JP2008162432A - 超音波腫瘍治療装置を搭載した車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願は、超音波腫瘍治療装置を移動して使用可能なHIFU装置を搭載した車両を提供する。
【解決手段】本願の超音波腫瘍治療装置Sを搭載した車両50は、液体を収容する貯留体3を有する超音波腫瘍治療装置Sが搭載されている車両50であって、前記超音波腫瘍治療装置Sを駆動するための電源を供給する電源供給手段66、67と、前記貯留体3に前記液体を供給する液体供給手段Tと、前記貯留体3に収容される液面を水平に保つ水平調整手段56と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本願は、超音波により腫瘍を治療する装置(以下、「HIFU装置」と称する。)を備えた車両に関する。
近代医学において、癌細胞などの腫瘍細胞の熱に対する耐性は、正常細胞よりも弱いことが発見され、加熱による腫瘍の治療を超音波の照射により行うことが提案されている。その装置として、HIFU装置が存在する。
当該HIFU装置は、体外超音波源から発せられた高強度超音波を焦点で集束し、高密度焦点式超音波の熱効果によって、病変組織を死滅させ、損傷させる医療装置である(例えば、特許文献1参照)。
このような医療装置は、一般的に病院内に設置されて用いられている。
特表2002−500939号公報
しかしながら、上記医療装置は、高価であり個人病院などでは導入が困難であり、当該医療装置による治療を受けるためには、当該医療装置が設置されている病院まで出向く必要がある。
当該医療装置が設置されている病院から遠距離の例えば高齢者などは、遠距離であるという理由から医療を受けることを断念せざるを得ない状況もある。
このような医療装置が移動可能であれば当該医療装置が設置された病院などの医療機関から遠方の患者が容易にこのような装置による治療を受けられ便利である。
そこで本願は、当該超音波腫瘍治療装置を移動して使用可能なHIFU装置を搭載した車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本願請求項1に記載の超音波腫瘍治療装置(S)を搭載した車両(50)は、液体を収容する貯留体(3)を有する超音波腫瘍治療装置が搭載されている車両であって、前記超音波腫瘍治療装置を駆動するための電源を供給する電源供給手段(66、67)と、前記貯留体に前記液体を供給する液体供給手段(T)と、前記貯留体に収容される液面を水平に保つ水平調整手段(56)と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の超音波腫瘍治療装置は、請求項1に記載の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両において、前記超音波腫瘍治療装置に含まれる患者を乗せるテーブル(1)は、折り畳み可能であって移動可能であり、ストレッチャーとして機能することを特徴とする。
また、請求項3に記載の超音波腫瘍治療装置は、請求項1又は2に記載の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両において、前記電源供給手段は、車両の内部に搭載され車両内において電源を供給可能な内部電源供給手段(67)と、車両の外部から電源を供給可能な外部電源供給手段(67)と、前記HIFU装置に供給される電源の供給元を内部電源供給手段と前記外部電源供給手段のいずれか一方に切り替える切替手段(68)と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の超音波腫瘍治療装置は、請求項1又は2に記載の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両において、前記液体供給手段は、車両の内部に搭載され車両内において液体を供給可能な内部液体供給手段と、車両の外部から液体を供給可能な外部液体供給手段と、前記貯留体に供給される液体の供給元を内部液体供給手段と前記外部液体供給手段のいずれか一方に切り替える切替手段と、を備えていることを特徴とする。
以下、本願の最良の実施形態について添付図面に基づいて説明する。図1は本願の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図2は超音波腫瘍治療装置の外観図、図3は超音波腫瘍治療装置の要部を示す概念図、図4はプローブの移動機構を示す斜視図、図5は超音波腫瘍治療装置を示すブロック図、図6は超音波腫瘍治療装置を用いた腫瘍治療手順を示すフローチャート、図7は水平調整手段を説明するための図、図8は電源供給手段を説明するための図である。
