JP2008160269A - 移相回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘電体板の端部での反射を低減でき、製造コストが低く、かつ、良好な反射特性を有する移相回路を得る。
【解決手段】ストリップ線路のストリップ導体1と、ストリップ導体1に対向して設けられた地導体2と、ストリップ導体1と地導体2との間に設置された誘電体板3とを備え、誘電体板3は、ストリップ導体1の長手方向に垂直な直線HH’を対称軸とした、略々M字型の線対称の形状であって、ストリップ導体1の長手方向に対して垂直な方向に可動である。したがって、誘電体板3を動かすことによって移相量を変化させる。なお、誘電体板3は線対称な形状であるため、両端部で反射を打ち消しあうので、端部での反射を略々0まで低減することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、移相回路に関するものであり、特に、移動体通信基地局用アンテナのビームチルト角を制御する移相回路に関する。
移動体通信基地局用アンテナとしては、垂直面のビームを絞る必要があるため、一般に、リニアアレーアンテナが用いられている。また、下方に存在する移動端末が通信対象となるため、水平面から下の方向へビームをチルトさせる。このチルト角を電気的に制御するために、各アンテナ素子へ給電する位相を変化させる必要があり、移相回路が使用される。
移相回路の従来技術として、線路間結合構造によって結合長を可動させることにより移相量を変化させる移相回路がある(例えば、特許文献1および2参照)。また、ストリップ線路のストリップ導体と地導体の間に誘電体板を置き、この誘電体板を動かすことによって移相量を変化させる移相回路がある(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−246846号公報 特許第3650330号公報 米国特許出願公開第2005/0110699号明細書
上記特許文献1および2のような線路間結合構造を有する移相回路では、結合線路間の高さによって移相量が変動しやすいため、結合線路間の高さには高精度が要求される。したがって、製造コストが高くなる、歩留まりが低くなるなどの問題点がある。
また、上記特許文献3においては、ストリップ導体と地導体の間で、誘電体板がある部分と、誘電体板がない部分とで、線路の特性インピーダンスが異なるため、誘電体板の端部で反射が生じるという問題点があるが、この反射を低減する方法については当該特許文献3においては何ら開示されていない。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、誘電体板の端部での反射を低減することにより良好な反射特性を有し、かつ、製造コストが低い移相回路を得ることを目的とする。
この発明は、ストリップ線路のストリップ導体と、前記ストリップ導体に対向して設けられた地導体と、前記ストリップ導体および前記地導体との間に設置された誘電体板とを備え、前記誘電体板は、前記ストリップ導体の長手方向に垂直な直線を対称軸とした線対称の形状であって、前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直な方向に可動であることを特徴とする移相回路である。
この発明は、ストリップ線路のストリップ導体と、前記ストリップ導体に対向して設けられた地導体と、前記ストリップ導体および前記地導体との間に設置された誘電体板とを備え、前記誘電体板は、前記ストリップ導体の長手方向に垂直な直線を対称軸とした線対称の形状であって、前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直な方向に可動であることを特徴とする移相回路であるので、誘電体板の端部での反射は線対称位置で互いに打ち消し合うので低減させることができ、かつ、製造コストを低く抑えることができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る移相回路について図1〜6を参照しながら説明する。図1(a)は、この発明の実施の形態1に係る移相回路の構成を示す正面図、図1(b)は左側面図である。これらの図に示されるように、この発明の実施の形態1に係る移相回路は、細長い帯状のストリップ線路のストリップ導体1と、ストリップ導体1に対向して設けられた略々平板状の地導体2と、ストリップ導体1と地導体2の間に設置された誘電体板3とから構成されている。なお、これらの図においては、ストリップ導体1は、略々矩形の地導体2の四辺のうちの二辺に略々平行で、かつ、地導体2の略々中央位置に設置されている例が示されているが、この場合に限らず、地導体2は矩形以外のいかなる形状であってもよく、また、ストリップ導体1は、地導体2の辺に平行である必要はなく、地導体2の中央に設置されていなくてもよいものとする。ストリップ導体1の一端には入力ポート4が設けられ、他端には出力ポート5が設けられている。
