから、中央フランジ部52が突起44により強く押圧されることになる。また突起44による中央フランジ部52への押圧力に対する反作用の力が作用する結果、突起44に対しても中央フランジ部52から応力が伝達されることになる。この突起44に対して伝達された応力は、当該突起44を介して図中矢印に示す方向へ伝達されていくことになる。
なお本発明においては、図8(c)に示すように、中央フランジ部52において貫通孔78を穿設するとともに、当該貫通孔78の上にナット80を設け、さらにそのナット80におけるねじ孔にボルト79を螺合させるようにしてもよい。ちなみに、このナット80は中央フランジ部52の上面において例えば溶接により固着させるようにしてもよいし、接着等の方法でこれを固定するようにしてもよい。また、ボルト79の頭は、端フランジ部54の高さよりも低い位置において静止する状態とされていることが望ましい。
ボルト79を螺合させることにより、その先端が中央フランジ部52の下面から突出することになり、これが突起44に当接されることになる。ボルト79の螺入量を増加させることにより、その先端の中央フランジ部52の下面からの突出量を増加させることができる。その結果、ボルト79先端から突起44への押圧力を増加させることができ、突起44に対して伝達される応力を増加させることができる。これに対して、ボルト79の螺入量を減少させることにより、ボルト79先端から突起44への押圧力を低下させることができ、ひいては突起44に対して伝達される応力を減少させることが可能となる。即ち、このボルト79の螺入量を調整することにより、突起44に対して伝達される応力の大小を調整することも可能となる。
また、基体22の底面に配設されているリブ31の頂部49には、図9に示すように、さらに架台21が配設される。架台21は、徐々に先細となるように略錐状で構成されたカバー61と、錐の先端部64に配設される高さ調整ねじ62とを備えている。即ち、この架台21は、取り付けられている高さ調整ねじ62を回すことにより、突出長さを調整することができ、高さ調整自在とされている。架台21における基底部60には貫通孔63が一定の間隔をもって穿設されている。この基底部60に設けられている貫通孔63をリブ31の頂部49に穿設されている図示しないねじ孔に合わせ、さらに図示しないねじでこれらを螺着することにより、基体22の底面に架台21を固定することが可能となる。
さらに、この基体22には、図10に示すようなノズル65が設けられている。ノズル65は、成形時において、筒状体等の先端の細穴から熱可塑性樹脂からなる意匠材23を注入するために配設されるものである。ノズル65の形成箇所は、基体22の底面のいかなる位置に形成されていてもよいが、本発明においては基体22における端部(図3における位置E)の底面において形成されている場合を例にとり説明をする。
図11(a)は、かかる基体22の端部(図3における位置E)における断面構成を拡大した図である。ノズル65を配設するための貫通孔66が基体22の底面から表面に向けて形成されている。この貫通孔66は、基体22の底面から表面に向けて縮径するようにテーパが形成された、いわゆる先細状の形状とされている。このような先細状の貫通孔66を形成させるために、基体22の底部において凸部67を設け、肉厚の厚い部分を予め設定しておくことが必要となる。このような貫通孔66に対して、図11(b)に示すようにノズル65を嵌合させることによりこれを固定する。即ち、このノズル65先端の形状が先細状になっているという前提の下で、貫通孔66を先細状に構成しておくことにより、これらを互いに嵌合させることが可能となる。その結果、ノズル65における意匠材23の注入口65aが底面側に、意匠材23の抽出口65bが表面側に位置することになる。最後にノズル65を貫通孔66へ抑え込むための機構69を設けることにより、ノズル65の基体22への固定を終了させる。
この機構69としては、例えば、図11に示すように、ノズル65を押圧することによりこれを固定するための押圧板69aと、この押圧板69aを開閉させるための開閉機構69bと、開閉機構69bを手動で制御するためのクランプ69cとを有している。
押圧板69aは、ノズル65を嵌め込むための切欠が形成されている。開閉機構69bは、クランプ69cが図中H1方向へ回動されることにより、支点を軸として図中H2方向へシフトする。その結果、押圧板69aも図中H2方向へとシフトさせ、ノズル65の固定を解除することも可能となる。
なお、基体22は、その最外周において薄板状部68を予め形成しておく。この薄板状部68は、図3における位置Eにおいてのみ形成されるものではなく、基体22の全外周において予め形成されている。図11(c)は、基体22端部のノズル65配設箇所(図3における位置E)以外における断面構成を示している。この図11(a)〜(c)に示すように、薄板状部68は、上方に屈曲させた状態にある周縁部26の最上位置から外側へ向けて延長されている。この薄板状部68の板厚は、0.5mm〜3.0mmで構成されている。薄板状部68の板厚が0.5mm未満では、意匠材23としての熱可塑性樹脂の注入圧に耐えることができず、特に基体22としてPENTAM(登録商標)を利用する場合には、かかる板厚では破損してしまうことにもなる。これに対して、薄板状部68の板厚が3.0mmを超えてしまう場合には、後述する薄板状部68の切除作業が困難になる。このため本発明においては、薄板状部68の板厚として、0.5mm〜3.0mmで構成することとしている。なお熱可塑性樹脂も注入圧と、切除作業の容易性の双方を勘案したところ、薄板状部68の板厚は、1.5mm程度で構成することが望ましいものといえる。また、この薄板状部68の延長長さは、20mm程度で構成される。