図1に示すように、この車両50は、牽引車にて移動が可能なコンテナ車両をベース車として用い、当該車両50の内部をHIFU装置Sの治療室として利用するものである。そして、この車両50は、例えば、牽引車にて牽引され、HIFU装置Sにて治療が必要な患者の近隣の病院まで出向いて、処置を施す。
この車両50は、底部が平板状のフロア50aを有し、その四方及び天井が塞がれた箱型状の室内を有している。また、車両50の側面には、医者や患者が出入り可能なスライド式又は開閉式の出入口50bが設けられている。また、車両50の後方下方には、車輪51が備えられ、車両50の前方下方には上下に高さ調整可能な支持体52が設けられており、車両50は、この車輪51と支持体52により支えられている。
車両50の内部には、HIFU装置S、その装置Sを駆動制御するコンピュータC、電源EやタンクTなどの機器類、及び当該HIFU装置Sを用いて治療するための処置前の準備や麻酔処理を行うための医薬品や消耗品を収納保管するための医薬品等戸棚等(図示なし)を備えている。
以下にHIFU装置Sの一例を図3乃至図6を用いて説明する。
HIFU装置Sとは、超音波により腫瘍を治療する装置であり、図3に示すように、患者Aが乗るテーブル1と、脱気水2で満たされた貯留体3と、プローブ4と、プローブ4の移動機構部と、を含んで構成されている。
テーブル1は、患者Aが俯いた体位等の所望の体位で乗ることができる大きさを有し、略水平に設置される。テーブル1の中央部には、患者Aの体表に臨む穴6が設けられる。穴6は四角形、円形等所望の形状に設けられる。
貯留体3は、テーブル1の下方に設置される水槽状の箱として形成される。貯留体3内に満たされた脱気水2はテーブル1の穴6から覗く患者Aの体表に接触する。
貯留体3には、脱気水2の供給を受けるために水供給部7が導水管7aを介して接続される。水供給部7は真空ポンプを備え、この真空ポンプにより水を脱気処理して貯留体3に供給するようになっている。
プローブ4は上記貯留体3内に入れられ、脱気水2内に没している。プローブ4は、Bモードの診断用超音波発生部4aと、治療用超音波発生部4bとを備える。
プローブ4は移動機構5により、図4に示す如く、X、Y、Z、θの四方向に移動可能である。プローブ4はX、Y、Z、θの四方向に移動することにより、患者Aの腫瘍aに対して適正な(位置)にセッティングされる。
X方向は図3中紙面の左右の方向であり、プローブ4を患者Aの体長方向に沿って移動させる方向である。Y方向は、図3中紙面の上下方向であり、プローブ4を上記穴6の中心軸上で移動させて患者Aの体表に対し接近又は離反させる方向である。Z方向は、図3中紙面に垂直な方向であり、プローブ4を患者Aの下方で患者Aの左右方向に移動させる方向である。
移動機構5は、貯留体3内に没する円弧状に湾曲したアーム8を有し、このアーム8にプローブ4が支持棒9を介して保持される。そして、アーム8は貯留体3外から貯留体3内へと伸びる支持部材10により貯留体3内に浮遊状態で支持される。この支持部材10が貯留体3外に設置される図示しない三種類のサーボモータによりX、Y、Zの三方向にそれぞれ駆動されることにより、プローブ4はアーム8に支持されつつ所望の位置へと移動する。
上記支持部材10は上記三種類のサーボモータと共に図示しないXYZテーブルに取り付けられるが、XYZテーブルは公知であるから、その詳細な説明は省略する。
θ方向は、プローブ4が支持棒9上でY軸に平行な軸の回りを旋回する方向である。θ方向の移動機構は回転シリンダ装置14であり、エア供給源11からの圧空によりプローブ4を例えば90°の角度範囲内で往復旋回運動させる。
上記貯留体3内には貯留された脱気水2下に没する水中カメラ15が設置される。水中カメラ15は防水性CCDカメラであり、上記アーム8に連結具8aを介して固定される。これにより、プローブ4と水中カメラ15とが一定の位置関係に固定される。水中カメラ15は上記穴6から覗く患者Aの体表を撮像可能にセッティングされており、プローブ4の位置及び姿勢のいかんを問わず患者Aの体表を撮像可能である。
上記水供給部7、プローブ4、プローブの移動機構5等は、図4に示すように、コンピュータ16により一元的に制御されるようになっている。
