JP2008160518A - 通信システム、管理装置、通信方法、及びプログラム - Google Patents

通信システム、管理装置、通信方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、PANを有するシステムにおいて、通信経路が冗長経路となるという問題点を解決することにある。
【解決手段】本発明は、現在使用している通信経路が冗長経路であるか否かを判断し、現在使用している通信経路が冗長経路であると判断された場合に、通信相手が信頼できる相手である、あるいはユーザが最適経路を優先的に利用したいと考えているなどのような、ユーザのポリシに従って最適経路切替を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、PAN収容システム及び経路最適化パケット配送システムにおいて、特に複数の通信リンクを介してネットワークへ接続される端末が複数集まってPANを構築し、そのPANを管理かつ収容するシステム及びそのシステムにおける経路最適化パケット配送システムに関する。
近年、携帯端末の固定・移動融合(FMC:Fixed Mobile Convergence)が注目されている。
ネットワークへ接続されるデバイスも、従来の主役であった携帯電話やPC(Personal Computer)に加えて、PDA、情報家電、センサーなどと多種多様となってきており、それらが相互に連携してユビキタスネットワークを構成している。これらの各端末は、IEEE802.15にて規定されるBluetooth、Zigbee、IrDA(Infrared Data Association)、あるいは、UWB(Ultra Wide Band)のような近距離無線を用いて相互に接続され、パーソナルエリアネットワーク(以下PAN)と呼ばれるローカルなアドホックネットワークを形成している。そして、効果的にPANのネットワーク資源を利用するシステムとして、PAN収容システムが存在する。
PAN収容システムにおいては、PANを構成する各種端末がそれぞれ固有の通信回線を保有していることが多く、また各端末はそれぞれ異なる特徴を有した機能を保持していることが多い。そのため、ユーザが使用しているアプリケーションの種類や、ユーザが移動中、在宅中、または業務中などといったその時々の状況に応じて、多種端末や多種通信回線を適材適所に利用できるという特徴がある(例えば、特許文献1)。
このようなPANシステムでは、コアネットワーク内に配備されたパケット転送装置が、携帯端末の通信フローを周辺端末宛にアドレス変換して行い、状況に応じたPAN端末へのフロー分散を実現している。この技術は、PAN端末の情報(フロー分散状況など)は、通信相手に対して隠蔽することができ、セキュリティ面での信頼性の高いシステムとなっている。
図7は、従来の一般的なPAN収容システムを示している。図7において、携帯端末1011、ノートPC1012、PDA1013、情報家電1014、及びPAN登録装置2が近距離無線100で接続され、PANを形成している。ここで、PAN端末間の通信は、近距離無線以外の通信手段を用いても構わない。各PAN端末は、アクセス網(#1)300−1やアクセス網(#2)300−2を通じてコアネットワーク200と接続する。
コアネットワーク200に設けられているPAN管理装置230は、PAN登録装置120から送信されるPAN端末情報を管理する。また、パケット転送装置240は、PAN管理装置230と連携し、適宜通信フローを各PAN端末に分散させる。SIPサーバ250は、アプリケーションでのセッション管理を行い、通信相手であるデータ配信装置6とPAN端末との間の通信で実現される。
特開2006−050552号公報
PAN収容システムでの通信における問題点は、通信経路が冗長経路となることである。特にPAN端末とPAN端末との間の通信の場合に冗長経路になる可能性が高い。
その理由は、PAN収容システムでは通信フローをPAN端末に分散させるために、コアネットワーク側にパケット転送装置を配備し、通信フローは必ずパケット転送装置を通過するようにして、そのパケット転送装置内で通信フローの宛先アドレスを変換することによりフロー制御を実現するからである。このように、必ずパケット転送装置を通過する冗長経路を使用した通信となることで、パケット転送遅延時間が増大してしまう、または、パケット転送装置の処理負荷が増大するという問題が発生する。
そこで、本発明は、冗長経路ではなく、最適経路を利用したPAN通信サービスを実現することで、伝送効率が向上し、かつパケット転送装置の処理能力改善を実現したPAN管理装置、パケット転送装置、PAN登録装置、及びパケット転送方法を提供することを目的とする。
また、PAN通信の利点の一つにPAN端末の隠蔽機能があるが、経路最適化機能と隠蔽機能とは背反する機能となるため、通信相手が悪質な攻撃や情報漏洩等を行わない信頼できる相手である場合、あるいはユーザが最適経路を優先的に利用したいと考えている場合などのように、ユーザのポリシに従って最適経路選択処理を実現するPAN管理装置、パケット転送装置、PAN登録装置、及びパケット転送方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための第1の発明は、
