JP2008159625A - 部品実装ユニット、部品実装システムおよび部品実装ユニットの配列変更方法 - Google Patents

部品実装ユニット、部品実装システムおよび部品実装ユニットの配列変更方法 Download PDF

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Abstract

【課題】配列の変更にかかる時間を短くすることにより、配列の変更のために生産ラインを停止させる時間を短くして、生産効率を向上させることが可能な部品実装システムを提供する。
【解決手段】架台10に着脱自在な部品実装機20であって、部品の実装に関する実装情報をサーバ7のアンテナ9と無線通信するアンテナ24と、アンテナ24に電力を供給する電池22とを備える。また、部品実装機20は、所定位置に部品実装装置20を誘導する架台10の位置決め穴12a、12bおよび溝18a、18bに対応するピンまたは突起を備えてもよい。さらに、部品実装機20は、架台10のコンセント14と、エアコネクタ16と、通信コネクタ17とに対応する位置にそれぞれの接続口を備えてもよい。
【選択図】図1

Description

他の装置との協働により製品を生産する部品実装ユニットであって、特に、架台上の複数の取り付け位置に着脱可能で取り付けられる他の装置と取り付け位置を変更できる部品実装ユニットに関する。
部品実装システムを構成する複数の実装装置内を移動する基板には、それが移動する間に、多数の工程を経て部品が実装される。以下、このように部品が実装された基板を「実装基板」という。
実装基板はオーディオ機器、携帯電話、パソコンなど様々な機器に使用される。基板に実装すべき部品の種類や数量は、実装基板がどのような機器に使用されるかによって異なる。そのため、効率的な生産が可能なように、生産する実装基板の種類(以下、「機種」という。)に応じて生産ラインの電子部品実装システムを構成する部品実装装置の配列を変更する必要がある。
配列を変更する際、変更前の機種の生産を終了させてから次の機種の生産を開始するまで、その生産ラインでの生産は停止する。生産効率の向上のためには、配列の変更に要する時間はできるだけ少ない方が望ましい。
そこで、従来、各部品実装装置の架台以外の部分をユニット化し、共通の架台上の各部品実装ユニットの取り付け位置を機種に応じて実装ユニットの配列を変更する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、共通の架台に取り付けられる部品実装ユニットの配列の変更の例を示す図である。図8(a)、図8(b)および図8(c)に示す部品実装システムはいずれも、スクリーン印刷機1と、部品実装機A2と、部品実装機B3と、搬送機5との組み合わせと、架台4とにより構成される。部品実装機A2と部品実装機B3とは共に、部品を基板に実装する装置であるが、例えば、実装する部品のサイズが異なる。スクリーン印刷機1は、基板上に回路を半田のような導電素材により印刷する装置である。搬送機5は実装基板を搬送する装置である。スクリーン印刷機1と、部品実装機A2と、部品実装機B3と、搬送機5とは、部品実装ユニットの一例である。
図8(a)は、基板に装着する部品数が少ない場合の部品実装システムAの構成例を示す図である。本図に示す部品実装システムの架台4には、1台のスクリーン印刷機1と、部品実装機A2と、部品実装機B3と、部品実装機A2と、部品実装機B3とが順に配置されている。スクリーン印刷機1から搬送された基板には、最初の部品実装機A2および部品実装機B3の組と、後続する部品実装機A2および部品実装機B3の組とのいずれかにより電子部品が実装される。
図8(b)は、基板に装着する部品数が中程度の部品実装システムBの構成例を示す図である。本図に示す部品実装システムの架台4には、1台のスクリーン印刷装置1と、2台の部品実装機A2と、1台の部品実装機B3と、1台の搬送機5とが順に配置されている。スクリーン印刷機1から搬送された基板には、連続する2台の部品実装機A2と、1台の部品実装機B3とにより順に電子部品が実装される。
