JP2008160675A - 画像生成装置、複製制御装置、プログラム、および印刷媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷された制御情報の画像と網点画像とを区別し、例えば誤検知による生産性の低下を抑制する。
【解決手段】原画像を取得するプリントデータ取得部32と、原画像の処理を制御するための付加情報を取得し付加情報を符号化する付加情報符号化部36と、符号化された制御情報から所定の形式画像を配置して背景画像を生成する背景画像生成部42と、所定の周期性を有する網点によって表現される原画像と背景画像生成部42により生成された背景画像とを合成する画像合成部44と、合成された画像を出力する画像形成部とを備え、背景画像生成部42は、原画像を表現する網点の有する周期性に対し周期を形成しないように形式画像を配置して背景画像を生成する。
【選択図】図3
【解決手段】原画像を取得するプリントデータ取得部32と、原画像の処理を制御するための付加情報を取得し付加情報を符号化する付加情報符号化部36と、符号化された制御情報から所定の形式画像を配置して背景画像を生成する背景画像生成部42と、所定の周期性を有する網点によって表現される原画像と背景画像生成部42により生成された背景画像とを合成する画像合成部44と、合成された画像を出力する画像形成部とを備え、背景画像生成部42は、原画像を表現する網点の有する周期性に対し周期を形成しないように形式画像を配置して背景画像を生成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像生成装置、複製制御装置、プログラム、および印刷媒体に関する。
近年、プリンタや複写機などの画像形成装置によって形成される印刷紙に、通常の画像に加えて所定の制御情報を重畳させて印刷する技術が注目されている。この所定の制御情報としては、例えば、複製禁止の情報を埋め込み、読取装置(スキャナ)にてこの複製禁止の情報を読み込んだ際には複写を禁止するものがある。また、例えば、位置情報と識別情報とを含む制御情報を埋め込み、例えば特殊なペンによって読み込まれた筆記情報を原稿の画像情報に反映させる技術も存在する。
ここで、通常の画像に重畳される従来の制御情報が、例えば周期性を持って配置されたパターン画像である場合には、網点画像との区別が難しく、この網点画像を制御情報と誤検知する危険性があった。また、例えば網点の周期性に着目して網点を除去すると、パターン画像も除去されてしまう問題がある。
ここで、通常の画像に重畳される従来の制御情報が、例えば周期性を持って配置されたパターン画像である場合には、網点画像との区別が難しく、この網点画像を制御情報と誤検知する危険性があった。また、例えば網点の周期性に着目して網点を除去すると、パターン画像も除去されてしまう問題がある。
公報記載の技術として、読取装置を利用した複製の動作時に検知可能なコードデータ(複製動作を制御するための情報)をパターン画像に対応付けておき、複製動作を禁止したり禁止を解除するための制御情報を表すことが可能なようにパターン画像を所定間隔で2次元状に配列する技術が存在する(例えば、特許文献1参照。)。かかる技術では、例えば複数種類のパターン画像を2次元状に配列して所定サイズのパターン画像領域を複数種類だけ生成し、この複数種類のパターン画像領域を、所定の規則に従って繰り返し配置して背景画像を生成している。
また他の公報記載の技術として、各々異なるウィンドウもしくは各々異なるスクリーン線数によって入力画像の所定領域の網点らしさに対応する値を算出し、これら算出された網点らしさに対応する値に基づき所定領域が網点領域であるか否かを判断する技術が存在する(例えば、特許文献2参照。)。
本発明は、印刷された制御情報の画像と網点画像とを区別し、例えば誤検知による生産性の低下を抑制することを目的とする。
本発明が適用される画像生成装置は、原画像を取得する原画像取得手段と、前記原画像取得手段により取得した前記原画像の処理を制御するための制御情報を取得し当該制御情報を符号化する符号化手段と、前記符号化手段により符号化された前記制御情報から所定の形式画像を配置して背景画像を生成する背景画像生成手段と、所定の周期性を有する網点によって表現される前記原画像と前記背景画像生成手段により生成された前記背景画像とを合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成された画像を出力する出力手段とを備え、前記背景画像生成手段は、前記原画像を表現する網点の有する周期性に対し周期を形成しないように前記形式画像を配置して前記背景画像を生成することを特徴とする。
ここで、前記背景画像生成手段は、前記背景画像を構成する所定の形式画像と隣接する他の形式画像との距離を異ならせて配置することを特徴とする。
また、前記背景画像生成手段は、前記形式画像が配置される列を配置方向(列の方向)または当該配置方向に直交する方向にずらし、または当該形式画像を配置する行を配置方向(行の方向)または当該配置方向に直交する方向にずらして当該形式画像を配置することを特徴とする。
更に、前記背景画像生成手段は、前記背景画像の中の注目形式画像と当該注目形式画像に対して縦方向および横方向の4つの近接形式画像との距離のうち、少なくとも1つ以上において距離の大きさが異なるように当該形式画像を配置することを特徴とする。
また、前記背景画像生成手段は、前記背景画像の中の注目形式画像と当該注目形式画像に対して縦方向および横方向の4つの近接形式画像との中心を結ぶ各々の線分が成す角度のうち、少なくとも1つ以上において90度とならないように当該形式画像を配置することを特徴とする。
更に、前記背景画像生成手段は、前記形式画像が配置される縦方向の間隔と横方向の間隔とが異なることを特徴とする。
また、前記背景画像生成手段は、前記形式画像が配置される列を配置方向(列の方向)または当該配置方向に直交する方向にずらし、または当該形式画像を配置する行を配置方向(行の方向)または当該配置方向に直交する方向にずらして当該形式画像を配置することを特徴とする。
更に、前記背景画像生成手段は、前記背景画像の中の注目形式画像と当該注目形式画像に対して縦方向および横方向の4つの近接形式画像との距離のうち、少なくとも1つ以上において距離の大きさが異なるように当該形式画像を配置することを特徴とする。
また、前記背景画像生成手段は、前記背景画像の中の注目形式画像と当該注目形式画像に対して縦方向および横方向の4つの近接形式画像との中心を結ぶ各々の線分が成す角度のうち、少なくとも1つ以上において90度とならないように当該形式画像を配置することを特徴とする。
更に、前記背景画像生成手段は、前記形式画像が配置される縦方向の間隔と横方向の間隔とが異なることを特徴とする。
本発明が適用される複製制御装置は、網点により形成される原画像と、当該網点の周期性に対し周期を形成しない位置に形式画像が配置され当該原稿の複製を制御するための制御情報を含ませた背景画像とが媒体上に形成された原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた原稿の画像データから前記網点を低減する網点低減手段と、前記網点低減手段により前記網点が低減された画像データから前記背景画像に含まれる前記形式画像を検出し、前記制御情報を取得する制御情報取得手段と、前記制御情報取得手段により取得された前記制御情報によって前記原稿の複製を制御する制御手段とを含む。
また、前記制御手段による制御に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段を更に備えたことを特徴とする。