ネットワークを介して通信する通信システムであって、
前記ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークと、
パケットの送信先を前記パーソナルネットワークの代表アドレスから前記端末のアドレスに変換して送出するパケット転送手段と、
所定の条件を満たしている場合に、前記パケット転送手段を経由しない最適経路を用いて通信するように設定する設定手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明は、上記第1の発明において、
前記設定手段は、前記パケットの通信で使用している通信経路が冗長経路であると判断された場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明は、上記第2の発明において、
前記設定手段は、ルーティング情報に基づいて、前記通信経路が冗長経路であるか否かを判断することを特徴とする。
上記課題を解決するための第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明において、
前記設定手段は、通信相手が信頼できる場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする。
上記課題を解決するための第5の発明は、
ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークを管理する管理装置であって、
使用している通信経路が冗長経路であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果、冗長経路であると判断された場合に、最適経路を用いて通信するように設定する設定手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第6の発明は、上記第5の発明において、
前記設定手段は、ルーティング情報に基づいて、前記通信経路が冗長経路であるか否かを判断することを特徴とする。
上記課題を解決するための第7の発明は、上記第5又は第6の発明において、
前記設定手段は、通信相手が信頼できる場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする。
上記課題を解決するための第8の発明は、
通信方法であって、
ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークとの通信で使用している通信経路が冗長経路であるかを判断する判断ステップと、
前記判断の結果、冗長経路であると判断された場合に最適経路を用いて通信するように前記端末を設定する設定ステップと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第9の発明は、上記第8の発明において、
前記判断ステップは、ルーティング情報に基づいて、前記通信経路が冗長経路であるか否かを判断することを特徴とする。
上記課題を解決するための第10の発明は、上記第8又は第9の発明において、
前記設定手段は、通信相手が信頼できる場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする。
上記課題を解決するための第11の発明は、
ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークを管理する管理装置のプログラムであって、前記プログラムは前記管理装置を、
使用している通信経路が冗長経路であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果、冗長経路であると判断された場合に、最適経路を用いて通信するように設定する設定手段と
して機能させることを特徴とする。
本発明のPAN管理装置は、各PAN端末のアクセス帯域、端末ハードウェア仕様、対応可能なアプリケーション種別、サポートしているCODEC種別、あるいは現在使用中のアプリケーション情報等の端末の保有する能力情報を一元管理するPAN情報管理部に加えて、通信経路が冗長経路であるか否かを判断する手段を持つ最適化経路チェック処理部と、現在の通信経路が冗長経路を使用している場合には最適経路へ切り替える機能を利用するか否かを設定しているユーザポリシ情報を管理する手段を持つ最適化Policy制御部とを備える。
本発明のPAN登録装置は、PAN端末の能力情報を収集し、PAN管理装置へ通知するPAN登録処理部に加えて、PAN管理装置から最適化経路への切り替え指示を受信した場合に、PAN通信相手の宛先IPアドレスをPAN代表IPアドレスから該当端末の直接のIPアドレスへ切り替える手段を備えたことを特徴とする。また、ユーザによる任意の設定などにより、冗長経路による通信となっている場合に最適経路機能を適用させる通信相手に関する情報をPAN管理装置へ登録する手段を備える。