誘電体板3は、図1(a)に示すように、ストリップ導体1の長手方向に対して垂直な直線HH'を対称軸として、線対称となっている。誘電体板3は、略々M字形状であるが、その形状は次のようになるように設定される。
まず、ストリップ導体1の長手方向に対して平行となる第1の直線100上にくるように点A、点Bの2点を選ぶ。当該2点は、距離Lだけ互いに離れている。次に、ストリップ導体1の長手方向に対して平行で、第1の直線100から一定間隔iだけ離れた第2の直線200上にある点C、点D、点Eを選ぶ。このとき、点Dは、直線HH’上にあり、点Cは点A側、点Eは点B側にとるようにする。当該点Cおよび点Eは、距離Lだけ互いに離れている。図1の例では、距離Lの方が、距離Lよりも若干大きくなっているが、この場合に限らず、同じでもよく、あるいは、逆でもよい。また、次に、ストリップ導体1の長手方向に対して平行で、第2の直線200から一定間隔jだけ離れた第3の直線300上にある点F、点Gを選ぶ。このとき、点Fは点C側、点Gは点E側にとるようにし、また、直線CFおよび直線EGが、直線HH’に平行になるように、点F、点Gを選ぶ。また、当該F点およびG点は、距離Lだけ互いに離れている。なお、第3の直線300は、第2の直線200を挟んで、第1の直線100の反対側にとるので、第3の直線300は、第1の直線100から一定間隔(i+j)だけ離れていることになる。このように、点Aから点Gまでの7個の点を決定した後、点Aと点Cとを任意の曲線ACで結び、点Aと点Dとを任意の曲線ADで結び、点Bと点Dとを任意の曲線BDで結び、点Bと点Eとを任意の曲線BEで結び、点Cと点Fとを直線CFで結び、点Eと点Gとを直線EGで結び、点Fと点Gとを直線FGで結ぶことにより構成される。このように決定した形状になるように、誘電体板から切断して切り取ることにより、誘電体板3を生成することができる。
誘電体板3は以上のように構成されているので、誘電体板3において、点Dは、点Cと点Eの中点であり、点Aと点Bの中点と点Dとを結ぶ直線HH’はストリップ導体1の長手方向に対して垂直であり、点Cと点Fとを結ぶ直線はストリップ導体1の長手方向に対して垂直であり、点Eと点Gとを結ぶ直線はストリップ導体1の長手方向に対して垂直である。この誘電体板3は、ストリップ導体1と地導体2との間の隙間を、ストリップ導体1の長手方向に対して垂直に可動する。なお、図1(b)においては、誘電体板3と地導体2とは接触し、誘電体板3とストリップ導体1とは接触せずに所定距離だけ離間している例について図示しているが、この場合に限らず、誘電体板3は、地導体2とストリップ導体1の間にあれば、いずれの位置にあってもよい。また、図1において、ストリップ導体1は、誘電体板3の外側において、樹脂スペーサ等で地導体2に固定する。
図2〜図4は、図1に示したこの発明の実施の形態1に係る移相回路において、誘電体板3をストリップ導体1の長手方向に垂直な方向に動かした各状態を示した図である。図2は、図1に示したこの発明の実施の形態1に係る移相回路において、誘電体板3の点A、点Bがストリップ導体1の下にある場合を示した図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は左側面図である。図3は、図1に示したこの発明の実施の形態1に係る移相回路において、誘電体板3の直線CEと直線FGの間の一部分がストリップ導体1の下にある場合であり、図3(a)は正面図、図3(b)は左側面図である。図4は、図1に示したこの発明の実施の形態1に係る移相回路において、誘電体板3の直線ABと直線CEの間の一部分がストリップ導体1の下にある場合であり、図4(a)は正面図、図4(b)は左側面図である。図5は、この発明の実施の形態1に係る移相回路における誘電体板3の形状の一例である。図6は、誘電体板3の可動量と移相量との関係の一例を示した図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