本発明が適用されるプログラムは、コンピュータに、原画像を取得する機能と、前記原画像の処理を制御するための制御情報を取得し当該制御情報を符号化する機能と、符号化された前記制御情報から所定の形式画像を配置して背景画像を生成する背景画像生成機能と、所定の周期性を有する網点によって表現される前記原画像と前記背景画像生成手段により生成された前記背景画像とを合成する機能と、合成された画像を出力する機能とを実現させ、前記背景画像生成機能は、前記原画像を表現する網点の有する周期性に対し周期を形成しないように前記形式画像を配置して前記背景画像を生成することを特徴とする。
ここで、前記背景画像生成機能は、前記背景画像を構成する所定の形式画像と隣接する他の形式画像との距離を異ならせて配置することを特徴とする。
本発明が適用される印刷媒体は、記録紙上に網点により原画像が形成され、前記網点の有する周期性に対し周期を形成しない位置に形式画像を配置することによって、複製を制御するための制御情報を含ませた背景画像が前記記録紙上に形成される。
請求項1に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、例えば誤検知による生産性の低下を大幅に抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、周期性を有する網点画像と制御情報との区別を良好に行える。
請求項3に記載の発明によれば、周期性を有する網点画像と制御情報との区別を簡易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、周期性を有する網点画像と制御情報との区別を更に良好に行える。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、網点画像と制御情報との区別を更に良好に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、簡易な構成によって網点画像との区別を実現できる。
請求項2に記載の発明によれば、周期性を有する網点画像と制御情報との区別を良好に行える。
請求項3に記載の発明によれば、周期性を有する網点画像と制御情報との区別を簡易に行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、周期性を有する網点画像と制御情報との区別を更に良好に行える。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、網点画像と制御情報との区別を更に良好に行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、簡易な構成によって網点画像との区別を実現できる。
請求項7に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、複製制御の機能の信頼性を大幅に向上させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、信頼性を向上させた状態で、複製制御がなされた印刷出力を得ることが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、信頼性を向上させた状態で、複製制御がなされた印刷出力を得ることが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、信頼性を向上させた複製制御機能を画像生成装置などに提供できる。
請求項10に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、網点画像と制御情報との区別を更に良好に行うことが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、網点画像と制御情報とを良好に区別できる印刷媒体を提供できる。
請求項10に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、網点画像と制御情報との区別を更に良好に行うことが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、網点画像と制御情報とを良好に区別できる印刷媒体を提供できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム1の全体構成を示す図である。この画像形成システム1は、原画像として、例えば所定の文字フォントからなる文書画像やデジタルカメラなどで撮像された写真画像などの前景画像を出力するクライアント端末2と、印刷機能(プリント機能)や複製機能(コピー機能)、例えばファクシミリ送信などの通信機能などを持ったいわゆる複合機3とが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワーク7を介して接続されている。クライアント端末2は1台に限らず、複数台数が接続されていてもよい。また、画像形成システム1では、プリントサーバなどの各種サーバ4がネットワーク7を介して接続されている。クライアント端末2は、例えばパーソナルコンピュータやワープロなどの画像情報を生成する機能を有するものであればよい。複合機3は、画像を所定の用紙に印刷出力するラスタースキャン(ROS)ベースのプリンタ5と、画像を読み取るスキャナ6とを備えている。但し、プリンタ5とスキャナ6とを互いに独立して配置し、ネットワーク7を介して接続される構成を採用することもできる。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成システム1の全体構成を示す図である。この画像形成システム1は、原画像として、例えば所定の文字フォントからなる文書画像やデジタルカメラなどで撮像された写真画像などの前景画像を出力するクライアント端末2と、印刷機能(プリント機能)や複製機能(コピー機能)、例えばファクシミリ送信などの通信機能などを持ったいわゆる複合機3とが、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワーク7を介して接続されている。クライアント端末2は1台に限らず、複数台数が接続されていてもよい。また、画像形成システム1では、プリントサーバなどの各種サーバ4がネットワーク7を介して接続されている。クライアント端末2は、例えばパーソナルコンピュータやワープロなどの画像情報を生成する機能を有するものであればよい。複合機3は、画像を所定の用紙に印刷出力するラスタースキャン(ROS)ベースのプリンタ5と、画像を読み取るスキャナ6とを備えている。但し、プリンタ5とスキャナ6とを互いに独立して配置し、ネットワーク7を介して接続される構成を採用することもできる。
この画像形成システム1では、例えば、クライアント端末2から複合機3に画像データを送信し、複合機3にて画像を印刷出力する、いわゆるネットワークプリンタの形態が取られており、例えば、ユーザがクライアント端末2から文書のプリント指示を複合機3に発することで、複合機3のプリンタ5からプリント画像が出力される。このとき、クライアント端末2のユーザは、クライアント端末2にインストールされているプリンタドライバにより端末の表示デバイス2bに表示されるメニュー画面を確認しながら、キーボードやマウスなどの入力デバイス2aを介してプリントする文書に埋め込む付加情報(原画像の処理を制御する情報)を設定入力する。
この付加情報(原画像の処理を制御する情報)には、例えば、複製禁止情報、条件情報などの複製を制御するための制御情報を含めることができる。ここで、複製禁止情報とは、プリント出力を指示した文書を複写機(複合機3を含む)で複製させないようにする(複製を禁止する)ことを示す情報である。条件情報とは、プリント出力を指示した文書を複製可能とする条件を示す情報であり、例えば、暗証番号、複製を許可するユーザID番号(例えば社員番号など)、複製禁止を解除する日時、複製を許可する複写機の機械番号、などを含んでいる。尚、付加情報には、これらの情報の他に、またはこれらの情報に加えて、例えば背景情報に埋め込まれる潜像文字列などの潜像情報などを含めることができる。