図8(c)は、基板に装着する部品数が多い場合の部品実装システムCの構成例を示す図である。本図に示す部品実装システムの架台4には、1台のスクリーン印刷機1と、3台の部品実装機A2と、1台の部品実装機B3とが順に配置されている。スクリーン印刷機1から搬送された基板には、連続する3台の部品実装機A2と、1台の部品実装機B3とにより順に電子部品が実装される。
このように、部品実装機をユニット化することにより、生産する機種を変更する場合、架台を備える部品実装機に比べて小さな部品実装機を移動させるため、配列の変更作業が容易になる。例えば、部品実装システムAから部品実装システムBに配列を変更する場合、部品実装システムAの左から3番目にある部品実装機B3と4番目にある部品実装機A2とを入れ替える。また、部品実装システムBから部品実装システムCに配列を変更する場合、部品実装システムCの搬送機5を取り外し、部品実装システムBの部品実装機B3を右端に移動させ、そこに部品実装機A2を取り付ける。
特開2004−172500号公報
しかしながら、従来の部品実装システムは、生産機種の変更の際、前の機種の生産を停止してから次の機種の生産を開始するまでの配列の変更にかかる時間が長いという問題がある。従来の部品実装システムには、配列の変更の手順を簡略化し、また、各処理を並行化するなどにより、配列の変更にかかる時間をより短くする余地がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、配列の変更にかかる時間を短くすることにより、配列の変更のために生産ラインを停止させる時間を短くして、生産効率を向上させることが可能な部品実装システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品実装ユニットは、架台に着脱自在な部品実装ユニットであって、部品の実装に関する実装情報を他の装置と無線通信する無線通信装置と、前記無線通信装置に電力を供給する電池とを備える。
このように、部品実装ユニットは、無線通信装置とそれに電力を供給する電池とを備えるため、配列の変更のために部品実装ユニットが架台から取り外されているときであっても、他の装置と無線通信ができる。例えば、サーバと無線通信することにより、部品実装ユニットは、配列の変更作業と併行して実装情報のアップロードおよびダウンロードができるため、配列の変更にかかる時間は短くなる。したがって、配列の変更のために生産ラインを停止させる時間を短くすることができ、生産効率を向上させることが可能となる。
好ましくは、さらに、前記架台の所定位置に前記部品実装ユニットを誘導する位置誘導手段と、前記架台が備える第1接続口と対向する位置にあり、前記所定位置に部品実装ユニットが取り付けられた場合に前記第1接続口と嵌り合う第2接続口とを備える。
このように、位置誘導手段を備えるため、架台上の所定位置への取り付けが容易になり、配列の変更にかかる時間は短くなる。
また、架台が備える第1接続口と対向する位置に第2接続口を有する。例えば、第1接続口と第2接続口とが、ともに通信コネクタである場合、コンセントと電気プラグである場合、エア供給用のソケットとプラグとである場合など、実装基板の生産のために接続が必要な経路は部品実装ユニットの取り付けと同時に形成される。そのため、これらの経路を形成させるための接続作業は不要となり、架台上の所定位置への取り付けが容易になり、配列の変更にかかる時間は短くなる。
このように、配列の変更にかかる時間は短くなるため、配列の変更のために生産ラインを停止させる時間を短くすることができ、生産効率を向上させることが可能となる。
なお、本発明は、このような手段を備える部品実装ユニットとして実現することができるだけでなく、部品実装ユニットの配列変更方法、部品実装ユニットを含む部品実装システムとして実現することもできる。
本発明によると、部品実装ユニットの配列を変更するために要する時間を短くすることができ、配列の変更のために部品実装システムによる生産を停止させる時間を短くすることが可能になる。したがって、生産ラインにおける生産効率を向上させることが可能になる。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る部品実装システムの実施の形態について説明する。実施の形態では、基板に電子部品を実装する例により説明する。
図1は、本実施の形態の部品実装システムの一例を模式的に示す図である。