このコンピュータ16は、CPU17と、CPU17が動作するための制御プログラム等を予め読み出し可能に記憶するROM18と、制御に必要なデータ等を一時的に読み出し可能に格納するRAM19と、コンピュータ16内の各構成部を接続するバス20と、コンピュータ16と外部の構成部とを接続する入出力インターフェース21と、バス20及び入出力インターフェース21による各構成部の接続を制御するコントローラ22とを具備する。
コンピュータ16により制御される外部の構成部としては、水供給部7と、水中カメラ15と、プローブ4の診断用超音波発生部4aと、プローブ4の治療用超音波発生部4bと、モニタ23と、外部ROMカード24と、外部周辺スイッチ25と、X方向駆動モータ28と、Y方向駆動モータ26と、Z方向駆動モータ27と、θ方向シリンダ駆動部29とが設けられる。XYZ方向駆動モータ28,26,27は具体的には上述したサーボモータであり、θ方向シリンダ駆動部29は具体的にはエア供給源11からの圧空を断続するための図示しない電磁弁である。
水供給部7は、図示しない水源からポンプで貯留体3内に脱気水を供給するようになっている。上記テーブル1の穴6から覗く患者Aの体表に水面が接する程度に脱気水2が溜まると、これを作業者が目視で確認しポンプを停止させる。
水中カメラ15は、上記穴6から覗く患者Aの体表を撮像し、コンピュータ16はその画像をモニタ23に表示させる。患者Aの体表における超音波を照射する位置には、例えばマトリックス状のマークがマーキングされているが、このマークが水中カメラ15により撮像される。コンピュータ16はこの体表のマークとプローブ4との位置関係を演算し、演算結果に基づいて移動機構5を駆動し、プローブ4をマークに対向する位置及び姿勢に制御する。また、医師等はモニタ23の画像から、患者Aの体表に気泡が発生しているか否か、超音波の照射により火傷が発生していないかどうか等について確認することができる。
プローブ4の診断用超音波発生部4aは、所定の強度の超音波を上記穴6を通して患者Aに照射するもので、この超音波のエコーによりBモードの断層像がモニタ23に表示される。この断層像により患者Aの腫瘍の状態、位置等が把握可能となる。
プローブ4の治療用超音波発生部4bは、高周波電源による0.8〜1.7MHzの主振動器信号とパルス信号の印加によりパルスパワー超音波を発する。高周波電源部の周波数等の制御は、コンピュータ16により行われ、患者Aの症状、腫瘍aの性状等に応じて調整される。
外部ROMカード24は、プローブ4の治療用超音波発生部4bからの超音波で腫瘍aを治療した後、その治療結果等を記録するためのメモリである。
外部周辺スイッチ25は、この超音波腫瘍治療装置の各部をON・OFF等するための各種スイッチを含んでいる。
X、Y、Zの各方向駆動モータ28,26,27、θ方向シリンダ駆動部29は、図示しないエンコーダ等のセンサからの信号に基づき制御される。
次に、上記構成の超音波腫瘍治療装置の作用について図6のフローチャートを用いて説明する。
水供給部7により脱気水2を生成し、必要に応じて25℃前後に加温したうえで貯留体3内に注水する。脱気水2はテーブル1の穴6を通してテーブル1上の患者Aの体表に接触するまで注水される(ステップS1、S2)。
水中カメラ15によりテーブル1の穴6から覗く患者Aの体表を撮像する。また、プローブ4の診断用超音波発生部4aからBモードの超音波を患者Aに照射する。医師等はモニタ23に映し出される水中カメラ15の映像と、Bモードの断層像からテーブル1上の患者Aの位置と体位を調整して固定する(ステップS3、S4)。
移動機構5を駆動し、プローブ4をX、Y、Z、θの各種方向に移動させ、腫瘍aにプローブ4の照準を合わせる(ステップS5)。
プローブ4の治療用超音波発生部4bを駆動し(ステップS6)、腫瘍aに向かって治療用超音波を照射する(ステップS7)。
医師等が水中カメラ15の映像をモニタ23を見ながら患者Aの体位、治療状況をリアルタイムで観察する(ステップS8)。
観察中に患者Aの体位が変わったりずれたりして、不良反応が発生した場合は、医師等の作業者が停止ボタン25を押して、治療を中止する(ステップS9)。
また、モニタ23に表示される腫瘍aの熱反応の変化を観察し、治療効果を判定する(ステップS10)。治療効果が良好であれば、データを作成し外部ROMカード24等に書き込み(ステップS11)、治療を終了する。治療効果が不十分であれば、治療効果が十分達成されるまで治療用超音波の照射を繰り返す(ステップS7)。