クライアント端末2のユーザによってこれらの情報が設定された後、プリント指示が発せられる。これを受けて、クライアント端末2のプリンタドライバは、文書データ(アプリケーションデータ)を、プリント記述言語で記述された所定のプリントデータへ変換し、付加情報をプリントデータのヘッダ部へ付加した後、ネットワーク7を経由して複合機3へ送信する。プリントデータとしては、図形、文字などの拡大、回転、変形などが自由に制御できる例えばページ記述言語(PDL:Page Description Language )形式のものを使用することができる。このPDLデータのヘッダ部には、印刷ジョブを送信したクライアント端末2のIP(Internet Protocol)アドレス、印刷ジョブを送信したユーザ名、印刷する文書ファイル名、印刷する文書のタイムスタンプ、文書ファイルに設定された機密レベル、文書ファイルに設定されたパスワードなどのコード化情報などが付加情報として付加されている。例えば、複製を禁止する必要がある機密文書などにこれらの付加情報が付加されている。
複合機3は、先ず受信したPDLデータを調べる。そして、例えば、複製禁止情報、条件情報などの何れか一つでも含まれていた場合には、予め定められたパターン画像(形式画像)を所定ルールに従って2次元状に配列した背景画像を生成し、PDLデータから生成される文書画像(原画像)に合成して印刷出力(プリント出力)する。例えば、受信したPDLデータに複製禁止情報、条件情報がどちらも含まれていない場合には、PDLデータから生成される文書画像のみを印刷出力する。
次に、スキャナ6およびプリンタ5を有する複合機3の機能について詳述する。
図2は、複合機3の一実施形態を示す機能ブロック図である。複合機3は、スキャナ6に設けられ画像を読み取る画像読取部11と、例えばゼログラフィを利用して所定の記録媒体に画像を記録する画像形成部21とを備えている。また、画像読取部11によって読み取られた画像から条件情報を検出する条件情報検出部12と、画像読取部11によって読み取られた画像から複製禁止情報を検出する複製禁止情報検出部13と、画像読取部11によって読み取られた画像を保持する記憶部の一例であるページバッファ14とを有する。また、本実施の形態における特徴的な構成として、条件情報検出部12および複製禁止情報検出部13による処理の前処理として、画像データから網点を除去(低減)する網点除去部22を備えている。この網点除去部22は、網点低減手段の一つとして機能し、特にパターン画像に近い線数の網点を除去(低減)する機能を有している。
図2は、複合機3の一実施形態を示す機能ブロック図である。複合機3は、スキャナ6に設けられ画像を読み取る画像読取部11と、例えばゼログラフィを利用して所定の記録媒体に画像を記録する画像形成部21とを備えている。また、画像読取部11によって読み取られた画像から条件情報を検出する条件情報検出部12と、画像読取部11によって読み取られた画像から複製禁止情報を検出する複製禁止情報検出部13と、画像読取部11によって読み取られた画像を保持する記憶部の一例であるページバッファ14とを有する。また、本実施の形態における特徴的な構成として、条件情報検出部12および複製禁止情報検出部13による処理の前処理として、画像データから網点を除去(低減)する網点除去部22を備えている。この網点除去部22は、網点低減手段の一つとして機能し、特にパターン画像に近い線数の網点を除去(低減)する機能を有している。
更に、複合機3は、例えばプリンタ5に設けられる各種機能として、複合機3の全体を制御する制御部15と、ユーザへの操作手順などの表示やユーザからの各種指示情報を入力するユーザインタフェース(I/F)部16と、ネットワーク7を介してクライアント端末2からPDLデータを受信したり、その他のネットワーク接続機器との間の通信機能を有するネットワークインタフェース(I/F)部17とを備えている。また、画像読取部11により読み取られた画像に対して所望の画像処理を施す画像処理部18と、合成画像を生成する合成画像生成部19と、画像処理部18からの画像と合成画像生成部19からの画像を切替出力する選択部20と、画像を用紙上に出力する例えばラスタースキャンベースの画像形成部21とを有する。
ここで、複合機3は、例えば“通常コピーモード”と“条件コピーモード”という2種類のコピー動作モードが設定可能であり、ユーザインタフェース(I/F)部16を介して設定されたコピー動作モードに応じて異なる動作をするように構成されている。即ち、このモード切替は、ユーザインタフェース(I/F)部16を介してユーザ指示が制御部15に伝えられ、制御部15が、複製禁止情報検出部13や条件情報検出部12、合成画像生成部19、網点除去部22などを制御することで実現する。例えば、複製禁止情報検出部13は、“通常コピーモード”に設定されているときに動作し、“条件コピーモード”では動作しないように設定される。条件情報検出部12は、“条件コピーモード”に設定されているときに動作し、“通常コピーモード”では動作しないように設定される。
画像読取部11は、図示しないプラテンガラス上に載置された原稿を読取光学系にて読み取り、この読み取った原稿画像に対してゲイン制御や色分解、あるいはホワイトバランス処理などの撮像信号処理を施している。そして、撮像信号処理後の画像(画像データR,G,B)を、網点除去部22を介して複製禁止情報検出部13および条件情報検出部12に入力するとともに、ページバッファ14に記憶する。ページバッファ14は、要求に合わせて、記憶してある画像データを条件情報検出部12や制御部15に送り、画像処理部18に送る。画像処理部18は、ページバッファ14に保持された原稿画像を読み出して、例えば、下地除去処理、空間フィルタによる強調処理などの画像処理を施す。
合成画像生成部19は、制御部15から受信したPDLデータをデコンポーズして文書画像を生成する。また、合成画像生成部19は、制御部15による制御のもと、複製禁止情報に対応するパターン画像あるいは条件情報に対応する複製条件パターン画像を含む背景画像を生成する。そして、背景画像と、先にデコンポーズしておいた文書画像や画像処理部18から受け取った読取画像とを合成する。
画像形成部21は、選択部20により選択出力された画像や制御部15から出力された画像に基づいて、例えば個々の印刷色用の2値化信号を生成する。例えば、RGB表色系の画像データをYCrCb表色系の画像データに変換し、さらにYCrCb表色系から、例えばCMYK表色系のへのマッピングを行う。そして、プリント出力用に色分解されたラスタデータ(2値化信号)を生成する。このようなラスタデータ化の処理に際して、カラー画像のCMY成分を減色するアンダーカラー除去(UCR)、あるいは減色されたCMY成分を部分的にK成分と交換するグレー成分交換(GCR)をする。更に、画像形成部21は、例えば電子写真方式にて印刷出力を行う機能を備えており、出力データ(CMYKなど)に応答して生成した2値化信号に基づいて光源(図示せず)を変調駆動して感光体ドラム(図示せず)上に静電潜像を形成し、さらに記録用紙にトナーを転写させることで、印刷出力を得る。