本図に示す部品実装システムは、サーバ7と、架台10と、部品実装機C20と、部品実装機D30とを備える。
サーバ7は、部品の実装に関する情報(以下、「実装情報」という。)を管理する。本実施の形態のサーバ7は、有線の通信回線8を介して架台10に接続されている。また、サーバ7には、アンテナ9が接続される。
アンテナ9は、部品実装機C20および部品実装機D30と無線通信するためのアンテナである。なお、アンテナ9はサーバ7に内蔵されてもよい。
架台10は、予め定められた位置にユニット化された部品実装機が配置される台である。本図に示す架台10には、4台の部品実装機を配置することができる。部品実装機が取り付けられる位置(以下、「所定位置」という。)の幅は等しく、また部品実装機の幅は所定位置の幅で納まる一定の範囲に規格化されている。さらに、この規格には、部品実装機の奥行きが架台10の所定位置の奥行きに納まる一定の範囲であること、その重量が架台で支持できる範囲であることなども含まれる。このような規格によるユニット化により、部品実装機を架台上の任意の位置に配置することができるため、配列の変更作業が容易になる。
架台10は、位置決め穴12aおよび12bと、コンセント14と、エアコネクタ16と、通信コネクタ17と、溝18aおよび18bとを備える。
位置決め穴12aおよび12bと、溝18aおよび18bとは、それぞれ、部品実装機を取り付ける際に、部品実装機を所定位置に誘導する穴と溝とである。
位置決め穴12aおよび12bとは、入り口が広いテーパ状の穴である。例えば、部品実装機がこれに対応する位置にピンを備えることによって、架台10に部品実装機を取り付ける際、配列を変更する作業者が位置決め穴12aおよび12bの入り口にピンが収まる程度の正確さで部品実装機を配置し、さらに部品実装機を押し込むことによって、ピンは次第に狭くなる穴に押し込まれる。したがって、作業者が正しい位置に容易に部品実装機を取り付けることが可能になる。
溝18aおよび18bは、部品実装機が配置される面上の溝の一例である。例えば、部品実装機がこれに対応する凸形状を有することにより、部品実装機を取り付ける際に、部品実装機が左右にずれることを防止することが可能になる。なお、位置決め穴と溝とは、いずれか一方のみであってもよい。
コンセント14は、配置された部品実装機に電力を供給するコンセントである。
エアソケット16は、配置された部品実装機にエアを供給する経路を備える差し込み口である。
通信コネクタ17は、配置された部品実装機C20および部品実装機D30と、サーバ7との間で実装情報を有線で通信するための回線に接続するコネクタである。
このようなコンセント14と、エアソケット16と、通信コネクタ17とは、第1接続口の一例である。
部品実装機C20および部品実装機D30は、架台10に取り付けられるユニットであり、電子部品を基板に実装する装置である。本実施の形態の部品実装機C20および部品実装機D30は、架台に取り付けられる部品実装ユニットの一例である。部品実装ユニットは、スクリーン印刷機および搬送機も含む。
部品実装機C20および部品実装機D30は、電池22と、アンテナ24とを備える。
電池22は、部品実装機の配列を変更中にコンセント14から取り外され、電力供給が途絶えたアンテナ24に電力を供給する。例えば、電池22が、充放電可能な場合、部品実装機C20および部品実装機D30がコンセント14に接続されているときに電池22は充電される。
アンテナ24は、部品実装機C20および部品実装機D30と、サーバ7とが実装情報を無線で通信する。本実施の形態のアンテナ24は、例えば、部品実装機30が配列の変更のために架台10から取り外されるなどにより、有線での通信ができない場合に、サーバ7との実装情報の通信をする。
また、部品実装機C20および部品実装機D30は、アンテナ24が受信した実装情報を格納するハードディスクドライブなどの記憶媒体(図示しない)を備える。さらに、部品実装機C20および部品実装機D30は、アンテナ24による無線通信および記憶媒体を制御し、アンテナ24と記憶媒体との間の情報通信を制御する制御部(図示しない)を備える。さらに、記憶媒体および制御部に電力を供給する電池を備える。