次に、本発明を適用したユニットバスの床パネル2において、基体22の表面に、熱可塑性樹脂からなる意匠材を積層一体化させる方法について図12に示すフローチャートに利用して詳細に説明をする。
先ずステップS11において、基体22を成形する。この基体22としてのジシクロペンタジエン樹脂にPENTAM(登録商標)を用いる場合には、反応射出成形により成形を行う。この反応射出成形においては、主原料としてのジシクロペンタジエン樹脂と、触媒活性化材並びに添加材とからなる液と、触媒、添加剤、重合開始調節剤とからなる液を金型へ同時注入し、重合硬貨反応の制御や添加剤等を精度よく導入する。金型を、上述の如く説明した基体22の形状に基づいて設計しておくことにより、成形して得られたジシクロペンタジエン樹脂の形状を基体22に対応したものとすることが可能となる。金型から取り出した基体22を冷却させた後、貫通孔66にノズル65を固着させることにより、このステップS11を終了させる。
次にステップS12へ移行し、基体22に意匠材21を積層一体化させるプロセスに入る。このステップS12では、基体22を下金型へセットする。この下金型へのセットは、例えば図示しないクレーン等で基体22を引き上げ、これを下金型へ搬送させた後に、当該基体22をクレーンから引き下ろし、下金型への位置合わせを行い、固定するようにしてもよい。
ちなみに、このステップS12において、基体22の表面が下側に、基体22の底面が上側に位置するように下金型へセッティングを行う。その結果、リブ31が形成されている面が上側に向いている状態となり、ノズル65の注入口65aが上側に突出された状態となる。
図13(a)は、下金型71の側端部におけるノズル65が設けられている箇所の断面構成を示している。図13(b)は、下金型71の側端部におけるノズル65が形成されていない箇所の断面構成を示している。下金型71の側端には図13(a),(b)に示すようにガスケット74が設けられている。また、この下金型71上に、基体22の表面が下側に位置するようにセッティングを行うことにより、当該基体22の表面と、下金型71との間に間隙75が形成される。この形成される間隙75に意匠材23を充填することになるため、当該間隙75の厚さは、意匠材23の板厚に相当するものとして予め調整されている。また、下金型71には、意匠材23に施される表面装飾が予め彫られている。なお基体22は、この間隙が形成されるような形状となるように、成形されていることになる。
ガスケット74は、後述するステップS14において意匠材23を注入する際において内部の間隙75の気密性を確保するために、下金型71の全周において配設されたものである。このステップS12において基体22を下金型71へセッティングすることにより、ガスケット74は薄板状部68によりシールされることになる。即ちこの薄板状部68は、下金型71の配設位置に対応してサイズ調整等がなされていることになる。この薄板状部68は、あえてこのガスケット74とシールさせることにより互いに封止された状態とすることで、当該ガスケット74とともに間隙75の気密性をより高める役割を果たすことになる。
ちなみに、このようなガスケット74と薄板状部68とを互いにシールすることにより、間隙75は外部に対して接触することはなくなるが、図13(a)に示すようにノズル65が形成されている箇所のみにおいて、間隙75は、ノズル65を介して外部に通じた状態となる。
次にステップS13へ移行し、上金型72を下降させることにより、基体22を上金型と下金型71との間に挟み込む。このとき、ノズル65における注入口65aのみを金型71、72の外部へ突出させることとする。
次にステップS14へ移行し、図14(a)に示す状態となるまで、ノズル65を介して意匠材23を注入する。ノズル65から意匠材23としての熱可塑性樹脂を注入すると、ノズル65から注入された意匠材23が間隙75へと広がっていくことになる。そして、この意匠材23は、間隙75全体に亘って満たされることになる。また、ノズル65が設けられていない箇所おける間隙75も同様に、図14(b)に示すように意匠材23が充填されることになる。このとき、意匠材23は、基体22の表面において接触されている状態にある。ちなみに、ガスケット74と薄板状部68とが互いにシールされていることから、充填すべき意匠材23は外部へ滲出してしまう虞もなくなり、材料のロスを最低限に抑えることができる。
なお、この意匠材23を注入する際においては、所定の温度条件の下で金型71、72を保持する。これにより、意匠材23が接触している基体22の表面において当該意匠材22を積層一体化させることが可能となる。所定の条件の下での加熱を終了させた後、この金型71、72を常温付近まで冷却させる。