本発明によるパケット転送装置は、PAN管理装置からのフロー分散指示あるいはフロー集約指示に従って、通信フローの宛先を変換する手段を実現する転送処理部に加えて、PAN管理装置からの最適経路選択指示に従い、アドレス変換情報を解放するする手段を実現する最適経路処理部を備える。
本発明によれば、冗長経路ではなく最適経路を利用したPAN通信ができるようになり、パケット転送遅延時間を短縮できる。遅延時間に対する要求条件が厳しいアプリケーションを利用する場合には、特に有効である。
また、本発明によれば、冗長経路ではなく最適経路を利用したPAN通信ができるようになり、ユーザ通信フローが必ずしもパケット転送装置を経由する必要はなくなる。従って、パケット転送装置の処理負荷を軽減でき、処理能力向上及びリソース使用効率向上へとつながる。
また、本発明によれば、通信相手に対する最適経路の使用可否設定、すなわち通信相手に対する信頼度をPAN管理装置へ登録する手段を保有しているため、PAN端末情報の隠蔽というセキュリティ機能を保ちつつ、適宜、最適な状態で、最適な端末、最適な通信回線、最適な通信経路を利用したネットワークサービスをユーザへ提供することが可能となる。
本発明の特徴を説明するために、以下において、図面を参照して具体的に述べる。
図1は、本発明におけるPAN収容システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、PAN(Personal Area Network)収容システムは、PAN(Personal Area Network)100と、コアネットワーク200と、PANに属しているPAN端末の通信相手となるデータ配信装置60と、PAN100とコアネットワーク200との間を接続する複数のアクセス網とを有する。尚、ここでは、PAN端末の通信相手をデータ配信装置60を用いて説明しているが、これに限らず、例えば異なるPANに属しているPAN端末であっても良い。
PAN100は、PAN端末、PAN登録装置120等を有する。
PAN端末は、PANに属している端末であり、例えば、携帯端末1011、ノートPC1012、PDA1013、情報家電1014等である。このPAN端末は、それぞれがPAN以外に固有の通信回線を保有している通信端末である。尚、PANは、少なくとも一つ以上のリンク(回線)を介してコアネットワーク200と接続する端末が少なくとも一つ以上構成されていれば良く、必ずしも複数の端末である必要はない。以下の説明では、PANには、携帯端末1011、ノートPC1012、PDA1013、及び情報家電1014がPAN端末として属している構成を用いて説明する。
PAN登録装置120は、携帯端末1011、ノートPC1012、PDA1013、及び情報家電1014等のPANを構成している端末とBluetooth等の近距離通信回線で接続されている。PAN登録装置120は、図1に示しているように、PAN登録処理部121とアドレス切替処理部122とを有する。尚、ここで、PAN登録装置は、携帯端末、ノートPC、PDA、あるいは情報家電などの端末に実装され、それ自身がPAN端末となりPAN通信を行うことも可能な装置であってもよい。また、PAN端末間の通信インタフェースは近距離無線通信に限定されるものではなく、その他の無線技術や有線技術を用いた通信手段を利用しても良い。また、PAN端末間インタフェースは必ずしも近距離通信である必要はなく、ネットワーク上に分散配置されている端末間でPANを形成しても良い。
PAN登録処理部121は、近距離通信回線にPAN端末が接続することでデバイスが検出されると、各端末の能力情報やアクティブセッション情報などをPAN管理装置230に登録する。
アドレス切替処理部122は、通信経路を最適化する際に送信先アドレスをPAN代表IPアドレスから端末固有のIPアドレスへの切替処理を実行するものである。
コアネットワーク200は、PAN管理装置230及びパケット転送装置240を有する。
PAN管理装置230は、PAN情報管理部231と、最適経路チェック処理部232と、最適化Policy制御部233とを有する。
PAN情報管理部231は、PANに属するPAN端末のアクセス帯域、端末ハードウェア仕様、対応可能なアプリケーション種別、サポートしているCODEC種別、あるいは現在使用中のアプリケーション情報、IPアドレス等のルーティングに関する情報(トポロジ)などのPAN端末の能力情報であるPAN端末情報を管理する。
最適経路チェック処理部232は、通信経路が冗長経路か最短経路か否かを、PAN情報管理部231のPAN端末情報に基づいて判断する。例えば、PAN端末情報に登録されているPAN端末と通信相手とのIPアドレスやドメイン名を比較して、比較の結果、共に同一サブネット上に位置していたり、同一ベンダの管理アドレスを使用したりしていることがわかると、パケット転送装置240を介しての通信は冗長経路であると判断する。
