JP2008161784A - 塩素を含む粉粒体の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最適な温度での焼成が可能であり、塩素、鉛及び銅の残留率が小さくセメント原料として好適な焼成物が得られる塩素を含む粉粒体の処理方法を提供する。
【解決手段】(A)処理対象となる塩素を含む粉粒体の成分含有量を測定して、CaO/SiOの質量比、及び、R/Clの値を得る工程と、(B)工程(A)の上記2つの値が、上記塩素を含む粉粒体を含有する焼成用原料を焼成して焼成物を得るための下記の条件:
(i)焼成用原料のCaO/SiOの質量比 0.25〜0.70
(ii)焼成用原料のR/Cl 0.7〜1.7
を満たすように、工程(A)の塩素を含む粉粒体に対して、必要に応じて成分調整剤を加えて、焼成用原料を調製する工程と、(C)工程(B)で得られた上記焼成用原料を、焼成温度1,100〜1,250℃の範囲内で焼成し、焼成物を得る工程を含む。
【選択図】なし

Description

本発明は、都市ゴミ焼却灰等の塩素を含む粉粒体を処理して、セメント原料等に用いうる塩素、鉛及び銅の残留率の小さな焼成物を得るための方法に関する。
従来より、都市ゴミ焼却灰等の塩素を含む粉粒体を処理して、セメント等の原料として用いうる焼成物を得る技術が、種々提案されている。
例えば、無機物質を主成分とし塩素を含有する原料(例えば、都市ゴミ焼却灰)に、アルカリ金属化合物(例えば、ソーダ灰)を添加し、焼成することを特徴とする塩素含有量を低減した焼成物の製造法が、提案されている(特許文献1)。
この文献には、原料中の塩素含有量が0.1〜12重量%であり、焼成物中の塩素含有量が0.1重量%未満であることが記載されている。
また、この文献には、アルカリ金属化合物の添加後の原料中のアルカリ金属のモル数Rと塩素のモル数Cとの比R/Cが0.95〜2.0となるように、アルカリ金属化合物の添加量を定めることが記載されている。
さらに、この文献には、焼成温度が1,100℃以上、特に1,250℃以上であることが好ましいと記載されている。
また、鉛化合物を含有する被処理物(例えば、ゴミ焼却灰)を、塩素(例えば、ゴミ焼却灰中の塩素、及び添加される塩化カルシウム等の塩化物中の塩素)の存在下で、塩化鉛の沸点以上に焼成し、鉛化合物を塩化鉛に転じて揮発分離する方法において、鉛化合物含有量とアルカリ金属化合物含有量の合計量に見合う量の塩素存在下で焼成することを特徴とする鉛の分離方法が、提案されている(特許文献2)。
この文献には、塩素当量比(塩素の化学当量からアルカリ金属の化学当量を差し引いた量の鉛の化学当量に対する比)が−10〜−5の範囲において、1,400〜1,500℃の温度で焼成し、塩素当量比−5以上の範囲内において950℃以上の温度で焼成することにより、鉛残留率を20%以下に低減することが記載されている。
特開平10−53442号公報 特開2000−282155号公報
ゴミ焼却設備等で発生する塩素を含む粉粒体の種類としては、焼却主灰、焼却飛灰、溶融飛灰等がある。これらの塩素を含む粉粒体は、種類によって塩素や鉛、銅等の重金属の含有率が大きく異なる。例えば、焼却主灰や焼却飛灰等の塩素を含む粉粒体に、石炭灰等が混合された焼却混合灰の場合、CaO/SiOの質量比が0.7以下になる場合がある。
上述のように、処理対象となる塩素を含む粉粒体は、その種類によって塩素等の含有率や、CaO/SiOの質量比等が各々異なり、上述の文献に記載された好ましい焼成温度等の範囲内であっても、粉粒体の種類によっては、該粉粒体が溶融して、ロータリーキルンの内壁面に付着し、運転に支障が生じたり、焼成物中の塩素や鉛、銅等の重金属の残留率にばらつきが生じ、焼成物の品質の均一性が損なわれるなどの問題が起こり得る。
一方、焼成温度は、十分な焼成が行なわれ、かつ焼成物中の塩素や鉛、銅等の重金属の含有率を所定の値以下に抑え得る限りにおいて、熱エネルギーの削減(処理コストの削減)の観点から低いことが好ましい。
そこで、本発明は、焼成が不十分とならずかつ塩素を含む粉粒体の溶融を生じさせない最適な焼成温度で焼成を行なうことができ、しかも、焼成後に、塩素や鉛、銅等の重金属の残留率が小さく、セメント原料等として好適に用いうる焼成物を得ることができる塩素を含む粉粒体の処理方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、処理対象となる塩素を含む粉粒体のCaO/SiO2の質量比が0.7以下の場合における、焼成物中の塩素、鉛及び銅の残留率を所定の値以下にするための焼成温度等の最適の条件を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]及び[2]を提供するものである。
