JP2008161564A - 吸収性物品 - Google Patents

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弥生 福原
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Abstract

【課題】クッション性に優れ、着用者の肌にやわらかくフィットする突出部を有し、ムレやべたつきも生じにくい吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シート21、防漏シート3及びこれら両者間に配置された吸収層4を備えた吸収性物品1であって、前記吸収層4は、下部吸収層41、該下部吸収層41より肌当接面側に位置し、該下部吸収層41より小型の上部吸収層42、及び下部吸収層41と上部吸収層42との間に配されたクッション層43を具備しており、下部吸収層41及び上部吸収層42は、親水性繊維を主体とする繊維集合体からなり、上部吸収層42は、クレム吸水度が下部吸収層41より低く、単位重量当たりの液保持量が下部吸収層41より小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品において、着用者の体へのフィット性を向上させるために、吸収性物品の幅方向中央部に肌当接面側に突出した突出部を形成したものが知られている。また、その突出部を着用者に柔軟にフィットさせるために、該突出部にクッション性を付与した吸収性物品が知られている(特許文献1,2参照)。
実開平3−118727号公報 特表平11−504546号公報
しかし、特許文献1記載の吸収性物品においては、突出部の内部に、疎水性のクッション材が、高分子吸収剤を含む吸収シートに包まれた状態で配されており、該突出部の肌当接面の近傍に該吸収シートが位置している。しかも、疎水性のクッション材の存在によって、肌当接面の近傍の吸収シートから、クッション材の下方に位置する吸収層への液の移行が制限される。そのため、肌当接面の近傍に液が残り易く、ムレやべたつきが生じやすい。
特許文献2記載の吸収性物品においても、突出部の内部に空気を封入したエアバックが配されているため、特許文献1記載の吸収性物品と同様に、肌当接面の近傍に液が残り易く、ムレやべたつきが生じやすい。
従って、本発明の目的は、クッション性に優れ、着用者の肌にやわらかくフィットする突出部を有し、ムレやべたつきも生じにくい吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、防漏シート及びこれら両者間に配置された吸収層を備えた吸収性物品であって、前記吸収層は、下部吸収層、該下部吸収層より肌当接面側に位置し該下部吸収層より小型である上部吸収層、及び下部吸収層と上部吸収層との間に配されたクッション層を具備しており、下部吸収層及び上部吸収層は、親水性繊維を主体とする繊維集合体からなり、上部吸収層は、クレム吸水度が下部吸収層より低く、単位重量当たりの液保持量が下部吸収層より小さい、吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、クッション性に優れ、着用者の肌にやわらかくフィットする突出部を有し、ムレやべたつきも生じにくい。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンを示す図である。
本実施形態の生理用ナプキン1は、通常の生理用ナプキンと同様に縦長の形状を有しており、図2に示すように、液透過性の表面シート21と液不透過性又は液難透過性の裏面シート(防漏シート)3との間に液保持性の吸収層4を備えている。吸収層4は、下部吸収層41、該下部吸収層41より肌当接面側に位置し該下部吸収層41より小型である上部吸収層42、及び下部吸収層41と上部吸収層42との間に配されたクッション層43を具備しており、上部吸収層42は、下部吸収層41より、クレム吸水度及び液保持力が低い。
本実施形態の生理用ナプキン1(以下、単に生理用ナプキン1という)について詳述する。
生理用ナプキン1における肌当接面Pは、図2に示すように、複合表面シート2から形成されており、非肌当接面Qは、液不透過性又は液難透過性の裏面シート3から形成されている。複合表面シート2は、液透過性の表面シート21と、表面シート21の両側にヒートシール部23を介して連設された一対のサイドシート22とからなる。サイドシート22は、液不透過性又は液難透過性であり、例えば撥水性の不織布からなる。