最適化Policy制御部233は、通信相手が悪質な攻撃や情報漏洩等を行ったりしない信頼できる相手か否か、あるいは通信相手が経路最適化の許可を登録された通信相手か否かを判断する。詳細には、最適化Policy制御部233は、通信相手が最適化切替を無条件で行って良い設定となっている通信相手か否かを確認する。また、通信相手が最適化切替を条件付で許可する設定になっているか否かを確認する。尚、通信相手の最適化の許可のPolicy設定は、ユーザが個人の嗜好に応じて事前設定しておく構成、サービスを提供しているプロバイダが固定設定して(例えば、Whiteリスト設定のようなエリアを定義するなど)ユーザへ提供する構成、パケット転送装置などのネットワーク機器の負荷状況に応じて許可設定をダイナミックに変更する構成、ユーザが最適化を実行するか否かをリアルタイムでその時々で設定する構成、あるいは、その他の状況に応じてダイナミックに設定を変更する構成でも良い。
パケット転送装置240は、通信フローをPAN端末へ分散させるためのアドレス変換を行う転送処理部241と、通信経路を最適化する際にフロー管理情報を解放する最適経路処理部242とを含む。
図2に、それぞれが異なるPANに属しているPAN端末(#1)とPAN端末(#2)との間で通信する場合のPAN収容システムの構成ブロック図及び通信経路を示す。
図2では、PAN(#1)100−1に登録されている携帯端末(#1)1012−1とPAN(#2)100−2に登録されている携帯端末(#2)1012−2との間で通信しており、携帯端末(#1)1012−1はアクセス網(#2)300−2を通じてコアネットワーク200と接続され、携帯端末(#2)1012−2はアクセス網(#12)300−12を通じてコアネットワーク200と接続していることを示す。
従来のPAN収容システムの場合、携帯端末(#2)1012‐2から携帯端末(#1)1012−1に対してデータを送付する場合のデータの流れ(通信フロー)は、携帯端末(#2)1012−2、アクセス網(#12)300−12、パケット転送装置(#1)240−1、アクセス網(#2)300−2、携帯端末(#1)1012−1というように、パケット転送装置(#1)240−1を経由した通信経路500−1となる。
また、携帯端末(#1)1012−1から携帯端末(#2)1012−2への通信フローは、携帯端末(#1)1012−1、アクセス網(#2)300−2、パケット転送装置(#2)240−2、アクセス網(#12)300−12、携帯端末(#2)1012−2というように、パケット転送装置(#2)240−2を経由した通信経路500−2となる。この場合、通信経路は双方向ともにパケット転送装置を経由する冗長経路を利用していることになる。
これに対して、本発明によるPAN収容システムの場合、携帯端末(#1)1012−1から携帯端末(#2)1012−2への通信と携帯端末(#2)1012−2から携帯端末(#1)1012−1への通信とは双方向ともに最適化された通信経路500−3を使用する。
以降、図3の動作シーケンス図を用いて、本発明によるPAN収容システムの処理動作を説明する。図3は、図2のPAN(#1)100−1の携帯端末(#1)1012−1とPAN(#2)100−2の携帯端末(#2)1012−2とが通信している場合の動作シーケンスである。
PAN(#1)100−1では、まず携帯端末(#1)1012−1あるいは周辺端末(#1)1011−1は、PAN登録装置(#1)120−1が管理する近距離無線ネットワークへ接続することでデバイス検出される(ステップS1−1)。
その後、周辺端末(#1)1012−1あるいは携帯端末(#2)1012−2が保有している自身の通信インタフェース種別、アクセス帯域、CPU情報、画面サイズ、及びサポートCODEC種別などいった自端末の能力情報がPAN登録装置(#1)120−1内のPAN登録処理部(#1)121−1にて収集される(ステップS2−1)。
PAN登録装置(#1)120−1内のPAN登録処理部(#1)121−1がPAN管理装置(#1)230−1に携帯端末(#1)1012−1などのPAN(#1)100−1に属しているPAN端末を登録する(ステップS3−1)。
PAN管理装置(#1)230−1のPAN情報管理部(#1)231−1がPAN(#1)100−1のPAN端末情報を管理し、パケット転送装置(#1)240−1に対して携帯端末フローのアドレス変換指示を通知する(ステップS4−1)。
パケット転送装置(#1)240−1は、PAN代表アドレスと周辺端末(#1)1012−1とのアドレスの変換テーブルを持ち、該当フローについてはアドレス変換を実現できることになる。
また、PAN(#2)100−2においても上記同様に、以下のフローが行われる。
携帯端末(#2)1012−2あるいは周辺端末(#2)1011−2がPAN登録装置(#2)120−2内のPAN登録処理部(#2)121−2にてデバイス検出される(ステップS1−2)。
携帯端末(#2)1012−2あるいは周辺端末(#2)1011−2が保有する自端末の能力情報がPAN登録装置(#2)120−2にて収集される(ステップS2−2)。
その後にPAN登録装置(#2)120−2が携帯端末(#2)1012−2をPAN管理装置(#2)230−2に登録する(ステップS3−2)。
PAN管理装置(#2)230−2では、PAN情報管理部(#1)231−2にて、このPAN端末情報を管理し、パケット転送装置(#2)240−2に対して、携帯端末フローのアドレス変換指示を通知する(ステップS4−2)。