この発明の本実施の形態1に係る移相回路の動作について説明する。誘電体板3を、ストリップ導体1の長手方向に対して垂直な方向に可動させる。誘電体板3を可動させる可動手段および可動手段を駆動する駆動手段等については図示していないが、それらを適宜設けておき、ユーザのオペレーションあるいは自動制御にて誘電体板3が可動することとする。まず、図2に示したように、誘電体板3の点A、点Bがストリップ導体1の下にある場合を考える。ここで、λ0を自由空間波長とする。また、ストリップ導体1と地導体2との間に誘電体板3がない場合のストリップ線路の特性インピーダンス、実効比誘電率を、それぞれ、Z、εreff1とし、ストリップ導体1と地導体2との間に誘電体板3がある場合のストリップ線路の特性インピーダンス、実効比誘電率をそれぞれZ2、εreff2とする。また、距離Lを次式(1)とする。
Figure 2008160269
このとき、ストリップ線路の点Aと点Bとの位相差は約90度なので、入力ポート4から見た場合、点Aでの反射と点Bでの反射は約180度位相が異なる。一方、点Aでの反射係数と点Bでの反射係数は振幅、位相ともにおおむね同じである。したがって、点Aでの反射と点Bでの反射は互いに打ち消しあい、反射を約0とすることができる。
次に、図3に示したように、誘電体板3の直線CEと直線FGとの間の一部分がストリップ導体1の下にある場合を考える。距離L2を次式(2)とする。
Figure 2008160269
このとき、ストリップ線路の直線CFと直線EGとの位相差は約180度なので、入力ポート4から見た場合、ストリップ線路の直線CFでの反射と直線EGでの反射は約360度位相が異なる。一方、ストリップ線路の直線CFでの反射係数と直線EGでの反射係数は、振幅がおおむね同じで、位相が約180度異なる。したがって、入力ポート4から見たとき、直線CFでの反射と直線EGでの反射は180度位相が異なるため、互いに打ち消しあい反射を約0とすることができる。
さらに、図4に示したように、誘電体板3の直線ABと直線CEとの間の一部分がストリップ導体1の下にある場合を考える。すなわち、ストリップ導体1の長手方向に対して平行で、かつ、直線ABと直線CEの間にある第4の直線である任意の直線6上に、ストリップ導体1があるとする。ここで、誘電体板3の曲線ACと直線6との交点をW、誘電体板3の曲線ADと直線6との交点をX、誘電体板3の曲線BDと直線6との交点をY、誘電体板3の曲線BEと直線6との交点をZとする。そして、点Wと点Xとの距離をrとし、点Xと点Yとの距離をsとし、点Yと点Zとの距離をtとする。誘電体板3は直線HH’を対称の軸とした線対称となっているので、r=tである。
ストリップ線路において損失がないと仮定し、sに対して、rを以下の式のように与える。ここで、sは、
Figure 2008160269
である。
Figure 2008160269
このとき、入力ポート4から見たときの反射を約0とすることができる。すなわち、図4において直線ABと直線6との間隔をmとすると、誘電体板3の可動量mによらず、入力ポート4から見たときの反射を常に約0とすることができる。
入力ポート4と出力ポート5との間の位相差をmの関数で表し、φ(m)とする。このとき、可動量mと移相量{φ(m)−φ(0)}とがおおむね比例するように、mを決定することもできる。
例えば、Z=50Ω、εreff1=1、Z2、=25Ω、εreff2=4とし、直線ABと直線CEの間隔を0.25λ0とする。このとき、(i)式、(ii)式を用いてsに対するrを求め、かつ、mと{φ(m)−φ(0)}がおおむね比例するようにmを決定すると、誘電体板3の形状は図5のようになる。すなわち、点Aと点Bとの距離L、点Fと点Gとの距離L2、および、直線ABと直線CEとの距離(図1の第1の直線100と第2の直線200との距離)は、すべて、λ/4となる。なお、ここでは、直線ABと直線CEの間隔を0.25λとしたが、直線ABと直線CEの間隔はどんな大きさでも良い。
また、mと{φ(m)−φ(0)}との関係は、図6のように比例関係になる。なお、図6において、X軸はm、Y軸は{φ(m)−φ(0)}である。図6から、この例では、誘電体板3をストリップ導体1の長手方向に対して垂直に動かすことにより、移相量を90度変化させることができることが分かる。
以上のように、この発明の本実施の形態1によれば、誘電体板3を、ストリップ線路のストリップ導体1と地導体2との間で、ストリップ導体1の長手方向に対して垂直な方向に可動なように構成したので、誘電体板3を動かすことによって移相量を所望の値に変化させることができるので、製造コストが低く、かつ、良好な反射特性を有する移相回路が得られるという効果を有する。さらに、本実施の形態においては、誘電体板3の両端での反射は入力ポート4から見て互いに打ち消しあうので、当該反射をほぼ0まで低減することができるという効果を有する。
実施の形態2.