このように、電池22と、アンテナ24とを備えることにより、部品実装機は、配列の変更中に、実装情報をサーバと通信することができる。ここでの実装情報は、例えば、その後の実装基板の製造に必要な情報を含む。部品実装機C20および部品実装機D30のそれぞれと、サーバ7とが有線でのみ通信可能な場合には、部品実装機C20および部品実装機D30がそれぞれ配置された後に実装情報を通信する必要がある。本実施の形態では上記のように、部品実装機の配列の変更中に実装情報を通信できるため、部品実装機の配置後に実装情報を通信する時間をなくすこと、または短縮することができる。したがって、配列の変更にかかる時間を短くすることができ、生産効率を向上させることが可能になる。
図2は、部品実装機D30の背面を模式的に示す図である。本図に示すように、部品実装機D30は、その背面に、位置決めピン32aおよび32bと、電源プラグ34と、エアプラグ36と、通信コネクタ37とを備える。部品実装機C20の背面も同様である。
位置決めピン32aおよび32bは、位置決め穴12aおよび12bと嵌り合う形状のピンである。例えば、位置決めピン32aおよび32bは、位置決め穴12aおよび12bに適合するテーパ状のピンである。
なお、位置決めピン32aおよび32bと、位置決め穴12aおよび12bとの形状はこれに限られない。例えば、位置決めピンおよび位置決め穴のいずれか一方のみがテーパ状でもよい。この場合にも、実施の形態と同様に、位置決め穴の入り口にピンが収まる程度の正確さで部品実装機を配置することにより、部品実装機は正しい位置に配置されるため、作業者は正しい位置に容易に部品実装機を配置することが可能になる。
電源プラグ34は、コンセント14に対応する位置に備えられる電源の供給を受けるためのプラグである。
エアプラグ36は、エアソケット16に対応する位置に備えられる電子部品の実装工程に利用されるエアの経路を有するプラグである。
通信コネクタ37は、架台10の通信コネクタ17と嵌り合うコネクタである。部品実装機D30は、架台10に取り付けられている間は、通信コネクタ37により接続される有線回線を介してサーバ7と実装情報を通信する。
このような電源プラグ34と、エアプラグ36と、通信コネクタ37とは、それぞれ、部品実装機D30が架台10の所定位置に取り付けられた場合、コンセント14と、エアコネクタ16と、通信コネクタ17とに対向する位置にある。
なお、部品実装機D30と架台10とは、嵌り合う接続口を有すればよい。すなわち、例えば、部品実装機D30がコンセントを有し、架台10が電源プラグを有しても良い。
電源プラグ34と、エアプラグ36と、通信コネクタ37とは、それぞれ、第2接続口の具体例である。
このように所定位置に取り付けられた場合に対向する位置にプラグなどを有する部品実装機をユニットとすることにより、配列の変更を容易にすることができる。
図3は、具体的な部品実装機D30の一例を示す斜視図である。基板は、コンベアなどにより部品実装機D30の内部を移動する。部品実装機D30には、電子部品を保持する複数のリールがフィーダとともに取り付けられている。そして、部品実装機D30は、実装すべき部品をリールから取り出し、サーバ7から受信した実装情報に基づいて基板に装着する。
ここで、実装情報は、サーバ7から部品実装機D30にダウンロードされる情報として、例えば、基盤を搬送するコンベアが移動するレールの幅、部品実装機D30に取り付けられるべき各リールが保持する部品の種類や数量、各部品の基板への取り付け位置や順序などを含む。
また、実装情報は、部品実装機D30からサーバ7にアップロードされる情報として、例えば、部品実装機D30に取り付けられている各リールの位置や保持する部品の種類が含まれる。このような実装情報をサーバ7と部品実装機D30との間で通信することによって、サーバ7が部品実装機D30に正しくリールが取り付けられているかを検証することができ、また、部品実装機D30は部品を実装することができる。
さらに、アップロードされる実装情報には、例えば、配列の変更までに生産していた機種の生産量など、配列の変更までの生産に関する情報が含まれても良い。
以上、本実施の形態の部品実装システムの特徴的な外観について説明した。次に、部品実装システムが備える機能的な特徴を図を参照して説明する。部品実装ユニットの配列を変更する手順について、図を参照して説明する。