生理用ナプキン1は、図1に示すように、その幅方向中央部に、着用者の肌側に向かって突出する中高部(突出部)5を有している。中高部5は、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部Aに形成されている。中高部5は、ナプキン1の長手方向における所定の長さに亘って延びており、概ね着用者の液排泄部から肛門のやや後方までに亘る長さを有している。
生理用ナプキン1における吸収層4は、図2に示すように、下部吸収層41、上部吸収層42及びクッション層43を具備する。
下部吸収層41は、ナプキン1の長手方向と同方向に長い形状を有し、平面視形状は、長手方向の両端部が円弧状とされた縦長矩形状である。下部吸収層41は、非肌当接面Qを形成する裏面シート3上に配されている。非肌当接面Qには、ショーツ等の衣類にナプキンを固定するための粘着部(図示略)が形成されている。
上部吸収層42は、中高部5における肌当接面Pの近傍に位置しており、より具体的には、肌当接面Pを形成する複合表面シート2の下面に隣接させて配されている。上部吸収層42は、下部吸収層41より小型であり、ナプキン1の長手方向及び幅方向の何れの方向の長さも下部吸収層41より小さい。上部吸収層42の幅は、下部吸収層41の幅の10〜90%、特に20〜80%であることが好ましい。上部吸収層42のナプキン長手方向の長さはウイング部6と同方向の長さと同程度である。ウイング部6は、下部吸収層41の両側縁から外方に延出した、裏面シート3と、複合表面シート2のサイドシート22部分とから形成されている。
上部吸収層42及びクッション層43は、何れもナプキン1の長手方向と同方向に長い矩形状に形成されている。
上部吸収層42、下部吸収層41、クッション層43の幅は、中高部5の最も高い部分を通る、ナプキン幅方向の断面(図2参照)において測定する。
クッション層43は、下部吸収層41と上部吸収層42との間に配置されている。ナプキンの長手方向における、中高部5が最も高く突出する部分において、クッション層43の幅は、下部吸収層41の幅の10〜90%、特に20〜80%であることが好ましく、クッション層43の幅は、上部吸収層42の幅の70〜120%、特に85〜115%であることが好ましい。
クッション層42の長さは、上部吸収層の長さによって異なるが、排泄領域(ウイング6の配されている部分)に配されていれば良く、上部吸収層が排泄領域を越えて後方に配されている場合には、50〜100%の長さであり、上部吸収層と下部吸収層が直接接する領域をその後部に有する部分では、液が上部吸収層から下部吸収層へ導かれ易い。一方、上部吸収層が排泄領域内にある場合には、90〜150%程度の長さであり、100%を越える場合には、後方部におけるクッション性が更に良好となる。図1における生理用ナプキン1の排泄領域は、(ウイング6の配されている部分であって、)長手方向長さが50〜70mm程度である。
クッション層43は少なくとも親水性で、好ましくは親水化された熱融着性繊維を主体とする繊維集合体からなり、その上下面間を液が透過可能になされている。上下面間を液が透過可能である場合には、上部吸収層42からクッション層43への液の移行と、クッション層43から下部吸収層41への液の移行とが同時に起こらない場合も含まれる。
中高部5は、図2に示すように、複合表面シート2における液透過性の表面シート21部分、上部吸収層42及びクッション層43から形成されている。中高部5は、着用者の液排泄部に柔軟にフィットし、該液排泄部から排泄された液をすばやく吸収する機能を有する。
このように液をすばやく吸収する機能は、以下の構成によって実現される。クッション層43は、圧力によって内部構造(主に親水化された繊維の集合構造、具体的には繊維間距離)が変化しやすい材料から構成され、低装着圧力(0〜15cN/cm2 程度)下ではクッション層の厚み変化が少ないため、クッション層の毛管力は上部吸収層と等しいか、上部吸収層や下部吸収層に比べて低く、中装着圧力(15〜40cN/cm2 程度)下では、クッション層が優先的に厚み変化をおこすため、クッション層の毛管力は上部吸収層より高く、下部吸収層よりは低い状態となる。
また、高装着圧力下(40cN/cm2 以上)では、クッション層の毛管力が最も高くなっているかクッション層と下部吸収体が略等しい毛管力を有する状態が好ましい。
なお、前記毛管力は、各々の構成材料における親水性と空間構造によって制御されるものであるため、その高低はクレム吸水度によって規定される。