[1] (A)処理対象となる塩素を含む粉粒体の成分含有量を測定して、CaO/SiOの質量比、及び、R/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。)の値を得る工程と、
(B)工程(A)の上記2つの値が、上記塩素を含む粉粒体を含有する焼成用原料を焼成して焼成物を得るための下記の条件:
(i)焼成用原料のCaO/SiOの質量比 0.25〜0.70
(ii)焼成用原料のR/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。) 0.7〜1.7
を満たすように、工程(A)の塩素を含む粉粒体に対して、必要に応じて成分調整剤を加えて、焼成用原料を調製する工程と、
(C)工程(B)で得られた上記焼成用原料を、焼成温度1,100〜1,250℃の範囲内で焼成し、焼成物を得る工程と、
を含むことを特徴とする塩素を含む粉粒体の処理方法。
[2] 工程(C)で得られる上記焼成物が、該焼成物中の塩素残留率が4.0%以下、該焼成物中の鉛残留率が10%以下、及び、該焼成物中の銅残留率が80%以下のうち、少なくともいずれか1つの残留率の値を満たすものである前記[1]に記載の塩素を含む粉粒体の処理方法。
本発明の塩素を含む粉粒体の処理方法によれば、例えば、焼却主灰、焼却飛灰、溶融飛灰等の塩素(具体的には、アルカリ金属の塩化物等の塩素成分)を含む粉粒体が複数種類混合された混合物(混合物中に、石炭灰、建設発生土等の粉粒体を含んでもよい。)を処理対象とし、処理対象となる塩素を含む粉粒体のCaO/SiOの質量比、及び、R/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。)の測定値を得たうえで、必要に応じて成分調整剤を加えて、これら2つの値を、特定の数値範囲内に調製して、焼成用原料としているので、焼成が不十分とならずかつ塩素を含む粉粒体の溶融を生じさせない最適な焼成温度で焼成を行なうことができ、しかも、焼成後に、塩素や重金属(例えば、鉛、銅等)の残留率が小さい焼成物を得ることができる。なお、残留率とは、焼成後の焼成物中の塩素、鉛、銅の各々の質量(X’)と、焼成前の焼成用原料中の塩素、鉛、銅の各々の質量(X)との比を、焼成前の焼成用原料中の二酸化珪素の質量(SiO)と、焼成後の焼成物中の二酸化珪素の質量(SiO’)との比で補正した比率(残留率(%)=(X’/X)×(SiO/SiO’)×100)をいう。
焼成物は、例えば、塩素残留率が4.0%以下であり、鉛残留率が10%以下であり、銅残留率が80%以下のものであるので、セメント原料、コンクリート用混和材、骨材等として好適に用いることができる。
本発明の塩素を含む粉粒体の処理方法は、(A)処理対象となる塩素を含む粉粒体の成分含有量を測定して、CaO/SiOの質量比、及び、R/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。)の値を得る工程と、(B)工程(A)の上記2つの値が、上記塩素を含む粉粒体を含有する焼成用原料を焼成して焼成物を得るための下記の条件:
(i)焼成用原料のCaO/SiOの質量比 0.25〜0.70
(ii)焼成用原料のR/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。)(以下括弧書きを省略して、単に「R/Cl」と記載する。) 0.7〜1.7
を満たすように、工程(A)の塩素を含む粉粒体に対して、必要に応じて成分調整剤を加えて、焼成用原料を調製する工程と、(C)工程(B)で得られた上記焼成用原料を、焼成温度1,100〜1,250℃の範囲内で焼成し、焼成物を得る工程を含む。
以下、各工程について詳しく説明する。
[工程(A)]
処理対象となる塩素を含む粉粒体の成分含有量を測定して、CaO/SiOの質量比、及び、R/Clの値を得る工程である。
本発明において、処理対象となる塩素を含む粉粒体は、例えば、焼却主灰、焼却飛灰、溶融飛灰等の塩素を含む粉粒体が複数種類混合された混合物(混合物中に、石炭灰、建設発生土等の粉粒体を含んでもよい。)である。塩素を含む粉粒体(焼却主灰、焼却飛灰)の成分組成の一例を表1に示す。なお、粉粒体とは、粉体と粒体のどちらか一方または両方を意味する。