次にステップS15へ移行し、下金型71に対して上金型72を取り外す。次に、下金型71に載置されている状態にあって、基体22に積層一体化された意匠材23からなる床パネル2をクレーン等を利用して引き上げて搬送することにより、金型71,72からこれを脱型させる。
次にステップS16へ移行し、基体22の底面に形成されている溝部34に補強部材51を固定する。また、基体22の底面に対して架台21を固定する。実際にこの補強部材51を溝部34へ固定する方法は、上述の如く図7を用いて説明し、また、架台21を取り付ける方法も同様に図9を用いて説明をしたので、ここでの説明を省略する。
ところで、下金型71並びに上金型72を取り外した状態においては、ガスケット74をシールするための薄板状部68が残存した状態にある。この薄板状部68が残存したままでは、この床パネル2を洗い場7において固定する際において、当該薄板状部68が障壁となる。従って、ステップS17において、この薄板状部68を切除する。薄板状部68を切除する際には、例えば図15(a)(b)に示す点線を切除位置とし、カッター等を利用してこれを実行する。即ち、薄板状部68は、カッターのみで切除可能な板厚とされているため、加工容易性をも向上させることが可能となる。なお、この薄板状部68の切除位置は、根元から切除することを原則としているが、例外的に若干の残りしろを残存させた状態で切除する場合もある。
このステップS17の工程を終了させることにより、床パネル2が完成することになる。
ところで、ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体22をアクリル樹脂からなる意匠材23とともに一体成形すると、ジシクロペンタジエン樹脂とアクリル樹脂との線膨張係数の違いにより、一体成形時における過熱冷却処理を経ることにより、図16(a)に示すように、Q方向に曲げモーメントが負荷されることになり、得られる床パネルが反ってしまう。ちなみに、このQ方向は、長手方向Bに対して略垂直方向となる方向であり、これは反りが長手方向Bに沿って発生していることを意味する。
しかし、本発明では、補強部材51を突起44に当接させて溝部34に固定する。その結果、図16(b)に示すようにR方向へ曲げモーメントを負荷することができる。特に補強部材51は、長手方向Bに向けて配設されているため、このR方向も同様に長手方向Bに対して略垂直方向となる方向である。このため、この発生させたR方向への曲げモーメントにより、線膨張係数の違いによるQ方向の曲げモーメントを打ち消すことが可能となる。その結果、床パネル2の反りを解消することが可能となる。
なお、突起44を1つのみで形成させるようにしても上述の如き所期の効果を得ることができる。しかし、その場合には一つの突起44を溝部34の長手方向中心において正確に位置合わせをする必要が生じ、製造容易性が悪化してしまう原因ともなる。このため、特に本発明においては、突起44を溝部34の長手方向中心を対称にして2つ突出させることが望ましい。かかる場合には、突起44に要求される位置合わせ精度が緩くなることから、設計に自由度も生まれ、ひいては製造容易性をも向上させることが可能となる。また、突起44を2つ突出させることにより、補強部材51を取り付ける際において、これを突起44へ置いたときのシーソー感を無くすことも可能となる。また、突起44を溝部34の長手方向中心を対称にして2つ突出させることにより、支点が2箇所に亘り形成されることになり、曲げモーメントをバランスよく負荷させることも可能となる。
なお、上述した図8の例では、あくまで、X1がX2よりも小さい場合を例にとり説明をしたがこれに限定されるものではなく、また、X1がX2以上の長さで構成するようにしてもよい。図16に示すように反りが発生した場合には、溝部34の長手方向中心部が下に凸になるように撓むことになる。その結果、X1がX2以上の長さで構成されていても、溝部34の長手方向中心の撓み量が大きくなることから、突起44に当接させることができ、当該箇所を介して応力を負荷することが可能となるから、反りの解消に寄与させることが可能となる。しかし、X1がX2よりも小さい場合に、特にR方向の曲げモーメントを効果的に発生させることができることから、その反りの解消効果を大きくさせることができることは勿論である。
また反りの量は、成形品毎に差が生じる場合もあることから、図8(c)に示すように、ナット80に対するボルト79の螺入量を調整することにより、R方向へ発生させる曲げモーメントの大きさを事後的にコントロールすることも可能となる。
また、突起44の先端を扁平にしておくことにより、突起44と補強部材51との接触面積を大きく取ることが可能となる。その結果、R方向の曲げモーメントを効果的に発生させることが可能となり、Q方向の曲げモーメントを容易に打ち消すことが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、基体22の長辺と短辺との差が小さく、より正方形に類似した形状とされている場合には、いずれが長手方向になるのか見極めがつきにくくなる場合もある。かかる場合には、図17に示すように、その長手方向Bと略垂直方向において溝部34をさらに形成させ、溝部34の中心近傍において突起44を下向きに突出させ、さらに当該突起44に当接させて溝部34に補強部材51を固定するようにしてもよい。即ち、この補強部材51を3箇所に亘り設けることになる。これにより、反りがいかなる方向に発生しても各補強部材51がこれに対抗することができることから、これを解消することが可能となる。