前記低装着圧力下は、生理用ショーツのような専用下着やそれ以外の下着に生理用ナプキン1を取り付け、女性が着用した状態で加わる圧力であり、中装着圧力下は、着用状態で歩行等の軽い運動時に生理用ナプキンに主に部分的に加わる圧力である。この低装着圧では、上部吸収層とクッション層では毛管力の高い上部吸収層に液が留まりやすい状態であるが、上部吸収層での液拡散性が弱まった状態での局部的な液溜り部位や図2にあるような幅方向中央でクッション層に突出した部分からクッション層を通って下部吸収体bに液が移動する。また、上部吸収層の突出部分では、クッション層も周囲に比べて薄くなっているため、下部吸収体に液が移動しやすく形成されている。
中装着圧では、クッション層の毛管力が上部吸収層に比べて高いため、上部吸収層から液がクッション層に移動されやすくなっている。特に歩行時などでは部分的に圧力が加わるため、圧力が加わった部分では液の移動がおこり、圧力が加わらない部分(圧力が解放された部分)ではクッション層に留まる液がより毛管力が高くなっている下部吸収層へ導かれ易い。
高装着圧は、椅子等に座った状態や脚を交差させるなど、急激に大きな圧力が加わる状態が多い。このような高装着圧の状態で、前述したようにクッション層の毛管力が最も高くなっているかクッション層と下部吸収体が略等しい毛管力を有する状態となることは必要ではないが、高装着圧では下部吸収層に液が吸収された状態であってもその圧力で上部吸収層を通して液が戻ってしまう場合もあり、クッション層の毛管力が中装着時より高くなっていると、毛管力が高くかつ液の移動できる空間が小さくなっているため、液の戻り量を大きく減少することができる点で好ましい。
(クレム吸水度の測定方法)
クレム吸水度は、JIS P8141を下記の通り準用する。
ナプキン1(吸収性物品)から、上部吸収層42、下部吸収層41及びクッション層43をそれぞれ取り出し、製品の方向に合わせて、幅15mm、長さは取れる範囲にカットして試験片とする。
上部、下部吸収層42、41の何れかが、複数の吸収シートを重ね合わせて構成されている場合、全てのシートについて個別にクレム吸水度を測定し、最も吸水度の高い材料をもって代表値とすることが好ましい。
試験片切り出しに当たっては、押し切りカッターなど、シートを押しつぶす可能性のある切断方法は、結果に影響を及ぼす可能性が高く、好ましくない。特に綿状パルプやクッション層43など、嵩高な構造体では影響が大きい。特に幅12mmの切り出し(試験片の長手方向を切り出す時)は、ナイフ、カッター、剃刀等を用いて切断面が潰れないよう切り出す。
以下、JIS P8141に規定する冶具に試験片をセットし、試験液に生理食塩水を用いて、1分後のクレム吸水度を計測する。吸い上げ高さ判別を容易にするため、青色1号やメチレンブルー等の染料で試験液を適宜着色してもよい。
通常、全ての構成部材に対する吸水度は、試験片サイズ(長さ)で測定可能であるが、1分後の吸い上げ高さが万一試験片全長を超える場合、試験片2枚を縦につなぎ合わせて再測定してよい。具体的には継ぎ目で試験片を3mm重ねあわせ、片側から前記セロハンテープで軽く留めて測定を行う。このときセロハンテープ幅は試験片幅、同長さは20mmとして、貼り付けの影響が極力出ないよう留意する。
以上の測定を3回行い、その平均値をクレム吸水度とする。
また、クッション層43のクレム吸水度も重要である。前記の如く、クッション層43が低装着圧(0〜20g/cm2程度)の圧力では上部吸収層42から下部吸収層41への液移動を効果的に分断し、一方それ以上の装着圧(20〜50g/cm2程度)では上部吸収層42から効果的に液を引き抜いて下部吸収層41に受け渡すには、クッション層43のクレム吸水度が以下のようになっている必要がある。
該クッション層43のクレム吸水度が、
無加圧状態(荷重0)では45mm以下であり、
20g/cm2荷重相当圧縮下(以下荷重下クレム吸水度とする)では60mm以上 であり、
かつ該クッション層の該荷重下クレム吸水度が、
該上部吸収層のクレム吸水度より大きく、かつ
該下部吸収層のクレム吸水度より小さい。
荷重0のクッション材のクレム吸水度は、上記通常クレム吸水度で測定可能である。
荷重下クレム吸水度は、まず後述する圧縮試験でクッション材の20g/cm2厚みを測定し、適当な冶具にクッション材を挟んで圧縮して測定する。
具体的には、ステンレス製の120メッシュの金網2枚と、蝶ねじ4個を用意して4隅を固定できるようにする。