Figure 2008161784
[工程(B)]
工程(A)の上記2つの値が、上記塩素を含む粉粒体を含有する焼成用原料を焼成して焼成物を得るための下記の条件:
(i)焼成用原料のCaO/SiOの質量比 0.25〜0.70
(ii)焼成用原料のR/Cl 0.7〜1.7
を満たすように、工程(A)の塩素を含む粉粒体に対して、必要に応じて成分調整剤を加えて、焼成用原料を調製する工程である。
本発明において、上記の塩素を含む粉粒体を含有する焼成用原料としては、CaO/SiOの質量比が0.25〜0.70であるものを処理対象とする。焼成用原料のCaO/SiOの質量比が、0.25〜0.70の範囲外のものである場合は、CaO/SiOの質量比を増減するための成分調整剤を加えて、CaO/SiOの質量比を上記の数値範囲に調製することができる。CaO/SiOの質量比が0.25未満であると、焼成用原料を焼成して得られた焼成物のCaO/SiOの質量比が小さすぎて、上記焼成物をセメント原料、コンクリート用混和材、骨材等として好適に用いることができない。
焼成用原料が満たすべきR/Clは、0.7以上である。また、焼成用原料が満たすべきR/Clは、1.7以下、好ましくは1.5以下である。R/Clが1.7を超えると、工程(C)で焼成温度を調整しても、焼成物中の鉛残留率を10%以下に抑えることが困難な場合がある。該値が0.7未満であると、焼成温度が比較的低い場合(例えば、1,100℃未満)において、焼成物中の塩素残留率を概ね4.0%以下に抑えることが困難な場合がある。
焼成用原料となる、塩素を含む粉粒体は、塩素含有率が2.5質量%以下であることが好ましい。塩素含有率が2.5質量%を超えると、工程(C)で焼成温度を調整しても、焼成物中の塩素残留率を4.0%以下に抑えることが困難な場合がある。
上記の塩素を含む粉粒体に対して、必要に応じて加える成分調整剤としては、CaO/SiOの質量比を増減するための成分調整剤、及び、R/Clを増減するための成分調整剤の中から選ばれる1種または2種以上を用いることができる。
CaO/SiOの質量比を増大させるための成分調整剤としては、例えば、CaO/SiOの質量比が大きい塩素を含む粉粒体(例えば、焼却飛灰、溶融飛灰等)や、石灰石粉末等のCaO源等が挙げられる。
CaO/SiOの質量比を減少させるための成分調整剤としては、例えば、CaO/SiOの質量比が小さい塩素を含む粉粒体(例えば、焼却主灰等)や、石炭灰や、建設混合廃棄物等が挙げられる。
R/Clの値を増大させるための成分調整剤としては、例えば、アルカリ金属源、建設混合廃棄物、焼却主灰等が挙げられる。アルカリ金属源の例としては、ソーダ灰、ガラスカレット、アルカリ長石、アルカリ廃液、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
R/Clの値を減少させるための成分調整剤としては、例えば、アルカリ金属(NaO及びKO)の含有率が小さくかつ塩素含有率が大きい塩素を含む粉粒体が挙げられる。
なお、成分調整剤は、粉末状であることが望ましい。
[工程(C)]
工程(B)で得られた上記焼成用原料を、焼成温度1,100〜1,250℃の範囲内で焼成し、焼成物を得る工程である。
焼成用原料の焼成温度は、1,100〜1,250℃、好ましくは1,150〜1,250℃、より好ましくは1,150〜1200℃である。1,100℃未満では、焼成物中の塩素残留率が4.0%を大きく超える傾向がある。1,250℃を超えると、焼成用原料が溶融することがある。
焼成用原料を焼成するための手段としては、例えば、ロータリーキルン等が挙げられる。
工程(C)で得られた焼成物は、ボールミル等の粉砕手段によって粉砕して、セメント原料、コンクリート用混和剤等の用途に用いてもよいし、あるいは、分級して、所定の粒度を有する粒体を得て、骨材等の用途に用いてもよい。本発明の方法で得られた焼成物は、焼成物中の塩素及び鉛の含有量が小さいので、高品質の廃棄物再生品として好適に用いることができる。
焼成物の塩素残留率は、好ましくは4.0%以下、より好ましくは1.2%以下、特に好ましくは1.0%以下である。
焼成物の鉛残留率は、好ましくは10%以下、より好ましくは7%以下、特に好ましくは5%以下である。
焼成物の銅残留率は、好ましくは80%以下、より好ましくは50%以下、特