図3は、合成画像生成部19の一実施形態を示す機能ブロック図である。本実施の形態が適用される合成画像生成部19は、画像処理部18を介して読取画像(スキャン画像)を取得する、原画像取得手段の一つとして機能する読取画像取得部31、制御部15を介してPDLデータなどの画像データを取得する、原画像取得手段の一つとして機能するプリントデータ取得部32、プリントデータ取得部32が取得した例えばPDLデータの分析(デコンポーズ)など、所定の文書画像を生成する文書画像生成部33、および文書画像生成部33により生成された文書画像を一時的に記憶する文書画像バッファ34を有する。尚、プリントデータ取得部32により取得され、文書画像生成部33により生成される文書画像には、例えばデジタルカメラで取得された写真画像などを含めることができる。
また、合成画像生成部19は、プリントデータ取得部32が取得した例えばPDLデータから複製禁止情報や条件情報などの付加情報(制御情報)を抽出する付加情報(制御情報)抽出部35、付加情報抽出部35により抽出された複製禁止情報や条件情報を符号化してコードデータを生成する付加情報(制御情報)符号化部36、パターン画像を保持するパターン画像保持部41を有する。このパターン画像は、複製禁止情報や条件情報などの複製を制御するための情報を符号化したコードデータに対応する複数種類のドットパターンで表されている。
付加情報符号化部36は、付加情報抽出部35から入力された条件情報のコード化データを誤り訂正符号化し、例えば複製禁止情報のコード化データと誤り訂正符号化された条件情報のコード化データを所定のコードデータに変換し、例えば画像1枚分に対応するコードデータの2次元配列を生成する。
尚、付加情報符号化部36は、付加情報抽出部35からだけでなく、制御部15を介して入力された複製禁止情報や条件情報を符号化してコードデータを生成することもできるようになっている。これによって、例えば付加情報を備えていない原画像に対しても、背景画像との合成が可能となる。また、例えば、プリントデータ取得部32により取得されたプリントデータに付加情報が含まれていない場合でも、また、読取画像取得部31にて取得された原画像に対しても付加情報を背景画像に含ませることが可能となる。
さらに、合成画像生成部19は、付加情報符号化部36により符号化されたコードデータ(付加情報)とパターン画像保持部41に保持されているパターン画像とに基づいて背景画像を生成する背景画像生成部42、背景画像生成部42により生成された背景画像を一時的に記憶する背景画像バッファ43、文書画像バッファ34から文書画像を読み出すとともに、背景画像バッファ43から背景画像を読み出し、両者を重ね合わせることで合成画像を生成する画像合成部44を有する。画像合成部44により生成された合成画像は、選択部20へ出力される。
背景画像生成部42は、付加情報符号化部36により生成されたコード配列とパターン画像保持部41に保持された各コードデータに対応するパターン画像とを参照し、禁複製パターン画像領域と条件パターン画像領域とが、所定の規則に従って2次元状に繰り返し配置された背景画像を生成する。本実施の形態では、網点のような周期性を持たずにコードパターンが配置された背景画像を生成している。
図4〜図9は、背景画像生成部42によって生成され、文書画像に重畳されるパターン画像(形式画像)の配置の例を示した図である。
まず図4は、注目パターン(注目パターン画像、注目形式画像)と近接パターン(近接パターン画像、近接形式画像)との距離が異なる場合のパターン画像の配置の例を示した図である。この図4に示されるパターン画像(例えば複製制御コード)は、注目パターンと、この注目パターン画像に対して縦方向および横方向の4つの近接パターンとの距離a,b,c,dのうち、少なくとも1つの大きさが異なるように配置されている。検知の信頼性を向上させるためには、この大きさが異なる配置として2つ以上の距離が異なることが好ましい。パターン画像は、例えば、各々「バックスラッシュ」と「スラッシュ」を形成するように画素が配置されている。
まず図4は、注目パターン(注目パターン画像、注目形式画像)と近接パターン(近接パターン画像、近接形式画像)との距離が異なる場合のパターン画像の配置の例を示した図である。この図4に示されるパターン画像(例えば複製制御コード)は、注目パターンと、この注目パターン画像に対して縦方向および横方向の4つの近接パターンとの距離a,b,c,dのうち、少なくとも1つの大きさが異なるように配置されている。検知の信頼性を向上させるためには、この大きさが異なる配置として2つ以上の距離が異なることが好ましい。パターン画像は、例えば、各々「バックスラッシュ」と「スラッシュ」を形成するように画素が配置されている。
ここで、「近接パターン」とは、パターン画像を2次元配置した場合の縦方向(例えば副走査方向)および横方向(例えば主走査方向)にて、注目パターンに隣接するパターン画像をいう。この例では、注目パターンに対して縦方向および横方向の4つの近接パターンが存在している。
これらの距離a,b,c,dの関係は、
a≠b=c=d、b≠a=c=d、c≠a=b=d、d≠a=b=c、
a=b≠c=d、a=c≠b=d、a=d≠b=c、
a=b≠c≠d、a=c≠b≠d、a=d≠b≠c、b=c≠a≠d、b=d≠a≠c、
c=d≠a≠b、
a≠b≠c≠d
の何れかをとることができる。そして、このパターン画像(例えば複製制御コード)の上記位置関係は、紙面に存在する全てのパターン画像に対して成り立つことは必ずしも必要ない。しかしながら、コード情報の検知の精度を上げるためには、全てのパターン画像に対して成り立っていることが望ましい。
a≠b=c=d、b≠a=c=d、c≠a=b=d、d≠a=b=c、
a=b≠c=d、a=c≠b=d、a=d≠b=c、
a=b≠c≠d、a=c≠b≠d、a=d≠b≠c、b=c≠a≠d、b=d≠a≠c、
c=d≠a≠b、
a≠b≠c≠d
の何れかをとることができる。そして、このパターン画像(例えば複製制御コード)の上記位置関係は、紙面に存在する全てのパターン画像に対して成り立つことは必ずしも必要ない。しかしながら、コード情報の検知の精度を上げるためには、全てのパターン画像に対して成り立っていることが望ましい。
図5は、注目パターンに対して近接パターンのなす角度が異なる場合のパターン画像の配置の例を示した図である。この図5に示すパターン画像(例えば複製制御コード)は、注目パターンと近接パターンとの各々の中心を結びこの結んだ線分の各々が形成する角度e,f,gのうち、少なくとも1つの大きさが90度にならないように配置されている。この角度の違いによって、パターン画像と網点画像とを区別している。尚、このようなパターン画像(例えば複製制御コード)の位置関係は、全てのパターン画像に対して成り立っている必要性はないが、信頼性をより向上させるためには、紙面に存在する全てのパターン画像に対して成り立っていることが望ましい。
図6は、行ごと(横列ごと)に、および/または列ごと(縦列ごと)に、例えば1行(1列)おきにパターン画像をシフトさせる例を示した図である。図6では、基本パターン画像に対して、行単位でhだけ紙面下向きにシフトさせた位置にパターン画像を配置している。また、基本パターン画像に対して、行単位でiだけ紙面上向きにシフトさせた位置にパターンを配置している。シフト方向としては、1列ごとに列単位で左右方向へシフトさせてもよい。このシフトさせる量は、各行(各列)おきで異ならせても良く(h≠i)、等しくしても良い(h=i)。
図7は、行ごと(横列ごと)に、および/または列ごと(縦列ごと)に、例えば1行(1列)おきにパターン画像をシフトさせる他の例を示した図である。この図7では、基本パターン画像から見て、1行おきに、行単位でjだけ紙面右向きにシフトした位置にパターンを配置している。また、基本パターン(基本パターン画像、基本形式画像)から見て1行おきに、行単位でkだけ紙面左向きにシフトした位置にパターン画像を配置している。このように1行ごとに行単位で左右方向にシフトさせている。尚、シフト方向としては、一列ごとに列単位で上下方向にシフトさせてもよい。シフトする量は、各行(各列)おきで異ならせても良く(j≠k)、等しくしても良い(j=k)。