パケット転送装置(#2)240−2は、PAN代表アドレスと周辺端末(#2)1012−2のアドレスの変換テーブルを持ち、該当フローについてはアドレス変換を実現できることになる。
続いて、携帯端末(#1)1012−1と携帯端末(#2)1012−2とは、SIPプロトコルによるSIPセッション、RTP(Real-time Transport Protocol)によるRTPセッション、あるいはRSTP(Real-time Streaming Transport Protocol)などによる通信メディアセッションを開設して(ステップS5)、ユーザパケットの送受信を開始する(ステップS6及びS7)。PAN通信の場合、通信相手に対して自身のPAN端末情報を隠蔽するために、携帯端末(#1)1012−1や携帯端末(#2)1012−2の固有のアドレスは使用せず、PAN代表アドレス(例えば、各々のPAN内のPAN登録装置のアドレス)を利用してアプリケーションセッションを開設する。このアドレス宛に送信されたパケットは、パケット転送装置(#1)240−1あるいはパケット転送装置(#2)240−2に到達する。
上記アプリケーションのセッション開設処理は、PAN登録装置(#1)120−1やPAN登録装置(#2)120−2などの一つの端末が、代表的に全てのアプリケーションセッション開設処理を実施しても良い。
通常ルートを使用した通信の場合、周辺端末(#2)1012−2から周辺端末(#1)1012−1へのメディアフローは、パケット転送装置(#1)240−1内の転送処理部(#1)241−1にてアドレス変換(NAT)され、PAN#1の代表アドレス宛のフローを携帯端末(#1)1012−1宛のフローへ切り替えることができる。
ここで、図4を用いて、ステップS6〜S7における通常ルート使用時のメディアフローパケットの宛先アドレスの変化について説明する。尚、以下の説明では、パケット転送装置(#1)240−1内の転送処理部(#1)241−1には、ユーザによって、宛先アドレスがPAN#1の代表アドレスのパケットが送信されてきた場合、宛先アドレスを携帯端末(#1)1012−1のアドレスに変換するように設定されているとして説明するが、これに限らず、ユーザによって任意に設定されていれば良い。同様に、以下の説明では、パケット転送装置(#2)240−2内の転送処理部(#2)241−2には、ユーザによって、宛先アドレスがPAN♯2の代表アドレスであるパケットが送信されてきた場合、宛先アドレスを周辺端末(#2)1011−2のアドレスに変換するように設定されているとして説明するが、この限りではない。
携帯端末(#2)1012−2より、宛先アドレス(以下DA)がPAN#1の代表アドレスであり、送信元アドレス(以下SA)がPAN#2の代表アドレスであるパケット600が送信される(ステップS6)。
このパケット600は、アクセス網(#12)300−12を経由してコアネットワーク200に入り、パケット転送装置(#1)240−1内の転送処理部(#1)241−1にて、DAが携帯端末(#1)1012−1のアドレス、SAはPAN#2代表アドレスのパケット601へアドレス変換され、携帯端末(#1)1012−1に到達する。
また、携帯端末(#1)1012−1から携帯端末(#2)1012−2への送信処理は、パケット転送装置(#2)240−2内の転送処理部(#2)241−2にてアドレス変換(NAT)され、PAN#2の代表アドレス宛のフローを周辺端末(#2)宛の処理を行う。
図4にて、携帯端末(#1)1012−1から、DAがPAN#2の代表アドレスであり、SAがPAN#1の代表アドレスであるパケット602(ステップS7フロー)が送信され、アクセス網(#2)300−2を経由してコアネットワーク200に入り、パケット転送装置(#2)240−2内の転送処理部(#2)241−2にて、DAが携帯端末(#2)1012−2のアドレス、SAはPAN#1代表アドレスのパケット603へアドレス変換され、周辺端末(#2)1012−2へ到達する。
尚、上記アドレス変換(NAT)処理による通信手段については、アドレス変換ではなく、それぞれ携帯端末(#1)1012−1や携帯端末(#2)1012−2宛のパケットへカプセル化する通信手段を用いても良い。
次に、PAN(#1)のユーザは、PAN登録装置(#1)120−1又は携帯端末(#1)1012−1を用いて、経路を最適化するコマンドをPAN管理装置(#1)230−1に発行する(ステップS8−1)。
PAN管理装置(#1)230−1の最適経路チェック処理部(♯1)232−1は、現在使用している経路が最適経路であるかを確認する(ステップS9−1)。続いて、通信相手が最適化処理を許可している相手か否かを確認する(ステップS10−1)。更に、PAN管理装置(#1)230−1の最適化Policy制御部(♯1)233−1は、その通信相手が信頼できるネットワークにいるか否かを確認する(ステップS11−1)。
尚、経路最適化起動コマンド処理は、常に最適化起動コマンドが起動される構成、特定の条件設定にマッチした場合にのみ自動起動される構成、あるいはユーザがコマンド送信のトリガをかけた場合に起動される構成であっても良い。