また、当該テーブル1は、図2に示すように、例えば、ストレッチャーとして用いることが可能な移動式の治療台として機能する。テーブル1は、例えば、基台1aと、その下方にリンク機構1cを介して設けられた車輪1bと、を含んで構成され、そのリンク機構1cによって高さ調整及び折り畳み可能になっている。また、基台1aの中央部には貫通孔6が形成されている。
このようにすれば、HIFU装置Sに患者を移動させる際に、当該患者を直接、HIFU装置Sに運ぶことが可能な為、患者の移動を容易にでき、便利である。さらに患者の負担も少ない。
また、テーブル1は折り畳み可能となっているため、HIFU装置Sを用いない時には、当該テーブル1を折り畳み車両50内の隅などに収容することにより車両50内部のスペースを広げることができ、その場合には、車両50内を他の用途に有効活用することができる。
なお、本実施形態ではテーブル1を移動式としているが、通常のHIFU装置Sのように固定式のテーブル1上に、移動式のストレッチャーを載せるように構成しても構わない。
また、HIFU装置Sには、図示しないがHIFU装置Sの水平度を測定する水平測定手段と、図7に示すようにHIFU装置Sに備えられている貯留体内に収容される液体の液面を水平に保つための水平調整機構部55を備える。水平調整機構部55は、例えば、HIFU装置Sの底部に設けられ、HIFU装置Sの前方又は後方を上下に上昇又は下降可能とすることにより水平調整が可能になっている。この上昇又は下降機構は、例えば、ラック56及びピニオン(図示なし)で構成され、当該ピニオンをモータ等で回転制御することによりラック56にピニオンが噛み合ってHIFU装置Sの前方又は後方を上下に移動することが可能となっている。より具体的には、例えば、コンピュータにより制御されて、水平測定手段によりHIFU装置Sの水平度を検知し、その検知結果に基づいて、モータを回転駆動させて、HIFU装置Sの前方又は後方を所定量上下に移動させてHIFU装置Sを水平に調整するようになっている。なお、本実施例では、HIFU装置Sが自動で水平に調整されるようになっているが、ピニオンの軸を手で回すなどして手動で調整するようにしても構わない。
HIFU装置Sの構造の特性上、当該HIFU装置Sの使用にあたっては貯留体内の液体の液面が水平である必要があるが、例えば、傾斜地などにこの車両50が設置された場合であってもHIFU装置Sを水平にすることが可能となり当該HIFU装置Sによる治療を容易に行うことが可能となる。
また、HIFU装置Sは、図1及び図8に示すように、例えば、車両50の背面に設置され病院などの施設から電力を供給してもらうためのコンセント61などの外部電力供給部66と、バッテリなどから構成される電源装置Eなどの内部電力供給部67と、電力切り替えスイッチ68を介して電気的に接続され、例えば、コンピュータにより制御される。当該電力切り替えスイッチ68は、電力の供給源を選択するためのスイッチであり、当該スイッチの切り替えによって電力の供給先を決定することが可能となっている。
また、通常、HIFU装置Sは、例えば、病院などの施設から電力を供給してもらい駆動されるが、何らかの原因で病院などの施設(外部)からの電力が遮断された場合(例えば、停電時)など不測の事態には、自動的に電力の供給先が内部電力供給部67に切り替わるようになっている。このようにすれば、不測の事態にも対処可能である。
また、HIFU装置Sは、例えば、車両50の背面に設置され病院などの施設からホース71などを介して水を供給してもらうためのホース接続手段62を含む外部液体供給手段と、車両50内に設置され水が収容されるタンクTと、当該タンクTとHIFU装置Sとが接続されるパイプを含む水供給手段とを含む内部液体供給手段と、当該水をHIFU装置Sに供給する供給元として前記外部液体供給手段と内部液体供給手段のいずれか一方を選択する水供給切り替え手段として機能するスイッチと、を備え、例えば、コンピュータにより制御される。
通常、HIFU装置Sは、例えば、病院などの施設から水を供給してもらい使用される。しかしながら、当該施設などから水を供給してもらえない場合など不測の事態などには、内部に設けられる内部液体供給手段によってHIFU装置Sを使用可能になっている。
当該内部液体供給手段に含まれるタンクTは、例えば、室内の前方に配置される。なお、車両50の内部のスペースを広げるために、例えば、タンクTは、図示しないが、床面全体に所定の筐体を配置し、当該筐体内に水を収容するようにしても構わない。このようにすれば、室内の高さは狭まるものの、全体の広さは拡大されるため狭い室内を有効に使用可能となる。