図4は、生産する機種を製品Aから製品Bに切り替える場合の、配列の変更に関するタイムチャートの一例である。本図では、製品Aの生産のために部品を実装する部品実装機C20および部品実装機D30の取り付け位置を、製品Bの生産のために入れ替える場合の例である。
部品実装システムは、製品Aを生産する(S10)。このとき、架台10には、所定位置のいずれかに部品実装機C20および部品実装機D30が、順に並んで取り付けられているとする。
部品実装システムは、製品Bの生産に切り替えるため、製品Aの生産を終了する(S12)。ここで、予定数量の生産が終了した時点で、サーバ7が制御することにより自動的に終了する。なお、製品Aの生産は人が操作することにより終了させてもよい。
作業者の作業および部品実装システムを構成する各ユニットでの処理により、部品実装機の配列は変更される(S14)。ここでは、部品実装機C20および部品実装機D30の取り付け位置を変更する。この取り付け位置の変更における詳細な手順は、後述する。
部品実装機C20および部品実装機D30の取り付けが終了する(S16)。このとき、部品実装機D30および部品実装機C20は順に並んで取り付けられている。また、部品実装機D30および部品実装機C20が、電力の供給を受けるための配線、エアの供給を受けるための経路、および実装情報を通信するための配線の接続も終了している。
部品実装システムは、製品Bの生産を開始し(S18)、その生産を継続する(S20)。
ここから、配列の変更(S14)の詳細を説明する。
まず、部品実装機C20は、作業者により架台10から取り外される(S30)。このとき、取り外した部品実装機C20は図5(a)に示す台車80に載せられる。
部品実装機C20が取り外されたため、部品実装機C20は、部品実装機C20が所定位置に取り付けられていないと判断し、通信方法を有線から無線に自動的に切り替える。
ここで部品実装機C20が取り外されたか否かは、部品実装機C20が備える取り外しを検知する専用のセンサの信号により判断される。なお、電源プラグ34への電飾供給の有無、エアプラグ36からのエアの供給の有無、または、通信コネクタ37からの信号の有無を検知して判断してもよい。
部品実装機C20のアンテナ24は、サーバ7のアンテナ9との間で実装情報を無線通信する(S32)。実装情報は、部品実装機C20が備える記憶媒体に格納される。このとき、部品実装機C20の電池24は、アンテナ24に電力を供給する。部品実装機C20が備える記憶媒体と、アンテナ24による無線通信および記憶媒体を制御し、アンテナ24と記憶媒体との間の情報通信を制御する制御部とには、部品実装機C20の異なる電池から電力が供給される。
このような部品実装機C20の取り外し(S30)、および実装情報の無線通信(S32)と併行して、部品実装機D30は、生産終了(S12)から部品実装機D30は、通信コネクタ37を介してサーバ7と実装情報を通信している(S40)。実装情報は、部品実装機D30が備える記憶媒体に格納される。
部品実装機D30は、作業者により取り外される(S42)。このとき、取り外した部品実装機D30は、部品実装機C20を取り外すとき(S30)と同様に、台車80に載せられる。
また、部品実装機D30は、架台10から取り外されたため、所定位置に取り付けられていないと判断し、通信方法を有線から無線に自動的に切り替える。この判断の方法は、部品実装装置C20と同様である。
アンテナ24は、部品実装機D30のサーバ7のアンテナ9との間で実装情報を無線通信する(S44)。実装情報は、さらに、部品実装機D30が備える記憶媒体に格納される。このときの電力の供給は部品実装機C20の実装情報の無線通信処理(S32)と同様である。そのため、電力供給に関するここでの説明は省略する。
部品実装機C20は、部品実装機D30が取り付けられていた所定位置に、取り付けられる(S34)。ここで、部品実装機C20が製品Bの生産に必要な実装情報の通信は終了している。また、部品実装機C20は、図5(b)に示すように、架台10の溝18aおよび18bと、部品実装機C20の突起部26aおよび26bが嵌り合った状態で架台上をスライドさせることにより、架台10に取り付けられる。