続いて、フローチャートを用いて、PAN管理装置230の動作について説明する。
図5は、PAN管理装置230の動作を説明するためのフローチャートである。
PAN管理装置230は、PAN登録装置120あるいは周辺端末1012から最適経路切替起動コマンドを受信する(ステップS8)と、最適経路確認フェーズ(ステップS9)に入り、最適経路チェック処理部232は、現在使用中の通信路が既に最適な経路となっているか否かを判断する。判断の方法としては、PAN情報管理部231に管理されているPAN端末情報に記されているPAN端末と通信相手とのIPアドレスやドメイン名を比較して同一サブネット内にいるか、同一ドメイン名であるか、同一ベンダの管理アドレスを使用しているかを確認して判断する。また、通信相手がPAN端末である場合は、同一のPAN管理装置に属しているPAN端末か、または、通信相手のPAN端末のPAN管理装置に対して、PAN管理装置のロケーション情報や通信相手のPAN端末に関する情報を問い合わせ、上記同様に、同一サブネット内にいるか、同一ドメイン名であるか、同一ベンダの管理アドレスを使用しているか、あるいはトポロジ構成を確認して判断する。ここで、上記の最適経路確認フェーズに関しては、trace routeコマンドのようなルート確認ツールを利用して、その結果に基づいて判断する構成でも良い。また、途中のルーティング情報を参照してルート確認を行い、その結果に基づいて判断する構成でも良い。
Yesの場合、既に最適経路を利用しているため経路切替を行わず処理を終了する(ステップS100)。
一方、Noの場合、最適化Policy確認フェーズ(ステップS10)に移行する。
最適化Policy確認フェーズであるステップS10では、最適化Policy制御部233が、まず現在の通信相手が最適化切替を無条件で行って良い設定となっている通信相手か否かを確認する(ステップS10−10)。
Yesの場合、最適経路切替処理を起動する(ステップS101)。
一方、Noの場合、通信相手が最適化切替を条件付でOKな設定となっているか否かを確認する(ステップS10−11)。Noの場合、最適経路へ切り替えずに処理を終了する(ステップS102)。Yesの場合、通信相手ネットワーク確認フェーズへ移行する(ステップS11)。
尚、通信相手の最適化切替処理許可Policy設定は、ユーザが個人の嗜好に応じて事前設定しておく構成、サービスを提供しているプロバイダが固定設定して(例えば、Whiteリスト設定のようなエリアを定義するなど)ユーザへ提供する構成、パケット転送装置などのネットワーク機器の負荷状況に応じて許可設定をダイナミックに変更する構成、ユーザが最適化を実行するか否かをリアルタイムでその時々で設定する構成、あるいは、その他の状況に応じてダイナミックに設定を変更する構成でも良い。
通信相手ネットワーク確認フェーズ(ステップS11)では、通信相手が現在接続しているネットワークが、最適化処理起動条件付OKの確認フェーズ(ステップS10−11)における条件に合致するか否かを最適化Policy設定と照らし合わせ確認する。条件付OKである、すなわちYesの場合、最適経路切替処理を起動する(ステップS101)。Noの場合、経路変更は実施せず処理を終了する(ステップS102)。
上記確認結果に従い、最適経路へ切替起動がOKであれば、PAN管理装置(#1)230−1は、パケット転送装置(#1)240−1に対して、最適経路切替指示を送信する(ステップS12−1)。
パケット転送装置(#1)240−1は、PAN端末のアドレス変換テーブルを解放し、処理能力の向上やリソースの利用効率が向上させることが可能となる。さらに、PAN管理装置(#1)230−1は、PAN登録装置(#1)120−1に対して最適化経路への切替指示を送信する(ステップS13−1)。PAN登録装置(#1)120−1は周辺端末(#1)1012−1に対して、該当フローの宛先アドレスの変更を通知し(ステップS13−2)、周辺端末(#1)1012−1はフローのDAをPAN#2代表アドレスから周辺端末(#2)1012−2の固有アドレスへ変更し、最適な経路を利用した通信が実現される。
図6に最適ルート使用時のメディアフローパケットの宛先アドレスの変化の様子を示す。
周辺端末(#2)1012−2より、DAが周辺端末(#1)のアドレスであり、SAが周辺端末(#2)1012−2のアドレスであるパケット604が送信され、パケット転送装置(#1)240−1を経由せずにそのまま直接周辺端末(#1)1012−1にパケット605が到達する(ステップS12)。
また、周辺端末(#1)1012−1から周辺端末(#2)1012−2へのメディアフローについても同様に、DAが周辺端末(#2)1012−2のアドレスであり、SAが周辺端末(#1)1012−1であるアドレスのパケット606が、直接周辺端末(#2)1012−2にパケット607が到達する(ステップS13)。
尚、上述した本発明の各装置は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。この場合、各装置のプログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。