金網間にクッション材を挟み(同じクッション材を10mm程度間を開けて複数本並べても可)、ノギスを用いて隙間を正確に測定しながら蝶ねじを締め付けて、20g/cm2厚みに合わせていく。金網の前後左右のスキマを測って、均一に圧縮されているよう注意して準備する。以降の測定は、金網に挟んだまま吸い上げ高さを測ること以外は上記のクレム吸水度と同様である。
(単位重量当たりの液保持量の測定方法)
ナプキン(吸収性物品)から、上部吸収層42及び下部吸収層41を取り出す。下部吸収層41は大きい場合、適当なサイズに切り出して試験片としてもよい。例えば、吸収層中央部を幅50mm、長さ150mmに切り出して試験片としてよい。後述するように試験片を2つ折りなど重ならずに遠心分離にかけられるなら、下部吸収層そのままのサイズでも差し支えない。
不織布又はナイロンメッシュ等で、試験片が拡げたまま入るサイズの袋を作成し、予め袋の重量を計測しておく。該重量をW0とする。試験片夫々を予め秤量しておく。該重量をW1とする。試験片を該袋に拡げて入れ、過剰量の生理食塩水の入ったバットに1分間浸漬する。この後直ちに(試験片の入った)袋を取り出し、(株)コクサン製遠心分離機H−130Cのバスケット内周に固定し、2000回転/分(895G相当)で10分遠心分離したのち、袋ごと試験片を取り出して重量を測定する。該重量をW2とする。
以上の測定結果より、単位重量当り液保持量は、次式
液保持量(g/g)=(W2−W1−W0)/W1
で算出することができる。
上述したように、本実施形態の生理用ナプキン1によれば、クレム吸水度及び単位重量当たりの液保持量の何れについても、上部吸収層42が下部吸収層41より小さいため、上部吸収層42中に吸収された液が、中高部5が加圧されてクッション層43が圧縮されたときなどに、液吸収力の勾配により、スムーズに下部吸収層41へと移行する。そして、クッション層43の厚みが回復したときには、液を僅かにしか含まない状態の上部吸収層42が、肌当接面の近傍に位置することになり、そのため、肌当接面へのウエットバックや、ムレやべたつきの発生が防止されると共に、肌当接面上に排泄される次の液をすばやく吸収することができる。
肌当接面の近傍に多量の液が存在する状態をできるだけ減らし、肌当接面へのウエットバックや、ムレやべたつきが生じにくくする観点から、上部吸収層42のクレム吸水度は、40〜150mmであることが好ましく、より好ましくは45〜100mmである。
また、上部吸収層42から下部吸収層41への液の移行を促進し、肌当接面へのウエットバックや、ムレやべたつきが生じにくくする観点から、下部吸収層41のクレム吸水度は、少なくとも上部吸収層42よりも大きいことが好ましく、65mm以上であることが更に好ましく、より好ましくは80mm以上である。
上部吸収層42は、上述した如く繰り返しの液吸収に対して、液を下部吸収層42に受け渡した後は、元の状態にすばやく復帰し、再び液の一時保持が可能となることが望ましい。このため、該上部吸収層42は、少なくとも本質的に親水性の繊維集合体、例えば綿状パルプやレーヨン綿を主体とする。
このような繊維集合体は、吸液に伴って繊維間隙が狭まる、いわゆる「へたり」を生じ易い。一旦へたって狭くなった繊維間隙は、液が下層側に移行した後でも元の間隙に復元することはできない為、吸収空間が著しく狭まり、液の一時貯留機能を大きく損なう。これを防ぐ為には、該上部吸収層の親水繊維に適当な太さの熱可塑性繊維を混ぜることが効果的である。
該熱可塑性繊維は、湿潤弾性率が高く、吸液後吸収層がへたることを効果的に抑制できる。例えば、吸収層を2dtexのレーヨンステープルから構成するとき、レーヨンをカード開繊して綿状にする際に、繊度7dtex程度のポリエステル繊維を適宜混合することで、熱可塑性繊維を均一に混合した、へたりにくい吸収層を形成可能である。
上部吸収層42の好ましい液引き込み性を得るには、用いる親水性繊維の太さは1.4〜7dtex、より好ましくは1.6〜5dtexである。
同様に、へたりにくい補強のためには、用いる熱可塑性繊維の太さは、2.0〜14dtex、より好ましくは4〜11dtexである。尚、該熱可塑性繊維は親水化処理がなされているほうがより好ましい。
また、該熱可塑性繊維の配合比は、(親水性繊維と熱可塑性繊維全体重量に対し)20〜80%、より好ましくは25〜75%である。
また、肌当接面の近傍に多量の液が存在する状態をできるだけ減らし、肌当接面へのウエットバックや、ムレやべたつきが生じにくくする観点から、上部吸収層42の単位重量当たりの液保持量は、12g/g以下であることが好ましく、より好ましくは2〜10g/gである。