一方、このコンテナ車両を牽引する牽引車は、エンジンが搭載され、所定の操作により当該エンジンを駆動して走行可能な車両である。また、その車両の後部には、当該コンテナ車両と連結する連結手段を備えている。一方、コンテナ車両の前方には、当該連結手段と連結する連結部が設けられており、当該連結手段によりコンテナ車両と牽引車とは連結される。
また、車両1のフロア1a(床面)には、ガイドレール75が備えられる。このガイドレール75は、HIFU装置Sを車両50の前後方向に誘導するためのレールである。これにより、医師は治療のために適当な位置にHIFU装置Sを移動可能になっており、治療をスムースに進めることが可能となっている。
さらに、HIFU装置Sの下端部には、例えば、四方に車輪が設けられ、当該ガイドレール75上を移動可能になっている。また、車輪には、当該車輪を押圧することによって当該車輪の回転を止めるストップ手段が設けられており、ガイドレール上にて移動している車輪の回転を止めることが可能となっている。
このようにすれば、HIFU装置Sを適当な位置で確実に止めることが出来、便利である。
尚、本願は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、本実施形態では、車両にコンテナ車両を利用しているが、通常の大型トラックの荷台などを利用しても構わない。また、HIFU装置Sの水平度を調整する装置は、貯留体3に収容される液面が水平であれば構わないため、当該液面を水平に調整できればどのようなものであっても良い。例えば、本実施形態では車両2に対するHIFU装置Sの傾きを調整して水平にしているが、例えば、支持体52の高さを調整するなどして、車両2自体の傾きを調整してHIFU装置Sを水平にしても構わない。
また、HIFU装置Sについて、例えば、上記実施の形態では、X、Y、Zの各方向の駆動装置としてサーボモータを使用したが、油圧シリンダ装置、空圧シリンダ装置等他の手段を使用することができ、また、θの各方向の駆動装置として回転シリンダ装置を使用したが、サーボモータ等他の手段を使用することも可能である。
本願の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図である。 超音波腫瘍治療装置の外観図である。 超音波腫瘍治療装置の要部を示す概念図である。 プローブの移動機構を示す斜視図である。 超音波腫瘍治療装置を示すブロック図である。 超音波腫瘍治療装置を用いた腫瘍治療手順を示すフローチャートである。 水平調整手段を説明するための図である。 電源供給手段を説明するための図である。
符号の説明
S 超音波腫瘍治療装置
T タンク
1 テーブル
3 貯留体
56 ラック
66 外部電力供給部
67 内部電力供給部
68 電力切り替えスイッチ

Claims (4)

  1. 液体を収容する貯留体を有する超音波腫瘍治療装置が搭載されている車両であって、
    前記超音波腫瘍治療装置を駆動するための電源を供給する電源供給手段と、
    前記貯留体に前記液体を供給する液体供給手段と、
    前記貯留体に収容される液面を水平に保つ水平調整手段と、
    を備えていることを特徴とする超音波腫瘍治療装置を搭載した車両。
  2. 前記超音波腫瘍治療装置に含まれる患者を乗せるテーブルは、折り畳み可能であって移動可能であり、ストレッチャーとして機能することを特徴とする請求項1に記載の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両。
  3. 前記電源供給手段は、車両の内部に搭載され車両内において電源を供給可能な内部電源供給手段と、
    車両の外部から電源を供給可能な外部電源供給手段と、
    前記超音波腫瘍治療装置に供給される電源の供給元を内部電源供給手段と前記外部電源供給手段のいずれか一方に切り替える切替手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両。
  4. 前記液体供給手段は、車両の内部に搭載され車両内において液体を供給可能な内部液体供給手段と、
    車両の外部から液体を供給可能な外部液体供給手段と、
    前記貯留体に供給される液体の供給元を内部液体供給手段と前記外部液体供給手段のいずれか一方に切り替える切替手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波腫瘍治療装置を搭載した車両。
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