図8は、ある一定の条件でパターン画像をシフトさせた他の例を示した図である。この図8の例では、注目パターンと横方向の第一近接パターンとによって形成される直線(例えば、各パターン画像の中心を通る直線)と、注目パターンと縦方向の第一近接パターンとによって形成される直線と、を描いたとき、2本の直線がなす角度l(エル)が、
45°≦ l < 90°
を満たす範囲内で、パターン画像を行単位で、一行ごとに横方向にシフトさせている。縦方向にシフトさせても良く、また、これらを組み合わせても良い。
45°≦ l < 90°
を満たす範囲内で、パターン画像を行単位で、一行ごとに横方向にシフトさせている。縦方向にシフトさせても良く、また、これらを組み合わせても良い。
図9は、縦方向(副走査方向)のパターン間隔と横方向(主走査方向)のパターン間隔とを異ならせてパターン画像を形成する例を示した図である。この図9に示す例では、縦方向のパターン間隔mと、横方向のパターン間隔nとの関係が、m>nとなっている。尚、この逆の関係、即ちm<nとしてもよい。このように、縦方向の間隔と横方向の間隔とを異ならせることで、網点と区別している。
このように、本実施の形態では、図4〜図9に示すように制御情報を表したパターン画像の配置を、網点の周期を乱した状態としている。この乱した状態としては、例えば背景画像を構成する所定のパターン画像と隣接する他のパターン画像との距離を異ならせて配置することや、パターン画像が配置される列を配置方向(列の方向)または配置方向に直交する方向(行の方向)にずらし、またはパターン画像を配置する行を配置方向(行の方向)または配置方向に直交する方向(列の方向)にずらしてパターン画像を配置することが挙げられる。尚、ここで用いる「直交」の文言は、完全に直角方向に交わるものだけに限定される意味ではなく、配置方向からずらされるものであればよく、直角からずれた方向(斜め方向)も含む。
また、背景画像の中の注目パターン画像とこの注目パターン画像に対して縦方向および横方向の4つの近接パターン画像との距離のうち、少なくとも1つ以上において距離の大きさが異なるようにパターン画像を配置することが挙げられる。更には、背景画像の中の注目パターン画像と注目パターン画像に対して縦方向および横方向の4つの近接パターン画像との中心を結ぶ各々の線分が成す角度のうち、少なくとも1つ以上において90度とならないようにパターン画像を配置することが挙げられる。更には、パターン画像が配置される縦方向の間隔と横方向の間隔とが異なることが挙げられる。
次に、図2および図3に示す複合機3にて実行される処理について説明する。
図10は、合成画像生成部19によって実行される画像合成処理の一手順を示すフローチャートである。ここでは、クライアント端末2から送信されたPDLデータなどのプリントデータに基づいて合成画像を印刷出力する形態で説明する。
図10は、合成画像生成部19によって実行される画像合成処理の一手順を示すフローチャートである。ここでは、クライアント端末2から送信されたPDLデータなどのプリントデータに基づいて合成画像を印刷出力する形態で説明する。
まず、制御部15は、ネットワークI/F部17を介して受信したプリントデータ(例えばPDLデータ)を内部メモリ(図示せず)に一旦記憶し、合成画像生成部19のプリントデータ取得部32(図3参照)は、制御部15からプリントデータを取得する(ステップ101)。以下、図3を用いて説明すると、合成画像生成部19のプリントデータ取得部32は、制御部15の内部メモリからPDLデータを受け取り、この受け取ったプリントデータを、文書画像生成部33と付加情報抽出部35へ出力する(ステップ102)。文書画像生成部33は、プリントデータを解釈して文書画像を生成し、文書画像バッファ34へ出力して保持する。ここで、生成される文書画像の解像度はプリンタ解像度に一致している。
付加情報抽出部35は、プリントデータのヘッダ部に付加情報が付加されているかどうかを調べる(ステップ103)。付加されている場合には付加情報を分解し、その付加情報に含まれる例えば複製禁止情報や条件情報を付加情報符号化部36へ出力する(ステップ104)。一方、ステップ103で付加情報が付加されていない場合には、付加情報符号化部36は制御部15から複製禁止情報や条件情報を取得する(ステップ105)。そして、付加情報符号化部36は複製禁止情報や条件情報を符号化する(ステップ106)。このとき、付加情報符号化部36は、所定領域サイズのコード配列を生成し、このコード配列を繰り返し配置する(ステップ107)。
このステップ107の処理を詳述すると、付加情報符号化部36では、複製禁止情報が入力されている場合、複製禁止情報に対して符号化を施して、所定領域サイズの禁複製コード配列を生成する。また付加情報符号化部36は、条件情報が入力されている場合、その条件情報に対して誤り訂正符号化を施して、所定領域サイズの条件コード配列を生成する。ここで、コード配列の各要素は、コードデータ“0”またはコードデータ“1”となっている。
尚、複製禁止情報が入力されていない場合、もしくはプリント出力が指示された文書を複写機で複製させないようにすることを示すものではない場合、禁複製コード配列を生成しないで、次の処理に移行する。
尚、複製禁止情報が入力されていない場合、もしくはプリント出力が指示された文書を複写機で複製させないようにすることを示すものではない場合、禁複製コード配列を生成しないで、次の処理に移行する。
ここで、付加情報符号化部36は、例えば、複数種類のコードデータを利用して、その条件情報を表し得るようにデータ列を生成する。また、このデータ列(条件コード;コード化された条件情報)を誤り訂正符号化する。そして、この誤り訂正したデータ列を、所定の大きさの2次元配列(単位2次元配列)に並べ替える。
その後、付加情報符号化部36は、生成した禁複製コード配列や条件コード配列を所定にルールに従って、複数個繰り返し配置し、好ましくは2次元状に配置し、背景画像に対応するパターン番号配列を生成する。尚、禁複製コード配列を生成していない場合には、生成されていない禁複製コード配列の部分に条件コード配列を配置する。また、条件コード配列を生成していない場合には、条件コード配列の部分には禁複製コード配列を配置する。
その後、付加情報符号化部36は、生成した禁複製コード配列や条件コード配列を所定にルールに従って、複数個繰り返し配置し、好ましくは2次元状に配置し、背景画像に対応するパターン番号配列を生成する。尚、禁複製コード配列を生成していない場合には、生成されていない禁複製コード配列の部分に条件コード配列を配置する。また、条件コード配列を生成していない場合には、条件コード配列の部分には禁複製コード配列を配置する。
ここで、背景画像生成部42は、付加情報符号化部36から取得されたパターン番号配列の各要素を参照し、そのパターン番号に対応したパターン画像をパターン画像保持部41から読み出す(ステップ108)。これによって、パターン画像の配列集合からなる背景画像を生成する。このとき、背景画像生成部42は、例えば制御部15から網点情報を取得する(ステップ109)。この網点情報は、プリントデータ取得部32、付加情報抽出部35、付加情報符号化部36を介して取得することもできる。背景画像生成部42は、取得した網点情報の網点の周期性に対し、この周期を乱した位置にパターン画像を配置するように、パターン画像の配列を修正する(ステップ110)。そして、この配列を繰り返し配置して背景画像を生成する(ステップ111)。その後、背景画像生成部42は、生成した背景画像を背景画像バッファ43へ保持する(ステップ112)。