上部吸収層42から下部吸収層41への液の移行を促進し、また、下部吸収層41に充分な量の液を保持して、生理用ナプキン外への液漏れを防止する観点から、下部吸収層41の単位重量当たりの液保持量は、14g/g以上であることが好ましく、より好ましくは15〜28g/gである。
上部吸収層42と下部吸収層41との間に、上述した液保持力の大小関係を形成させる観点等から、下部吸収層41には、高吸水性ポリマーを含ませ、上部吸収層42には、高吸水性ポリマーを含ませないか、あるいは含ませたとしての下部吸収層に比して少量の高吸水性ポリマーを含ませることが好ましい。特に上部吸収層42には、高吸水性ポリマーを実質的に含ませないこと(例えば、上部吸収層42中、5重量%未満)が好ましい。
上部吸収層42に含有させる場合の高吸水性ポリマーの坪量は、25g/m2未満であることが好ましい。
また、上部吸収層42と下部吸収層41との間に、上述したクレム吸水量の大小関係を形成させる観点等から、下部吸収層41は、繊維材料、又は繊維材料及び高吸水性ポリマーを主体として構成され、該繊維材料が、紙や不織布など予め圧密シート化された繊維集合体であるか、あるいはエンボス加工により圧縮されて圧密化されていることが好ましい。図3に示す下部吸収層41は、繊維材料及び高吸水性ポリマーを主体として構成されており、熱エンボス加工によって、その片面側に、凹状のエンボス部46が多数形成されている。エンボス加工により繊維材料が圧密化されることによって、毛管力(クレム吸水度)が高められている。エンボス加工による凹状のエンボス部46は、下部吸収層41の何れの面にあっても良く、また、両面にあっても良いが、非肌当接面Q側の面に形成されていることが、クッション層43からの液の移行性を高める観点から好ましい。尚、エンボス加工は、熱エンボス加工又は超音波エンボス加工が好ましい。
同様に、上部吸収層42と下部吸収層41との間に、上述したクレム吸水量の大小関係を形成させる観点等から、下部吸収層41は、繊維材料を湿式抄紙によりシート状に形成した繊維シートからなることが好ましい。湿式抄紙により形成された繊維シートは、繊維が緻密であり、クレム吸水度や単位面積当たりの液保持量の高い下部吸収層が得られる。このような繊維シートは、ポリアミン・エピクロルヒドリン樹脂、ジアルデヒドデンプン、カルボキシメチルセルロースなどを湿潤紙力増強剤として配合したものであっても良い。
更に同様に、該下部吸収層41は、各種不織布形成工程によって形成されたシート材料であってもよい。例えばカード法やエアレイ法などによって堆積された親水性繊維を、バインダーとして酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸及びこれらの誘導体を用い、バインダー樹脂の水系エマルジョンを散布して乾燥して得られる、いわゆる(乾式の)レジンボンド不織布、又は乾式堆積時に熱可塑性繊維を適宜混合し、熱エンボス又はホットエアーで結合してシート化した、いわゆるサーマルボンド不織布を用いることができる。
下部吸収層41は、繊維材料、又は繊維材料及び高吸水性ポリマーを主体として構成されているものが好ましい。また、下部吸収層41に好ましく用い得る吸収シートとしては、図3に示すように、湿式抄紙により形成された繊維層47,48間に高吸水性ポリマー45がサンドイッチされており、これらが一体的に加圧されて一体化しているもの(例えば、特開平8−246395号公報に記載の吸収シート)や、繊維材料及び高吸水性ポリマーを混合状態で含む繊維集合体を厚み方向にプレスして圧密化したもの等が挙げられる。
下部吸収層41中の繊維材料としては、親水性のものを用いることが、下部吸収層41への液の移行性を確実に発現させる観点から好ましく、親水性の繊維材料としては、例えば針葉樹クラフトパルプや広葉樹クラフトパルプのような木材パルプ、木綿パルプ及びワラパルプ等の天然セルロース繊維、レーヨン及びキュプラ等の再生セルロース繊維、ポリビニルアルコール繊維及びポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維、が挙げられる。これらの中でもセルロース繊維が好ましく、特に、天然セルロース繊維及び再生セルロース繊維のような嵩高性のセルロース繊維が好ましい。コストの点からは、木材パルプを用いることが好ましく、特に針葉樹クラフトパルプが好ましい。これらのこのような親水性繊維は1種又は2種以上を用いることができる。また、上述の如く、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維及びポリエステル繊維等の合成繊維が適宜混合されてもよい。該合成繊維は界面活性剤により親水化処理したものが好ましい。