本実施の形態2では、上記実施の形態1のλ0を、所望の周波数帯域の中心周波数における自由空間波長とした場合の上記実施の形態1の効果を明らかにする。図7は、移相回路の反射振幅の周波数特性の一例である。X軸は周波数、Y軸は反射振幅である。
所望の周波数帯域の中心周波数をf0とする。このとき、上記実施の形態1のλ0をf0における自由空間波長とする。距離L、L2
Figure 2008160269
とし、sに対するrを上述した(i)式、(ii)式により与える。
例えば、Z=50Ω、εreff1=1、Z2、=25Ω、εreff2=4とする。また、図4において、直線ABと直線CEの間隔を0.25λ0とし、可動量mと移相量{φ(m)−φ(0)}がおおむね比例するようにmを決定する。このとき、線路において損失がないと仮定すると、m=0.05λ0、0.1λ0、0.15λ0、0.2λ0、0.25λ0の時の入力ポート4から見た反射振幅の各周波数特性は、それぞれ、図7のようになる。なお、図7の横軸は、fで規格化した周波数である。
図7から、可動量mを変化させても、すなわち、任意のmにおいて、周波数の値がf0において反射振幅が最も小さくなることが確認できる。また、周波数がf0から離れるにつれて反射振幅が大きくなることが分かる。このように、可動量mを変化させても、所望の周波数帯域の中心周波数f0において常に反射を約0とすることができるので、所望の帯域内において低反射とすることができる。
以上のように、本実施の形態で示したように、上記実施の形態1のλ0を、所望の周波数帯域の中心周波数における自由空間波長とすると、製造コストが低く、かつ、所望の帯域内で低反射となる移相回路が得られるという効果を有する。
実施の形態3.
本実施の形態3では、ストリップ導体1と誘電体板3との間、あるいは、誘電体板3と地導体2との間に、複数の誘電体板7を積層した場合の上記実施の形態1の効果を明らかにする。図8(a)は、この発明の実施の形態3に係る移相回路の構成を示す正面図、図8(b)は左側面図である。
図8に示すように、この実施の形態3に係る移相回路には、ストリップ導体1と誘電体板3との間と、誘電体板3と地導体2との間に、複数の誘電体板7を積層している。なお、図8の例では、誘電体板7は全部で4枚設けられ、隣接している誘電体板7は互いに接触している。ストリップ導体1に隣接している誘電体板7はストリップ導体1に接触しており、地導体2に隣接している誘電体板7は地導体2に接触している。しかしながら、これらは接触していなくてもよく、離間していてもよいものとする。また、図8の例では、誘電体板3を間に挟んで対向している2枚の誘電体板7は、それぞれ、誘電体板3に接触している例が図示されているが、この場合に限らず、これらは離間していてもよいものとする。なお、誘電体板7は任意の枚数だけ積層してよく、その枚数は適宜決定してよいこととする。
ここで、ストリップ導体1と地導体2との間に誘電体板3がない場合のストリップ線路の特性インピーダンス、実効比誘電率をそれぞれZ、εreff1とし、ストリップ導体1と地導体2の間に誘電体板3がある場合のストリップ線路の特性インピーダンス、実効比誘電率をそれぞれZ2、εreff2とする。
距離L、L2
Figure 2008160269
とし、sに対するrを上述した(i)式、(ii)式を用いて求めることにより、移相回路の形状を与えることができる。このとき、可動量mを変化させても、常に、入力ポート4から見た反射を約0とすることができる。
なお、図8の例では、ストリップ導体1と誘電体板3との間と、誘電体板3と地導体2との間に、複数の誘電体板7を積層したが、ストリップ導体1と誘電体板3との間、あるいは、誘電体板3と地導体2との間のいずれか一方にのみ複数の誘電体板7を積層しても良い。
以上のように、本実施の形態においては、ストリップ導体1と誘電体板3との間、および/または、誘電体板3と地導体2との間に、複数の誘電体板7を積層したが、その場合においても、実施の形態1〜3と同様に、製造コストが低く、かつ、良好な反射特性を有する移相回路が得られるという効果を有する。また、本実施の形態においては、誘電体板7を積層させたので、移相回路の全体の強度が高くなるという効果がさらに得られる。
なお、以上の実施の形態1〜3において、誘電体板3の直線FGに、任意の形状の誘電体板を接続しても良い。尚、その場合も、同様の効果が得られることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1に係る移相回路の構成を示した正面図および左側面図である。 この発明の実施の形態1に係る移相回路の動作を示した正面図および左側面図である。 この発明の実施の形態1に係る移相回路の動作を示した正面図および左側面図である。 この発明の実施の形態1に係る移相回路の動作を示した正面図および左側面図である。 この発明の実施の形態1に係る移相回路における誘電体板の構成の一例を示した正面図である。 この発明の実施の形態1に係る移相回路における誘電体板の可動量mと移相量{φ(m)−φ(0)}との関係を示した図である。 この発明の実施の形態2に係る移相回路における誘電体板の各可動量mにおける周波数と反射振幅との関係を示した図である。 この発明の実施の形態3に係る移相回路の構成を示した正面図および左側面図である。