なお、後続する生産に必要な実装情報の通信が終了していない場合には、それが終了するまで、部品実装機C20は、部品実装機C20が取り付けられた位置にある通信コネクタ17および通信コネクタ37を介する有線通信により実装情報の通信を継続しても良い。ここで、無線通信から有線通信へは、部品実装機C20により取り外しの判断と同様にセンサからの信号に基づいて自動的に切り替えられる。
部品実装機D30は、部品実装機C20が取り付けられていた所定位置に、取り付けられる(S46)。ここで、本図は、部品実装機D30が製品Bの生産に必要な実装情報の通信は、取り付け前に終了していることを示す。また、部品実装機D30は、部品実装機C20の取り付け(S34)と同様に、架台10の溝18aおよび18bと、部品実装機D30の突起部26aおよび26bが嵌り合った状態で架台上をスライドさせることにより、架台10に取り付けられる。
このように、作業者による部品実装機の取り外しおよび取り付けという配列の変更作業と併行して、実装情報は各部品実装機とサーバとの間で通信される。部品実装機がアンテナを備えることにより、このような架台から取り外されている間の実装情報の通信ができる。これにより、取り付けが終了した後に、実装情報を各部品実装機が通信する時間を省くことができる。
また、無線通信より有線通信の方が通信速度が速いような場合、変更前の機種の生産を終了した後に、未だ取り外されていない部品実装機は、有線通信により実装情報を通信することにより、さらに、効率よく部品情報を通信できる。さらに、無線通信と有線通信とは、自動的に切り替わるため作業者は特に意識する必要がなく、作業負担を増加させることはない。
さらに、溝および突起部の嵌め合わせにより、部品実装機は所定位置に誘導されるため、作業者は容易に正確な位置に取り付けることが可能になる。位置決め穴と位置決めピンとの嵌め合わせによっても同様の効果がある。
さらに、正確な所定位置に取り付けられると、電力やエアの供給口、サーバとの通信コネクタは架台と部品実装機とで対向する位置にあるため、これらの接続は終了している。したがって、部品実装機を取り付けた後に、各プラグを接続する手間もなく、部品実装装置の配列を変更するために要する時間を短くすることができる。また、このような部品実装機が接続口のみを備えることにより、すなわち、電線、エアの経路となるパイプ、および通信ケーブルが不要となることによって、これらに対する作業時の配慮も不要となり、作業負担を軽減させることが可能になる。
このように、処理の併行化と作業者の負担軽減により、配列の変更作業は効率的になり、部品実装ユニットの配列を変更するために要する時間を短くすることができる。そのため、配列の変更のために部品実装システムによる生産を停止させる時間を短くすることが可能になる。したがって、生産ラインにおける生産効率を向上させることが可能になる。
以上、本発明の実施の形態に係る部品実装機および部品実装システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、架台および部品実装機は、架台に取り付けた部品実装機をロックする機構を備えても良い。
図6は、所定位置に取り付けられた部品実装機D30を架台10にロックする機構の一例を示す図である。図6(a)は、架台10に取り付けられるロック機構90aと、部品実装機30に取り付けられるロック機構90bとの概観を示す図である。図6(b)は、ロック機構90の拡大図である。
架台10に取り付けられるロック機構90aと、部品実装機30に取り付けられるロック機構90bとが係止されることによって、製品を生産しているときの振動などにより、部品実装機がずれることなどを防止することができ、確実な生産の継続が可能になるとともに、安全性を向上させることが可能になる。
また、例えば、実施の形態では4台の部品実装機が取り付け可能な架台を例に説明したが、架台に取り付け可能な部品実装機の台数はこれに限らない。架台に取り付け可能な部品実装機の台数は何台であってもよい。
例えば、図7は、一変形例に係る部品実装システムの概観を示す図である。本図は、2台の部品実装機が取り付け可能な架台100の例を示す。架台100が備える位置決め穴12aおよび12b、コンセント14、エアソケット16および通信コネクタ17は、実施の形態と同様である。そのため、例えば、実施の形態に係る架台10と、本変形例に係る架台100とで、部品実装機C20および部品実装機D30を共用することができる。