画像合成部44は、背景画像バッファ43から背景画像を読み出し、それと平行して文書画像バッファ34から文書画像を読み出して、各画素データを合成することで、全体の合成画像を生成する(ステップ113)。そして、画像合成部44は、この生成した合成画像を、選択部20を介して画像形成部21(図2参照)に出力する(ステップ114)。画像形成部21は、取得された合成画像を記録紙上に印刷出力(プリント)する(ステップ115)。これによって、元の文書画像と、網点の周期性を持たない位置にてパターン画像が配列された背景画像(図4〜図9参照)とが合成された合成画像を得ることができる。
次に、このようにして生成された合成画像の利用形態、特に、複製装置における複製動作を制御する方法について説明する。ここで“複製動作を制御する”とは、複製動作を禁止することや、一定の制限範囲の中で複製動作を許容することを意味する。
図11は、図10に示した手順に従ってプリント出力された文書原稿の複製(複写)処理を示すフローチャートである。複合機3は、まず、“通常コピーモード(通常モード)”が指定されているか、“条件コピーモード(条件モード)”が指定されているかを認識する(ステップ201)。“通常コピーモード”が設定される場合には、ステップ202以下の処理が実行される。“条件コピーモード”が設定されている場合には、ステップ211以下の処理を実行する。
“通常コピーモード”が設定されている場合には、先ず、図2に示す画像読取部11がプラテン上に載置された文書原稿を読み取り(ステップ202)、読み取った原稿画像をページバッファ14へ保持するとともに、この読み取った原稿画像を網点除去部22に出力する。網点除去部22および複製禁止情報検出部13は、画像読取部11により読み取られた原稿画像中に禁複製コード(複製禁止コード)に対応するパターン画像が含まれているかどうか、すなわち禁複製コードの検出処理をして(ステップ203)、処理対象画像が複製禁止文書であるか否かを判定し(ステップ204)、その判定結果を制御部15に入力する。ここで、網点除去部22および複製禁止情報検出部13における処理は、画像読取部11から入力される画像信号と同期してリアルタイムに行なわれる。
制御部15は、複製禁止情報検出部13から取得された判定結果から、対象の文書が複製禁止文書か否かを判断する(ステップ204)。複製禁止情報検出部13から入力された判定結果が複製禁止文書である(複製禁止コードを検出している)旨を示しているときには、複製動作を中止して(ステップ209)、処理を終了する。一方、判定結果が複製禁止文書でない(複製禁止コードを検出していない)旨を示しているときには、制御部15は、画像処理部18からの画像を画像形成部21に入力するよう選択部20を制御し、複製を許可するため、以下のように複製動作を継続させる(ステップ205)。即ち、画像処理部18は、ページバッファ14に保持された原稿画像を読み出して、例えば、下地除去処理、空間フィルタによる強調処理、色変換処理、あるいはトーン補正処理など画像処理を施し、選択部20を介して画像形成部21に処理済の画像を出力する(ステップ206)。画像形成部21は、通常通り、画像処理部18側から入力された画像を用紙上に印刷出力して(ステップ207)、処理を終了する。このように、“通常コピーモード”においては、画像読取部11により読み取った原稿画像に禁複製コードを示すパターン画像が含まれている場合、それを複製禁止情報検出部13が検知することで複製動作を禁止することができる。一方、禁複製コードを示すパターン画像が含まれていない場合には、読み取った画像を用紙上にプリント出力することができるので、通常の複製動作が可能である。
一方、ステップ201で “条件コピーモード”の場合には、制御部15は、複合機3のユーザI/F部16を介して “条件コピーモード”の設定をユーザにうながす(ステップ211)。ユーザによる“条件コピーモード”の設定を受けて、制御部15は、ユーザI/F部16に、例えばユーザIDや暗証番号などを入力する登録画面を表示させる(ステップ212)。制御部15は、この登録画面を介してユーザにより入力された設定情報、例えばユーザIDと暗証番号の設定を認識する(ステップ213)。
次に、画像読取部11がプラテン上に載置された文書原稿を読み取り(ステップ214)、この読み取った原稿画像を、ページバッファ14へ保持するとともに、網点除去部22にも出力する。網点除去部22および条件情報検出部12は、画像読取部11により読み取られた原稿画像中に条件コードに対応するパターン画像が含まれているかどうか、すなわち条件コードの検出処理をし(ステップ215)、その処理結果を制御部15に出力する。
まず、制御部15は、条件情報検出部12から取得された検出結果から、条件コードが検出されたか否かを判定する(ステップ216)。そして、処理結果が条件コードを検出した旨を示していないときには、制御部15は、複製動作を中止させて(ステップ209)処理が終了する。一方、処理結果が条件コードを検出した旨を示しているときには、制御部15は、条件コードの内容を解析し(ステップ217)、対応する条件情報を特定する。条件コードは、プリント出力を指示された文書の複製動作を一定範囲で許容するための条件情報に対応するコードであり、例えば、暗証番号、複製を許可するユーザID番号(社員番号など)、複製禁止を解除する日時、複製を許可する複写機の機械番号、などを含めることができる。
制御部15は、例えば条件コードで表された機械番号と制御部15の内部ROM(図示せず)に保持されている機械番号(例えば登録機械番号)とを照合(比較)する(ステップ218)。検知した機械番号と予め保持されている登録機械番号の何れかとの一致が確認されるときには、ユーザI/F部16を介して入力されたユーザIDおよび暗証番号と、内部ROMに保持されているユーザIDおよび暗証番号すなわち登録ユーザIDおよび登録暗証番号とを照合(比較)する(ステップ219)。一致が確認された場合には、制御部15は、内部タイマ(図示せず)から現在の日時を読み出し、条件コードで表された複製禁止を解除する日時と照合(比較)する(ステップ220)。現在の日時が複製禁止を解除する日時を過ぎている場合には、解除条件に合致したものとして、制御部15は、画像処理部18からの画像を画像形成部21に入力するよう選択部20を制御し、ステップ205へ移行してコピー動作を継続させる。
一方、機械番号の照合(ステップ218)、ユーザIDおよび暗証番号の照合(ステップ219)、あるいは解除日時の照合(ステップ220)において、照合条件に合致しない(一致していない/時間が経過していない)ときには、解除条件に合致していないものとしてステップ209へ移行し、複製動作を中止して処理が終了する。
このように、“条件コピーモード”においては、画像読取部11により読み取った原稿画像に条件コードを示すパターン画像が含まれている場合、それを条件情報検出部12が検知することで、予め登録されている所定条件に合致する場合に限って複製動作を許容することができる。一方、条件コードを示すパターン画像が含まれていない場合には、読み取った画像を用紙上にプリント出力することができるので、通常の複製動作が可能である。
図12は、図11のステップ203に示す禁複製コード(複製禁止コード)の検出処理を示したフローチャートである。まず、図2に示す網点除去部22は、入力された画像データを“0”または“1”の2値データへ変換する処理(2値化処理)を行う(ステップ301)。次に、2値化された2値画像データのノイズ成分を除去(低減)する(ステップ302)。ノイズ除去としては、例えば、黒画素が連結している画素塊を求め、その画素塊の大きさ(連結画素数)が所定の範囲に収まっていない画素塊の各画素を白画素に置き換える。所定の範囲としては、斜線パターンは削除されず、それ以外のパターン(孤立ドットパターンや文書中の文字や図形など)が削除されるように適切な範囲を設定する。そして、ノイズ成分が除去された2値画像データから、網点を除去(低減)する(ステップ303)。