符号の説明
1 ストリップ導体、2 地導体、3 誘電体板、4 入力ポート、5 出力ポート、6 直線、7 誘電体板、100 第1の直線、200 第2の直線、300 第3の直線。

Claims (6)

  1. ストリップ線路のストリップ導体と、
    前記ストリップ導体に対向して設けられた地導体と、
    前記ストリップ導体および前記地導体との間に設置された誘電体板と
    を備え、
    前記誘電体板は、前記ストリップ導体の長手方向に垂直な直線を対称軸とした線対称の形状であって、前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直な方向に可動である
    ことを特徴とする移相回路。
  2. ストリップ線路のストリップ導体と、
    前記ストリップ導体に対向して設けられた地導体と、
    前記ストリップ導体および前記地導体との間に設置された誘電体板とを備え、
    前記誘電体板は、
    前記ストリップ導体の長手方向に対して平行な第1の直線上にある点A、点Bと、
    前記ストリップ導体の長手方向に対して平行で、第1の直線から一定間隔iだけ離れた第2の直線上にある点C、点D、点Eと、
    前記ストリップ導体の長手方向に対して平行で、第2の直線から一定間隔jだけ離れた第3の直線上にある点F、点Gに関して、
    前記点Aと前記点Cとを任意の曲線ACで結び、
    前記点Aと前記点Dとを任意の曲線ADで結び、
    前記点Bと前記点Dとを任意の曲線BDで結び、
    前記点Bと前記点Eとを任意の曲線BEで結び、
    前記点Cと前記点Fとを直線CFで結び、
    前記点Eと前記点Gとを直線EGで結び、
    前記点Fと前記点Gとを直線FGで結ぶことにより構成され、
    前記誘電体板において、前記点Dは、前記点Cと前記点Eの中点であり、
    前記点Aと前記点Bの中点と前記点Dとを結ぶ直線は、前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直であり、
    前記点Cと前記点Fを結ぶ直線は前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直であり、
    前記点Eと前記点Gを結ぶ直線は前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直であって、
    前記誘電体板は、前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直な方向に可動であることを特徴とする移相回路。
  3. 前記誘電体板において、
    前記ストリップ導体の長手方向に対して平行で、かつ、前記第1の直線と前記第2の直線の間にある任意の第4の直線上には、
    前記第4の直線と前記曲線ACとの交点Wと、
    前記第4の直線と前記曲線ADの交点Xと、
    前記第4の直線と前記曲線BDの交点Yと、
    前記第4の直線と前記曲線BEの交点Zとがあり、
    前記第4の直線上に前記ストリップ導体があり、
    前記点Wと前記点Xとの距離をrとし、
    前記点Xと前記点Yとの距離をsとし、
    前記点Yと前記点Zとの距離をtとし、
    λ0を自由空間波長とし、
    前記ストリップ導体と前記地導体との間に前記誘電体板がない場合の前記ストリップ線路の特性インピーダンスおよび実効比誘電率をそれぞれZ、εreff1とし、
    前記ストリップ導体と前記地導体との間に前記誘電体板がある場合の前記ストリップ線路の特性インピーダンスおよび実効比誘電率をそれぞれZ2、εreff2としたときに、
    前記点Aと前記点Bとの距離L
    Figure 2008160269
    とし、かつ、前記点Cと前記点Eとの距離L
    Figure 2008160269
    とし、前記距離rおよび距離tを
    Figure 2008160269
    としたことを特徴とする請求項2記載の移相回路。
  4. 前記誘電体板において、前記第1の直線と前記第4の直線との間隔をmとしたときに、
    前記誘電体板が前記ストリップ導体の長手方向に対して垂直に動く可動量と、位相の変化量である移相量とが略々比例するように前記mの長さを設定したことを特徴とする請求項3記載の移相回路。
  5. 前記λ0を、所望の周波数帯域の中心周波数における自由空間波長としたことを特徴とする請求項3または4に記載の移相回路。
  6. 前記ストリップ導体と前記地導体との間に、複数の第二の誘電体板を積層したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の移相回路。
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