に好ましくは25%以下である。
以下、実験例によって本発明を説明する。
[1.焼成用原料]
焼成用原料としては、焼却主灰、焼却飛灰等の塩素を含む粉粒体を複数種類混合してなる、CaO/SiOの質量比が0.40、及び、R/Clが0.72の原料を得た。なお、上記原料の塩素含有率は2.5質量%であった。原料の成分組成を表2に示す。
Figure 2008161784
[2.焼成温度の条件の実験]
表2に示す原料に炭酸ナトリウムを添加して、R/Clが1.08となるように調製して、焼成用原料とした。該焼成用原料を電気炉に投入して、表3に示す焼成温度下で焼成物を得た。焼成温度(℃)及び焼成物の各成分残留率(%)を、表3に示す。
また、表3に示す結果のうち、「焼成温度と塩素(Cl)残留率の関係」、「焼成温度と鉛(Pb)残留率の関係」及び「焼成温度と銅(Cu)残留率の関係」を各々、図1、図2、図3として示す。図1〜3から、焼成温度を1,100〜1,250℃にすれば、塩素残留率が3.2%以下であり、鉛残留率が3.9%以下であり、銅残留率が21.7%以下である、焼成物が得られることがわかる。
Figure 2008161784
[3.R/Clの条件の実験]
表2に示す原料に炭酸ナトリウムを添加して、表4に示すR/Clの値を有する焼成用原料を調製した。調製した焼成用原料を電気炉に投入して、1,200℃の焼成温度下で焼成物を得た。R/Clの値及び焼成物の各成分の残留率(%)を、表4に示す。
また、表4に示す結果のうち、「R/Clと塩素(Cl)残留率の関係」、「R/Clと鉛(Pb)残留率の関係」及び「R/Clと銅(Cu)残留率の関係」を各々、図4、図5、図6として示す。図4〜6から、焼成温度が1,200℃である場合、焼成用原料のR/Clを0.7〜1.7にすれば、塩素残留率が0.81%以下であり、鉛残留率が5.98%以下であり、銅残留率が21.4%以下である、焼成物が得られることがわかる。
Figure 2008161784
以上の実験結果から、例えば、焼却主灰、焼却飛灰、溶融飛灰等の塩素を含む粉粒体を複数種類混合してなる混合物(混合物中に、石炭灰、建設発生土等の粉粒体を含んでもよい。)を処理対象とし、処理対象となる塩素を含む粉粒体のCaO/SiOの質量比、及び、R/Clの値を測定した後、必要に応じて他の塩素を含む粉粒体等を加えて、上記の2つの値が、特定の数値範囲内になるように、成分を調製して焼成用原料とすれば、最適な焼成温度下での焼成による熱エネルギーの削減(処理コストの削減)、及び、焼成物中の塩素、鉛及び銅の残留率の低減を図ることができる。
焼成温度と焼成物の塩素(Cl)残留率の関係を示すグラフである。 焼成温度と焼成物の鉛(Pb)残留率の関係を示すグラフである。 焼成温度と焼成物の銅(Cu)残留率の関係を示すグラフである。 R/Clと焼成物の塩素(Cl)残留率の関係を示すグラフである。 R/Clと焼成物の鉛(Pb)残留率の関係を示すグラフである。 R/Clと焼成物の銅(Cu)残留率の関係を示すグラフである。

Claims (2)

  1. (A)処理対象となる塩素を含む粉粒体の成分含有量を測定して、CaO/SiOの質量比、及び、R/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。)の値を得る工程と、
    (B)工程(A)の上記2つの値が、上記塩素を含む粉粒体を含有する焼成用原料を焼成して焼成物を得るための下記の条件:
    (i)焼成用原料のCaO/SiOの質量比 0.25〜0.70
    (ii)焼成用原料のR/Cl(式中、Rは、NaOの化学当量とKOの化学当量の和を表し、Clは、Clの化学当量を表す。) 0.7〜1.7
    を満たすように、工程(A)の塩素を含む粉粒体に対して、必要に応じて成分調整剤を加えて、焼成用原料を調製する工程と、
    (C)工程(B)で得られた上記焼成用原料を、焼成温度1,100〜1,250℃の範囲内で焼成し、焼成物を得る工程と、
    を含むことを特徴とする塩素を含む粉粒体の処理方法。
  2. 工程(C)で得られる上記焼成物が、該焼成物中の塩素残留率が4.0%以下、該焼成物中の鉛残留率が10%以下、及び、該焼成物中の銅残留率が80%以下のうち、少なくともいずれか1つの残留率の値を満たすものである請求項1に記載の塩素を含む粉粒体の処理方法。
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