下部吸収層41中の親水性の繊維材料の割合は40〜100重量%、特に50〜75重量%であることが好ましい。下部吸収層41中の繊維材料中、親水性の繊維材料の割合は40%以上、更に好ましくは60%以上が好ましい。また、下部吸収層41には、加熱により溶融し相互に接着する繊維である熱融着性繊維を含ませても良い。熱融着性繊維としては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、低融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面が親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン複合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル複合繊維等を挙げることができる。複合繊維を用いる場合には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複合繊維の何れをも用いることができる。これらの熱溶融性繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。
下部吸収層41に含ませる高吸水性ポリマーとしては、従来公知のものを特に制限なく用いることができる。例えばデンプン、架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体が挙げられる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩を好ましく用いることができる。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合せしめた共重合体も好ましく使用し得る。これらの高吸水性ポリマーは、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。
クッション層43を構成する材(以下、クッション材ともいう)としては、ナプキンの使用時に着用者の肌によって加えられる程度の圧力によって、厚み方向に圧縮され、圧力から開放されたときに厚みを回復し得るものであって、上述したように、上下面間を液が透過可能なものを好ましく用いることができる。
クッション材としては、例えば、50gf/cm2 荷重下の圧縮率が50%以上(より好ましくは65%以上)であり、50gf/cm2 荷重下に1分間放置した後、無荷重下に戻したときの厚み回復率が80%以上(より好ましくは90%以上)のもの等を好ましく用いることができる。また、クッション層は、無荷重下(圧縮前)における厚み(単独状態において測定)が1〜mm以上、特に3〜12mmであることが好ましい。また、中高部5の突出高さT(図2参照)は、3〜30mmが好ましく、より好ましくは4〜17mmであり、更に好ましくは7〜15mmである。
(50gf/cm2 荷重下の圧縮率、20gf/cm2荷重下の厚み、無荷重下に戻したときの厚み回復率、の測定方法)
ナプキン(吸収性物品)に用いるクッション材、あるいはナプキン(吸収性物品)から取り出したクッション材を、予め25℃/55%環境下に1日放置してひずみを開放させた上で試験片とする。
圧縮測定にはカトーテック(株)製圧縮測定器 KES-G5を用いた。
試験片は該測定器のヘッド(10mmφ)以上であればよい。
試験片を装置にセットし、標準設定条件で、ヘッドスピード10mm/分で計測を行う。測定条件は標準条件とするが、最大圧縮点(50g/cm2)でヘッドを一旦停止し、1分間保持した後標回復方向の測定を行った。準条件ではチャートは往路/復路両方が描かれるので、以後の数値計算は得られたチャート上で行い、必要に応じてチャートを拡大して用いる。
クッション材初期厚みd0;チャート上往路(圧縮行程)の0.5g/cm2時の厚み
クッション材20g/cm2厚みd20;チャート上往路の20g/cm2時の厚み
クッション材50g/cm2厚みd50;チャート上の50g/cm2時の厚み
回復厚みdf;復路で、圧縮応力(縦軸)が0g/cm2になった時の厚み
以上を元に、
50gf/cm2 荷重下の圧縮率;(d50−d0)/d0 ×100(%)
厚み回復率;df/d0 ×100(%)