この網点の除去では、特にパターン画像に近い線数の網点を除去する。パターン画像とは近くない線数の網点であれば、複製禁止コードの検出に悪影響が少ないためである。この網点の除去の方法としては、注目画素に対して、例えば、上下左右4方向で注目画素から等距離の位置に網点画像が存在する場合は2を、上下左右4方向のうち3方向で注目画素から等距離の位置に網点画像が存在する場合は1を、それ以外の場合は0を、網点らしさを示すスコア値として割り当てる。尚、ここでは、上下左右4方向を対象としているが、上下左右方向に限られず、例えば、画像を、注目画素を中心に90°、180°、270°回転したとき重なるような位置関係で網点が存在する場合、スコア値を高く割り当てることができる。次に、画素それぞれに上記方法で割り当てたスコア値について、注目領域(例えば、注目画素を中心とした19×19画素の領域)の合計を算出し、その値が閾値を超えた場合、注目画素の画像を除去する。このとき、本実施の形態では、複製禁止に必要なコード情報は、例えば図4〜図9に示すような周期性を除外する関係からなる位置にパターン画像を配置しており、注目画素に対して、上下左右4方向で注目画素から等距離の位置にパターン画像が存在することはない。したがって、網点らしさを示すスコア値は低くなり、複製禁止コードは除去されない。
次いで、網点除去部22から網点除去後の2値画像データを取得した複製禁止情報検出部13は、例えば図4〜図9に示したような「スラッシュ」と「バックスラッシュ」の2種類の斜線パターン画像を検出するパターン検出処理をし、検出処理結果である、1画素2ビットの画像データをコード配列として出力する(ステップ304)。より詳しくは、2値化データで表された画像中の各画素の位置で、「スラッシュ」と「バックスラッシュ」のパターン画像(基準パターン)を順次当てはめて、テンプレートマッチングによりパターン画像を検出する。そして、例えば「バックスラッシュ」のパターン画像を検出した場合にはデータ“0”を出力し、「スラッシュ」に示すパターン画像を検出した場合にはデータ“1”を出力し、何れのパターン画像も検出できない場合にはデータ“2”を出力する。このように、画素データをコードデータに対応させて、コード配列として出力する。
その後、複製行為を制御するための制御情報に対応する“0”,“1”,“2”で表されたコード配列(前例では禁複製コード配列など)を、領域サイズに応じた所定サイズの小ブロックに分割する(ステップ305)。そして、領域分割されたブロック内に存在する配列データ“0”,“1”の個数を算出し(ステップ306)、また、配列データ“0”,“1”の個数の合計を算出する(ステップ307)。そして、得られた合計個数および得られた個数の比率に基づいて、ブロック属性を判定する(ステップ308)。
例えば、処理対象ブロックについて、全て配列データが“0”である所定サイズ(制御コード配列の領域サイズ)に対応する禁複製コード配列の内部に位置している場合、ブロック内部には所定個数以上の配列データ“0”に対応する斜線パターンが検出され、かつ“1”に対応する斜線パターンはほとんど検出されない。そこで、配列データ“0”に対応する斜線パターンの比率が高く、ほとんど1.0に近くなる。一方、処理対象ブロックについて、全て配列データが“1”である場合、配列データ“0”に対応する斜線パターンの比率は低く、ほとんど0.0に近くなる。
そこで、複製禁止情報検出部13は、以上の特性を利用して、ブロック属性を、例えば以下のようにして前判定(第1段階の判定処理)する。すなわち、
1)合計個数 >閾値Th1、かつ比率>閾値Th2の場合、処理対象ブロックは禁複製コード“0”の領域内に属する、
2)合計個数 >閾値Th1、かつ(1−比率)>閾値Th2の場合、処理対象ブロックは禁複製コード“1”の領域内に属する、
3)1)および2)の何れでもない場合には、処理対象ブロックは禁複製コード配列の領域内には属していない、と判定する。
ここで、閾値Th1は、ブロックサイズと制御コード配列の領域サイズからブロックに含まれる理論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。閾値Th2は、1.0に近い値を設定する(一例として、閾値Th2=0.95)。
1)合計個数 >閾値Th1、かつ比率>閾値Th2の場合、処理対象ブロックは禁複製コード“0”の領域内に属する、
2)合計個数 >閾値Th1、かつ(1−比率)>閾値Th2の場合、処理対象ブロックは禁複製コード“1”の領域内に属する、
3)1)および2)の何れでもない場合には、処理対象ブロックは禁複製コード配列の領域内には属していない、と判定する。
ここで、閾値Th1は、ブロックサイズと制御コード配列の領域サイズからブロックに含まれる理論的なパターン個数にマージンを加味して設定する。閾値Th2は、1.0に近い値を設定する(一例として、閾値Th2=0.95)。
複製禁止情報検出部13は、禁複製コード“0”と判定されたブロック数、および禁複製コード“1”と判定されたブロック数をそれぞれ別にカウントする。そして、このカウントされた値と閾値(例えばTh3)とを比較する(第2段階の判定処理)(ステップ309)。ここで、閾値Th3は、禁複製コードの種類数に応じて適宜調整するとよい。
このとき、禁複製コード“0”と判定されたブロック数が閾値Th3以上となり、かつ禁複製コード“1”と判定されたブロック数が閾値Th3以上となった場合、その画像を複製禁止文書と判定し(ステップ310)、それ以外は複製禁止文書に該当しないと判定し(ステップ311)、各判定結果を制御部15へ出力する(ステップ312)。
このように本実施の形態では、網点が除去(低減)された画像データから背景画像に含まれるパターン画像を検出し、制御情報を取得することで、例えば複製禁止文書か否かを判断している。網点が除去(低減)された後に、網点の周期性が乱されたパターン画像を検出することで、従来に比べて検出精度を飛躍的に向上させることが可能となる。
図13は、図11のステップ215に示す条件コードの検出処理を示したフローチャートである。まず、図2に示す網点除去部22は、入力された画像データを“0”または“1”の2値データへ変換する処理(2値化処理)を行う(ステップ401)。次に、2値化された2値画像データのノイズ成分を除去(低減)する(ステップ402)。そして、ノイズ成分が除去された2値画像データから、網点を除去する(ステップ403)。
その後、網点除去部22から網点除去後の2値画像データを取得した条件情報検出部12(図2参照)は、例えば図4〜図9に示したような「スラッシュ」と「バックスラッシュ」の2種類の斜線パターン画像を検出するパターン検出処理をし、検出処理結果である、1画素2ビットの画像データをコード配列として出力する(ステップ404)。そして、検知結果であるコード配列を、バッファメモリ(図示せず)に保持する(ステップ405)。バッファメモリに保持されたコード配列は、コードデータ“0”に対応する「バックスラッシュ」に示すパターン画像が検出された位置のデータが“0”、コードデータ“1”に対応する「スラッシュ」に示すパターン画像が検出された位置のデータが“1”、それ以外が“2”の1画素2ビットのコード配列となっている。