図1は本発明におけるPAN収容システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2はPAN端末対PAN端末間で通信を実施している際のPAN収容システム構成ブロック図及び通信経路の変化を示している。 図3は周辺端末(#1)と周辺端末(#2)とが通信している場合の動作シーケンス図である。 図4は、通常ルート使用時のメディアフローパケットの宛先アドレスの変化の様子を示している。 図5はPAN管理装置3の最適経路切替コマンドを受信した後の処理フローチャートを示している。 図6は最適ルート使用時のメディアフローパケットの宛先アドレスの変化の様子を示している。 図7は従来の一般的なPAN収容システムを示すブロック図である。
符号の説明
1011 携帯端末
1012 ノートPC又は周辺端末
1013 PDA
1014 情報家電
120 PAN登録装置
121 PAN登録処理部
122 アドレス切替処理部
230 PAN管理装置
231 PAN情報管理部
232 最適経路チェック処理部
233 最適化Policy制御部
240 パケット転送装置
241 転送処理部
242 最適経路処理部
250 SIPサーバ
60 データ配信装置
100 PAN
200 コアネットワーク
300 アクセス網(#1)
400 近距離無線回線

Claims (11)

  1. ネットワークを介して通信する通信システムであって、
    前記ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークと、
    パケットの送信先を前記パーソナルネットワークの代表アドレスから前記端末のアドレスに変換して送出するパケット転送手段と、
    所定の条件を満たしている場合に、前記パケット転送手段を経由しない最適経路を用いて通信するように設定する設定手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記設定手段は、前記パケットの通信で使用している通信経路が冗長経路であると判断された場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記設定手段は、ルーティング情報に基づいて、前記通信経路が冗長経路であるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記設定手段は、通信相手が信頼できる場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信システム。
  5. ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークを管理する管理装置であって、
    使用している通信経路が冗長経路であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果、冗長経路であると判断された場合に、最適経路を用いて通信するように設定する設定手段と
    を有することを特徴とする管理装置。
  6. 前記設定手段は、ルーティング情報に基づいて、前記通信経路が冗長経路であるか否かを判断することを特徴とする請求項5に記載の管理装置。
  7. 前記設定手段は、通信相手が信頼できる場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の管理装置。
  8. 通信方法であって、
    ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークとの通信で使用している通信経路が冗長経路であるかを判断する判断ステップと、
    前記判断の結果、冗長経路であると判断された場合に最適経路を用いて通信するように前記端末を設定する設定ステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  9. 前記判断ステップは、ルーティング情報に基づいて、前記通信経路が冗長経路であるか否かを判断することを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
  10. 前記設定手段は、通信相手が信頼できる場合に、前記最適経路に切り替えるように設定することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の通信方法。
  11. ネットワークに少なくとも一つ以上のリンクを介して接続する端末によって構成されるパーソナルネットワークを管理する管理装置のプログラムであって、前記プログラムは前記管理装置を、
    使用している通信経路が冗長経路であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果、冗長経路であると判断された場合に、最適経路を用いて通信するように設定する設定手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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