クッション材としては、合成繊維を主体として構成された不織布や、ウレタン発泡体に親水化処理を施したもの等を用いることができる。合成繊維を主体として構成された不織布を2層以上に積層してクッション材として用いることもできる。
合成繊維を主体として構成された不織布としては、捲縮繊維、特に潜在捲縮性繊維が螺旋状に捲縮して生じたコイル状繊維を含む不織布が好ましい。コイル状繊維には圧縮されると、それに抗して元の状態に戻ろうとする性質があるので、コイル状繊維を含む不織布は、厚み方向のクッション性や弾性が良好になる。
潜在捲縮性繊維は、例えば、収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなり、具体的には、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料の例としては、例えば、エチレン−プロピレンランダム共重合体(EP)とポリプロピレン(PP)との組み合わせが好適に挙げられる。
潜在捲縮性繊維(捲縮を発現したコイル状繊維を含む)は、クッション層43中に20〜重量%以上含まれていることが好ましく、25〜75重量%含まれていることが更に好ましい。また、コイル状繊維としては、熱以外の方法により螺旋状に成形したものを用いることができる。また、コイル状(螺旋状)の捲縮に限られず、2次元的または3次元的な捲縮を有するものを用いても、クッション性や弾性に富むものが得られる。
潜在捲縮性繊維が螺旋状に捲縮して生じたコイル状繊維を含む不織布は、例えば、非熱収縮性繊維と潜在捲縮性繊維との混合積繊物を熱処理して得られる。また、潜在捲縮性繊維からなる繊維集合体(不織布であっても良い)に、非熱収縮性繊維からなる繊維集合体(不織布であっても良い)を積層して部分的に一体化した後、これに熱処理を加えて得られたものであっても良い。
図1及び図2に示す生理用ナプキン1について更に説明すると、図1及び図2に示すように、表面シート21は、中高部5を囲むように形成されたエンボス溝7において、下部吸収層41と一体化されている。このエンボス溝7を形成する際のエンボス加工においては、下部吸収層41上にクッション層43と上部吸収層42を重ねた状態で、表面シート21及び下部吸収層41を加圧圧縮しており、表面シート21及び上部吸収層42によって押圧されたクッション層43は、図2に示すように、中高部5の幅方向中央部に位置する部分が、該中高部5の幅方向両端部に位置する部分に比して大きく圧縮されている。そして、中高部5の幅方向(ナプキンの幅方向と同じ)の断面(図2参照)において、該クッション層43の上面43aが上方に向けて凹に湾曲した形状となっている。
クッション層43がこのような形状を有することによって、中高部5の中央部付近において、上部吸収層42から下部吸収層41へと確実に移行すると共に、中高部5の両側縁近傍において、クッション材43がクッション性を充分に発揮する。
そのため、クッション性及び液の移行性に一層優れている。
中高部5のクッション性を最も好ましく発現するには、表面シート21に伸縮性を有するシートを選択することが好ましく、該表面シート21が、縦横いずれの方向にも伸縮性を有することが更に好ましい。このような表面シートとしては、ウレタンフィルムなどのエラスティックフィルムに所定のパターンで開孔した開孔フィルムの他、エアスルー不織布上に潜在捲縮繊維を積層し、ピンエンボスなどの離散的なパターンでエンボス一体化し、ピンテンターを用いて任意の収縮率で熱風収縮させて得られる、縦横両方向に伸縮可能な表面シート(エアスルー不織布側を肌当接面側として使用する)が好ましく使用できる。
以上、本発明の吸収性物品の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に制限されることなく適宜適宜変更が可能である。
例えば、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンに代えて、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド、使い捨ておむつ等であっても良い。また、生理用ナプキン等は、ウイング部6や、ナプキンの後方部において側方に拡がる後部フラップ部7を有しないものであっても良い。また、中高部(突出部)5における表面シート21と上部吸収層42との間にクッション層43と同様の材料からなる薄型のクッション層を設けても良い。