また例えば、電源コネクタ14は、位置決め穴12aおよび12bと同様にテーパ状の穴の奥部に備えられてもよい。また、エアコネクタ16は、位置決め穴12aおよび12bと同様にテーパ状の穴の奥部に備えられてもよい。
これにより、部品実装機の取り付け時に、電源プラグ34はコンセント14に誘導され、また、エアコネクタ16はエアプラグ36に誘導されるため、これらの接続をより確実にすることができる。
また、実施の形態では、部品実装機C20またはD30が備える電池22は、部品実装機C20またはD30が架台10から取り外されている間、アンテナ24に電力を供給することとし、実装情報を格納する記憶媒体と、アンテナ24による無線通信および記憶媒体を制御し、アンテナ24と記憶媒体との間の情報通信を制御する制御部とには、異なる電池によって電力が供給されることとしたが、これらの電池を一つの電池で共用してもよい。これによっても同様の効果は得られる。
本発明は、部品を実装する部品実装ユニットに適用でき、特に、共通の架台に載置される他の部品実装ユニットとの協働により実装基板を生産する部品実装ユニット等に適用できる。
本実施の形態の部品実装システムの一例を模式的に示す図である。 部品実装機の背面を模式的に示す図である。 具体的な部品実装機の一例を示す斜視図である。 生産する機種を製品Aから製品Bに切り替える場合の、配列の変更に関するタイムチャートの一例である。 (a)取り外した部品実装機とその台車の斜視図である。(b)所定位置に取り付けられる部品実装機の正面図である。 所定位置に取り付けられた部品実装機D30を架台10にロックする機構の一例を示す図である。 一変形例に係る部品実装システムの概観を示す図である。 共通の架台に取り付けられる部品実装装置の配列の変更の例を示す図である。
符号の説明
7 サーバ
8 通信回線
9 アンテナ
10 架台
12a、12b 位置決め穴
14 コンセント
16 エアソケット
17 通信コネクタ
18a、18b 溝
20、30 部品実装機
22 電池
24 アンテナ
32a、32b 位置決めピン
34 電源プラグ
36 エアプラグ
37 通信コネクタ

Claims (4)

  1. 架台に着脱自在な部品実装ユニットであって、
    部品の実装に関する実装情報を他の装置と無線通信する無線通信装置と、
    前記無線通信装置に電力を供給する電池とを備える
    ことを特徴とする部品実装ユニット。
  2. さらに、前記架台の所定位置に前記部品実装ユニットを誘導する位置誘導手段と、
    前記架台が備える第1接続口と対向する位置にあり、前記所定位置に部品実装ユニットが取り付けられた場合に前記第1接続口と嵌り合う第2接続口とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装ユニット。
  3. 基板に部品を実装する複数の部品実装ユニットの配列を、生産機種に応じて変更する方法であって、
    前記部品実装ユニットの配列を変更する変更ステップと、
    前記変更ステップと併行して、部品の実装に関する実装情報を他の装置と無線通信する通信ステップとを含む
    ことを特徴とする部品実装装置の配列変更方法。
  4. 架台と、前記架台に着脱自在な複数の部品実装ユニットと、前記複数の部品実装ユニットによる部品の実装に関する実装情報を管理するサーバとを備える部品実装システムであって、
    前記サーバは、
    前記複数の部品実装ユニットと前記実装情報を無線通信する第1無線通信装置を備え、
    前記架台は、
    前記各部品実装ユニットが配置される複数の所定位置に前記各部品実装ユニットを誘導する複数の第1誘導手段を備え、
    前記各部品実装ユニットは、
    前記サーバと前記実装情報を無線通信する第2無線通信装置と、
    前記第2無線通信装置に電力を供給する電池と、
    前記第1誘導手段に適応した形状の第2誘導手段と、
    前記架台が備える第1接続口と対向する位置にあり、前記所定位置に部品実装装置が取り付けられた場合に前記第1接続口と嵌り合う第2接続口とを備える
    ことを特徴とする部品実装システム。
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