しかし、本発明においては、補強部材51は少なくとも1箇所において設けられていれば良いことは勿論である。その理由として、反りがいかなる方向に向けて発生していても、少なくとも1箇所において補強部材51が設けられていれば、その補強部材51が設けられている箇所において先ず反りを解消することができ、次に当該箇所を中心として順次反りの解消が拡大していくことになるためである。
また、本発明では、基体22にノズルセット用の形状からなる貫通孔66を予め成形しておき、これにノズル65を配設するのみで樹脂を注入可能とした構成を採用している。このため、二次加工の必要性も無くなり、部品の簡略化を図ることも可能となり、製造労力の低減をも図ることが可能となる。
本発明に係る床パネル構造が適用されるユニットバスを示す図である。 本発明を適用した床パネルの斜視図である。 基体の詳細の構成について説明するための図である。 基体の底面の斜視図である。 基体の底面において溝部が形成されている箇所の拡大図である。 この溝部に固定される補強部材について示す図である。 補強部材を溝部へ固定した状態について示す斜視図である。 突起におけるリブの高さについて説明するための図である。 基体の底面に配設されているリブの頂部に配設される架台につき示す図である。 基体のノズルが設けられる箇所における斜視図である。 基体の端部における断面構成を拡大した図である。 本発明を適用したユニットバスの床パネル構造の製造方法のフローチャートである。 下金型の側端部におけるノズルが設けられている箇所の断面構成を示す図である。 基体の表面と下金型との間に形成された間隙に意匠材を注入した状態を示す図である。 薄板状部を切除する工程について説明するための図である。 反りの解消メカニズムについて説明するための図である。 本発明の他の実施の形態について説明するための図である。 従来の一般的な床パネルについて説明するための図である。
符号の説明
1 ユニットバス
2 床パネル
3 浴槽ユニット
4 壁ユニット
5 天井ユニット
6 窓
7 洗い場
8 シャワー
9 鏡
10 手すり
11 浴槽部
12 浴槽カウンター
13 カウンター
21 架台
22 基体
23 意匠材
24 排水口
31 リブ
34 溝部
44 突起
51 補強部材
63 貫通孔
65 ノズル
68 薄板状部
71 下金型
72 上金型
74 ガスケット
75 間隙

Claims (5)

  1. 浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネル構造において、
    ジシクロペンタジエン樹脂からなる基体表面に、熱可塑性樹脂からなる意匠材が積層一体化され、
    上記基体は、底面においてリブが格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ中に溝部が形成され、さらに当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有し、
    上記突起に当接させて上記溝部に補強部材が固定されていること
    を特徴とするユニットバスの床パネル構造。
  2. 上記突起は、上記溝部の長手方向中心を対称にして2つ突出されていること
    を特徴とする請求項1記載のユニットバスの床パネル構造。
  3. 上記補強部材は、薄板軽量鋼板を断面矩形状に曲げ加工することにより、中央フランジ部の両端に一対のウェブ部が形成され、さらに上記ウェブ部他端に端フランジ部が形成された断面ハット形で構成され、
    上記中央フランジ部底面が上記突起に当接されているとともに、上記端フランジ部が上記リブ頂に固定されてなること
    を特徴とする請求項1又は2記載のユニットバスの床パネル構造。
  4. 上記基体は、その長手方向と略垂直方向において溝部がさらに形成され、当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有し、
    上記突起に当接させて上記溝部に補強部材が固定されていること
    を特徴とする請求項1〜3のうち何れか1項記載のユニットバスの床パネル構造。
  5. 浴槽に隣接して設置されるユニットバスの洗い場を構成するユニットバスの床パネル構造の製造方法において、
    底面においてリブが格子状に下向きに突設されてなるとともに、少なくとも長手方向に沿って当該リブ中に溝部が形成され、さらに当該溝部の中心近傍において下向きに突出させた少なくとも1の突起を有するジシクロペンタジエン樹脂からなる基体を成形し、
    上記成形された基体を上金型と下金型間に挟み込むとともに、上記下金型と上記基体表面との間隙へ熱可塑性樹脂を注入することにより、当該熱可塑性樹脂からなる意匠材を上記基体表面に積層一体化させ、
    上記上下金型を脱型した後、上記突起に当接させて上記溝部に補強部材を固定すること
    を特徴とするユニットバスの床パネル構造の製造方法。
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