また、クッション層43とは異なる薄型の透過性材料、例えば親水性繊維からなる不織布透過層を設けてもよい。この場合の親水性繊維は、親水化された合成繊維を含む意味である。該透過層は、表面シート21と伸縮自在に取り付けられるのが最も好ましく、例えば熱風収縮によって伸縮性を発現する表面シートに対し、該透過層を予め該表面シートにドット状など離散的なパターンでエンボス一体化し、しかる後に熱風収縮処理を施すことで全体に伸縮性を与えることが最も好ましい。
また、肌当接面Pを、液透過性の表面シート21のみから構成させても良い。
また、中高部5の長さ、並びに上部吸収層42の長さは、目的やナプキンの用法に応じて適宜調整可能である。例えば、ナプキンが昼用長時間を想定している場合、該中高部5長さ、該上部吸収層42長さ共にウイング部6と同方向の長さと同程度としても良い。この場合排泄部周辺へのフィット性が高く、かつ臀裂付近にまとわりつく感じのない快適な装着感を得ることができる。更に異なる形態として、該上部吸収層42長さがウイング部6と同方向の長さと同程度、該中高部5長さが製品全長の50%程度で、着用者の肛門後方付近まで延長された形態を取ることもできる。この場合、中高部5は、上部吸収層42後端以降は表面シート21のみで形成された中空の構成体となるが、臀裂に柔らかく密着し、違和感がなく、臀裂部を伝って後ろ流れする液を効果的に吸収するという点で好適に実施可能な形態となる。
上部吸収層42のナプキン長手方向の長さは、中高部をフィットさせたい目標のサイズに応じて任意に決定することができる。例えば、前記の如く概ね着用者の液排泄部から肛門のやや後方にまで亘ってフィットさせ、且つ着用者に着用違和感を感じさせないためには、該長手方向の長さは該下部吸収層41全長の35〜80%、特に40〜70%である。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンを示す斜視図である。 図2は、図1に示すII−II線断面図である。 図3は、下部吸収層として用い得る吸収シートの一例を示す図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 複合表面シート
21 表面シート
22 サイドシート
3 裏面シート(防漏シート)
4 吸収層
41 上部吸収層
42 下部吸収層
43 クッション層
5 中高部(突出部)
7 エンボス溝

Claims (5)

  1. 表面シート、防漏シート及びこれら両者間に配置された吸収層を備えた吸収性物品であって、
    前記吸収層は、下部吸収層、該下部吸収層より肌当接面側に位置し該下部吸収層より小型である上部吸収層、及び下部吸収層と上部吸収層との間に配されたクッション層を具備しており、
    下部吸収層及び上部吸収層は、親水性繊維を主体とする繊維集合体からなり、
    上部吸収層は、クレム吸水度が下部吸収層より低く、単位重量当たりの液保持量が下部吸収層より小さい、吸収性物品。
  2. 前記クッション層が、親水性であり且つそのクレム吸水度が前記上部吸収層よりも小さい請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記上部吸収層が綿状パルプを主体とする繊維集合体からなり、前記下部吸収層が親水繊維シートと吸水ポリマーとを主体とする繊維集合体からなる請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記下部吸収層は、繊維材料、又は繊維材料及び高吸水性ポリマーを主体として構成されており、繊維材料が、エンボス加工により圧密化されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
  5. 吸収性物品は、実質的に縦長に形成されており、肌当接面を形成するシート、前記上部吸収層及び前記クッション層が、吸収性物品の幅方向中央部に、肌当接面側に突出する突出部を形成しており、
    前記肌当接面を形成するシートが、吸収性物品の長手方向両側における前記突出部の近傍に形成されたエンボス溝において前記下部吸収層と一体化されており、
    前記クッション層は、突出部の幅方向中央部に位置する部分が、該突出部の幅方向両端部に位置する部分に比して大きく圧縮されており、突出部の幅方向の断面において、該クッション層の上面が上方に向けて凹に湾曲した形状となっている、請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
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