そして、条件情報検出部12は、バッファメモリに保持されたコード配列(画像データ)に基づいて、入力画像データの条件コード配列部分のスキュー角度を求める(ステップ406)。例えば、コードデータ(画素値)“0”または“1”のみの画素をハフ変換し、その角度軸上への投影分布のピークを求めることによって、スキュー角度を求める。尚、ハフ変換を利用したスキュー角度を求める手法は公知の技術であるので、より詳細な説明は省略する。また条件情報検出部12は、バッファメモリに保持されたコード配列(画像データ)を読み出し、検知されたスキュー角度を参照して、条件コード配列部分から2次元コードを検出する(ステップ407)。例えば、求められたスキュー角度に沿って画像をスキャンして“0”または“1”のデータ(コードデータの“0”または“1”に対応している)を取り出す。そして、このビット配列を1次元のデータ列(ビット列)に並べ替える(ステップ408)。その後、入力されたビット列に対して、所定の誤り訂正復号処理を行ない(ステップ409)、条件情報として復号し、この復号した条件情報を制御部15へ出力して(ステップ410)、処理が終了する。
このように、本実施の形態による複製禁止コードの検出処理、条件コードの検出処理によれば、複製禁止コードや条件コードが網点の周期性を有しない状態で形成されており、読み取った画像データに対して網点除去を行った場合でも複製禁止コードや条件コードが残ることになる。
尚、本実施の形態に示す上記処理は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)などのコンピュータ装置や複合機3内のコンピュータ装置などによって実現される。図示はしないが、より具体的には、各種ソフトウェアを実行し全体を制御するCPU、作業用のメモリであるRAM、画像処理プログラムなどの各種プログラムが格納されるROM等を備えている。また、ハードディスクドライブ(HDD)などの記憶媒体や、各種表示装置、入力装置、各種インタフェースなどのハードウェアを備えている。また、このプログラムは、コンピュータ装置を顧客に対して提供する際に、装置の中にインストールされた状態にて提供される場合の他、コンピュータ装置に実行させるプログラムをコンピュータ装置が読取可能に記憶した記憶媒体にて提供する形態が考えられる。この記憶媒体としては、例えばCD−ROM媒体等が該当する。また、これらのプログラムは、例えば、プログラム伝送装置によってネットワークを介して提供される形態もある。
2…クライアント端末、3…複合機、12…条件情報検出部、13…複製禁止情報検出部、15…制御部、19…合成画像生成部、21…画像形成部、22…網点除去部、35…付加情報(制御情報)抽出部、36…付加情報(制御情報)符号化部、42…背景画像生成部、44…画像合成部
Claims (11)
- 原画像を取得する原画像取得手段と、
前記原画像取得手段により取得した前記原画像の処理を制御するための制御情報を取得し当該制御情報を符号化する符号化手段と、
前記符号化手段により符号化された前記制御情報から所定の形式画像を配置して背景画像を生成する背景画像生成手段と、
所定の周期性を有する網点によって表現される前記原画像と前記背景画像生成手段により生成された前記背景画像とを合成する画像合成手段と、
前記画像合成手段により合成された画像を出力する出力手段とを備え、
前記背景画像生成手段は、前記原画像を表現する網点の有する周期性に対し周期を形成しないように前記形式画像を配置して前記背景画像を生成することを特徴とする画像生成装置。 - 前記背景画像生成手段は、前記背景画像を構成する所定の形式画像と隣接する他の形式画像との距離を異ならせて配置することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記背景画像生成手段は、前記形式画像が配置される列を配置方向(列の方向)または当該配置方向に直交する方向にずらし、または当該形式画像を配置する行を配置方向(行の方向)または当該配置方向に直交する方向にずらして当該形式画像を配置することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記背景画像生成手段は、前記背景画像の中の注目形式画像と当該注目形式画像に対して縦方向および横方向の4つの近接形式画像との距離のうち、少なくとも1つ以上において距離の大きさが異なるように当該形式画像を配置することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記背景画像生成手段は、前記背景画像の中の注目形式画像と当該注目形式画像に対して縦方向および横方向の4つの近接形式画像との中心を結ぶ各々の線分が成す角度のうち、少なくとも1つ以上において90度とならないように当該形式画像を配置することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 前記背景画像生成手段は、前記形式画像が配置される縦方向の間隔と横方向の間隔とが異なることを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
- 網点により形成される原画像と、当該網点の周期性に対し周期を形成しない位置に形式画像が配置され当該原稿の複製を制御するための制御情報を含ませた背景画像とが媒体上に形成された原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた原稿の画像データから前記網点を低減する網点低減手段と、
前記網点低減手段により前記網点が低減された画像データから前記背景画像に含まれる前記形式画像を検出し、前記制御情報を取得する制御情報取得手段と、
前記制御情報取得手段により取得された前記制御情報によって前記原稿の複製を制御する制御手段と
を含む複製制御装置。 - 前記制御手段による制御に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段を更に備えたことを特徴とする請求項7記載の複製制御装置。
- コンピュータに、
原画像を取得する機能と、
前記原画像の処理を制御するための制御情報を取得し当該制御情報を符号化する機能と、
符号化された前記制御情報から所定の形式画像を配置して背景画像を生成する背景画像生成機能と、
所定の周期性を有する網点によって表現される前記原画像と前記背景画像生成手段により生成された前記背景画像とを合成する機能と、
合成された画像を出力する機能と
を実現させ、
前記背景画像生成機能は、前記原画像を表現する網点の有する周期性に対し周期を形成しないように前記形式画像を配置して前記背景画像を生成することを特徴とするプログラム。 - 前記背景画像生成機能は、前記背景画像を構成する所定の形式画像と隣接する他の形式画像との距離を異ならせて配置することを特徴とする請求項9記載のプログラム。
- 記録紙上に網点により原画像が形成され、
前記網点の有する周期性に対し周期を形成しない位置に形式画像を配置することによって、複製を制御するための制御情報を含ませた背景画像が前記記録紙上に形成される、
印刷媒体。
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JP2006349513A JP2008160675A (ja) | 2006-12-26 | 2006-12-26 | 画像生成装置、複製制御装置、プログラム、および印刷媒体 |
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Cited By (1)
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JP2010178084A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理方法を実行するプログラム及び記録媒体 |
-
2006
- 2006-12-26 JP JP2006349513A patent/JP2008160675A/ja active Pending
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